JP2009288657A - ストロボ撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影条件に応じて撮像素子の感度を最適に設定しつつ、少光量で且つ広範囲を測光できる予備発光を行うことが可能なストロボ撮影装置を提供すること。
【解決手段】予備発光時の撮像素子104の感度を設定するに当たり、まず、ISOモード設定が固定ISOモードであるか否かを判定する(ステップS301)。ISOモードが固定ISOモードでない場合に被写体輝度が高輝度発光条件を満たしているか否かを判定する(ステップS302)。被写体輝度が高輝度発光条件を満たしていない場合に、被写体距離に従って撮像素子104の感度を設定する(ステップS304〜S308)。ISOモードが固定ISOモードでない場合や被写体輝度が高輝度発光条件を満たしている場合にはそれぞれのISO設定に従って撮像素子の感度を設定する(ステップS303)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ストロボ装置を用いて撮影を行うことが可能なストロボ撮影装置に関する。
デジタルカメラのストロボ調光方式の1つとしてTTL(Through The Lens)調光方式が知られている。TTL調光方式は、撮影前にストロボ装置を少光量で発光させ(予備発光と呼ばれる)、予備発光時に撮像素子を介して得られる撮像信号に基づいて測光処理を実行し、この測光処理によって得られる測光データを用いて撮影時におけるストロボ装置の発光量(本発光量)を演算する方式である。
近年、デジタルカメラの小型化に伴ってストロボ装置の小型化も進んできており、これに伴ってストロボ装置で発光可能な光の光量も減少してきている。少光量の予備発光で広範囲の測光を行えるようにするための手法の1つとして特許文献1の手法が提案されている。特許文献1では、予備発光時に測距手段による測距を行い、この測距結果に従って予備発光時の撮像素子の感度(撮像信号の増幅率)を設定するようにしている。このような特許文献1の手法により、少光量の予備発光でより遠距離に対する測光を行うことが可能である。
特開2006−053493号公報
上述のように、特許文献1の手法では、被写体距離に応じて予備発光時の撮像素子の感度を設定している。しかしながら、撮影時における撮像素子の感度(ISO感度に相当)がユーザによって予め決められている場合には、予備発光時で設定された撮像素子の感度を撮影時に使用できない場合が考えられる。このような場合、予備発光時に決定された光量でストロボ装置を発光させて撮影を行っても、適正な露出が得られない可能性がある。
また、ストロボ装置は、低輝度被写体を明るくするために用いられるだけでなく、被写体に対して背景のほうが明るい逆光シーンにおける補助光としても用いられる。逆光シーンにおいては、AE処理だけで露出を適正とすることが可能である。このため、さらに被写体距離に応じて予備発光時の撮像素子の感度を設定してしまうと、撮影時に得られる画像が適正露出とならない可能性が生じる。
以上のように、被写体距離のみに応じて予備発光時の撮像素子の感度を設定すると、撮影時の露出が適正となるような適切な発光量でストロボ装置を発光させることができない場合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、撮影条件に応じて撮像素子の感度を最適に設定しつつ、少光量で且つ広範囲を測光できる予備発光を行うことが可能なストロボ撮影装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のストロボ撮影装置は、被写体を撮像して撮像信号を得る撮像手段と、前記撮像信号を増幅する増幅手段と、前記被写体を照明する照明手段と、前記被写体の輝度を測定する測光手段と、前記被写体までの距離を測定する測距手段と、前記照明手段の予備発光に先立って得られる、撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報と、前記被写体の輝度と、前記被写体までの距離とを判定条件として、前記照明手段の予備発光時の前記増幅手段における増幅の際の増幅率を設定する増幅率設定手段と、前記増幅率設定手段によって前記増幅手段の増幅率を設定した状態で、前記照明手段による予備発光を行う制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件に応じて撮像素子の感度を最適に設定しつつ、少光量で且つ広範囲を測光できる予備発光を行うことが可能なストロボ撮影装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るストロボ撮影装置の一例としてのデジタルカメラのブロック図である。図1に示すデジタルカメラは、撮影レンズ101と、絞り機構102と、駆動部103と、撮像素子104と、撮像処理部105と、アナログ/デジタル(A/D)変換部106と、バス107と、SDRAM108と、画像処理部109と、AE処理部110と、AF処理部111と、JPEG処理部112と、メモリインターフェース(I/F)113と、記録媒体114と、LCDドライバ115と、LCD116と、マイクロコンピュータ(CPU)117と、操作部118と、Flashメモリ119と、ストロボ発光部120と、電源部121とを有している。
撮影レンズ101は、被写体の光学像を撮像素子104に集光させるための光学系である。この撮影レンズ101は、可変焦点レンズ(所謂ズームレンズ)であり、CPU117からの指示に応じて駆動する駆動部103によりその光軸方向に移動される。これにより、撮影レンズ101の焦点距離や被写体へのフォーカス状態を変更することが可能である。また、絞り機構102は、撮影レンズ101を介して撮像素子104に入射する光の入射量を調節する。この絞り機構102は駆動部103により開閉される。さらに、撮影レンズ101の近傍には図示しないメカシャッター機構が設けられている。撮影時には、CPU117からの指示に応じて図示しないメカシャッター機構を駆動させることで撮像素子104の露光時間を制御することが可能である。
撮像手段としての機能を有する撮像素子104は、ベイヤー配列のカラーフィルタが画素を構成するフォトダイオードの前面に配置された撮像素子である。この撮像素子104は、撮影レンズ101により集光された光を、画素を構成するフォトダイオードで受光して光電変換することで、光の量を電荷量として撮像処理部105へ出力する。なお、撮像素子104はCMOS方式でもCCD方式でも良い。
増幅手段としての機能を有する撮像処理部105は、撮像素子104から読み出された電気信号(アナログ撮像信号)に対し、リセットノイズ等を低減した上で波形整形を行い、さらに目的の明るさとなるようにアナログ撮像信号の増幅を行う。ここで、本実施形態においては、撮像処理部105による撮像信号の増幅の際の増幅率を可変になされている。CPU117は、ISO感度等に応じた感度値(SV値)に従って撮像処理部105の増幅率を設定する。
A/D変換部106は、撮像処理部105から出力されるアナログ画像信号をデジタル撮像信号(以降、撮像データという)に変換する。
バス107は、デジタルカメラ内部で発生した各種データをデジタルカメラ内の各部に転送するための転送路である。バス107は、A/D変換部106と、SDRAM108と、画像処理部109と、AE処理部110と、AF処理部111と、JPEG処理部112と、メモリI/F113と、LCDドライバ115と、CPU117とに接続されている。
A/D変換部106で得られた画像データは、バス107を介して一旦SDRAM108に記憶される。SDRAM108は、A/D変換部106において得られた画像データや、画像処理部109、JPEG処理部112において処理された画像データ等の各種データが一時的に記憶される記憶部である。
画像処理部109は、SDRAM108から読み出した画像データに対し、ホワイトバランス補正処理、同時化処理、色変換処理等の画像処理を施す。
測光手段としての機能を有するAE処理部110は、画像データを用いて被写体輝度(被写体を含むシーンの明るさ)を算出する。被写体輝度を算出するためのデータは、専用の測光センサの出力であってもよい。AF処理部111は、画像データから高周波成分の信号を取り出しAF(Auto Focus)積算処理により合焦評価値を取得する。
JPEG処理部112は、画像データの記録時には、SDRAM108からRGBの画像データを読み出し、読み出した画像データをJPEG圧縮方式に従って圧縮する。圧縮された画像データはSDRAM108に一旦記憶された後、メモリI/F113を介して記録媒体114に記録される。ここで、記録媒体114は、例えばカメラ本体に着脱可能なメモリカードからなる記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
LCDドライバ115は、LCD116に画像を表示させる。記録媒体114に記録されたJPEG圧縮画像データを再生する場合には、JPEG処理部112は、記録媒体114に記録されているJPEG圧縮画像データを読み出して伸張処理を施した上で、伸張した画像データを一旦SDRAM108に記憶させる。LCDドライバ115は、その画像データをSDRAM108から読み出し、読み出した画像データを映像信号へ変換した後でLCD116へ出力し、画像の表示を行う。
増幅率設定手段及び制御手段としての機能を有するCPU117は、デジタルカメラ本体の各種シーケンスを統括的に制御する。このCPU117には、操作部118、Flashメモリ119が接続されている。また、本実施形態において、CPU117は、AF処理の結果に基づいて被写体までの距離(被写体距離)を算出する測距手段としての機能も有する。なお、被写体距離は専用のセンサを用いて測定するようにしても良い。また、被写体距離をAF処理部111において算出するようにしても良い。
操作部118は、電源ボタン、レリーズボタン、ズームボタン、各種入力キー等の操作部材である。ユーザにより操作部118の何れかの操作部材が操作されることにより、CPU117は、ユーザの操作に応じた各種シーケンスを実行する。電源ボタンは、当該デジタルカメラの電源のオンオフ指示を行うための操作部材である。電源ボタンが押されたときに、CPU117は、当該デジタルカメラの電源をオン又はオフする。レリーズボタンは、1stレリーズスイッチと2ndレリーズスイッチの2段スイッチを有して構成されている。レリーズボタンが半押しされて1stレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU117は、AE処理やAF処理等の撮影準備シーケンスを行う。また、レリーズボタンが全押しされて2ndレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU117は撮影シーケンスを実行して撮影を行う。ズームボタンは、ワイドボタンとテレボタンとを有している。ワイドボタンが押された場合に、CPU117はレンズ駆動シーケンスを実行して駆動部103を駆動させ、撮影レンズ101の焦点距離を短焦点距離側に変更する。テレボタンが押された場合に、CPU117はレンズ駆動シーケンスを実行して駆動部103を駆動させ、撮影レンズ101の焦点距離を長焦点距離側に変更する。各種の入力キーは撮影モードの設定等の各種の入力操作の際に用いられる。ユーザは、例えば、LCD116において表示されるメニュー画面上で入力キーを用いて撮影時のISO感度等の撮影条件を設定することが可能である。ここで、ISO感度は撮像素子104の感度に対応する情報である。
本実施形態では、例として、ISO感度を、「AUTOISOモード」、「AUTOISO Highオートモード」、「ISO80」、「ISO100」、「ISO200」、「ISO400」、「ISO800」、「ISO1600」、「ISO3200」の中から選択できるものとする。AUTOISOモードは、撮影時の撮影条件(被写体輝度やストロボ発光の有無等)に応じて撮像素子104の感度を可変できるモードである。AUTOISO Highオートモードは、基本的な動作はAUTOISOモードに準じているが、AUTOISOモードよりも、さらに高感度の撮影を行うためのモードである。ISO80、ISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600、ISO3200は、撮影時のISO感度をそれぞれの数値が示す値に固定するモードである。
以下、AUTOISOモード及びAUTOISO HighオートモードをAUTOモードと総称し、ISO80、ISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600、ISO3200を固定ISOモードと総称する。
Flashメモリ119は、デジタルカメラの動作に必要な各種パラメータを記憶している。また、Flashメモリ119は、CPU117にて実行するプログラムも記憶している。CPU117は、Flashメモリ119に記憶されているプログラムに従い、またFlashメモリ119から各種シーケンスに必要なパラメータを読み込み、各処理を実行する。
照明手段としての機能を有するストロボ発光部120は、発光することで被写体を照明する。ストロボ発光部120の発光量はCPU117によって演算されるものである。ISO100相当のストロボ発光部120の発光量をGNoとすると、
Figure 2009288657
の関係が成立している。ここで、(式1)の設定ISOは、ユーザによって設定されるISO感度を示す値である。また、Fは絞り値である。さらに、dはストロボ発光部120による調光可能な距離の範囲である。
電源部121は、デジタルカメラの各部の動作に必要な電力をデジタルカメラの各部に供給する。
以下、図1に示すデジタルカメラの動作について説明する。本実施形態においては、ストロボ撮影時の発光量を決めるために行う予備発光の際の撮像素子104の感度(撮像処理部105における増幅の際の増幅率設定)を、各種の判定条件に従って設定する。
以下、本実施形態における予備発光時の撮像素子104の感度設定の手法について説明する。
図2は、発光量GNo及び絞り値Fを固定したときの、ISO感度とストロボ発光部120による調光が可能な距離範囲dとの関係を示す図である。なお、図2はGNo=2.0で絞り値F=2.0の例を示している。
上述の(式1)の関係からも分かるように、発光量GNoと絞り値Fとを固定とした場合、遠方の被写体を撮影可能とするためにはISO感度を高くする必要がある。ISO感度を高くすれば、撮像処理部105における増幅の際の増幅率が大きくなるので、ストロボ発光部120の発光量が少なくともより遠くの被写体を撮影可能である。しかしながら、ISO感度を高くすると近距離側の露出がオーバーとなり、近距離側で適正な露出の撮影を行うことができなくなる。即ち、一般のストロボ発光部は、図2に示すように、ISO感度に応じて最適なストロボ撮影を行うことが可能な範囲が異なることになる。
上述したように、ISO100等の固定ISOモードの場合には、撮影時にストロボ発光部120の発光量が不足するような場合であっても撮像素子104の感度、即ち撮像処理部105における増幅率を変更できない。したがって、固定ISOモードの場合にはストロボの調光時においても、ユーザによって設定されたISO感度に対応したSV値に従って撮像処理部105の増幅率を設定する。これにより、撮影時のISO感度設定に従ったストロボ発光部120の調光を行うことが可能である。
また、ISO感度のモードがAUTOモードの場合には撮影時のISO感度が可変である。このときは、撮影時にストロボ発光部120の発光量が不足するような場合にはISO感度、即ち撮像処理部105における増幅率を大きくすれば良い。このため、固定ISOモードの場合に比べて調光範囲が広いと言える。
また、AUTOモードであっても被写体輝度が高輝度である場合、例えば逆光シーン等でストロボ撮影を行う場合には、シーンの露出は適正であるため、画像全体の明るさが変更されてしまうISO感度の変更を行うことはできない。したがって、この場合も、固定のSV値に従って撮像処理部105の増幅率を設定する。
AUTOモードで且つ被写体輝度が低輝度である場合、即ち低輝度シーンにおいてストロボ撮影を行う場合には、撮影時にストロボ発光部120の発光量が不足しているようなときにはISO感度を大きくすれば良い。このような場合には、被写体距離に応じてストロボ発光部120の調光時における撮像処理部105の増幅率を設定することが望ましい。ただし、合焦している被写体が存在していない場合には、固定のSV値に従って撮像処理部105の増幅率を設定する。
上述の考え方に基づき、本実施形態においては、(1)ISOモード設定、(2)シーンの輝度状態、(3)被写体距離(及び合焦被写体の有無)を判定条件として用いてストロボ調光時のSV値を設定し、この設定に従って撮像処理部105の増幅率を設定する。
図3は、図1に示すデジタルカメラにおける撮影時の処理を示すフローチャートである。
図3において、CPU117は、ユーザによりレリーズボタンが半押しされて1stレリーズスイッチがオンされたかを判定する(ステップS201)。ステップS201の判定において、1stレリーズスイッチがオンされるまで、CPU117は、繰り返しステップS201の判定を行う。
一方、ステップS201の判定において、1stレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU117は、AF処理を実行する(ステップS202)。即ち、CPU117は、AF処理部111で得られるAF評価値から、撮像素子104に集光される被写体の像が最も鮮明になるように駆動部103を駆動させて撮影レンズ101のフォーカスを調整する。また、CPU117は、フォーカス調整結果に従って被写体までの距離を算出する。
次に、CPU117は、AE処理部110において被写体輝度を算出させる(ステップS203)。その後、CPU117は、AE処理部110において算出された被写体輝度と予めFlashメモリ119に記憶された絞り値とシャッター速決定テーブルに基づき、撮影時の絞り値とシャッター速とを算出する(ステップS204)。
次に、CPU117は、ユーザによりレリーズボタンが全押しされて2ndレリーズスイッチがオンされたかを判定する(ステップS205)。ステップS205の判定において、2ndレリーズスイッチがオンされるまで、CPU117は、繰り返しステップS205の判定を行う。
一方、ステップS205の判定において、2ndレリーズスイッチがオンされた場合に、CPU117は、ストロボ発光部120を発光させた撮影を行うか否かを判定する(ステップS206)。例えば、AE処理の結果から、被写体輝度が所定レベルよりも暗い場合や、ユーザによってストロボ発光部120を発光させるように設定された場合に、ストロボ発光部120を発光させた撮影を行うものとする。
ステップS206の判定において、ストロボ発光部120を発光させた撮影を行う場合に、CPU117は、調光時におけるSV値、即ち撮像処理部105における増幅率を設定するためのSV値設定処理を行う(ステップS207)。このSV値設定処理の詳細については後述する。ステップS207において、撮像処理部105の増幅率の設定の後、CPU117は、AE処理部110において定常光測光を実行させる(ステップS208)。即ち、AE処理部110は、ストロボ発光部120の発光がなされていない状態で撮像素子104を介して得られる画像データに基づいて被写体輝度を算出する。定常光測光の終了後、CPU117は、AE処理部110において予備発光測光を実行させる(ステップS209)。即ち、CPU117は、ストロボ発光部120を所定の少光量で発光させるとともに、AE処理部110を動作させる。AE処理部110は、ストロボ発光部120の予備発光がなされた状態で撮像素子104を介して得られる画像データに基づいて被写体輝度を算出する。
定常光測光及び予備発光測光の終了後、CPU117は、予備発光測光によって得られた被写体輝度と定常光測光によって得られた被写体輝度との差から、撮影時におけるストロボ発光部120の発光量(本発光量)を演算する(ステップS210)。ストロボ発光部120の本発光量の演算後、CPU117は、ステップS210で得られた本発光量でストロボ発光部120を発光させるとともに、ステップS204において算出した絞り値とシャッター速とを用いて絞り機構102と図示しないメカシャッター機構とを制御しつつ、撮影を行う(ステップS211)。
また、ステップS206の判定において、ストロボ発光部120を発光させない通常撮影を行う場合に、CPU117は、ステップS204において算出した絞り値とシャッター速とを用いて絞り機構102と図示しないメカシャッター機構とを制御しつつ、通常撮影を行う(ステップS212)。
ステップS211又はステップS212の後、CPU117は、画像処理部109により、撮影によって得られた画像データに対し、ホワイトバランス補正処理、色補正処理、歪補正処理、同時化処理等の画像処理を行う(ステップS213)。次に、CPU117は、JPEG処理部112により、画像処理後の画像データをJPEG圧縮する(ステップS214)。最後に、CPU117は、JPEG圧縮により得られたJPEG圧縮画像データを記録媒体114に記録させる(ステップS215)。その後に、CPU117は図3の処理を終了させる。
次に、図3のステップS207におけるSV値設定処理について説明する。図4は、SV値設定処理について示すフローチャートである。
図4において、CPU117は、ISOモードが固定ISOモードであるか否かを判定する(ステップS301)。ステップS301の判定において、ISOモードが固定ISOモードである場合に、CPU117は、各ISOモードの設定に従ってSV値を設定する(ステップS303)。この設定については後述する。
また、ステップS301の判定において、ISOモードがAUTOモードである場合に、CPU117は、図2のステップS203においてAE処理部110で得られた被写体輝度が高輝度発光条件を満たしている、即ち被写体輝度が所定レベルよりも高いか否かを判定する(ステップS302)。ステップS302の判定において、被写体輝度が高輝度発光条件を満たしている場合に、CPU117は、ステップS303において高輝度発光条件を満たした場合の設定に従ってSV値を設定する。
また、ステップS302の判定において、被写体輝度が高輝度発光条件を満たしていない場合に、CPU117は、現在、合焦している被写体が存在しているか否かを判定する(ステップS304)。ステップS304の判定において、現在、合焦している被写体が存在していない場合に、CPU117は、SV値を設定値C(詳細は後述)に設定する(ステップS305)。合焦している被写体が存在しない場合には、正しい被写体距離を得ることができないので、このような場合にはSV値を被写体距離によらない値に設定する。
また、ステップS304の判定において、現在、合焦している被写体が存在している場合に、CPU117は、合焦している被写体までの距離(複数存在している場合には例えば最も近距離のもの)が、所定の設定距離よりも近距離であるか否かを判定する(ステップS306)。ステップS306の判定において、合焦している被写体までの距離が、所定の設定距離よりも近距離である場合に、CPU117は、SV値を近距離に対応した設定値A(詳細は後述)に設定する(ステップS307)。一方、ステップS306の判定において、合焦している被写体までの距離が、所定の設定距離よりも近距離でない場合に、CPU117は、SV値を遠距離に対応した設定値B(詳細は後述)に設定する(ステップS308)。
ステップS303、S305、S307、S308においてSV値を設定した後、CPU117は図3の処理を終了させる。
図5は、図4のステップS303における固定ISOモード又は高輝度発光時におけるSV値設定処理について示すフローチャートである。固定ISOモード時においてはSV値を固定値としても良いが、図5の例ではISO400又はISO800の場合に被写体距離に応じてSV値を設定するようにしている。
図5において、CPU117は、ISOモードがISO400又はISO800であるか否かを判定する(ステップS401)。ステップS401の判定において、ISOモードがISO80、ISO100、ISO200、ISO1600、ISO3200の何れか、或いは被写体輝度が高輝度発光条件を満たしている場合に、CPU117は、SV値を設定値G(詳細は後述)に設定する(ステップS402)。
また、ステップS401の判定において、ISOモードがISO400又はISO800である場合に、CPU117は、現在、合焦している被写体が存在しているか否かを判定する(ステップS403)。ステップS403の判定において、現在、合焦している被写体が存在していない場合に、CPU117は、SV値を設定値F(詳細は後述)に設定する(ステップS404)。
また、ステップS403の判定において、現在、合焦している被写体が存在している場合に、CPU117は、合焦している被写体までの距離(複数存在している場合には例えば最も近距離のもの)が、所定の設定距離よりも近距離であるか否かを判定する(ステップS405)。ステップS405の判定において、合焦している被写体までの距離が、所定の設定距離よりも近距離である場合に、CPU117は、SV値をISO400又はISO800用の近距離に対応した設定値D(詳細は後述)に設定する(ステップS406)。一方、ステップS405の判定において、合焦している被写体までの距離が、所定の設定距離よりも近距離でない場合に、CPU117は、SV値をISO400又はISO800用の遠距離に対応した設定値E(詳細は後述)に設定する(ステップS407)。
図6は、SV値の設定例を示した図である。
図6に示す例では、AUTOモードで高輝度発光条件を満たしておらず被写体距離が設定距離よりも近距離の場合の設定値AをISO200相当のSV値としている。また、AUTOモードで高輝度発光条件を満たしておらず被写体距離が設定距離よりも近距離でない場合の設定値Bを設定値Aよりも大きなISO800相当のSV値としている。ここで、図4及び図6においては、被写体距離に応じて2種類のSV値を設定するようにしているが、設定距離の数を増やすことにより、被写体距離に応じて3種類以上のSV値を設定できるようにしても良い。
また、AUTOモードで高輝度発光条件を満たしておらず合焦している被写体が存在していない場合の設定値CをISO200相当のSV値としている。ここでは設定値Cを設定値Aと同じ値としているが異なる値としても良い。
また、AUTOモードで高輝度発光条件を満たしている場合の設定値GをISO200相当のSV値+(AE_av−開放av)としている。ここで、AE_avはステップS204において算出された絞り値である。また、開放avは開放絞り値である。高輝度発光条件を満たしている場合には撮像素子104の露出は適正であると考えられる。したがって、AE処理の結果を用いて調光時のSV値を設定することでストロボ発光時の露出も適正となるようにする。また、図6では、ISO80、ISO100、ISO200の場合の設定値GもISO200相当のSV値+(AE_av−開放av)としている。ISO80、ISO100、ISO200の場合の設定値Gは、AUTOモードで高輝度発光条件を満たしている場合の設定値Gと異ならせるようにしても良い。さらに、図6では、ISO1600、ISO3200の場合の設定値GをそれぞれISO800相当のSV値、ISO1600相当のSV値に設定している。
また、図6では、ISO400又はISO800で被写体距離が設定距離よりも近距離の場合の設定値DをISO200相当のSV値としている。また、ISO400又はISO800で被写体距離が設定距離よりも近距離でない場合の設定値Eを設定値Aよりも大きなISO800相当のSV値としている。さらに、ISO400又はISO800で合焦している被写体が存在していない場合の設定値FをISO200相当のSV値としている。ここでは設定値Fを設定値Dと同じ値としているが異なる値としても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、予備発光時のSV値設定の際に、被写体距離以外に、ISOモード設定と被写体輝度とを用いることにより、より撮影時の状況に適した予備発光を行うことが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上述した図6の各設定値は一例であって適宜変更可能である。また、本実施形態では、ISO400又はISO800の場合のSV値を被写体距離に応じて設定するようにしているが、ISO400又はISO800の場合のSV値を固定値としても良い。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係るストロボ撮影装置の一例としてのデジタルカメラのブロック図である。 ISO感度とストロボ発光部による調光が可能な距離範囲との関係を示す図である。 図1に示すデジタルカメラにおける撮影時の処理を示すフローチャートである。 SV値設定処理について示すフローチャートである。 固定ISOモード又は高輝度発光時におけるSV値設定処理について示すフローチャートである。 SV値の設定例を示した図である。
符号の説明
101…撮影レンズ、102…絞り機構、103…駆動部、104…撮像素子、105…撮像処理部、106…アナログ/デジタル(A/D)変換部、107…バス、108…SDRAM、109…画像処理部、110…AE処理部、111…AF処理部、112…JPEG処理部、113…メモリインターフェース(I/F)、114…記録媒体、115…LCDドライバ、116…LCD、117…マイクロコンピュータ(CPU)、118…操作部、119…Flashメモリ、120…ストロボ発光部、121…電源部

Claims (6)

  1. 被写体を撮像して撮像信号を得る撮像手段と、
    前記撮像信号を増幅する増幅手段と、
    前記被写体を照明する照明手段と、
    前記被写体の輝度を測定する測光手段と、
    前記被写体までの距離を測定する測距手段と、
    前記照明手段の予備発光に先立って得られる、撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報と、前記被写体の輝度と、前記被写体までの距離とを判定条件として、前記照明手段の予備発光時の前記増幅手段における増幅の際の増幅率を設定する増幅率設定手段と、
    前記増幅率設定手段によって前記増幅手段の増幅率を設定した状態で、前記照明手段による予備発光を行う制御手段と、
    を具備することを特徴とするストロボ撮影装置。
  2. 前記増幅率設定手段は、前記増幅率を設定する際に、まず、前記撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報を判定条件として前記増幅率の設定を行い、次に、前記被写体の輝度を判定条件として前記増幅率の設定を行い、次に、前記被写体までの距離を判定条件として前記増幅率の設定を行うことを特徴とする請求項1に記載のストロボ撮影装置。
  3. 前記増幅率設定手段は、前記撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報を判定条件とした前記増幅率の設定として、前記撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報が、前記撮影時における前記撮像手段の感度を固定とするモードであることを示す場合には、前記被写体の輝度を判定とした前記増幅率の設定を行わずに前記増幅率を設定し、前記撮影時における前記撮像手段の感度に係る情報が、前記撮影時における前記撮像手段の感度を可変とするモードであることを示す場合には、前記被写体の輝度を判定条件とした前記増幅率の設定を行うことを特徴とする請求項2に記載のストロボ撮影装置。
  4. 前記増幅率設定手段は、前記被写体の輝度を判定条件とした前記増幅率の設定として、前記被写体の輝度が高輝度発光条件を示す場合には、前記被写体までの距離を判定条件とした前記増幅率の設定を行わずに前記増幅率を設定し、前記被写体の輝度が高輝度発光条件を示さない場合には、前記被写体までの距離を判定条件とした前記増幅率の設定を行うことを特徴とする請求項3に記載のストロボ撮影装置。
  5. 前記増幅率設定手段は、前記撮影時における前記撮像手段の感度を固定とするモードであることを示す場合には、前記被写体までの距離を判定条件とした前記増幅率の設定を行うことを特徴とする請求項2に記載のストロボ撮影装置。
  6. 前記被写体までの距離を判定条件とした前記増幅率の設定として、前記被写体までの距離が測定できなかった場合には、前記増幅率を所定値に設定し、前記被写体までの距離が測定できた場合には、前記増幅率を前記被写体までの距離に応じて設定することを特徴とする請求項4又は5に記載のストロボ撮影装置。
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