JPH11267095A - 管状挿入具 - Google Patents

管状挿入具

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JPH11267095A
JPH11267095A JP10072577A JP7257798A JPH11267095A JP H11267095 A JPH11267095 A JP H11267095A JP 10072577 A JP10072577 A JP 10072577A JP 7257798 A JP7257798 A JP 7257798A JP H11267095 A JPH11267095 A JP H11267095A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、必要なときだけに湾曲部を湾曲さ
せ、湾曲部が使用者の意に反して不必要に湾曲してしま
うことを確実に防止でき、湾曲部などの管状挿入具の各
部位の破損を防止できる管状挿入具を提供することを最
も主要な特徴とする。 【解決手段】形状記憶合金ワイヤ23によって形成され
るアクチュエータ部24の非変形時に挿入部3の変形に
ともない湾曲部11に作用する牽引力と張力をスライド
空間22内のワイヤ折り返し部23aのスライド動作に
よって吸収する不要力吸収手段27を設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば内視鏡を通し
て体腔内に挿入されたり、或いは血管内に挿入される細
径の医療用のカテーテルとして使用され、体腔内に挿入
される挿入部の先端側に細径な湾曲機構を備えた管状挿
入具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、医療用のカテーテルとして使用
される細径な管状挿入具には体腔内に挿入される管状挿
入具の挿入部の先端部に湾曲変形可能な湾曲部が配設さ
れている。この湾曲部を湾曲操作する細径湾曲機構とし
て従来から、例えば特開平6−63004号公報に示さ
れているように形状記憶合金ワイヤを湾曲用アクチュエ
ータとして用いた構成のものが知られている。
【0003】ここで、管状挿入具の管壁部には2つずつ
対になって例えば2組のワイヤ配設孔が形成されてい
る。これらのワイヤ配設孔は管状挿入具の軸方向に沿っ
て略全長に亙り延設されている。
【0004】また、形状記憶合金ワイヤは中央部位で折
り返され、ここで折り返されたワイヤ折り返し部の両側
の2本のワイヤ構成要素が管状挿入具の管壁部の各組の
2つのワイヤ配設孔内にそれぞれ挿入されている。そし
て、形状記憶合金ワイヤのワイヤ折り返し部は管状挿入
具の管壁部端面に形成される2つのワイヤ配設孔の各端
縁部間に固定されている。
【0005】さらに、形状記憶合金ワイヤの両端部はそ
れぞれ接続部材を介してリード線に接続されている。こ
のリード線は形状記憶合金ワイヤへの通電量を制御する
通電制御装置に接続されている。
【0006】また、湾曲部の2組の形状記憶合金ワイヤ
は例えば加熱することにより、長さが収縮し、冷却する
ことにより、伸長して元の長さに復元する2方向性の形
状記憶効果を備えたものである。そして、湾曲部の2組
の形状記憶合金ワイヤは常時は非通電状態で保持されて
いる。この状態では湾曲部の2組の形状記憶合金ワイヤ
はそれぞれ所定の長さの自然長状態で保持され、湾曲部
は真っ直ぐに伸びた直線状態で保持されるようになって
いる。
【0007】そして、湾曲部を湾曲操作する際には2組
の形状記憶合金ワイヤのうちのいずれか一方が通電加熱
されるようになっている。このとき、通電加熱された形
状記憶合金ワイヤは長さが収縮する状態に変形すること
により、形状記憶合金ワイヤのワイヤ折り返し部が手元
側に引張り操作される。これにより、管状挿入具の湾曲
部は収縮する形状記憶合金ワイヤ側に向けて湾曲される
ようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては湾曲用アクチュエータとして用いた形状記憶合
金ワイヤの先端部のワイヤ折り返し部は管状挿入具の管
壁部端面に形成される2つのワイヤ配設孔の各端縁部間
に直接固定されている。そのため、形状記憶合金ワイヤ
の先端部のワイヤ折り返し部と管状挿入具の管壁部端面
との間には遊びがないので、湾曲部が湾曲操作されてい
ない状態でも挿入部が湾曲すると、この挿入部の湾曲に
よって形状記憶合金ワイヤが手元側に引張られるなどし
て、それにつれて湾曲部が使用者の意に反して不必要に
湾曲してしまうおそれがある。さらに、このときに形状
記憶合金ワイヤに作用する引張り力により、形状記憶合
金ワイヤの先端部のワイヤ折り返し部と管状挿入具の管
壁部端面との間の固定部が破損するおそれもある。
【0009】また、形状記憶合金ワイヤは大きな負荷を
かけながら伸縮動作を繰り返すと、全長に伸びが生じる
という特性を持っている。上記従来構成のものでも使用
しているうちに湾曲用アクチュエータである形状記憶合
金ワイヤに多少の伸びが生じることが考えられる。この
ように形状記憶合金ワイヤの長さが最初の組立て時より
も長くなった場合、湾曲部と挿入部の接続部など、管状
挿入具の各部位に余計な張力がかかることになり、それ
によって管状挿入具の各部位が破損するおそれもある。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、必要なときだけに湾曲部を湾曲させる
ことができ、挿入部の湾曲時にそれにつれて湾曲部が使
用者の意に反して不必要に湾曲してしまうことを確実に
防止することができるとともに、湾曲部などの管状挿入
具の各部位の破損を防止できる管状挿入具を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は体腔内に挿入さ
れる挿入部を備えた管状挿入具の本体と、この管状挿入
具本体の先端側に配設された湾曲変形可能な湾曲部と、
形状記憶合金ワイヤによって形成され、上記形状記憶合
金ワイヤの収縮変形動作により上記管状挿入具本体の管
壁を牽引して上記湾曲部を上記形状記憶合金ワイヤの方
向に湾曲操作するアクチュエータと、上記アクチュエー
タの非変形時に上記挿入部の変形にともない上記湾曲部
に作用する牽引力と上記アクチュエータの不要伸びによ
ってこの管状挿入具の各部位に作用する張力を吸収する
不要力吸収手段とを具備したことを特徴とする管状挿入
具である。そして、アクチュエータの非変形時には挿入
部の変形にともない湾曲部に作用する牽引力や、アクチ
ュエータの不要伸びによって管状挿入具各部位に作用す
る張力を不要力吸収手段によって吸収させることによ
り、挿入部の湾曲によってアクチュエータの形状記憶合
金ワイヤが手元側に引張られる動作や、アクチュエータ
の不要伸びを吸収させる。これにより、湾曲部が湾曲操
作されていない状態で、挿入部が湾曲した際に、この挿
入部の湾曲動作に連動して湾曲部が使用者の意に反して
不必要に湾曲してしまうことと、アクチュエータに起因
する不要な力による管状挿入具の各部位の破損を防止す
るようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本実施の形
態の管状挿入具であるカテーテル(管状挿入具本体)1
とそのコントローラ2のシステム全体の概略構成を示す
ものである。
【0013】本実施の形態のカテーテル1には体腔内に
挿入される細長い挿入部3と、体腔内に挿入されない手
元側の体外配置部4とが設けられている。ここで、体外
配置部4には分岐部5が配設されている。この分岐部5
には基端チューブ6の一端部と、配線ケーブル7の一端
部とが連結されている。さらに、基端チューブ6の他端
部には処置具挿入口金8の一端部が連結されている。こ
の処置具挿入口金8の他端部には処置具導入口9が形成
されている。なお、配線ケーブル7の他端部はコントロ
ーラ2に連結されている。
【0014】また、カテーテル1の挿入部3には細長い
可撓管部10の先端部に湾曲変形可能な湾曲部11が配
設されている。ここで、可撓管部10には比較的硬度が
高い例えばテフロン製の第1のマルチルーメンチューブ
12が配設されている。
【0015】この第1のマルチルーメンチューブ12の
軸心部には図2(A),(B)に示すようにチャンネル
チューブ挿通孔13が軸心方向に沿って延設されてい
る。さらに、このチャンネルチューブ挿通孔13の周囲
のチューブ壁には周方向に沿って2つずつ対になって複
数、例えば3組(合計6個)のワイヤ配設孔14が並設
されている。これらのワイヤ配設孔14はチャンネルチ
ューブ挿通孔13と略平行に、それぞれ軸心方向に沿っ
て延設されている。
【0016】また、湾曲部11には第1のマルチルーメ
ンチューブ12よりも柔らかい樹脂材料、例えばポリウ
レタン製の第2のマルチルーメンチューブ15が配設さ
れている。
【0017】この第2のマルチルーメンチューブ15に
は第1のマルチルーメンチューブ12のチャンネルチュ
ーブ挿通孔13および3組(合計6個)のワイヤ配設孔
14とそれぞれ連通するチャンネルチューブ挿通孔16
および3組(合計6個)のワイヤ配設孔17がそれぞれ
形成されている。
【0018】さらに、本実施の形態のカテーテル1の軸
心部には図2(A),(B)に示すようにチャンネルチ
ューブ18が配設されている。このチャンネルチューブ
18は例えばテフロン等の樹脂材料で形成されている。
そして、このチャンネルチューブ18は第2のマルチル
ーメンチューブ15のチャンネルチューブ挿通孔16お
よび第1のマルチルーメンチューブ12のチャンネルチ
ューブ挿通孔13内に挿通されている。
【0019】また、チャンネルチューブ18の先端開口
部18aはカテーテル1の先端部に配設されている。さ
らに、このチャンネルチューブ18の基端部は分岐部5
を介して基端チューブ6に連結されている。そして、こ
のチャンネルチューブ18のチューブ内腔部分によって
例えば細径内視鏡や、処置具等を挿通するチャンネル1
9が形成されている。このチャンネル19はカテーテル
1の先端部に形成された先端開口部18aから挿入部3
内、分岐部5内および基端チューブ6内を経て処置具挿
入口金8の処置具導入口9まで連通されている。そし
て、処置具挿入口金8の処置具導入口9からこのチャン
ネル19内に挿入された細径内視鏡や、処置具等をカテ
ーテル1の先端部の先端開口部18aから外部側に突出
できるようになっている。
【0020】また、チャンネルチューブ18の先端部に
はフランジ状のスぺーサ20が固定されている。このス
ぺーサ20の外径寸法は第2のマルチルーメンチューブ
15の外径寸法と略同径に設定されている。
【0021】さらに、本実施の形態のカテーテル1の湾
曲部11の外周面には例えばシリコーン製の薄肉チュー
ブ21が被覆されている。この薄肉チューブ21の前端
部はチャンネルチューブ18のスぺーサ20の前方まで
延出され、このスぺーサ20の前方位置でチャンネルチ
ューブ18の外周面に固定されている。そして、薄肉チ
ューブ21のチューブ内にはチャンネルチューブ18の
外周面との間で、かつチャンネルチューブ18のスぺー
サ20と、第2のマルチルーメンチューブ15の先端面
との間にリング状のスライド空間22が形成されてい
る。
【0022】また、本実施の形態のカテーテル1では湾
曲部11の湾曲用アクチュエータとして3組の形状記憶
合金ワイヤ(SMAワイヤ)23が用いられている。こ
れらの形状記憶合金ワイヤ23は例えば加熱することに
より、長さが収縮し、冷却することにより、伸長して元
の長さに復元する2方向性の形状記憶効果を備えたもの
である。
【0023】また、各組の形状記憶合金ワイヤ23は1
本の形状記憶合金のワイヤ素線が中央部位で折り返さ
れ、ここで折り返されたワイヤ折り返し部23aの両側
の2本のワイヤ構成要素23b,23cが第2のマルチ
ルーメンチューブ15の各組のワイヤ配設孔17および
第1のマルチルーメンチューブ12の各組のワイヤ配設
孔14内にそれぞれ挿入されている。
【0024】さらに、各組の形状記憶合金ワイヤ23の
2本のワイヤ構成要素23b,23cにはそれぞれ先端
側に形状記憶合金として機能するアクチュエータ部24
が配置され、これらのアクチュエータ部24の後方側に
リード線として機能するリード線部25が配置されてい
る。ここで、リード線部25は形状記憶合金のワイヤ素
線を過加熱することにより、形状記憶合金の形状記憶を
消し去り、通電用のリード線としての機能のみを残した
ものである。そして、図2(B)に示すようにこれらの
各組の形状記憶合金ワイヤ23の2本のワイヤ構成要素
23b,23cにおける先端側のアクチュエータ部24
と後端側のリード線部25との間の境界部分が第1のマ
ルチルーメンチューブ12の各組のワイヤ配設孔14の
内周面にそれぞれ接着剤26を介して接着固定されてい
る。なお、各組の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエ
ータ部24と後端側のリード線部25との間の境界部分
を別体のかしめ部材を介して第1のマルチルーメンチュ
ーブ12の各組のワイヤ配設孔14の内周面に固定させ
る構成にしても良い。
【0025】また、各組の形状記憶合金ワイヤ23のリ
ード線部25は配線ケーブル7を介してコントローラ2
内の図示しない通電制御装置に接続されている。そし
て、このコントローラ2内の通電制御装置によって各組
の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部24への
通電量が制御されるようになっている。
【0026】ここで、湾曲部11の各組の形状記憶合金
ワイヤ23のアクチュエータ部24は常時は非通電状態
で保持されている。この状態では各組の形状記憶合金ワ
イヤ23のアクチュエータ部24はそれぞれ同じ長さで
保持され、湾曲部11は真っ直ぐに伸びた直線形状の初
期状態で保持されるようになっている。
【0027】さらに、湾曲部11を湾曲操作する際には
各組の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部24
のうちのいずれか1組、或いは2組が通電加熱されるよ
うになっている。このとき、通電加熱された形状記憶合
金ワイヤ23のアクチュエータ部24は長さが収縮する
状態に変形することにより、形状記憶合金ワイヤ23の
ワイヤ折り返し部23aが手元側に引張り操作される。
そして、この引張り力により、第1のマルチルーメンチ
ューブ12よりも柔らかい第2のマルチルーメンチュー
ブ15のみが収縮する形状記憶合金ワイヤ23のアクチ
ュエータ部24側に向けて湾曲される状態で、カテーテ
ル1の湾曲部11が湾曲操作されるようになっている。
【0028】また、各組の形状記憶合金ワイヤ23のワ
イヤ折り返し部23aは薄肉チューブ21とチャンネル
チューブ18の外周面との間で、かつチャンネルチュー
ブ18のスぺーサ20と、第2のマルチルーメンチュー
ブ15の先端面との間のスライド空間22内にカテーテ
ル1の軸心方向にスライド自在に収容されている。ここ
で、湾曲部11の各組の形状記憶合金ワイヤ23のアク
チュエータ部24が非通電状態で保持され、湾曲部11
が真っ直ぐに伸びた直線状態で保持されている場合には
各組の形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23
aがスライド空間22内に予め設定された適宜の長さ突
出された状態で保持されている。そして、形状記憶合金
ワイヤ23のアクチュエータ部24の非変形時に挿入部
3の変形にともない湾曲部11の形状記憶合金ワイヤ2
3に牽引力や突出力が作用した場合にはスライド空間2
2内におけるワイヤ折り返し部23aのスライド動作に
よって形状記憶合金ワイヤ23への牽引力、突出力を吸
収するようになっている。これにより、形状記憶合金ワ
イヤ23のアクチュエータ部24の非変形時に挿入部3
の変形にともない湾曲部11に作用する不要な力を吸収
する不要力吸収手段27が形成されている。
【0029】また、形状記憶合金ワイヤは負荷をかけた
状態で伸縮を繰り返すと、形状記憶合金ワイヤの全長に
伸びが生じることがあるが、本実施の形態でもカテーテ
ル1の湾曲動作を繰り返すうちに形状記憶合金ワイヤ2
3に伸びが生じることがありうる。形状記憶合金ワイヤ
23に不要な伸びが生じた場合に、カテーテル1の湾曲
部11や、湾曲部11と挿入部3の接続部などのカテー
テル1の各部位に不要な張力が作用する可能性がある
が、この不要な張力も不要力吸収手段27によって吸収
されるようになっている。
【0030】なお、スライド空間22内におけるワイヤ
折り返し部23aの突出長さ(スライド量)の設定方法
は次の通りである。すなわち、図3に示すように湾曲部
11が湾曲するとき、湾曲の内側と外側で湾曲部11の
長さが異なり、外側が長くなる。そして、湾曲の外側が
長くなる分、外側の形状記憶合金ワイヤ23ではスライ
ド空間22内におけるワイヤ折り返し部23aの突出長
さを長めに設定する必要がある。
【0031】よって、最低でもこの湾曲の外側の長さ増
加分程度のワイヤ折り返し部23aの突出長さが必要で
ある。ここで、湾曲部11の非湾曲時の長さがLで、こ
の湾曲部11の目標湾曲角θが45°、湾曲部11の伸
びがΔL、カテーテル1の中心Oから形状記憶合金ワイ
ヤ23までの距離をrとした場合、 L=(2π/8)・R また、 L+ΔL=(2π/8)・(R+r) である。したがって、湾曲部11の伸びΔLの下限値は ΔL=(2π/8)・r=(π/4)・r であり、これが湾曲部11の伸びに必要な長さΔL ΔL=(π/4)・r となる。なお、目標湾曲角をA°とした場合には ΔL=2πr×(A/360)=(π/180)・r・
A となる。
【0032】また、湾曲部11の伸びΔLの上限値の設
定は次の通りである。すなわち、カテーテル1の先端部
に設けられるスライド空間22は、硬質部材でつくられ
る。ここで、湾曲部11の先端側にある硬質部が長いと
カテーテル1の挿入性を著しく低下させる。そのため、
本実施の形態のカテーテル1では経験的にスライド空間
22の長さを湾曲部11の長さの1/4以下に設定する
ようにした。そして、上述した説明に沿って設定した実
施例は次の通りである。
【0033】(実施例)カテーテル1の全長:1.5
m、外径φ:1.5mm(カテーテル1の中心と形状記
憶合金ワイヤ23との間の距離r:0.525mm)、
湾曲部11の長さ:16mm、形状記憶合金ワイヤ23
の外径φ:0.075mm、長さが3mとした場合、カ
テーテル1のスライド空間22の下限値は約0.4m
m、上限値は4mmとなる。
【0034】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のカテーテル1は細長い挿入部3が例えば
内視鏡を通して体腔内に挿入されたり、或いは血管内に
挿入される。ここで、湾曲部11の湾曲用アクチュエー
タである3組の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエー
タ部24は常時は非通電状態で保持される。この状態で
は各組の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部2
4はそれぞれ同じ長さで保持され、湾曲部11は真っ直
ぐに伸びた初期状態で保持される。
【0035】また、カテーテル1の挿入部3の挿入作業
中に、湾曲部11を湾曲操作する場合にはコントローラ
2が操作される。そして、このコントローラ2の操作に
ともないコントローラ2内の図示しない通電制御装置が
制御される。このとき、通電制御装置ではコントローラ
2の操作によって指示された通り、湾曲部11の湾曲操
作方向の形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部2
4に指示された量だけ通電を行う。
【0036】ここでは各組の形状記憶合金ワイヤ23の
アクチュエータ部24のうちのいずれか1組、或いは2
組が通電加熱される。このとき、通電加熱された形状記
憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部24は長さが収縮
する状態に変形することにより、形状記憶合金ワイヤ2
3のワイヤ折り返し部23aが手元側に引張り操作され
る。そして、この引張り力により、第1のマルチルーメ
ンチューブ12よりも柔らかい第2のマルチルーメンチ
ューブ15のみが収縮する形状記憶合金ワイヤ23のア
クチュエータ部24側に向けて湾曲される状態で、カテ
ーテル1の湾曲部11が湾曲操作される。
【0037】また、形状記憶合金ワイヤ23のアクチュ
エータ部24への通電加熱が停止されると、このアクチ
ュエータ部24は冷却されるため、伸長して元の長さに
復元する。そのため、この状態では湾曲部11の3組の
形状記憶合金ワイヤ23のアクチュエータ部24はそれ
ぞれ同じ長さで保持されるので、湾曲部11は真っ直ぐ
に伸びた初期状態に戻される。
【0038】また、湾曲部11の3組の形状記憶合金ワ
イヤ23のアクチュエータ部24が非変形の初期状態で
保持されているままの状態で挿入部3が変形した場合に
はその挿入部3の変形動作にともない湾曲部11の各組
の形状記憶合金ワイヤ23に手元側に引張る引張り力
や、先端側に突出する突出力が作用する。この場合には
本実施の形態の不要力吸収手段27が次のように動作す
る。
【0039】すなわち、湾曲部11の各組の形状記憶合
金ワイヤ23に作用する不要な力によって各組の形状記
憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23aがカテーテ
ル1の先端部のスライド空間22内で手元側あるいは先
端側にスライドする。そして、湾曲部11の各組の形状
記憶合金ワイヤ23に作用する不要な力がこのときのワ
イヤ折り返し部23aのスライド動作によって吸収され
る。
【0040】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではカテーテル1
の先端部にスライド空間22を設け、形状記憶合金ワイ
ヤ23のワイヤ折り返し部23aをこのスライド空間2
2内にスライド自在に収納したので、湾曲部11が湾曲
操作されていない状態で、挿入部3が湾曲した際に、あ
るいは使用過程において形状記憶合金ワイヤ23に不要
な伸びが生じてしまった際に、このときのワイヤ折り返
し部23aのスライド動作によって湾曲部11の各組の
形状記憶合金ワイヤ23に作用する不要な力を吸収させ
ることができる。そのため、湾曲部11などのカテーテ
ル1の各部位の破損を防止することができる。さらに、
湾曲部11が湾曲操作されていない状態で、挿入部3が
湾曲した際に、この挿入部3の湾曲動作に連動して湾曲
部11が使用者の意に反して不必要に湾曲することを防
止することができる。
【0041】また、本実施の形態ではチャンネルチュー
ブ18の先端部にフランジ状のスぺーサ20を固定し、
カテーテル1の湾曲部11の外周面を被覆する薄肉チュ
ーブ21のチューブ内にチャンネルチューブ18の外周
面との間で、かつチャンネルチューブ18のスぺーサ2
0と、第2のマルチルーメンチューブ15の先端面との
間にリング状のスライド空間22を形成したので、この
リング状のスライド空間22内に湾曲部11の各組の形
状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23aを全て
挿入することができる。そのため、湾曲部11の各組の
形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23aを個
別に収容する複数のスライド空間を形成する場合に比べ
てカテーテル1のスライド空間22の構成を簡素化する
ことができるので、加工性が良く、経済的である。
【0042】また、スライド空間22は、スぺーサ20
と、チャンネルチューブ18と、第2のマルチルーメン
チューブ15の先端面とによって構成されるのではな
く、図2(C)に示すようにスぺーサ部分98と、チュ
ーブ部分97と、折り返し部96が一体になった先端部
材99をチャンネルチューブ18に挿通する構成でも良
い。この場合、先端部材99はセラミックなどの硬質の
絶縁体でつくられている。このような構成にすると、組
み立て時にスライド空間22の長さを調整する必要がな
く、組み立てが容易になる。また、先端部材99が硬質
であるため、比較的軟質な材料を用いている第2のマル
チルーメンチューブ15の先端面を形状記憶合金ワイヤ
23の牽引力から保護できる。
【0043】なお、上記実施の形態では各組の形状記憶
合金ワイヤ23の先端側のアクチュエータ部24と後端
側のリード線部25との間の境界部分を第1のマルチル
ーメンチューブ12の各組のワイヤ配設孔14の内周面
にそれぞれ接着剤26を介して接着固定した構成を示し
たが、各組の形状記憶合金ワイヤ23の先端側のアクチ
ュエータ部24と後端側のリード線部25との間の境界
部分は必ずしも第1のマルチルーメンチューブ12の各
組のワイヤ配設孔14の内周面に接着固定する必要はな
い。この場合、形状記憶合金ワイヤ23には上記実施の
形態のように過加熱して通電用のリード線部25を形成
せず、形状記憶合金ワイヤ23全体で変形させるように
してもよい。
【0044】また、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図3参照)のカテーテル1の構成を次の通り変更
したものである。
【0045】すなわち、本実施の形態ではチャンネルチ
ューブ18の先端部外周面に略円筒状の先端部材31が
配設されている。この先端部材31の外周面には湾曲部
11に配設される形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り
返し部23aの数と同数の溝状の切欠部32が形成され
ている。
【0046】さらに、この先端部材31の切欠部32の
開口部は薄肉チューブ21によって被覆されている。そ
して、薄肉チューブ21のチューブ内には先端部材31
の切欠部32の部分に湾曲部11の各組の形状記憶合金
ワイヤ23のワイヤ折り返し部23aをそれぞれ個別に
スライド可能に収容する複数のスライド空間33が形成
されている。
【0047】そこで、本実施の形態では薄肉チューブ2
1のチューブ内のスライド空間33内に湾曲部11の各
組の形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23a
をそれぞれスライド可能に収容したので、湾曲部11が
湾曲操作されていない状態で、挿入部3が湾曲した際
に、このときのワイヤ折り返し部23aのスライド動作
によって湾曲部11の各組の形状記憶合金ワイヤ23に
作用する引張り力を吸収させることができる。そのた
め、湾曲部11の破損を防止することができる。さら
に、湾曲部11が湾曲操作されていない状態で、挿入部
3が湾曲した際に、この挿入部3の湾曲動作に連動して
湾曲部11が使用者の意に反して不必要に湾曲すること
を防止することができる。
【0048】また、本実施の形態では先端部材31の隣
接する切欠部32間に絶縁性の仕切り壁34が形成され
ている。そのため、この仕切り壁34によって隣接する
形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23a間が
直接接触してショートすることを確実に防止することが
できる効果もある。なお、仕切り壁34は先端部材31
とは別部材で構成しても良い。
【0049】また、図5は第2の実施の形態(図4参
照)の変形例を示すものである。本変形例では第2の実
施の形態における先端部材31の外周面の切欠部32に
代えて先端部材31の先端面にスライド空間33を形成
するための複数の穴部35を設けたものである。そし
て、先端部材31の各穴部35には湾曲部11に配設さ
れる各組の形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部
23aがそれぞれ個別にスライド可能に収容されてい
る。
【0050】そこで、本実施の形態では先端部材31の
各穴部35によって形成されるスライド空間33内に湾
曲部11の各組の形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り
返し部23aをそれぞれスライド可能に収容したので、
湾曲部11が湾曲操作されていない状態で、挿入部3が
湾曲した際に、このときのワイヤ折り返し部23aのス
ライド動作によって湾曲部11の各組の形状記憶合金ワ
イヤ23に作用する引張り力を吸収させることができ
る。そのため、湾曲部11などのカテーテル1の各部位
の破損を防止することができる。さらに、湾曲部11が
湾曲操作されていない状態で、挿入部3が湾曲した際
に、この挿入部3の湾曲動作に連動して湾曲部11が使
用者の意に反して不必要に湾曲することを防止すること
ができる。
【0051】また、本実施の形態では先端部材31の隣
接する穴部35間に絶縁性の仕切り壁36が形成されて
いる。そのため、この仕切り壁36によって隣接する形
状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部23a間が直
接接触してショートすることを確実に防止することがで
きる効果もある。
【0052】また、図6は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図3参照)のカテーテル1の不要力吸収手段27
の構成を次の通り変更したものである。
【0053】すなわち、第1の実施の形態ではカテーテ
ル1における挿入部3の先端部に不要力吸収手段27を
設けたのに対し、本実施の形態ではカテーテル1におけ
る挿入部3の基端部側の分岐部5に不要力吸収手段41
を設けたものである。
【0054】ここで、本実施の形態の分岐部5には挿入
部3との連結部側に小径部5aが形成され、この小径部
5aの後端部に大径部5bが形成されている。そして、
分岐部5の大径部5bの外周面には湾曲部11に配設さ
れる3つの形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部
23aの数と同数の溝状の切欠部42が形成されてい
る。
【0055】また、本実施の形態では湾曲部11に配設
される各形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部2
3aの両側の2本のワイヤ構成要素23b,23cの基
端部は分岐部5側に延出されている。なお、本実施の形
態の各形状記憶合金ワイヤ23はワイヤ折り返し部23
aの両側の2本のワイヤ構成要素23b,23c全体が
2方向性の形状記憶効果を備えた形状記憶合金として機
能するアクチュエータ部になっている。さらに、各ワイ
ヤ構成要素23b,23cの基端部にはエナメル線等の
リード線43がカシメ部材44を介して接続されてい
る。カシメ部材44の外径は切欠部42の先端側にある
形状記憶合金ワイヤ23の挿通孔の内径よりも大きくな
っており、形状記憶合金ワイヤ23の収縮等によりカシ
メ部材44が先端側に引張られても、カシメ部材44は
切欠部42の先端側壁面に突き当たり、それ以上進まな
いようになっている。
【0056】また、リード線43の中途部にはコイルば
ね状の伸縮部45が形成されている。そして、分岐部5
の各切欠部42には各ワイヤ構成要素23b,23cの
基端部に接続されたリード線43の伸縮部45が収納さ
れている。ここで、リード線43の伸縮部45は分岐部
5の各切欠部42内でカテーテル1の軸心方向に伸縮可
能になっている。そして、各切欠部42内のリード線4
3の伸縮部45によって本実施の形態の不要力吸収手段
41が形成されている。
【0057】また、本実施の形態の分岐部5の小径部5
aには各ワイヤ構成要素23b,23cの基端部とリー
ド線43との間のカシメ部材44による接続部をそれぞ
れ個別に収容する複数の収容溝46が形成されている。
そして、各ワイヤ構成要素23b,23cの基端部とリ
ード線43との間のカシメ部材44は各収容溝46内で
カテーテル1の軸心方向に沿って移動可能になってい
る。
【0058】なお、本実施の形態では湾曲部11に配設
される各形状記憶合金ワイヤ23のワイヤ折り返し部2
3aは第2のマルチルーメンチューブ15の先端面に固
定されている。
【0059】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のカテーテル1の使用時に湾曲部11を湾
曲操作する場合には第1の実施の形態と同様にコントロ
ーラ2の操作にともないコントローラ2内の図示しない
通電制御装置が制御される。このとき、通電制御装置で
はコントローラ2の操作によって指示された通り、湾曲
部11の湾曲操作方向の形状記憶合金ワイヤ23に指示
された量だけ通電を行う。
【0060】ここでは各組の形状記憶合金ワイヤ23の
うちのいずれか1組、或いは2組が通電加熱される。こ
のとき、通電加熱された形状記憶合金ワイヤ23は長さ
が収縮する状態に変形することにより、形状記憶合金ワ
イヤ23のワイヤ折り返し部23aが手元側に引張り操
作される。そして、この引張り力により、第1のマルチ
ルーメンチューブ12よりも柔らかい第2のマルチルー
メンチューブ15のみが収縮する形状記憶合金ワイヤ2
3側に向けて湾曲される状態で、カテーテル1の湾曲部
11が湾曲操作される。
【0061】また、形状記憶合金ワイヤ23への通電加
熱が停止されると、この形状記憶合金ワイヤ23は冷却
されるため、伸長して元の長さに復元する。そのため、
この状態では湾曲部11の3組の形状記憶合金ワイヤ2
3はそれぞれ同じ長さで保持されるので、湾曲部11は
真っ直ぐに伸びた初期状態に戻される。
【0062】また、湾曲部11の3組の形状記憶合金ワ
イヤ23が非変形の初期状態で保持されているままの状
態で挿入部3が変形した場合、あるいは形状記憶合金ワ
イヤ23に不要な伸びが生じた場合には、湾曲部11の
各組の形状記憶合金ワイヤ23および各組の形状記憶合
金ワイヤ23のワイヤ構成要素23b,23cにカシメ
部材44を介して接続されたリード線43に手元側、あ
るいは先端側に引張る引張り力が作用する。この場合に
は本実施の形態の不要力吸収手段41が次のように動作
する。
【0063】すなわち、湾曲部11の各組の形状記憶合
金ワイヤ23および各組の形状記憶合金ワイヤ23のワ
イヤ構成要素23b,23cにカシメ部材44を介して
接続されたリード線43に作用する引張り力によってリ
ード線43の伸縮部45がカテーテル1の分岐部5の各
切欠部42内でカテーテル1の軸心方向に沿って引き伸
ばされる。そして、湾曲部11の各組の形状記憶合金ワ
イヤ23に作用する引張り力がこのときのリード線43
の伸縮部45の引き伸ばし動作によって吸収される。ま
た、リード線43に作用する力が逆向きの場合は、伸縮
部45が収縮動作することによって不要な力が吸収され
る。
【0064】そこで、本実施の形態ではカテーテル1の
手元側の分岐部5の各切欠部42内にリード線43の伸
縮部45を収容したので、湾曲部11が湾曲操作されて
いない状態で、挿入部3が湾曲した際に、カテーテル1
の分岐部5の各切欠部42内でリード線43の伸縮部4
5の引き伸ばし、あるいは収縮動作によって湾曲部11
の各組の形状記憶合金ワイヤ23に作用する引張り力な
どの不要な力を吸収させることができる。そのため、本
実施の形態でも第1の実施の形態と同様に湾曲部11な
どのカテーテル1の各部位の破損を防止することができ
る。さらに、湾曲部11が湾曲操作されていない状態
で、挿入部3が湾曲した際に、この挿入部3の湾曲動作
に連動して湾曲部11が使用者の意に反して不必要に湾
曲することを防止することができる。
【0065】また、本実施の形態では分岐部5の小径部
5aの各収容溝46間に絶縁性の仕切り壁47が形成さ
れている。そのため、隣接する各ワイヤ構成要素23
b,23cの基端部とリード線43との間のカシメ部材
44間が直接接触してショートすることをこの仕切り壁
47によって確実に防止することができる効果もある。
【0066】また、図7は本発明の第4の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第3の実施の形態(図
6参照)のカテーテル1の不要力吸収手段41の構成を
次の通り変更したものである。
【0067】すなわち、本実施の形態の不要力吸収手段
51ではカテーテル1の分岐部5における大径部5bの
外周面にはリング状の切欠部52が形成されている。こ
の切欠部52には湾曲部11に配設される3つの形状記
憶合金ワイヤ23の各ワイヤ構成要素23b,23cの
基端部に接続されたリード線43の伸縮部45が収納さ
れている。
【0068】また、分岐部5における小径部5aの外周
面には湾曲部11に配設される3つの形状記憶合金ワイ
ヤ23のワイヤ折り返し部23aの数と同数の溝状の切
欠部53が形成されている。この切欠部53には各形状
記憶合金ワイヤ23におけるワイヤ折り返し部23aの
両側の2本のワイヤ構成要素23b,23cの基端部と
リード線43との間のカシメ部材44がカテーテル1の
軸心方向に沿って移動可能に収容されている。
【0069】さらに、各切欠部53内に配設された2つ
のワイヤ構成要素23b,23cの基端部とリード線4
3との間の接続部の周囲には透明な絶縁チューブ54が
装着されている。そして、この絶縁チューブ54によっ
て各切欠部53内に配設された2つのワイヤ構成要素2
3b,23cの基端部とリード線43との間の接続部同
士が接触してショートすることが防止されている。
【0070】そこで、上記構成の本実施の形態ではカテ
ーテル1の手元側の分岐部5の切欠部52内にリード線
43の伸縮部45を収容したので、湾曲部11が湾曲操
作されていない状態で、挿入部3が湾曲した際などに、
この分岐部5の切欠部52内でリード線43の伸縮部4
5の引き伸ばし、あるいは収縮動作によって湾曲部11
の各組の形状記憶合金ワイヤ23に作用する不要な力を
吸収させることができる。そのため、本実施の形態でも
第3の実施の形態と同様に湾曲部11の破損を防止する
ことができるとともに、湾曲部11が湾曲操作されてい
ない状態で、挿入部3が湾曲した際に、この挿入部3の
湾曲動作に連動して湾曲部11が使用者の意に反して不
必要に湾曲することを防止することができる。
【0071】また、図8乃至図10は本発明の第5の実
施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施
の形態(図1乃至図3参照)のカテーテル1の構成を次
の通り変更したものである。
【0072】すなわち、本実施の形態ではカテーテル1
における挿入部3の先端部に接触センサ61を設けたも
のである。ここで、カテーテル1の挿入部3の先端部に
は図8に示すように硬質な先端部材62が配設されてい
る。この先端部材62の先端部外周面には先細状のテー
パ面63が形成されている。
【0073】また、接触センサ61には図9に示すよう
に薄膜歪センサ64が設けられている。この薄膜歪セン
サ64は先端部材62の先端部外周面にシリコン接着剤
65によって接着されている。そして、このシリコン接
着剤65が硬化されることにより、薄膜歪センサ64と
先端部材62の先端部外周面との間に介設される弾性体
が形成されている。さらに、薄膜歪センサ64の外表面
には略半球状の受圧部66が突設されている。
【0074】そして、本実施の形態ではカテーテル1の
先端部の受圧部66が押圧力を受けると、シリコン接着
剤65が硬化されたシリコンゴムである弾性体とともに
歪センサ64が変形する。このとき、歪センサ64は変
形量(歪量)を出力して、この歪センサ64に接続され
たコントローラ2内の図示しない処理回路がその出力を
押圧力に変換する。そして、コントローラ2ではその押
圧力を回避するように湾曲部11を湾曲させる。
【0075】また、図10はカテーテル1の動作例とし
て、人間の血管の中にカテーテル1の挿入部3を挿入し
ている状態を示すものである。ここで、カテーテル1の
挿入部3は図示しない人間の太腿部の動脈から挿入さ
れ、図示しない心臓へと向かう動脈71中を進んでい
る。なお、動脈71は心臓に達する前に、大動脈弓72
で大きく湾曲している。さらに、動脈71はこの大動脈
弓72の部分でいくつかに分岐し、頭部へと向かう血管
73につながっている。
【0076】この大動脈弓72中にカテーテル1の挿入
部3を挿入し、進めていくとき、血管が大きく湾曲して
いるためカテーテル1の先端部材62は図10中に実線
で示すように血管壁に当たってしまう。このとき、先端
部材62の接触センサ61が押圧値を検出し、上述の一
連の押圧回避湾曲動作を行う。この動作によってカテー
テル1の挿入部3は図10中に点線で示すように血管壁
への押圧を回避する方向に湾曲され、これ以後はスムー
ズに挿入されていく。
【0077】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、接触センサ61に薄膜歪センサ
64を設け、カテーテル1の先端部の受圧部66が押圧
力を受けた際に、シリコン接着剤65が硬化されたシリ
コンゴムである弾性体とともに歪センサ64が変形する
ことにより、歪センサ64からの変形量の出力を押圧力
に変換して、コントローラ2によってその押圧力を回避
するように湾曲部11を湾曲させるようにしたので、簡
単な構成で押圧回避湾曲カテーテル1が実現できる。
【0078】また、図11(A)〜(C)は第5の実施
の形態(図8乃至図10参照)のカテーテル1における
接触センサ61の取付け状態の第1の変形例を示すもの
である。本変形例では図11(B)に示すように第5の
実施の形態の硬質な先端部材62の外周面における接触
センサ61の取付け部と対応する部分に深溝のセンサ取
付け溝部81が形成されている。このセンサ取付け溝部
81には図11(C)に示すように第5の実施の形態と
同様のシリコン接着剤65が埋め込まれ、その上に接触
センサ61の薄膜歪センサ64が貼り付けられている。
【0079】そこで、本変形例では先端部材62の外周
面における接触センサ61の取付け部と対応する部分に
深溝のセンサ取付け溝部81を設けたので、接触センサ
61を受けるシリコン接着剤65のシリコンゴムの量を
多くできる。そのため、接触センサ61を受けるシリコ
ン接着剤65の弾性体の量が大きいので、接触センサ6
1の薄膜歪センサ64の変形量を大きくできる。その結
果、カテーテル1における接触センサ61のセンサ感度
を高くすることができるので、高感度な押圧回避挿入が
可能となる。
【0080】また、図12(A),(B)は第5の実施
の形態(図8乃至図10参照)のカテーテル1における
接触センサ61の取付け状態の第2の変形例を示すもの
である。本変形例は先端部材62の先端部外周縁部に丸
みを帯びた面取り部91を形成し、この面取り部91の
部分に接触センサ61の受圧部66を配置したものであ
る。本変形例でも第5の実施の形態と同様の効果が得ら
れる。
【0081】また、図13は本発明の第6の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態
(図1乃至図3参照)のカテーテル1における湾曲部1
1の湾曲用アクチュエータとして使用される形状記憶合
金ワイヤ(SMAワイヤ)23の構成を次の通り変更し
たものである。
【0082】すなわち、第1の実施の形態では1本の形
状記憶合金のワイヤ素線が中央部位で折り返され、ここ
で折り返されたワイヤ折り返し部23aがスライド空間
22内にカテーテル1の軸心方向にスライド自在に収容
された構成のものを示したが、本実施の形態では直線状
の形状記憶合金ワイヤ素線101の先端部がスライド空
間22内に突出され、手元側から延出されたリード線1
02の先端部がこの突出端部にカシメ部材103を介し
てカシメ固定された状態で接続されている。
【0083】そして、本実施の形態の湾曲部11の湾曲
操作時には形状記憶合金ワイヤ素線101とリード線1
02との間に通電することにより、形状記憶合金ワイヤ
素線101が通電加熱される。このとき通電加熱された
形状記憶合金ワイヤ素線101は長さが縮小する状態に
変形することにより、形状記憶合金ワイヤ素線101の
先端部のカシメ部材103が手元側に引張り操作され
る。そして、この引張り力により、第1のマルチルーメ
ンチューブ12よりも柔らかい第2のマルチルーメンチ
ューブ15のみが収縮する形状記憶合金ワイヤ素線10
1側に向けて湾曲される状態で、カテーテル1の湾曲部
11が湾曲操作される。
【0084】また、湾曲部11の3組の形状記憶合金ワ
イヤ素線101が非変形の初期状態で保持されているま
まの状態で挿入部3が変形した場合にはその挿入部3の
変形動作にともない湾曲部11の各組の形状記憶合金ワ
イヤ素線101に手元側に引張る引張り力が作用する。
この場合には湾曲部11の各組の形状記憶合金ワイヤ素
線101に作用する引張り力によって各組の形状記憶合
金ワイヤ素線101の先端部のカシメ部材103がカテ
ーテル1の先端部のスライド空間22内で手元側にスラ
イドする。そして、湾曲部11の各組の形状記憶合金ワ
イヤ素線101に作用する引張り力がこのときのカシメ
部材103のスライド動作によって吸収される。
【0085】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではカテーテル1
の先端部にスライド空間22を設け、形状記憶合金ワイ
ヤ素線101の先端部のカシメ部材103をこのスライ
ド空間22内にスライド自在に収納したので、湾曲部1
1が湾曲操作されていない状態で、挿入部3が湾曲した
際や、形状記憶合金ワイヤ素線101に不要伸びが生じ
た際に、このときのカシメ部材103のスライド動作に
よって湾曲部11の各組の形状記憶合金ワイヤ素線10
1に作用する引張り力や圧縮力を吸収させることができ
る。そのため、湾曲部11やカテーテル1の各部位の破
損を防止することができる。さらに、湾曲部11が湾曲
操作されていない状態で、挿入部3が湾曲した際など
に、湾曲部11が使用者の意に反して不必要に湾曲する
ことを防止することができる。
【0086】また、本実施の形態では特に形状記憶合金
ワイヤ素線101の使用量が第1の実施の形態のカテー
テル1の略半分で済む為、消費電力が少なくて済む効果
がある。
【0087】また、図14は第6の実施の形態(図13
参照)のカテーテル1の第1の変形例を示すものであ
る。すなわち、本変形例ではスライド空間22内に突出
された直線状の形状記憶合金ワイヤ素線101の先端部
と、手元側から延出されたリード線102の先端部との
間を結び、この結び目104をハンダ付けにより、固定
された状態で接続したものである。
【0088】そこで、上記構成の本変形例では第6の実
施の形態のカシメ部材103を省略することができるの
で、カテーテル1全体の構成部品数を減らして構成の簡
素化を図ることができる。
【0089】また、図15は第6の実施の形態(図13
参照)のカテーテル1の第2の変形例を示すものであ
る。すなわち、本変形例では第6の実施の形態の3本の
形状記憶合金ワイヤ素線101の先端部間を共通の1本
のリード線102の先端部に接続したものである。
【0090】そこで、上記構成の本変形例では第6の実
施の形態の3本の形状記憶合金ワイヤ素線101のリー
ド線102が1本ですむので、カテーテル1全体の構成
部品数を減らして構成の簡素化を図ることができる。
【0091】また、図16は第6の実施の形態(図13
参照)のカテーテル1の第3の変形例を示すものであ
る。すなわち、本変形例では湾曲部11の第2のマルチ
ルーメンチューブ15の先端部にステンレス等の導電体
によって形成されたリング状の先端部材111を配設
し、この先端部材111に1本のリード線102の先端
部を接続したものである。そして、第6の実施の形態の
3本の形状記憶合金ワイヤ素線101の先端部はこの先
端部材111を介して共通の1本のリード線102に接
続されている。
【0092】そこで、上記構成の本変形例でも第2の変
形例(図15参照)と同様に第6の実施の形態の3本の
形状記憶合金ワイヤ素線101のリード線102が1本
ですむので、カテーテル1全体の構成部品数を減らして
構成の簡素化を図ることができる。
【0093】また、図17は第6の実施の形態(図13
参照)のカテーテル1の第4の変形例を示すものであ
る。すなわち、本変形例では第6の実施の形態の形状記
憶合金ワイヤ素線101のアクチュエータ部分のみに加
熱用のヒーター121を配設したものである。このヒー
ター121は例えば半導体薄膜ヒーターや、ニクロム線
などによって形成されている。さらに、本変形例のカテ
ーテル1の管壁には形状記憶合金ワイヤ素線101の基
端部を固定する固定部122が設けられている。
【0094】そこで、上記構成の本変形例では加熱用の
ヒーター121によって形状記憶合金ワイヤ素線101
のアクチュエータ部分のみを集中的に加熱することがで
きるので、効率的である。
【0095】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 体腔内に挿入される管状挿入具におい
て、管状挿入具の先端にある湾曲部と、上記湾曲部の先
端にある先端部と、管状挿入具の管壁内を通り、先端部
内で折り返された少なくとも一本の形状記憶合金ワイヤ
と、上記先端部に設けられ、上記形状記憶合金ワイヤの
折り返し部がスライド可能な空間を持つスライド部とか
らなることを特徴とする管状挿入具。
【0096】(付記項2) 上記要件に加え、カテーテ
ルの外径がφ1.5mm、湾曲部長が16mm、全長が
1.5m、上記形状記憶合金ワイヤの外径がφ0.07
5mm、長さが3mのとき、上記スライド部の長さは
0.4mm以上でかつ4mm以下であることを特徴とす
る付記項1の管状挿入具。
【0097】(付記項3) カテーテルの中心からアク
チュエータまでの距離をr、目標湾曲角度をA°とした
とき、スライド部の長さの下限値はπrA/180で、
また、湾曲部長がLのとき、スライド部の長さの上限値
はL/4であり、かつ上限値が下限値を下回る場合はス
ライド部の長さは上記下限値を使用することを特徴とす
る付記項1の管状挿入具。
【0098】(付記項4) 形状記憶合金ワイヤの後端
部にも形状記憶合金ワイヤとリード線の接続部が長手方
向にスライド可能な空間を持つスライド部を設けたこと
を特徴とする付記項1の管状挿入具。
【0099】(付記項1〜4の従来技術) 従来から、
形状記憶合金ワイヤを湾曲用アクチュエータとして用い
た細径湾曲機構がある。
【0100】(付記項1〜4が解決しようとする課題)
従来のものは、湾曲部先端部でアクチュエータを直接
接続しているため、遊びがなく、挿入部が湾曲すると、
それにつれて湾曲部が湾曲してしまうという問題点があ
った。
【0101】(付記項1〜4の目的) 必要なときだけ
湾曲部が湾曲する細径湾曲機構の提供。
【0102】(付記項1〜4の課題を解決するための手
段) 体内に挿入される管状挿入具において、湾曲部
と、湾曲先端にある先端部と、挿入具管壁内を通り、湾
曲部の先端部で折り返えされた少なくとも1本の形状記
憶合金ワイヤと、上記先端部に設けられ、上記形状記憶
合金ワイヤの折り返し部がスライド可能なスライド部と
からなることを特徴とする湾曲機構。
【0103】(付記項1〜4の効果) 必要時に湾曲部
のみ湾曲する。
【0104】(付記項5) 先端部分に湾曲部を設けた
管状挿入具において、湾曲部の遠位端側にある先端部
と、上記湾曲部を湾曲させる湾曲アクチュエータと、上
記先端部の周囲に設けた少なくとも一つの半導体薄膜歪
センサと、上記先端部と上記半導体薄膜歪センサの間に
設けた弾性部材と、上記先端部に加わった押圧力を上記
歪センサからの出力信号から検出する信号処理手段と、
上記信号処理手段が検出した押圧力に応じて湾曲アクチ
ュエータを駆動する制御手段とを備えたことを特徴とす
る管状挿入具。
【0105】(付記項5の従来技術) 従来、先端部分
に湾曲機能を備えた湾曲カテーテルにおいて、面発光レ
ーザを用いた押圧感知用のセンサを先端部に設けたもの
がある。
【0106】(付記項5が解決しようとする課題) し
かしながら、面発光レーザを用いた押圧感知センサは構
造が複雑で小型化が困難であった。
【0107】(付記項5の目的) 簡単な構成でありな
がら押圧検知機能を備えた細径湾曲カテーテルの提供。
【0108】(付記項5の効果) 簡単な構成で押圧回
避湾曲カテーテルが実現できる。
【0109】
【発明の効果】本発明によれば形状記憶合金ワイヤによ
って形成されるアクチュエータの非変形時に挿入部の変
形にともない湾曲部に作用する牽引力と、アクチュエー
タの不要伸びによって管状挿入具の各部位に作用する張
力を吸収する不要力吸収手段を設けたので、必要なとき
だけに湾曲部を湾曲させることができ、挿入部の湾曲時
にそれにつれて湾曲部が使用者の意に反して不必要に湾
曲してしまうことを確実に防止することができるととも
に、湾曲部などの管状挿入具の各部位の破損を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すカテーテル
全体の概略構成を示す斜視図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態のカテーテルの湾
曲部を示す要部の断面斜視図、(B)は第1の実施の形
態のカテーテルのワイヤ固定部を示す要部の断面斜視
図、(C)は第1の実施の形態のカテーテルの先端部材
を示す断面斜視図。
【図3】 第1の実施の形態のカテーテルの湾曲部の湾
曲状態を示す要部の側面図。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示すカテーテル
の要部の断面斜視図。
【図5】 第2の実施の形態の変形例を示すカテーテル
の要部の断面斜視図。
【図6】 本発明の第3の実施の形態のカテーテルの要
部の斜視図。
【図7】 本発明の第4の実施の形態のカテーテルの要
部の斜視図。
【図8】 本発明の第5の実施の形態のカテーテルの要
部の斜視図。
【図9】 第5の実施の形態のカテーテルにおける接触
センサの取付け状態を示す要部の斜視図。
【図10】 第5の実施の形態のカテーテルの動作状態
を示す要部の斜視図。
【図11】 (A)は第5の実施の形態のカテーテルに
おける接触センサの取付け状態の第1の変形例を示す要
部の斜視図、(B)は第1の変形例の接触センサの取付
け溝を示す斜視図、(C)は第1の変形例の接触センサ
の取付け部を示す要部の縦断面図。
【図12】 (A)は第5の実施の形態のカテーテルに
おける接触センサの取付け状態の第2の変形例を示す要
部の斜視図、(B)は第2の変形例の接触センサの取付
け部を示す要部の縦断面図。
【図13】 本発明の第6の実施の形態のカテーテルの
要部の斜視図。
【図14】 第6の実施の形態のカテーテルの第1の変
形例を示す要部の斜視図。
【図15】 第6の実施の形態のカテーテルの第2の変
形例を示す要部の斜視図。
【図16】 第6の実施の形態のカテーテルの第3の変
形例を示す要部の斜視図。
【図17】 第6の実施の形態のカテーテルの第4の変
形例を示す要部の斜視図。
【符号の説明】
1 カテーテル(管状挿入具本体) 3 挿入部 11 湾曲部 22 スライド空間 23 形状記憶合金ワイヤ 23a ワイヤ折り返し部 27 不要力吸収手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される挿入部を備えた管状
    挿入具の本体と、 この管状挿入具本体の先端側に配設された湾曲変形可能
    な湾曲部と、 形状記憶合金ワイヤによって形成され、上記形状記憶合
    金ワイヤの収縮変形動作により上記管状挿入具本体の管
    壁を牽引して上記湾曲部を上記形状記憶合金ワイヤの方
    向に湾曲操作するアクチュエータと、 上記アクチュエータの非変形時に上記挿入部の変形にと
    もない上記湾曲部に作用する牽引力と上記アクチュエー
    タの不要伸びによってこの管状挿入具の各部位に作用す
    る張力を吸収する不要力吸収手段とを具備したことを特
    徴とする管状挿入具。
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