JP2009149331A - 梱包容器および梱包方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粉末成形体Mを梱包する容器であって、粉末成形体Mを気密に封入する可撓性の封入容器3と、封入容器3を収容する保持容器4とからなり、保持容器4は、封入容器3の素材よりも強度が高く、その内容積が、封入容器3が膨張したときにおける最大体積よりも小さいものである。梱包容器4を保管したり運搬したりするときに、周囲の温度が上昇して封入容器3内の気体が膨張しても、封入容器3は保持容器4の内容積までしか膨張できないので、封入容器3が破損することを防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
例えば、多管式反応器に使用される触媒等の場合、形状が損なわれたものが含まれている場合には反応器内における気体の流れが不均一になる可能性があるし、また、触媒が吸湿してしまった場合には反応性が低下するなどの問題が生じる可能性がある。
第2発明の梱包容器は、第1発明において、前記封入容器内に収容される、通気性を有する内部容器を備えており、該内部容器内に前記粉末成形体が収容されることを特徴とする。
第3発明の梱包容器は、第2発明において、前記内部容器を複数備えており、各内部容器は、それぞれ秤量された前記粉末成形体が封入されるものであることを特徴とする。
第4発明の梱包容器は、第1、2または3発明において、前記封入容器は、防湿性を有しており、25℃における透湿度が、1.0g/m2・24h以下であることを特徴とする。
第5発明の梱包容器は、第1発明において、前記封入容器が、伸縮性を有することを特徴とする。
第6発明の梱包方法は、粉末成形体を梱包する梱包方法であって、前記粉末成形体を封入容器内に気密に封入し、前記粉末成形体が封入された前記封入容器を、該封入容器の素材よりも強度が高くかつ該封入容器が膨張したときにおける最大体積よりも内容積が小さい保持容器内に収容することを特徴とする。
第7発明の梱包方法は、第6発明において、前記粉末成形体を、通気性を有する内部容器に収容した状態で、前記封入容器内に気密に封入することを特徴とする。
第8発明の梱包方法は、第7発明において、複数の前記内部容器にそれぞれ前記粉末成形体を秤量して封入した後、複数の前記内部容器を前記封入容器内に気密に封入することを特徴とする。
第9発明の梱包方法は、第6発明において、前記封入容器内に乾燥気体を流しながら、該封入容器内に前記内部容器を気密に封入することを特徴とする。
第10発明の梱包方法は、第6、7、8または9発明において、前記封入容器として、25℃における透湿度が、1.0g/m2・24h以下となるように形成された防湿性の容器を使用することを特徴とする。
第2発明によれば、梱包容器を保管したり運搬したりするときに、周囲の温度が上昇して内部容器内の気体が膨張しても、内部容器の通気性によって気体は封入容器内に排出されるので、内部容器が破損することを防ぐことができる。
第3発明によれば、内部容器に収容されている粉末成形体は秤量済みであるので、使用時に再度秤量する手間を省くことができる。そして、内部容器が破損することがないので、秤量した状態の粉末成形体を内部容器内に維持したまま確実に保管運搬等を行うことができる。
第4発明によれば、透湿度の低さによって、吸湿性を有する粉末成形体であっても長期間の保存に適用することができ、温度や湿度が比較的高い場所での保存に適用することができる。
第5発明によれば、封入容器内の気体が膨張していない状態では、封入容器の体積が小さく収縮するから嵩張らない。そして、膨張した状態に比べてコンパクトな状態で封入容器を保持容器内に収容することができる。
第6発明によれば、梱包容器を保管したり運搬したりするときに、周囲の温度が上昇して封入容器内の気体が膨張しても、封入容器は保持容器の内容積までしか膨張できないので、封入容器が破損することを防ぐことができる。
第7発明によれば、梱包容器を保管したり運搬したりするときに、周囲の温度が上昇して内部容器内の気体が膨張しても、内部容器の通気性によって気体は封入容器内に排出されるので、内部容器が破損することを防ぐことができる。
第8発明によれば、内部容器に収容されている粉末成形体は秤量済みであるので、使用時に再度秤量する手間を省くことができる。そして、内部容器が破損することがないので、内部容器に粉末成形体を秤量した状態を維持したまま確実に保管運搬等を行うことができる。
第9発明によれば、封入容器内の湿度を低下させることができるので、吸湿性を有する粉末成形体でも、長期間保存することができる。
第10発明によれば、透湿度の低さによって、吸湿性を有する粉末成形体であっても長期間の保存に適用することができ、温度や湿度が比較的高い場所での保存に適用することができる。
図1は(A)は本実施形態の梱包用器1の概略説明図であり、(B)は封入容器3が膨張している状況の概略説明図である。図2は(A)は本実施形態の梱包用器1における封入容器3として、伸縮性を有する容器を使用した場合の概略説明図であり、(B)は本実施形態の梱包用器1の運搬または保管状況の概略説明図であり、(C)は封入される粉末成形体Mの概略説明図である。
つまり、内部容器2は通気性を有しつつ、粉末成形体Mが外部に漏れないように形成されているのである。
封入容器3は、例えば、ビニール袋等であり、気密性と可撓性を有する素材によって形成されたものである。この封入容器3は、一つまたは複数の内部容器2をその内部に収容でき、しかも、その表面に撓んだ部分、例えば、ひだ状になった皺などが形成される程度の大きさを有しているが、その理由は後述する。
保持容器4は、蓋4aと本体部4bとからなる容器であって、前記封入容器3をその内部に収容するためのものである。この保持容器4は、前記封入容器3の素材よりも強度が高い容器である。つまり、保持容器4は、前記封入容器3の素材よりも強度が高い素材、例えば、金属やプラスチックス等の素材によって形成された剛性の高い容器である。例えば、保持容器4は、金属やプラスチックス等によって形成されたペール缶などの容器である。
そして、保持容器4は、その蓋4aをその本体部4bに取り付けたときの内容積が、前記封入容器3が破れる直前まで膨張したときにおける体積(以下、破裂限界体積という)よりも小さくなるように形成されている。
さらになお、保持容器4の蓋4aの内面と本体部4bの内底面にエアクッション4cを設けておけば、封入容器3および内部容器2を介して、間接的に粉末成形体Mと保持容器4とが擦れたり衝突したりしても、粉末成形体Mが摩耗や衝撃等により損傷する可能性を低くできる。すると、保管運搬において、粉末成形体Mの変質や劣化だけでなく、粉末成形体Mが破損したり形状が変化したりすることも防ぐことができるので、好適である。
例えば、粉末成形体Mが多管式反応器に使用される触媒等の場合、反応器に設けられている複数の反応管にそれぞれ決まった量の粉末成形体Mを投入する必要がある。かかる場合において、内部容器2に封入する粉末成形体Mの重量を、各反応管に投入する粉末成形体Mの重量と一致させておく。すると、内部容器2内の粉末成形体Mを全て各反応管に投入すれば、所定の量の粉末成形体Mを各反応管に投入できる。つまり、各反応管に対して粉末成形体Mを投入するときに、粉末成形体Mを秤量する作業が不要となるので、粉末成形体Mの投入作業を短くすることができる。
しかし、本実施形態の梱包容器1では、封入容器3が、該封入容器3の素材よりも強度が高い保持容器4内に収容されており、しかも、保持容器4はその内容積が破裂限界体積よりも小さい。したがって、封入容器3は、撓んでいた部分が膨らんで保持容器4の内容積まで膨張すると、周囲の温度がどれだけ上昇してもそれ以上に膨張することができない。つまり、封入容器3は、破裂限界体積まで膨張できないから、破損しない。
一方、封入容器3内の気体の圧力は保持容器4によって支持されるが、保持容器4は剛性の高い容器である。そして、保持容器4は、梱包容器1の保管運搬中における周囲の温度の上昇に起因して封入容器3内の気圧が上昇しても、その程度の気圧では破損しない強度を有するように形成されている。
このため、粉末成形体Mを収容した梱包容器1の保管運搬中に周囲の温度が上昇しても、封入容器3および保持容器4は破損しない。すると、周囲の温度が上昇しても、粉末成形体Mを封入容器3および保持容器4の内部を気密に保持でき、粉末成形体Mが外気と接触することを防ぐことができるから、温度や湿度が比較的高い場所でも粉末成形体Mを保管運搬等することができる。
したがって、本実施形態の梱包容器1は、封入容器3内に複数の内部容器2を収容した状態で保管運搬する場合においても、各内部容器2に粉末成形体Mを秤量した状態を維持したまま、確実に粉末成形体Mを保管運搬等することができる。
かかる場合において、封入容器3の防湿性は、内部容器2内の湿度をある程度の期間低く保つことができ、内部容器2内の粉末成形体Mの変質や劣化を抑えることができるようになっていればよい。例えば、粉末成形体Mがメタクリル酸製造用触媒である場合には、25℃における透湿度が、1.0g/m2・24h以下となるように形成されていれば、メタクリル酸製造用触媒を、例えば、1年以上の長期間保存することも可能となるし、温度や湿度が比較的高い場所でも保存することが可能となる。
例えば、梱包容器1が、その上面における外周縁にのみ荷重が加わるように積み重ねられる場合であれば、最下層に位置する保持容器4の本体部4bの上端縁に加わる静荷重に対して、本体部4bが潰れたりしない程度の強度を有していることが好ましい。具体的には、粉末成形体Mを収容した梱包容器1の重量が約50Kg、パレットPが約30Kgであって、図2(B)のように梱包容器1が4段積み重ねられる場合であれば、保持容器4の本体部4bの上端縁に加わる静荷重に対する強度が50Kg/m以上であることが好ましい。つまり、保持容器4の本体部4bは、その上端縁に対して単位長さあたり50Kg程度かそれ以下の静荷重が加わっても、潰れたりしない程度の強度を有していることが好ましい。
まず、複数の内部容器2内に、粉末成形体Mを秤量して充填し封をする。
内部容器2はもともと通気性を有しているので、粉末成形体Mが漏れないように封をすればよいのであるが、例えば、内部容器2が複数の貫通孔を有するビニール袋等の樹脂製の容器であれば、封をヒートシールによって行えば、連続的に作業を行うことができるから、作業性が向上する。
なお、封入容器3にビニール袋等の樹脂製の容器を使用する場合には、封をヒートシールによって行えば、容易かつ確実に気密性の高い封を行うことができる。また、封をヒートシールによって行えば、内部容器2の場合と同様に、連続的に作業を行うことができ作業性が向上するので、好適である。
そこで、内部容器2を封入容器3内に入れるときに、封入容器3内に乾燥気体を流しながら作業を行うことが好ましい。すると、封入容器3内の湿度を低下させることができるので、吸湿性を有する粉末成形体Mが長期間保存することができ、保存中において粉末成形体Mが吸湿して変質劣化することをより確実に防ぐことができる。
封入容器3が伸縮性を有する容器の場合には、封入容器3内の気体が膨張したときに容器自体が伸張するので、内部容器2をその内部に収容した状態において、その表面に撓んだ部分ができる大きさのものを使用しなくてもよくなる(図2(A)参照)。すると、封入容器3内の気体が膨張していない状態では、封入容器3の体積が小さく収縮しており嵩張らないので、膨張した状態に比べてコンパクトな状態で封入容器3を保持容器4内に収容することができる。
2 内部容器
3 封入容器
4 保持容器
M 粉末成形体
Claims (10)
- 粉末成形体を梱包する容器であって、
前記粉末成形体を気密に封入する可撓性の封入容器と、
該封入容器を収容する保持容器とからなり、
該保持容器は、
前記封入容器の素材よりも強度が高く、
その内容積が、前記封入容器が膨張したときにおける最大体積よりも小さいものである
ことを特徴とする梱包容器。 - 前記封入容器内に収容される、通気性を有する内部容器を備えており、
該内部容器内に前記粉末成形体が収容される
ことを特徴とする請求項1記載の梱包容器。 - 前記内部容器を複数備えており、
各内部容器は、
それぞれ秤量された前記粉末成形体が封入されるものである
ことを特徴とする請求項2記載の梱包容器。 - 前記封入容器は、防湿性を有しており、
25℃における透湿度が、1.0g/m2・24h以下である
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の梱包容器。 - 前記封入容器が、伸縮性を有する
ことを特徴とする請求項1記載の梱包容器。 - 粉末成形体を梱包する梱包方法であって、
前記粉末成形体を封入容器内に気密に封入し、
前記粉末成形体が封入された前記封入容器を、該封入容器の素材よりも強度が高くかつ該封入容器が膨張したときにおける最大体積よりも内容積が小さい保持容器内に収容する
ことを特徴とする梱包容器。 - 前記粉末成形体を、通気性を有する内部容器に収容した状態で、前記封入容器内に気密に封入する
ことを特徴とする請求項6記載の梱包容器。 - 複数の前記内部容器にそれぞれ前記粉末成形体を秤量して封入した後、複数の前記内部容器を前記封入容器内に気密に封入する
ことを特徴とする請求項7記載の梱包容器。 - 前記封入容器内に乾燥気体を流しながら、該封入容器内に前記内部容器を気密に封入する
ことを特徴とする請求項6記載の梱包容器。 - 前記封入容器として、25℃における透湿度が、1.0g/m2・24h以下となるように形成された防湿性の容器を使用する
ことを特徴とする請求項6、7、8または9記載の梱包容器。
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| JPH0680188A (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-22 | Kirin Brewery Co Ltd | 耐圧性にすぐれたフレキシブルな複合容器 |
| JP2003010695A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-14 | Sumitomo Chem Co Ltd | メタクリル酸製造用触媒の保存方法 |
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