JP2010054880A - バリア装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部10aを画定すると共に二つの支軸11を有するベース10、二つの支軸のそれぞれに嵌合される嵌合孔21,31及び嵌合孔から離れて形成された被駆動部22,32を有し支軸回りに回動自在に支持された少なくとも一対のバリア羽根20,30、一対のバリア羽根を互いに当接させて開口部の少なくとも中央を含む領域を閉鎖しかつ互いに離脱させて開口部を開放するべく被駆動部に駆動力を及ぼして一対のバリア羽根を開閉駆動する駆動機構(60,70,80)を備え、バリア羽根の嵌合孔21,31は、支軸11との間に所定の隙間を画定するように形成されている。これによれば、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、歩留りの向上、生産性の向上等を達成しつつ、閉鎖状態においてバリア羽根の縁部23,33同士を完全に密接させることができる。
【選択図】図8
Description
しかしながら、バリア羽根の寸法誤差、構成部品それぞれの寸法誤差の累積等により、一対のバリア羽根が当接して停止した状態において、対向する縁部同士が全体に亘って完全に密接することができず、隙間を生じる場合があった。
したがって、この隙間を解消するためには、バリア羽根の寸法公差及びその他の構成部品の寸法公差を高精度に管理する必要があり、金型の修正作業、歩留りの悪化、高コスト化等を招いていた。
この構成によれば、駆動機構が、一対のバリア羽根の被駆動部に駆動力を及ぼすと、一対のバリア羽根は、支軸回りに回転してお互いに当接して開口部の少なくとも中央を含む領域(一対のバリア羽根だけからなる場合は、開口部の全域)を閉鎖する閉鎖位置に至る。この閉じ動作において、一対のバリア羽根の縁部同士が部分的に当接して隙間が生じた際には、駆動機構が及ぼす駆動力により、嵌合孔が支軸に対して相対的に移動し、一対のバリア羽根は完全に密接した状態で当接するようになる。
このように、支軸と嵌合孔との間に隙間を設け、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、歩留りの向上、生産性の向上等を達成しつつ、バリア羽根等の部品の寸法精度にバラツキがあっても、閉鎖状態において一対のバリア羽根を完全に密接させることができる。
この構成によれば、主駆動リングが一方向に回転し、連動バネを介して、従駆動リングが一方向に回転すると、従駆動リングの駆動部が一対のバリア羽根の被駆動部に駆動力を及ぼし、一対のバリア羽根は、支軸回りに回転してお互いに当接して開口部の少なくとも中央を含む領域(一対のバリア羽根だけからなる場合は、開口部の全域)を閉鎖する閉鎖位置に至る。この閉じ動作において、一対のバリア羽根の縁部同士が部分的に当接して隙間が生じた際には、従駆動リングの駆動部が及ぼす駆動力により、嵌合孔が支軸に対して相対的に移動し、一対のバリア羽根は完全に密接した状態で当接するようになる。一方、閉鎖状態において、一対のバリア羽根を開くような外力が加えられると、従駆動リングが連動バネの付勢力に抗して回転するため、一対のバリア羽根は開き方向に回転することができ、バリア羽根及び駆動機構等の破損を防止することができる。
この構成によれば、従駆動リングと一対のバリア羽根との連動関係を、駆動ピンと切り欠き部という簡単な構成とすることで、駆動力の伝達を行うと共に、嵌合孔と支軸との相対的な移動を許容して、支軸に対して嵌合孔を容易に片寄せすることができる。
この構成によれば、付勢バネの付勢力により、嵌合孔を支軸に対して片寄せしてバリア羽根のガタツキを防止できると共に、バリア羽根の閉じ動作を円滑に行わせることができる。
この構成によれば、センサの検出信号を用いて、主駆動リングの回転角度位置を高精度に制御することで、一対のバリア羽根を閉鎖位置と開放位置に高精度に位置決めすることができ、特に、センサの検出信号に基づいて、閉じ動作の際に過駆動(オーバーラン)させるように駆動制御することで、一対のバリア羽根同士を隙間無く密接した状態で当接させることができる。
図1ないし図8は、本発明に係るバリア装置の一実施形態を示すものであり、図1はバリア装置の正面図、図2はバリア装置の背面図、図3はバリア装置の(カバーを省略した)分解斜視図、図4はバリア装置の部分断面図、図5は(カバーを省略した)バリア装置においてバリア羽根が開放位置にある状態を示す平面図、図6は(カバーを省略した)バリア装置においてバリア羽根が完全に密接していない閉鎖位置にある状態を示す平面図、図7は(カバーを省略した)バリア装置においてバリア羽根が完全に密接した閉鎖位置にある状態を示す平面図、図8(a),(b)はバリア羽根の嵌合孔とベースの支軸との関係を示す部分拡大図である。
ここでは、主駆動リング60、従駆動リング70、連動バネ80、駆動モータ90、歯車列100等により、一対の内側バリア羽根20,30及び一対の外側バリア羽根40,50を開閉駆動する駆動機構が構成されている。
ここで、ベース10は、前面において一対の内側バリア羽根20,30及び一対の外側バリア羽根40,50を回動自在に支持し、後面において主駆動リング60及び従駆動リング70を回動自在に支持し、又、後面において駆動モータ90及び歯車列100を保持するようになっている。
このように、嵌合孔21,31と支軸11の間に隙間を設けることにより、閉じ動作において、一対の内側バリア羽根20,30の縁部23,33同士が部分的に当接して隙間が生じた際に、嵌合孔21,31を支軸11に片寄せするように相対的に移動させることができ、一対の内側バリア羽根20,30を完全に密接した状態で当接させることができる。
縁部23,33は、図5に示すように、内側バリア羽根20,30が開口部10aを開放した開放位置にあるとき開口部10aの縁部と略平行になるように、かつ、内側バリア羽根20,30が開口部10aを閉鎖した閉鎖位置にあるとき全域に亘って凹凸嵌合(一方が略L字断面をなし、他方が逆L字断面をなす形状)により密接するように形成されている。
切り欠き部42,52は、図5、図7に示すように、従駆動リング70の駆動ピン72(の外周面)を遊走自在に受け入れると共に閉鎖位置及び開放位置において駆動ピン72(の外周面)と接触するように、内側バリア羽根20,30の切り欠き部22,32よりも幅広く形成されている。
縁部43,53は、図5に示すように、開放位置にあるとき、内側バリア羽根20,30の縁部23,33と重なるように、かつ、閉鎖位置にあるとき、内側バリア羽根20,30とそれぞれ重なるように形成されている。
そして、連動バネ80は、主駆動リング60が図2において反時計回りに回転すると、従駆動リング70を同一の反時計回りに回転させ、一方、主駆動リング60が図2において時計回りに回転すると、従駆動リング70を同一の時計回りに回転させる、すなわち、主駆動リング60に従駆動リング70を連動させるようになっている。
また、主駆動リング60が所定角度位置に停止した状態において、内側バリア羽根20,30又は外側バリア羽根40,50を開くような外力が及ぼされると、連動バネ80はその外力を吸収するように伸びて、従駆動リング70が図2において時計回りに回転するのを許容するようになっている。したがって、内側バリア羽根20,30、外側バリア羽根40,50又は駆動機構(60,70)の破損等を防止することができる。
歯車列100は、図2に示すように、回転軸90aに直結されたウォームギヤ101、ウォームギヤ101に噛合すると共に主駆動リング60の歯列62に噛合する中間ギヤ102により構成されている。
一方、駆動モータ90が他方向に回転すると、ウォームギヤ101及び中間ギヤ102を介して、主駆動リング60が図2において時計回りに回転し、連動バネ80を介して、従駆動リング70が図2において時計回りに回転し、一対の内側バリア羽根20,30及び一対の外側バリア羽根40,50を、図5に示す開放位置に移動させる。
そして、付勢バネ110は、図4に示すように、コイル部111が支軸11に外嵌された状態で、その一端112がベース10の掛止ピン13に掛止され、その他端113が内側バリア羽根20,30の掛止ピン24,34に掛止されて、内側バリア羽根20,30を閉じ方向に付勢する付勢力を及ぼしている。
これによれば、付勢バネ110の付勢力により、嵌合孔21,31が支軸11に対して片寄せされて内側バリア羽根20,30のガタツキを防止できると共に、内側バリア羽根20,30の閉じ動作を円滑に行わせることができる。
そして、一方のセンサ121は、図2に示すように、主駆動リング60(被検出片64)が一方の回転端側にあるとき、すなわち、内側バリア羽根20,30及び外側バリア羽根40,50が開口部10を閉鎖する閉鎖位置にあるとき、検出信号を発するようになっている。
また、他方のセンサ122は、主駆動リング60(被検出片64)が他方の回転端側にあるとき、すなわち、図5に示すように、内側バリア羽根20,30及び外側バリア羽根40,50が開口部10を全開する開放位置にあるとき、検出信号を発するようになっている。
そして、カバー130は、ベース10に結合されることで、ベース10と協働して一対の内側バリア羽根20,30及び一対の外側バリア羽根40,50を収容する羽根室を画定するようになっている。
先ず、一対の内側バリア羽根20,30及び一対の外側バリア羽根40,50が、図5に示すように、開口部10aを全開する開放位置にあるとき、従駆動リング70の駆動ピン72は、切り欠き部22,32の内縁部及び切り欠き部42,52の内縁部に接触して、内側バリア羽根20,30及び外側バリア羽根40,50の移動を規制している。また、この開放状態において、主駆動リング60の被検出片64は、センサ122により検出される回転角度位置に停止している。
このとき、図6に示すように、一対の内側バリア羽根20,30の縁部23,33同士が完全に接触せずに部分的に隙間を生じた状態となる場合があるため、主駆動リング60を所定量だけ一方向に過回転(オーバラン)させる。
これにより、一対の内側バリア羽根20,30は、図7に示すように、開口部10aを隙間無く完全に閉鎖した状態になる。
また、一対の内側バリア羽根20,30は、付勢バネ110により閉じ方向に付勢されているため、嵌合孔21,31が支軸11に対して片寄せされてガタツキが防止され、又、閉じ動作が円滑に行われる。
この実施形態においては、図9に示すように、前述の実施形態のベース10及び内側バリア羽根20,30に替えて、ベース10´、内側バリア羽根20´,30´を採用し、付勢バネ110を廃止した構成となっている。
すなわち、ベース10´は、ベース10に比べて掛止ピン13を廃止した以外は同一の構成であり、内側バリア羽根20´,30´は、内側バリア羽根20,30に比べて掛止ピン23,33を廃止した以外は同一の構成となっている。
上記実施形態においては、一対の内側バリア羽根20,30を閉じ方向に付勢する二つの付勢バネ110を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、一方のバリア羽根(内側バリア羽根20又は内側バリア羽根30)のみを閉じ方向に付勢する一つのバネ110を設けた構成において、本発明を採用してもよい。
F 前方
R 後方
10,10´ ベース
10a 開口部
11 支軸
11a 先端部
12 長孔
13 掛止ピン
14 円筒部
15 固定部
16 凹部
17 突起
20,30,20´,30´ 一対の内側バリア羽根
21,31 嵌合孔
22,32 切り欠き部(被駆動部)
23,33 縁部
24,34 掛止ピン
40,50 一対の外側バリア羽根
41,51 嵌合孔
42,52 切り欠き部(被駆動部)
43,53 縁部
60 主駆動リング(駆動機構)
61 環状部
62 歯列
63 掛止片
64 被検出片
70 従駆動リング(駆動機構)
71 環状部
72 駆動ピン(駆動部)
73 掛止片
80 連動バネ(駆動機構)
81 一端
82 他端
90 駆動モータ
90a 回転軸
100 歯車列
101 ウォームギヤ
102 中間ギヤ
110 付勢バネ
111 コイル部
112 一端
113 他端
121,122 センサ
130 カバー
130a 開口部
131 掛止片
132 位置決め孔
Claims (5)
- 開口部を画定すると共に二つの支軸を有するベースと、前記二つの支軸のそれぞれに嵌合される嵌合孔及び前記嵌合孔から離れて形成された被駆動部を有し前記支軸回りに回動自在に支持された一対のバリア羽根と、前記一対のバリア羽根を互いに当接させて前記開口部の少なくとも中央を含む領域を閉鎖しかつ互いに離脱させて前記開口部を開放するべく,前記被駆動部に駆動力を及ぼして前記一対のバリア羽根を開閉駆動する駆動機構と、を備えたバリア装置であって、
前記バリア羽根の嵌合孔は、前記支軸との間に所定の隙間を画定するように形成されている、
ことを特徴とするバリア装置。 - 前記駆動機構は、前記ベースに対して回動自在に支持された主駆動リングと、前記ベースに対して回動自在に支持されかつ前記被駆動部に係合して駆動力を及ぼす駆動部を有する従駆動リングと、前記主駆動リングに前記従駆動リングを連動させる連動バネと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のバリア装置。 - 前記駆動部は、前記支軸と平行に伸長する円柱状の駆動ピンであり、
前記被駆動部は、前記駆動ピンを接触させた状態で相対移動可能に受け入れる切り欠き部である、
ことを特徴とする請求項2に記載のバリア装置。 - 前記一対のバリア羽根の少なくとも一方を閉じ方向に付勢する付勢バネを含む、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のバリア装置。 - 前記主駆動リングは、その回転角度位置を検出するための被検出片を有し、
前記ベースには、前記被検出片を検出することにより、前記一対のバリア羽根が閉鎖位置と開放位置のどちらにあるかを検出するセンサが設けられている、
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか一つに記載のバリア装置。
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| JP2008220778A JP2010054880A (ja) | 2008-08-29 | 2008-08-29 | バリア装置 |
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2008
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