JP2009201935A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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恭義 大田
Naoki Mochizuki
直樹 望月
Yasuki Harada
泰樹 原田
Koji Fukuda
浩司 福田
Hidekazu Kito
英一 鬼頭
Naoyuki Nishino
直行 西納
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Abstract

【課題】緊急時に可搬型の放射線検出器を使用した撮影装置による処理に切り替えて、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応できるようにする。
【解決手段】放射線画像撮影システム10は、放射線撮影によって被写体50を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する放射線変換パネル70を収納した撮影台を使用した第1撮影装置22と、放射線撮影によって被写体50を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する蓄積性蛍光体パネルを収納した可搬型のカセッテ110を使用した第2撮影装置24と、第1撮影装置22と第2撮影装置24とを制御するホストコンソール16とを有する。ホストコンソール16は、緊急撮影の指示があったときに、第2撮影装置24による撮影処理を第1撮影装置22による撮影処理よりも優先して行わせる優先処理部203を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、仕様形態の異なる複数の撮影装置を用いて撮影を行う放射線画像撮影システムに関する。
医療分野において、被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線を放射線変換パネルに導いて放射線画像を撮影する撮影装置が広汎に使用されている。
この場合、放射線変換パネルとして、蛍光体に放射線画像情報としての放射線エネルギを蓄積し、励起光を照射することで放射線画像情報を輝尽発光光として取り出すことのできる蓄積性蛍光体パネルが知られている。放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネルは、読取装置に供給して読取処理を行うことで、可視画像としての放射線画像を得ることができる。
また、手術室等の医療現場においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、放射線変換パネルから直ちに放射線画像情報を読み出して表示できることが要求される。このような要求に対応可能な放射線変換パネルとして、放射線を直接電気信号に変換し、あるいは、放射線をシンチレータで可視光に変換した後、電気信号に変換して読み出す固体撮像素子を用いた放射線変換パネルが開発されている。
これらの放射線変換パネルを使用して放射線画像を撮影する撮影装置には、被写体である患者の状態や、撮影部位等の撮影条件に応じた仕様形態の異なる種々のものがある。例えば、特許文献1には、立位型の撮影装置と、臥位型の撮影装置とを混在させたシステムが例示されている。
また、手術室等の医療現場においては、患者に対して迅速且つ的確な処置を施すため、急患に対して迅速に放射線撮影を行う必要がある。このような緊急時に対応したシステムとして特許文献2及び3が提案されている。
特許文献2記載のシステムは、医用診断装置において、緊急撮影モードが指示されたとき、緊急用プリセット条件を選択してモニタに表示させ、オペレータは、この表示に従って撮影条件を選択実行する、というものである。
特許文献3記載のシステムは、中央制御ユニットとは独立に、緊急制御手段を有する緊急制御ユニットが設けられ、中央制御ユニットがダウンしたとき、緊急制御ユニットが中央制御ユニットの処理の一部を負担する、というものである。
特開2001−340326号公報 特開2002−165782号公報 特表2004−527303号公報
ところで、上述した引用文献2及び3の緊急時に対応したシステムにおいては、緊急時に、緊急用プリセット条件が表示され、あるいは、緊急制御ユニットが駆動されるだけであり、緊急用の撮影装置に処理が切り替わるわけではない。
つまり、従来のシステムでは、緊急時に対応した処理、例えば手術室に行く途中の廊下で撮影したり、重症患者を撮影台に移動させることなく、搬送されてきた台に寝かせたまま撮影するという処理ができず、例えば急患に対する緊急の放射線撮影を行う場合に、直ちに対応することができないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、緊急時に可搬型の放射線検出器を使用した撮影装置による処理に切り替えることができ、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応することができる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
本発明に係る放射線画像撮影システムは、放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する第1放射線変換パネルを収納した撮影台を使用した第1撮影装置と、
放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する第2放射線変換パネルを収納した可搬型の放射線検出器を使用した第2撮影装置と、
前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有し、
前記処理装置は、緊急撮影の指示があったときに、前記第2撮影装置による撮影処理を前記第1撮影装置による撮影処理よりも優先して行わせる優先処理手段を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る放射線画像撮影システムによれば、緊急時に可搬型の放射線検出器を使用した撮影装置による処理に切り替えることができ、緊急撮影の割り込みに対して、直ちに対応することができる。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態例を図1〜図6を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10の構成を示す。放射線画像撮影システム10は、病院内の医療事務処理を管理する医事情報システム12(HIS:Hospital Information System)と、HIS12の管理下において、放射線科での放射線画像の撮影処理を管理する放射線科情報システム14(RIS:Radiology Information System)と、医師による診断読影を行うためのビューア15と、放射線科の撮影室に隣接する処理室に設置され、仕様形態の異なる各種撮影装置を管理制御するホストコンソール16と、前記処理室に設置され、特定の撮影装置を管理制御する第1コンソール18及び第2コンソール20と、第1コンソール18により制御される第1撮影装置22と、第2コンソール20により制御される第2撮影装置24と、第2コンソール20により制御され、第2撮影装置24により撮影された放射線画像情報を読み取る読取装置26とを備え、これらが院内ネットワーク28によって相互に接続されている。院内ネットワーク28には、必要に応じてさらに他のコンソール、撮影装置等を接続することができる。
ホストコンソール16は、HIS12を用いて設定した患者の氏名、性別、年齢等の患者情報、RIS14を用いて医師又は技師が設定した当該患者に対する放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置、さらには、必要に応じて、使用する撮影装置を構成する放射線源に設定する管電圧、管電流、放射線の照射時間等の撮影条件を含む撮影指示情報を院内ネットワーク28を介して取得し、これらの情報を対応する第1コンソール18又は第2コンソール20に供給する。また、ホストコンソール16は、第1コンソール18又は第2コンソール20による処理を代行することもできる。従って、第1コンソール18又は第2コンソール20をホストコンソール16に置き換えることで、より安価なシステム構成とすることができる。ホストコンソール16及び第2撮影装置24には、後述する第1撮影装置22に適用される放射線変換パネルを特定するためのID情報を取得するバーコードリーダ30、32が接続される。
図3は、ホストコンソール16、第1撮影装置22及び第2撮影装置24の構成ブロック図である。
ホストコンソール16の制御部34(処理順設定装置)は、院内ネットワーク28を介して、RIS14、第1コンソール18、第2コンソール20、第1撮影装置22、第2撮影装置24、読取装置26との間で必要な情報の送受信を行う。ホストコンソール16は、操作設定部36と、操作設定部36を用いて撮影指示情報を設定し、あるいは、RIS14で設定された撮影指示情報を受け取り、撮影指示情報メモリ38に記憶させる撮影指示情報設定部40と、設定された撮影指示情報に従い、放射線画像情報を処理する特定の第1コンソール18又は第2コンソール20を選択し、対応する撮影指示情報を、選択された第1コンソール18又は第2コンソール20に供給するコンソール選択部42と、第1撮影装置22又は第2撮影装置24から取得した放射線画像情報に対する画像処理を行う画像処理部44と、画像処理された放射線画像情報を記憶する画像メモリ46と、放射線画像情報を表示する表示部48とを備える。
また、制御部34は、同一の被写体50に対し、第1撮影装置22及び第2撮影装置24の両方を用いて複数枚の放射線画像の撮影を行う場合、撮影指示情報に従って撮影処理を行う処理順を設定し、その処理順に第1コンソール18及び第2コンソール20を選択して撮影指示情報を供給する。
第1コンソール18及び第2コンソール20は、RIS14から撮影指示情報を取得する機能を有する制御部34と、コンソール選択部42とを除き、ホストコンソール16と略同一の機能を備える。なお、ホストコンソール16と、第1コンソール18と、第2コンソール20とは、必ずしも異なる構成である必要はなく、同一構成としてもよい。
第1撮影装置22は、被写体50の胸部等の放射線画像を撮影する立位撮影装置であり、放射線源制御部66によって制御される放射線源64と、後述する固体撮像素子を用いた放射線変換パネルを収納し、放射線源64に対向して配置される撮影台60とから構成される。なお、放射線源制御部66は、ホストコンソール16により設定された撮影条件に従って放射線源64を駆動制御する。
図4は、撮影台60に収納される放射線変換パネル70の回路構成を示す。
放射線変換パネル70は、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層72を行列状の薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)74のアレイの上に配置した構造を有し、発生した電荷を蓄積容量76に蓄積した後、各行毎にTFT74を順次オンにして、電荷を画像信号として読み出す。図4では、光電変換層72及び蓄積容量76からなる1つの画素78と1つのTFT74との接続関係のみを示し、その他の画素78の構成については省略している。なお、アモルファスセレンは、高温になると構造が変化して機能が低下してしまうため、所定の温度範囲内で使用する必要がある。従って、撮影台60内に放射線変換パネル70を冷却する手段を配設することが好ましい。
各画素78に接続されるTFT74には、行方向と平行に延びるゲート線80と、列方向と平行に延びる信号線82とが接続される。各ゲート線80は、ライン走査駆動部84に接続され、各信号線82は、読取回路を構成するマルチプレクサ86に接続される。
ゲート線80には、行方向に配列されたTFT74をオンオフ制御する制御信号Von、Voffがライン走査駆動部84から供給される。この場合、ライン走査駆動部84は、ゲート線80を切り替える複数のスイッチSW1と、スイッチSW1の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ88とを備える。アドレスデコーダ88には、制御部100からアドレス信号が供給される。
また、信号線82には、列方向に配列されたTFT74を介して各画素78の蓄積容量76に保持されている電荷が流出する。この電荷は、増幅器92によって増幅される。増幅器92には、サンプルホールド回路94を介してマルチプレクサ86が接続される。マルチプレクサ86は、信号線82を切り替える複数のスイッチSW2と、スイッチSW2の1つを選択する選択信号を出力するアドレスデコーダ96を備える。アドレスデコーダ96には、制御部100からアドレス信号が供給される。マルチプレクサ86には、A/D変換器98が接続され、A/D変換器98によってデジタル信号に変換された放射線画像情報が制御部100に供給される。制御部100は、取得した放射線画像情報を院内ネットワーク28を介して、第1撮影装置22を制御する第1コンソール18に供給する。
第2撮影装置24は、被写体50の胸部を含む広範囲の放射線画像を撮影する臥位撮影装置であり、放射線源制御部102によって制御される放射線源104と、放射線源104に対向して配置される撮影台108とから構成される。撮影台108の側部には、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110の装填されるスロット112が配設される。第2撮影装置24は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20により制御される。第2撮影装置24は、第1撮影装置22とは仕様形態が異なる。放射線源制御部102は、ホストコンソール16により設定された撮影条件に従って放射線源104を駆動制御する。
蓄積性蛍光体パネルPは、照射された放射線Xのエネルギを蓄積する蓄積性蛍光体層を支持体上に形成したもので、励起光を照射することにより蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を出力する一方、所定光量の消去光を照射することにより残存するエネルギを除去して再使用できるものである。
カセッテ110は、蓄積性蛍光体パネルPを蓋部材114を介して収脱可能に収納するもので、その外面部には、内部に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを個別に識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報が記録されたバーコード116が装着される。バーコード116は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32、又は、ホストコンソール16に接続されたバーコードリーダ30によって読み取ることができる。
もちろん、カセッテ110は可搬型であるから、放射線源とカセッテ110だけで放射線撮影が可能となる。例えば放射線撮影室に行かなくても、手術室に行く途中の廊下で撮影したり、重症患者を撮影台に移動させることなく、搬送されてきた台に寝かせたまま撮影させることも可能である。
カセッテ110の蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報は、図5に示すように構成される読取装置26によって読み取られる。なお、読取装置26は、第2撮影装置24とともに、第2コンソール20により制御される。
読取装置26は、ケーシング118の上部にカセッテ装填部120を備え、このカセッテ装填部120に形成された装填口122に対して、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110が装填される。装填口122に近接して、カセッテ110に配設されたバーコード116の識別情報を読み取るバーコードリーダ124と、カセッテ110の蓋部材114のロックを解除するロック解除機構126と、蓋部材114が開蓋されたカセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを吸着して取り出す吸着盤128と、吸着盤128によって取り出された蓄積性蛍光体パネルPを挟持搬送するニップローラ130とが配設される。
ニップローラ130に連設して、複数の搬送ローラ132a〜132g及び複数のガイド板134a〜134fが配設され、これらにより湾曲搬送路136が構成される。湾曲搬送路136は、カセッテ装填部120から下方向に延在した後、最下部において略水平状態となり、次いで、略鉛直上方向に延在する。これにより、読取装置26の小型化が達成される。
ニップローラ130と搬送ローラ132aとの間には、読取処理が終了した蓄積性蛍光体パネルPに残存する放射線画像情報を消去するための消去部138が配設される。消去部138は、消去光を出力する冷陰極管等の消去光源140を有する。
湾曲搬送路136の最下部に配設される搬送ローラ132d、132e間には、プラテンローラ142が配設される。そして、プラテンローラ142の上部には、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録された放射線画像情報を読み取る走査ユニット144が配設される。
走査ユニット144は、励起光であるレーザビームLBを導出して蓄積性蛍光体パネルPを走査する励起部146と、レーザビームLBによって励起されて出力される放射線画像情報に係る輝尽発光光を読み取る読取部148とを備える。
励起部146は、レーザビームLBを出力するレーザ発振器150と、レーザビームLBを蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に偏向する回転多面鏡であるポリゴンミラー152と、レーザビームLBを反射させ、プラテンローラ142上を通過する蓄積性蛍光体パネルPに導く反射ミラー154とを備える。
読取部148は、一端部がプラテンローラ142上の蓄積性蛍光体パネルPに近接して配置される集光ガイド156と、集光ガイド156の他端部に連結され、蓄積性蛍光体パネルPから得られた輝尽発光光を電気信号に変換するフォトマルチプライヤ158とを備える。なお、集光ガイド156の一端部には、輝尽発光光の集光効率を高めるための集光ミラー160が近接して配設される。なお、フォトマルチプライヤ158によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20に供給される。
上述の例では、カセッテ110として、蓄積性蛍光体パネルPを収納したタイプのカセッテを示したが、蓄積性蛍光体パネルPの代わりに、撮影台に収納された放射線変換パネル70と同様の固体撮像素子を用いた放射線変換パネルを使用するようにしてもよい。但し、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテ110の方が、万が一落としても壊れることがないため、あわただしい状況で乱雑に扱うことも可能である点と、電気的な機構が無いため、液体の進入を気にする必要がなく、洗浄等の手入れも容易である点で優れる。
院内ネットワーク28には、他の仕様形態の撮影装置、例えば、CT装置、MR装置を接続することができるとともに、これらの撮影装置を制御するコンソールを接続することができる。
ここで、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10の通常の動作(システム全体に電力が供給された状態で、緊急時以外の動作)について説明する。
先ず、HIS12を用いて、患者の氏名、性別、年齢等の患者情報が設定され、次いで、当該患者情報に関連させて、放射線画像の撮影方法、撮影部位、撮影に使用する撮影装置等の撮影指示情報がRIS14を用いて設定される。
放射線科に設置されているホストコンソール16の制御部34は、院内ネットワーク28を介して、RIS14から患者情報及び撮影指示情報を取得する。一方、技師は、ホストコンソール16の操作設定部36を用い、撮影指示情報の設定、変更を行う。
例えば、技師は、取得した撮影指示情報に設定されている撮影装置の放射線源に対して、被写体50の撮影部位に応じた管電圧、管電流、放射線の照射時間等の撮影条件を設定する。なお、撮影条件は、RIS14を用いて設定することも可能である。
また、RIS14を用いて医師が選択した撮影装置が第1撮影装置22であるところ、被写体50が車椅子を使用しており、第1撮影装置22を用いた撮影ができない場合を想定する。この場合、技師は、車椅子と被写体50との間にカセッテ110を挟み込み、第2撮影装置24を構成する放射線源104を用いた撮影に切り替えるため、撮影装置に係る撮影指示情報を変更する。また、医師が第2撮影装置24を選択したところ、第2撮影装置24が調整中等の理由によって使用できない場合、技師は、代替機として第1撮影装置22を用いた撮影に切り替えるため、撮影装置に係る撮影指示情報を変更する。
撮影指示情報設定部40は、取得した患者情報及び撮影指示情報、又は、変更若しくは新たに設定された撮影条件を含む撮影指示情報を一旦撮影指示情報メモリ38に記憶させる。
次いで、撮影指示情報設定部40は、撮影指示情報メモリ38から患者情報及び撮影指示情報を読み出す。コンソール選択部42は、読み出された撮影指示情報に従い、該当する第1撮影装置22を制御する第1コンソール18、第2撮影装置24を制御する第2コンソール20、あるいは、院内ネットワーク28に接続されている該当する他のコンソールを選択する。
処理装置が選択された後、ホストコンソール16の制御部34は、撮影処理の順に撮影指示情報を選択された第1コンソール18、第2コンソール20又は他のコンソールに送信する。撮影指示情報は、送信が完了したことを確認して、撮影指示情報メモリ38から削除される。なお、ホストコンソール16が異なる仕様形態からなる複数の撮影装置の処理を行うことができる処理装置である場合、第1コンソール18又は第2コンソール20に代えて、ホストコンソール16を第1撮影装置22又は第2撮影装置24を処理するコンソールとして選択することもできる。
患者情報及び撮影指示情報が送信されたコンソールは、撮影指示情報に従い、設定された撮影処理の順に、管理下にある撮影装置を用いた放射線画像の撮影処理を遂行する。この場合、撮影処理の順は、放射線画像情報を取得できるまでの処理に時間を要する撮影装置が優先的に設定される。具体的には、例えば、第1撮影装置22及び第2撮影装置24の両方を用いて、撮影指示情報が同一の被写体50に対して複数枚の放射線画像の撮影処理を行うように設定されているものとすると、放射線画像の撮影後に読取処理を必要とする第2撮影装置24に対する撮影処理が第1撮影装置22の撮影処理よりも優先される。
そこで、先ず、第2コンソール20を用いて第2撮影装置24を制御し、被写体50の撮影処理を行う。
ホストコンソール16から撮影指示情報を受信した第2コンソール20は、第2撮影装置24の放射線源制御部102に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する。
一方、技師は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32を用いて、カセッテ110に装着されたバーコードを読み取ることにより、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPを識別するための固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。
次いで、前記カセッテ110を第2撮影装置24のスロット112に装填した後、図示しない曝射スイッチを操作し、撮影を開始する。放射線源制御部102は、設定された撮影条件に従って放射線源104を駆動制御し、放射線Xを被写体50に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、カセッテ110に収納されている蓄積性蛍光体パネルPに照射される。この結果、蓄積性蛍光体パネルPに被写体50の放射線画像情報が蓄積記録される。
放射線画像情報が記録された蓄積性蛍光体パネルPを収納するカセッテ110は、第2撮影装置24から抜き取られた後、読取装置26のカセッテ装填部120に装填される。
カセッテ110が装填されると、カセッテ装填部120に配設されているバーコードリーダ124がカセッテ110に装着されたバーコードを読み取り、蓄積性蛍光体パネルPの固有番号、サイズ、感度等の識別情報を取得する。取得した識別情報は、第2コンソール20に接続されたバーコードリーダ32によって取得した識別情報と照合されることで、被写体50と放射線画像情報との対応関係が確認される。
識別情報が読み取られると、ロック解除機構126が駆動され、蓋部材114のロック状態が解除されて開蓋される。次いで、吸着盤128が蓄積性蛍光体パネルPを吸着し、カセッテ110から蓄積性蛍光体パネルPを取り出してニップローラ130間に供給する。ニップローラ130により挟持された蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132a〜132g及びガイド板134a〜134fからなる湾曲搬送路136を介して、走査ユニット144の下部に搬送される。
蓄積性蛍光体パネルPは、搬送ローラ132d及び132eにより略水平方向に副走査搬送される。一方、励起部146を構成するレーザ発振器150から出力されたレーザビームLBは、高速で回転するポリゴンミラー152によって反射偏向された後、反射ミラー154を介して下面部がプラテンローラ142により支持された蓄積性蛍光体パネルPに導かれ、蓄積性蛍光体パネルPを主走査する。
蓄積性蛍光体パネルPは、レーザビームLBが照射されることで励起され、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた輝尽発光光を出力する。この輝尽発光光は、蓄積性蛍光体パネルPの主走査方向に沿って近接配置された集光ガイド156の下端部に直接入射し、あるいは、集光ミラー160を介して入射する。集光ガイド156に入射した輝尽発光光は、内部で反射を繰り返し、上端部のフォトマルチプライヤ158に導かれる。フォトマルチプライヤ158は、入射した輝尽発光光を電気信号に変換し、これによって、蓄積性蛍光体パネルPに蓄積記録されている放射線画像情報が読み取られる。
走査ユニット144によって読み取られた放射線画像情報は、院内ネットワーク28を介して第2コンソール20に送信される。第2コンソール20は、受信した放射線画像情報に対して第2撮影装置24の仕様に応じた画像処理を施し、必要に応じて放射線画像を表示させて確認した後、院内ネットワーク28を介してビューア15に送信する。医師は、ビューア15に送信された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。なお、第2コンソール20が既に受信している放射線画像情報の画像処理を行っている場合、ホストコンソール16のコンソール選択部42は、処理可能な他の処理装置を検索し、第2撮影装置24により取得した放射線画像情報を検索した他の処理装置に送信して画像処理を行わせる。
一方、蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報を読取装置26により読み取っている間、第1撮影装置22を用いた撮影処理を行う。そこで、第1コンソール18を用いて第1撮影装置22を制御し、被写体50の撮影を行う場合について説明する。
ホストコンソール16から撮影指示情報を受信した第1コンソール18は、第1撮影装置22の放射線源制御部66に対し、撮影指示情報に含まれる撮影条件である管電圧、管電流及び放射線の照射時間を設定する。
次いで、撮影台60の所定位置に被写体50を位置決めした後、図示しない曝射スイッチを操作することにより、撮影を開始する。放射線源制御部66は、設定された撮影条件に従って放射線源64を駆動制御し、放射線Xを被写体50に照射する。被写体50を透過した放射線Xは、放射線変換パネル70に照射される。
放射線変換パネル70(図4)を構成する各画素78の光電変換層72は、入射した放射線Xを電気信号に変換し、その電気信号が蓄積容量76に電荷として保持される。次いで、各蓄積容量76に保持された被写体50の放射線画像情報である電荷情報は、制御部100からライン走査駆動部84及びマルチプレクサ86に供給されるアドレス信号に従って読み出される。
すなわち、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW1の1つを選択し、対応するゲート線80に接続されたTFT74のゲートに制御信号Vonを供給する。一方、マルチプレクサ86のアドレスデコーダ96は、制御部100から供給されるアドレス信号に従って選択信号を出力してスイッチSW2を順次切り替え、ライン走査駆動部84によって選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して順次読み出す。
放射線変換パネル70の選択されたゲート線80に接続された各画素78の蓄積容量76から読み出された放射線画像情報は、各増幅器92によって増幅された後、各サンプルホールド回路94によってサンプリングされ、マルチプレクサ86を介してA/D変換器98に供給され、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された放射線画像情報は、制御部100により院内ネットワーク28を介して第1コンソール18に送信される。
同様にして、ライン走査駆動部84のアドレスデコーダ88は、制御部100から供給されるアドレス信号に従ってスイッチSW1を順次切り替え、各ゲート線80に接続されている各画素78の蓄積容量76に保持された電荷情報である放射線画像情報を信号線82を介して読み出し、マルチプレクサ86、A/D変換器98及び制御部100を介して第1コンソール18に送信される。
第1コンソール18は、受信した放射線画像情報に対して第1撮影装置22の仕様に応じた画像処理を施し、必要に応じて放射線画像を表示させて確認した後、院内ネットワーク28を介してビューア15に送信する。医師は、ビューア15に送信された放射線画像情報に基づき、必要な読影診断を行う。なお、第1コンソール18が既に受信している放射線画像情報の画像処理を行っている場合、ホストコンソール16のコンソール選択部42は、処理可能な他の処理装置を検索し、第1撮影装置22により取得した放射線画像情報を検索した他の処理装置に送信して画像処理を行わせる。
以上のように、第2撮影装置24による撮影処理を優先的に行い、処理時間を要する読取装置26による読取処理と、第1撮影装置22による読取処理とを並行して行うことにより、放射線画像を効率的に取得することができる。
次に、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10の特徴的な構成及び作用について図3及び図6を参照しながら説明する。
すなわち、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム10は、図3及び図6に示すように、操作設定部36に設置されている主電源スイッチ200のON操作に基づいて起動する優先起動部202と、該優先起動部202によって起動されるメニュー表示制御部204とを有する。
ここで、優先起動部202及びメニュー表示制御部204の各機能について説明する。
先ず、主電源スイッチ200のON操作に基づいて主電源206からの電力がホストコンソール16に供給され、第1電源スイッチ208のON操作に基づいて第1コンソール18及びそれに対応する第1撮影装置22に第1電源210からの電力が供給され、第2電源スイッチ212のON操作に基づいて第2コンソール20及びそれに対応する第2撮影装置24に第2電源214からの電力が供給され、さらに、第3電源スイッチ216のON操作に基づいて読取装置26に第3電源218からの電力が供給されることによって上述した通常の動作を行うこととなる。
しかし、緊急撮影の指示は、放射線画像撮影システム10が通常の動作を行っている場合に行われるとは限らない。例えば放射線画像撮影システム10に上述した主電源206、第1電源210、第2電源214、第3電源218からの電力が供給されていない状態において緊急撮影の指示があったり(夜中に急患があった場合等が想定される)、第2撮影装置24への電力供給が停止中や、第1撮影装置22による処理の準備にある状態において、緊急撮影の指示が行われる場合がある。緊急撮影の指示は、操作設定部36にて設定されたり、RISで設定されてホストコンソール16に送信される場合がある。もちろん、放射線画像撮影システム10全体が電源断の状態であれば、主電源スイッチ200のON操作が緊急撮影の指示にほかならない。
そこで、優先起動部202は、ホストコンソール16の主電源スイッチ200のON操作に基づいて起動し、先ず、第2電源スイッチ212をONする。これは、撮影指示情報に第2撮影装置24を用いた撮影指示が含まれているか否かに拘わらず、強制的に第2電源スイッチ212をONする。これにより、第2コンソール20及び第2撮影装置24に第2電源214からの電力が供給される。その後、優先起動部202は、コンソール選択部42を制御して、強制的に第2コンソール20及び第2撮影装置24を選択させる。併せて、メニュー表示制御部204を起動する。これによって、第2撮影装置24が起動すると共に、第2コンソール20に接続されている表示部には、第2撮影装置24のためのメニュー画面が表示され、メニュー表示制御部204の制御によって、ホストコンソール16の表示部48に強制的に第2撮影装置24のためのメニュー画面が表示される。技師は、表示されたメニュー画面を見ながら撮影を行うことが可能となる。つまり、緊急撮影の指示があった場合に、第2撮影装置24による撮影処理が、第1撮影装置22による撮影処理よりも優先して行われることになる。従って、上述した優先起動部202及びコンソール選択部42は優先処理部203として機能することになる。
このように、優先的に可搬型のカセッテ110を使用した第2撮影装置24が起動されることから、緊急時に対応した処理、例えば手術室に行く途中の廊下で撮影したり、重症患者を撮影台に移動させることなく、搬送されてきた台に寝かせたまま撮影するという処理ができ、例えば夜中の急患に対する緊急の放射線撮影を行う場合に、直ちに対応することができる。
特に、本実施の形態では、カセッテ110として、蓄積性蛍光体パネルPを収納したカセッテを使用しているため、以下のような利点がある。
すなわち、第1撮影装置22は、上述したように、放射線を感知して電荷を発生させるアモルファスセレン(a−Se)等の物質からなる光電変換層72等を有する放射線変換パネルを用いた撮影装置であることから、第1電源スイッチ208をON操作して起動しても、第1撮影装置22への電力供給が安定するまでに時間がかかり、さらに起動の度にキャリブレーションを実施する必要がある等、起動から実際に使用可能(撮影可能状態)となるまでに30分〜1時間程度かかる。
一方、蓄積性蛍光体パネルPを用いた第2撮影装置24は、第2電源スイッチ212をON操作し、さらに、読取装置26の第3電源スイッチ216をON操作して読取装置26の起動が済めば、動作可能となる。従って、読取装置26の起動にかかる時間が約1分程度であることから、第2撮影装置24は、約1分で動作可能となる。もっとも、放射線源は、通常、安定するまでに約8分程度かかることから、第2撮影装置24はほとんど待ち時間がないともいえる。
このように、第2撮影装置24は、第2電源214からの電力供給の開始時点から約1分ほどで動作可能となり、前記電力供給の開始時点から約8分ほどで第2撮影装置24の放射線源104が安定し、撮影可能状態となる。従って、放射線画像撮影システム10が電源断の状態において、主電源スイッチ200をON操作した時点から約8分程度で第2撮影装置24での撮影が可能となり、例えば急患に対する緊急の放射線撮影を行う場合にも迅速に対応させることができる。
ところで、放射線画像撮影システム10全体が稼動した後において、電力消費を抑える等のために、第2撮影装置24への電力供給を停止、あるいは第2撮影装置24への電力供給が維持されている状態で、いつでも第1撮影装置22による撮影処理が行えるように第1撮影装置22をスタンバイ状態(ホストコンソール16の表示部48に第1撮影装置22のためのメニュー画面が表示されている)にしている場合がある。
このような状況において、緊急撮影の指示が割り込まれると、本実施の形態では、スタンバイ状態にある第1撮影装置22で撮影処理するのではなく、優先起動部202によって、上述と同様に、第2電源スイッチ212をONにし、さらに、コンソール選択部42によって第2撮影装置24での撮影処理を優先的に行えるようにする。もちろん、メニュー表示制御部204も起動されることから、ホストコンソール16の表示部48には、第2撮影装置24のためのメニュー画面が表示されることになる。これにより、第2撮影装置24による撮影処理が、第1撮影装置22による撮影処理よりも優先して行われることになる。しかも、撮影可能状態になるまで患者を長時間待たせるということがなく、迅速に対応することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
例えば、第1撮影装置22には、図4に示す固体撮像素子からなる放射線変換パネル70が内蔵され、第2撮影装置24には、蓄積性蛍光体パネルPが装填されているが、第1撮影装置22に、蓄積性蛍光体パネルPと、蓄積性蛍光体パネルPに記録された放射線画像情報を読み取る読取部とを内蔵して構成することもできる。この場合、第2撮影装置24を用いて撮影を行った後、読取装置26による読取処理と並行して、第1撮影装置22による撮影処理及び読取処理を行うことにより、放射線画像情報を効率的に取得することができる。
また、上述したように、固体撮像素子からなる放射線変換パネル70を第2撮影装置24に適用することもできる。この場合においても、第2撮影装置24による撮影処理に次いで、当該放射線変換パネル70からの放射線画像情報の読取処理と並行して、第1撮影装置22を用いた撮影処理を行うことにより、放射線画像情報を効率的に取得することができる。
本実施の形態に係る放射線画像撮影システムの構成図である。 放射線画像撮影システムの模式的説明図である。 放射線画像撮影システムのホストコンソール、第1撮影装置及び第2撮影装置を含む構成ブロック図である。 本実施の形態に係る放射線変換パネルの回路構成図である。 本実施の形態に係る読取装置の構成図である。 優先起動部の機能を示す構成図である。
符号の説明
10…放射線画像撮影システム
12…HIS
14…RIS
16…ホストコンソール
18…第1コンソール
20…第2コンソール
22…第1撮影装置
24…第2撮影装置
26…読取装置
28…院内ネットワーク
42…コンソール選択部
50…被写体
200…主電源スイッチ
202…優先起動部
203…優先処理部
204…メニュー表示制御部
206…主電源
208…第1電源スイッチ

Claims (6)

  1. 放射線撮影によって被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する第1放射線変換パネルを収納した撮影台を使用した第1撮影装置と、
    放射線撮影によって前記被写体を透過した放射線を検出し、放射線画像情報に変換する第2放射線変換パネルを収納した可搬型の放射線検出器を使用した第2撮影装置と、
    前記第1撮影装置と前記第2撮影装置とを制御する処理装置とを有し、
    前記処理装置は、緊急撮影の指示があったときに、前記第2撮影装置による撮影処理を前記第1撮影装置による撮影処理よりも優先して行わせる優先処理手段を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 請求項1記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記処理装置は、表示装置を有し、
    前記緊急撮影の指示があったときに、前記優先処理手段にて起動され、前記表示装置に前記第2撮影装置のためのメニュー画面を表示するメニュー表示手段を有することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  3. 請求項1又は2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先処理手段は、前記処理装置の起動に基づいて、前記第2撮影装置を前記第1撮影装置よりも優先して起動することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  4. 請求項1又は2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先処理手段は、前記第1撮影装置及び前記第2撮影装置共に電力が供給されていない状態において、前記緊急撮影の指示があったときに、前記第2撮影装置への電力供給を前記第1撮影装置よりも優先して行うように制御することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  5. 請求項1又は2記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記優先処理手段は、少なくとも前記第1撮影装置に電力が供給され、前記第1撮影装置による撮影処理の準備にある状態において、前記緊急撮影の指示があったときに、前記第2撮影装置による処理に切り替えるように制御することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の放射線画像撮影システムにおいて、
    前記第2放射線変換パネルは、蓄積性蛍光体パネルからなることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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