JP2010142548A - 牽引機構、湾曲駆動機構及び内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状のチューブ部材72と、チューブ部材72の内部に進退自在に配置され、一端に被牽引物である先リング41を連結可能な連結部60を有しチューブ部材72の軸線方向へ伸縮動作するアクチュエータ73と、アクチュエータ73の他端とチューブ部材72との軸線方向の相対移動を規制するストッパ部75と、アクチュエータ73の他端に接続されてアクチュエータ73を伸縮動作させる動力源と、先リング41が第二牽引機構によって牽引されて連結部60が先リングに連動して移動された際に、移動の少なくとも一部を緩衝してアクチュエータ73に伝達させる緩衝部77とを備える。
【選択図】図2
Description
この特許文献1に記載の内視鏡によれば、制御手段によって弾性部材を湾曲部の軸線方向に収縮させることでアクチュエータとして機能し、弾性部材に接続されたワイヤを介して湾曲部が張引される。その結果湾曲部が湾曲動作される。
本発明の牽引機構は、筒状のチューブ部材と、前記チューブ部材の内部に進退自在に配置され、先端に被牽引物を連結可能な連結部を有し前記チューブ部材の軸線方向へ伸縮動作するアクチュエータと、前記アクチュエータの基端と前記チューブ部材との前記軸線方向の相対移動を規制するストッパ部と、前記アクチュエータの基端に接続されて前記アクチュエータを伸縮動作させる動力源と、前記連結部が所定距離だけ移動されるまでアクチュエータの長さを自然長に維持するように連結部を非伸長移動させる緩衝部とを備え、前記所定距離が、前記アクチュエータの収縮可能長さの1/2より短い距離であることを特徴としている。
この発明によれば、緩衝部は、連結部の所定距離までの進退移動量を吸収するように連結部を非伸長移動させ、吸収しきれない残りをアクチュエータに伝達するようになっている。すると、連結部が移動された際に、まず緩衝部においてその移動が緩衝され、アクチュエータは伸長されず、続いてアクチュエータが伸長される。従って、被牽引物によって連結部が移動された際にもアクチュエータの伸長動作が好適に抑制される。
また、動力源によってアクチュエータが収縮動作された際には、まず緩衝部において所定距離だけアクチュエータの収縮が緩衝され、続いてアクチュエータによって連結部が牽引され、連結部に連結された被牽引物が牽引される。
この場合、緩衝部が連結部とアクチュエータとの間に介在された位置関係に配置されているので、連結部が移動された際の被牽引力量は連結部からまず緩衝部へと伝達されることになる。従って、アクチュエータを伸長させるのをより好適に抑制することができる。
この場合、ロック部は、アクチュエータ自身が収縮動作された際に連結部に係合されて連結部を介して被牽引物を牽引することができ、アクチュエータが収縮動作されていない際には連結部をアクチュエータに対して相対移動自在にすることができる。従って、被牽引物によって連結部が移動されても連結部の移動とアクチュエータの伸縮とは連動されていないのでアクチュエータの伸長が好適に抑制される。
この発明によれば、一の牽引機構によって先端湾曲部が湾曲動作される際には、先端湾曲部に連結された他の牽引機構では被牽引物となる先端湾曲部によって連結部が移動されるようになる。このとき、緩衝部によってこの連結部の移動が緩衝されるので、他の牽引機構におけるアクチュエータの伸長は好適に抑制されている。従って、一の牽引機構は先端湾曲部の湾曲動作において他の牽引機構を伸長動作させるための牽引力量を必要としないので先端湾曲部の湾曲動作の効率を高め、好適に湾曲動作させることができる。
この発明によれば、好適に湾曲動作可能な湾曲駆動機構によって先端湾曲部を湾曲させて撮像機構を対象物に向けて対象物を観察することができる。
また、本発明に係る湾曲駆動機構及び内視鏡によれば、被牽引物によるアクチュエータの伸長動作が好適に抑制されているので湾曲部の湾曲動作を効率的に行うことができる。
以下、本発明の第1実施形態の牽引機構及び湾曲駆動機構を搭載する内視鏡について図1から図5(B)を参照して説明する。
図1は、本実施形態の内視鏡1を示す斜視図である。図1に示すように、内視鏡1は、長尺で可撓性を有する挿入部2と、挿入部2が外周面に沿って巻回される略円筒状のドラム3とを備える。また、本発明に必須ではないが、ドラム3を収納するケース4を備えてもよい。
アクチュエータ73は、略筒状のかしめリング63によりアングルワイヤ61と連結されている。
図4(A)は、初期状態における内視鏡1を一部断面で示す側面図であり、挿入部2の先端側を拡大して示している。図4(A)に示すように、湾曲部40が湾曲動作される前の状態では、牽引機構70、80のアクチュエータ73、83には圧縮空気は充填されていないので、アクチュエータ73、83のチューブ体73a、83aはそれぞれ自然状態の長さである長さL70、L80になっている。このようにアクチュエータ73、83が駆動されていない際には、湾曲部40は基リング43に対して先リング41側が自在に湾曲可能である。
なお、湾曲部40が上述と逆に湾曲駆動された際には、上述とは逆に牽引機構70において連結部が非伸長移動される。
次に、本発明の第2実施形態の内視鏡について図6(A)及び図6(B)を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態の内視鏡1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
次に、本発明の第3実施形態の内視鏡について図7を参照して説明する。
図7は、本実施形態の内視鏡300の一部の構成を一部断面で示す図である。図7に示すように、内視鏡300は、第1実施形態のかしめリング63に代えて、例えばシリコンゴム等からなりチューブ部材72の内周面に対して所定の摺動抵抗を有する筒部材363を備える。筒部材363には、アングルワイヤ61(64)に固定された筒状のパイプ部材364が挿通されており、さらにパイプ部材364はアクチュエータ73に固定されている。パイプ部材364は、アクチュエータ73が軸線方向に伸縮動作された際に軸線方向に進退移動可能であり、このときパイプ部材364の外周面と筒部材363の内周面とは摺動可能になっている。
本実施形態では、アクチュエータ73が伸縮動作されていない間は、筒部材363とパイプ部材364との間に生じる摺動抵抗によって筒部材363とパイプ部材364との軸線方向の相対位置が保持されており、このためアングルワイヤ61、64の相対位置関係も保持されている。従って、筒部材363とパイプ部材364との作用により湾曲部40の湾曲状態が保持されて湾曲されたまま止まった状態となる。
また、本実施形態では、牽引機構80は牽引機構70に径方向に隣接して配置されており、牽引機構70と同一のアクチュエータ73を備える。
また、本実施形態では、第1実施形態と同様に基端口金74とストッパ75とを有する緩衝部77が設けられている。
すなわち、アングルワイヤ61、64は筒部材363によってチューブ部材72、82に係止可能になっている。
次に、本発明の第4実施形態の内視鏡について図8ないし図11を参照して説明する。
図8は、本実施形態の内視鏡400の一部の構成を一部断面で示す側面図である。図8に示すように、内視鏡400は、第1実施形態の連結部60に代えて緩衝部460を備える。また、ストッパ部75及び基端口金74に代えて、エアチューブ76とチューブ部材72とのそれぞれに固定された基端口金475を備える。
図11(A)に示すように、内視鏡400の挿入部2には、牽引機構70と牽引機構80とが径方向に並べて配置されており。共に先リング41に連結されている。
次に、本発明の第5実施形態の牽引機構について図12を参照して説明する。
図12は、本実施形態の牽引機構570を示す側面断面図である。図12に示すように、牽引機構570は、アングルワイヤ61に代えてアクチュエータ73に固定されたアングルワイヤ561を備える。
また、支持部材576bには、圧縮空気を流通させるための連通孔576cが設けられている。
本実施形態では、アングルワイヤ561がアクチュエータ73の内部を貫通してアクチュエータ73の基端側まで延びており、支持部材576bによって固定されているので、アングルワイヤ561が必要以上に引っ張られた際に、この引っ張り力は支持部材561を介してアクチュエータ73の基端側に伝達されるようになっている。従って、引っ張り力がかかった際にもチューブ体73aの受動的な伸長が制限されるのでチューブ体73aの過度な伸長によるアクチュエータ73へのダメージが抑制されている。
この場合、アングルワイヤが可撓性を有するため、アングルワイヤの端部がチューブ体の内周面に接触する可能性がある。チューブ体は伸縮可能な素材からなるので、アングルワイヤの端部がチューブ体に刺さる可能性があり、この場合チューブ体は気密を保つことができず、圧縮空気が充填されても径方向に膨張すると共に軸線方向に収縮するという所定の動作ができない。
次に、本発明の第6実施形態の牽引機構について図13及び図14を参照して説明する。
図13は、本実施形態の牽引機構670を一部断面で示す斜視図である。図13に示すように、牽引機構670は、基端口金74と、ストッパ部75に代えて緩衝部677を備える。緩衝部677は、上述の第1実施形態の緩衝部77に、長さD70、D80を変化させる調整機構678を備えたものである。
例えば、本発明の内視鏡は湾曲部を径方向に対向する二方向へと湾曲させる湾曲駆動機構を備える例を示したが、これに限らず、たとえば図15に示すように、湾曲部40に対して軸線に直交しかつ互いに直交する二軸方向へ湾曲させる内視鏡に本発明の構成を適用することができる。
このとき、先リング41には、周方向に90度おきに計4本のアングルワイヤが固定され、それぞれのアングルワイヤを牽引するために例えば牽引機構70と同様の構成を有する牽引機構770、780、790、800を備えることができる。ここで、牽引機構には、牽引機構770、780、790、800には、上述の長さD70に相当する長さ分を緩衝する緩衝部777、787、797、808が設けられており、本発明と同様の効果を奏することができる。
2 挿入部
30 撮像機構
33 操作部(湾曲操作部)
40 湾曲部
50 湾曲駆動機構
60 連結部
70、80、570、670、770 牽引機構
72、82 チューブ部材
73、83 アクチュエータ
75、85、575 ストッパ部
77、260、460、677、777 緩衝部
Claims (5)
- 筒状のチューブ部材と、
前記チューブ部材の内部に進退自在に配置され、先端に被牽引物を連結可能な連結部を有し前記チューブ部材の軸線方向へ伸縮動作するアクチュエータと、
前記アクチュエータの基端と前記チューブ部材との前記軸線方向の相対移動を規制するストッパ部と、
前記アクチュエータの基端に接続されて前記アクチュエータを伸縮動作させる動力源と、
前記連結部が所定距離だけ移動されるまでアクチュエータの長さを自然長に維持するように連結部を非伸長移動させる緩衝部と、
を備え、
前記所定距離が、前記アクチュエータの収縮可能長さの1/2より短い距離である牽引機構。 - 前記緩衝部が、前記連結部に設けられている請求項1に記載の牽引機構。
- 前記緩衝部が、
前記アクチュエータの収縮動作において前記収縮動作の開始から前記所定距離だけ収縮するまでは前記アクチュエータと前記連結部とを軸線方向へ相対移動自在に係合させるとともに、前記アクチュエータが前記所定距離を超えて収縮した際に前記アクチュエータと前記連結部との軸線方向への相対移動を固定して連結させるロック部を有する請求項1または2に記載の牽引機構。 - 湾曲可能な先端湾曲部を有し内部に請求項1〜3のいずれか一項に記載の牽引機構を一つ以上有する長尺な筒状の挿入部と、
前記先端湾曲部と前記アクチュエータのそれぞれの前記先端とに連結されたアングルワイヤと、
前記牽引機構を操作するための湾曲操作部と、
を備える湾曲駆動機構。 - 請求項4に記載の湾曲駆動機構と、
前記先端湾曲部の先端において対象物の画像を取得する撮像機構と、
前記撮像機構を操作するための操作部と、
を備える内視鏡。
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