JP2009191794A - ハイブリッド排気タービン過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができるハイブリッド排気タービン過給機を提供すること。
【解決手段】コンプレッサ部5の上流側に、内燃機関の吸気系統に接続され、かつ前記コンプレッサ部5を介してケーシング6に支持された消音器16が設けられており、この消音器16の中央部に、その内部に凹所18aを有するシェルハウジング18が設けられているとともに、前記凹所18a内に、発電機19が収容されているハイブリッド排気タービン過給機1であって、前記シェルハウジング18aの底部に、前記発電機19内に配置された軸受を潤滑し、前記発電機19内から滴下してきた潤滑油を貯溜する油溜まり23が形成されており、この油溜まり23に溜まった潤滑油は、油溜まり23と連通する潤滑油排出管25を介して、下流側に配置されたオイルタンクに、重力によって戻されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド排気タービン過給機、特に、舶用内燃機関や陸上発電機用内燃機関等に装着されるハイブリッド排気タービン過給機に関するものである。
このようなハイブリッド排気タービン過給機としては、その回転軸が、過給機のタービンおよびコンプレッサの回転軸に連結された発電機を具備したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−056790号公報
さて、このような構成を有するハイブリッド排気タービン過給機では、コンパクトな上に高速回転する(約1万r.p.m.で回転する)発電機の回転軸を軸受け支持する軸受(例えば、滑り軸受)に多量の潤滑油を供給する必要がある。しかしながら、軸受を潤滑した油を重力によって落下させる空間を、発電機の寸法を拡大することなくその内部に設けることは困難である。そのため、軸受に多量の潤滑油を供給することができる潤滑油循環ポンプと、潤滑後の潤滑油を吸引してオイルタンクに戻す潤滑油吸引ポンプとを備えなければならず、製造費および保守点検費が嵩んでしまうといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができるハイブリッド排気タービン過給機を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係るハイブリッド排気タービン過給機は、内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部と、このタービン部により駆動されて前記内燃機関に外気を圧送するコンプレッサ部と、これらタービン部およびコンプレッサ部を支持するケーシングとを有し、前記コンプレッサ部の上流側に、前記内燃機関の吸気系統に接続され、かつ前記コンプレッサ部を介して前記ケーシングに支持された消音器が設けられており、この消音器の中央部に、その内部に凹所を有するシェルハウジングが設けられているとともに、前記凹所内に、発電機が収容されているハイブリッド排気タービン過給機であって、前記シェルハウジングの底部に、前記発電機内に配置された軸受を潤滑し、前記発電機内から滴下してきた潤滑油を貯溜する油溜まりが形成されており、この油溜まりに溜まった潤滑油は、油溜まりと連通する潤滑油排出管を介して、下流側に配置されたオイルタンクに、重力によって戻されるようになっている。
本発明に係るハイブリッド排気タービン過給機によれば、発電機の軸受を潤滑して油溜まりに滴下してきた潤滑油は、潤滑油排出管を通ってオイルタンクに、重力のみによって(自然に)戻されることとなるので、従来必要とされた潤滑油吸引ポンプを不要とすることができ、製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができる。
本発明に係る内燃機関は、製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができるハイブリッド排気タービン過給機を具備しているので、内燃機関全体としての製造費および保守点検費のコストダウンも図ることができる。
本発明によれば、製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができるという効果を有する。
以下、本発明によるハイブリッド排気タービン過給機の一実施形態について、図1から図3を参照しながら説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態に係るハイブリッド排気タービン過給機1は、図示しない内燃機関(例えば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジン等)から導かれた排気ガス(燃焼ガス)2によって駆動されるタービン部3と、このタービン部3により駆動されて前記内燃機関に外気4を圧送するコンプレッサ部5と、これらタービン部3とコンプレッサ部5との間に設けられてこれらを支持するケーシング6と、フレキシブルカップリング21を介して、タービン部3およびコンプレッサ部5の回転軸7に連結された回転軸19aを有する発電機19とを主たる要素として構成されたものである。
ケーシング6には、一端をタービン部3側に突出させ、他端をコンプレッサ部5側に突出させた回転軸7が挿通されている。この回転軸7は、ケーシング6に設けられた軸受8によって、軸線回りに回転可能に支持されている。また、ケーシング6には、図示しないオイルタンク(潤滑油溜め)から軸受8まで潤滑油を供給する潤滑油供給路9が設けられている。
一方、ケーシング6の下端部は、回転軸7の軸線方向においてケーシング6を一点で支持する(回転軸7の軸線方向と直交する方向においては、二点以上で支持する場合もある)脚部6aとなっており、この脚部6aは、床面に設置された基台(図示せず)に固定されるようになっている。すなわち、ハイブリッド排気タービン過給機1の重量は、この脚部6aを介して基台に伝達されるようになっている。
なお、図中の符号Pはパンチング・プレートである。このパンチング・プレートPは、その一端部がタービン部3の下端部に固定されているとともに、その他端部がケーシング6の脚部6aと同様、基台に固定されている。そして、このパンチング・プレートPは、脚部6aのようにハイブリッド排気タービン過給機1の重量を支持することを主たる目的とするものではなく、ハイブリッド排気タービン過給機1が基台に対して動揺(振動)しないようにしながら、ケーシング6の軸線方向の熱膨張を受け止め、熱応力の発生を防止することを主たる目的とするものである。
タービン部3は、前記内燃機関の排気系統に接続されて排気ガス2の少なくとも一部が供給される排気ガス通路10と、この排気ガス通路10内に供給された排気ガス2の流れを受けて回転駆動されるタービン11とを有している。
タービン11は、タービン・ロータ12と、タービン・ノズル13とを備えている。タービン・ロータ12は、回転軸7の一端部に設けられた、円盤状のタービン・ディスク12aと、このタービン・ディスク12aの外周上に取り付けられた、翼型断面を有する複数枚のタービン・ブレード12bとを備えている。
また、タービン・ノズル13は、複数枚のノズル・ガイド・ベーン13aを環状に配置して構成されたものであり、タービン・ブレード12bの上流側に配置されている。
排気ガス通路10は、前記内燃機関の排気系統と接続されてノズル・ガイド・ベーン13aおよびタービン・ブレード12bに排気ガス2を導く供給路10aと、タービン11の半径方向外側に向かって設けられて、タービン11を通過した排気ガス2を系外、もしくは図示しない排気浄化装置、排気ガスボイラ等に導く送出路10bとを有している。
コンプレッサ部5は、回転駆動されることで外気4を径方向外側に送出するコンプレッサ羽根車14と、このコンプレッサ羽根車14の周囲を囲んでコンプレッサ羽根車14が送出した外気4を圧縮する渦巻き室15とを有している。
コンプレッサ羽根車14は、回転軸7の他端部に取り付けられた、略円盤状のハブ14aと、このハブ14aの外表面から半径方向外側に向かって延びるとともに、周方向に沿って環状に設けられた複数枚の羽根14bとを備えている。
コンプレッサ部5の上流側には、前記内燃機関の吸気系統に接続された消音器(サイレンサ)16が隣接配置されており、この消音器16を通過した外気4は、流入路17を介してコンプレッサ羽根車14の羽根14bに導かれるようになっている。また、コンプレッサ部5の下流側には、図示しないインタークーラやサージタンク等が設けられており、渦巻き室15を通過した外気4は、これらインタークーラやサージタンク等を通過した後、前記内燃機関に供給されるようになっている。
消音器16の中央部には、その内部に、ハブ14aの端面に向かって先細となるように形成された凹所18aを有するシェルハウジング18が設けられているとともに、凹所18a内には、(高速誘導)発電機19が収容されている。シェルハウジング18は、流入路17内に設けられた複数枚(例えば、4枚)のサポート20を介してコンプレッサ部5(流入路17を形成する半径方向外側の壁面)に固定されている。そして、シェルハウジング18の外側表面は、流入路17を形成する半径方向内側の壁面を構成している。
発電機19は、その回転軸19aが、前述した回転軸7と同一回転軸線上に位置するように配置されているとともに、この回転軸19aは、ハブ14aを貫通して消音器16の側に突出する回転軸7の一端部先端と、カップリング21を介して連結されている。すなわち、発電機19の回転軸19aは、回転軸7とともに回転するようになっている。
さて、図1に示すように、本実施形態に係るハイブリッド排気タービン過給機1のシェルハウジング18の、頂部(上部)奥側(図1において右側)および正面(図1において左側の端面)上部にはそれぞれ、凹所18内に収容された図示しない発電機19の軸受(例えば、滑り軸受)に潤滑油を導く潤滑油入口(図示せず)が設けられており、各潤滑油入口には、その途中に潤滑油循環ポンプ(図示せず)を備えた潤滑油供給管22の一端が接続されている。
また、シェルハウジング18の正面底部(下部)には、後述する油溜まり23に溜まった潤滑油(図示せず)を外部に導く潤滑油出口24が設けられており、潤滑油出口24には、排出された潤滑油を前述したオイルタンクに導く潤滑油排出管25が接続されている。
そして、オイルタンクの底部(下部)には、潤滑油供給管22の他端が接続されており、オイルタンク内に溜められた潤滑油は、潤滑油循環ポンプによって潤滑油供給管22内に圧送され、発電機19の軸受を潤滑した後、油溜まり23および潤滑油排出管25を通ってオイルタンクに戻されるようになっている。
油溜まり23は、シェルハウジング18の長手方向(図1において左右方向)にわたって延びるとともに、図3(b)に示すように、断面視略等脚台形状を有する空間であり、シェルハウジング18の底部(下部)に設けられている。
本実施形態に係るハイブリッド排気タービン過給機1によれば、発電機19の軸受を潤滑して油溜まり23に滴下してきた潤滑油は、潤滑油出口24を通ってオイルタンクに、重力のみによって(自然に)戻されることとなるので、従来必要とされた潤滑油吸引ポンプを不要とすることができ、製造費および保守点検費のコストダウンを図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、適宜必要に応じて変形実施、変更実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、潤滑油供給管22の他端がオイルタンクに直接接続されているが、この潤滑油供給管22の他端は、オイルタンクと潤滑油供給路9とを連通する潤滑油供給管(図示せず)に接続してもよい。
これにより、潤滑油供給管22の途中に接続されていた潤滑油循環ポンプを不要とすることができ、製造費および保守点検費のさらなるコストダウンを図ることができる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド排気タービン過給機の縦断面図である。 図1に示すハイブリッド排気タービン過給機を消音器の側から見た一部切開斜視図である。 (a)は図1のA−A矢視断面図、(b)は図1のB−B矢視断面図である。
符号の説明
1 ハイブリッド排気タービン過給機
2 排気ガス
3 タービン部
4 外気
5 コンプレッサ部
6 ケーシング
16 消音器
18 シェルハウジング
18a 凹所
19 発電機
23 油溜まり
25 潤滑油排出管

Claims (2)

  1. 内燃機関から導かれた排気ガスによって駆動されるタービン部と、このタービン部により駆動されて前記内燃機関に外気を圧送するコンプレッサ部と、これらタービン部およびコンプレッサ部を支持するケーシングとを有し、
    前記コンプレッサ部の上流側に、前記内燃機関の吸気系統に接続され、かつ前記コンプレッサ部を介して前記ケーシングに支持された消音器が設けられており、この消音器の中央部に、その内部に凹所を有するシェルハウジングが設けられているとともに、前記凹所内に、発電機が収容されているハイブリッド排気タービン過給機であって、
    前記シェルハウジングの底部に、前記発電機内に配置された軸受を潤滑し、前記発電機内から滴下してきた潤滑油を貯溜する油溜まりが形成されており、この油溜まりに溜まった潤滑油は、油溜まりと連通する潤滑油排出管を介して、下流側に配置されたオイルタンクに、重力によって戻されることを特徴とするハイブリッド排気タービン過給機。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド排気タービン過給機を具備してなることを特徴とする内燃機関。
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