JP2009201048A - フリップフロップ回路および半導体装置 - Google Patents

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祥吾 山中
Koichi Sano
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Abstract

【課題】データ出力波形品質の劣化を抑制できるフリップフロップ回路および半導体装置を提供する。
【解決手段】
本フリップフロップ回路は、第1のデータ読み込み用の差動対(Tr11、Tr12)および第1のデータ保持用の差動対(Tr13、Tr14)を含む第1の上段回路と、第1の電流スイッチ用の差動対(Tr15、Tr16)および第1の電流源Is11を含む第1の電流スイッチ回路とを備えるマスタラッチ回路を有する。また、第2のデータ読み込み用の差動対(Tr21、Tr22)および第2のデータ保持用の差動対(Tr23、Tr24)を含む第2の上段回路と、第2の電流スイッチ用の差動対(Tr25、Tr26)および第2の電流源Is21を含む第2の電流スイッチ回路とを備えるスレイブラッチ回路を有する。更に、スレイブラッチ回路は、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、フリップフロップ回路および当該フリップフロップ回路を有する半導体装置に関する。
従来のフリップフロップ回路として、例えば図1に示すようにエミッタ結合論理(emitter coupled logic:ECL)基本回路を用いたものが知られている(非特許文献1参照)。尚、図1の回路構成は、非特許文献1のFig.7に記載されている。当該回路はマスタラッチおよびスレイブラッチで構成され、マスタ・スレイブ型フリップフロップと呼ばれる。マスタラッチは上段のデータ読み込み用の差動対(Tr11、Tr12)と、上段のデータ保持用の正帰還差動対(Tr13、Tr14)と、下段の電流スイッチ用の差動対(Tr15、Tr16)と、エミッタフォロアとから構成される。正相(補相)データ端子DT/DCは、マスタラッチの上段のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr11、Tr12のベース端子とそれぞれ接続される。
また正相(補相)クロック端子CT/CCは、マスタラッチの下段の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のベース端子とそれぞれ接続される。トランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子側共通点は電流源Is11と接続されており、トランジスタTr15、Tr16および電流源Is11はクロック信号を制御信号とする電流スイッチとして機能する。CTがHighレベル、CCがLowレベルの時、トランジスタTr15がOn、トランジスタTr16がOffとなる。するとトランジスタTr11、Tr12からの電流が駆動電流として電流源Is11へ流れ、マスタラッチは正相(補相)データ端子DT/DCから入力されるデータを読み込む。次にCTがLowレベル、CCがHighレベルの時、トランジスタTr15がOff、トランジスタTr16がOnとなる。するとトランジスタTr13、Tr14からの電流が駆動電流として電流源Is11へ流れ、マスタラッチはデータを保持する。エミッタフォロアはマスタラッチが保持するデータをスレイブラッチへ出力する際にインピーダンス変換をする回路であり、トランジスタTr17、Tr18のエミッタ端子側をそれぞれ出力とする緩衡増幅器(バッファ)として機能する。
スレイブラッチは上段のデータ読み込み用の差動対(Tr21、Tr22)と、上段のデータ保持用の正帰還差動対(Tr23、Tr24)と、下段の電流スイッチ用の差動対(Tr25、Tr26)と、エミッタフォロアとから構成される。マスタラッチで保持出力されたデータは、スレイブラッチの上段のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のベース端子へそれぞれ入力される。また正相(補相)クロック端子CT/CCは、スレイブラッチの下段の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のベース端子とそれぞれ接続される。トランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子側共通点は電流源Is21と接続されており、トランジスタTr25、Tr26および電流源Is21はクロック信号を制御信号とする電流スイッチとして機能する。
CTがLowレベル、CCがHighレベルの時、トランジスタTr25がOn、トランジスタTr26がOffとなる。するとトランジスタTr21、Tr22からの電流が駆動電流として電流源Is21へ流れ、スレイブラッチはマスタラッチが保持出力するデータを読み込む。次にCTがHighレベル、CCがLowレベルの時、トランジスタTr25がOff、トランジスタTr26がOnとなる。するとトランジスタTr23、Tr24からの電流が駆動電流として電流源Is21へ流れ、スレイブラッチはデータを保持する。エミッタフォロアはスレイブラッチが保持するデータを出力する際にインピーダンス変換をする回路であり、トランジスタTr27、Tr28のエミッタ端子側をそれぞれ正相(補相)出力端子QT/QCとする緩衡増幅器(バッファ)として機能する。このようにマスタ・スレイブ型フリップフロップは正相(補相)入力端子DT/DCから入力されたデータをクロックに応じて一時的に保持し、正相(補相)出力端子QT/QCから出力する動作を繰り返す。
Abed-Elhak Kasbari, Philippe Andre, AgnieszkaKonczykowska, Muriel Riet, Sylvain Blayac, Habiba Ouslimani, and Jean Godin,"Design of High-Speed Master-Slave D-Type Flip-Flop in InP DHBTTechnology", IEEE Transactions on Microwave Theory andTechniques, vol.50, No.12, December 2002
しかしながら、従来のフリップフロップ回路では、クロックノイズのため、データ出力波形品質が劣化するという問題がある。マスタラッチおよびスレイブラッチはクロック信号を制御信号として、下段の電流スイッチを切り替え、上段のデータ読み込み用の差動対と上段のデータ保持用の差動対の動作タイミングを制御している。しかし、電流スイッチの切り替えには有限の時間を要するため、マスタラッチおよびスレイブラッチには、データ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態が存在する。逆に、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態も存在する。クロックノイズは、上記の過渡状態に発生する。
ここで、従来のフリップフロップ回路において、スレイブラッチがデータ読み込み状態からデータ保持状態へ遷移する過渡状態を考える。データ読み込み状態において、正相(補相)出力端子QTはHighレベル、正相(補相)出力端子QCはLowレベルとする。つまり、スレイブラッチの上段のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21はOff、トランジスタTr22はOnであり、スレイブラッチの上段のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24はOffであるが、トランジスタTr23のベース端子はLowレベル、トランジスタTr24のベース端子はHighレベルとなっている。
スレイブラッチがデータ読み込み状態からデータ保持状態へ遷移するとき、スレイブラッチの上段のデータ読み込み用の差動対を流れる電流は減少し、上段のデータ保持用の差動対に電流が流れ出す。したがってトランジスタTr22がOnからOffに、トランジスタTr24がOffからOnへと切り替わる。このとき、トランジスタTr24のベース・コレクタ間容量の充電に時間を要するため、トランジスタTr22がOnからOffとなる速度と比べて、トランジスタTr24がOffからOnとなる速度が低い。上記の速度差のため、負荷抵抗R22を流れる電流が減少する。すなわち、トランジスタTr24のコレクタ端子の電位が上昇する。これにより、正相(補相)出力端子QCにクロックが漏れ込んだようなクロックノイズが発生する。
図2に40Gbps動作時のフリップフロップの出力波形を示す。Lowレベルのクロックノイズは250mVpp、Highレベルのクロックノイズは80mVppである。クロックノイズのためデータ出力波形品質が劣化し、有効論理振幅が低減していることがわかる。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、データ出力波形品質の劣化を抑制できるフリップフロップ回路および半導体装置を提供するものである。
上記目的達成のため、本発明に係るフリップフロップ回路では、一対のトランジスタにより構成された第1のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタにより構成された第1のデータ保持用の差動対を含む第1の上段回路と、一対のトランジスタにより構成された第1の電流スイッチ用の差動対および第1の電流源を含む第1の電流スイッチ回路とを備えるマスタラッチ回路と、一対のトランジスタにより構成された第2のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタにより構成された第2のデータ保持用の差動対を含む第2の上段回路と、一対のトランジスタにより構成された第2の電流スイッチ用の差動対および第2の電流源を含む第2の電流スイッチ回路とを備えるスレイブラッチ回路とを有する。更に、前記スレイブラッチ回路は、前記第2の前記電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載のように、請求項1に記載の本発明に係るフリップフロップ回路では、前記第2の前記電流スイッチ回路の前記切り替え速度を低下させる前記手段は、前記第2の前記電流スイッチ用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗であることを特徴としている。
また、請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の本発明に係るフリップフロップ回路では、前記第2の前記電流スイッチ回路の前記切り替え速度を低下させる前記手段は、前記第2の前記データ読み込み用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗および前記第2の前記データ保持用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗であることを特徴としている。
また、請求項4に記載のように、請求項2または3に記載の本発明に係るフリップフロップ回路では、前記第1の前記電流スイッチ用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に、抵抗を設けたことを特徴としている。
また、請求項5に記載のように、請求項1乃至4のいずれかに記載の本発明に係るフリップフロップ回路は、40Gbps以上100Gbps以下における動作用の回路であることを特徴としている。
また、請求項6に記載のように、本発明に係る半導体装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載のフリップフロップ回路を含む。
本発明に係るフリップフロップ回路によれば、スレイブラッチ回路は第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有するので、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
また、本発明に係るフリップフロップ回路によれば、第1の電流スイッチ用の差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に抵抗を設けているので、入力感度特性を劣化させることなく、マスタラッチ回路におけるスレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みを抑制でき、データ出力波形品質の劣化をより抑制することができる。
以下に、本発明の第1乃至第5の実施の形態に係る半導体装置について、図3乃至図12を参照して説明する。なお、第1乃至第5の実施の形態に係る半導体装置は、InP heterojunction bipolar transistor(HBT)技術が用いられた、40Gbps動作用のフリップフロップ回路を有する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に含まれるフリップフロップ回路の構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。図3に示すように、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、マスタラッチ回路とスレイブラッチ回路により構成される。マスタラッチ回路は、一対のトランジスタTr11、Tr12により構成された第1のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタTr13、Tr14により構成された第1のデータ保持用の差動対を含む第1の上段回路と、一対のトランジスタTr15、Tr16により構成された第1の電流スイッチ用の差動対および第1の電流源Is11を含む第1の電流スイッチ回路と、エミッタフォロアとを備えている。更に、第1の上段回路は、負荷抵抗R11、R12を備えている。
正相(補相)データ端子DT/DCは、マスタラッチ回路の第1のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr11、Tr12のベース端子とそれぞれ接続される。また、正相(補相)クロック端子CT/CCは、マスタラッチ回路の第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のベース端子とそれぞれ接続される。トランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子側共通点は、電流源Is11と接続される。そして、トランジスタTr15、Tr16および電流源Is11はクロック信号を制御信号とする電流スイッチとして機能する。
正相(補相)クロック端子CTがHighレベル、正相(補相)クロック端子CCがLowレベルの時、トランジスタTr15がOn、トランジスタTr16がOffとなる。するとトランジスタTr11、Tr12からの電流が駆動電流として電流源Is11へ流れ、マスタラッチ回路は正相(補相)データ端子DT/DCから入力されるデータを読み込む。次に、正相(補相)クロック端子CTがLowレベル、正相(補相)クロック端子CCがHighレベルの時、トランジスタTr15がOff、トランジスタTr16がOnとなる。するとトランジスタTr13、Tr14からの電流が駆動電流として電流源Is11へ流れ、マスタラッチ回路はデータを保持する。エミッタフォロアは、マスタラッチ回路が保持するデータをスレイブラッチ回路へ出力する際にインピーダンス変換をする回路であり、トランジスタTr17、Tr18のエミッタ端子側をそれぞれ出力とする緩衡増幅器(バッファ)として機能する。なお、トランジスタTr17のエミッタ端子と電流源12とが接続され、トランジスタTr18のエミッタ端子と電流源13とが接続される。
一方、スレイブラッチ回路は、一対のトランジスタTr21、Tr22により構成された第2のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタTr23、Tr24により構成された第2のデータ保持用の差動対を含む第2の上段回路と、一対のトランジスタTr25、Tr26により構成された第2の電流スイッチ用の差動対および第2の電流源Is21を含む第2の電流スイッチ回路と、エミッタフォロアとを備えている。更に、第2の上段回路は、負荷抵抗R21、R22を備えている。マスタラッチ回路で保持出力されたデータは、スレイブラッチ回路の第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のベース端子へそれぞれ入力される。また、正相(補相)クロック端子CT/CCは、スレイブラッチ回路の第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のベース端子とそれぞれ接続される。トランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子側共通点は電流源Is21と接続されており、トランジスタTr25、Tr26および電流源Is21はクロック信号を制御信号とする電流スイッチとして機能する。
正相(補相)クロック端子CTがLowレベル、正相(補相)クロック端子CCがHighレベルの時、トランジスタTr25がOn、トランジスタTr26がOffとなる。するとトランジスタTr21、Tr22からの電流が駆動電流として電流源Is21へ流れ、スレイブラッチ回路は、マスタラッチ回路が保持出力するデータを読み込む。次に、正相(補相)クロック端子CTがHighレベル、正相(補相)クロック端子CCがLowレベルの時、トランジスタTr25がOff、トランジスタTr26がOnとなる。するとトランジスタTr23、Tr24からの電流が駆動電流として電流源Is21へ流れ、スレイブラッチ回路はデータを保持する。
エミッタフォロアはスレイブラッチ回路が保持するデータを出力する際にインピーダンス変換をする回路であり、トランジスタTr27、Tr28のエミッタ端子側をそれぞれ正相(補相)出力端子QT/QCとする緩衡増幅器(バッファ)として機能する。なお、トランジスタTr27のエミッタ端子と電流源22とが接続され、トランジスタTr28のエミッタ端子と電流源23とが接続される。このようにして、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、正相(補相)入力端子DT/DCから入力されたデータをクロック信号に応じて一時的に保持し、正相(補相)出力端子QT/QCから出力する動作を繰り返し行う。
次に、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路におけるデータ出力波形品質の劣化抑制効果について、図4を参照して説明する。従来と同様に、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路でも、マスタラッチ回路およびスレイブラッチ回路はクロック信号を制御信号として、第1および第2の電流スイッチ回路を切り替えているが、第1および第2の電流スイッチ回路の切り替えには有限の時間を要するため、マスタラッチ回路およびスレイブラッチ回路には、データ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態と、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態とが存在する。このため、図4に示すように、クロックノイズが上記の過渡状態に発生している。
ここで、従来のフリップフロップ回路におけるデータ出力波形品質の劣化は、データ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態およびデータ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態に発生するクロックノイズが原因であった。具体的には、スレイブラッチ回路におけるデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生するクロックノイズを例にとると、データ読み込み状態において、正相(補相)出力端子QTをHighレベル、正相(補相)出力端子QCをLowレベルとした場合、スレイブラッチ回路がデータ読み込み状態からデータ保持状態へ遷移するにつれ、トランジスタTr22がOnからOffへ、トランジスタTr24がOffからOnへと切り替わる。しかし、トランジスタTr24のベース・コレクタ間容量の充電に時間を要するため、トランジスタTr22がOnからOffへ切り替わる速度と比べて、トランジスタTr24がOffからOnへ切り替わる速度が低くなり、上記の速度差のため、負荷抵抗R22を流れる電流が減少していた。すなわち、トランジスタTr24のコレクタ端子の電位が上昇していた。これにより、正相(補相)出力端子QCにクロックが漏れ込んだようなクロックノイズが発生していた。
一方、データ読み込み状態において、正相(補相)出力端子QTをLowレベル、正相(補相)出力端子QCをHighレベルとした場合には、トランジスタTr21がOnからOffへ切り替わる速度と比べて、トランジスタTr23がOffからOnへ切り替わる速度が低くなり、上記の速度差のため、負荷抵抗R21を流れる電流が減少していた。すなわち、トランジスタTr23のコレクタ端子の電位が上昇していた。これにより、正相(補相)出力端子QTにクロックが漏れ込んだようなクロックノイズが発生していた。また、スレイブラッチ回路におけるデータ保持状態からデータ読み込み状態へ遷移する過渡状態でも、同様に、クロックが漏れ込んだようなクロックノイズが発生していた。これから、当該クロックノイズのため、データ出力波形品質が劣化していた。
そこで、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路のスレイブラッチ回路は、更に、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有している。具体的には、上記手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26である。抵抗R25、R26により、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度が低下する。すると、スレイブラッチ回路におけるデータ読み込み状態からデータ保持状態へ遷移する過渡状態において、第2のデータ読み込み用の差動対(Tr21、Tr22)を流れる電流の単位時間当たりの減少分も低下するため、第2のデータ保持用の差動対(Tr23、Tr24)が動作するまでに発生する、負荷抵抗R21、R22を流れる電流の減少を抑制できる。また、スレイブラッチ回路におけるデータ保持状態からデータ読み込み状態へ遷移する過渡状態でも同様に抑制できる。よって、正相(補相)出力端子QT/QCにクロックが漏れ込んだようなクロックノイズを抑制でき、データ出力波形品質の劣化を抑制できる。
図4は、第1の実施の形態のフリップフロップの出力波形を示す図である。図4では、図3に示した構成のフリップフロップ回路における40Gbps動作時のデータ出力波形のシミュレーション結果を示している。なお、当該シミュレーションには回路シミュレータとして汎用的であるSPICEを用いた。図4に示したように、Lowレベルのクロックノイズは140mVpp、Highレベルのクロックノイズは50mVppである。これから、従来のフリップフロップ回路と比べて、Lowレベルのクロックノイズは110mV、Highレベルのクロックノイズは30mV改善されていることがわかる。
以上より、本発明の第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置によれば、スレイブラッチ回路は、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有する。当該手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26である。これにより、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置と異なる点を中心に図5乃至図6を参照して説明する。また、第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と同様の構造には同じ番号を付し、説明を省略する。図5は、本発明の第2の実施の形態を示す図である。図5に示すように、第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路とほとんど同じである。
第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路が第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と異なる点は、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段が異なることである。具体的には、第1の実施の形態では、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26である。しかし、第2の実施の形態では、当該手段は、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。
トランジスタTr21のエミッタ端子に抵抗R211を設け、トランジスタTr22のエミッタ端子に抵抗R221を設け、トランジスタTr23のエミッタ端子に抵抗R23を設け、トランジスタTr24のエミッタ端子に抵抗R24を設けることで、第2の電流スイッチ回路が駆動する負荷を大きく見せている。負荷が大きくなると、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度は低下する。これから、第1の実施の形態と同様の理由により、スレイブラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生するクロックノイズを抑制できる。よって、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
図6は、第2の実施の形態のフリップフロップの出力波形を示す図である。図6では、図5に示した構成のフリップフロップ回路における40Gbps動作時のデータ出力波形のシミュレーション結果を示している。なお、当該シミュレーションでもSPICEを用いた。図6に示したように、Lowレベルのクロックノイズは130mVpp、Highレベルのクロックノイズは50mVppである。これから、従来のフリップフロップ回路と比べて、Lowレベルのクロックノイズは120mV、Highレベルのクロックノイズは30mV改善されていることがわかる。
以上より、本発明の第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置によれば、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。このようにしても、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置と異なる点を中心に図7乃至図8を参照して説明する。また、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と同様の構造には同じ番号を付し、説明を省略する。図7は、本発明の第3の実施の形態を示す図である。図7に示すように、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路とほとんど同じである。
第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路が第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と異なる点は、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段が異なることである。具体的には、第1の実施の形態では、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26である。しかし、第3の実施の形態では、当該手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。
すなわち、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第2の実施の形態における、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路に追加した構成となっている。第1および第2の実施の形態と同様の理由により、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度が低下する。これから、スレイブラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生するクロックノイズを抑制できる。よって、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
図8は、第3の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。図8では、図7に示した構成のフリップフロップ回路における40Gbps動作時のデータ出力波形のシミュレーション結果を示している。なお、当該シミュレーションでもSPICEを用いた。図8に示したように、Lowレベルのクロックノイズは120mVpp、Highレベルのクロックノイズは40mVppである。これから、従来のフリップフロップ回路と比べて、Lowレベルのクロックノイズは130mV、Highレベルのクロックノイズは40mV改善されていることがわかる。また、第1の実施の形態および第2の実施の形態と比べても、LowレベルのクロックノイズおよびHighレベルのクロックノイズが改善されている。
以上より、本発明の第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置によれば、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。これにより、データ出力波形品質の劣化をより抑制することができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置と異なる点を中心に図9乃至図10を参照して説明する。また、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路について、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と同様の構造には同じ番号を付し、説明を省略する。図9は、本発明の第4の実施の形態を示す図である。図9に示すように、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路とほとんど同じである。第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路が第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路と異なる点は、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けたことである。
以下、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路において、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けた理由について説明する。従来のフリップフロップ回路では、スレイブラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に、クロックが漏れ込んだようなクロックノイズが発生していた。当該クロックノイズのため、データ出力波形品質が劣化していた。そこで、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路では、上記クロックノイズを抑制し、データ出力波形品質の劣化を抑制するため、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に抵抗R25、R26を設けている。しかしながら、マスタラッチ回路においても、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に、スレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みが発生する。当該クロックの漏れ込みのため、マスタラッチ回路からスレイブラッチ回路へ出力するデータの波形が劣化する。
そこで、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路では、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けることで、第1の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させている。すると、スレイブラッチ回路と同様に、マスタラッチ回路におけるデータ読み込み状態からデータ保持状態へ遷移する過渡状態において、第1のデータ読み込み用の差動対(Tr11、Tr12)を流れる電流の単位時間当たりの減少分も低下するため、第1のデータ保持用の差動対(Tr13、Tr14)が動作するまでに発生する、負荷抵抗R11、R12を流れる電流の減少を抑制できる。また、マスタラッチ回路におけるデータ保持状態からデータ読み込み状態へ遷移する過渡状態でも同様に抑制できる。よって、スレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みを抑制でき、比較的波形品質の良いデータをマスタラッチ回路からスレイブラッチ回路へ出力することができる。
更に、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路では、第1の実施の形態と同様に、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に抵抗R25、R26を設けているので、第1の実施の形態と同様の理由により、スレイブラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生するクロックノイズを抑制できる。よって、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
なお、マスタラッチ回路の第1のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr11、Tr12の各エミッタ端子および第1のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr13、Tr14の各エミッタ端子に抵抗を設けていないことには理由がある。マスタラッチ回路の第1のデータ読み込み用の差動対(Tr11、Tr12)および第1のデータ保持用の差動対(Tr13、Tr14)に抵抗を設けると、当該差動対の利得が下がり、フリップフロップ回路の入力感度特性が劣化するという問題がある。したがって、入力感度特性を劣化させることなく、マスタラッチ回路におけるスレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みを抑制し、比較的波形品質の良いデータをマスタラッチ回路からスレイブラッチ回路へ出力するため、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子にのみ抵抗R15、R16を設けている。
図10は、第4の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。図10では、図9に示した構成のフリップフロップ回路における40Gbps動作時のデータ出力波形のシミュレーション結果を示している。なお、当該シミュレーションでもSPICEを用いた。図10に示したように、Lowレベルのクロックノイズは120mVpp、Highレベルのクロックノイズは40mVppである。これから、従来のフリップフロップ回路と比べて、Lowレベルのクロックノイズは130mV、Highレベルのクロックノイズは40mV改善されていることがわかる。また、第1の実施の形態および第2の実施の形態と比べても、LowレベルのクロックノイズおよびHighレベルのクロックノイズが改善されている。
以上より、本発明の第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置によれば、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に抵抗R25、R26を設けているので、第1の実施の形態と同様の効果を取得できる。また、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けているので、入力感度特性を劣化させることなく、マスタラッチ回路におけるスレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みを抑制し、比較的波形品質の良いデータをマスタラッチ回路からスレイブラッチ回路へ出力できる。これから、データ出力波形品質の劣化をより抑制することができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置について、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置と異なる点を中心に図11乃至図12を参照して説明する。また、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路について、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路と同様の構造には同じ番号を付し、説明を省略する。図11は、本発明の第5の実施の形態を示す図である。図11に示すように、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路とほとんど同じである。
第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路が第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路と異なる点は、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段が異なることである。具体的には、第4の実施の形態では、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26である。しかし、第5の実施の形態では、当該手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。
すなわち、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第2の実施の形態における、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路に追加した構成となっている。または、第4の実施の形態における抵抗R15、R16を、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路における第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に追加した構成となっている。第1および第2の実施の形態と同様の理由により、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度は低下する。これから、スレイブラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生するクロックノイズを抑制できる。よって、データ出力波形品質の劣化を抑制することができる。
更に、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路は、第4の実施の形態と同様に、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けているので、第4の実施の形態と同様の理由により、第1の電流スイッチ回路の切り替え速度が低下する。これから、入力感度特性を劣化させることなく、マスタラッチ回路において、データ保持状態からデータ読み込み状態への過渡状態およびデータ読み込み状態からデータ保持状態への過渡状態に発生する、スレイブラッチ回路と同様のクロックの漏れ込みを抑制できる。よって、比較的波形品質の良いデータをマスタラッチ回路からスレイブラッチ回路へ出力することができる。これから、データ出力波形品質の劣化をより抑制することができる。
図12は、第5の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。図12では、図11に示した構成のフリップフロップ回路における40Gbps動作時のデータ出力波形のシミュレーション結果を示している。なお、当該シミュレーションでもSPICEを用いた。図12に示したように、Lowレベルのクロックノイズは110mVpp、Highレベルのクロックノイズは40mVppである。これから、従来のフリップフロップ回路と比べて、Lowレベルのクロックノイズは140mV、Highレベルのクロックノイズは40mV改善されていることがわかる。また、第4の実施の形態と比べても、Lowレベルのクロックノイズが改善されている。
以上より、本発明の第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有する半導体装置によれば、第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けているので、第4の実施の形態と同様の効果を取得できる。また、第2の電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段は、第2の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr25、Tr26のエミッタ端子に設けられた抵抗R25、R26、第2のデータ読み込み用の差動対を構成するトランジスタTr21、Tr22のエミッタ端子に設けられた抵抗R211、R221および第2のデータ保持用の差動対を構成するトランジスタTr23、Tr24のエミッタ端子に設けられた抵抗R23、R24である。これにより、データ出力波形品質の劣化をより抑制することができる。
なお、以上に述べた実施の形態は、本発明の実施の一例であり、本発明の範囲はこれらに限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、他の様々な実施の形態に適用可能である。例えば、第1乃至第5の実施の形態に係る半導体装置では、第1乃至第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路を有しているが、他の回路を含んでいても同様の効果を取得できる。
また、第1の実施の形態に係るフリップフロップ回路における第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けた回路を、第4の実施の形態に係るフリップフロップ回路とし、第3の実施の形態に係るフリップフロップ回路における第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けた回路を、第5の実施の形態に係るフリップフロップ回路としているが、特にこれに限定されるものでなく、第2の実施の形態に係るフリップフロップ回路における第1の電流スイッチ用の差動対を構成するトランジスタTr15、Tr16のエミッタ端子に抵抗R15、R16を設けても良い。
また、第1乃至第5の実施の形態に係る半導体装置が有するフリップフロップ回路は、40Gbps動作用の回路であるが、特にこれに限定されるものでなく、40Gbps以上の動作用の回路でも同様の効果を取得できる。特に、40Gbps以上100Gbps以下における動作用の回路において有効である。
従来のフリップフロップの回路構成を示す図である。 従来のフリップフロップの出力波形を示す図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図である。 第1の実施の形態のフリップフロップの出力波形を示す図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図である。 第2の実施の形態のフリップフロップの出力波形を示す図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図である。 第3の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図である。 第4の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図である。 第5の実施の形態でのフリップフロップの出力波形を示す図である。
符号の説明
Tr11、Tr12、Tr13、Tr14、Tr15、Tr16、Tr17、Tr18、Tr21、Tr22、Tr23、Tr24、Tr25、Tr26、Tr27、Tr28 トランジスタ、
Is11、Is12、Is13、Is21、Is22、Is23 電流源、
R11、R12、R21、R22 負荷抵抗、
R15、R16、R23、R24、R25、R26、R211、R221 抵抗、
DT、DC 正相(補相)データ端子、
CT、CC 正相(補相)クロック端子、
QT、QC 正相(補相)出力端子、

Claims (6)

  1. 一対のトランジスタにより構成された第1のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタにより構成された第1のデータ保持用の差動対を含む第1の上段回路と、一対のトランジスタにより構成された第1の電流スイッチ用の差動対および第1の電流源を含む第1の電流スイッチ回路とを備えるマスタラッチ回路と、
    一対のトランジスタにより構成された第2のデータ読み込み用の差動対および一対のトランジスタにより構成された第2のデータ保持用の差動対を含む第2の上段回路と、一対のトランジスタにより構成された第2の電流スイッチ用の差動対および第2の電流源を含む第2の電流スイッチ回路とを備えるスレイブラッチ回路とを有するフリップフロップ回路において、
    前記スレイブラッチ回路は、前記第2の前記電流スイッチ回路の切り替え速度を低下させる手段を有することを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 前記第2の前記電流スイッチ回路の前記切り替え速度を低下させる前記手段は、前記第2の前記電流スイッチ用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗であることを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ回路。
  3. 前記第2の前記電流スイッチ回路の前記切り替え速度を低下させる前記手段は、前記第2の前記データ読み込み用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗および前記第2の前記データ保持用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に設けられた抵抗であることを特徴とする請求項1または2に記載のフリップフロップ回路。
  4. 前記第1の前記電流スイッチ用の前記差動対を構成する両トランジスタのエミッタ端子に、抵抗を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載のフリップフロップ回路。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のフリップフロップ回路は、40Gbps以上100Gbps以下における動作用の回路であることを特徴とするフリップフロップ回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のフリップフロップ回路を含む半導体装置。
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