JP2010050127A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】集積度が高く大容量化が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン基板11上にコントロールゲートとなる電極膜32と絶縁膜31とを交互に積層して積層体を形成し、この積層体にワード線方向に延びる複数本の溝36を形成し、溝36の内面上にメモリ膜40を形成する。また、溝36内にシリコンボディを埋め込み、電荷蓄積膜38及びシリコンボディをワード線方向に沿って分断することにより、シリコンピラー45を形成する。これにより、ビット線方向については、メモリセルの構成が簡略化されるため、シリコンピラー45の配列周期を短くでき、メモリセル1個当たりの面積を小さくできる。
【選択図】図25
【解決手段】シリコン基板11上にコントロールゲートとなる電極膜32と絶縁膜31とを交互に積層して積層体を形成し、この積層体にワード線方向に延びる複数本の溝36を形成し、溝36の内面上にメモリ膜40を形成する。また、溝36内にシリコンボディを埋め込み、電荷蓄積膜38及びシリコンボディをワード線方向に沿って分断することにより、シリコンピラー45を形成する。これにより、ビット線方向については、メモリセルの構成が簡略化されるため、シリコンピラー45の配列周期を短くでき、メモリセル1個当たりの面積を小さくできる。
【選択図】図25
Description
本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に、複数の絶縁膜及び複数の電極膜が交互に積層された不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
不揮発性の半導体記憶装置として、フラッシュメモリは、今後より一層の大容量化と低コスト化を期待されている。フラッシュメモリを大容量化するための一般的な方法は、リソグラフィ等の加工技術を進歩させて構造を微細化し、メモリセルの集積度を増加させる方法である。しかしながら、加工技術の微細化は既に限界に達しつつあり、これまでのように加工技術の進歩のみに頼っていては、フラッシュメモリの容量を大幅に増加させることは困難である。
そこで新たに注目される技術として、3次元型フラッシュメモリがある。この技術によれば、メモリセルを3次元方向にも積層することで、大容量化を図ることができる(特許文献1参照。)。このような3次元型フラッシュメモリにおいては、平面構造の微細化によって平面内の集積度を向上させ、積層数の増加によって積層方向の集積度を向上させることができる。このため、3次元フラッシュメモリにおいても、より一層の大容量化を図るためには、平面構造を更に微細化することが有効である。
本発明の目的は、集積度が高く大容量化が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層され、積層方向に対して直交する一方向に延びる溝が形成された積層体と、前記溝の内部に前記一方向に沿って相互に離隔して配列された半導体ピラーと、前記電極膜と前記半導体ピラーとの間に設けられた電荷蓄積膜と、を備え、前記電荷蓄積膜は、前記一方向に沿って分断されており、前記溝の内部における前記半導体ピラー間の部分と前記電極膜との間には設けられていないことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置が提供される。
本発明の一態様によれば、それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜を交互に積層させて積層体を形成する工程と、前記積層体に積層方向に対して直交する一方向に延びる溝を形成する工程と、前記溝の内面上に電荷蓄積膜を形成する工程と、前記溝の内部に半導体部材を埋め込む工程と、前記電荷蓄積層及び前記半導体部材を前記一方向に沿って分断する工程と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、集積度が高く大容量化が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、3次元型フラッシュメモリである。本実施形態の特徴を概略的に言えば、コントロールゲートとなる電極膜と絶縁膜との積層体にワード線方向に延びる溝を形成し、この溝の内面上に電荷蓄積膜を形成し、溝内にシリコンボディを埋め込み、電荷蓄積膜及びシリコンボディをワード線方向に沿って分断することにより、シリコンピラーを形成することである。これにより、ビット線方向については、メモリセルの構成が簡略化されるため、メモリセル1個当たりの面積を小さくできる。また、このようにして製造された不揮発性半導体記憶装置においては、電荷蓄積膜はシリコンピラーから見てビット線方向のみに設けられており、ワード線方向に分断されている。これにより、ワード線方向に配列されたメモリセル間の干渉を防止できる。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、3次元型フラッシュメモリである。本実施形態の特徴を概略的に言えば、コントロールゲートとなる電極膜と絶縁膜との積層体にワード線方向に延びる溝を形成し、この溝の内面上に電荷蓄積膜を形成し、溝内にシリコンボディを埋め込み、電荷蓄積膜及びシリコンボディをワード線方向に沿って分断することにより、シリコンピラーを形成することである。これにより、ビット線方向については、メモリセルの構成が簡略化されるため、メモリセル1個当たりの面積を小さくできる。また、このようにして製造された不揮発性半導体記憶装置においては、電荷蓄積膜はシリコンピラーから見てビット線方向のみに設けられており、ワード線方向に分断されている。これにより、ワード線方向に配列されたメモリセル間の干渉を防止できる。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図1乃至図5は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、
図6及び図7は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、
図8乃至図10は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、
図11乃至図13は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、(d)は(a)に示すC−C’線による断面図であり、
図14乃至図16は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、
図17は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示す部分Dの拡大図であり、
図18は、図17に示す状態の不揮発性半導体記憶装置を例示する模式的回路図であり、
図19は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、図17(b)と同じ領域を示し、
図20乃至図26は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
先ず、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。
図1乃至図5は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、
図6及び図7は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、
図8乃至図10は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、
図11乃至図13は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、(d)は(a)に示すC−C’線による断面図であり、
図14乃至図16は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図であり、
図17は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、(a)は平面図であり、(b)は(a)に示す部分Dの拡大図であり、
図18は、図17に示す状態の不揮発性半導体記憶装置を例示する模式的回路図であり、
図19は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程平面図であり、図17(b)と同じ領域を示し、
図20乃至図26は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法を例示する工程図であり、各図の(a)は平面図であり、(b)は(a)に示すA−A’線による断面図であり、(c)は(a)に示すB−B’線による断面図である。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、3つの工程に大別される。すなわち、
(1)シリコン基板上に複数の下部選択ゲートトランジスタを2次元マトリクス状に配列させて下部選択ゲートトランジスタ部を作製する工程、
(2)下部選択ゲートトランジスタ部の上に複数のメモリセルを3次元マトリクス状に配列させてメモリセル部を作製する工程、
(3)メモリセル部の上に複数の上部選択ゲートトランジスタを2次元マトリクス状に配列させて上部選択ゲートトランジスタ部を作製する工程、
である。
(1)シリコン基板上に複数の下部選択ゲートトランジスタを2次元マトリクス状に配列させて下部選択ゲートトランジスタ部を作製する工程、
(2)下部選択ゲートトランジスタ部の上に複数のメモリセルを3次元マトリクス状に配列させてメモリセル部を作製する工程、
(3)メモリセル部の上に複数の上部選択ゲートトランジスタを2次元マトリクス状に配列させて上部選択ゲートトランジスタ部を作製する工程、
である。
先ず、下部選択ゲートトランジスタ部の作製方法について説明する。
図1(a)及び(b)に示すように、シリコン基板11を用意し、このシリコン基板11上に、例えばTEOS(Tetra-Ethoxy-Silane:正珪酸四エチル(Si(OC2H5)4))を用いてシリコン酸化物を堆積させ、層間絶縁膜12を形成する。次に、ポリシリコンを堆積させて、下部ゲート電極膜13を形成する。そして、例えばシリコン窒化物からなる層間絶縁膜14を形成する。その後、例えばBSG(Boron Silicate Glass:ボロンドープドシリコンガラス)からなるハードマスク15を形成する。
図1(a)及び(b)に示すように、シリコン基板11を用意し、このシリコン基板11上に、例えばTEOS(Tetra-Ethoxy-Silane:正珪酸四エチル(Si(OC2H5)4))を用いてシリコン酸化物を堆積させ、層間絶縁膜12を形成する。次に、ポリシリコンを堆積させて、下部ゲート電極膜13を形成する。そして、例えばシリコン窒化物からなる層間絶縁膜14を形成する。その後、例えばBSG(Boron Silicate Glass:ボロンドープドシリコンガラス)からなるハードマスク15を形成する。
次に、図2(a)及び(b)に示すように、リソグラフィ法により、ハードマスク15、層間絶縁膜14、下部ゲート電極膜13及び層間絶縁膜12を加工する。これにより、ビット線方向に配列され、ワード線方向の延びる複数本の溝16を形成する。なお、上述の各膜の積層方向、ワード線方向及びビット線方向は、相互に直交する方向である。このとき、リソグラフィの最小加工寸法をFとすると、溝16の幅は1.5Fとし、溝16の配列周期は3.5Fとする。従って、溝16間の距離は2Fとなる。溝16の形状は、下方に行くほど狭いテーパ状となる。また、溝16の底部にはシリコン基板11が露出する。
次に、図3(a)及び(b)に示すように、溝16の内面上に、例えばシリコン窒化物からなり、厚さが例えば20nmのゲート絶縁膜17を形成する。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、ゲート絶縁膜17上に、例えばアモルファスシリコンからなるスペーサ膜18を形成する。次に、RIE(Reactive Ion Etching:反応性イオンエッチング)及び希フッ酸処理を行い、溝16の底部からスペーサ膜18、ゲート絶縁膜17及び自然酸化膜等を除去し、シリコン基板11を露出させる。このとき、スペーサ膜18は、希フッ酸からゲート絶縁膜17を保護する保護膜として機能する。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、溝16内からスペーサ膜18(図4参照)を除去した後、シリコンで埋め戻し、溝16内に半導体部材としてシリコンボディ19を形成する。
次に、図6に示すように、ハードマスク15(図5参照)上の全面に、マスク膜としてシリコン窒化膜21を形成する。次に、シリコン窒化膜21上にレジスト膜22を形成する。レジスト膜22は、ビット線方向、すなわち、溝16が延びる方向(ワード線方向)に対して直交する方向に延びるラインアンドスペース状のパターンとし、その幅は1Fとし、配列周期は2Fとする。
次に、図7に示すように、レジスト膜22をCDE(Chemical Dry Etching:化学的乾式エッチング)等により等方的にエッチングしてスリミングし、幅を0.5Fまで縮小する。このとき、隣り合うレジスト膜22間の距離は1.5Fとなる。そして、このレジスト膜22をマスクとしてRIEを行い、シリコン窒化膜21を加工する。これにより、シリコン窒化膜21が、ビット線方向に延び、ライン部分の幅が0.5Fであり、配列周期が2Fであるラインアンドスペース状に加工される。その後、レジスト膜22を除去する。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、パターニングされたシリコン窒化膜21を覆うように、全面に例えばシリコン酸化膜を成膜する。次に、このシリコン酸化膜をエッチバックしてシリコン窒化膜21の両側面上にのみ残留させ、シリコン窒化膜21の両側面上に、シリコン酸化物からなる側壁23を形成する。成膜するシリコン酸化膜の厚さは、この側壁23の幅が0.5Fとなるような厚さとする。
次に、図9(a)及び(b)に示すように、マスク膜としてのシリコン窒化膜21をホットリン酸等を用いて除去する。これにより、ハードマスク15上には側壁23のみが残される。この結果、側壁23により、配列周期が1Fであり、ライン及びスペースの幅がそれぞれ0.5Fであるラインアンドスペース状のパターンが実現される。
次に、図10(a)及び(b)に示すように、側壁23をマスクとしてRIE及びウェットエッチングを施し、シリコンボディ19及びゲート絶縁膜17を選択的に除去する。このとき、ハードマスク15もある程度除去されるが、ハードマスク15は十分に厚いため最後まで残り、その下の下部ゲート電極膜13等は加工されない。これにより、各溝16内においてシリコンボディ19が分断され、ワード線方向に一列に配列された複数本のシリコンピラー25が形成される。各シリコンピラー25の形状は、ワード線方向においては下方に行くほど広く、ビット線方向には下方に行くほど狭くなるようなテーパを持った略四角柱形状であり、上方から見ると、矩形である。また、各シリコンピラー25から見てビット線方向、すなわち、各シリコンピラー25と下部ゲート電極膜13等との間には、ゲート絶縁膜17が残留する。
次に、図11(a)乃至(d)に示すように、側壁23(図10参照)を除去する。
次に、図12(a)乃至(d)に示すように、シリコンピラー25及びゲート絶縁膜17を、RIEとウェットエッチング等の組合せによりリセスし、シリコンピラー25及びゲート絶縁膜17の上面をハードマスク15の下面の位置まで低下させる。
次に、図13(a)乃至(d)に示すように、ハードマスク15を除去する。そして、TEOS等により、溝16内のシリコンピラー25間の空間にシリコン酸化物26を埋め込む。
次に、図12(a)乃至(d)に示すように、シリコンピラー25及びゲート絶縁膜17を、RIEとウェットエッチング等の組合せによりリセスし、シリコンピラー25及びゲート絶縁膜17の上面をハードマスク15の下面の位置まで低下させる。
次に、図13(a)乃至(d)に示すように、ハードマスク15を除去する。そして、TEOS等により、溝16内のシリコンピラー25間の空間にシリコン酸化物26を埋め込む。
これにより、各シリコンピラー25と各下部ゲート電極膜13との交差部分に、それぞれ縦型のトランジスタが形成され、これが下部選択ゲートトランジスタとなる。下部選択ゲートトランジスタが2次元マトリクス状に配列されることにより、全体として下部選択ゲートトランジスタ部LSGが作製される。
次に、下部選択ゲートトランジスタ部LSGの上方に、メモリセル部を形成する。以下、メモリセル部の作製方法について説明する。
図14(a)乃至(c)に示すように、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜31と、例えばポリシリコンからなる電極膜32とを相互に積層させて積層体を形成する。例えば、絶縁膜31及び電極膜32をそれぞれ4層ずつ成膜する。その後、シリコン酸化膜33を形成し、シリコン窒化膜34を形成する。次に、例えばシリコン窒化物又はBSGからなるハードマスク35を形成する。電極膜32は、以後の工程において加工され、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のワード線となる導電膜である。
図14(a)乃至(c)に示すように、例えばシリコン酸化物からなる絶縁膜31と、例えばポリシリコンからなる電極膜32とを相互に積層させて積層体を形成する。例えば、絶縁膜31及び電極膜32をそれぞれ4層ずつ成膜する。その後、シリコン酸化膜33を形成し、シリコン窒化膜34を形成する。次に、例えばシリコン窒化物又はBSGからなるハードマスク35を形成する。電極膜32は、以後の工程において加工され、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のワード線となる導電膜である。
以後の作製方法は、上述の下部選択ゲートトランジスタ部の作製方法と共通する部分が多いため、共通部分については簡単に説明する。
図15(a)乃至(c)に示すように、ハードマスク35、シリコン窒化膜34、シリコン酸化膜33、複数の電極膜32及び複数の層間絶縁膜31をエッチングして選択的に除去し、ワード線方向に延びる溝36を形成する。溝36の形状は、下方に行くほど狭いテーパ形状となる。溝36は、溝16の直上域に形成する。
図15(a)乃至(c)に示すように、ハードマスク35、シリコン窒化膜34、シリコン酸化膜33、複数の電極膜32及び複数の層間絶縁膜31をエッチングして選択的に除去し、ワード線方向に延びる溝36を形成する。溝36の形状は、下方に行くほど狭いテーパ形状となる。溝36は、溝16の直上域に形成する。
次に、図16(a)乃至(c)に示すように、溝36の内面上にブロック膜37としてシリコン酸化膜を例えば5nmの厚さに堆積させ、電荷蓄積膜38としてシリコン窒化膜を例えば5nmの厚さに堆積させ、トンネル膜39としてシリコン酸化膜を例えば3.5nmの厚さに堆積させる。ブロック膜37、電荷蓄積膜38及びトンネル膜39により、メモリ膜40が形成される。その後、溝36内に半導体部材としてシリコンボディ44を埋め込む。
次に、上述の側壁転写プロセスによって、溝36内の電荷蓄積膜38、トンネル膜39及びシリコンボディ44をワード線方向に沿って分断する。以下、この分断方法について説明する。
先ず、シリコン酸化物からなるマスク膜(図示せず)を形成し、ビット線方向に延びライン幅が1Fであり配列周期が2Fであるラインアンドスペース状のレジストパターン(図示せず)を形成し、CDE等により、このレジストパターンのライン幅を縮小する。このとき、後述するサイドエッチング量を見込んで、レジストパターンのライン幅は0.5Fよりも細くする。次に、このレジストパターンをマスクとしてマスク膜をエッチングし、ビット線方向に延びライン幅が0.5F未満であり配列周期が2Fであるラインアンドスペース状のマスクパターン(図示せず)を形成する。
その後、レジストパターンを除去し、エッチング後のマスク膜の側面上に厚さが0.5Fにサイドエッチング量を加えた厚さの側壁47(図17(a)参照)を形成し、マスク膜を除去する。これにより、側壁47により、ビット線方向に延び、ライン幅が0.5Fより太く、配列周期が1Fであるラインアンドスペース状のパターンを形成する。
次に、図17(a)に示すように、側壁47をマスクとしてRIEを行う。このRIEの条件は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物のエッチングレートに対して、ポリシリコンのエッチングレートが十分に高くなるような条件とする。これにより、溝36内のメモリ膜40はほとんど除去されずに、シリコンボディ44のみを選択的に除去することができる。この結果、シリコンボディ44がワード線方向に沿って分断され、側壁47の直下域にシリコンピラー45が形成される。
次に、側壁47を残したまま、希フッ酸によるウェットエッチングを行う。これにより、側壁47間の開口部(以下、「マスク開口部」という)において、シリコン酸化物からなるトンネル膜39が除去される。次に、側壁47を残したまま、ホットリン酸によるウェットエッチングを行う。これにより、マスク開口部において、シリコン窒化物からなる電荷蓄積膜38が除去される。
このとき、図17(b)に示すように、ウェットエッチングの等方性により、側壁47の直下域において、トンネル膜39及び電荷蓄積膜38が両側方からサイドエッチングされる。例えば、電荷蓄積膜38の膜厚が5nmである場合、マスク開口部の電荷蓄積膜38を十分に除去しようとすると、側壁47の直下域においては、片側5nm又はそれ以上のサイドエッチングが入り、電荷蓄積膜38におけるワード線方向の長さが短くなる。一方、ポリシリコンからなるシリコンピラー45は、上述のウェットエッチングの影響はほとんど受けないため、サイドエッチングにより電荷蓄積膜38が除去された部分間にもシリコンピラー45が残留する。
この結果、図18に示すように、1つのメモリセル内に、電荷蓄積膜を持ち電荷の書き込みによって閾値電圧をシフトさせることができるメモリトランジスタT1と、電荷蓄積膜を持たず電荷の書き込みによって閾値電圧をシフトさせることができない非閾値変化トランジスタT2とが形成され、相互に並列に接続される。この場合、このメモリセルに値「0」を書き込んでも、メモリトランジスタT1の閾値電圧は変化するが、非閾値変化トランジスタT2の閾値電圧は変化しない。このため、このメモリセルに対して読出動作を行うと、非閾値変化トランジスタT2が先にオンしてしまい、書き込まれた値が「1」であると判定され、誤読出が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態においては、これを避けるために、RIEによってシリコンボディ44を選択的に除去してシリコンピラー45を形成した後、図19に示すように、酸化処理を施す。これにより、シリコンピラー45のワード線方向側の両側部が、上述の電荷蓄積膜38のサイドエッチングに相当する深さだけマスク開口部側から酸化され、酸化部分48となる。その後、側壁47を除去する。これにより、ワード線方向において、シリコンピラー45の幅が酸化部分48が形成された分だけ細くなり、電荷蓄積膜38の幅にほぼ等しくなる。この結果、メモリセルは図19に示す領域R内に形成され、図18に示す非閾値変化トランジスタT2は形成されなくなる。これにより、上述の誤読出の発生を防止できる。
なお、上述の如くシリコンピラー45の両側部を酸化処理する替わりに、CDEによりシリコンピラー45の両側部を除去(リセス)してもよい。この場合、CDEの条件は、シリコン酸化物及びシリコン窒化物のエッチングレートに対してシリコンのエッチングレートが高く、高い選択比でシリコンのみを除去できるような条件とする。これにより、メモリセルに残るシリコンピラー45の幅を、電荷蓄積膜48の幅と同じにする。
以上の方法により、図20(a)乃至(c)に示すように、溝36内のシリコンボディ44をワード線方向に分断し、シリコンピラー45を形成すると共に、電荷蓄積膜38及びトンネル膜39をワード線方向に分断することができる。なお、上述の如く、側壁47の幅は0.5Fよりも太く形成されているが、図17(b)に示す電荷蓄積膜38及びトンネル膜39のサイドエッチング並びに図19に示すシリコンピラー45の側面酸化により、電荷蓄積膜38、トンネル膜39及びシリコンピラー45の幅は0.5Fまで減少する。この結果、ワード線方向において、ライン幅が0.5F、スペース幅が0.5Fの周期構造を実現することができる。そして、シリコンピラー45はシリコンピラー25の直上に位置し、シリコンピラー25に結合される。また、上方から見て、シリコンピラー45の形状は矩形である。
次に、図21(a)乃至(c)に示すように、シリコンピラー45及びメモリ膜40をRIEとウェットエッチング等の組合せによりリセスして、シリコンピラー45及びメモリ膜40の上面をハードマスク35(図20参照)の下面の位置まで低下させる。その後、ハードマスク35を除去する。
次に、図22(a)乃至(c)に示すように、シリコンピラー45間にシリコン酸化物46を埋め込む。これにより、各シリコンピラー45と各電極膜32との交差部分にそれぞれ縦型トランジスタが形成され、これがメモリセルとなる。そして、メモリセルが3次元マトリクス状に配列されることにより、全体としてメモリセル部MSが作製される。
次に、上述の下部選択ゲートトランジスタLSGの作製方法と同様な方法により、メモリセル部MS上に上部選択ゲートトランジスタ部USGを作製する。
すなわち、図23(a)乃至(c)に示すように、メモリセル部MS上に例えばTEOSにより層間絶縁膜52を形成し、例えばポリシリコンからなる上部ゲート電極膜53を形成し、例えばシリコン窒化物からなる層間絶縁膜54を形成する。
すなわち、図23(a)乃至(c)に示すように、メモリセル部MS上に例えばTEOSにより層間絶縁膜52を形成し、例えばポリシリコンからなる上部ゲート電極膜53を形成し、例えばシリコン窒化物からなる層間絶縁膜54を形成する。
次に、図24(a)乃至(c)に示すように、ワード線方向に延びるライン状の溝56を形成し、溝56の内面上にゲート絶縁膜57及びスペーサ膜(図示せず)を形成し、溝56の底面からゲート絶縁膜57を除去し、スペーサ膜を除去してシリコンボディを埋め込む。そして、側壁転写プロセス及びRIEにより、シリコンボディ及びゲート絶縁膜57をワード線方向に沿って分断してシリコンピラー65を形成し、シリコンピラー65間にシリコン酸化物66を埋め込む。このとき、シリコンピラー65はシリコンピラー45の直上に形成し、シリコンピラー45に結合させる。上方から見て、シリコンピラー65の形状は矩形となる。
これにより、各シリコンピラー65と各上部ゲート電極膜53との交差部分に、それぞれ上部選択ゲートトランジスタが形成され、全体として上部選択ゲートトランジスタ部USGが作製される。なお、下部選択ゲートトランジスタ部LSG及び上部選択ゲートトランジスタ部USGを作製する際には、RIEによりシリコンボディ等の分断が可能なので、上述のメモリセル部MSを作製する際のようにウェットエッチングを行う必要がなく、サイドエッチングの問題は生じない。従って、シリコンピラーの両側部を酸化する工程は不要である。
次に、図25(a)乃至(c)に示すように、上部選択ゲートトランジスタ部USG及びメモリ部MSにおける溝56間の領域に、ワード線方向に延びる溝70を形成する。溝70の幅は1Fとする。すなわち、幅が2Fである溝56間の帯状の領域内に、幅が1Fである溝70を形成する。次に、溝70内に例えばシリコン酸化物71を埋め込む。これにより、上部選択ゲートトランジスタ部USGの上部ゲート電極膜53がビット線方向において分断されてワード線方向に延びるライン状の部材となる。上部ゲート電極膜53は、ワード線方向に沿って配列されたシリコンピラーの列毎に設けられる。また、メモリセル部MSの電極膜32もビット線方向において分断されて、ワード線方向に延びるワード線となる。電極膜32も、ワード線方向に沿って配列されたシリコンピラーの列毎に設けられる。
次に、図26(a)乃至(c)に示すように、上部選択ゲートトランジスタ部USG上に、金属からなり、ビット線方向に延びる複数本のビット線75を形成する。ビット線75は例えば上述の側壁転写プロセスによって、幅が0.5F、配列周期が1Fになるように形成する。これにより、ビット線75はビット線方向に沿って配列されたシリコンピラー65の列毎に形成され、各シリコンピラー65の上端部に接続される。以上の工程により、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1が製造される。
このようにして製造された不揮発性半導体記憶装置1においては、シリコン基板11上に、下部選択ゲートトランジスタ部LSG、メモリセル部MS、上部選択ゲートトランジスタ部USGがこの順に積層されており、メモリセル部MSにおいては、それぞれ複数の絶縁膜31及び電極膜32が交互に積層された積層体が形成されている。そして、この積層体には、ワード線方向に延びる溝36が形成され、溝36の内部には、複数本のシリコンピラー45が設けられている。各溝36内においては、複数本のシリコンピラー45がワード線方向に沿って一列に、且つ相互に離隔して配列されている。上方から見て、各シリコンピラー45の形状は矩形である。そして、絶縁膜31及び電極膜32とシリコンピラー45との間には、電荷蓄積膜38を含むメモリ膜40が設けられている。メモリ膜40のうち電荷蓄積膜38及びトンネル膜39はワード線方向に沿って分断されており、各シリコンピラー45から見てビット線方向のみに設けられており、ワード線方向には設けられていない。
同様に、下部選択ゲートトランジスタ部LSGにおいても、溝16内にシリコンピラー25がワード線方向に沿って相互に離隔して配列されている。シリコンピラー25と下部ゲート電極膜13等との間にはゲート電極膜17が設けられている。ゲート電極膜17はワード線方向に沿って分断されており、各シリコンピラー25から見てビット線方向のみに設けられており、ワード線方向には設けられていない。
また、上部選択ゲートトランジスタ部USGにおいても、溝56内にシリコンピラー65がワード線方向に沿って相互に離隔して配列されている。シリコンピラー65と上部ゲート電極膜53等との間にはゲート電極膜57が設けられている。ゲート電極膜57はワード線方向に沿って分断されており、各シリコンピラー65から見てビット線方向のみに設けられており、ワード線方向には設けられていない。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1においては、図2に示す工程においてワード線方向に延びる溝16を形成し、図3乃至図5に示す工程において溝16内にゲート絶縁膜17及びシリコンボディ19を形成し、図6乃至図10に示す工程において側壁転写プロセスによってシリコンボディ19を1Fの周期で分断し、シリコンピラー25を形成している。また、メモリセル部及び上部選択ゲートトランジスタ部も、同様な方法によって形成している。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置1においては、図2に示す工程においてワード線方向に延びる溝16を形成し、図3乃至図5に示す工程において溝16内にゲート絶縁膜17及びシリコンボディ19を形成し、図6乃至図10に示す工程において側壁転写プロセスによってシリコンボディ19を1Fの周期で分断し、シリコンピラー25を形成している。また、メモリセル部及び上部選択ゲートトランジスタ部も、同様な方法によって形成している。
このように、本実施形態によれば、シリコンピラーを形成するための空間を、ホール形状ではなくライン形状とすることにより、ライン方向(ワード線方向)については、電荷蓄積膜及びゲート絶縁膜並びにシリコンボディを単に分断するだけでよくなるため、リソグラフィ技術等の加工技術の限界まで微細化することが可能となる。例えば、側壁転写プロセスを駆使してシリコンピラーの配列周期を1Fとすることができ、この結果、ワード線方向におけるメモリセルの長さは1Fとなる。一方、図2に示す工程において、溝16はビット線方向については3.5Fの配列周期で形成しているため、ビット線方向におけるメモリセルの長さは3.5Fとなる。従って、メモリセルの面積は3.5F2となる。
上述の効果を構成の観点から説明すれば、本実施形態においては、各シリコンピラーから見てワード線方向には電荷蓄積膜及びゲート絶縁膜が設けられていないため、ワード線方向については、電荷蓄積膜及びゲート絶縁膜を設けるためのスペースを確保する必要がない。このため、ワード線方向のメモリセルの長さを、シリコンピラー同士を分離できる最小の長さとすることができる。
また、本実施形態においては、ワード線方向において、電荷蓄積膜38がシリコンピラー45毎に分断されているため、ワード線方向におけるメモリセルの長さを短くしても、メモリセル間において電荷が電荷蓄積膜38を介して移動してしまうことがない。これにより、ワード線方向に配列されたメモリセル間の干渉を防止できるため、電荷保持特性が良好で、誤書込が生じにくい。
更にまた、本実施形態においては、各シリコンピラーがビット線方向に向いた2面においてメモリ膜及びゲート絶縁膜に接しているため、1面のみでメモリ膜及びゲート絶縁膜に接する場合と比較して、メモリセルに対する情報の書込・読出特性及び上部・下部選択ゲートトランジスタの制御特性が優れている。
次に、本実施形態の比較例について説明する。
図27は、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する平面図である。
図27に示すように、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置101においては、複数本の電極膜132がワード線方向に延びており、電極膜132同士はシリコン酸化物171によって相互に分離されている。そして、電極膜132を貫くように、貫通ホール150が形成されており、この貫通ホール150の内部に、シリコンピラー145が設けられている。シリコンピラー145の周囲には、メモリ膜140が設けられている。メモリ膜140は、ブロック膜、電荷蓄積膜及びトンネル膜により形成されている。
図27は、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する平面図である。
図27に示すように、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置101においては、複数本の電極膜132がワード線方向に延びており、電極膜132同士はシリコン酸化物171によって相互に分離されている。そして、電極膜132を貫くように、貫通ホール150が形成されており、この貫通ホール150の内部に、シリコンピラー145が設けられている。シリコンピラー145の周囲には、メモリ膜140が設けられている。メモリ膜140は、ブロック膜、電荷蓄積膜及びトンネル膜により形成されている。
そして、貫通ホール150の直径を最小加工寸法Fとすると、電極膜132の幅は、その内部に貫通ホール150を形成するために、2F以上とする必要がある。また、電極膜132間に設けるシリコン酸化物171の幅は、1F以上必要である。従って、本比較例に係る不揮発性半導体記憶装置においては、ワード線方向におけるメモリセルの最小長さは2Fとなり、ビット線方向におけるメモリセルの最小長さは3Fとなり、メモリセルの面積は6F2となる。
本比較例においては、貫通ホール150の側面上の全体にメモリ膜140を形成しているため、貫通ホール150の内径はメモリ膜140の膜厚の2倍よりも大きくなければならない。また、貫通ホール150内には、その形成プロセスの途中で、希フッ酸処理からメモリ膜中のシリコン酸化膜を保護するために、上述のスペーサ膜18(図4参照)のような保護膜を形成する必要がある。このため、スペーサ膜の膜厚も考慮して貫通ホール150の内径を決定する必要がある。例えば、メモリ膜140の厚さを15nmとし、スペーサ膜の厚さを5nmとする場合、貫通ホール150の内径は40nmよりも大きくする必要がある。このように、本比較例においては、最小加工寸法Fはリソグラフィ技術の限界によって決まるのではなく、メモリ膜の膜厚によって制限されてしまう。
上述の如く、本実施形態によれば、比較例では6F2となるメモリセルの面積を、3.5F2に縮小することができる。この結果、不揮発性半導体記憶装置の集積度を高め、大容量化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図28(a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する平面図であり、(b)は(a)に示す部分Aを示す平面図である。
図28(a)及び(b)は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセル部MSを示している。
図28(a)は本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を例示する平面図であり、(b)は(a)に示す部分Aを示す平面図である。
図28(a)及び(b)は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセル部MSを示している。
図28(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置2の層構造は、前述の第1の実施形態と同様である。本実施形態においては、最小加工寸法Fを30nmとし、メモリ膜40の厚さを15nmとしている。この場合、溝36の幅は1.5Fであるから45nmとなり、メモリ膜40の厚さは片側15nmであるから、シリコンピラー45のビット線方向の幅は15nm(=45nm−15nm×2)となる。一方、シリコンピラー45のワード線方向の幅は0.5Fであるから15nm(=30nm/2)である。従って、上方から見て、シリコンピラー45の形状は略正方形状となる。これにより、上方から見たシリコンピラー45の形状をビット線方向を長手方向とする長方形状とする場合と比較して、シリコンピラー45の全表面積に対する電極膜32に対向する面の面積の割合が大きくなり、電極膜32によるチャネルの制御性を向上させることができる。
また、メモリ膜40の厚さを15nmとしたまま、最小加工寸法Fを30nm未満とすれば、上方から見たシリコンピラー45の形状はワード線方向を長手方向とする長方形状となり、チャネルの制御性をより一層向上させることができる。このように、ワード線方向におけるシリコンピラー45の長さは、ビット線方向におけるシリコンピラーの長さ以上であることが好ましい。本実施形態における上記以外の構成及び作用効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。例えば、前述の各実施形態において説明した膜の他に、エッチングストッパ膜、拡散防止膜、上下の膜又は基板との間の整合性を改善するための下地膜等、プロセス上又は特性上の必要に応じて、種々の膜を設けることができる。また、各工程の間には、適宜、前処理工程、洗浄工程、加熱工程等を挿入することができる。更に、前述の下部選択ゲートトランジスタ部、メモリセル部、上部選択ゲートトランジスタ部の周囲には、必要な制御回路及び配線等を設けることができる。
1、2 不揮発性半導体記憶装置、11 シリコン基板、12 層間絶縁膜、13 下部ゲート電極膜、14 層間絶縁膜、15 ハードマスク、16 溝、17 ゲート絶縁膜、18 スペーサ膜、19 シリコンボディ、21 シリコン窒化膜、22 レジスト膜、23 側壁、25 シリコンピラー、26 シリコン酸化物、31 絶縁膜、32 電極膜、33 シリコン酸化膜、34 シリコン窒化膜、35 ハードマスク、36 溝、37 ブロック膜、38 電荷蓄積膜、39 トンネル膜、40 メモリ膜、44 シリコンボディ、45 シリコンピラー、46 シリコン酸化物、47 側壁、48 酸化部分、52 層間絶縁膜、53 上部ゲート電極膜、54 層間絶縁膜、56 溝、57 ゲート絶縁膜、65 シリコンピラー、66 シリコン酸化物、70 溝、71 シリコン酸化物、75 ビット線、101 不揮発性半導体記憶装置、132 電極膜、140 メモリ膜、145 シリコンピラー、150 貫通ホール、171 シリコン酸化物、A、D 部分、F 最小加工寸法、LSG 下部選択ゲートトランジスタ部、MS メモリセル部、R 領域、T1 メモリトランジスタ、T2 非閾値変化トランジスタ、USG 上部選択ゲートトランジスタ部
Claims (5)
- それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜が交互に積層され、積層方向に対して直交する一方向に延びる溝が形成された積層体と、
前記溝の内部に前記一方向に沿って相互に離隔して配列された半導体ピラーと、
前記電極膜と前記半導体ピラーとの間に設けられた電荷蓄積膜と、
を備え、
前記電荷蓄積膜は、前記一方向に沿って分断されており、前記溝の内部における前記半導体ピラー間の部分と前記電極膜との間には設けられていないことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記積層方向から見て、前記半導体ピラーの形状は矩形であることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記一方向における前記半導体ピラーの長さは、前記一方向に対して直交する方向における前記半導体ピラーの長さ以上であることを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
- それぞれ複数の絶縁膜及び電極膜を交互に積層させて積層体を形成する工程と、
前記積層体に積層方向に対して直交する一方向に延びる溝を形成する工程と、
前記溝の内面上に電荷蓄積膜を形成する工程と、
前記溝の内部に半導体部材を埋め込む工程と、
前記電荷蓄積層及び前記半導体部材を前記一方向に沿って分断する工程と、
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 前記分断する工程は、
マスク膜を形成する工程と、
前記積層方向に対して直交し、前記一方向に対して交差する他方向に延びるラインアンドスペース状のパターンを形成する工程と、
前記パターンの幅を縮小する工程と、
前記パターンをマスクとして前記マスク膜をエッチングする工程と、
前記エッチング後の前記マスク膜の側面上に側壁を形成する工程と、
前記マスク膜を除去する工程と、
前記側壁をマスクとしてエッチングを行い、前記電荷蓄積層及び前記半導体部材を選択的に除去する工程と、
を有することを特徴とする請求項4記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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