JP2010077276A - インクジェット記録装置のインク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂、色材、溶媒からなるベースインクと前記ベースインクと異なる色調の色材、溶媒からなる調色剤が混合されている。
【選択図】図2
Description
溶媒がMEK等の極性溶媒の場合、分散を容易にさせるため、極性基を付加することがある。また、染料を用いた場合、溶解性、耐光性から、含金錯塩染料を使用した場合、染料自体が極性基を有することがある。
色材に顔料を用いた場合、顔料を溶液上で安定に分散させるため、分散剤の電位を導電剤が中和するため、分散を阻害しないような導電剤を選定していた。
本発明の目的は多品種かつ少量のインクジェット記録装置用のカラーインクを効率よく製造することにある。
さらに、ベースインクと着色剤を別体でそろえておくことにより、顧客要求時に直ちにカラーインクを供給することが出来る。
インクジェット記録装置の調色用のベースインクに用いる樹脂は保存性の点から熱可塑性樹脂であれば、特に指定されるものではないが、塗膜物性の点から塩ビ系、アクリル系樹脂等の高極性樹脂が望ましい。また、相手基材への密着性、インクの粒子化安定性の点から、これらの樹脂に酢酸ビニル、スチレンなどを共重合させてもよい。分子量は概ね、8000〜45000程度が望ましい。これは、8000以下であると塗膜の強度が低下し、45000以上ではインク粒子が安定して作成することが困難であるためである。
溶剤は上記樹脂を溶解できれば特に指定されるものではないが、速乾性、溶解性のよいケトン系が好ましい。
本ベースインクには印字の平滑性、転写性改善のため、添加剤を用いることが出来る。添加剤にはシリコーン系、フッ素系などが好ましい。
導電剤は有機塩、無機塩を使用することが出来るが、塗膜性能の点から有機塩が好ましい。有機塩で溶媒に溶解するものであれば使用できるが、アンモニウム塩、ホスホニウム塩が導電性、溶解性の点で好ましい。
調色剤に用いる染料は上記樹脂と相溶性のある溶剤を用いることが望ましい。色材は染料、顔料を用いることが出来るが、染料の方が混合時の溶解安定性の点から容易に製造できる。用いる染料としては上記樹脂と相溶性がある染料であれば、限定されるものではないが、耐光性の点からクロム錯塩染料が好ましい。たとえば、黒系であれば、ソルベントブラック27,ソルベントブラック29、黄色系であれば、ソルベントイエロー79,ソルベントイエロー81が使用できる。
色材に顔料を用いる場合は、酸化チタン、有機顔料、カーボンブラックなどを使用できるが、インクジェット記録装置用インクの場合2次粒子径で150〜500nmであることが望ましい。150μm以下であると分散安定性が困難になり、500nm以上であると沈降速度、ノズル詰りの発生頻度が高くなる。
本発明のベースインク、調色剤は上記物質を混合、攪拌し、ろ過することにより製造される。
ベースインクと調色剤を別々に製造し、保管する。顧客は目的とするカラーと濃度を要求する。製造所ではベースインクと調色剤を要求に応じ調合する。調合液をろ過し、容器に充填し出荷する。製造所はカラーインクを個別に在庫することなく、多品種のカラーインクの品揃えをすることができる。
ベースインクと調色剤は別々の容器に充填される。ベースインクの容器には調色剤を入れるスペースを開けておく。スペースは調色剤投入量最大値としておくことにより、入れすぎなどの作業ミスを防ぐ。ベースインクのスペースに調色剤を投入し混合する。調色剤は見本に従い、要求濃度に応じ量を調節することができる。
図2はマイクロコンピュータ19が実行する制御処理のフローチャートである。この制御処理はメモリに格納された制御処理プログラムにしたがって実行する。
ステップ100において、電源が投入され、メニュー画面からインク混合画面を選択し、ステップ101において、操作パネル17のタッチ入力により濃度値を選択し、混合開始を実行する。次に、ステップ102において、CPU15は濃度値からあらかじめメモリ16に記憶されたポンプ駆動時間を呼び出す。CPU15は前記ステップ3で呼び出された時間の間、ポンプ駆動装置をONする。ポンプ9aは駆動され、調色剤容器10の調色剤が一定量投入される。
そして、ステップ103において、CPU15は一定時間、混合器駆動装置13を駆動する。混合器18はインク容器11を攪拌する。一定時間経過後、CPU15は混合器駆動装置13をOFFする。
Claims (6)
- 樹脂、色材、溶媒からなるベースインクと前記ベースインクと異なる色調の色材、溶媒からなる調色剤が混合されていることを特徴とするインクジェット記録装置用インク。
- 前記樹脂は、熱可塑性樹脂であるとともに、高極性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インク。
- 前記ベースインクに用いられる溶媒は、ケトン系であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インク。
- 前記ベースインクには、シリコーン系又はフッ素系の添加剤が含有されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インク。
- 前記調色材の色材はクロム錯塩染料であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インク。
- 前記調色剤の色材は、酸化チタン、有機顔料又はカーボンブラックの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置用インク。
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