JP2009193494A - 警報システム - Google Patents

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Keigo Takeuchi
啓五 竹内
Tomosaburo Fujinaga
友三郎 藤永
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Abstract

【課題】安全性を確保するとともに、建設機械とともに行動する作業者が存在する場合であっても、作業効率が低下することを防止することができる警報システムを提供する。
【解決手段】警報システム10は、建設機械20の周囲に設定した作業エリアの画像を取得する画像取得手段42と、作業者に応じて個別に設定した表現態様で表示を行う表示手段52と、作業エリアに作業者が侵入した場合、表示手段の表示態様から作業者を特定して警報出力を行うか否かを判断する親機制御手段45とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば油圧ショベル等の建設機械の周囲に設定した作業エリアに作業者が侵入したことを警報する警報システムに関するものである。
油圧ショベル等の建設機械の中には、車両本体と走行体とを備え、走行体の上部に配置した車両本体を、旋回軸を中心に走行体に対して旋回可能に設けたものがある。
この建設機械は、作業時の安全性を確保するため、子機と親機とで構成する警報システムを備えている。
子機は、例えば作業者のヘルメットに装着するものであって、自身の周囲に予め設定した作業エリアの内部に報知信号を発信する発信機を有している。また、この発信機は、予め設定したサイクル時間が経過する度に報知信号を発信するものである。
親機は、建設機械に取り付けるものであって、上記報知信号を受信する受信機と、受信機で報知信号を受信した場合に、その旨を音で報知する例えばスピーカ等の報知手段とを有している。
この警報システムは、建設機械に対して作業者が接近し、それにより発信機から発信する報知信号を受信機が受信した場合、報知手段でその旨を報知する。よって、この警報システムによれば、例えば建設機械を操作する操作者に対して、建設機械に作業者が接近したことを報知することができる。
ところで、上記建設機械には、例えば操作者に指示を与える指示者等、建設機械に随伴し、建設機械と共に行動する共同作業者(作業者)が必要な場合がある。
この共同作業者が必要な場合であっても上記警報システムでは、予め設定した距離まで建設機械に対して作業者が接近すると、報知手段によって作業者が接近したことを報知する。よって、その都度、作業を一旦中断して警報が出力された原因を特定しなければならないから、作業効率が著しく低下する虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑み、安全性を確保するとともに、建設機械とともに行動する作業者が存在する場合であっても、作業効率が低下することを防止することができる警報システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、建設機械の周囲に設定した作業エリアの画像を取得する画像取得手段と、作業者に応じて個別に設定した表現態様で表示を行う表示手段と、前記作業エリアに前記作業者が侵入した場合、前記表示手段の表示態様から前記作業者を特定して警報出力を行うか否かを判断する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る警報システムは、上記請求項1において、前記表示手段は、作業者に応じて個別に設定した明滅パターンで明滅するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る警報システムは、上記請求項1または2において、前記画像取得手段を有する親機と、前記表示手段を有する子機とで構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る警報システムは、上記請求項3において、前記子機は、表示指令が与えられた場合に前記表示手段に表示を行わせる子機制御手段を有し、前記親機は、前記作業エリアの内部の子機に表示指令を送信する送信機を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る警報システムは、上記請求項1において、前記表示手段は、作業者が装着するヘルメットに設けたものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る警報システムは、上記請求項1において、前記表示手段は、作業者が装着するチョッキに設けたものであることを特徴とする。
本発明に係る警報システムは、建設機械の周囲に設定した作業エリアの画像を取得する画像取得手段と、作業者に応じて個別に設定した表現態様で表示を行う表示手段と、作業エリアに作業者が侵入した場合、表示手段の表示態様から作業者を特定して警報出力を行うか否かを判断する制御手段とを備えている。よって、上記警報システムによれば、作業エリアに侵入した作業者が、上記建設機械に随伴し、建設機械と共に行動する共同作業者でない場合、制御手段から警報出力を行うことにより例えば建設機械を操作する操作者や作業者に警報を行うことができるため、安全性を確保することができる。しかも、作業エリアに侵入した作業者が、上記共同作業者である場合には警報出力を行わないことにより、警報出力を不必要に行うことを防止することができ、作業効率が低下することを防止することができる。
以下、添付図面を適宜参照しながら、本発明に係る警報システムの好適な実施の形態について詳細に説明する。
この警報システム10は、例えば図1に示すように、親機40と、子機50とで構成してある。親機40は、図2に示すように、建設機械20に設けてある。本実施の形態では、建設機械20として例えば油圧ショベル等の走行可能な建設車両を一例にあげて説明する。
建設機械20は、車両本体21と走行体30とを備え、走行体30の上部に配置した車両本体21を、旋回軸20xを中心に走行体30に対して旋回可能に設けてある。
走行体30は、例えばディーゼルエンジン等の不図示の駆動源を備えており、この駆動源を駆動した場合、建設機械20を走行させるものである。
車両本体21は、いわゆるキャブと呼ばれ、建設機械20を操作する操作者が乗り込む運転室21aを有している。また、車両本体21には、土砂の掘削等の作業を行うための作業用アーム23を設けてある。本実施の形態では、例えば地表面よりも下方の土砂を掘削するための作業用アーム23を車両本体21に設けてある。
この作業用アーム23は、第1アーム部231と、第2アーム部232と、バケット233とで構成してある。
第1アーム部231は、基端側に設けた不図示の第1揺動軸の軸心を中心に揺動自在となる態様で車両本体21に取り付けてあり、第1揺動軸の軸心から径外方向に延在する態様で形成してある。
第2アーム部232は、第1アーム部231の先端側に設けた第2揺動軸232xの軸心を中心に揺動自在となる態様で第1アーム部231の先端側に取り付けてあり、第2揺動軸232xの軸心から径外方向に延在する態様で形成してある。
バケット233は、第2アーム部232の先端側に設けた第3揺動軸233xの軸心を中心に揺動自在となる態様で第2アーム部232の先端側に取り付けてある。このバケット233は、土砂を掘削する際に使用する掘削爪233aを有している。
また、上記建設機械20において、車両本体21と、第1アーム部231の基端側との間には、車両本体21に対して第1揺動軸の軸心を中心に第1アーム部231を揺動させる第1シリンダ234を設けてある。
さらに、第1アーム部231と、第2アーム部232の基端側との間には、第1アーム部231に対して第2揺動軸232xの軸心を中心に第2アーム部232を揺動させる第2シリンダ235を設けてある。
また、第2アーム部232と、バケット233との間には、第2アーム部232に対して第3揺動軸233xの軸心を中心にバケット233の掘削爪233aを揺動させる第3シリンダ236を設けてある。
この建設機械20は、第1シリンダ234を駆動させることで車両本体21に対して第1揺動軸の軸心を中心に第1アーム部231を揺動し、第2シリンダ235を駆動させることで第1アーム部231に対して第2揺動軸232xの軸心を中心に第2アーム部232を揺動し、かつ第3シリンダ236を駆動させることで第2アーム部232に対して第3揺動軸233xの軸心を中心にバケット233を揺動させることで、バケット233の掘削爪233aを適宜移動させて土砂の掘削を行う。
このような建設機械20の周囲には、図3および図4に示すように、作業エリアARwを設定してある。作業エリアARwは、第1作業エリアAR1と、第2作業エリアAR2とで構成してあり、建設機械20の旋回軸20xを中心とした円柱状の空間である。
第1作業エリアAR1は、旋回軸20xの径内外方向における内方に設定してあり、旋回軸20xを中心とした円柱状の空間である。しかも、この第1作業エリアAR1は、例えば上記走行体30の駆動源を停止し、かつ車両本体21に対してバケット233の掘削爪233aが最も離隔するよう作業用アーム23を伸ばした状態で、走行体30に対して車両本体21を旋回させた場合に、車両本体21、第1アーム部231、第2アーム部232、およびバケット233が通過する領域である。
第2作業エリアAR2は、第1作業エリアAR1の外方に設定してあり、旋回軸20xを中心とした円筒状の空間である。この第2作業エリアAR2の水平方向の幅は、例えば5〜10mである。
このように構成した作業エリアARwは、建設機械20が走行した場合、その建設機械20の移動に伴って移動する。また、建設機械20の旋回軸20xの径外方向における上記作業エリアARwの外方には、非作業エリアAR3を設定してある。
親機40は、親機本体40aと、親機報知手段43とで構成してある。親機本体40aは、例えば上記建設機械20の車両本体21に、受台39を介して設けてある一方、親機報知手段43は、上記運転室21aの内部に設けてある。
親機本体40aは、発信機41と、画像取得手段42と、親機記憶手段44と、親機制御手段(制御手段)45とを備えている。
発信機41は、親機制御手段45から与えられる例えば表示指令、ならびに後述する注意報知指令および危険報知指令である報知指令等の指令を無線で子機50に送信するものである。この発信機41からの指令が届く到達領域は、予め設定してある。ただし、この発信機41の到達領域は、上記作業エリアARwの面積よりも大きい面積を有しており、上記作業エリアARwの全域を含むように設定してある。
画像取得手段42は、例えばデジタルビデオカメラであって、建設機械20の車両後方の動画(画像)を取得するものである。より具体的には、画像取得手段42は、車両後方の第1作業エリアAR1、第2作業エリアAR2、非作業エリアAR3の画像を取得するためのものである。また、画像取得手段42で取得する画像には、図7に示すように、上記作業エリアARwに対応して警報領域PAwを設定してあり、かつ非作業エリアAR3に対応して非警報領域PA3を設定してある。しかも、警報領域PAwには、第1作業エリアAR1に対応して第1警報領域PA1を設定してあり、かつ第2作業エリアAR2に対応して第2警報領域PA2を設定してある。
受台39は、図2に示すように、親機本体40aを載置するものである。この受台39は、水平軸に対して画像取得手段42の画像取得軸40xが交差する角度を適宜変更する機能を有している。図2に示す状態では、水平軸に対して、画像取得軸40xが交差しており、かつ親機本体40aは、画像取得手段42が自身の設置位置よりも下方の地表面の画像を取得するようレンズ側を下方に傾斜させてある。
親機報知手段43は、例えばスピーカであって、親機制御手段45から警報出力指令が与えられた場合には駆動して警報音を発生するものである。より具体的には、親機報知手段43は、親機制御手段45から注意警報出力指令が与えられた場合には駆動して比較的周波数の低い第2警報音を発生するものであり、かつ親機制御手段45から危険警報出力指令が与えられた場合には駆動して比較的周波数の高い第1警報音を発生するものである。
親機記憶手段44は、例えばメモリであって、親機制御手段45を動作させるためのプログラムやデータが格納されている。また、この親機記憶手段44には、予め設定し、後述する処理を行う間隔を設定する第1サイクルタイムおよび第2サイクルタイムを格納してある。第1サイクルタイムとしては、例えば1秒〜2秒を設定してある。なお、第2サイクルタイムは、第1サイクルタイムの時間よりも長い時間を有している。さらに、この親機記憶手段44には、図8に示すように、予め設定したデータベース44aを格納してある。
このデータベース44aには、図示するように、各作業者WOに応じて、後述する表示手段52の明滅パターンと、氏名と、職種とが関連付けられてそれぞれ格納してある。
親機制御手段45は、発信機41、画像取得手段42、親機記憶手段44、および親機報知手段43を統括的に制御するものであって、表示指令処理部45a、侵入判断処理部45b、および警報出力判断処理部45cを備えている。
表示指令処理部45aは、親機制御手段45にインストールされたソフトウェアであって、後述する子機50に表示指令を送信する処理を行うものである。
侵入判断処理部45bは、親機制御手段45にインストールされたソフトウェアであって、画像取得手段42を通じて取得した画像に基づき、作業者WOが作業エリアARwに侵入しているか否かを判断するものである。具体的には、侵入判断処理部45bは、上記画像の警報領域PAwに、表示手段52の表示が含まれる場合には、作業者WOが作業エリアARwに侵入しているものと判断する一方、警報領域PAwに表示手段52の表示が含まれていない場合には、作業者WOが作業エリアARwに侵入していないものと判断するものである。この侵入判断処理部45bは、作業者WOが作業エリアARwに侵入しているものと判断した場合には、警報出力判断処理部45cに警報出力判断指令を送信する。
警報出力判断処理部45cは、親機制御手段45にインストールされたソフトウェアであって、上記画像に含まれる表示手段52の表示態様に基づき、警報出力を行うか否かを判断する処理を行うものである。具体的には、警報出力判断処理部45cは、表示手段52の表示により特定した作業者WOの職種が、例えば上記操作者に指示を与える指示者等、建設機械に随伴し、建設機械と共に行動する共同作業者(作業者)である場合には、侵入判断処理部45bから警報出力判断指令が送信されても警報出力を行わない旨の判断する一方、表示手段52の表示により特定した作業者WOの職種が、共同作業者でない場合には、侵入判断処理部45bから警報出力判断指令が送信されたことを条件として警報出力を行う旨の判断をするものである。
子機50は、図5に示すように、例えば作業者WOがかぶるヘルメットHEに装着するものであって、受信機51と、表示手段52と、子機報知手段53と、子機記憶手段54と、子機制御手段55とを備えている。
受信機51は、上記発信機41から送信される例えば表示指令、ならびに後述する注意報知指令および危険報知指令である報知指令等の指令を受信し、その旨を子機制御手段55に伝達するものである。
子機報知手段53は、例えばスピーカであって、子機制御手段55から警報出力命令が与えられた場合には駆動して警報音を発生するものである。より具体的には、子機報知手段53は、子機制御手段55から注意警報出力命令が与えられた場合には駆動して比較的周波数の低い第2警報音を発生するものであり、かつ子機制御手段55から危険警報出力命令が与えられた場合には駆動して比較的周波数の高い第1警報音を発生するものである。
子機記憶手段54は、例えばメモリであって、子機制御手段55を動作させるためのプログラムやデータが格納されている。また、この子機記憶手段54には、例えば図9や図10に示すように、予め設定したデータベース54aを格納してある。
このデータベース54aには、子機50を装着したヘルメットHEをかぶる作業者WOに対応するデータが格納してある。具体的には、データベース54aには、表示手段52の明滅パターンと、氏名と、職種とで構成してある。例えば図9に示すように、作業者WOであるAさんの子機50のデータベース54aには、Aさんの表示手段52の表示態様であるパターン1と、Aさんの氏名と、Aさんの職種とが格納してある。
また、図10に示すように、作業者WOであるBさんの子機50のデータベース54aには、Bさんの表示手段52の表示態様であるパターン2と、Bさんの氏名と、Bさんの職種とが格納してある。
これら子機50に格納する表示手段52の明滅パターンは、作業者WOによって個別に設定してある。よって、表示手段52の明滅パターンは、複数の作業者WOの間において互いに異なるよう設定してある。
表示手段52は、例えば発光ダイオード(LED:light-emitting diode)等の発光素子によって構成してある。この表示手段52は、子機制御手段55により上記データベース54aに格納してある明滅パターンに基づいて明滅するものである。
例えばAさんの子機50のデータベース54aに格納してあるパターン1に基づいて、Aさんの表示手段52を明滅させた場合には、図6に示すように、表示手段52の点灯と、表示手段52の消灯とを交互に繰り返す。
ここで、子機50のデータベース54aに格納してある明滅パターンは、複数の作業者WOの間において、上述したように、各表示手段52の点灯時間の長さ(ta1,ta2,ta3,ta4,ta5)、および消灯時間の長さ(tb1,tb2,tb3,tb4)が互いに異なるように設定してある。
子機制御手段55は、受信機51と、表示手段52と、子機報知手段53と、子機記憶手段54とを統括的に制御するものである。
図11は、親機40の親機制御手段45が実施する処理の内容を示すフローチャートであり、図12は、図11に示した表示指令処理の内容を示したフローチャートであり、図13は、図11に示した侵入判断処理の内容を示したフローチャートであり、図14は、図11に示した警報出力判断処理の内容を示したフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら上記警報システム10の動作について説明する。なお、ここでは、図2および図7において実線で示すように、第2作業エリアAR2に作業者(上記共同作業者)WOであるAさんが存在する一方、第1作業エリアAR1および非作業エリアAR3には作業者WOが存在しないものとして具体的に説明する。
図11に示すように、この警報システム10では、上記親機制御手段45において、表示指令処理(ステップS100)、侵入判断処理(ステップS200)、警報出力判断処理(ステップS300)が後述するように所定の周期で繰り返し実行される。
表示指令処理において、表示指令処理部45aは、予め設定した第1サイクルタイムが経過することを待機している(ステップS101)。
表示指令処理部45aは、上記第1サイクルタイムが経過した場合(ステップS101:Yes)、発信機41を通じて表示指令を送信(ステップS102)し、ステップS103に移行する。
次に、表示指令処理部45aは、画像取込指令を侵入判断処理部45bに送信してから手順をリターンさせて、今回の表示指令処理を終了する。
上述したように発信機41を通じて上記到達領域の全域に表示指令が送信された状態において、この到達領域の内部に作業者WOがいる場合には、作業者WOのヘルメットHEに装着してある子機50が、受信機51を通じて当該表示指令を受信する。ここでは、第2作業エリアAR2にいるAさんの子機50のみが、受信機51を通じて当該表示指令を受信する。
そこで、次に、子機50が上記表示指令を受信した際に子機制御手段55が行う表示処理について説明する。
子機制御手段55は、受信機51を通じて表示指令を受信した場合には、子機記憶手段54に格納してある明滅パターンに基づいて表示を行うよう表示手段52に明滅命令を送信する。表示手段52は、表示命令が与えられた場合、子機記憶手段54に格納してある明滅パターンに基づいて表示を行う。
一方、図13に示す親機制御手段45の侵入判断処理において、侵入判断処理部45bは、表示指令処理部45aから画像取込指令が送信されることを待機している(ステップS201)。
侵入判断処理部45bは、画像取込指令を受信した場合(ステップS201:Yes)、画像取得手段42を通じて画像を親機記憶手段44に取り込む(ステップS202)。
次に、侵入判断処理部45bは、画像取得手段42を通じて取得した画像の警報領域PAwに、上記表示手段52の表示が含まれているか否かを判断する(ステップS203)。
侵入判断処理部45bは、警報領域PAwに表示手段52の表示が含まれていない場合(ステップS203:No)、作業エリアARwの内部には作業者WOが誰もいないと判断して今回の侵入判断処理を終了する。
一方、侵入判断処理部45bは、警報領域PAwに表示手段52の表示が含まれている場合(ステップS203:Yes)、作業エリアARwの内部に作業者WOがいると判断してステップS204に移行する。
次に、侵入判断処理部45bは、警報出力判断指令を警報出力判断処理部45cに送信(ステップS204)してから、今回の侵入判断処理を終了する。
また、図14に示す親機制御手段45の警報出力判断処理において、警報出力判断処理部45cは、予め設定した第2サイクルタイムが経過するまでに警報出力判断指令が侵入判断処理部45bから送信されることを待機している(ステップS301)。
警報出力判断処理部45cは、第2サイクルタイムが経過するまでに警報出力判断指令を受信した場合(ステップS301:Yes)、作業エリアARwの内部に作業者WOが存在し、これに基づき警報出力を行うか否かを判断するため、ステップS302に移行する。
一方、警報出力判断処理部45cは、上記第2サイクルタイムが経過するまでに警報出力判断指令を受信しない場合(ステップS301:No)、作業エリアARwの内部に作業者WOが存在しないため警報出力を行う必要がないと判断し、手順をリターンさせて今回の警報出力判断処理を終了する。
次に、警報出力判断処理部45cは、画像取得手段42を通じて取得し、親機記憶手段44に格納してある画像に含まれる表示手段52の表示(明滅パターン)から作業者WOを特定する(ステップS302)。具体的には、警報出力判断処理部45cは、親機記憶手段44に格納してある複数の明滅パターンから、上記画像の明滅パターンと合致するものを見つけ出し、当該明滅パターンに関連付けてある作業者WOの氏名、および職務を親機記憶手段44から読み出す。ここでは、上述したように、画像に含まれるものは明滅パターン1であることから、警報出力判断処理部45cにより、作業者WOがAさんであることが特定され、かつ親機記憶手段44から氏名がAさんであること、および職務が共同作業者であることが読み出される。
警報出力判断処理部45cは、表示手段52の明滅パターンから作業者WOが特定できた場合(ステップS302:Yes)、予め登録してある作業者WOが作業エリアARwに侵入したと判断してステップS303に移行する。
一方、警報出力判断処理部45cは、表示手段52の明滅パターンから作業者WOが特定できない場合(ステップS302:No)、登録していない作業者WOが作業エリアARwに侵入したと判断してステップS304に移行する。
次いで、警報出力判断処理部45cは、読み出した作業者WOの職種が共同作業者WOであるか否かを判断する(ステップS303)。
警報出力判断処理部45cは、読み出した作業者WOの職種が共同作業者WOである場合(ステップS303:Yes)、作業エリアARwの内部に侵入した者が共同作業者WOであり、警報出力を行う必要がないと判断し、手順をリターンさせて今回の警報出力判断処理を終了する。ここでは、上述したように、作業者WOの職種が共同作業者WOであるため、Aさんは作業エリアARwの内部にいるにもかかわらず、警報出力が行われることがなく、今回の警報出力処理が終了する。
一方、警報出力判断処理部45cは、読み出した作業者WOの職種が共同作業者WOでない場合(ステップS303:No)、および作業者WOが特定できない場合、作業エリアARwの内部に侵入した作業者WOが共同作業者WOでなく、警報出力を行う必要があると判断してステップS304に移行する。
次に、警報出力判断処理部45cは、画像の第1警報領域PA1に表示手段52の表示が含まれているか否かを判断する(ステップS304)。
警報出力判断処理部45cは、第1警報領域PA1に表示手段52の表示が含まれている場合(ステップS304:Yes)、第1作業エリアAR1に共同作業者WOでない作業者WOが侵入したと判断し、ステップS305に移行する。
警報出力判断処理部45cは、親機報知手段43に危険警報出力指令を送信するとともに、対応する子機50に対し、発信機41を通じて危険警報出力指令を送信(ステップS305)してから、今回の警報出力判断処理を終了する。
危険警報出力指令が与えられた場合、親機報知手段43は、当該指令に応じて駆動し、第1警報音を発生させる。
危険警報出力指令が与えられた子機50の子機制御手段55は、当該指令に応じて子機報知手段53に危険警報出力命令を送信する。危険警報出力命令が与えられた子機報知手段53は、当該命令に応じて駆動し、第1警報音を発生させる。
警報出力判断処理部45cは、第1警報領域PA1に表示手段52の表示が含まれていない場合(ステップS304:No)、第2作業エリアAR2に共同作業者WOでない作業者WOが侵入したと判断し、ステップS306に移行する。
警報出力判断処理部45cは、親機報知手段43に注意警報出力指令を送信するとともに、対応する子機50に対し、発信機41を通じて注意警報出力指令を送信(ステップS306)してから、今回の警報出力判断処理を終了する。
注意警報出力指令が与えられた場合、親機報知手段43は、当該指令に応じて駆動し、第2警報音を発生させる。
注意警報出力指令が与えられた子機50の子機制御手段55は、当該指令に応じて子機報知手段53に注意警報出力命令を送信する。注意警報出力命令が与えられた子機報知手段53は、当該命令に応じて駆動し、第2警報音を発生させる。
この実施の形態に係る警報システム10は、建設機械20の周囲に設定した作業エリアARwの画像を取得する画像取得手段42と、作業者WOに応じて個別に設定した表現態様で表示を行う表示手段52と、作業エリアARwに作業者WOが侵入した場合、表示手段52の表示態様から作業者WOを特定して警報出力を行うか否かを判断する親機制御手段45とを備えている。よって、上記警報システム10によれば、作業エリアARwに侵入した作業者WOが、上記建設機械20に随伴し、建設機械20と共に行動する共同作業者WOでない場合、親機制御手段45から警報出力を行うことにより例えば建設機械20を操作する操作者や作業者WOに警報を行うことができるため、安全性を確保することができる。しかも、作業エリアARwに侵入した者が、上記共同作業者WOである場合には警報出力を行わないことにより、警報出力を不必要に行うことを防止することができ、作業効率が低下することを防止することができる。
また、子機50は、表示指令が与えられた場合に表示手段52に表示を行わせる子機制御手段55を有し、親機40は、作業エリアARwの内部の子機50に表示指令を送信する発信機41を備えているため、常時、表示手段52で表示を行うことを防止でき、省エネルギー化を図ることができる。
さらに、この実施の形態に係る警報システム10によれば、共同作業者WOでない者が第1作業エリアAR1に侵入した場合の第1警報音と、第2作業エリアAR2に侵入した場合の第2警報音とが相互に異なるものであるため、エリアAR1,AR2に応じた注意・警告を段階的に行うことができる。
また、表示手段52を作業者WOが装着するヘルメットHEに設けたので、警報音を発した後、例えば操作者の目視によって作業エリアARwに侵入した作業者WOを確認することができる。
なお、上述した実施の形態には、油圧ショベルに上記警報システム10を適用するもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、他の建設機械20にも同様に適用することができる。
また、上述した実施の形態には、親機40から表示指令を送信し、その表示指令に応じて表示手段52が表示を行うもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、常時、表示手段52で表示を行っても良い。この場合には、親機40から子機50に表示指令を送信する必要がなく、親機40の発信機41、子機の受信機51を省略することができる。
さらに、上述した実施の形態には、建設機械20の車両後方の作業エリアARwを1つの画像取得手段42で取得するもので説明した。しかしながら、この発明はそれに限られない。例えば画像取得手段42の数は、1つに限られず、複数設けても良いし、画像を取得する作業エリアARwは、建設機械20の車両後方に限られず、建設機械20の左側方でも良いし、右側方でもよいし、前方でも良いし、もちろん建設機械20の全周囲でも良い。
また、上述した実施の形態には、警報出力に応じて、親機40の親機報知手段43で警報音を発生し、かつ子機50の子機報知手段53で警報音を発生するもので説明した。しかし、この発明において、作業エリアARwへの侵入を作業者WOや操作者に報知させるものは警報音に限られない。例えば、警報出力に応じて点灯する警報ランプ等を子機50や運転室21aの内部に設けても良い。また、警報出力に応じて、建設機械20の駆動源を停止させても良いし、作業用アーム23の揺動を停止させても良い。
また、上述した実施の形態には、画像取得手段42を建設機械20に設けるもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、例えば建設を行っているビル等の建造物に画像取得手段42を設けても良い。
さらに、上述した実施の形態には、建設機械20に親機制御手段45を設けるもので説明した。しかし、この発明は、必ずしも親機制御手段45を建設機械20に設ける必要はない。例えば建設を行っているビル等の建造物に画像取得手段42を設けても良い。
また、上述した実施の形態には、点灯状態と消灯状態とを繰り返す表示手段52の明滅パターンに基づいて、作業者WOを特定するもので説明した。しかし、この発明の表示手段52の表示態様は、明滅パターンに基づくものに限られない。例えば、複数の作業者WOにおいて互いに異なる発光色を設定し、表示手段52の発光色に基づいて作業者WOを特定してもよい。
さらに、上述した実施の形態には、1つの表示手段52をヘルメットHEに設けたもので説明した。しかし、この発明は、それに限られず、複数の表示手段52をヘルメットHEに設けても良い。
また、上述した実施の形態には、作業者WOが装着するヘルメットHEに表示手段52を有する子機50を設けるもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、作業者WOが装着するいずれかの物に子機を設ければ良い。例えば図15に示すように、作業者WOが装着するチョッキCH等の作業着に表示手段52を有する子機50を設けても良い。
本発明に係る警報システムに適用する親機および子機の構成を示すブロック図である。 図1に示した親機を取り付ける建設機械示す側面図である。 図2に示した建設機械に設定した作業エリアを説明する側面図である。 図3に示した作業エリアを示す平面図である。 図1に示した子機を装着するヘルメットを示す側面図である。 図1に示した子機が備える表示手段の明滅パターンを説明するグラフである。 図1に示した親機が備える画像取得手段で取得した画像を示す説明図である。 図1に示した親機が備える親機記憶手段に格納したデータベースを示す説明図である。 図1に示した子機が備える子機記憶手段に格納したデータベースの一例を示す説明図である。 図1に示した子機が備える子機記憶手段に格納したデータベースの他例を示す説明図である。 図1に示した親機の親機制御手段が実施する処理の内容を示すフローチャートである。 図11に示した表示指令処理の内容を示すフローチャートである。 図11に示した侵入判断処理の内容を示すフローチャートである。 図11に示した警報出力判断処理の内容を示すフローチャートである。 本発明に係る子機の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10 警報システム
20 建設機械
20x 旋回軸
21 車両本体
21a 運転室
23 作業用アーム
30 走行体
39 受台
40 親機
40a 親機本体
40x 画像取得軸
41 発信機
42 画像取得手段
43 親機報知手段
44 親機記憶手段
44a データベース
45 親機制御手段(制御手段)
45a 表示指令処理部
45b 侵入判断処理部
45c 警報出力判断処理部
50 子機
51 受信機
52 表示手段
53 子機報知手段
54 子機記憶手段
54a データベース
55 子機制御手段
AR1 第1作業エリア(作業エリア)
AR2 第2作業エリア(作業エリア)
AR3 非作業エリア
ARw 作業エリア
HE ヘルメット
PA1 第1警報領域
PA2 第2警報領域
PA3 非警報領域
PAw 警報領域

Claims (6)

  1. 建設機械の周囲に設定した作業エリアの画像を取得する画像取得手段と、
    作業者に応じて個別に設定した表現態様で表示を行う表示手段と、
    前記作業エリアに前記作業者が侵入した場合、前記表示手段の表示態様から前記作業者を特定して警報出力を行うか否かを判断する制御手段と
    を備えることを特徴とする警報システム。
  2. 前記表示手段は、作業者に応じて個別に設定した明滅パターンで明滅するものであることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記画像取得手段および前記制御手段を有する親機と、前記表示手段を有する子機とで構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の警報システム。
  4. 前記子機は、表示指令が与えられた場合に前記表示手段に表示を行わせる子機制御手段を有し、
    前記親機は、前記作業エリアの内部の子機に表示指令を送信する送信機を備えることを特徴とする請求項3に記載の警報システム。
  5. 前記表示手段は、作業者が装着するヘルメットに設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  6. 前記表示手段は、作業者が装着するチョッキに設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
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