JP2010077473A - 白金ナノ粒子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カーボン担体と、分散媒と、白金を含む白金化合物と、カーボン担体の表面に吸着可能な吸着剤と、白金の結晶の特定の部位をキャッピング可能なキャッピング剤とを準備する。カーボン担体と分散媒と白金化合物と吸着剤とが混合する第1混合液を形成する。その後、第1混合液とキャッピング剤とが混合す第2混合液を形成する。第2混合液を還元処理して白金ナノ粒子を生成させると共に白金ナノ粒子をカーボン担体に担持させる。
【選択図】図1
Description
Chemistry of Materials,8(1966) 1161-1163 Electrochimica Acta,52(2006) 1632-1638 燃料電池,Vol.5,No.3(2006) 69-72頁
本発明の実施例1について説明する。先ず、所定の容積(300cc)の純水(分散媒)と、12.45ミリグラム(3.0×10−5モル)のテトラクロロ白金(II)酸カリウム(K2PtCl4,白金錯体)と、249.02ミリグラム(1.5×10−3モル)のヨウ化カリウム(KI)と、5.64ミリグラム(1.7×10−6モル)のポリアクリル酸ナトリウム(キャッピング剤)と、13.67ミリグラムのカーボンブラック(カーボン担体)とを準備した。カーボンブラックはケッチェンブラック(ライオン株式会社,ケッチェン EC300JD)であった。カーボンブラックの比表面積はBET法(N2)で750〜850m2/gであった。ポリアクリル酸ナトリウムの重量平均分子量は3317.65とした。測定はゲル浸透クロマトグラフィーにより行った。
本実施例は基本的には実施例1と同様である。先ず、所定の容積(300cc)の純水(分散媒)と、12.45ミリグラム(3.0×10−5モル)のテトラクロロ白金(II)酸カリウム(K2PtCl4,白金錯体,イオン性白金化合物)と、249.02ミリグラム(1.5×10−3モル)のヨウ化カリウム(KI)と、5.64ミリグラム(1.7×10−6モル)のポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量:3317.65)と、13.67ミリグラムのカーボンブラック(カーボン担体)とを準備した。この場合、ヨウ化カリウム(KI)は2等分した。
比較例1について説明する。実施例1と同様に、所定の容積(300cc)の純水(分散媒)と、12.45ミリグラム(3.0×10−5モル)のテトラクロロ白金(II)酸カリウム(K2PtCl4,錯化合物)と、249.02ミリグラム(1.5×10−3モル)のヨウ化カリウム(KI)と、5.64ミリグラム(1.7×10−6モル)のポリアクリル酸ナトリウム(キャッピング剤)と、13.67ミリグラムのカーボンブラック(カーボン担体)とを準備した。カーボンブラックは実施例1と同様にケッチェンブラック(ライオン株式会社,ケッチェン EC300JD)とした。
比較例2について説明する。比較例2では、ポリアクリル酸ナトリウムが加えられた後にヨウ化カリウムが加えられる。実施例1と同様に、所定の容積(300cc)の純水(分散媒)と、12.45ミリグラム(3.0×10−5モル)のテトラクロロ白金(II)酸カリウム(K2PtCl4,錯化合物)と、249.02ミリグラム(1.5×10−3モル)のヨウ化カリウム(KI)と、5.64ミリグラム(1.7×10−6モル)のポリアクリル酸ナトリウム(キャッピング剤)と、13.67ミリグラムのカーボンブラック(カーボン担体)とを準備した。カーボンブラックは実施例1と同様にケッチェンブラック(ライオン株式会社,ケッチェン EC300JD)とした。
本実施例は基本的には実施例1と同様であり、実施例1と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック)とした。カーボンブラックの比表面積はBET法(N2)で30〜40m2/gであった。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→PT1→KI50→PAA2の順に、純水に加えられた。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持されていた。白金ナノ粒子の粒径は10ナノメートル以下であり、殊に2〜3ナノメートル程度と極めて微小であった。
本実施例は基本的には実施例2と同様であり、実施例2と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック 粒状品)とした。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→KI25→PT1→KI25→PAA2の順に、純水に加えられた。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持されていたことが確認された。白金ナノ粒子の粒径は10ナノメートル以下であり、殊に2〜3ナノメートル程度と極めて微小であることが確認された。
本実施例は基本的には実施例1と同様であり、実施例1と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、ポリアクリル酸ナトリウム(PAA)を実施例1の10倍とする。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→PT1→KI50→PAA20の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例2と同様であり、実施例2と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、ポリアクリル酸ナトリウム(PAA)を実施例2の10倍とする。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→KI25→PT1→KI25→PAA20の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例1と同様であり、実施例1と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、ポリアクリル酸ナトリウム(PAA)を実施例1の10倍とする。カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック 粒状品)とする。カーボンブラックの比表面積はBET法(N2)で30〜40m2/gであった。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→PT1→KI50→PAA20の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例2と同様であり、実施例2と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック 粒状品)とする。ポリアクリル酸ナトリウム(PAA)を実施例1の10倍とする。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、本実施例によれば、CB→KI25→PT1→KI25→PAA20の順に、純水に加えられる。立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例1と同様であり、実施例1と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック 粒状品)とする。更にヨウ化カリウム(KI)を実施例1の2倍とする。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→PT1→KI100→PAA2の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例2と同様であり、実施例2と基本的には同様の作用効果が得られる。但し、カーボンブラックはアセチレンブラック(電気化学工業株式会社,デンカブラック 粒状品)とする。ポリアクリル酸ナトリウムを実施例2の10倍としている。更にヨウ化カリウム(KI)を実施例1の場合よりも増加させた。具体的には2回目に配合するヨウ化カリウム(KI)の配合量を実施例1の場合よりも増加させた。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→KI25→PT1→KI50→PAA2の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例1と同様であり、実施例1と基本的には同様の作用効果が得られる。カーボンブラックはケッチェンブラック(ライオン株式会社,ケッチェン EC300JD)とする。但しヨウ化カリウム(KI)を実施例1の2倍とする。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→PT1→KI100→PAA2の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
本実施例は基本的には実施例2と同様であり、実施例2と基本的には同様の作用効果が得られる。カーボンブラックはケッチェンブラック(ライオン株式会社,ケッチェン EC300JD)とする。但し、ポリアクリル酸ナトリウム(PAA)を実施例1よりも2倍に増加させた。具体的には2回目に配合するヨウ化カリウム(KI)の配合量を実施例1の2倍に増加させた。本実施例によれば、モル比で、白金錯体(PT)を1として相対表示するとき、CB→KI25→PT1→KI50→PAA20の順に、純水に加えられる。本実施例においても、立方体または実質的に立方体の形状を有する多面体形状の白金ナノ粒子がカーボンブラックの粒子の表面に担持される。
以下のべる試験例は、カーボンブラックに吸着される吸着剤として用いたハロゲン化物であるヨウ化物または塩化物を用い、多面体形状の白金ナノ粒子を実際に生成させた例である。試験例では、カーボン担体であるカーボンブラックおよびポリアクリル酸ナトリウムを配合しない状態において実行された。ヨウ化物、塩化物はカーボンブラックに吸着されて吸着剤として働くことが期待される。ポリアクリル酸ナトリウム等のキャッピング剤がカーボンブラックに吸着されることを抑制することが期待される。カーボン担体に吸着される吸着剤としてヨウ化物または塩化物を用いるとき、キャッピング剤のキャッピング作用と併せて、多面体状の白金ナノ粒子を生成させるのに一層有効であると考えられる。
試験例1は、カーボンブラックを配合しない段階において、多面体形状の白金ナノ粒子を実際に生成させた試験例である。試験例1では、所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(白金錯体、K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、ヨウ化カリウム(KI)を添加して混合物を形成した。雰囲気は大気雰囲気とした。Mは容積モル濃度であり、溶液1リットル(1L,1dm3)あたりの溶質のモル数を表す溶液の濃度を意味する。この混合物にはポリアクリル酸ナトリウムが含まれていない。添加されるヨウ化カリウム(KI)は、白金錯体モル数(塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)のモル数)の25倍のモル数をもつ。すなわち、モル比で、PT:KI=1:25である。
本試験例は基本的には試験例1と同様である。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、ヨウ化ルビジウム(RbI)を添加して混合物を形成した。この混合物にはポリアクリル酸ナトリウムが含まれていない。ヨウ化ルビジウム(RbI)は、白金錯体モル数の25倍のモル数をもつ。試験例1と同様な条件で水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。上記した透過型電子顕微鏡(TEM)で白金ナノ粒子の例および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られたことが確認された。粒径が15ナノメートル以下の粒子、殊に10ナノメートル以下の粒子が多かった。殊に、5〜15ナノメートル程度、5〜10ナノメートル程度と微小の粒子が多かった。更に、複数の白金ナノ粒子の凝集度は極めて少なく、多数の多面体形状(立方体形状)の白金ナノ粒子が互いに独立して存在している割合が多かった。
本試験例は基本的には試験例1と同様である。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、ヨウ化セシウム(CsI)を添加して混合物を形成した。ヨウ化セシウム(CsI)は、白金錯体モル数の25倍のモル数をもつ。300ミリリットル/分の条件で水素ガスをこの混合物に所定時間(10分間)吹き込んでバブリングし、水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。上記した透過型電子顕微鏡(TEM)で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られたことが確認された。粒径が30ナノメートル以下の粒子、殊に20ナノメートル以下の粒子が多かった。更に、複数の白金ナノ粒子の凝集度は無いか、凝集していたとしても少なかった。
本試験例は基本的には試験例1と同様である。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、ヨウ化セシウム(CsI)を添加して混合物を形成した。ヨウ化リチウム(LiI)は、白金錯体モル数の25倍のモル数をもつ。試験例1と同様な条件で、水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。上記した透過型電子顕微鏡(TEM)で白金ナノ粒子の例および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られたことが確認された。粒径が30ナノメートル以下の粒子、殊に20ナノメートル以下の粒子が多かった。更に、複数の白金ナノ粒子の凝集度は無いか、凝集していたとしても少なかった。
本試験例は基本的には試験例1と同様である。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、ヨウ化ナトウム(NaI)を添加して混合物を形成した。ヨウ化ナトウム(NaI)は、白金錯体モル数の25倍のモル数をもつ。試験例1と同様な条件で水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。上記した透過型電子顕微鏡(TEM)で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られた。
試験例6について説明を加える。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、塩化カリウム(KCl)を添加して混合物を形成した。雰囲気は大気雰囲気とした。添加される塩化カリウム(KCl)は、白金錯体モル数(塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)のモル数)の25倍のモル数をもつ。すなわち、モル比で、PT:KCl=1:25である。試験例1と同様な条件で水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。透過型電子顕微鏡で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られた。粒径は10ナノメートル以下であり、殊に7〜8ナノメートル程度と極めて微小であった。
試験例7について説明を加える。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、塩化ナトリウム(NaCl)を添加して混合物を形成した。雰囲気は大気雰囲気とした。添加される塩化ナトリウム(NaCl)は、白金錯体のモル数(塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)のモル数)の25倍のモル数をもつ。すなわち、モル比で、PT:NaCl=1:25である。試験例1と同様な条件で水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。透過型電子顕微鏡で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られた。粒径は15ナノメートル以下であり、殊に7〜13ナノメートル程度と極めて微小であった。
試験例8について説明を加える。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)の溶液(温度:室温)に、塩化ルビジウム(RbCl)を添加して混合物を形成した。雰囲気は大気雰囲気とした。この混合物にはポリアクリル酸ナトリウムが含まれていない。添加される塩化ルビジウム(RbCl)は、白金錯体モル数(塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)のモル数)の25倍のモル数をもつ。すなわち、モル比で、PT:RbCl=1:25である。試験例1と同様な条件で水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。透過型電子顕微鏡で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体形状の白金ナノ粒子が得られた。粒径は10ナノメートル以下であり、殊に7〜8ナノメートル程度と極めて微小であった。
試験例9について説明を加える。所定の容積(300cc)の1×10−4Mの濃度の塩化白金酸カリウム(K2PtCl4,錯化合物)の溶液(温度:室温)に、塩化リチウム(LiCl)を添加して混合物を形成した。雰囲気は大気雰囲気とした。添加される塩化リチウム(LiCl)は、白金錯体のモル数(塩化白金酸カリウム(K2PtCl4)のモル数)の25倍のモル数をもつ。すなわち、モル比で、PT:LiCl=1:25である。試験例1と同様な条件で、水素還元工程を行った。その後、この混合物を密閉した状態で、一昼夜(10時間)放置して保持工程を行い、白金ナノ粒子を含むコロイド溶液を作製した。透過型電子顕微鏡で白金ナノ粒子の形態および粒径を調べたところ、多面体の多面体形状の白金ナノ粒子が得られた。粒径は20ナノメートル以下であり、殊に6〜15ナノメートル程度と極めて微小であった。
上記した実施例に係る白金ナノ粒子を担持したカーボンブラックは、燃料電池用電極等に対する電極用触媒として用いることができる。燃料電池用電極を作製する方法としては従来公知の方法が好ましく採用され得る。具体的には、白金ナノ粒子を担持したカーボンブラックとポリマー電解質の溶液(たとえばNafion(登録商標)溶液)と混ぜてインクまたはスラリとすることができる。膜電極接合体を構成するための膜電解質膜の表面および裏面にインクまたはスラリを塗布する。または、カーボン繊維の集積体で形成されたガス拡散層のうち、電解質膜に対向する表面に、インクまたはスラリを塗布することができる。
本発明は上記した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。実施例1によれば、前述したように、モル比で、PT1→KI50→PAA2とされているが、これに限らず、PT1→KI10〜100→PAA1〜100としても良い。実施例2によれば、前述したように、KI25→PT1→KI25→PAA2とされているが、これに限らず、KI10〜50→PT1→KI10〜70→PAA1〜10としても良い。
Claims (10)
- カーボン担体と、分散媒と、白金を含む白金化合物と、前記カーボン担体の表面に吸着可能な吸着剤と、白金の結晶の特定の部位をキャッピング可能なキャッピング剤とを準備する準備工程と、
前記分散媒と前記カーボン担体と前記白金化合物と前記吸着剤とが混合する混合液を形成する第1混合液形成工程と、
その後、前記第1混合液と前記キャッピング剤とが混合する第2混合液を形成する第2混合液形成工程と、
前記第2混合液を還元剤で還元処理して白金ナノ粒子を生成させると共に前記白金ナノ粒子を前記カーボン担体に担持させる還元工程とを含む白金ナノ粒子の製造方法。 - 請求項1において、前記第1混合液形成工程は、前記カーボン担体を分散させた分散液に前記吸着剤の一部を混合させ、その後、前記白金化合物を前記分散液に混合させ、その後、前記吸着剤の残部を前記分散液に混合させることにより前記第1混合液を形成する白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1において、前記第1混合液形成工程は、前記カーボン担体を分散させた分散液に前記白金化合物を混合させ、その後、前記吸着剤を前記分散液に混合させることにより前記第1混合液を形成する白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜3のうちの一項において、前記吸着剤は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属のうちの少なくとも一つを含む化合物である白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜4のうちの一項において、前記吸着剤は、ナトリウム(Na),カリウム(K),ルビジウム(Rb),セシウム(Cs),ベリリウム(Be),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),ストロンチウム(Sr),バリウム(Ba)のうちの1種または2種以上を含む白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜5のうちの一項において、前記吸着剤は、ヨウ化物、塩化物および臭化物のうちの1種または2種以上である白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜6のうちの一項において、前記還元工程は、前記第2混合液を水素で還元することにより行われる白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜7のうちの一項において、前記白金化合物は、塩化白金酸、塩化白金酸カリウム、ジニトロジアミン白金、テトラクロロヘキサアンミン白金、ジクロロテトラアンミン白金、塩化白金、塩化白金酸水和物のうち1種または2種以上を含む白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜8のうちの一項において、前記キャッピング剤は、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキシドのうちの1種または2種以上である白金ナノ粒子の製造方法。
- 請求項1〜9のうちの一項において、前記白金ナノ粒子は50ナノメートル以下の粒径をもつ白金ナノ粒子の製造方法。
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