JP2009257631A - トイレ室の暖房制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、使用者がトイレ室を快適に使用でき、しかも、不要な電力の消費を極力抑えて使用コストを低く抑えることのできるトイレ室の暖房制御システムの提供を目的とする。
【解決手段】輻射熱を放射可能なヒーターパネル21を有する暖房装置2と、制御装置3とを備える。ヒーターパネル21は、高出力運転と低出力運転とを切り替え可能に構成されている。制御装置3は、トイレ室1に使用者が入室された場合に、暖房装置2に高出力運転させる。そして、その後、トイレ室1の使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったことを検出した場合に、低出力運転に切り替えさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トイレ室の暖房を制御する暖房制御システムに関するものである。
従来から、トイレ室の温度を制御する暖房装置が知られている。そのような暖房装置として、例えば次のようなものが提案されている(特許文献1参照)。この暖房装置は、発熱体前面に人が存在する場合は発熱体を最高発熱量で運転するとともに偏差演算手段からの偏差信号がある一定値以下になると送風機を一定風量で運転し、人体判断信号に基づき発熱体前面に人が存在しない場合は送風機と発熱体の運転を停止するようにしたものである。
特公平06−103124号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、発熱体前面に人が存在することを判断した場合に発熱体が最高発熱量で運転を開始等するため、トイレ室に入った段階では未だ発熱体は運転されず、便座に座った際に発熱体が運転される。その結果、使用者は、トイレ室の温度が低い場合でも用便姿勢に入らなければならず、寒さを感じる場合もある。
また、発熱体前面に人が存在すると判断した場合に発熱体を最高発熱量で運転することに加えて送風機を一定風量で運転するため、消費が大きくなるという問題点がある。
本発明は、使用者がトイレ室を快適に使用でき、しかも、不要な電力の消費を極力抑えて使用コストを低く抑えることのできるトイレ室の暖房制御システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、暖房装置と、その暖房装置の運転を制御する制御装置とを備えたトイレ室の暖房制御システムであって、前記暖房装置は、トイレ室の便器に対して左右両側と前方側との少なくとも一方側に配設された輻射熱放射可能なヒーターパネルを備えているとともに、そのヒーターパネルを高出力運転とその高出力運転よりも低出力で運転する低出力運転とを切り替え可能に構成され、前記制御装置は、前記トイレ室に使用者が入室された場合に、前記暖房装置に前記高出力運転させ、その後、所定の切替タイミングで前記低出力運転に切り替えさせるように構成されていることを特徴とするトイレ室の暖房制御システムを提供する。
請求項2のように、前記切替タイミングは、前記使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったことを前記暖房装置が検出した時点であることが好ましい。
請求項3のように、前記制御装置は、前記低出力運転に切り替えさせた後、前記使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったことを前記暖房装置が検出した時点で、前記暖房装置を再度、前記高出力運転に切り替えさせるように構成されていることが好ましい。
請求項4のように、前記切替タイミングは、前記高出力運転させてから第1設定時間経過した時点であることが好ましい。
請求項5のように、前記制御装置は、前記低出力運転に切り替えさせてから第2設定時間経過した時点で、前記暖房装置を再度、前記高出力運転に切り替えさせるように構成されていることが好ましい。
請求項1によれば、トイレ室に使用者が入室された場合に、暖房装置に高出力運転させ、その後、所定の切替タイミングで低出力運転に切り替えさせる。これにより、トイレ室に入室した使用者は、即座に暖まることができる。
また、暖房装置の高出力運転によって暖まった後は、暖房装置を低出力運転に切り替えても使用者は十分に暖まっているため、差し支えのないものにでき、むしろ、暖まり過ぎるのを防止できる。一方、高出力運転の後に、低出力運転に切り替えさせるため、従来の暖房装置に比してエネルギーの消費を抑えることができる。
請求項2によれば、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなった時点で、暖房装置を高出力運転から低出力運転に切り替えさせる。これにより、使用者が暖房装置の高出力運転によって暖まり過ぎるのを防止でき、例えば使用者が暖まり過ぎて、ほてりを起こすようなことを確実に防止できる。また、その際、体表面温度に基づいて行うため、確実に使用者の身体が暖まり過ぎるのを防止できる。
請求項3によれば、低出力運転に切り替えさせた後、体表面温度が第2設定温度よりも低くなった時点で、暖房装置を再度高出力運転に切り替えさせる。これにより、例えばトイレ室を長時間使用した場合に、低出力運転を続けた場合の使用者の身体の冷えを防止でき、使用者はトイレ室を長時間快適に使用できる。また、その際、体表面温度に基づいて行うため、確実に使用者の身体の冷えを防止できる。
請求項4によれば、高出力運転させてから第1設定時間経過した時点で低出力運転に切り替えさせる。これにより、体表面温度を検出する検出センサ等を不要にでき、低コストなものにできる。
請求項5によれば、低出力運転に切り替えさせた後、第2設定時間経過した時点で、暖房装置を再度高出力運転に切り替えさせる。これにより、体表面温度を検出する検出センサ等を不要にでき、低コストなものにできる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態のトイレ室の暖房制御システムを施したトイレ室の概略図、図2は、その暖房制御システムに用いられる暖房装置を説明するためのブロック図、図3は、その暖房制御システムに用いられる制御装置を説明するためのブロック図である。
この第1実施形態のトイレ室の暖房制御システムは、図1に示すように、トイレ室1に設けられた暖房装置2と、暖房装置2に制御信号を有線又は無線(この実施形態では、無線)により送信することによって暖房装置2の運転を制御する制御装置3とを備えている。
この実施形態の暖房装置2は、トイレ室1における便器4の左右の両側夫々に設置されたヒーターパネル21を備えている。ヒーターパネル21は、夫々、四角形状のものから構成され、内部に、図示しないヒーター線が配設されている。
また、この実施形態のヒーター線は、第1ヒーター線と、第2ヒーター線とから構成されている。第1ヒーター線は、ヒーターパネル21のほぼ全体に配設されている。これにより、便器4に対して立った立位の使用者又は便器4に対してその便器4の便座に座った座位の使用者の顔を含む身体全体に輻射熱を放射できるようになっている。
第2ヒーター線は、ヒーターパネル21の下部側に配設されている。これにより、立位又は座位の使用者の主に下半身に輻射熱を放射できるようになっている。
また、これらの第1ヒーター線と第2ヒーター線とは互いに切り替えられて通電可能、即ち運転可能とされており、第1ヒーター線の運転は、高出力運転となり、第2ヒーター線の運転は、その高出力運転よりも低出力で運転する低出力運転となる。
又、この実施形態の暖房装置2は、図2に示すように、操作部22を備えている。この操作部22は、高出力運転部23と、低出力運転部24と、運転停止部25と、受信部26とを備えている。
高出力運転部23は、制御装置3から、高出力運転を開始させるための制御信号である高出力運転開始信号を受信した場合にその高出力運転開始信号に基づいてヒーターパネル21を高出力運転にする。
低出力運転部24は、制御装置3から、低出力運転を開始させるための制御信号である低出力運転開始信号を受信した場合にその低出力運転開始信号に基づいてヒーターパネル21を低出力運転にする。
運転停止部28は、制御装置3から、暖房装置2のヒーターパネル21の高出力運転又は低出力運転を停止させるための制御信号である運転停止信号を受信した場合にその運転停止信号に基づいて、その運転を停止する。
受信部26は、例えば上記高出力運転開始信号、低出力運転開始信号、運転停止信号を制御装置3から受信する。
又、暖房装置2は、この実施形態では、図示しないが、記録装置であるメモリ、CPU、表示装置である表示部、入力装置であるボタンキー、制御装置3と通信するための通信インターフェース等を備えている。
そして、上記CPUは、図2の操作部22の高出力運転部23、低出力運転部24、運転停止部25、受信部26として機能する。
制御装置3は、図3に示すように入室判定部31と、第1設定時間経過判定部32と、第2設定時間経過判定部33と、退室判定部34と、送信部35とを備えている。
入室判定部31は、トイレ室に使用者が入室したか否かを、制御装置3が有する入退室検出手段としての入退室検出用赤外線センサ30a(図1に図示)による検出データに基づいて判定する。
より詳しくは、この実施形態の入退室検出用赤外線センサ30aは、トイレ室1の出入り口を通る使用者に赤外線が遮られるように設置されている。そして、トイレ室1の出入り口から入ってくる使用者に赤外線が遮られると、入退室検出用赤外線センサ30aがそれを検出し、その入室したことの検出データに基づいて制御装置3は、トイレ室に使用者が入室されたとの判定を行う。
又、制御装置3は、上記入室されたとの判定を行った場合、高出力運転開始信号を生成し、それを暖房装置2に送信する。
退室判定部34は、使用者がトイレ室から退室したか否かを、上記入退室検出用赤外線センサ30aによる検出データに基づいて判定する。詳しくは、トイレ室の出入り口から出て行く使用者が赤外線を遮ると、上記入退室検出用赤外線センサ30aがそれを検出し、その退室したことの検出データに基づいて制御装置3は、使用者がトイレ室から退室されたとの判定を行う。
又、制御装置3は、上記退室されたとの判定を行った場合、運転停止信号を生成し、その信号を暖房装置2に送信する。
第1設定時間経過判定部32は、高出力運転させてから、即ち、高出力運転開始信号を暖房装置2に送信してから第1設定時間が経過したか否かを判定する。尚、第1設定時間は、この実施形態では、1〜3分程度に設定されているが、第1設定時間は、特に限定されず、適宜変更し得る。例えば使用者が十分に温まった温度であって、ほてりを起こさない程度の時間として予め設定した時間であっても良い。
第2設定時間経過判定部33は、低出力運転させてから、即ち、低出力運転開始信号を暖房装置2に送信してから第2設定時間が経過したか否かを判定する。尚、第2設定時間は、この実施形態では、第1設定時間(1〜3分程度)と同じに設定されているが、第2設定時間についても、特に限定されず、適宜変更し得る。
送信部35は、例えば高出力運転開始信号、低出力運転開始信号、運転停止信号を暖房装置2に送信する。
又、制御装置3は、図示しないが、記録装置であるメモリ、CPU、表示装置である表示部、入力装置であるボタンキー、暖房装置と通信するための通信インターフェース等を備えている。
そして、上記CPUは、図3の入室判定部31、第1設定時間経過判定部32、第2設定時間経過判定部33、退室判定部34、送信部35として機能する。
次に、この第1実施形態のシステムの動作について、図4に基づいて説明する。まず、制御装置3は、入室判定部31(図3参照)によって、トイレ室1に使用者が入室された否かを判定する(図4、ステップS1)。
このステップS1において、制御装置3は、未だ入室されないとの判定を行った場合、制御を戻す。一方、ステップS1において、制御装置3は、入室されたとの判定を行った場合、その判定に基づいて、高出力運転開始信号を生成し暖房装置2に送信する。
例えば図5に示すように、使用者がトイレ室に入室した時刻t1で、制御装置3は、入室されたとの判定を行い、そして、その判定に基づいて高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
高出力運転開始信号を受信した暖房装置2(の操作部22)は、受信した高出力運転開始信号に基づいて、高出力運転を開始する(図4、ステップS2)。
その後、制御装置3は、退室判定部34(図3参照)によって、使用者がトイレ室1から退室されたか否かを判定する(図4、ステップS3)。このステップS3において、退室されたとの判定を行った場合は、制御を後述のステップS10に進める。
一方、未だ退室されていないとの判定を行った場合、制御装置3は、第1設定時間経過判定部32(図3参照)によって、上記高出力運転開始信号を送信してから第1設定時間(例えば2分)が経過したか否かを判定する(図4、ステップS4)。
このステップS4において、制御装置3は、第1設定時間が経過していないとの判定を行った場合は、制御を上記ステップS3に戻す。一方、ステップS4において、制御装置3は、第1設定時間が経過したとの判定を行った場合、その判定に基づいて、低出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
例えば図5に示すように、上記時刻t1から第1設定時間が経過した時刻t2で、制御装置3は、第1設定時間が経過したとの判定を行い、そして、この判定に基づいて低出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
低出力運転開始信号を受信した暖房装置2は、受信したその低出力運転開始信号に基づいて、低出力運転を開始する(図4、ステップS5)。
その後、制御装置3は、使用者がトイレ室1から退室されたか否かを判定し(図4、ステップS6)、退室されたとの判定を行った場合は、制御を後述のステップS10に進める。
一方、ステップS6において、未だ退室されていないとの判定を行った場合、制御装置3は、第2設定時間経過判定部33(図3参照)によって、上記低出力運転開始信号を送信してから第2設定時間(例えば2分)が経過したか否かを判定する(図4、ステップS7)。
このステップS7において、制御装置3は、第2設定時間が経過していないとの判定を行った場合は、制御を上記ステップS6に戻す。一方、ステップS7において、制御装置3は、第2設定時間が経過したとの判定を行った場合、その判定に基づいて、高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
例えば図5に示すように、上記時刻t2から第2設定時間が経過した時刻t3で、制御装置3は、第2設定時間が経過したとの判定を行い、そして、この判定に基づいて高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
高出力運転開始信号を受信した暖房装置2は、受信したその高出力運転開始信号に基づいて、再度、高出力運転を開始する(図4、ステップS8)。
次に、制御装置3は、再度、退室判定部34によって、使用者がトイレ室1から退室されたか否かを判定し(図4、ステップS9)、未だ退室されていないとの判定を行った場合は、制御を戻し、退室されるのを待つ。
一方、ステップS9において、退室されたとの判定を行った場合は、その判定に基づいて運転停止信号を生成し、暖房装置2に送信する。
例えば図5に示すように、使用者が退室した時刻t4で、制御装置3は、退室したとの判定を行い、そして、その判定に基づいて運転停止信号を生成して暖房装置2に送信する。運転停止信号を受信した暖房装置2は、運転を停止する(図4、ステップS10)。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態における制御装置3は、先の第1実施形態と同様に、入室判定部31、第1設定時間経過判定部32、退室判定部34及び送信部35を備えている(図3参照)。
ただし、この第2実施形態においては、先の第1実施形態における第2設定時間経過判定部33に相当するものを備えていない。その他は、先の第1実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第2実施形態の動作については、図6に示すように、先の第1実施形態におけるステップS1〜S5及びステップS9、10に対応するステップS11〜S15及びステップS16、17を採る。
例えば図7に示すように、使用者がトイレ室に入室した時刻t11で、制御装置3は、入室されたとの判定を行い、高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信し、受信した暖房装置2は、高出力運転を開始する。又、上記時刻t11から第1設定時間が経過した時刻t12で、制御装置3は、第1設定時間が経過したとの判定を行い、低出力運転開始信号を暖房装置2に送信し、受信した暖房装置2は、低出力運転を開始する。
そして、使用者が退室した時刻t13で、制御装置3は、退室したとの判定を行い、運転停止信号を生成して暖房装置2に送信し、それを受信した暖房装置2は、運転を停止する。
以上のように、第2実施形態では、暖房装置2が低出力運転を開始した後は、先の第1実施形態のように再度高出力運転を開始することはなく、使用者が退室するまで低出力運転を維持する。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態における制御装置3は、図8に示すように、入室判定部31と、第1設定温度高判定部132と、第2設定温度低判定部133と、退室判定部34と、送信部35とを備えている。入室判定部31、退室判定部34及び送信部35は、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
第1設定温度高判定部132は、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったか否かを、制御装置3が有する体表面温度検出手段としてのサーモグラフィ30b(図1に図示)による検出データに基づいて判定する。
この実施形態のサーモグラフィ30bは、トイレ室1に設けられており、トイレ室1に入った使用者の顔における頬の温度を検出する。そして、その検出データと第1設定温度とを比較して検出データが第1設定温度よりも高い場合に、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったとの判定を行う。
又、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったとの判定を行った場合に、低出力運転開始信号を生成し、暖房装置2に送信する。
一方、検出データと第1設定温度とを比較して検出データが第1設定温度以下の場合に、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くないとの判定を行う。
また、この実施形態における第1設定温度は、使用者の頬が十分に温まった温度であって、ほてりを起こさない程度の温度に設定されている。尚、第1設定温度は、特に限定されず、適宜変更して設定できる。
第2設定温度低判定部133は、使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったか否かを、上記体表面温度検出手段としてのサーモグラフィ30bによる検出データに基づいて判定する。
詳しくは、制御装置3は、サーモグラフィ30bで検出した検出データと第2設定温度とを比較して検出データが第2設定温度よりも低い場合に、使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったとの判定を行う。
また、この実施形態における第2設定温度は、頬が冷たいと使用者が感じる程度の温度に設定されている。尚、この第2設定温度は、特に限定されず、適宜変更して設定できる。
次に、この第3実施形態のシステムの動作については、図9に基づいて説明する。制御装置3は、先の第1実施形態におけるステップS1〜S3と同じステップS21〜S23を採る。
例えば図10に示すように、使用者がトイレ室に入室した時刻t21で、制御装置3は、入室されたとの判定を行い、高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
そして、暖房装置2が高出力運転を開始(図9、ステップS22)した後、制御装置3は、退室判定部34によって、使用者がトイレ室1から退室されたか否かを判定する(図9、ステップS23)。このステップS23において、退室されたとの判定を行った場合は、制御を後述のステップS30に進める。
一方、未だ退室されていないとの判定を行った場合、制御装置3は、第1設定温度高判定部132によって、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったか否かを、サーモグラフィ30bによる検出データに基づいて判定する(図9、ステップS24)。
このステップS24において、制御装置3は、第1設定温度よりも高くないとの判定を行った場合は、制御を上記ステップS23に戻す。一方、第1設定温度よりも高いとの判定を行った場合、制御装置3は、その判定に基づいて、低出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
例えば図10に示すように、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったことをサーモグラフィ30bによって検出した時刻t22(時点)で、制御装置3は、第1設定温度よりも高くなったとの判定を行う。そして、この判定に基づいて低出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
低出力運転開始信号を受信した暖房装置2は、受信したその低出力運転開始信号に基づいて、低出力運転を開始する(図9、ステップS25)。
その後、制御装置3は、再度、退室判定部34によって、使用者がトイレ室1から退室されたか否かを判定し(図9、ステップS26)、退室されたとの判定を行った場合は、制御を後述のステップS30に進める。
一方、未だ退室されていないとの判定を行った場合、制御装置3は、第2設定温度低判定部133によって、使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったか否かを、サーモグラフィ30bによる検出データに基づいて判定する(図9、ステップS27)。
このステップS27において、制御装置3は、第2設定温度よりも低いとの判定を行った場合は、その判定に基づいて、再度、高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
例えば図10に示すように、使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったことをサーモグラフィ30bによって検出した時刻t23(時点)で、制御装置3は、第2設定温度よりも低くなったとの判定を行う。そして、この判定に基づいて高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
高出力運転開始信号を受信した暖房装置2は、受信したその高出力運転開始信号に基づいて、再度、高出力運転を開始する(図9、ステップS28)。
その後は、先の第1実施形態のステップS9、S10と同じステップS29、S30を採る。
例えば図10に示すように、使用者が退室した時刻t24で、制御装置3は、退室したとの判定を行い、運転停止信号を生成して暖房装置2に送信し、それを受信した暖房装置2は、運転を停止する。
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態における制御装置3は、先の第3実施形態と同様に、入室判定部31、第1設定温度高判定部132、退室判定部34及び送信部35を備えている(図8参照)。
ただし、この第4実施形態においては、先の第3実施形態における第2設定温度低判定部133に相当するものが備えられていない。その他は、先の第3実施形態と同構成を採っている。
このように構成された第4実施形態の動作は、図11に示すように、先の第3実施形態におけるステップS21〜S25及びステップS29、S30に対応するステップS31〜S35及びステップS36、S37を採る。
例えば図12に示すように、使用者がトイレ室に入室した時刻t31で、制御装置3は、入室されたとの判定を行い、高出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。受信した暖房装置2は、高出力運転を開始する。又、使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなった時刻t32で、制御装置3は、第1設定温度よりも高くなったとの判定を行い、低出力運転開始信号を生成して暖房装置2に送信する。
そして、使用者が退室した時刻t33で、制御装置3は、退室したとの判定を行い、運転停止信号を生成して暖房装置2に送信し、それを受信した暖房装置2は、運転を停止する。
以上のように、第4実施形態では、暖房装置2が低出力運転を開始した後は、先の第3実施形態のように使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなった場合でも高出力運転を開始することはなく、使用者が退室するまで低出力運転を維持する。
尚、上記第1実施形態〜第4実施形態では、暖房装置としてヒーターパネル21を用いているが、この形態のものに限らず、例えばPTCヒーター等を使用でき、適宜変更できる。
又、上記第1実施形態〜第4実施形態では、ヒーターパネル21を、便器4の左右両側に設置しているが、この形態のものに限らず、例えば便器4の左右両側と前方側との少なくとも一方側に設置すれば良く、適宜変更できる。
また、ヒーターパネル21は、トイレ室1の壁または扉とは別途に設けた形態のものであっても良いが、それらの壁や扉に内設した形態のものであっても良い。
又、上記第1実施形態〜第4実施形態では、体表面温度検出手段としてサーモグラフィ30bを用いているが、他の手段を用いることもでき、適宜変更できる。
又、上記第1実施形態〜第4実施形態では、暖房装置と制御装置とを別途に設けているが、例えば制御装置を暖房装置に組み込んで付設した形態のものであっても良く、適宜変更できる。
本発明の第1実施形態のトイレ室の暖房制御システムを施したトイレ室の概略図である。 その暖房制御システムに用いられる暖房装置を説明するためのブロック図である。 その暖房制御システムに用いられる制御装置を説明するためのブロック図である。 第1実施形態のトイレ室の暖房制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態における暖房装置の高出力運転及び低出力運転と、入室及び退室との関係を示す説明図である。 第2実施形態のトイレ室の暖房制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態における暖房装置の高出力運転及び低出力運転と、入室及び退室との関係を示す説明図である。 第2実施形態における制御装置を説明するためのブロック図である。 第3実施形態のトイレ室の暖房制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態における暖房装置の高出力運転及び低出力運転と、使用者の体表面温度と、入室及び退室との関係を示す説明図である。 第4実施形態のトイレ室の暖房制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。 第4実施形態における暖房装置の高出力運転及び低出力運転と、使用者の体表面温度と、入室及び退室との関係を示す説明図である。
符号の説明
1 トイレ室
2 暖房装置
3 制御装置
4 便器
21 ヒーターパネル

Claims (5)

  1. 暖房装置と、その暖房装置の運転を制御する制御装置とを備えたトイレ室の暖房制御システムであって、
    前記暖房装置は、トイレ室の便器に対して左右両側と前方側との少なくとも一方側に配設された輻射熱放射可能なヒーターパネルを備えているとともに、そのヒーターパネルを高出力運転とその高出力運転よりも低出力で運転する低出力運転とを切り替え可能に構成され、
    前記制御装置は、前記トイレ室に使用者が入室された場合に、前記暖房装置に前記高出力運転させ、その後、所定の切替タイミングで前記低出力運転に切り替えさせるように構成されていることを特徴とするトイレ室の暖房制御システム。
  2. 前記切替タイミングは、前記使用者の体表面温度が第1設定温度よりも高くなったことを前記暖房装置が検出した時点であることを特徴とする請求項1記載のトイレ室の暖房制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記低出力運転に切り替えさせた後、前記使用者の体表面温度が第2設定温度よりも低くなったことを前記暖房装置が検出した時点で、前記暖房装置を再度、前記高出力運転に切り替えさせるように構成されていることを特徴とする請求項2記載のトイレ室の暖房制御システム。
  4. 前記切替タイミングは、前記高出力運転させてから第1設定時間経過した時点であることを特徴とする請求項1記載のトイレ室の暖房制御システム。
  5. 前記制御装置は、前記低出力運転に切り替えさせてから第2設定時間経過した時点で、前記暖房装置を再度、前記高出力運転に切り替えさせるように構成されていることを特徴とする請求項2又は4記載のトイレ室の暖房制御システム。
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