上記課題を解決するための遊技機は、異なる単価が設定された複数種類の遊技媒体を使用して遊技可能な遊技機であって、所定の入賞条件が成立したか否かを判定する入賞条件成立判定手段と、所定の入賞条件が成立したと判定されたとき、複数種類の遊技媒体を所定割合により混在させて払い出し可能な払出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、上記事情に鑑み、貸出単価または交換単価の異なる複数種類の遊技媒体を使用して遊技可能な遊技機において、入賞に対して遊技媒体を払い出すとき、各種類の遊技媒体を混在させて払い出すようにすることで、遊技者は勝っているのか負けているのか計数するまで分からない、という新しい遊技性を提供し、遊技者の興趣を高めることを目的とするものである。上記構成によって、単に獲得した遊技媒体の量だけで勝っているのか負けているのかを判別できないので、貸し出される遊技媒体や遊技機から払い出される遊技媒体がどの単価の遊技媒体なのか、などを気にしながら遊技するという新しい遊技性を提供することができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、本発明の遊技機は、払出手段が払い出す各種類の遊技媒体の払出数を、所定条件の成立に基づいて実行される抽選の結果、あるいは予め定められる設定により決定する払出数決定手段を備えるように構成される。
また、上記課題を解決するための遊技システムは、異なる単価が設定された複数種類の遊技媒体を使用して遊技可能な遊技機と、遊技機に対し、対価の支払いに応じて遊技媒体を払い出す貸出手段と、を備える遊技システムであって、遊技機は、所定の入賞条件が成立したか否かを判定する入賞条件成立判定手段と、所定の入賞条件が成立したと判定されたとき、複数種類の遊技媒体を混在させて払い出し可能な払出手段と、を備え、貸出手段は、複数種類の遊技媒体を所定割合により混在させて払い出し可能に構成されることを特徴とする。
本発明は、上記事情に鑑み、異なる単価が設定された複数種類の遊技媒体を混在して貸し出し、入賞に対する賞球も複数種類の遊技媒体を混在して払い出すようにしたものである。上記構成によって、獲得した遊技媒体には単価の異なる遊技媒体が混在しており、単に獲得した遊技媒体の量だけで勝っているのか負けているのかを判別できず、計数してみるまで勝ったのかの負けたのかが判断できないので、貸し出される遊技媒体や遊技機から払い出される遊技媒体がどの単価の遊技媒体なのか、などを気にしながら遊技する、という新しい遊技性を提供することができる。さらに、実際の遊技開始時点よりも前の、遊技媒体の貸出時から遊技者の興趣を高めることができ、遊技者の興趣を向上させる時間帯を拡大することができる。
また、本発明の遊技システムは、貸出手段が払い出す各種類の遊技媒体の払出数を、所定条件の成立に基づいて実行される抽選の結果、あるいは予め定められる設定により決定する貸出数決定手段を備えるように構成される。
また、上記課題を解決するための遊技システムは、異なる単価が設定された複数種類の遊技媒体を使用して遊技可能な遊技機と、遊技機に対し、対価の支払いに応じて遊技媒体を払い出す貸出手段と、を備える遊技システムであって、貸出手段は、複数種類の遊技媒体を所定割合により混在させて払い出し可能に構成されることを特徴とする。
本発明は、上記事情に鑑み、異なる単価が設定された複数種類の遊技媒体を混在して貸し出すようにしたものである。上記構成によって、貸し出される遊技媒体がどの単価の遊技媒体なのか、などを気にしながら遊技する、という新しい遊技性を提供することができる。さらに、実際の遊技開始時点よりも前の、遊技媒体の貸出時から遊技者の興趣を高めることができ、遊技者の興趣を向上させる時間帯を拡大することができる。
以下、本発明の遊技システムの実施例について、図面を参照して説明する。図1に、本発明に係る遊技システム200の正面模式図を示す。遊技システム200は、パチンコ遊技機1および台間玉貸し機30を含んで構成される。なお、パチンコ遊技機1が本発明の遊技機に相当する。
パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス板でなる前面扉2と、台枠の内側に配置されて前面扉2によって覆われる遊技盤3と、遊技盤3の左右斜め下方に配置された一対のスピーカ4と、遊技盤3の上方位置等に配置された装飾ランプ類5と、遊技盤3の下方に設けられた貯留皿6と、貯留皿6の右方(図1で見て)に設けられた発射ハンドル7とを含んで構成されている。
遊技盤3は、遊技盤3のほぼ中央位置に配設された中央役物10と、中央役物10の左方(図1で見て)に設けられた通過ゲート11と、遊技盤3上に植設された多数本の釘3b,12(一部のみ図示)と、いわゆる電動チューリップ(以下、電チューと略記することもある)である始動入賞装置13と、始動入賞装置13の下方に設けられた大入賞装置14と、大入賞装置14の下方に設けられた玉排出口15と、遊技盤3の側端部に配置されたLEDでなる普通図柄(以下、普図と略記することもある)表示部16と、普図表示部16の下方に連設された複数(例えば4個)のLEDでなる普図保留表示部17とを含んで構成されている。
遊技盤3には、ほぼ円形状の遊技領域3aが形成されている。貯留皿6に準備された玉(遊技球:20)は、発射ハンドル7を含んで構成される発射装置151(図2参照)によって遊技領域3aに向けて発射される。遊技領域3aには釘3b,12が多数立設されているので、レール(図示せず)を通じて遊技盤3の遊技領域3aに達した玉20は、それらの釘3b,12に弾かれながら遊技領域3aを落下する。
発射ハンドル7は回転操作部材でなり、遊技者により回転操作されると、その回転操作量を表す回転操作信号を発射制御回路150(図2参照)に出力する。
中央役物10は、特別図柄(以下、特図と略記することもある)の抽選結果により決定された3桁のアラビア数字等のキャラクタでなる特図を表示して遊技者に特図の抽選結果を報知するもので、LCDおよびその駆動回路を含む特図表示部8と、特図表示部8の窓枠上辺に配設された複数(例えば4個)のLEDでなる特図保留表示部9とから構成されている。
また、中央役物10には、ワープルート21が設けられている。中央役物10の側面に入口22が開口し、玉20は矢印のようにワープルート21内を移動して出口23から緩い傾斜が設けられたステージに流下する。ステージの遊技者側には、ステージ上を転動する玉20がステージ上に設けられた開口部25以外から転落しないようにガイド部材24が取り付けられている。そして、玉20はステージ上で左右に移動を繰り返し、開口部25から遊技領域3aの下部へ流下していく。
通過ゲート11は、賞球がないゲートであり、通過ゲート11に玉20を通過させると、普図の抽選処理が行われる。普図表示部16では、普図の抽選結果に基づいて図柄変動(LEDの点滅動作)が行われ、所定時間経過後に点灯表示すれば当たりとなり、後述する始動入賞装置13の回動翼片13a,13aを所定時間開放する。普図の図柄変動中や始動入賞装置13の開放動作中に新たな普図の抽選処理が行われると、その抽選結果はRAM113(図2参照)上の普図保留記憶領域(図示せず)に一時記憶(保留)され、普図保留表示部17は、最大4つまで保留できる普図の抽選結果の数に応じて点灯表示する。先の図柄変動や開放動作が終了すると、普図表示部16では保留された普図の抽選結果に基づいて新たな図柄変動を開始する。
始動入賞装置13は、開口部に一対の回動翼片13a,13aを有する、いわゆる電チューと呼ばれる可変入賞装置でなる。始動入賞装置13は、普図表示部16にて当たり表示がなされると、回動翼片13a,13aを所定時間開放し、遊技領域3aを流下する玉20を入賞し易くする。始動入賞装置13に玉20が入賞すると、特図の抽選処理が行われる。特図表示部8では、特図の抽選結果に基づいて図柄変動が行われる。詳しくは、3桁の図柄が同時に変動を開始し、所定時間経過後に停止し、3つの同じ数字が並べば大当たりとなり、大当たり処理が行われる。
特図の図柄変動中や大当たり処理中に新たな特図の抽選処理が行なわれると、その抽選結果はRAM113(図2参照)上の特図保留記憶領域(図示せず)に一時記憶(保留)され、特図保留表示部9は、最大4つまで保留できる特図の抽選結果の数に応じて点灯表示する。先の図柄変動や大当たり処理が終了すると、特図表示部8では保留された特図の抽選結果に基づいて新たな図柄変動を開始する。
大入賞装置14は、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置であり、開口部と蓋部材とから構成され、蓋部材が移動することにより開口部の閉鎖状態と開放状態とに切り替えられる。大入賞装置14は、大当たりに当選すると、1回の大当たり処理で、例えば、開放してから10個入賞または25秒経過で閉鎖するまでの処理を1ラウンドとして、15ラウンド継続する処理を行う。
玉排出口15は、遊技盤3の最下部に開口されており、遊技盤3(遊技領域3a)の盤面上を流下し終わった玉をパチンコ遊技機1の外部に排出する。
遊技盤3の背面には、払出装置141が設けられている。払出装置141には、複数のパチンコ遊技機が設置された島に設けられる補給装置(図示せず)から、1玉1円の1円玉と1玉4円の4円玉とが、1円玉補給口146と4円玉補給口148の異なるルートで供給されており、それぞれ、1円玉補給皿145と4円玉補給皿147に所定数貯留される。そして、払出装置141では、主回路110(図2参照)の指示にしたがって、それぞれの玉を指定された数だけ、払出玉経路142,玉払出口143を通じて、貯留皿6に向けて払い出すことができるようになっている。また、1円玉補給皿145と4円玉補給皿147での貯留玉数が所定数を下回ると、補給装置から不足分が供給されるようになっている。
玉排出口15からパチンコ各遊技機の後方に排出された玉は、島内の溝を通って島の中央に集められ、リフトによって研磨されながら島の上方に持ち上げられ、その後、樋を通って各パチンコ遊技機の背面側上方に配置された補給皿(1円玉補給皿145,4円玉補給皿147)へ補給される構成となっている。なお、1円玉および4円玉の、いずれの玉も銀色の金属色となっており、外観からは判別できないようになっている。各玉は、例えば磁気特性を異ならせることで、玉識別機構により判別できるようになっている。異なる材質(特性)の玉を樋から各パチンコ遊技機へ補給する段階などで識別を行い、別々に分けて補給する方法については、例えば特許文献1に詳細が記載されている。
貯留皿6には、玉放出ボタン18が備えられている。遊技者が玉放出ボタン18を押下すると、貯留皿6の底部に設けられた蓋(図示せず)が開口状態となり、貯留皿6に貯えられた玉が、玉箱(図示せず)に流下する。
貸出ボタン37は、台間玉貸し機30に対し、玉の貸出を要求するために操作するものである。また、返却ボタン38は、遊技後に台間玉貸し機30に残っている金額が記憶されたカードを台間玉貸し機30のカード挿入口33から払い出すためのものである。貸出ボタン37および返却ボタン38の操作の詳細については後述する。
図2に、パチンコ遊技機1の制御ブロック図を示す。パチンコ遊技機1は、主回路110を搭載する主制御基板100と、各種表示部,制御基板群,検出器,アクチュエータ等を含んで構成される。
主回路110には、特図保留表示部9,普図表示部16および普図保留表示部17等の表示部およびその駆動回路が接続されている。
また、主回路110には、特図表示部8を制御する表示制御回路130の搭載された表示制御基板(図示せず)が接続されるとともに、装飾ランプ類5ならびにアンプ40およびスピーカ4を制御する副制御回路120の搭載された副制御基板(図示せず)と、発射ハンドル7からの回転操作信号に基づいて発射装置151を制御する発射制御回路150の搭載された発射制御基板(図示せず)と、払出装置141を制御する払出制御回路140の搭載された払出制御基板(図示せず)等の回路基板群が接続されている。
なお、パチンコ遊技機1を制御する各回路が搭載された各基板はパチンコ遊技機1の背面側に配置されており、例えば、表示制御回路130の搭載された表示制御基板は特図表示部8の背面側に配置されている。
また、主回路110には、通過ゲート11に併設されたゲート通過検出器161と、始動入賞装置13に併設された始動入賞検出器162と、大入賞装置14に併設された大入賞検出器163と、電チューである始動入賞装置13の可動翼片13a,13aを開閉する電チューソレノイド166と、大入賞装置14を開閉する大入賞ソレノイド167等の、検出部およびアクチュエータが接続されている。
また、主回路110には、各種表示部,制御基板群,検出器,アクチュエータ等に所定電圧を供給する電源回路168と、貸出ボタン37および返却ボタン38とが接続されている。
また、主回路110には、LAN(Local Area Network)等の通信回路を用いて、台間玉貸し機30が通信可能に接続されている。
主回路110は、CPU111,制御プログラム(図示せず)格納用のROM112,ワークエリアや各種カウンタ(例えば、普図用乱数カウンタ,特図用乱数カウンタ)等が割り当てられるRAM113,I/O(Input/Output:入出力回路)114等を備える。CPU111が制御プログラムを実行することで、パチンコ遊技機としての各種機能を実現する。なお、主回路110が本発明の入賞条件成立判定手段,払出数決定手段,貸出数決定手段に相当する。
その他の各基板の各回路も、個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図2では省略している。
副制御回路120は、主回路110より入力される制御コマンドに応じてアンプ40を介してスピーカ4より音声を出力させるとともに、装飾ランプ類5の点灯/消灯を制御する。
表示制御回路130は、副制御回路120から入力される表示制御コマンドに応じて、特図表示部8に画像を表示させるための処理を実行する。
払出制御回路140は、主回路110より入力される賞球払出信号あるいは貸球払出信号に応じて払出装置141を制御し、貯留皿6に所定数の賞球あるいは貸球を払い出させる。なお、払出制御回路140,払出装置141,払出玉経路142,および玉払出口143が本発明の払出手段に相当する。
発射制御回路150は、遊技者による発射ハンドル7の回転操作に応じて発射装置151を作動させる。発射ハンドル7の回転操作量に応じて、発射装置151による玉の発射強度(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。発射装置151より発射された玉は、遊技盤3上に形成された遊技領域3aへと放出され自重によって流下する。
次に、図1および図2を用いて、パチンコ遊技機1における遊技の流れ(遊技盤3上での遊技状態の変化)について概要を説明する。
通常状態では、玉20が通過ゲート11に入球してゲート通過検出器161で検知されると、主回路110は、普図の保留が3個以下であれば、普図の当たり抽選(普図用乱数カウンタから値を抽出)を実行し、抽選結果を普図保留としてRAM113上の普図保留記憶領域(図示せず)に記憶する。新たな普図の変動を開始可能なとき(普図の変動中でなく、電チュー13が動作中でないとき)、RAM113の普図保留記憶領域に普図保留が記憶されていれば、最古の普図保留を読み出して当たり判定を行う。通常状態では、通常状態用の普図判定テーブル(普図当選確率:1/100)の当たり値と比較し、読み出した普図保留の値が当たり値と一致していれば当たりと判定する。そして、この当たり判定の結果に基づいて、普図の変動(普図表示部のLED点滅)を開始する(普図変動時間:30秒間)。
例えば、通常状態で当たり判定の結果が当たりであると、普図表示部16のLEDを点灯表示させるとともに、電チューソレノイド166を励磁して回動翼片13a,13aを所定時間(開放時間:0.2秒間)開放して、電チュー13に入賞しやすくする。所定時間経過後、電チュー13は閉鎖する。なお、当たり判定の結果がハズレであるときは、普図表示部16のLEDを消灯して確定表示とする。
玉20が電チュー13に入賞して始動入賞検出器162で検知されると始動条件が成立する。1円玉と4円玉とを混合して所定数の賞球(例えば1入賞あたり3個)を払い出し、そのカウンタ値を特図保留としてRAM113上の特図保留記憶領域(図示せず)に記憶する。記憶した特図保留を記憶した順に読み出し、ROM112から読み出されてRAM113上に展開されている通常用特図判定テーブルを用いて読み出した特図保留の当否を判定する。
通常状態で用いる通常用特図判定テーブルでは、第1確変大当たりの当たり値:0,第2確変大当たりの当たり値:1,第1非確変大当たりの当たり値:2,第2非確変大当たりの当たり値:3、のように定められている。また、特図乱数カウンタは0〜1199までの間で変動する。よって、通常状態での大当たりの確率(特図当選確率)は1/300となる。なお、読み出した特図保留の値が第1確変大当たりおよび第2確変大当たりの当たり値と一致したときは確変大当たりとなり、例えば、特図表示部8には確変大当たり図柄として「777」等の奇数のゾロ目が横方向に一直線に揃う。また、第1非確変大当たりおよび第2非確変大当たりの当たり値と一致したときは、非確変大当たりとなり、例えば、非確変大当たり図柄として「666」等の偶数のゾロ目が横方向に一直線に揃う。また、確変大当たりとなる確率は50%である。
そして、上述のように読み出した特図保留の当否を判定し、その判定結果に応じた図柄変動が特図表示部8で開始される。特図表示部8では、3桁の図柄が所定時間にわたり変動表示され、例えば、左→右→中の順に確定表示(停止表示)する。判定結果が確変大当たりであれば3桁の奇数の大当たり図柄が確定表示され、判定結果が非確変大当たりであれば3桁の偶数の大当たり図柄が確定表示され、判定結果がハズレであれば3桁のハズレ図柄(例えば図1のような「357」等のバラケ目)が確定表示される。
特図表示部8に大当たり図柄が停止表示されると「大当たり状態」となり、大入賞ソレノイド167を励磁することで大入賞装置14を開放し、玉が極めて入り易い状況をもたらす。大入賞装置14は、開放された後、大入賞検出器163による所定数(例えば10個)の入賞検知または所定時間(例えば25秒)の経過を1ラウンドとし、大入賞ソレノイド167を非励磁にすることで閉鎖される。1回の大当たり状態では、所定ラウンド回数(例えば15回)まで繰り返されるので、このような大当たり状態の間に遊技者は多数の賞球(例えば1入賞当たり15個)を得ることができる。
確変大当たりの終了後は、確変状態となる。確変状態では、普図の当たり判定を時短状態用の普図判定テーブルの当たり値と比較して行うので、普図の当選確率は高くなり(普図当選確率:99/100)、普図の変動時間が短くなり(普図変動時間:2秒間)、回動翼片13a,13aの開放時間が長くなる(1.5秒間×3回)とともに、通常用特図判定テーブル(特図当選確率:1/300)よりも大当たりの当選確率が高い確変用特図判定テーブルによって特図の当否判定が行われる。
確変状態で用いる確変用特図判定テーブルでは、第1確変大当たりの当たり値:0〜4,第2確変大当たりの当たり値:5〜9,第1非確変大当たりの当たり値:10〜14,第2非確変大当たりの当たり値:15〜19、のように定められている。また、特図乱数カウンタは0〜1199までの間で変動する。よって、確変状態での大当たりの確率(特図当選確率)は1/60となる。つまり、確変状態では、電チュー13への入賞が容易になるので、持玉をさほど減らすことなく遊技できるとともに、すぐに次の大当たりに当選することができる。
非確変大当たりの終了後は、時短状態となる。時短状態では、普図の当たり判定を時短状態用の普図判定テーブルの当たり値と比較して当たり判定を行うので、普図の当選確率は高くなり(普図当選確率:99/100)、普図の変動時間が短くなり(普図変動時間:2秒間)、回動翼片13a,13aの開放時間が長くなる(1.5秒間×3回)とともに、上述の通常用特図判定テーブル(特図当選確率:1/300)によって特図の当否判定が行われる。つまり、時短状態でも、電チュー13への入賞は容易になるので、持玉をさほど減らすことなく遊技できる。新たな大当たりに当選しなければ特図の変動表示が繰り返され、特図の変動が100回行われるか、次の大当たりに当選するか、何れか早い方が成立するまで時短状態が継続する。そして、時短状態が終了すると通常状態へ移行する。
図1に戻り、台間玉貸し機30は、貸玉料となる紙幣を挿入する紙幣挿入口31,現在の残金を表示する金額表示部32,残り金額が記憶されたカードの払い出し/挿入を行うカード挿入口33とを含んで構成される。これらの他に、台間玉貸し機としての動作を制御するための貸出制御回路を含む貸出制御基板(図示せず)が含まれている。貸出制御基板は、パチンコ遊技機1の主回路110と同様の構成をとり、図示しないCPUが制御プログラムを実行することで、パチンコ遊技機1と通信し、台間玉貸し機としての機能を実現する。
以下、図3〜図5のフローチャートを用いて、パチンコ遊技機1と台間玉貸し機30とにおける玉貸し動作の概要について述べる。図3の貸し玉要求処理および図5の貸し玉払出処理は、パチンコ遊技機1の主回路110において実行される。また、図4の貸し玉払出処理は、台間玉貸し機30において実行される。パチンコ遊技機1に隣接した台間玉貸し機30に1000〜10000円紙幣を挿入すると、その金額が台間玉貸し機30の金額表示部32に表示される。貸し玉料として1玉4円の玉(4円玉)と1玉1円の玉(1円玉)とが設定されており、各玉は見た目での判別が不可能となっている。
図3の貸し玉要求処理において、遊技者がパチンコ遊技機1の貸出ボタン37を押下したか否かを判定する(S11)。遊技者が貸出ボタン37を押下したと判定したとき(S11:YES)、主回路110は、パチンコ遊技機1から台間玉貸し機30に対し貸出の要求信号を送信し(S12)、本処理を終了する。一方、遊技者が貸出ボタン37を押下していないと判定したとき(S11:NO)、直ちに本処理を終了する。
図4の貸し玉払出処理において、前述の貸出制御回路(図示せず)は、自身の状態が待機中か否かを判定する(S31)。この状態は、貸出制御回路に含まれるRAM(図示せず)上にフラグとして記憶される。状態が待機中でないとき(S31:NO)、既に貸し玉の払出処理中であり、新たな払出処理を行うことができないので、直ちに本処理を終了する。一方、状態が待機中であるとき(S31:YES)、パチンコ遊技機1からの貸出の要求信号を受信したか否かを判定する(S32)。貸出の要求信号を受信しないとき(S32:NO)、直ちに本処理を終了する。一方、貸出の要求信号を受信したとき(S32:YES)、状態を処理中とする(S33)。
次に、金額表示部32に表示されている金額が500円を上回るか否かを判定する(S34)。金額表示が500円を下回るとき(S34:NO)、これ以上貸し玉を払い出すことができないので、直ちに本処理を終了する。一方、金額表示が500円を上回るとき(S34:YES)、パチンコ遊技機1に対して500円分の玉(例えば下記のような200玉)の貸し玉信号を1つ送信し(S35)、金額表示部の値を500円分減算する(S36)。その後、パチンコ遊技機1から払出の完了信号を受信すると(S37:YES)、状態を待機中とする(S38)。
図5の貸し玉払出処理において、主回路110は、台間玉貸し機30から貸し玉信号を受信したか否かを判定する(S51)。貸し玉信号を受信していないと判定したとき(S51:NO)、直ちに本処理を終了する。一方、貸し玉信号を受信したと判定したとき(S51:YES)、例えば4円玉100個と通常の1円玉100個を払い出すように、払出制御回路140に指令を送る(S52)。その後、台間玉貸し機30に払出の完了信号を送信し(S53)、本処理を終了する。なお、台間玉貸し機30,払出制御回路140,払出装置141,払出玉経路142,および玉払出口143が本発明の貸出手段に相当する。
上述の図5の主回路110における貸し玉払出処理において、貸出時の玉数を固定としたが、4円玉と1円玉との割合を毎回抽選するなどして変更するようにしてもよい。図10のフローチャートを用いて、貸し玉払出処理の別例を説明する。まず、主回路110は、台間玉貸し機30から貸し玉信号を受信したか否かを判定する(S171)。貸し玉信号を受信していないと判定したとき(S171:NO)、直ちに本処理を終了する。一方、貸し玉信号を受信したと判定したとき(S171:YES)、RAM113上の貸出用乱数カウンタ(図示せず)から値を抽出し(S172)、ROM112から読み出されてRAM113上に展開されている貸出用判定テーブルにて当否判定(抽選)を行う(S173)。例えば、貸出用乱数カウンタ値は0〜9の間で変化し、貸出用判定テーブルには、当たり値が9に設定されている。
当たりと判定されたとき(S174:YES)、4円玉120個と1円玉80個を払い出すように、払出制御回路140に指令を送る(S175)。一方、ハズレと判定されたとき(S174:NO)、4円玉80個と1円玉120個を払い出すように、払出制御回路140に指令を送る(S177)。その後、台間玉貸し機30に払出の完了信号を出力し(S176)、本処理を終了する。
上述の例では、必ずしも玉の合計金額が500円とならず、抽選結果に応じて合計で560円分(当たり)払い出されたり440円分(ハズレ)しか払い出されなかったり、と差をつけることもできる。遊技者にとっては、玉の貸出時も勝負となり、遊技者の興趣を向上させる時間帯を拡大することができる。
また、上述の例では、4円玉と1円玉の2種類の玉を使用しているが、玉の種類は例えば4円玉,1玉2円の2円玉,および1円玉のように3種類以上でもよく、玉の単価も例えば5円と2円でもよく、本実施例に限定されるものではない。
遊技を終了するとき、パチンコ遊技機1の返却ボタン38を押下すると、パチンコ遊技機1(主回路110)から返却信号が台間玉貸し機30に出力され、台間玉貸し機30では、返却信号を受信すると、遊技終了時点で残っている金額が記憶されたカードが、カード挿入口33より払い出される。このとき、金額表示部32は0にリセットされる。別のパチンコ遊技機1で遊技を開始するときは、そのカードをカード挿入口33に挿入することで、記憶している金額が読み出され、金額表示部32に残り金額が表示される。このとき、カードの記憶内容はクリアされる。遊技店での遊技を終了するときは、島端に設置された返金機にカードを挿入することで、カードに記憶された残金が現金で払い出される。
上述の例は、いわゆるCR機を対象としたものであるが、対価の支払いに対し付属するノズルから上皿に対して玉を払い出すタイプの台間玉貸し機であってもよい(例えば、特開2004−283414号公報参照)。この場合、図1の台間玉貸し機30に補給装置から4円玉と1円玉とを分けて補給し、対価の支払いに応じて玉貸し機内で抽選および当たり判定処理を行い、当たりであれば払い出す貸し玉に4円玉を含ませるようにする。この場合は、台間玉貸し機30が本発明の貸出手段に相当する。
以下、図6〜図9のフローチャートを用いて、パチンコ遊技機1の主回路110において実行される処理について説明する。まず、図6を用いて、始動入賞処理について説明する。電チュー13に併設される始動入賞検出器162が玉20の通過を検出すると、検出信号が主回路110に送信される。主回路110は、始動入賞検出器162から検出信号を受信すると(S71:YES)、4円玉1個と1円玉2個を賞球として払い出す(S72)。このとき、主回路110は、払出制御回路140に賞球払出信号を出力し、払出装置141から貯留皿6に、上述の所定数の賞球の払い出しを行うように指示する。
次に、RAM113上の特図用乱数カウンタより現在の値を抽出する(S73)。続いて、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域(図示せず)を参照し、特図保留が4個に達しているか否かを判定する(S74)。主回路110は、特図保留が3つ以下であると判定すると(S74:YES)、抽出した特図用乱数カウンタの現在の値を特図保留として特図保留記憶領域に記憶し(S75)、本処理を終了する。
なお、始動入賞検出器162から検出信号を受信しないときには(S71:NO)、直ちに本処理を終了する。また、特図保留が4個に達しているときにも(S74:NO)、直ちに本処理を終了する。
上述の図6の始動入賞処理では、始動口である電チュー13への入賞に対する賞球数を固定としたが、入賞した玉が4円玉か1円玉かによって払い出す賞球数を変えてもよい。この場合、始動入賞検出器162には玉(遊技媒体)の種別(1円玉,4円玉)を判別する機能(遊技媒体判別手段)が備えられている。例えば、各玉の磁気特性が異なるようになっていれば、磁気センサを用いて判別することができる。パチンコ遊技機における玉の磁気特性の判別については、上述の特許文献1に詳細が記載されている。
また、賞球数の合計は固定にし、抽選結果に応じて4円玉と1円玉との割合を変えてもよい。以下、図11のフローチャートを用いて、賞球数の合計は固定にし、抽選結果に応じて4円玉と1円玉との割合を変える始動入賞処理の別例について説明する。まず、電チュー13に併設される始動入賞検出器162が玉20の通過を検出すると、検出信号が主回路110に送信される。主回路110は、始動入賞検出器162から検出信号を受信すると(S191:YES)、RAM113上の特図用乱数カウンタより現在の値を抽出する(S192)。
そして、抽出した値の下1桁が9であれば(S193:YES)、当たりと判定して4円玉2個と1円玉1個を賞球として払い出し(S194)、9以外であれば(S193:NO)、4円玉1個と1円玉2個を賞球として払い出す(S197)。このとき、主回路110は、払出制御回路140に賞球払出信号を出力し、払出装置141から貯留皿6に、上述の所定数の賞球の払い出しを行うように指示する。
次に、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域(図示せず)を参照し、特図保留が4個に達しているか否かを判定する(S195)。主回路110は、特図保留が3つ以下であると判定すると(S195:YES)、抽出した特図用乱数カウンタの現在の値を特図保留として特図保留記憶領域に記憶し(S196)、本処理を終了する。
なお、始動入賞検出器162から検出信号を受信しないときには(S191:NO)、直ちに本処理を終了する。また、特図保留が4個に達しているときにも(S195:NO)、直ちに本処理を終了する。
上述の処理で、当たり判定を行う際の乱数カウンタを、4円玉と1円玉で異なるものを用いてもよい。この場合、始動入賞検出器162には玉の種別(1円玉,4円玉)を判別する機能が備えられている。例えば、入賞した玉が4円玉であるときは、RAM113上の特殊乱数カウンタより現在の値を抽出する。一方、入賞した玉が1円玉であるときは、RAM113上の通常乱数カウンタより現在の値を抽出する。そして、抽出されたカウンタ値により当たり判定を行う。その際には、特殊乱数カウンタから値を抽出した方が、高確率で当たりになるようにするとよい。
図7を用いて、変動前処理について説明する。まず、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域(図示せず)に特図保留があるかどうかを判定し(S91)、特図保留記憶領域に特図保留がなければ(S91:NO)、本処理を終了する。
一方、特図保留記憶領域に特図保留があれば(S91:YES)、主回路110は、RAM113上の状態フラグ(図示せず)を参照し、遊技状態を表す状態フラグが0,3,4のいずれかであるか否かを判定する。状態フラグは、遊技状態に応じて、0:通常状態,1:第1大当たり,2:第2大当たり,3:確変状態,4:時短状態、のように値が定義されている。そして、状態フラグが0,3,4のいずれでもなければ、すなわち大当たり中であれば(S92:NO)、本処理を終了する。
一方、状態フラグが0,3,4のいずれかであれば、すなわち大当たり中でなければ(S92:YES)、主回路110は、RAM113上の変動フラグ(図示せず)を参照して、特図表示部8において特図の図柄変動表示中であるか否かを判定する(S93)。変動フラグが1である場合には、図柄変動表示中であると判定する。また、RAM113上の特図変動タイマ(図示せず)がカウント中であれば図柄変動表示中であると判定してもよい。特図の図柄変動表示中であれば(S93:YES)、主回路110は、本処理を終了する。
一方、変動フラグ=0で、特図の図柄変動表示中でなければ(S93:NO)、主回路110は、RAM113上の特図保留記憶領域(図示せず)から最古の特図保留を読み出す(S94)。
次に、主回路110は、上記処理で読み出された特図保留を、ROM112等に予め記憶されている前述の通常用特図判定テーブルあるいは確変用特図判定テーブルと照合して当たり/ハズレの当否判定を行う(S95)。通常状態および時短状態での大当たりの確率は1/300であり、確変状態での大当たりの確率は1/60である。
次に、主回路110は、当たりの判定結果(抽選結果)に基づいて特図の変動時間,表示する内容や変動パターン(キャラクタ表示やリーチ演出の有無など),および停止図柄を決定する(S96)。最後に、演出内容および停止図柄に基づいて特図変動処理を実行する(S97,図8参照)。
上述の図7の例では、玉の単価(種別)にかかわらず入賞に対して同じ確率で抽選処理を行ったが、始動入賞装置13で玉の単価を判別し、その判別結果に応じて異なる乱数カウンタから値を抽出したり、異なる判定テーブルにて大当たりの当否判定を行うなどして大当たりの当選確率を変えるようにしてもよい。その際には、4円玉を検出したときの方がより高確率で大当たりの抽選が行われるようにするとよい。
図8を用いて、図7のステップS97に相当する特図変動処理について説明する。まず、主回路110は、副制御回路120に対し特図表示部8における特図の変動開始を指示するとともに、RAM113上の特図変動タイマ(図示せず)のカウントを開始する(S111)。具体的には、副制御回路120を経由し、表示制御回路130に対して演出内容および停止図柄を指示する表示制御コマンドを送信し、表示制御回路130は、受信した表示制御コマンドにしたがって特図表示部8において特図の図柄変動を開始する。このとき、RAM113上の変動フラグ(図示せず)を1(変動中)に変更する。
特図変動時間が経過すると(S112:YES)、主回路110は、特図表示部8における特図の変動を停止する(S113)。具体的には、副制御回路120を経由し、表示制御回路130に対して変動停止を指示する表示制御コマンドを送信し、表示制御回路130は、受信した表示制御コマンドにしたがって特図表示部8における特図の図柄変動を停止する。例えば、特図抽選結果が第1確変大当たりのときは、特図表示部8に大当たり図柄(「777」など奇数のゾロ目)が表示される。特図抽選結果がハズレのときは、特図表示部8にハズレ図柄が表示される。また、このとき、RAM113上の変動フラグを0(図柄変動停止)に変更する。
次に、主回路110は、抽選結果が大当たりであるか否かを判定する。抽選結果が大当たりであるか否か、また抽選結果が第1大当たりあるか第2大当たりであるかは、大当たり判定(図7の変動前処理のステップS95)における当否判定の結果により判定できる。まず、主回路110は、抽選結果が第1確変大当たりあるいは第1非確変大当たりであるか否かを判定する(S114)。そして、抽選結果がこれらの第1大当たりであれば(S114:YES)、主回路110は、RAM113上の状態フラグを1(第1大当たり)に変更し(S115)、ステップS116に移る一方、抽選結果が第1大当たりでなければ(S114:NO)、直ちにステップS116に移る。
ステップS116では、主回路110は、抽選結果が第2確変大当たりあるいは第2非確変大当たりであるか否かを判定する。そして、抽選結果がこれらの第2大当たりであれば(S116:YES)、主回路110は、RAM113上の状態フラグを2(第2大当たり)に変更し(S117)、ステップS118に移る。一方、抽選結果が第2大当たりでなければ(S116:NO)、直ちにステップS118に移る。
ステップS118では、主回路110は、RAM113上の状態フラグが4(時短状態)であるか否かを判定する。状態フラグが4でなければ(S118:NO)、本処理を終了する。
一方、RAM113上の状態フラグが4(時短状態)であれば(S118:YES)、RAM113上の時短カウンタ(図示せず)の値(時短回数)を1減算する(S119)。そして、主回路110は、時短カウンタの値が0になったか否かを判定する(S120)。そして、時短回数が0でなければ(S120:NO)、本処理を終了する。
一方、時短回数が0であれば(S120:YES)、RAM113上の状態フラグを0(通常状態)に変更し(S121)、本処理を終了する。つまり、時短状態から通常状態に遷移する。
図9を用いて、大当たり処理について説明する。まず、主回路110は、RAM113上の状態フラグ(図示せず)が1(第1大当たり)あるいは2(第2大当たり)であるか否かを判定する(S131)。そして、状態フラグが1および2のいずれでもなければ、すなわち大当たり状態でなければ(S131:NO)、本処理を終了する。
一方、状態フラグが1(第1大当たり)あるいは2(第2大当たり)あれば(S131:YES)、主回路110は、ラウンド数に1を加算し(S132)、大入賞ソレノイド167(図2参照)を励磁することにより、大入賞装置14(図12では、「大入賞口」と表記)を開放する(S133)。これにより、大入賞装置14への玉の入賞が可能になる。
次に、大入賞検出器163が玉の入賞を検出したか否かを判定する(S134)。大入賞検出器163が玉の入賞を検出しないとき(S134:NO)、ステップS138の処理を実行する(後述)。一方、大入賞検出器163が玉の入賞を検出したとき(S134:YES)、入賞数に1を加算し(S135)、RAM113上の状態フラグが1(第1大当たり)か否かを判定する(S136)。
RAM113上の状態フラグが1(第1大当たり)であるとき(S136:YES)、主回路110は、4円玉10個,1円玉5個を賞球として払出装置141から払い出すように払出制御回路140に指示を送る(S137)。これにより、遊技者は、多くの持ち玉(4円玉が多い)を得ることができる。
一方、RAM113上の状態フラグが1(第1大当たり)でない、すなわち第2大当たりであるとき(S136:NO)、主回路110は、4円玉5個,1円玉10個を賞球として払出装置141から払い出すように払出制御回路140に指示を送る(S147)。これにより、遊技者は、4円玉は少ないが多くの持ち玉を得ることができる。
この際、遊技者には第1と第2の何れの大当たりであるのかを報知しないようにすることで、遊技者は獲得した玉のうち4円玉がどれほどを占めているのか判断することができず、遊技を終了してからも玉の計数を終えるまで興趣あるいは期待感を持続することができる。
大入賞装置14へ1ラウンドの入賞可能玉数である10個の玉が入賞するか(S138:YES)、大入賞装置14が開放状態となってから1ラウンドの最大開放時間である25秒が経過するか(S139:YES)のいずれかが満たされると、主回路110は、大入賞ソレノイド167(図2参照)を非励磁とすることにより、大入賞装置14を閉鎖する(S140)。これにより、大入賞装置14への玉の入賞ができなくなる。そして、大入賞装置14への入賞数を初期値0にリセットする(S141)。
そして、ラウンド数が最大ラウンド数である15に満たないとき(S142:NO)、本処理を一旦終了してから再度実行し、ラウンド数が15になるまで本処理を繰り返す。一方、ラウンド数が最大ラウンド数である15になると(S142:YES)、主回路110は、ラウンド数を初期値0にリセットする(S143)。
次に、主回路110は、非確変大当たりであるか否かを判定する(S144)。非確変大当たりであるか否かは、例えば大当たり判定に用いた特図保留の値により判定できる。非確変大当たりであると判定されたとき(S144:YES)、RAM113上の状態フラグを4(時短状態)に変更し(S145)、RAM113上の時短カウンタ(図示せず)の値(時短回数)に100をセットする(S146)。その後、本処理を終了する。
一方、非確変大当たりでない、すなわち確変大当たりであると判定されたとき(S144:NO)、RAM113上の状態フラグを3(確変状態)に変更し(S148)、本処理を終了する。
上述の大当たり処理の例では、第1大当たりと第2大当たりとで4円玉と1円玉との払出数を異なるようにしたが、ラウンド毎に抽選して払出数を異なるようにしたり、大入賞口(大入賞装置14)への入賞を検出する毎に抽選して払出数を異なるようにしてもよい。あるいは、ラウンド開始から例えば10秒間のような所定時間以内は4円玉を多く(例えば10個)して1円玉を少なく(例えば5個)払い出し、所定時間経過以降は4円玉を少なく(例えば5個)して1円玉を多く(例えば10個)払い出すようにしてもよい。
上述の大当たり処理では、1円玉と4円玉とで入賞に対する賞球数は同じにしたが、4円玉が入賞したときには1円玉が入賞したときに比べて賞球を多く払い出すようにしてもよい。この場合、大入賞検出器163(図2参照)には、玉の種別(1円玉,4円玉)を判別する機能が備わっている。
なお、遊技終了後、遊技者の獲得した玉は計数機に流され、4円玉と1円玉とがそれぞれどれだけ獲得したかをカウントし、その結果が預かり券に印字されて遊技者に渡される。ここで遊技者は、初めていくら分の玉を獲得できたのかが分かり、勝ったのか負けたのかを判断できるようになる。遊技者は、その預かり券を持って景品カウンタへ行き、所望の景品と交換することができる。
上述の実施例は、パチンコ遊技機を含む遊技システムに適用したものであるが、スロットマシンを含む遊技システムに適用することもできる。スロットマシン用のメダル貸し機において、メダル購入時に抽選処理を行い、その結果に応じて20円のメダルと5円のメダルをそれぞれ何枚ずつ払い出すか決定して払い出すとよい。また、抽選は行わず予め定められた設定値を用いて払い出す構成としてもよい。また、子役やボーナスなどに当選したとき、その結果に応じて各単価のメダルをそれぞれ所定の枚数ずつ払い出すようにすれば、上述の実施例のように遊技者が勝っているのか負けているのか判別できない状態となる。
上述の実施例では、単価の異なる遊技媒体(玉)を目で見て判別できないようにしたが、例えば4円玉を金色とし1円玉を銀色とするように、単価の異なる遊技媒体ごとに色を変えることによって遊技者が見た目で判別できるようにしてもよい。外観により単価の違いを判別できることで、遊技者は単価の高い遊技媒体で遊技するか単価の安い遊技媒体で遊技するかを選択することができるようになる。この場合は、遊技に使用される遊技媒体の単価に応じて入賞の当選確率を変えるようにした方がよい(そうでないと、単価の安い遊技媒体でしか遊技しなくなる)。また、玉箱などに色の異なる玉が混在している状態であると、計数してみるまで遊技者は勝っているのか負けているのか判断し辛く、本発明の目的を達成することができる。ただし、やはり見た目で判別できない方がより効果的である。
なお、パチンコ遊技機における玉の色の判別方法については、例えば特開平11−89996号公報,特開2003−172658号公報に詳細が記載されている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。