JP2010182902A - ロータリソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型化に好適な構造を有するロータリソレノイドを提供すること。
【解決手段】 コイル40の外側縦線条41aと内側縦線条42aとは永久磁石54aの中央近傍に、外側縦線条41bと内側縦線条42bとは永久磁石54bの中央近傍に永久磁石が介在するように配置している。コイル40へ通電すると、外側縦線条41a及び内側縦線条42aには矢印A、外側縦線条41b及び内側縦線条42bには矢印Bの方向に電流が流れる。そうすると、これらの縦線条のすべてに対してローレンツ力が働いて、外側縦線条41a及び内側縦線条42aが矢印Cの方向、外側縦線条41b及び内側縦線条42bが矢印Dの方向に動かす。したがって、永久磁石の内側面、外側面のいずれか一方のみでローレンツ力を発生させる構造よりもはるかに大きいトルクを得られる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ロータリソレノイドに関し、特に小型化が容易で、かつ、高トルクを得るのに好適な構造を有するロータリソレノイドに関する。
ロータリソレノイドは、一般的に、コイル、固定磁極(ステータ)、回転子(ロータ)、永久磁石、ストッパ及びシャフトなどの構成を有している。そして、コイルに通電すると発生する磁力によりストッパに規制されるまで回転子が回転し、通電を止めると回転子が永久磁石に吸引されて通電前の位置まで復帰する構成となっているものが多い。
このようなロータリソレノイドにおいて、高トルク化を図るために様々な構造が提案されている。例えば、特開2004−172353公報に開示されているロータリソレノイドでは、一対の突部を固定磁極の回転軸に対して対称となる位置に設け、さらに回転子に設けた一対の永久磁石の一方を、回転方向にずらし固定磁極に近接させて設けた構造にしている。
他の例においても、固定磁極の形状や永久磁石の配置がトルクに大きな影響を与えることから、固定磁極や永久磁石に改良を加えたものが多い。
しかしながら、固定磁極の改良は、固定磁極や、これに付随して設けられる永久磁石などの加工コストの増大を伴うことが多いが、これに見合う十分に見合うトルクが得られないことも非常に多い。また、固定磁極に凹凸を付加する改良では、固定磁極の配置スペースが大きくなる場合が多く、小型化が困難になるという課題も生じる。
特開2004−172353公報
本発明は、上記課題を解決するために、小型化が容易で、かつ、大トルクを得るのに好適な構造を有するロータリソレノイドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1の永久磁石及び第2の永久磁石と、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の近傍に配置されたコイルボビンと、前記コイルボビンに金属の線条を巻回して形成されたコイルと、前記コイルボビンと一体的に設けられると共に、左右に回転自在になされたシャフトとを有するロータリソレノイドにおいて、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が逆向きになされ、前記コイルは、前記線条の一部が前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の各々の内側面及び外側面に対して対向するように設けられると共に、前記コイルへの通電時に、前記線条の前記第1の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が第1の方向となり、かつ、前記線条の前記第2の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が前記第1の方向と逆向きの第2の方向となり、前記シャフトは、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石との中間に配置されることを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、前記内側面が凹状円弧面であると共に前記外側面が凸状円弧面であり、かつ、前記内側面の曲率中心と前記外側面の曲率中心とが一致することを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項3に記載の発明は、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、その着磁方向が前記曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状になされていることを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コイルボビンは、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の上方に設けられると共に、前記シャフトを挿通した第1の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第1の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第2の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第2の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第3の開口部とを形成した第1の巻枠部と、前記第1の永久磁石及び前記第2の下方に設けられると共に、前記シャフトを挿通した第4の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第1の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第5の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第2の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第6の開口部とを形成した第2の巻枠部とを備えたことを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記コイルは、前記線条を、前記第1の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部を起点として、前記第1の巻枠部の前記第2の永久磁石側の端部、前記第2の巻枠部の前記第2の永久磁石側の端部、前記第2の巻枠部の前記第5の開口部、前記第1の巻枠部の前記第2の開口部、前記第1の巻枠部の前記第3の開口部、前記第2の巻枠部の前記第6の開口部、前記第2の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部を経由して前記第1の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部へ戻る順路で巻回されていることを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記コイルボビンの前記第1の巻枠部は、前記第1の開口部の周辺において、前記第1の永久磁石側の端部から前記第2の永久磁石側の端部へ向かう前記線条と、前記第2の開口部から前記第3の開口部へ向かう前記線条とを前記第1の開口部が介在するように離隔して配置し、前記コイルボビンの前記第2の巻枠部は、前記第4の開口部の周辺において、前記第2の永久磁石側の端部から前記第5の開口部へ向かう前記線条と、前記第6の開口部から前記第1の永久磁石側の端部へ向かう前記線条とを前記第4の開口部が介在するように離隔して配置されたことを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項7に記載の発明は、第1の永久磁石、第2の永久磁石、第3の永久磁石及び第4の永久磁石と、前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石の近傍に配置されたコイルボビンと、前記コイルボビンに金属の線条を巻回して形成されたコイルと、前記コイルボビンと一体的に設けられると共に、左右に回転自在になされたシャフトとを有するロータリソレノイドにおいて、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が共に前記シャフト向き又は前記シャフトと逆向きになされ、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の配置方向と直行する方向に、かつ、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が共に前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石とは逆向きになされ、前記コイルは、前記線条の一部が前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石の各々の内側面及び外側面に対して対向するように設けられると共に、前記コイルへの通電時に、前記線条の前記第1の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が第1の方向となり、かつ、前記線条の前記第2の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が前記第1の方向と逆向きの第2の方向となり、前記シャフトは、その回転軸が前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石との中間で、かつ、前記第3の永久磁石と前記第4の永久磁石との中間となるように配置されることを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、前記内側面が凹状円弧面であると共に前記外側面が凸状円弧面であり、かつ、前記内側面の曲率中心と前記外側面の曲率中心とが一致することを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、その着磁方向が前記曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状になされていることを特徴とするロータリソレノイドである。
請求項1に記載の発明によれば、コイルをなす線条の一部を第1の永久磁石及び第2の永久磁石の内側面及び外側面に対して対向するように設けたので、内側面側の線条、外側面側の線条の双方にローレンツ力が加わり、いずれか一方の側面のみに対して線条を設ける構造よりもより大きなトルクを得ることができる。したがって、同程度のトルクを発揮する従来型ロータリソレノイドよりも小型化することが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、第1の永久磁石及び第2の永久磁石が曲率中心からみて同じ厚さになるので、これらの永久磁石の内側面及び外側面とこれに対向する線条に加わるローレンツ力を一定に保つことができ、コイルボビンの回転中におけるトルク量の変化を低減することが容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状にした着磁方向は、コイルが回転しているときに描く仮想的円弧面と、第1の永久磁石及び第2の永久磁石の磁力線が直交するので、コイルを回転させる力が直交しない構造よりもトルクを効率よく得られる。
請求項4に記載の発明によれば、コイルボビンを上下2つの巻枠部に分離したので、上下の巻枠部をつなぐ縦枠を設けるためのスペースが不要になり、ロータリソレノイドの小型化に寄与する。また、コイルと永久磁石がコイルボビンを介さずに直接的に対向、又は隣接した状態となる。したがって、コイルと永久磁石との間隙を最小限にすることによって、コイルボビンの回転に寄与しない磁束漏れを低減することが容易になる。
請求項5に記載の発明によれば、上下2つの巻枠部に対して、永久磁石の内側面及び外側面に対向するように線条を巻回することが容易になる。
請求項6に記載の発明によれば、巻枠部の第3の開口部から第2の開口部へ向かう線条と、他方の第1の永久磁石側の端部へ向かう線条とを離隔して配置することができるので、コイルボビンに線条を巻回するときに、交差する線条同士が擦れ合うことによる被覆の劣化を防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、コイルをなす線条の一部を第1の永久磁石、第2の永久磁石、第3の永久磁石及び第4の永久磁石の各々の内側面及び外側面に対して対向するように設けたので、内側面側の線条と、外側面側の線条との双方にローレンツ力が加わるので、いずれか一方の側面のみに対して線条を設ける構造よりもより大きなトルクを得ることができる。したがって、同程度のトルクを発揮する従来型ロータリソレノイドよりも小型化することが容易になる。
請求項8に記載の発明によれば、第1の永久磁石、第2の永久磁石、第3の永久磁石及び第4の永久磁石が曲率中心からみて同じ厚さになるので、これらの永久磁石の内側面及び外側面とこれに対向する線条との管間隔を一定に保つことができ、コイルボビンの回転中におけるトルク量の変化を低減することが容易になる。
請求項9に記載の発明によれば、曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状にした着磁方向は、コイルが回転しているときに描く仮想的円弧面と、第1の永久磁石及び第2の永久磁石の磁力線が直交する方向となるので、コイルを回転させる力が直交しない構造よりもトルクを効率よく得られる。
本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドを示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの断面説明図(1)であり、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの断面説明図(2)であり、(a)は側面図、(b)はB−B線断面図、(c)はC−C線断面図である。 上部巻枠の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 上部巻枠及び下部巻枠の回転停止構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るコイルの巻回順序を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの動作を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るロータリソレノイドのコイルボビンを示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る上部巻枠の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
[第1の実施の形態]
以下に、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドを図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドを示す分解斜視図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドを示す斜視図である。図1において、10はロータリソレノイド、20は上部巻枠、21a及び21bは側方配線路、24b線条支持部、27及び28は分離配線路、29は貫通孔、30は下部巻枠、31a及び31bは側方配線路、34a及び34bは線条支持部、35a及び35bは開口部、39は貫通孔、40はコイル、41a及び41bは外側縦線条、42a及び42bは内側縦線条、43及び44は上部線条、44及び45は下部線条、47はボールベアリング、48は貫通孔、50は内部固定磁極、51a及び51bは嵌合溝、52a及び52bはビス孔、53は開口部、54a及び54bは永久磁石、55a及び55bは支持体、56a及び56bは嵌合部、57a及び57bは永久磁石支持部、58a及び58bは嵌合部、59a及び59bはビス孔、60はケース、61a及び61bは嵌合溝、62a及び62bはビス孔、63はナット、64はボールベアリング、65a及び65bはビス、66はストッパ、67は肉薄部、68bは当接面、69はスリット、70はワッシャ、71はスペーサ、72はワッシャ、73はエンドキャップ、74a、74b、74c及び74dは貫通孔、75は開口部、76は段差、77はシャフト、78は基端部、79は先端部である。なお、コイル40については、図1を初めとする各図面において、線条を繰り返し巻回した細かい態様の記載を省略し、総体的な外観形状によって表現している。図2の各符号は、全て図1と同じものを示す。
図2に示すように、ロータリソレノイド10は、内部構造が略円筒形状のケース60に収納されている。ケース60は、放熱性を良くするために、上面にエンドキャップを設けない開放型の構造としている。したがって、上部巻枠20などは、ロータリソレノイド10の上面に露出している。なお、ロータリソレノイド10は、上面にエンドキャップを設けて防塵性を有する構造としてもよい。また、ロータリソレノイド10の内部構造は、図1に示すように、回転する構成要素として、コイルボビンを構成する上部巻枠20と下部巻枠30、コイル40、シャフト77などが設けられている。さらに、回転力を生成し、又は回転するものを支持する固定的な構成要素として、内部固定磁極50、永久磁石54a及び54b、支持体55a及び55b、ボールベアリング47及び64、ストッパ66などを備えている。
以下にロータリソレノイド10の細部の構造等について、図1、図3、図4及び図5に基づいて詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの断面説明図(1)であり、(a)は正面図、(b)はA−A線断面図である。また、図4は、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの断面説明図(2)であり、(a)は側面図、(b)はB−B線断面図、(c)はC−C線断面図である。さらに、図5は、上部巻枠の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。また図3において、22及び32はシャフト保持部あり、他の符号は図1と同じものを示す。また、図4において、37及び38は側方配線路であり、他の符号は図1と同じものを示す。さらに、図4において、23a及び23bは当接部、24aは線条支持部、25a及び25bは開口部、26a及び26bは当接部であり、他の符号は図1及び図3と同じものを示す。図5において、22はシャフト保持部であり、他の符号は図1と同じものを示す。
まず、ロータリソレノイド10の回転する構成要素について説明する。この実施の形態のコイルボビンは、図1に示すように、上部巻枠20と下部巻枠30とに完全に分離した構造としている。上部巻枠20は、おおむね中心寄りの部分を短い円筒形状とし、この部分から側方配線路21a及び21bが左右に張り出した外形としている。側方配線路21a及び21bは、道路側溝のように上方を開放した形状になされている。また、分離配線路27と分離配線路28とは、図5(a)に示すように、シャフト保持部22の周囲を半周ずつ取り巻くように形成されており、それぞれ側方配線路21aと側方配線路21bとを連結している。側方配線路21a及び21bは、それぞれ開口部25aと開口部25bとが形成されており、開口部25a及び25bの先端側の部位には線条支持部24a及び25bが形成されている。
シャフト保持部22は、図3(b)に示すように、分離配線路27及び28よりも肉厚に形成されている。さらに、シャフト保持部22の中心部には、図1に示すように、シャフト77を挿通するための貫通孔29が形成されている。シャフト保持部22は、シャフト77に対して傾きを生じないように、つまりシャフト77の中心軸と上部巻枠20の回転軸とが一致した状態になるように、他の部分よりも厚くしている。上部巻枠20はナット63による締め付けによってシャフト77に固定されている。なお、より確実に固定するために、貫通孔29の内側面に接着剤を塗布し、この接着剤によってシャフト77に接着する手段を併用することが好ましい。また、下部巻枠30は、上部巻枠20を上下反転した状態で配置される。下部巻枠30の側方配線路31a及び31b、シャフト保持部32、線条支持部34a及び34b、開口部35a及び35b、分離配線路37及び38及び貫通孔39は、上部巻枠20のそれぞれに対応する部分と全く同一形状である。
また、上部巻枠20と下部巻枠30とは、図1及び図3(b)に示すように、分離配線路27及び28と、分離配線路37及び38とが互いに背を向けるように配置されている。また、上部巻枠20と下部巻枠30との間には、ワッシャ70、ボールベアリング64及びスペーサ71が介在しており、上部巻枠20と下部巻枠30との間隔はこれらの介在するものの高さの合計値となる。さらに、上部巻枠20と下部巻枠30との間には、永久磁石54a及び54bが配置されている。上部巻枠20及び下部巻枠30と、永久磁石54a及び54bとは、きわめて近接しているが、これらが接触して上部巻枠20及び下部巻枠30の回転を妨げることのない程度の公差を設定している。なお、上部巻枠20と下部巻枠30との間隔は、スペーサ71の高さを適宜変更することによって調整することができる。
側方配線路21a及び21bと、側方配線路31a及び31bとは、コイルワイヤとも呼ばれるコイル40の一部をなす線条の一部が永久磁石54a及び54bの内側面(シャフト77側)及び外側面(ケース60側)に対して対向した状態とするために設けている。すなわち、図3(b)に示すように、上部巻枠20と下部巻枠30との間には、永久磁石54a及び54bを配置している。永久磁石54a及び54bの内側面と外側面とに対して対向するように、外側縦線条41a及び41bと、内側縦線条42a及び42bとをそれぞれ配置している。すなわち、外側縦線条41aと外側縦線条41bとは、線条支持部24a及び25bの先端と、線条支持部34a及び35bの先端とを結ぶように垂直に配線されている。さらに、内側縦線条42aと内側縦線条42bとは、開口部25a及び25bと、開口部35a及び35bとを結ぶように垂直に配線されている。なお、永久磁石54a及び54bの内側面及び外側面に対して、外側縦線条41a及び41bと、内側縦線条42a及び42bとは、きわめて近接しているが、これらが接触して上部巻枠20及び下部巻枠30の回転を妨げることのない程度の公差を設定している。
コイル40は、前述の縦線条の他に、上部線条43及び44と、下部線条45及び46とで構成されている。ここで、コイル40の巻回順序について説明する。図7は、本発明の第1の実施の形態に係るコイルの巻回順序を示す斜視図である。図7において、81は及び82は外部引出し線条であり、他の符号は図1と同じものを示す。コイル40の巻回順序は、ケース60の外部に導出されている外部引出し線条81を基点として、上部巻枠20の線条支持部24aから側方配線路21a、分離配線路28及び側方配線路21bを経由して線条支持部24bへ向かい、次に線条支持部24bの端部を回って下部巻枠30の線条支持部34bへ向かう。さらに、線条支持部34bから側方配線路31b、分離配線路37及び側方配線路31aを経由し、開口部35aを抜けて開口部25aへ向かう。次に、開口部25aを抜けて、分離配線路27を経由して開口部25bへ向かう。今度は、開口部25bを抜けて開口部35bへ向かい、開口部35bを抜けた後に分離配線路38及び側方配線路31aを経由し、線条支持部34aへ向かう。さらに、線条支持部34aから線条支持部24aに戻る。この線条支持部24aから線条支持部24aへ戻る巻回順序を所定回数繰り返した後に、線条支持部24aから終点である外部引出し線条82に至る。以上の巻回順序によって、通電時における外側縦線条41a及び41bと、内側縦線条42a及び42bとの後述する電流の方向を実現している。なお、外側縦線条41a及び内側縦線条42aと、外側縦線条41b及び内側縦線条42bは、より大きなローレンツ力を得るために、永久磁石54aと永久磁石54bとの内側面及び外側面の上端から下端まで、すなわち内側面及び外側面の全面にわたって平行となるように設けられていることが好ましい。
図1に戻って、ボールベアリング64は、外輪が内部固定磁極50の開口部53に嵌合され、内輪にはシャフト77の基端部78が挿入される。シャフト77は先端部79に負荷が接続される。また、基端部78は、図示を省略しているが、ナット63をねじ込むためのねじ山が形成されている。また、先端部79と基端部78との境界には、基端部78が縮径するような段差76が形成されている。くわえて、先端部79の径はワッシャ72の内径よりも太くなるように形成されている。さらに、基端部78には、ワッシャ72、下部巻枠30、スペーサ71、ボールベアリング64、ワッシャ70及び上部巻枠20の順で挿入されている。このように挿入した状態において、基端部78のねじ山にナット63をねじ込んで締め付けると、図4(b)に示すように、ワッシャ72、下部巻枠30、スペーサ71、ボールベアリング64、ワッシャ70及び上部巻枠20は、シャフト77の段差76とナット63との間に締め付けられて一体となる。なお、スペーサ71及びワッシャ70の外径は、ボールベアリング64の内輪の外径よりも小さいので、スペーサ71及びワッシャ70がボールベアリング64の外輪には接触しない。したがって、シャフト77、ワッシャ72、下部巻枠30、71はスペーサ、ワッシャ70、上部巻枠20及びナット63は、内部固定磁極50に支持されたボールベアリング64を軸受として左右に自在に回転する。
さらに、前述した回転する構成要素の回転を規制する構造について説明する。図6は、上部巻枠及び下部巻枠の回転停止構造を示す分解斜視図である。図6において、49は回転範囲、68aは当接面であり、その他の符号は、図1及び図4と同じものを示す。下部巻枠30等をケース60に組み込んだ状態においては、下部巻枠30の近傍にストッパ66が配置されている。ストッパ66は、図1に示すように、その上部を肉薄部67としており、肉薄部67の中央にはスリット69が形成されている。スリット69には、支持体55bの嵌合部56bの下部が嵌合される。なお、後述するように、嵌合部56bはケース60にも嵌合されているので、ストッパ66はケース60と一体的に固定されている。下部巻枠30の側方配線路31a及び31bは、回転に従って左右に回転移動するが、ストッパ66がすぐ近傍に配置されているので、所定角度回転したところで側方配線路31aと側方配線路31bとのいずれかがストッパ66に当接し、下部巻枠30はそれ以上回転しなくなる。言い換えれば、側方配線路31aと側方配線路31bとがなす角度である回転範囲49を適宜設定すれば、例えば側方配線路31a及び31bを先端側が放射状(扇状)に開いた形状とする、あるいは、ストッパ66に当接させるための突起を設けることによって回転角度を自在に設定できる。なお、図6ではストッパ66を支持体55bの側に設けているが、支持体55a側に設けてもよい。この場合、下部巻枠30等の回転は、側方配線路31a及び31bの反対側の面によって規制されることになる。さらには、ストッパ66を上下反転させて、上部巻枠20と当接するようにしてもよい。
ところで、下部巻枠30は、その縁辺部に当接部33a及び33bと、当接部36a及び36bとが形成されている。当接部33aと当接部33bとは、同じ大きさの段差状に形成されており、互いに対向するような向きに形成されている。また、側方配線路31a及び31bを挟んだ反対側の縁辺にも、同じ形状の当接部36a及び36bが形成されている。さらに、図5(a)に示すように、上部巻枠20にも、全く同じ形状及び配置で当接部23a及び23bと、当接部26a及び26bとが形成されている。これらの当接部は、ロータリソレノイド10の組立時に、永久磁石54a及び54bが内部固定磁極50に吸着されて作業を妨げることのないように両者の間に置くジグの位置決めに利用する。すなわち、ジグを当接部33aと当接部33bなど向かい合う当接部の間に軽く嵌め込むことによって位置決めが簡単にでき、作業が容易になる。なお、置いたジグは、永久磁石54a及び54bの取り付け後に引き抜けばよい。
次に、ロータリソレノイド10の固定的な構成要素について、図1に基づいて説明する。内部固定磁極50は、コイル40への通電時に永久磁石54a及び54b及びケース60と共に磁気回路を構成する。さらに、前述のようにシャフト77の軸受であるボールベアリング64が嵌合されており、回転する構成要素を支持する役割も持つ。また、内部固定磁極50は、互いに背向する位置に嵌合溝51aと嵌合溝51bが垂直方向に形成されており、さらに嵌合溝51aと嵌合溝51bとの中央にビス孔52a及び52bが形成されている。嵌合溝51aと嵌合溝51bとは、支持体55aの嵌合部58aと支持体55bの嵌合部58bが嵌合される。
支持体55a及び55bは、略円弧板状に形成された永久磁石支持部57a及び57bと、これらの凹面側から突出した嵌合部58a及び58bと、凸面側から突出した嵌合部56a及び56bとで構成されている。永久磁石支持部57a及び57bは、左右両側面に永久磁石54a及び54bの側面が接着される。嵌合部58aと嵌合部58bは、前述のように、それぞれ嵌合溝51aと嵌合溝51bとに嵌合される。さらに、支持体55aの永久磁石支持部57aと嵌合部56aとが交差する部位、及び支持体55bの永久磁石支持部57bと嵌合部56bとが交差する部位にはビス孔59a及び59bが形成されている。
ケース60は、その内側面に嵌合部56aと嵌合部56bが嵌合される嵌合溝61a及び61bが形成されている。さらに、嵌合溝61a及び61bの中央には、ビス孔62a及び62bが形成されている。ビス65a及び65bは、ケース60のビス孔62a及び62b、支持体55aのビス孔59a及び支持体55bのビス孔59b、内部固定磁極50のビス孔52a及び52bを貫くようにねじ込まれる。したがって、内部固定磁極50と支持体55a及び55bとは、図4(b)及び(c)に示すように、ケース60に対して前述の嵌合構造とビス65a及び65bとによって強固に固定されている。また、永久磁石54a及び54bは、支持体55a及び55bに挟まれ、かつ、接着されることによって固定されている。なお、永久磁石54a及び54bの左右両端面と、永久磁石支持部57a及び57bとに噛み合うような凹凸を形成し、永久磁石54a及び54bがさらに強固に固定されるようにしてもよい。また、ケース60は、外部固定磁極としての機能も併せ持っており、永久磁石54a及び54b、内部固定磁極50と共に磁気回路を構成している。
エンドキャップ73は、図4(b)に示すように、ケース60のシャフト77の先端部79側に嵌合される。また、エンドキャップ73の中央には、開口部75が形成され、さらにその周囲に貫通孔74a、74b、74c及び74dが形成されている。開口部75には、ボールベアリング47の外輪が嵌合される。ボールベアリング47の貫通孔48にシャフト77の先端部79が嵌合されており、シャフト77はボールベアリング47の内輪と一体的に回転する。したがって、シャフト77の先端部79はボールベアリング47によって支持されており、シャフト77の回転時に先端部79側に加わる負荷によってシャフト77が揺動(首振り)することを防止する。また、貫通孔74a、74b、74c及び74dは、ロータリソレノイド10の組立時に、ネジ止めを容易にするために形成している。
シャフト77は、基端部78側が先端部79よりも縮径しており、境界が段差76となっている。また、シャフト77は、基端部78の端部近傍に図示しないねじ山が形成されており、前述のようにナット63がねじ込まれる。また、シャフト77は、ボールベアリング47及びボールベアリング64によって支持されているので、コイル40等の慣性モーメントによる回転むらや揺動などを低減することができる。本実施の形態におけるシャフト77は、磁性、非磁性いずれの材料であっても動作する。なお、特に大きなトルクを必要とする場合などにおいては、磁性材料を用いることが好ましく、電磁ステンレスが特に好ましい。
次に、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイド10の動作について説明する。図8は、本発明の第1の実施の形態に係るロータリソレノイドの動作を示す斜視図である。図8において用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。
図8において、コイル40の外側縦線条41aと内側縦線条42aとは永久磁石54aの中央(中間)近傍を、同時に、外側縦線条41bと内側縦線条42bとは永久磁石54bの中央(中間)近傍を両側から挟み込むように位置している。ここで、コイル40へ通電すると、外側縦線条41a及び内側縦線条42aには矢印Aの方向に、さらに外側縦線条41b及び内側縦線条42bには矢印Bの方向に、すなわち2組の線条にそれぞれ逆方向となる電流が流れる。このとき、永久磁石54a及び54b、ケース60及び内部固定磁極50を巡る磁気回路が発生する。
そうすると、外側縦線条41a及び内側縦線条42aと、外側縦線条41b及び内側縦線条42bとを流れる電流に対して右ねじが進む向きの力、すなわち荷電粒子の流れを動かそうとするローレンツ力が働いて外側縦線条41a及び内側縦線条42aを矢印C、外側縦線条41b及び内側縦線条42bを矢印Dの方向に動かす。そうすると。コイル40の回転に伴って下部巻枠30等もシャフト77を中心として回転する。そして、図6に示したストッパ66の当接面68aに下部巻枠30が当接すると、そこで回転が停止する。
回転が停止した状態において、今度は図8の矢印A及Bの向きとは逆方向に電流を流すと、外側縦線条41a及び内側縦線条42aと、外側縦線条41b及び内側縦線条42bとは矢印C及びDとは逆方向に動く。そうすると。コイル40の回転に伴って下部巻枠30等もシャフト77を中心として逆回転する。そして、図6に示したストッパ66の当接面68bに下部巻枠30が当接すると、そこで回転が停止する。
なお、下部巻枠30等を逆回転させるときに、逆方向に電流を流す手段以外の手段を採用してもよい。例えば、ケース60の内部又は外部に設けた弦巻バネなどの手段によって下部巻枠30等を逆回転されるような状態に設けてもよい。このようにすれば、弦巻バネなどの手段の働きによって下部巻枠30等が元の角度に戻るように動作するようになる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係るロータリソレノイド10においては、コイル40の外側縦線条41aと内側縦線条42aとが永久磁石54aの外側面と内側面に、外側縦線条41bと内側縦線条42bとが永久磁石54bの外側面と内側面とに対向するように位置させ、この状態においてコイル40電流を流すことによって永久磁石54a及び50bの外側面側と内側面側との双方の線条にローレンツ力が働くようにしたので、磁気回路の一部に間隙(エアギャップ)を設け、通電時にこの間隙を埋めるように回転動作するロータリソレノイドよりも高効率となる。ひいては、このようなロータリソレノイドよりも小型化が容易になる。また、ロータリソレノイドの構成要素の中で大きな容量を占めることが多い永久磁石54a及び50bや内部固定磁極50がコイルボビンを構成する上部巻枠20及び下部巻枠30とコイル40の配置スペース内に置くので、この点からも小型化が容易であると言える。また、内部固定磁極50などの固定的な構成要素と、シャフト77などの可動的な構成要素との間にボールベアリング64を設けているので、摩擦抵抗によるトルクの減衰を低減することが可能となる。さらに、回転構造を支持するボールベアリング64の他に、ボールベアリング47によってシャフト77の先端部79を支持しているので、シャフト77の揺動を防止することができる。また、上部巻枠20及び下部巻枠30とコイル40との構成をシャフト77の中心軸に対して点対称となるように配置しているので、質量が特定の一点に集中するなどアンバランスな構成になることがない。よって、シャフト77の回転中に、アンバランスな構成に起因するシャフト77の揺動を低減することが可能となる。したがって、ロータリソレノイド10は、小型化が容易であり、同時に高トルクを得るのに好適な構造を持っている。
[第2の実施の形態]
以下に、本発明の第2の実施の形態に係るロータリソレノイドを図面に基づいて詳細に説明する。図9は、本発明の第2の実施の形態に係るロータリソレノイドのコイルボビンを示す斜視図である。図9において、83及び84は外部引出し線条であり、他の符号は図13と同じものを示す。
第2の実施の形態に係るロータリソレノイド10は、第1の実施の形態とコイル40の巻回順序のみが異なる。この実施の形態では、コイル40を異なる2系統の線条によって形成する。まず、第1の系統は、ケース60の外部に導出されている外部引出し線条81を基点として、上部巻枠20の線条支持部24aから側方配線路21a、分離配線路28及び側方配線路21bを経由して線条支持部24bへ向かい、次に線条支持部24bの端部を回って下部巻枠30の線条支持部34bへ向かう。さらに、線条支持部34bから側方配線路31b、分離配線路37及び側方配線路31aを経由し、開口部35aを抜けて線条支持部34aの端部へ向かう。そして、線条支持部34aの端部から線条支持部24aの端部に至る。線条支持部24aからは、以上の順序を所定回数繰り返し、最後に線条支持部24aから外部引出し線条82に至って終点となる。
第2の系統は、外部引出し線条83から開口部25bを抜けて開口部35bへ向かい、開口部35bを抜けた後に分離配線路37及び側方配線路31aを経由し、開口部35bへ向かう。さらに、開口部35bを抜けて開口部25aも抜け、分離配線路37を経由し、開口部25bへ戻る。この開口部25bから開口部25bへ戻る巻回順序を所定回数繰り返した後に、開口部25bから終点である外部引出し線条84に至る。
以上のように、第2の実施の形態に係るロータリソレノイド10においては、コイル40を異なる2系統の線条によって形成するので、どちらか一方を選択的に通電することが可能となる。また、2系統の線条を異なる巻数とすることによってトルクの大きさを2段階に調整することも可能にある。また、選択的通電と巻数の差異を組み合わせれば、トルクの大きさを3段階に調整することができる。
[第3の実施の形態]
以下に、本発明の第3の実施の形態に係るロータリソレノイドを図面に基づいて詳細に説明する。図10は、本発明の第3の実施の形態に係る上部巻枠の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図10において、80a及び80bは縁辺部、85a、85b、85c及び85dは側方配線路、86はシャフト保持部、87a及び87bは当接部、88a、88b、88c及び88dは線条支持部、89a、89b、89c及び89dは開口部、90a及び90bは当接部、91、92、93及び94は分離配線路、95は貫通孔である。
第3の実施の形態に係るロータリソレノイド10は、第1の実施の形態の上部巻枠20に代えて図10に示すものを用いている。また、下部巻枠についても図10の上部巻枠を上下反転させたものとしている。すなわち、上部巻枠20は、4極のロータリソレノイドに対応すべく、側方配線路85a、85b、85c及び85dを設け、これらに対して線条支持部88a、88b、88c及び88dと、開口部89a、89b、89c及び89dとを1つずつ配置している。また、側方配線路85a、85b、85c及び85dを連結するために、シャフト保持部86を4分の1周する分離配線路91、92、93及び94を設けている。また、第1の実施の形態の上部巻枠20の当接部23a、23b、26a及び26bに相当するものとして、当接部87a、87b、90a及び90bを設けている。なお、貫通孔95は、第1の実施の形態の上部巻枠20の貫通孔29と同じ形状、直径である。なお、コイル40の線条は、これらの側方配線路85a、85b、85c及び85dと、分離配線路91、92、93及び94に同数巻回する。また、図示していないが、永久磁石は側方配線路85a、85b、85c及び85dに対応する位置に4個配置する。
この実施の形態においては、特に大きな負荷に適用するために、極数を4極としてトルクを大きくしている。ロータリソレノイドの容積は大きくなるが、その分よりかなり大きなトルクを得られるという利点がある。なお、ジグの位置決めに用いる当接部87a、87b、90a及び90bは、縁辺部80a及び80bの部位に設けてもよいし、4カ所すべてに設けてもよい。
なお、本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、コイルボビン、コイル、又は構造支持体の細部の形状や、コイルボビンへの金属の線条の巻回順序などについては、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。また、各実施の形態に係るロータリソレノイドの構成を説明する際に述べた各部の変形例は、他の実施の形態に係るロータリソレノイドにおいても、構造的な矛盾を生じない限りにおいて好ましく適用できる。
10 ロータリソレノイド
20 上部巻枠
21a 側方配線路
21b 側方配線路
22 シャフト保持部
23a 当接部
24a 線条支持部
24b 線条支持部
25a 開口部
25b 開口部
26a 当接部
26b 当接部
27 分離配線路
28 分離配線路
29 貫通孔
30 下部巻枠
31a 側方配線路
31b 側方配線路
32 シャフト保持部
33a 当接部
33b 当接部
34a 線条支持部
34b 線条支持部
35a 開口部
35b 開口部
36a 当接部
36b 当接部
37 分離配線路
38 分離配線路
39 貫通孔
40 コイル
41 内部固定磁極
41a 外側縦線条
41b 外側縦線条
42a 内側縦線条
42b 内側縦線条
43 上部線条
44 上部線条
45 下部線条
46 下部線条
47 ボールベアリング
48 貫通孔
49 回転範囲
50 内部固定磁極
51a 嵌合溝
51b 嵌合溝
52a ビス孔
52b ビス孔
53 開口部
54a 永久磁石
54b 永久磁石
55a 支持体
55b 支持体
56a 嵌合部
56b 嵌合部
57a 永久磁石支持部
57b 永久磁石支持部
58a 嵌合部
58b 嵌合部
59a ビス孔
59b ビス孔
60 ケース
61a 嵌合溝
61b 嵌合溝
62a ビス孔
62b ビス孔
63 ナット
64 ボールベアリング
65a ビス
65b ビス
66 ストッパ
67 肉薄部
68a 当接面
68b 当接面
69 スリット
70 ワッシャ
71 スペーサ
72 ワッシャ
73 エンドキャップ
74a 貫通孔
74b 貫通孔
74c 貫通孔
74d 貫通孔
75 開口部
76 段差
77 シャフト
78 基端部
79 先端部
80a 縁辺部
80b 縁辺部
81 外部引出し線条
82 外部引出し線条
83 外部引出し線条
84 外部引出し線条
85a 側方配線路
85b 側方配線路
85c 側方配線路
85d 側方配線路
86 シャフト保持部
87a 当接部
87b 当接部
88a 線条支持部
88b 線条支持部
88c 線条支持部
88d 線条支持部
89a 開口部
89b 開口部
89c 開口部
89d 開口部
90a 当接部
90b 当接部
91 分離配線路
92 分離配線路
93 分離配線路
94 分離配線路
95 貫通孔

Claims (9)

  1. 第1の永久磁石及び第2の永久磁石と、
    前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の近傍に配置されたコイルボビンと、
    前記コイルボビンに金属の線条を巻回して形成されたコイルと、
    前記コイルボビンと一体的に設けられると共に、左右に回転自在になされたシャフトとを有するロータリソレノイドにおいて、
    前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が逆向きになされ、
    前記コイルは、前記線条の一部が前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の各々の内側面及び外側面に対して対向するように設けられると共に、前記コイルへの通電時に、前記線条の前記第1の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が第1の方向となり、かつ、前記線条の前記第2の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が前記第1の方向と逆向きの第2の方向となり、
    前記シャフトは、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石との中間に配置されることを特徴とするロータリソレノイド。
  2. 前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、前記内側面が凹状円弧面であると共に前記外側面が凸状円弧面であり、かつ、前記内側面の曲率中心と前記外側面の曲率中心とが一致することを特徴とする請求項1に記載のロータリソレノイド。
  3. 前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、その着磁方向が前記曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状になされていることを特徴とする請求項2に記載のロータリソレノイド。
  4. 前記コイルボビンは、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の上方に設けられると共に、前記シャフトを挿通した第1の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第1の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第2の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第2の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第3の開口部とを形成した第1の巻枠部と、
    前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の下方に設けられると共に、前記シャフトを挿通した第4の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第1の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第5の開口部と、前記コイルの前記線条の前記第2の永久磁石の内側面に対向する部分を挿通した第6の開口部とを形成した第2の巻枠部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロータリソレノイド。
  5. 前記コイルは、前記線条を、前記第1の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部を起点として、前記第1の巻枠部の前記第2の永久磁石側の端部、前記第2の巻枠部の前記第2の永久磁石側の端部、前記第2の巻枠部の前記第5の開口部、前記第1の巻枠部の前記第2の開口部、前記第1の巻枠部の前記第3の開口部、前記第2の巻枠部の前記第6の開口部、前記第2の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部を経由して前記第1の巻枠部の前記第1の永久磁石側の端部へ戻る順路で巻回されていることを特徴とする請求項4に記載のロータリソレノイド。
  6. 前記コイルボビンの前記第1の巻枠部は、前記第1の開口部の周辺において、前記第1の永久磁石側の端部から前記第2の永久磁石側の端部へ向かう前記線条と、前記第2の開口部から前記第3の開口部へ向かう前記線条とを前記第1の開口部が介在するように離隔して配置し、
    前記コイルボビンの前記第2の巻枠部は、前記第4の開口部の周辺において、前記第2の永久磁石側の端部から前記第5の開口部へ向かう前記線条と、前記第6の開口部から前記第1の永久磁石側の端部へ向かう前記線条とを前記第4の開口部が介在するように離隔して配置したことを特徴とする請求項5に記載のロータリソレノイド。
  7. 第1の永久磁石、第2の永久磁石、第3の永久磁石及び第4の永久磁石と、
    前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石の近傍に配置されたコイルボビンと、
    前記コイルボビンに金属の線条を巻回して形成されたコイルと、
    前記コイルボビンと一体的に設けられると共に、左右に回転自在になされたシャフトとを有するロータリソレノイドにおいて、
    前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石は、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が共に前記シャフト向き又は前記シャフトと逆向きになされ、
    前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の配置方向と直行する方向に、かつ、互いの内側面同士が対向するように配置されると共に、着磁方向が共に前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石とは逆向きになされ、
    前記コイルは、前記線条の一部が前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石の各々の内側面及び外側面に対して対向するように設けられると共に、前記コイルへの通電時に、前記線条の前記第1の永久磁石及び前記第2の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が第1の方向となり、かつ、前記線条の前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石の内側面及び外側面に対向する部分を流れる電流が前記第1の方向と逆向きの第2の方向となり、
    前記シャフトは、その回転軸が前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石との中間で、かつ、前記第3の永久磁石と前記第4の永久磁石との中間となるように配置されることを特徴とするロータリソレノイド。
  8. 前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、前記内側面が凹状円弧面であると共に前記外側面が凸状円弧面であり、かつ、前記内側面の曲率中心と前記外側面の曲率中心とが一致することを特徴とする請求項7に記載のロータリソレノイド。
  9. 前記第1の永久磁石、前記第2の永久磁石、前記第3の永久磁石及び前記第4の永久磁石は、その着磁方向が前記曲率中心及びその近傍を輻射点として放射状になされていることを特徴とする請求項8に記載のロータリソレノイド。
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