JP2010146073A - 生体認証装置、生体認証方法及び生体認証用コンピュータプログラムならびにコンピュータシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】生体認証装置1の処理部33は、利用者の入力生体情報と予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を照合して第1の類似度を算出する第1の照合処理か、第1の照合処理よりも精密に照合して第2の類似度を算出する第2の照合処理の何れかを用いて算出された第1または第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を登録生体情報に対応する登録利用者として認証する。また処理部33は、第1の照合処理を用いて行われた生体認証処理の過去の結果から、登録生体情報に対応する登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、その登録生体情報に対して第2の照合処理を使用する。
【選択図】図2
Description
第1の実施形態によるコンピュータシステムは、コンピュータシステムを利用しようとする利用者が、コンピュータシステムにログインする際、利用者の生体情報を入力生体情報として取得する。そしてコンピュータシステムは、入力生体情報を、そのコンピュータシステムに予め登録された登録利用者のうち、利用者により入力された識別情報に対応する登録利用者の登録生体情報と照合する。コンピュータシステムは、照合処理の結果に基づいて、入力生体情報と登録生体情報が一致すると判定した場合、利用者を登録利用者として認証する。そしてコンピュータシステムは、認証された利用者がそのコンピュータシステムにログインすることを許可する。ここで、コンピュータシステムは、照合の際には、原則として、演算量が相対的に少ない高速照合処理を使用する。また、コンピュータシステムは、登録利用者のそれぞれについて、高速照合処理を用いて実行された生体認証処理結果の履歴に基づいて、登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したか否かを判定する。そしてコンピュータシステムは、認証成功率が経時的に低下したと判定した場合には、その登録利用者の登録生体情報に対して、高速照合処理よりも演算量が多いものの、高速照合処理よりも精密に照合する精密照合処理を使用する。これにより、コンピュータシステムは、照合処理に要する処理時間が増大することを防止しつつ、生体情報の状態が登録時の状態から経時的に変化した登録利用者に対する認証成功率の低下を防止することを図る。
ここで、入力指紋画像の部分領域は、例えば、指紋中心付近を含む領域とすることができる。例えば、入力指紋画像の部分領域は、入力指紋画像の中心を含む、横方向に指紋の幅の1/2程度の幅を持ち、縦方向に指紋の長さの1/3程度の長さを持つ領域とすることができる。
高速照合部331は、得られた相関値c(i,j)のうちの最大値を類似度とする。
また、登録指紋画像の特徴点は、登録利用者の指紋画像を登録指紋画像として登録する際に、予め抽出されてもよい。そして記憶部32は、登録指紋画像から抽出された特徴点の情報を、その登録指紋画像と関連付けて記憶しておいてもよい。このように、登録指紋画像の特徴点を予め記憶部32に記憶しておくことにより、高速照合部331は、照合処理を行う際に、記憶部32から登録指紋画像の特徴点の情報を読み出して利用できるので、照合処理に要する時間を短縮することができる。
最後に、高速照合部331は、その個数の最大値を、入力指紋画像の部分領域から抽出された特徴点の総数で割った値を類似度として求める。したがって、この場合、類似度は0〜1の値を持ち、入力指紋画像と登録指紋画像の類似度合いが高い程、類似度の値は1に近づく。
高速照合部331は、算出された類似度を処理部33へ渡す。
処理部33は、高速照合部331から類似度を受け取ると、高速照合処理が実行されたことを示す情報及び高速照合処理により算出された類似度を、認証判定部333及び照合履歴更新部334へ渡す。
例えば、本実施形態において、精密照合部332は、入力指紋画像上あるいは登録指紋画像上で隣接する特徴点同士の関係を表す情報を、特徴点の位置、方向及び種別とともに使用してもよい。ここで特徴点同士の関係を表す情報には、例えば、隣接する二つの特徴点間の距離、または隣接する二つの特徴点間に存在する隆線または谷線の本数が含まれる。なお、精密照合部332は、二つの特徴点間の隆線または谷線の本数を、以下のように求めることができる。精密照合部332は、2値化された入力指紋画像あるいは登録指紋画像上で、二つの特徴点を結ぶ線分に沿って、隣接する二つの画素の画素値を走査することにより、隣接する画素間で画素値が0から1に変わった回数を求める。そして精密照合部332は、求められた回数を二つの特徴点間の隆線または谷線の本数とすることができる。なお、精密照合部332は、他の公知の方法を用いて、二つの特徴点間に存在する隆線または谷線の本数を求めてもよい。
さらに、例えば、生体情報を表すデータが指紋画像である場合、高速照合部331及び精密照合部332は、入力生体情報と登録生体情報を照合するために、入力指紋画像及び登録指紋画像をそれぞれ周波数変換して得られる空間周波数画像を利用してもよい。そして、高速照合部331及び精密照合部332は、入力指紋画像の空間周波数画像と登録指紋画像の空間周波数画像とのパターンマッチングを行うことにより、類似度を求めることができる。この場合も、精密照合部332は、高速照合部331よりも多くの情報を利用して、高速照合部331よりも精密な照合処理を実行することができる。例えば、高速照合部331は、入力指紋画像の部分領域及び登録指紋画像の部分領域をそれぞれ周波数変換して、入力指紋画像の空間周波数画像と登録指紋画像の空間周波数画像を求めてもよい。一方、精密照合部332は、入力指紋画像全体及び登録指紋画像全体をそれぞれ周波数変換して、入力指紋画像の空間周波数画像と登録指紋画像の空間周波数画像を求めてもよい。
処理部33は、精密照合部332から類似度を受け取ると、精密照合処理が実行されたことを示す情報及び精密照合処理により算出された類似度を、認証判定部333及び照合履歴更新部334へ渡す。
照合判定閾値は、登録利用者本人が端末2からログインしようとした利用者である場合にのみ、認証判定部333が認証に成功するような値に設定されることが好ましい。そして照合判定閾値は、登録利用者とは異なる他人が端末2からログインしようとした利用者である場合には、認証判定部333が認証に失敗するような値に設定されることが好ましい。例えば、照合判定閾値は、類似度の最大値と最小値の差に0.7を乗じた値を、類似度の最小値に加えた値とすることができる。
認証判定部333は、認証に成功したか否かを示す認証結果を処理部33へ通知する。
処理部33は、認証判定部333による認証結果を、照合履歴更新部334または処理部33のログイン処理を実行するモジュールなどへ渡す。
一般的に、照合処理に要する演算量は少ないほど好ましい。これは、演算量が少ないほど、処理に要する時間が短いため、ログイン処理の際に利用者の待ち時間が短くなるとともに、サーバ3の処理部33に対する負荷が少なくなるためである。そこで、処理部33は、原則的に、精密照合部332よりも演算量が少ない高速照合部331に照合処理を実行させる。しかし、登録利用者の生体情報が、コンピュータシステム1に登録された後において経時的に変化していると、利用者が登録利用者本人であっても、高速照合処理により算出される類似度は低い値となり得る。この場合、処理部33は、高速照合処理を用いると、認証に失敗する可能性が高くなる。そこで、照合処理切替部335は、照合履歴表に記録された認証結果情報に基づいて、登録利用者に対する認証成功率が経時的に低下したと判定される場合には、その登録利用者の登録生体情報に対して使用される照合処理を精密照合処理に切り替える。これにより、処理部33は、照合時における登録利用者の生体情報の状態が登録時における状態から変化していたとしても、認証に失敗する可能性を低下させることができる。
精密化判定値が直近の一定期間内に求められた類似度の平均値である場合、精密化判定閾値は、例えば、認証判定部333において使用される照合判定閾値と同一の値とすることができる。あるいは、精密化判定値が直近の一定期間内の認証成功率である場合、精密化判定閾値は、例えば、許容される認証成功率の最小値とすることができる。この場合、例えば、精密化判定閾値は、0.8とすることができる。精密化判定閾値が0.8であれば、認証失敗の頻度が増加することにより利用者が認証失敗による不便さを感じるようになる前に、照合処理切替部335は、使用される照合処理を精密照合処理に切り替えることができる。精密化判定値が類似度の平均値または認証成功率である場合、照合処理切替部335は、精密化判定値が精密化判定閾値よりも低い場合、第1の切り替え条件が満たされたと判定する。一方、照合処理切替部335は、精密化判定値が精密化判定閾値以上の場合、第1の切り替え条件は満たされていないと判定する。そのため、照合処理切替部335は、高速照合処理が使用されたために認証成功率が低下した登録利用者に対して、使用される照合処理を精密照合処理に切り替えることができる。なお、精密化判定値が直近の一定期間内の認証成功率である場合、照合処理切替部335は、認証成功率を、直近の一定期間内において、高速照合処理が使用されて認証に成功した回数を、高速照合処理が使用された回数で割ることにより算出できる。ここで、照合処理切替部335は、高速照合部331が使用された回数を計数する際、類似度が照合判定閾値よりも低い排除閾値以下である認証結果を除いてもよい。これにより、照合処理切替部335は、登録利用者以外の他人がその登録利用者に成り済ましてログインしようとしたことによる認証成功率の低下を防止できるので、正確な認証成功率を評価することができる。また、排除閾値は、例えば、以下のように決定される。予め、登録利用者の登録生体情報と登録利用者以外の複数の他人の生体情報とを照合することにより算出された類似度の分布が実験的に求められる。以下、この分布を他人類似度分布と呼ぶ。同様に、登録生体情報と、登録利用者本人について複数回取得された生体情報とを照合することにより算出された類似度の分布が実験的に求められる。以下、この分布を本人類似度分布と呼ぶ。そして、判別分析など、二つの分布間の判別閾値を求める手法を利用することにより、他人類似度分布と本人類似度分布間の判別閾値が求められる。そして得られた判別閾値が排除閾値とされる。
なお、照合処理切替部335は、ある登録生体情報が登録されてからの経過期間が上記の一定期間に満たない場合、その登録生体情報に対して照合処理の切り替え判定を行わないようにしてもよい。あるいは、照合処理切替部335は、ある登録生体情報に対して高速照合処理を用いて行われた生体認証処理の回数が上記の一定回数に満たない場合、その登録生体情報に対して照合処理の切り替え判定を行わないようにしてもよい。
さらに、照合処理切替部335は、上記の精密化判定値を複数用いて、使用される照合処理を精密照合処理に切り替えるか否か判定してもよい。例えば、照合処理切替部335は、複数の精密化判定値のうちの所定数の判定値について、第1の切り替え条件が満たされたとき、使用される照合処理を精密照合処理に切り替えてもよい。なお、所定数は1以上の整数である。
図6に示されるように、まず、端末2からサーバ3に対してログイン要求がなされると、処理部33は、端末2からログインしようとする利用者の識別情報と入力生体情報を示す入力生体データを取得する(ステップS101)。次に、処理部33は、高速照合部331による高速照合処理か、精密照合部332による精密照合処理を用いて、入力生体情報と、入力生体情報に対応する登録利用者の登録生体情報を照合する。なお、入力生体情報に対応する登録生体情報は、利用者の識別情報により特定される。そして処理部33は、入力生体情報と登録生体情報の類似度を算出する(ステップS102)。なお、類似度の算出に関しては図7とともに後述する。
そして処理部33は、高速照合部331または精密照合部332により算出された類似度を、実行された照合処理の種別を示す情報とともに、処理部33の認証判定部333及び照合履歴更新部334へ渡す。
ステップS105またはS107の後、処理部33の照合履歴更新部334は、処理部33から受け取った類似度及び認証結果に基づいて、生体認証処理に使用された登録生体情報に対応する照合履歴表を更新する(ステップS108)。そして処理部33は、更新された照合履歴表を記憶部32に記憶する。その後、処理部33は、生体認証処理を終了する。
また、照合対象となる登録生体情報が、初めて生体認証処理に使用される場合、処理部33は、上記のステップS202〜S206の処理を行わず、ステップS207の処理を実行する。すなわち、処理部33は、高速照合処理を用いて、入力生体情報と登録生体情報の類似度を算出する。
第2の実施形態によるコンピュータシステムは、第1の実施形態によるコンピュータシステムと比較して、照合処理を行う際に、入力生体情報を全ての登録利用者の登録生体情報と順次照合する点で異なる。そのため、第2の実施形態によるコンピュータシステムは、照合処理を行うために、照合対象となる登録生体情報を特定するための利用者の識別情報を必要としない。その代わり、第2の実施形態によるコンピュータシステムは、認証に失敗したときの生体認証処理の結果を、利用者に対応する可能性が最も高い登録利用者に関連付けることにより、各登録利用者に対する生体認証処理結果を正確に評価することを図る。これにより、第2の実施形態によるコンピュータシステムは、登録利用者に対して使用されるべき照合処理を適切に選択することを可能とする。
ただし、端末2は、コンピュータシステム1にログインしようする利用者に対して、利用者の識別情報の入力を求めない。端末2は、例えば、利用者が入力部21を介してログインするための操作を行った後、生体情報入力部23が利用者の指紋を撮影した入力指紋画像を入力生体データとして生成すると、ログイン処理の実行要求信号とともに、入力生体データをサーバ3へ送信する。
高速照合部341は、算出された類似度を処理部33へ渡す。
処理部33は、高速照合部341から類似度を受け取る度に、高速照合処理が実行されたことを示す情報及び高速照合部341から受け取った類似度と、照合に利用された登録生体情報に対応する登録利用者の識別情報を認証判定部343へ渡す。
なお、精密照合部342が使用する精密照合処理については、第1の実施形態による処理部33の精密照合部332が使用する精密照合処理と同じとすることができる。そのため、ここでは、精密照合処理の詳細な説明を省略する。
精密照合部342は、算出された類似度を処理部33へ渡す。
処理部33は、精密照合部342から類似度を受け取る度に、精密照合処理が実行されたことを示す情報及び精密照合部342から受け取った類似度と、照合に利用された登録生体情報に対応する登録利用者の識別情報を認証判定部343へ渡す。
さらに、認証判定部343は、利用者を認証しなかった場合、利用者決定部346において、利用者が何れかの登録利用者に該当するか否かを判定するための指標として、受け取った類似度の中から類似度の最大値を求める。ただし、高速照合処理により算出される類似度の値の取り得る範囲と、精密照合処理により算出される類似度の値の取り得る範囲が異なる場合がある。この場合には、認証判定部343は、一方の照合処理により算出される類似度の値の取り得る範囲を、他方の照合処理により得られる類似度の値の取り得る範囲と一致させるように、一方の照合処理により算出された類似度を、所定の変換式に従って変換する。そして認証判定部343は、そのような変換が行われた類似度の値を用いて、類似度の最大値を決定する。認証判定部343は、類似度の最大値を処理部33へ渡す。
一方、認証判定部343は、類似度の最大値が照合判定閾値以下である場合、入力生体情報とその最大値に対応する登録生体情報は一致しないと判定する。そして認証判定部343は、端末2からログインしようとした利用者を認証しない。そして認証判定部343は、認証に失敗したことを示す認証結果を処理部33へ通知する。この場合には、処理部33は、ログイン処理を中止する。
一方、認証判定部343がログインしようとした利用者を認証しなかった場合、処理部33は、類似度の最大値及びその最大値に対応する登録利用者の識別情報を利用者決定部346へ渡す。
利用者決定部346が、ログインしようとした利用者が照合処理により得られた類似度の最大値に対応する登録利用者であると判定した場合、処理部33は、類似度の最大値を含む認証結果情報と、類似度の最大値に対応する登録利用者の識別情報とを照合履歴更新部344へ渡す。
一方、利用者決定部346が、ログインしようとした利用者は何れの登録利用者でもないと判定した場合、処理部33は、照合履歴更新部344を呼び出さず、その利用者に対して求められた類似度などの認証結果情報を廃棄する。
一方、全ての登録利用者について、生体認証処理が終了している場合(ステップS307−Yes)、認証判定部343は、入力生体情報は、何れの登録利用者の登録生体情報とも一致しないと判定する。この場合には、認証判定部343は、端末2からログインしようとした利用者を認証しない(ステップS308)。そして認証判定部343は、算出された類似度の中から最大値を決定する。また認証判定部343は、認証に失敗したことを示す認証結果と、類似度の最大値を処理部33へ渡す。処理部33は、その最大値を処理部33の利用者決定部346へ渡す。また処理部33は、ログイン処理を中止する(ステップS309)。
一方、類似度の最大値が利用者決定閾値よりも大きい場合(ステップS310−Yes)、利用者決定部346は、ログインしようとした利用者はその最大値に対応する登録利用者であると判定する。そして処理部33は、利用者決定部346から利用者はその最大値に対応する登録利用者であるとの判定結果を受け取ると、類似度の最大値に対応する登録利用者の識別情報と、類似度の最大値を含む認証結果情報を照合履歴更新部344へ渡す。そして照合履歴更新部344は、処理部33から受け取った認証結果情報に基づいて、類似度の最大値に対応する登録利用者の照合履歴表を更新する(ステップS311)。その後、処理部33は、生体認証処理を終了する。
一方、全ての登録利用者について、類似度が算出されている場合(ステップS403−Yes)、認証判定部343は、全ての登録利用者の登録生体情報について算出された類似度の中から、類似度の最大値を決定する(ステップS404)。そして認証判定部343は類似度の最大値が照合判定閾値よりも大きいか否か判定する(ステップS405)。類似度の最大値が照合判定閾値よりも大きい場合(ステップS405−Yes)、認証判定部343は、入力生体情報は、類似度の最大値に対応する登録生体情報に一致すると判定する。そして認証判定部343は、端末2からログインしようとした利用者を、類似度の最大値に対応する登録利用者として認証する(ステップS406)。認証判定部343は、認証に成功したことを示す認証結果を処理部33へ通知する。そして処理部33は、認証された利用者に対応する登録利用者の識別情報と、認証判定部343による認証結果情報を照合履歴更新部344へ渡す。利用者が認証されると、処理部33は、ログイン処理を実行する(ステップS407)。そして、照合履歴更新部344は、認証結果情報に基づいて、認証された利用者に対応する登録利用者の照合履歴表を更新する(ステップS408)。その後処理部33は、生体認証処理を終了する。
一方、類似度の最大値が利用者決定閾値よりも大きい場合(ステップS411−Yes)、利用者決定部346は、ログインしようとした利用者はその最大値に対応する登録利用者であると判定する。そして処理部33は、利用者決定部346から利用者はその最大値に対応する登録利用者であるとの判定結果を受け取ると、類似度の最大値に対応する登録利用者の識別情報と、類似度の最大値を含む認証結果情報を照合履歴更新部344へ渡す。そして照合履歴更新部344は、処理部33から受け取った認証結果情報に基づいて、類似度の最大値に対応する登録利用者の照合履歴表を更新する(ステップS412)。その後、処理部33は、生体認証処理を終了する。
ステップS508またはS509の後、処理部33は、全ての登録利用者について、使用される照合処理の分類が決定したか否か判定する(ステップS510)。何れかの登録利用者に対して使用される照合処理の分類が決定されていない場合(ステップS510−No)、処理部33は、使用される照合処理の分類が決定されていない登録利用者について、ステップS502〜S509の処理を実行する。
一方、高速処理グループに分類された全ての登録利用者について生体認証処理が終了している場合(ステップS514−Yes)、処理部33は、登録利用者に関連付けられたフラグを参照して、精密処理グループに分類された登録利用者の何れかを選択する。そして、処理部33は、選択された登録利用者の登録生体情報を示す登録生体データを記憶部32から読み出す(ステップS515)。その後、処理部33は、精密照合処理を用いて、入力生体情報と登録生体情報の類似度を算出する(ステップS516)。そして処理部33は、精密照合処理を用いて算出された類似度を、認証判定部343へ渡す。
一方、精密処理グループに分類された全ての登録利用者について、生体認証処理が終了している場合(ステップS518−Yes)、認証判定部343は、入力生体情報は、何れの登録利用者の登録生体情報とも一致しないと判定する。この場合には、認証判定部343は、端末2からログインしようとした利用者を認証せず、処理部33はログイン処理を中止する。さらに処理部33は、図10に示された動作フローチャートのステップS411及びS412と同様の処理を実行する。そしてログインしようとした利用者であると判定された登録利用者が存在する場合には、処理部33はその登録利用者の照合履歴表を更新する(ステップS519)。その後処理部33は、生体認証処理を終了する。
上記のように、処理部は、演算量が多い照合処理ほど多くの情報を利用して、入力生体情報と登録生体情報を精密に照合できるので、演算量が多い精密な照合処理を使用するほど認証成功率を高くすることが可能となる。一方、処理部は、演算量が少ない高速な照合処理を使用するほど照合処理に要する処理時間を短くできる。
図14は、本明細書に開示された生体認証装置または生体認証方法を適用したコンピュータの概略構成図を示す。図14に示されるように、本明細書に開示された生体認証装置または生体認証方法を適用したコンピュータ10は、入力部41と、表示部42と、生体情報入力部43と、通信部44と、記憶部45と、処理部46とを有する。コンピュータ10も、利用者がコンピュータ10にログインしようとするときに、利用者の生体情報を用いて生体認証処理を実行する。そしてコンピュータ10は、生体認証処理の結果、利用者がコンピュータ10に予め登録された登録利用者の何れかであるとして認証した場合、ログイン処理を実行する。そしてコンピュータ10は、その利用者がコンピュータ10を使用することを許可する。
表示部42は、例えば、液晶ディスプレイまたはCRTモニタなどの表示装置を有する。そして表示部42は、入力部41を介してコンピュータ10に入力されたコマンド、データ若しくは利用者の識別情報、または、処理部46により実行されたアプリケーションに関連する各種情報などを表示する。
なお、入力部41と生体情報入力部43は、一体的に形成されていてもよい。
生体認証処理を実行するために、処理部46は、図3または図8に示された機能を実現する。なお、図3または図8に示された各機能の詳細については上述したので、ここでは、それら機能の詳細な説明を省略する。
以上のように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
(付記1)
利用者の入力生体情報を取得して、該入力生体情報を表す入力生体データを生成する生体情報取得部と、
予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を表す登録生体データを記憶する記憶部と、
処理部であって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報とを前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、を実現する処理部と、
を有する生体認証装置。(1)(図1〜図3、図8)
(付記2)
前記照合処理切替機能は、所定期間内において前記第1の照合処理により求められた前記第1の類似度の平均値あるいは前記第1の照合処理により求められた所定回数の前記第1の類似度の平均値が所定の閾値未満のとき、前記認証成功率が経時的に低下したと判定する、付記1に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記3)
前記照合処理切替機能は、所定期間内において前記第1の照合処理により求められた前記第1の類似度の分散あるいは前記第1の照合処理により求められた所定回数の前記第1の類似度の分散が所定の閾値よりも高いとき、前記認証成功率が経時的に低下したと判定する、付記1に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記4)
前記照合処理切替機能は、第1の時点で前記第1の照合処理により求められた前記第1の類似度に対する、該第1の時点よりも後の第2の時点で前記第1の照合処理により求められた前記第1の類似度が低下した量を示す低下量が所定の閾値よりも大きいとき、前記認証成功率が経時的に低下したと判定する、付記1に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記5)
前記照合処理切替機能は、前記認証判定機能が前記第1の類似度に基づいて利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証したか否かを判定した回数に対する、前記第1の類似度に基づいて利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証した回数の比率が所定の閾値未満のとき、前記認証成功率が経時的に低下したと判定する、付記1に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記6)
前記処理部は、前記認証判定機能が、前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を用いて利用者を認証するか否かを判定する度に、前記入力生体データの品質情報を求め、該品質情報を前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶し、
前記照合処理切替機能は、前記認証成功率が経時的に低下したとき、前記入力生体データの品質が前記登録生体データの登録時における前記登録生体データの品質よりも低下していることが前記品質情報により示されるときにのみ、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える、付記1〜5の何れか一項に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記7)
前記第2の照合処理において使用される前記入力生体情報または前記登録生体情報に含まれる情報の量は、前記第1の照合処理において使用される前記入力生体情報または前記登録生体情報に含まれる情報の量よりも多い、付記1〜6の何れか一項に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記8)
前記入力生体データは前記入力生体情報を撮影した入力画像であり、かつ前記登録生体データは前記登録生体情報を撮影した登録画像であり、前記第1の照合処理は、前記入力画像から抽出された複数の特徴点と前記登録画像から抽出された複数の特徴点との一致度合いを前記第1の類似度として求める処理であり、前記第2の照合処理は、前記入力画像から抽出された複数の特徴点及び該特徴点同士の関係を表す特徴量と、前記登録画像から抽出された複数の特徴点及び該特徴点同士の関係を表す特徴量との一致度合いを前記第2の類似度として求める処理である、付記1〜6の何れか一項に記載の生体認証装置。(図3、図8)
(付記9)
前記照合履歴更新機能は、前記第2の照合処理により算出された前記第2の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶し、
前記照合処理切替機能は、前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第2の類似度から、前記認証成功率が経時的に向上したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第2の照合処理から前記第1の照合処理に切り替える、付記1〜8の何れか一項に記載の生体認証装置。(2)(図3、図8)
(付記10)
前記処理部は、利用者の入力生体情報と、前記記憶部に記憶された複数の登録生体データに表された登録生体情報のそれぞれとを前記第1の照合処理または前記第2の照合処理の何れかを用いて照合することにより、前記登録生体情報のそれぞれに対して得られた前記第1の類似度または前記第2の類似度のうちの最大値が、前記照合判定閾値以下であり、かつ、前記照合判定閾値よりも低い利用者決定閾値より大きい場合、利用者を該最大値に対応する登録利用者と判定する利用者決定機能をさらに実現し、
前記照合履歴更新機能は、前記利用者決定機能により利用者であると判定された登録利用者の前記登録生体データに関連付けて、該最大値に対応する前記第1の類似度または前記第2の類似度を前記記憶部に記憶する、付記9に記載の生体認証装置。(3)(図8)
(付記11)
端末と、通信ネットワークを通じて該端末に接続されたサーバとを有するコンピュータシステムであって、
前記端末は、利用者が前記コンピュータシステムを使用するときに、利用者の入力生体情報を取得して、該入力生体情報を表す入力生体データを生成し、該入力生体データを前記サーバへ送信し、
前記サーバは、
前記端末から前記入力生体データを受信する通信部と、
予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を表す登録生体データを記憶する記憶部と、
処理部であって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報を、前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、
前記認証判定機能により利用者が認証されると、利用者が前記コンピュータシステムを使用することを許可する機能と、
を実現する処理部と、
を有するコンピュータシステム。(5)(図1〜図3、図8)
(付記12)
コンピュータであって、
利用者の入力生体情報を取得して、該入力生体情報を表す入力生体データを生成する生体情報取得部と、
予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を表す登録生体データを記憶する記憶部と、
処理部であって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報を、前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、
前記認証判定機能により利用者が認証されると、利用者が前記コンピュータを使用することを許可する機能と、
を実現する処理部と、
を有するコンピュータ。(図2、図3、図8、図14)
(付記13)
記憶部と処理部とを有する装置に、装置の利用者の入力生体情報と、該記憶部に予め記憶された登録生体データに表された登録利用者の登録生体情報との生体認証を行わせるコンピュータプログラムであって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報を、前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、
を前記処理部に実現させるコンピュータプログラム。(4)(図3、図6〜図12)
(付記14)
生体情報取得部により生成された入力生体データに表された利用者の入力生体情報と記憶部に記憶された登録生体データに表された登録利用者の登録生体情報とを、第1の照合処理または第2の照合処理の何れかを用いて照合することにより、利用者を認証する生体認証方法であって、
前記第1の照合処理を用いて過去に行われた生体認証処理の結果を表す第1の類似度から、前記登録生体情報に対応する登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したか否か判定し、
前記認証成功率が経時的に低下していない場合、前記第1の照合処理を用いて前記入力生体情報と前記登録生体情報とを照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す前記第1の類似度を算出し、
前記認証成功率が経時的に低下した場合、前記第2の照合処理を用いて前記入力生体情報と前記登録生体情報を前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出し、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する、
ことを含む生体認証方法。(6)(図3、図6〜図12)
10 コンピュータ
2 端末
3 サーバ
4 通信ネットワーク
21、41 入力部
22、42 表示部
23、43 生体情報入力部
31、44 通信部
32、45 記憶部
33、46 処理部
331、341 高速照合部
332、342 精密照合部
333、343 認証判定部
334、344 照合履歴更新部
335、345 照合処理切替部
346 利用者決定部
Claims (6)
- 利用者の入力生体情報を取得して、該入力生体情報を表す入力生体データを生成する生体情報取得部と、
予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を表す登録生体データを記憶する記憶部と、
処理部であって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報とを前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、を実現する処理部と、
を有する生体認証装置。 - 前記照合履歴更新機能は、前記第2の照合処理により算出された前記第2の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶し、
前記照合処理切替機能は、前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第2の類似度から、前記認証成功率が経時的に向上したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第2の照合処理から前記第1の照合処理に切り替える、請求項1に記載の生体認証装置。 - 前記処理部は、利用者の入力生体情報と、前記記憶部に記憶された複数の登録生体データに表された登録生体情報のそれぞれとを前記第1の照合処理または前記第2の照合処理の何れかを用いて照合することにより、前記登録生体情報のそれぞれに対して得られた前記第1の類似度または前記第2の類似度のうちの最大値が、前記照合判定閾値以下であり、かつ、前記照合判定閾値よりも低い利用者決定閾値より大きい場合、利用者を該最大値に対応する登録利用者と判定する利用者決定機能をさらに実現し、
前記照合履歴更新機能は、前記利用者決定機能により利用者であると判定された登録利用者の前記登録生体データに関連付けて、該最大値に対応する前記第1の類似度または前記第2の類似度を前記記憶部に記憶する、請求項2に記載の生体認証装置。 - 記憶部と処理部とを有する装置に、装置の利用者の入力生体情報と、該記憶部に予め記憶された登録生体データに表された登録利用者の登録生体情報との生体認証を行わせるコンピュータプログラムであって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報を、前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、
を前記処理部に実現させるコンピュータプログラム。 - 端末と、通信ネットワークを通じて該端末に接続されたサーバとを有するコンピュータシステムであって、
前記端末は、利用者が前記コンピュータシステムを使用するときに、利用者の入力生体情報を取得して、該入力生体情報を表す入力生体データを生成し、該入力生体データを前記サーバへ送信し、
前記サーバは、
前記端末から前記入力生体データを受信する通信部と、
予め登録された少なくとも一人の登録利用者の登録生体情報を表す登録生体データを記憶する記憶部と、
処理部であって、
前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第1の類似度を算出する第1の照合処理を実行する第1の照合処理機能と、
前記入力生体情報と前記登録生体情報を、前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出する第2の照合処理を実行する第2の照合処理機能と、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する認証判定機能と、
前記第1の照合処理により算出された前記第1の類似度を、前記入力生体情報と照合された前記登録生体情報を表す前記登録生体データに関連付けて前記記憶部に記憶する照合履歴更新機能と、
前記記憶部に記憶された前記登録生体データに関連付けられた第1の類似度から登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したと判定される場合、前記登録生体情報に対して使用される照合処理を前記第1の照合処理から前記第2の照合処理に切り替える照合処理切替機能と、
前記認証判定機能により利用者が認証されると、利用者が前記コンピュータシステムを使用することを許可する機能と、
を実現する処理部と、
を有するコンピュータシステム。 - 生体情報取得部により生成された入力生体データに表された利用者の入力生体情報と記憶部に記憶された登録生体データに表された登録利用者の登録生体情報とを、第1の照合処理または第2の照合処理の何れかを用いて照合することにより、利用者を認証する生体認証方法であって、
前記第1の照合処理を用いて過去に行われた生体認証処理の結果を表す第1の類似度から、前記登録生体情報に対応する登録利用者自体が利用者である場合に認証される率を示す認証成功率が経時的に低下したか否か判定し、
前記認証成功率が経時的に低下していない場合、前記第1の照合処理を用いて前記入力生体情報と前記登録生体情報とを照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す前記第1の類似度を算出し、
前記認証成功率が経時的に低下した場合、前記第2の照合処理を用いて前記入力生体情報と前記登録生体情報を前記第1の照合処理よりも精密に照合して、前記入力生体情報と前記登録生体情報との類似度合いを表す第2の類似度を算出し、
前記第1の類似度または前記第2の類似度が所定の照合判定閾値よりも高いとき、利用者を前記登録生体情報に対応する登録利用者として認証する、
ことを含む生体認証方法。
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