JP2009178256A - クレーンゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャッチャーレールを水平方向に旋回させる構成において、キャッチャー部を筐体外周に沿う範囲まで搬送できるようにすると共に、製造のばらつきや設計変更などに対しても対応することができるようにする。
【解決手段】キャッチャー部を懸垂して水平方向に搬送するためのキャッチャーレール36と、筐体の天井40に取り付けられた回転軸によってキャッチャーレールの一方の端部近傍を基点にして水平方向に旋回させるための回転軸機構部と、筐体の天井40に取り付けられた案内レール39と、キャッチャーレール36の他方の端部近傍に設けられ、案内レール39に沿って移動することでキャッチャーレール36を旋回させる駆動機構とを設ける。回転軸機構部は、可動範囲調整レール78とローラ81により、駆動機構によるキャッチャーレール36の旋回によって、回転軸と案内レール39との距離が変化するのに伴って、キャッチャーレール36を長手方向に移動させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、景品を把持する機構が設けられたキャッチャー部をレールによって搬送するクレームゲーム機に関する。
一般に、クレーンゲーム機では、景品を把持する機構が設けられたキャッチャー部を、筐体の天井近傍に設けられたキャッチャーレールに懸垂し、プレイヤからの指示に応じてレールを搬送させることでプレイヤが要求する位置まで移動可能としている。筐体の外形が円形をしている円形型クレーンゲーム機では、キャッチャーレールの一方の端部を基点にして、円弧状の軌跡を描くようにキャッチャーレールを水平に旋回可能にしている。そして、キャッチャーレールにおいてキャッチャー部を半径方向に移動させることで、プレイヤが要求する位置まで到達させることができる
一般に、円形型クレームゲーム機では、筐体の中心に筐体構造物を支えるための柱が設けられている。このため、キャッチャーレールを水平方向に旋回させる基点を、その柱を避けるように若干外側にずらした位置に設けている。その結果、筐体中心から外周面までの距離と、キャッチャーレールの基点からレール端部までの距離が異なることになり、キャッチャー部を筐体の外周面と並行した円弧状の軌跡に沿って移動させることができない。すなわち、キャッチャー部の移動範囲が制限されることになり、筐体内全体に景品台を設けて景品を載置できるようにしても、キャッチャー部が届かない範囲が発生してしまう。
こうした、クレーンの運動範囲の制限に対して、クレーン機構の死角範囲をなくしてゲーム空間で適切な運動を行うようにした景品掴み取りゲーム機が考えられている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された景品掴み取りゲーム機では、内側曲線案内レールと外側曲線案内レールとを設け、この2つのレールの間にクレーン機構を半径方向に移動させる半径方向案内レールを配置し、半径方向案内レールを周方向に移動させるように構成している。これにより、水平面内での半径方向案内レールの旋回運動と半径方向案内レールによる半径方向の運動により合成運動により、クレーン機構の死角範囲をなくすようにしている。
実開平5−29584号公報
特許文献1に記載された従来の景品掴み取りゲーム機では、内側曲線案内レールと外側曲線案内レールとを設けて、この2つのレールによって半径方向案内レールを周方向に移動させるように構成していた。従って、半径方向案内レールの両端部において、半径が異なる内側曲線案内レールと外側曲線案内レールのそれぞれに対して、共通軸心を外れないように異なるピッチで搬送させる機構が必要となっていた。すなわち、精度の高い複雑な機構が必要であり、また製造時のばらつき等の影響により故障の可能性が高くなってしまう。
また、従来の景品掴み取りゲーム機では、設計変更などにより僅かでもキャッチャー部の到達範囲を広くする場合には、内側曲線案内レールと外側曲線案内レールとが配置される間隔を広くし、それに伴って半径方向案内レールを新たなサイズで構成しなければならないため、柔軟に対応することができなかった。
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、キャッチャーレールを水平方向に旋回させる構成において、キャッチャー部を筐体外周に沿う範囲まで搬送できるようにすると共に、製造のばらつきや設計変更などに対しても対応することが可能なクレーンゲーム機を提供することにある。
本発明は、景品を把持する機構が設けられたキャッチャー部と、前記キャッチャー部を懸垂して水平方向に搬送するためのキャッチャーレールと、筐体の天井に取り付けられた回転軸によって前記キャッチャーレールの一方の端部近傍を基点にして水平方向に旋回させるための回転軸機構部と、前記筐体の天井に取り付けられた前記キャッチャーレールの旋回範囲を規定する案内レールと、前記キャッチャーレールの他方の端部近傍に設けられ、前記案内レールに沿って移動することで前記キャッチャーレールを旋回させる駆動機構とを具備し、前記回転軸機構部は、前記駆動機構による前記キャッチャーレールの旋回によって、前記回転軸と前記案内レールの前記駆動機構の位置との距離が変化するのに伴って、前記キャッチャーレールを前記キャッチャーレールの長手方向に移動させる搬送機構が設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、キャッチャー部を懸垂して水平方向に搬送するためのキャッチャーレール自体を、キャッチャーレールの長手方向に移動させる搬送機構が設けられているので、キャッチャーレールの旋回に伴って、キャッチャーレールを旋回させるための回転軸と案内レールを移動する駆動機構までの距離が変化しても、キャッチャーレールを案内レールに追随するように摺動させることができる。このため、筐体外周に沿って案内レールを配設することで、キャッチャー部を筐体外周に沿う範囲にまで到達させることができる。また、キャッチャーレールが案内レールに追随するように移動可能であるので、製造のばらつきにより案内レールの配設位置に変動があったり、キャッチャーレールを移動可能な範囲内での設計変更などに対しても、機構全体の設計変更をすることなく柔軟に対応することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるクレーンゲーム機10の構成を示すブロック図である。図1に示すクレーンゲーム機10は、底面部が例えば四分円形(中心角を90°とする扇形)のゲームフィールドが設けられた4つのターミナルが連結して構成された例を示している。本実施形態におけるクレーンゲーム機10では、図1に示すように、4つのターミナルのゲームフィールドを連続した状態としても良いし、ターミナル単位で後述するパネルによって間仕切り個室化するとが可能となっている。
なお、2つのターミナルを連結して半円形のゲームフィールドが形成されていても良いし、半円形のゲームフィールドが形成されたクレーンゲーム機10に、例えば長方形等の他の形状のゲームフィールドが形成されたターミナル(クレーンゲーム機)が連結された構成とすることもできる。
図1に示すクレーンゲーム機10において、下部筐体12には、ターミナル毎に景品取出口20が設けられている。景品取出口20は、ゲームフィールド内に設けられた景品落とし口32と連通しており、景品落とし口32に落とされた景品を取得することができる。下部筐体12の上面部には、遊戯者によって操作がされるコンパネ部21が設けられている。コンパネ部21には、ジョイスティック22、ボタン23、コイン投入口24、スピーカ等が設けられている。コンパネ部21は、4つのターミナルのそれぞれに設けられている。
上部筐体14では、アクリル板などによる透明板15によってゲームフィールドと外部とを区分している。透明板15内のゲームフィールドには、景品フロア30、キャッチャー部31、景品落とし口32等が設けられている。
本実施形態におけるクレーンゲーム機10には、ゲームフィールド内において、例えば3段の景品フロア30が設けられている。各段の景品フロア30は、それぞれゲームフィールドの底面の形状と相似形(四分円形(扇形))の上面を有している。
図2は、本実施形態における1つのターミナルにおけるキャッチャー部31の移動範囲を説明するための図である。
図2は、筐体の水平断面の形状を示している。図2に示すように、1つのターミナルにおける筐体の水平断面の形状、すなわちゲームフィールドの底部に設けられる景品フロア30や天井の形状は四分円形(扇形)をしている。
4つのターミナルを組み合わせて円形型クレームゲーム機を構成できるようにした場合、通常、筐体の中心に筐体構造物を支えるための柱が設けられる。このため、各ターミナルでは、キャッチャーレールを水平方向に旋回させる基点となるキャッチャー回転軸位置33を、図2に示すように、その柱(扇形の中心角をなす頂点の位置)を避けるように若干にずらした位置に設けられる。
キャッチャー回転軸位置33が扇形の中心角をなす頂点からずれている場合、長さが固定のキャッチャーレールの一方の端部をキャッチャー回転軸位置33を基点に旋回させると、図2中の破線Aに示す範囲がキャッチャー部31の到達範囲となる。この場合、キャッチャーレールの長さをキャッチャー回転軸位置33から扇形の弧の中央までに合わせると、弧の両端近傍ではキャッチャー部31が到達しない範囲が発生する。
本実施形態におけるクレーンゲーム機10では、キャッチャー回転軸位置33の位置を変えずに、図2中の実線Bに示すように、弧の中央だけでなく弧の両端近傍を含めてキャッチャー部31が到達できるようにする。
図3は、本実施形態におけるクレーンゲーム機10に設けられたキャッチャー部31を搬送するための機構の概略を示している。図3は、筐体内部から天井をみた図である。
図3に示すように、筐体の天井は、四分円形(扇型)に形成されており、4つのターミナルを扇形の中心角をなす頂点を一致させるように組み合わせることで、円形型のクレーンゲーム機を構成することができるようにしている。
四分円形(扇型)の頂点近傍にキャッチャー回転軸位置33が設けられる。キャッチャー回転軸位置33には、回転軸機構部35が装着される。
回転軸機構部35は、筐体の天井に取り付けられた回転軸によって、キャッチャーレールの一方の端部近傍を基点にして水平方向に旋回させる。回転軸機構部35には、キャッチャー部31を半径方向に移動させるためのキャッチャーレール36が水平方向に旋回できるように設けられる。キャッチャーレール36には、キャッチャー昇降機構37が長手方向(半径方向)に摺動可能となるように装着されている。キャッチャー昇降機構37は、キャッチャー部31を懸垂して、キャッチャー部31の先端部に設けられた把持アームを含む把持機構を昇降させる。
キャッチャーレール36は、回転軸機構部35によって、図3Aに示す位置から図3Cに示す位置まで水平に旋回される。キャッチャーレール36の端部近傍には駆動機構38が設けられる。駆動機構38は、筐体の天井に設けられた駆動機構案内レール39に沿って周方向に移動することで、キャッチャーレール36を水平方向に旋回させる。駆動機構案内レール39は、キャッチャーレールの旋回範囲を規定するもので、筐体の外周部(透明板15)と近接して並行に設けられている。すなわち、駆動機構案内レール39は、キャッチャーレール36を搬送されるキャッチャー部31が、弧の両端部を含めて透明板15の近傍まで到達するように配設されている。従って、図2中のBに示すように、キャッチャー回転軸位置33から駆動機構案内レール39までの距離は、キャッチャーレール36の旋回位置によって異なっており、弧の中央が最も短く、弧の両端が最も長くなっている。
本実施形態におけるクレーンゲーム機10では、駆動機構38によってキャッチャーレール36が駆動機構案内レール39に沿って旋回される位置に応じて、キャッチャーレール36(駆動機構38)が駆動機構案内レール39に追随するように、回転軸機構部35によりキャッチャーレール36を長手方向に移動させる。すなわち、弧の両端においてキャッチャー回転軸位置33と駆動機構案内レール39までの距離が最も長くなるので、図3中A,Cに示す旋回位置において、キャッチャーレール36を駆動機構案内レール39の方向に移動させる距離が最も長くなる。回転軸機構部35の詳細については図5及び図6を参照しながら説明する。
図4は、駆動機構38の詳細な構成を示す図である。図4(a)は駆動機構38の周辺を筐体天井側から見た上面図、図4(b)は側面図、図4(c)は駆動機構案内レール39の内側から見た正面図、図4(d)は駆動機構案内レール39の外側から見た正面図である。
駆動機構案内レール39は、図4(b)に示すように、断面がコ字型をしており、凹部側をキャッチャー回転軸位置33側を向くようにして上辺が筐体の天井40に取り付けられている。
駆動機構38は、駆動機構基台42に対して、以下に説明する各種の部品が装着されている。外側レール挟持用ローラ50は、駆動機構案内レール39の外周側に対して圧接し、内側レベル挟持用ローラ51,52は、駆動機構案内レール39の内周側から圧接する。外側レール挟持用ローラ50と内側レベル挟持用ローラ51,52によって駆動機構案内レール39を挟むことで、駆動機構38を駆動機構案内レール39に沿って安定して移動可能にする。移動車輪53は、駆動機構案内レール39の下辺上部において周方向に回転するよう設けられており、駆動機構38を駆動機構案内レール39の上で支持する。
駆動ローラ56は、駆動機構案内レール39の下辺上部で回転することで、駆動機構38を駆動機構案内レール39に沿って周方向に移動させる。駆動ローラ56は、モータシャフト57を介してモータ58に連結されており、モータ58の動力が伝達される。モータシャフト57は、駆動機構基台42上に設けられたシャフト支持部材60によって支持される。
ローラ61は、駆動機構基台42の下部に設けられており、キャッチャーレール36の上で駆動機構38を支持する。
駆動機構38は、図4(b)(c)に示すように、連結軸65及び連結軸結合部材67を介して、キャッチャーレール36と結合される。連結軸65は、駆動機構38に対して、キャッチャーレール36を水平方向に回動可能にする。駆動機構38は、外側レール挟持用ローラ50と内側レベル挟持用ローラ51,52によって駆動機構案内レール39を挟持している。このため、モータ58(モータシャフト57)の軸は、キャッチャーレール36の旋回位置が何れにあっても、駆動機構案内レール39の接触面に対してほぼ垂直になる。一方、透明板15と並行に配設された駆動機構案内レール39が描く弧の中心位置と、キャッチャーレール36を旋回させるキャッチャー回転軸位置33とがずれているため、キャッチャーレール36の長手方向の軸は、駆動機構案内レール39の中央部(図3中のB位置)を外れた旋回位置では駆動機構案内レール39の接触面に対して垂直とならない。駆動機構38とキャッチャーレール36とを連結軸65を介して結合することで、駆動機構案内レール39に対するキャッチャーレール36の角度の変化を許容するすることができる。
駆動ローラ56は、図4(c)に示すように、駆動機構案内レール39の下辺上部において圧接した状態となっており、モータ58の回転に伴って、駆動機構38を駆動機構案内レール39に沿って移動させると共に、駆動機構38と連結軸65を介して結合されたキャッチャーレール36を水平方向に旋回させる。
図5は、回転軸機構部35の周辺の詳細な構成を示す図である。図5(a)は、回転軸機構部35を筐体の天井40に回転可能に取り付けるキャッチャー回転軸72の平面図、図5(b)は、回転軸機構部35の下部に配置されたキャッチャー昇降機構37をキャッチャーレール36において搬送するための搬送機構を示す平面図、図5(c)は、回転軸機構部35及び搬送機構の側面を一部断面により示す図である。
図5(a)に示すように、筐体の天井40に回転軸保持部材70が取り付けられ、この回転軸保持部材70を介してキャッチャー回転軸72が取り付けられている。キャッチャー回転軸72の下部には、図5(c)に示すように、回転軸連結部材74が水平方向に回転可能となるように取り付けられている。回転軸連結部材74には、連結部材76を介して、キャッチャー回転軸72の軸方向と直行する回転軸をもつレール連結軸75が取り付けられている。回転軸機構部35では、キャッチャー回転軸72によりキャッチャーレール36の水平方向への旋回を可能とし、またレール連結軸75によってキャッチャーレール36の垂直方向への変動があったとしても追随することができる。
レール連結軸75には、ローラ連結部材80を介して、可動範囲調整レール78内を回転する複数のローラ81が連結されている。すなわち、ローラ81とキャッチャー回転軸72とは、回転軸連結部材74、レール連結軸75、及びローラ連結部材80とを含む連結部材によって連結されていることになる。
可動範囲調整レール78は、キャッチャーレール36の長手方向に沿って固定されており、ローラ81によって懸架されている。従って、可動範囲調整レール78内を、図5(c)中に示す矢印方向にローラ81が回転することで、可動範囲調整レール78と固定されたキャッチャーレール36を長手方向に移動させることができる。なお、可動範囲調整レール78は、少なくとも、キャッチャー回転軸位置33から駆動機構案内レール39までの最長距離と最短距離との差を超える長さが設けられているものとする。
キャッチャーレール36の端部には、キャッチャー搬送モータ85が設置されている。キャッチャー搬送モータ85の回転軸には、キャッチャー搬送ベルト86が、キャッチャーレール36の他方の端部に設けられたプーリ90との間で巻張される。
キャッチャーレール36の内側には、図5(b)に示すように、キャッチャー搬送ローラ88を回転させて、キャッチャー搬送ローラ88が取り付けられたキャッチャー搬送機構連結部材89を搬送させることができる搬送路が形成されている。キャッチャー搬送機構連結部材89の向かい合う2辺において、それぞれ2つのキャッチャー搬送ローラ88が取り付けられている。
キャッチャー搬送機構連結部材89は、図示せぬ部材を介してキャッチャー搬送ベルト86と係合されており、キャッチャー搬送モータ85の回転に伴ってキャッチャー搬送ベルト86が搬送されることにより、キャッチャーレール36の長手方向に移動される。
図6は、キャッチャーレール36の旋回位置に応じた回転軸機構部35の状態を説明するための図である。
図6(a)は、キャッチャー回転軸位置33と駆動機構案内レール39との距離が最も短くなる位置(図3中のBに示す位置)にキャッチャーレール36がある場合の回転軸機構部35の状態を示し、図6(b)は、キャッチャー回転軸位置33と駆動機構案内レール39との距離が最も長くなる位置(図3中のA,Cに示す位置)にキャッチャーレール36がある場合の回転軸機構部35の状態を示している。
本実施形態における回転軸機構部35は、可動範囲調整レール78及びローラ81によって、キャッチャーレール36を長手方向に摺動させることができる。従って、駆動機構38によりキャッチャー回転軸位置33と駆動機構案内レール39との距離が短くなる位置にキャッチャーレール36が旋回されると、図6(a)に示すように、キャッチャーレール36をキャッチャー回転軸72が設けられた位置方向に移動させるように、ローラ81が可動範囲調整レール78において回転される。
一方、駆動機構38によりキャッチャー回転軸位置33と駆動機構案内レール39との距離が長くなる位置にキャッチャーレール36が旋回されると、図6(b)に示すように、キャッチャーレール36を透明板15の方向に移動させるように、ローラ81が可動範囲調整レール78において回転される。
すなわち、可動範囲調整レール78とローラ81によってキャッチャーレール36が長手方向に摺動可能となっているので、キャッチャーレール36の旋回に伴って、駆動機構38がある駆動機構案内レール39の位置とキャッチャー回転軸位置33との距離の変化に応じてキャッチャーレール36が移動される。
このようにして、本実施形態におけるクレーンゲーム機10では、キャッチャーレール36の端部に設けられた駆動機構38によって駆動機構案内レール39に沿ってキャッチャーレール36を旋回させることによって、キャッチャー回転軸位置33と駆動機構38が位置している駆動機構案内レール39までの距離が変化しても、可動範囲調整レール78とローラ81により、駆動機構案内レール39に追随するようにキャッチャーレール36を長手方向に摺動させることができる。従って、駆動機構案内レール39を透明板15の端部にまで並行に設けることで、透明板15の端部まで駆動機構案内レール39によりキャッチャー部31を搬送させることができる。
また、本実施形態の回転軸機構部35に設けられた機構は、可動範囲調整レール78の長さの範囲でキャッチャーレール36を長手方向に移動させることができるので、製造時のばらつきにより駆動機構案内レール39の取り付け位置がクレーンゲーム機毎に異なっていたとしても、キャッチャーレール36の長さや回転軸機構部35などの調整などをすることなく対応することができる。
同様に、クレーンゲーム機10に対して設計変更などがあり、例えば、景品台を広くするためにキャッチャー回転軸位置33から駆動機構案内レール39までの距離が長くなったとしても、可動範囲調整レール78の長さの範囲内であれば対応することができる。
なお、前述した説明では、4つのターミナルを組み合わせて円形型クレーンゲーム機を構成するために、1つのターミナルについてはその断面を四分円形(中心角を90°とする扇形)としているが、中心角が90°以外の扇形とすることも可能である。本実施形態における回転軸機構部35であれば、駆動機構案内レール39の配置に合わせてキャッチャーレール36を旋回させることができる。
また、クレーンゲーム機1の筐体外形状の曲線部分が円弧に限るものではない。本実施形態における回転軸機構部35では、キャッチャーレール36を駆動機構案内レール39の位置に追随させることができるので、例えば曲線部分が楕円曲線などであっても、この楕円曲線と並行に配設された駆動機構案内レール39に合わせてキャッチャーレール36を旋回させて、キャッチャー部31を到達させることができる。このように、筐体外形状の曲線部分が円弧に限らないので、景品台(ゲームフィールド)の形状に、より変化を持たせることができる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本実施形態におけるクレーンゲーム機10の構成を示すブロック図。 本実施形態における1つのターミナルにおけるキャッチャー部31の移動範囲を説明するための図。 本実施形態におけるクレーンゲーム機10に設けられたキャッチャー部31を搬送するための機構の概略を示す図。 駆動機構38の詳細な構成を示す図。 回転軸機構部35の周辺の詳細な構成を示す図。 キャッチャーレール36の旋回位置に応じた回転軸機構部35の状態を説明するための図。
符号の説明
10…クレーンゲーム機、12…下部筐体、14…上部筐体、20…景品取出口、21…コンパネ部、22…ジョイスティック、23…ボタン、24…コイン投入口、30,30a,30b,30c…景品フロア、31…キャッチャー部、32…景品落とし口、33…キャッチャー回転軸位置、35…回転軸機構部、36…キャッチャーレール、37…キャッチャー昇降機構、38…駆動機構、39…駆動機構案内レール、40…天井、42…駆動機構基台、50…外側レール挟持用ローラ、51,52…内側レベル挟持用ローラ、53,54…移動車輪、56…駆動ローラ、57…モータシャフト、58…モータ、60…シャフト支持部材、61,62…ローラ、64,67…連結軸結合部材、65…連結軸、70…回転軸保持部材、72…キャッチャー回転軸、74…回転軸連結部材、75…レール連結軸、76…連結部材、78…可動範囲調整レール、80…ローラ連結部材、81…ローラ、85…キャッチャー搬送モータ、86…キャッチャー搬送ベルト、88…キャッチャー搬送ローラ、89…キャッチャー搬送機構連結部材。

Claims (3)

  1. 景品を把持する機構が設けられたキャッチャー部と、
    前記キャッチャー部を懸垂して水平方向に搬送するためのキャッチャーレールと、
    筐体の天井に取り付けられた回転軸によって前記キャッチャーレールの一方の端部近傍を基点にして水平方向に旋回させるための回転軸機構部と、
    前記筐体の天井に取り付けられた前記キャッチャーレールの旋回範囲を規定する案内レールと、
    前記キャッチャーレールの他方の端部近傍に設けられ、前記案内レールに沿って移動することで前記キャッチャーレールを旋回させる駆動機構とを具備し、
    前記回転軸機構部は、前記駆動機構による前記キャッチャーレールの旋回によって、前記回転軸と前記案内レールの前記駆動機構の位置との距離が変化するのに伴って、前記キャッチャーレールを前記キャッチャーレールの長手方向に移動させる搬送機構が設けられたことを特徴とするクレーンゲーム機。
  2. 前記回転軸機構部に設けられた搬送機構は、
    前記キャッチャーレールの長手方向に固定された可動範囲調整レールと、
    前記可動範囲調整レール内を回転するローラと、
    前記ローラと前記回転軸とを連結する連結部材とを含むことを特徴とする請求項1記載のクレーンゲーム機。
  3. 筐体の水平断面の形状を扇形とし、前記回転軸を前記扇形の中心角近傍に配設し、前記案内レールを前記扇形の弧の近傍に並行に配設することを特徴とする請求項1記載のクレーンゲーム機。
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JP2005080941A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Taito Corp クレーンゲーム機

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