JP2009196696A - 中栓及び中栓付キャップ - Google Patents

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【課題】注出筒内のスペースを広くして指を掛けやすくし、開口予定部が横長の形状であっても開口しやすい構造の易開封性の中栓及び中栓付キャップを提供する。
【解決手段】容器口頸部に装着される注出筒2と、注出筒2の底部を閉鎖する仕切板3と、を有し、この仕切板3には切り裂き可能なスコア4で囲まれた開口予定部5が設けられ、開口予定部5には支柱部を介して摘み片7が連結された構成の中栓において、開口予定部5は仕切板3の注出方向に対して直交方向の最大幅部を含む注出方向側の領域に設けられ、摘み片7は開口予定部5の注出方向と直交方向の両端部に立設された一対の支柱部6,6を介して連結され、注出方向側の注出筒2内周に沿った形状としたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、開口予定部を引き裂き可能なスコアで囲んだ易開封の中栓、および中栓付のキャップに関する。
従来より液体内容物の注出用中栓として、注出筒の底部が仕切板で閉鎖され、仕切板の開口予定部をスコアで囲み、スコアより内側の一端に摘み片(プルリング)を立設して、使用開始時にスコアを引き裂いて開口するタイプのものが、安価な構造で密封性と易開封性を両立できる中栓として採用されている。
スコアで囲まれた開口予定部の形状は、注出筒と同心の円形のほか、内容物を注ぎ出す際の急激な溢れ出しや脈動を抑えるために、縦長の直線状(特許文献1参照)、ダイヤモンド形乃至十字形(特許文献2参照)、やじり状などの形状がある。
プルリングは、開口予定部の注出方向側の一端にて支柱部を介して開口予定部に連結されている。プルリングは、仕切板上に円形に形成されるのが一般的であるが、注出筒の中に収納されるので、注出筒自体が小口径の場合には、プルリングも小径とならざるを得ず、指が太い人の場合、指を掛けにくいという問題があった。
一方、小口径の注出筒用として、垂直面内にリングを形成するもの(特許文献3参照)が提案されている。しかし、この場合でも、プルリングが一箇所の支柱部にて仕切り板に連結された構成であり、開口予定部の形状が、注出方向長さに対して注出方向と直交方向の長さが長い横長形状の場合に、プルリングを注出方向と直交方向中央部にて連結すると、プルリングを引き上げるにつれて、力の作用点が左右に離れていくので、左右両端部に作用する引き裂き力が小さくなって、端部が引き裂かれないことがある。
また、プルリングを左右どちらか一端にて連結した場合には、引き裂き方向へまっすぐに力を加えることができない。利き腕により操作感が異なるといった問題がある。
これに対して、従来から開口予定部の最大幅部の両端部2箇所にてプルタブを連結するものが提案されている(特許文献4、特許文献5参照)。
このようにすれば、開口予定部の注出方向と直交する方向の両端部2箇所においてスコアが初期破断され、中央に向けてスコアが切り裂かされていくので中央部一箇所で連結される場合に比較して開口操作は容易となるように思われる。しかし、実際には、特許文献4では、開口予定部の切取片がプルリングを連結する支柱部に対して注出方向及び反注出方向の両方向に長くのびており、また、特許文献5では、摘み片が開口予定部の反注出側に位置しているので、初期破断時のスコアの引き裂き角度が浅くなり、依然として開口操作がやりにくいという問題がある。
実開昭59−181056号公報 実開昭59−007161号公報 特開2006−335370号公報 実開平05−46765号公報 実開昭53−088446号公報
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、注出筒内のスペースを広くして指を掛けやすくし、開口予定部が横長の形状
であっても開口しやすい構造の易開封性の中栓及び中栓付キャップを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、容器に装着される注出筒と、該注出筒の底部を閉鎖する仕切板と、を有し、この仕切板には切り裂き可能なスコアで囲まれた開口予定部が設けられ、開口予定部には支柱部を介して摘み片が連結された構成の中栓において、前記開口予定部は仕切板の注出方向に対して直交方向の最大幅部を含む注出方向側の領域に設けられ、前記摘み片は開口予定部の注出方向と直交方向の両端部に立設された一対の支柱部を介して連結され、注出方向側の注出筒内周に沿った形状となっていることを特徴とする。
摘み片を持ち上げると、一対の支柱部を介して開口予定部の注出方向と直交する方向の両端部2箇所においてスコアが初期破断され、中央に向けてスコアが切り裂かされていく。したがって、注出方向に対して直交方向に長い横長の開口部の場合でも、スムースに破断することができる。
摘み片が注出筒内周に沿った形状となっているので、注出筒内のスペースが広くなり、小口径または指の太い人でも指をかけやすくできる。
また、摘み片がリング状でなく、せいぜい半円で済むので、材料の軽減を図ることができる。さらに、摘み片が開口予定部と同じ側に位置しているので、スコアの引き裂き角度を大きくでき、力をかけやすく開口性がよい。
また、開口予定部を注出方向長さに対して注出方向と直交方向の幅が大きい横長形状とすれば、開口部が横長に形成されることにより、内容物の急激な溢れ出しや脈動を軽減できるし、縦長の形状よりも初期の流量を確保しやすい。また、2液に分離したドレッシング等の場合には、あらかじめ振り混ぜなくても混合できる。
また、本発明の中栓付キャップは、上記した中栓と、中栓にヒンジを介して開閉自在に取り付けられている蓋体とを有し、ヒンジが中栓の反注出側の端部に設けられた構成となっている。
このようにすれば、スコア破断時にキャップが邪魔にならず使い勝手がよい。
本発明に係る中栓及び中栓付キャップによれば、横長の形状であっても容易に開口可能で、しかも注出筒内のスペースが広くて指を掛けやすく、容易に開口することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1には、本発明の実施例1に係る中栓が示されている。図中、1は中栓を示すもので、この中栓1は、容器口頸部に装着される注出筒2と、注出筒2の底部を閉鎖する仕切板3と、を備えている。この仕切板3には切り裂き可能なスコア4で囲まれた開口予定部5が設けられ、開口予定部5には支柱部6を介して摘み片7が連結された構成となっている。
注出筒2は薄肉円筒形状で、その中途部外周から半径方向外方に向けて張り出すフラン
ジ部8が設けられ、フランジ部8の外径端から注出筒2の反先端側に向かって延びる円筒状の固定壁9が設けられている。この固定壁9が容器口頸部の外周に嵌合固定される。また、フランジ部8の中途部には、固定壁9と注出筒2の間に同心的に突出する環状の下環状凸部10が設けられ、容器口頸部内周に嵌合するようになっている。
注出筒2の底部に設けられる仕切板3は、注出筒2の中心軸線に対して直交する円板形状となっている。この仕切板3の位置は、注出筒2の底部側の端部より若干上に位置している。
開口予定部5は、仕切板3の注出方向Xに対して直交方向の最大幅部、図示例では仕切板3は円形なので、最大幅部は仕切板3の直径線に沿った部分であり、この最大幅部を含む注出方向側の領域に設けられる。
この実施例では、図2(A)に示すように、開口予定部5の形状は内外周の間隔が所定幅で形成された半円弧形状で、スコア4は、円弧状の外側スコア41と、この外側スコア41と同心的に形成される内側スコア42と、外側スコア41と内側スコア42の端部を連結する端部スコア43,43とによって構成されている。
また、摘み片7は開口予定部5の注出方向と直交方向の両端部に立設された一対の支柱部6,6を介して連結され、注出方向側の注出筒2内周に沿った形状となっている。この実施例では注出筒2は円筒形状なので、この摘み片7も注出筒2の円筒面に倣って内側面が凹となるような半円筒形状に湾曲しており、この内側面が指掛け面となっており、この指掛け面には滑り止め用の凹凸71が設けられている。
なお、中栓1の製造については、ポリエチレンなど適宜の合成樹脂を用いて射出成形など公知の製造方法により成形することができる。
本実施例の中栓にあっては、摘み片7を持ち上げると、一対の支柱部6,6を介して開口予定部5の注出方向と直交する方向の両端部2箇所においてスコア4が初期破断され、中央に向けてスコア4が切り裂かされていく。したがって、注出方向Xに対して直交方向に長い横長の開口予定部の場合でも、スムースに破断することができる。摘み片7が注出筒2内周に沿った形状となっているので、注出筒2内のスペースが広くなり、小口径または指の太い人でも指をかけやすくできる。
また、摘み片7がリング状でなく、せいぜい半円で済むので、材料の軽減を図ることができる。さらに、摘み片7が開口予定部5と同じ側に位置しているので、スコア4の引き裂き角度を大きくでき、力をかけやすく開口性がよい。
また、開口予定部5が横長に形成されることにより、内容物の急激な溢れ出しや脈動を軽減できるし、縦長の形状よりも初期の流量を確保しやすい。また、2液に分離したドレッシング等の場合には、あらかじめ振り混ぜなくても混合できる。
上記実施例では開口予定部の形状がU字形状であるが、最大幅部を含む注出方向側の領域に設けられていればよい。図2(B)乃至(F)には、開口予定部の各種変形例を示している。
図2(B)に示す開口予定部5Bは直径線に沿って直線状に延びる横一文字形状としたものであり、図2(C)は、開口予定部5Cを領域一杯のD字形状としたものである。開口予定部の最大領域は、図2(C)に示すような最大幅部を含むD字形状の領域であるが、開口予定部はこの最大領域内に形成されるものであればよい。たとえば、図2(D)は、U字形状の開口予定部5Dの両端が直径線の手前までとしたものであり、本願発明の開口予定部はこのような直径線まで達しないものも含まれる。
また、図2(E),(F)に示すように、注出方向を2方向X1、X2として、各方向
それぞれについて、開口予定部と摘み片を2つ組合せた構成とすることもできる。図2(E)は、開口予定部5E1、5E2を同一の大きさとしたもの、図2(F)は、開口予定部5F1,5F2を異なる大きさとしたものである。
このように、開口予定部は、仕切板3の注出方向Xに対して直交方向の最大幅部を含む注出方向側の領域内に設けられていればよい。開口予定部の寸法は、好ましくは、注出方向の長さに対して注出方向と直交方向の幅が大きい形状がよいが、注出方向の長さに対して注出方向と直交方向の幅が同一あるいは小さい形状であってもよい。
図3には、開口予定部のさらなる変形例を示している。
図3(A)は、図2(B)に示したような、横一文字形状の開口予定部5B1を直径線から注出方向Xにずらして直径線と平行に設けたもの、図3(B)は、注出方向を2方向X1,X2とし、図3(A)のような横一文字形状の開口予定部5B1,5B1を各方向ぞれぞれについて設けたものである。
図3(C)は、図2(D)に示したD字形状の開口予定部5C1を直径線より注出方向側にずらした構成、図3(D)は、注出方向を2方向X1,X2とし、図3(C)のようなD字形状の開口予定部5C1,5C1を各方向ぞれぞれについて設けたものである。
また、上記した図2(E),(F)は同種形状の開口予定部を2つ組み合わせた構成であるが、図3(E)、(F)に示すように、異種形状の開口予定部と摘み片の組合せも可能であり、注出方向が同じ方向を向いていてもよいし、スコアの一部を共用してもよい。
図3(E)は、U字形状の開口予定部5E1の内側に、注出方向Xが同じとなるようにD字形状の開口予定部5C2を設けた組合せ例である。このD字形の開口予定部5C2の円弧部分とU字形の開口予定部5E1の円弧部分の境界を共通にして共用することも可能である。
図3(F)は、注出方向が2方向X1,X2で、D字形状の開口予定部5C3,5C4が直線部分を共通として背中合わせに配置した構成例である。このようにすれば、両方を開口すると、仕切り板のほぼ全体を開口することができる。
なお、開口予定部と摘み片は、二組だけでなく3組以上組み合わせてもよい。これらの開口予定部の形状、大きさは違っていてもよいし、複数組の開口予定部と摘み片のうち、少なくとも一つが本発明の構成であればよく、他は通常の従来技術でもよい。
なお、この実施例1の中栓1を装着した容器には、通常、カバーキャップが適用される。特に図示しないが、中栓1にカバーキャップと係合するための突起や溝、あるいはネジなどを設けてもよい。
図4は、本発明の実施例2に係る中栓付キャップを示している。
以下の説明では、主として上記実施例1と異なる点についてのみ説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略するものとする。
この中栓付キャップ50は、ヒンジ53を介して中栓51にキャップ52が開閉自在に取り付けられた構成となっている。このヒンジ53は、中栓の反注出側に設けられている。
この中栓51は、注出筒の下端からフランジ部8が張り出す構成で、仕切板3がフランジ部8より若干上方に位置している。フランジ部8の上面には、注出筒2を取り囲むように上方に突出する上環状凸部54が設けられている。
キャップ52は、円形の天板部521と、天板部521の外径端から垂下する円筒状の
スカート部522と、天板部521の中途部からスカート部522より小径でスカート部522と同心円状に垂下して延びる内筒部523とを備えた構成となっている。
ヒンジ53はキャップ52のスカート部522と中栓51のフランジ部8とを連結するもので、キャップ52は、ヒンジ53を中心に回転して中栓51に対して開閉するもので、注出筒2には、キャップ開閉時の内筒部523の回転軌跡と干渉しないように、ヒンジ53側に切欠き55が設けられ、内筒部523からの液だれを受け止めるように拡径されている。キャップ52を閉じたときには、スカート部522内周の突起と上環状凸部54外周の突起が係合して、キャップ52を係止する。この状態で、内筒部523は注出筒2内周面に摺接、または開口予定部5より外側の仕切板3に当接して、開口予定部5を開封した後も容器を液密に封止する。
仕切板3に設けられる開口予定部5および摘み片7の構成は実施例1と全く同じである。
この実施例の場合、キャップ52を開いた状態で、摘み片7を引っ張ってスコア4を破断し、注出口を形成する。ヒンジ53が中栓51の反注出側の端部に設けられているので、スコア破断時にキャップ52が邪魔にならず、スムースに開口することができる。
この中栓付キャップについても、ポリエチレンなど適宜の合成樹脂を用いて射出成形など公知の製造方法により成形することができる。
尚、本発明の中栓および中栓付キャップは、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
たとえば、内容物の適性に応じて仕切板を傾斜させたり、湾曲させたりしてもよい。上記各実施例では、中栓を容器口頸部に打栓嵌合しているが、固定壁にネジを設けて容器口頸部と螺合するようにしてもよい。また、紙製容器やパウチなどに対して、接着またはヒートシールにより固定,装着することもできる。
本発明に係る中栓及び中栓付キャップは、醤油、ソース、たれ、ドレッシング等の調味料や食用油等を収容する容器の他、飲料や医薬品等に用いる各種容器に利用可能である。
図1は本発明の実施例1に係る中栓を示すもので、同図(A)は指を掛けた状態の中栓の斜視図、同図(B)は中栓の斜視図、同図(C)は摘み片と切り裂いた開口片を示す斜視図、同図(D)は平面図、同図(E)は底面図、同図(F)は側面図、同図(G)は同図(F)のG−G線断面図である。 図2(A)乃至(F)は開口予定部の他の形状例を示す図である。 図3(A)乃至(F)は開口予定部のさらに他の形状例を示す図である。 図4は本発明の実施例2に係る中栓付キャップを示すもので、同図(A)は中栓付キャップの斜視図、同図(B)は縦断面図、同図(C)は側面図、同図(D)は平面図、同図(E)は底面図である。
符号の説明
1 中栓
2 注出筒
3 仕切板
4 スコア
41 外側スコア,42内側スコア,43 端部スコア
5 開口予定部
6 支柱部
7 摘み片
71 凹凸
8 フランジ部
9 固定壁
10 下環状凸部
50 中栓付キャップ
51 中栓
52 キャップ
521 天板部
522 スカート部
523 内筒部
53 ヒンジ
54 上環状凸部
X、X1、X2 注出方向

Claims (3)

  1. 容器に装着される注出筒と、該注出筒の底部を閉鎖する仕切板と、を有し、該仕切板には切り裂き可能なスコアで囲まれた開口予定部が設けられ、開口予定部には支柱部を介して摘み片が連結された構成の中栓において、
    前記開口予定部は仕切板の注出方向に対して直交方向の最大幅部を含む注出方向側の領域に設けられ、前記摘み片は開口予定部の注出方向と直交方向の両端部に立設された一対の支柱部を介して連結され、注出方向側の注出筒内周に沿った形状となっていることを特徴とする中栓。
  2. 開口予定部を注出方向長さに対して注出方向と直交方向の幅が大きい横長形状としたことを特徴とする請求項1に記載の中栓。
  3. 請求項1又は2に記載の中栓と、該中栓にヒンジを介して開閉自在に取り付けられている蓋体とを備え、ヒンジが中栓の反注出側の端部に設けられている中栓付キャップ。
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