JP2005106934A - レンズバリヤ装置 - Google Patents

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Shinpei Asai
信平 浅井
Yoshimoto Fujiwara
良基 藤原
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Abstract

【課題】複数のバリヤ羽根を含むレンズバリヤ装置において、バリヤ羽根同士に段差が生じるのを防止する。
【解決手段】ベース10に対して揺動自在に設けられ協働して開口部を開閉する複数のバリヤ羽根20,30、複数のバリヤ羽根を開閉駆動する駆動リング40等を備え、複数のバリヤ羽根20,30は、同一面上において揺動自在に設けられると共に、その揺動方向において嵌合し得る嵌合凸部25,35及び嵌合凹部26,36を有し、閉じ動作のとき、一つのバリヤ羽根20の嵌合凸部25及び嵌合凹部26は、他のバリヤ羽根30の嵌合凹部36及び嵌合凸部35にそれぞれ嵌合するように形成されている。これにより、段差を生じることなく、見栄えの良い外観が得られる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラのレンズを保護するレンズバリヤ装置に関し、特に、複数枚のバリヤ羽根を用いて、開口部を開閉するレンズバリヤ装置に関する。
カメラの前面を開閉する従来のレンズバリヤ装置としては、開口部を有するバリヤ基板、バリヤ基板に揺動自在に設けられ、かつ、揺動支点の反対側の先端部領域において揺動方向に延出する延出片をそれぞれ有する一対のバリヤ羽根等を備えたものが知られている。
この装置においては、一対のバリヤ羽根が開閉動作を行なう全行程域において常に、一方のバリヤ羽根の延出片が他方のバリヤ羽根にオーバラップし、かつ、他方のバリヤ羽根の延出片が一方のバリヤ羽根にオーバラップするように形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−231137号公報
ところで、上記従来のレンズバリヤ装置においては、バリヤ羽根同士が常にオーバラップするように形成されているため、バリヤ羽根の縁部に段差が生じ、外観上見栄えが悪く、又、バリヤ羽根をレンズの光軸方向に重ね合わせて配置しているため、装置が光軸方向において厚くなり、特に樹脂材料等により形成したバリヤ羽根を用いた場合、レンズバリヤ装置の薄型化を図るのは困難である。
一方、一対のバリヤ羽根を羽根室内の同一面上に配置し、段差を生じないように羽根室の隙間公差を小さくし、それぞれの部品の寸法精度を高めると、コストアップになると共に、バリヤ羽根の摺動抵抗が増加して円滑な開閉動作が得られなくなる。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、開口部を開閉するための複数のバリヤ羽根を用いるレンズバリヤ装置において、薄型化、小型化、低コスト化等を図りつつ、バリヤ羽根同士の段差を無くして見栄えの良い外観で、円滑な開閉動作が得られるレンズバリヤ装置を提供することにある。
本発明のレンズバリヤ装置は、開口部を画定するベースと、ベースに対して揺動自在に設けられ協働して開口部を開閉する複数のバリヤ羽根と、複数のバリヤ羽根を開閉駆動する駆動機構とを備え、上記複数のバリヤ羽根の各々は、同一面上において揺動自在に設けられると共に、その揺動方向において嵌合し得る嵌合凸部及び嵌合凹部を有し、閉じ動作のとき、一つのバリヤ羽根の嵌合凸部及び嵌合凹部は、他のバリヤ羽根の嵌合凹部及び嵌合凸部にそれぞれ嵌合するように形成されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、駆動機構により、複数のバリヤ羽根が協働して開口部を閉じるように作動するとき、各々のバリヤ羽根は、一つのバリヤ羽根の嵌合凸部及び嵌合凹部が、他のバリヤ羽根の嵌合凹部及び嵌合凸部と嵌合する。これにより、複数のバリヤ羽根同士は、段差を生じることなく、同一平面上において開口部を閉じた状態となる。したがって、装置の薄型化を達成しつつ、円滑な開閉動作が得られ、しかも見栄えの良い外観が得られるレンズバリヤ装置が提供される。
上記構成において、複数のバリヤ羽根は、その揺動方向において当接し得る当接端面と、揺動方向に略垂直な方向において接触又は非接触にてお互いに対向するべく当接端面に連続して形成された対向面と、を有する構成を採用することができる。
この構成によれば、複数のバリヤ羽根が開口部を閉じた位置にあるとき、当接端面同士が揺動方向において当接すると同時に、対向面同士が揺動方向に略垂直な方向(例えば、レンズの光軸方向)において接触又は非接触の状態で重なり合っているため、外光あるいは塵等が侵入するのを確実に遮断することができる。
ここで、対向面同士が非接触の状態で対向するときは、バリヤ羽根同士は嵌合凸部と嵌合凹部だけで位置決めが行なわれ、一方、対向面同士が接触した状態で対向するときは、バリヤ羽根同士は、嵌合凸部と嵌合凹部による位置決めだけでなく、対向面同士による位置決めも行なわれるため、バリヤ羽根同士の段差は確実に防止される。
上記構成において、複数のバリヤ羽根は、嵌合凸部及び嵌合凹部をそれぞれ有する第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根を含む、構成を採用することをできる。
この構成によれば、駆動機構が開閉駆動を行なうと、第1バリヤ羽根と第2バリヤ羽根は、お互いに離れて開口部を開き、一方、お互いに近づいて同一面上で接合して開口部を閉じる。このように、二つのバリヤ羽根を採用することで、構造を簡略化しつつも、開口部の開閉を確実に行なうことができる。
上記構成において、嵌合凸部及び嵌合凹部の一方は、第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根の先端寄りに設けられ、嵌合凸部及び嵌合凹部の他方は、第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根の揺動支軸寄りに設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、閉じ動作において、第1バリヤ羽根の先端近傍が第2バリヤ羽根の揺動支軸近傍に嵌合し、又、第2バリヤ羽根の先端近傍が第1バリヤ羽根の揺動支軸近傍に嵌合するため、段差を生じ易いバリヤ羽根の先端側が他のバリヤ羽根により確実に位置決めされて、段差が生じるのをより確実に防止することができる。
上記構成において、ベースは、複数のバリヤ羽根を摺動自在に案内する案内路を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、複数のバリヤ羽根が開き動作及び閉じ動作を行なう際に、案内路がそれぞれのバリヤ羽根を支持して案内するため、嵌合凸部と嵌合凹部との嵌合動作もより円滑に行なわれる。
上記構成において、ベースには、開口部を画定すると共に、複数のバリヤ羽根を覆うように連結されるカバーが設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、ベースと協働して羽根室を画定するカバーを設けるにあたって、羽根室の寸法を高精度に管理する必要がなく、装置を低コスト化できる。
上記構成において、複数のバリヤ羽根は、樹脂材料により形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、バリヤ羽根を樹脂材料により形成することで若干肉厚になっても、バリヤ羽根同士は重ね合わせるのではなく同一平面上に配置されるため、装置全体として薄型化でき、又、装置を低コスト化できる。
上記のように、本発明のレンズバリヤ装置によれば、ベースに対して揺動自在に設けられ協働して開口部を開閉する複数のバリヤ羽根を、同一面上において揺動自在に設けると共に、複数のバリヤ羽根の各々に対して、その揺動方向において嵌合し得る嵌合凸部及び嵌合凹部を設け、閉じ動作のとき、一つのバリヤ羽根の嵌合凸部及び嵌合凹部が、他のバリヤ羽根の嵌合凹部及び嵌合凸部にそれぞれ嵌合するように形成したことにより、複数のバリヤ羽根同士は、段差を生じることなく、同一平面上において開口部を閉じることができる。これにより、薄型化を図りつつも、円滑な開閉動作が得られ、見栄えの良い外観が得られるレンズバリヤ装置を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図12は、本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観斜視図、図2は装置の分解斜視図、図3はベースを示す斜視図、図4は駆動機構の一部をなす駆動リングを示す斜視図、図5ないし図7はバリヤ羽根を示す斜視図及び断面図、図8は装置の一部断面図、図9及び図10はバリヤ羽根が開口部を開いた状態を示す平面図、図11及び図12はバリヤ羽根が開口部を閉じた状態を示す平面図である。
このレンズバリヤ装置は、図1及び図2に示すように、開口部10aを画定するベース10、ベース10に対して揺動自在に設けられた複数のバリヤ羽根としての第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30、バリヤ羽根20,30を開閉駆動する駆動機構としての駆動リング40、バリヤ羽根20,30を覆うようにベース10に連結されると共に開口部50aを画定するカバー50、バリヤ羽根20,30を閉じ方向に付勢する2つのバネ60、バリヤ羽根20,30を開く方向に駆動するように駆動リング40を付勢するバネ70等を備えている。
ベース10は、樹脂材料を用いて、図2及び図3に示すように、円形状の開口部10aを画定するように環状に形成されており、その前面において、開口部10aの内周面を画定すると共に光軸方向Lの前方に向けて突出する円筒部11、バリヤ羽根20,30を摺動自在に案内する円弧状の案内路12、バリヤ羽根20,30を揺動自在に支持する支軸13、円筒部11の外周面から径方向外側に突出して形成された4つの規制片11a、ベース10を貫通する貫通孔14、貫通孔14の縁部近傍において光軸方向Lの前方に向けて突出しかつ貫通孔14側に張り出すように形成された規制片15、バリヤ羽根20,30を付勢するバネ60の一端61を掛止する2つの掛止突起16、駆動リング40を一方向に付勢するバネ70の一端71を掛止する掛止突起17、カバー50を位置決めするためのピン18a、レンズ鏡筒等への取り付けの際に用いる孔18b、カバー50をスナップフィットにより連結するための4つの突起19等を備えている。
駆動機構としての駆動リング40は、樹脂材料により形成されており、図2及び図4に示すように、環状部41、環状部41から光軸方向Lの後方に向けて突出するカム部42、環状部41から径方向外側に突出する2つの係合片43a,43b、バネ70の他端72を掛止する掛止片44、ベース10への組付け時に規制片11aを通す切り欠き部45、規制片11aにより抜け落ちが規制される4つの被規制部46、規制片15により抜け落ちが規制される被規制片47等を備えている。
カム部42は、図4に示すように、その先端側にカム面42aを有する。そして、このレンズバリヤ装置が、例えば、カメラのレンズ鏡筒の先端に取り付けられた場合、レンズ鏡筒の沈胴動作に伴なって、カメラ側に設けられた係合突起Pがカム面42aに係合することで、矢印R1方向に付勢するバネ70の付勢力に抗して、駆動リング40を矢印R2方向に回転させるようになっている。
第1バリヤ羽根20は、樹脂材料により薄板状に形成されており、図5ないし図7に示すように、ベース10の支軸13が通される円筒部21、円筒部21の近傍において円柱状に形成され駆動リング40の係合片43aが係合する被係合部22、直線状をなす当接端面23、当接端面23と垂直な方向(光軸方向L)に面をもつように連続して形成された対向面24、先端寄りに形成された嵌合凸部25、支軸13に支持される円筒部21寄り(すなわち、揺動支軸寄り)に形成された嵌合凹部26、ベース10の案内路12上を摺動する摺動片27等を備えている。
第2バリヤ羽根30は、樹脂材料により薄板状に形成されており、図5ないし図7に示すように、ベース10の支軸13が通される円筒部31、円筒部31の近傍において円柱状に形成され駆動リング40の係合片43bが係合する被係合部32、直線状をなす当接端面33、当接端面33と垂直な方向(光軸方向L)に面をもつように連続して形成された対向面34、先端寄りに形成された嵌合凸部35、支軸13に支持される円筒部31寄り(すなわち、揺動支軸寄り)に形成された嵌合凹部36、ベース10の案内路12上を摺動する摺動片37等を備えている。
ここで、図6に示すように、第1バリヤ羽根20と第2バリヤ羽根30とが、お互いに近づいて接合し開口部10a,50aを閉じるとき、第1バリヤ羽根20の嵌合凸部25は、第2バリヤ羽根30の嵌合凹部36に嵌合し、第2バリヤ羽根30の嵌合凸部35は、第1バリヤ羽根20の嵌合凹部26に嵌合する。
また、図7(a)に示すように、第1バリヤ羽根20の当接端面23は、揺動方向において、第2バリヤ羽根30の当接端面33と当接し、又、第1バリヤ羽根20の対向面24は、揺動方向に垂直な光軸方向Lにおいて、第2バリヤ羽根30の対向面34と接触した状態で対向する。
したがって、第1バリヤ羽根20と第2バリヤ羽根30とは、閉じ動作において、嵌合凸部25,35及び嵌合凹部26,36の嵌合による位置決めだけでなく、対向面24と対向面34との接触による位置決めも加わって、光軸方向Lにおいて段差を生じないように面一に確実に位置決めされると同時に、開口部10a,50aが確実に遮蔽されて、外部から光又は塵等が侵入するのを防止できる。
尚、図7(b)に示すように、第1バリヤ羽根20の対向面24´は、揺動方向に垂直な光軸方向Lにおいて、第2バリヤ羽根30の対向面34´と非接触の状態で対向するように形成されてもよい。この場合も同様に、当接端面23,33同士が当接しているため、開口部が確実に遮蔽されて、外部から光又は塵等が侵入するのを防止できる。
カバー50は、図1及び図2に示すように、樹脂材料により円板状に形成されており、その中央部に略矩形状の開口部50a、外周縁から光軸方向Lの後方に向けて延出しベース10の突起19にスナップフィットされる掛止片51、ベース10のピン18aを通す2つの位置決め孔52、ベース10の孔18bに対応する2つの円孔53、支軸13の先端小径部13aが嵌合される2つの円孔54等を備えている。尚、カバー50は、ベース10と協働してバリヤ羽根20,30を収容する羽根室を画定する。
バネ60は、図2及び図8(a)に示すように、捩り式のバネであり、円筒部21,31の周りに配置され、その一端61がベース10の掛止突起16に掛止され、その他端62がバリヤ羽根20,30の被係合部22,32に対して、係合片43a,43bと反対の側から掛止されている。これにより、バネ60は、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を閉じ方向に向けて常時付勢している。
次に、この装置の組付け手順について説明する。先ず、ベース10に対して、図2に示すように、光軸方向Lの前方から駆動リング40を近づけ、駆動リング40の内側に円筒部11を入り込ませ、切り欠き部45にベース10の規制片11aを入り込ませ、さらに、カム部42をベース10の貫通孔14に通す。
そして、駆動リング40がベース10の摺動面10bに当接した時点で、駆動リング40を所定角度だけ時計回り(矢印R2方向)に回転させると、図8(b)に示すように、ベース10の規制片11a、15が、駆動リング40の被規制部46及び被規制片47に摺動自在に係合して、駆動リング40が光軸方向Lの前方に向けて抜け落ちるのを規制する。
ここでは、カム部42の近傍において、駆動リング40を受ける規制片11a,15が設けられているため、カム部42に光軸方向Lの前方に向かう押圧荷重が作用しても、駆動リング40は変形することなく、ベース10に対して円滑に回動し得るように保持される。
続いて、円筒部21,31の外周にバネ60を外嵌させた状態で、光軸方向Lの前方からバリヤ羽根20,30をベース10に近づけて、円筒部21,31にベース10の支軸13を通すと共に、バネ60の一端61を掛止突起16に掛止させ、他端62を被係合部22,32に掛止させる。また、バネ70の一端71をベース10の掛止突起17に掛止させ、他端72を駆動リング40の掛止片44に掛止させる。
その後、カバー50を光軸方向Lの前方からベース10に近づけて、円孔52,54に支軸13の先端小径部13a及びピン18aを通すと共に、掛止片51を突起19に掛止させてスナップフィットにより連結する。これにより、図1に示すようなレンズバリヤ装置の組付けが完了する。
次に、この装置の動作について、図9ないし図12を参照しつつ説明する。尚、説明の便宜上、図9及び図11ではカバー50が省略され(開口部50aのみ二点鎖線で示され)、図10及び図12ではカバー50が省略され(開口部50aのみ二点鎖線で示され)又バリヤ羽根20,30等が二点鎖線で示されている。
先ず、駆動リング40のカム部42が、カメラ側の係合突起P等から押圧力を受けない状態においては、駆動リング40はバネ70により付勢されて反時計回りの回転端に位置する。このとき、図9及び図10に示すように、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30は、その被係合部22,32が、バネ60の付勢力に抗しつつ、駆動リング40の係合片43a,43bにより押されて、カバー50の開口部50aを全開する開き位置に位置している。
この状態から、駆動リング40のカム部42がカメラ側の係合突起P等により押圧力を受けて、駆動リング40がバネ70の付勢力に抗しつつ、所定角度だけ時計回りに回転すると、駆動リング40の係合片43a,43bは、バリヤ羽根20,30の被係合部22,32から後退すると同時に、バネ60の付勢力により、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30は反時計回りに回転して閉じ動作を行なう。
この閉じ動作において、バリヤ羽根20,30は、それぞれの摺動片27,37が案内路12に沿って案内されるため、光軸方向Lにガタツキ等を生じることはない。その結果、閉じ動作が円滑にかつ安定して行なわれる。
そして、図11及び図12に示すように、第1バリヤ羽根20の嵌合凸部25が第2バリヤ羽根30の嵌合凹部36に嵌合し、第2バリヤ羽根30の嵌合凸部35が第1バリヤ羽根20の嵌合凹部26に嵌合し、さらに、第1バリヤ羽根20の当接端面23が第2バリヤ羽根30の当接端面33に当接し、第1バリヤ羽根20の対向面24が第2バリヤ羽根30の対向面34と接触した状態で対向する。
このように、嵌合凸部25,35が嵌合凹部26,36にそれぞれ勘合することで、第1バリヤ羽根20と第2バリヤ羽根30とは、光軸方向Lにおいて段差を生じることなく面一に位置決めされて開口部50aを閉じた状態となり、見栄えの良い外観が得られる。
また、当接端面23,33同士が当接して確実に遮蔽し、しかも対向面24,34同士が当接端面23,33と垂直な光軸方向Lにおいて対向するため、外部からの光あるいは塵等の侵入が確実に防止される。
特に、バリヤ羽根20,30は、それぞれ先端側に嵌合凸部25,35、揺動支軸(支軸13及び円筒部21,31)寄りに嵌合凹部26,36を有し、バリヤ羽根20,30の先端近傍がバリヤ羽根30,20の揺動支軸近傍に嵌合するようになっているため、段差を生じ易い先端側が他のバリヤ羽根により確実に位置決めされて、段差の発生がより確実に防止される。
上記のように、この装置によれば、複数のバリヤ羽根20,30が光軸方向Lに重ねられるのではなく、同一平面上に配置されるため、光軸方向Lにおいて装置を薄型化できると共に、複数のバリヤ羽根20,30が面一に位置決めされるため、段差防止のために各々の部品の寸法公差等を高精度に管理する必要がなく、装置のコストを低減することができる。
上記実施形態においては、複数のバリヤ羽根として二枚のバリヤ羽根20,30を示したが、これに限定されるものではなく、嵌合凸部及び嵌合凹部を設けることができる限り、3枚以上のバリヤ羽根において本発明の構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、駆動機構として、カメラ側の係合突起P等により押圧力を受けカム作用により回転する駆動リング40を示したが、これに限定されるものではなく、手動にて回転させられる駆動リング、あるいはその他の駆動機構等を備える構成において、本発明の構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、バリヤ羽根20,30の先端寄りに嵌合凸部25,35を設け、バリヤ羽根20,30の揺動支軸寄りに嵌合凹部26,36を設けた構成を示したが、これに限定されるものではなく、バリヤ羽根20,30の先端寄りに嵌合凹部を設け、バリヤ羽根20,30の揺動支軸寄りに嵌合凸部を設けた構成を採用してもよい。
以上述べたように、本発明に係るレンズバリヤ装置は、レンズの前面に配置されてレンズを保護するものであれば、沈胴式のレンズ鏡筒を備えるカメラに限らず、その他のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム式カメラ等においても使用することができる。
本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示すレンズバリヤ装置の分解斜視図である。 レンズバリヤ装置の一部をなすベースを示す斜視図である。 レンズバリヤ装置の一部をなす駆動機構としての駆動リングを示す斜視図である。 2つのバリヤ羽根がお互いに離れて、開口部を開いた状態を示す斜視図である。 2つのバリヤ羽根がお互いに近づいて、開口部を閉じた状態を示す斜視図である。 閉じた状態における2つのバリヤ羽根の関係を示すものであり、(a)はそれぞれの当接端面及び対向面を示す断面図、(b)は当接端面及び対向面の他の実施形態を示す断面図である。 レンズバリヤ装置を構成するベース、駆動リング、バリヤ羽根、カバー等の関係を示すものであり、(a)は支軸の近傍を示す断面図、(b)はカム部の近傍を示す断面図である。 2つのバリヤ羽根が開口部を開いた状態を示す平面図である。 2つのバリヤ羽根が開口部を開いた状態を示す平面図である。 2つのバリヤ羽根が開口部を閉じた状態を示す平面図である。 2つのバリヤ羽根が開口部を閉じた状態を示す平面図である。
符号の説明
10 ベース
10a 開口部
12 案内路
13 支軸
20 第1バリヤ羽根
21 円筒部
22 被係合部
23 当接端面
24,24´ 対向面
25 嵌合凸部
26 嵌合凹部
27 摺動片
30 第2バリヤ羽根
31 円筒部
32 被係合部
33 当接端面
34,34´ 対向面
35 嵌合凸部
36 嵌合凹部
37 摺動片
40 駆動リング(駆動機構)
41 環状部
42 カム部
50 カバー
50a 開口部
60,70 バネ

Claims (7)

  1. 開口部を画定するベースと、前記ベースに対して揺動自在に設けられ協働して前記開口部を開閉する複数のバリヤ羽根と、前記複数のバリヤ羽根を開閉駆動する駆動機構と、を備え、
    前記複数のバリヤ羽根の各々は、同一面上において揺動自在に設けられると共に、その揺動方向において嵌合し得る嵌合凸部及び嵌合凹部を有し、閉じ動作のとき、一つのバリヤ羽根の嵌合凸部及び嵌合凹部は、他のバリヤ羽根の嵌合凹部及び嵌合凸部にそれぞれ嵌合するように形成されている、
    ことを特徴とするレンズバリヤ装置。
  2. 前記複数のバリヤ羽根の各々は、その揺動方向において当接し得る当接端面と、揺動方向に略垂直な方向において接触又は非接触にてお互いに対向するべく前記当接端面に連続して形成された対向面と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズバリヤ装置。
  3. 前記複数のバリヤ羽根は、前記嵌合凸部及び嵌合凹部をそれぞれ有する第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根、を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリヤ装置。
  4. 前記嵌合凸部及び嵌合凹部の一方は、前記第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根の先端寄りに設けられ、
    前記嵌合凸部及び嵌合凹部の他方は、前記第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根の揺動支軸寄りに設けられている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズバリヤ装置。
  5. 前記ベースは、前記複数のバリヤ羽根を摺動自在に案内する案内路、を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズバリヤ装置。
  6. 前記ベースには、開口部を画定すると共に、前記複数のバリヤ羽根を覆うように連結されるカバーが設けられている、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のレンズバリヤ装置。
  7. 前記複数のバリヤ羽根は、樹脂材料により形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載のレンズバリヤ装置。

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