JP2010201601A - 携帯用切断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別のスイッチを必要とせず、また大きなスペースがなくても安定的にロック作動とロック解除作動をさせる。
【解決手段】電動モータ2の作動回路のスイッチ19を設けたスイッチボックス16とスイッチ19を押し離し可能に設けたトリガ15との間に直進運動により挿脱可能に配置された第1のオフロックレバー20と、一端が第1のオフロックレバー20に係合し、切断機本体に揺動可能に設けられた第2のオフロックレバー21とを設け、第2のオフロックレバー21を揺動させることによって第1のオフロックレバー20を上記スイッチボックス16とトリガ15との間から引き抜き作動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は携帯用切断機に関する。
一般に、バッテリを搭載した携帯用切断機は、バッテリが装着されているときはいつでもハンドルに設けられたトリガを引くと電源が供給されてのこ刃が回転する。したがって、たとえ作業者が意図せずにトリガに触れた場合や、外的要因によりトリガに力が加わったりした場合でも、のこ刃は回転するので、携帯用切断機にはトリガロック機構が搭載され、安全面に配慮がなされている。
トリガロック機構には、物理的にトリガスイッチとスイッチボックスとの間に挿入してトリガの作動を邪魔する揺動リンクを配置し、この揺動リンクを揺動させてロック状態を解除させる方式のもの(特許文献1、2参照)や、スイッチレバーに空走距離(遊び)を十分に確保して誤動作等を防止する方式のもの(特許文献3参照)や、ロック解除スイッチを押圧することにより電気的にロック状態を解除させる方式のものなどが知られている。
特公平8−32396号公報 特公平7−90521号公報 特開2008−173732号公報
しかしながら、揺動リンクを用いる方式は、揺動リンクの中間部をハンドルに軸着し、揺動リンクを揺動させて直接にその先端をトリガスイッチの端部に係止させてロックする構成であるから、揺動リンクの支点から先端までの長さが長いと、揺動リンクの先端の運動は直線に近くなる。このため、揺動リンクの先端がトリガスイッチとスイッチボックスとの間の隙間内で描く作動軌跡は直線的になるから、トリガスイッチとスイッチボックスとの間の間隔は小さくてもよい。その反面、揺動リンクの配置スペースを大きくせざるを得ない。
これに対し、揺動リンクの支点から先端までの長さが短いと、揺動リンクの配置スペースは小さくてもよいが、上記先端は円弧状に移動しながらトリガスイッチとスイッチボックスとの間に挿入され、引き抜かれることになる。このように、揺動リンクの先端がトリガスイッチとスイッチボックスとの間の隙間内で描く作動軌跡は円弧であるから、トリガスイッチとスイッチボックスとの間の間隔は大きくしなければならない。間隔が大きくなると、トリガスイッチのストロークを大きくなるから、操作してからスイッチがオンするまでに時間がかかるので操作性がよくないという問題がある。特許文献3のスイッチ機構も同様である。
このように、トリガの操作性を重要視すれば、揺動リンクの配置スペースを大きくせざるを得ず、配置スペースを小さくすると、操作性が損なわれるという問題があった。
また、電気的にトリガスイッチのオン、オフを制御する方式では、ロック解除スイッチとトリガスイッチとを特別のスイッチ構成としなければならないので、コスト高になるという問題がある。
本発明は上記問題点を解消し、特別のスイッチを必要とせず、また大きなスペースがなくても安定的にロック作動とロック解除作動をさせることができるトリガロック機構を備えた携帯用切断機を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、電動モータとのこ刃を回転自在に支持した切断機本体の下部に被切断材上に載置される定盤を設け、上記のこ刃の下部を上記定盤に形成した開口部から下方に突出させ、上記電動モータの出力軸の回転を減速機構を介してのこ刃の回転軸に伝達させる携帯用切断機において、上記電動モータの作動回路のスイッチを設けたスイッチボックスと上記スイッチを押し離し可能に設けたトリガスイッチとの間に直進運動により挿脱可能に配置された第1のオフロックレバーと、一端が第1のオフロックレバーに係合し、切断機本体に揺動可能に設けられた第2のオフロックレバーとを設け、第2のオフロックレバーを揺動させることによって第1のオフロックレバーを上記スイッチボックスとトリガスイッチとの間から引き抜き作動させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記第1のオフロックレバーには、上記トリガスイッチとスイッチボックスとの間の隙間に挿脱可能なロック部の上部に開口枠部を形成し、第2のオフロックレバーは一端が上記開口枠部に係合し、他端に操作部を備えるとともに、中間部が切断機本体側に回動自在に支持されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スイッチボックスとトリガスイッチとの間に第1のオフロックレバーが直進運動により挿脱可能に配置されているので、スイッチボックスとトリガスイッチとの間には第1のオフロックレバーの厚さとほぼ同じ程度の隙間があればよい。したがって、トリガスイッチとスイッチボックスとの間の距離を短くすることができるので、トリガスイッチの操作とスイッチオン作動との間にほとんどタイムラグがなくなるから、操作性がよい。
また、第2のオフロックレバーの作動軌跡はスイッチボックスとトリガスイッチとの間の隙間には全く関係しない。つまり、第2のオフロックレバーの作動部は、第1のオフロックレバーを作動させるだけなので、十分に短くてもよい。したがって、第2のオフロックレバーを収納するスペースも小さくて済み、全体をよりコンパクトにすることができる。
したがって、特別のスイッチを必要とせず、また大きなスペースがなくても安定的にロック作動とロック解除作動をさせることができる。
請求項2に係る発明によれば、第1のオフロックレバーには、上記トリガスイッチとスイッチボックスとの間の隙間に挿脱可能なロック部の上部に開口枠部を形成し、第2のオフロックレバーは一端が上記開口枠部に係合し、他端に操作部を備えるとともに、中間部が切断機本体側に回動自在に支持されているので、第2のオフロックレバーの揺動を効果的に第1のオフロックレバーの直進運動に変換して請求項1による効果を実現することができる。
本発明に係る携帯用切断機の側面図 図1のX−X線上の断面図 上記携帯用切断機のトリガロック機構の拡大斜視図 図3の一部を断面で示す側面図 トリガロック機構の要部の斜視図 トリガロック機構のロック解除時の拡大斜視図 図6の一部を断面で示す側面図
図1及び図2において符号Aは携帯用切断機を示す。この切断機は、のこ刃1とこののこ刃1を駆動する電動モータ2とを並設した切断機本体3を定盤6の上部に支持させ、切断機本体3の上部に操作用ハンドル4を前後方向に配置し、上記ハンドル4の後端下部に電動モータ駆動用のバッテリパック5を着脱自在に設けたものである。
電動モータ2の出力軸7には中間軸8の一端に固定した第1減速歯車10が噛合し、さらに中間軸8の他端に固定した第2減速歯車11が最終軸9に固定された第3減速歯車12に噛合し、最終軸9にはのこ刃1が固定されている。これにより、電動モータ2が回転すると、その回転力は第1、第2、第3減速歯車10、11、12を介して最終軸9に伝達され、のこ刃1が回転する。
また、定盤6は切断機本体3の下部に設けられた金属製の板状部材で、その一部には開口部6aが貫通形成され、開口部6aの下方にはのこ刃1の一部が露出し、円弧状のロアガード14によって覆われている。このロアガード14はのこ刃1の回転軸を中心に後方から上方に回動可能に装着されている。
さらに、操作用ハンドル4は、切断機本体3の上部に配置され、その前部は切断機本体3の前部のややモータハウジング13側に一体的に設けられ、その後部は屈曲し、屈曲端部は切断機本体3の後面に一体的に設けられている。屈曲部4aの下部と定盤6との間には、公知の着脱機構を備えたバッテリパック5の装着部が形成され、バッテリパック5は装着部の後方から差し込んで装着し、ロックを解除した後に引き抜いて外すことができるようになっている。
操作用ハンドル4の前部には電動モータ2のオンオフを制御するスイッチ機構と、トリガが不用意に作動しないようにロックするトリガロック機構が設けられている。
スイッチ機構は、図3及び図4に示されるように、トリガ15と、上記操作ハンドル4の内部に設けられてトリガ15と向き合うように配置されたスイッチボックス16とから構成されている。トリガ15の基部に設けられた突軸17は、スイッチボックス16に設けられた電動モータ2の作動回路のスイッチ19を押圧可能に設けられている。トリガ15は図示しないバネにより常時突軸17がスイッチ19から離反するように付勢され、トリガ15を押し離しすることにより、突軸17がスイッチ19に接離して電動モータ2のスイッチがオンオフするように構成されている。上記スイッチ機構は特別のものではなく、汎用のスイッチ機構である。
次に、トリガロック機構は、詳しくは図5に示されるように、第1のオフロックレバー20と、第1のオフロックレバー20を作動させる第2のオフロックレバー21とによって構成されている。
第1のオフロックレバー20は、ロック部22の上部に開口枠部18を形成してなるもので、ロック部22はトリガ15とスイッチボックス16との間の隙間に直進運動により挿脱可能に設けられている。開口枠部18の上底面18aは下向きに傾斜し、開口部33を小さくしている。また、開口枠部18の上部にはバネ受け23が形成され、このバネ受け23と操作用ハンドルの内壁上面との間には圧縮バネ24(図3、図4参照)が配置されている。この圧縮バネ24により、ロック部22は図4のように常時トリガ15とスイッチボックス16との間の隙間に入り込むように付勢されている。
なお、ロック部22の両側にはロック部22と直角をなすガイド片25が形成されている。このガイド片25は操作用ハンドル4側に形成されたガイド溝(図示せず)に係合している。これにより、第1のオフロックレバー20が直進運動できるようにガイドされる。
第2のオフロックレバー21は、操作用ハンドル4の内部に揺動可能に設けられ、両側に回動軸26を有する中央部材26aの一方に第1のオフロックレバー20の開口枠部18の内側に進入する作動片28を、他方に略T字形の操作部27をそれぞれ突出形成したもので、回動軸26の両端は、操作用ハンドル4の相対する両側壁に形成された軸受部(図示せず)に回動可能に嵌合している。操作部30の両端30aは操作用ハンドル4の外側方に露出して外部から操作できるようになっている。なお、操作部27には回動軸26の外側には円弧状のガイド片26bが形成されている。
上記トリガロック機構は操作ハンドル4の前部コーナー部の内部スペースSに収容配置されている。このスペースには操作窓が開口し、操作部30の両端30aはここから外方に突出している。上記窓部31の内側には第2のオフロックレバー21を貫通させるための貫通口の両側に円弧状のガイド壁32が形成され、第2のオフロックレバー21のガイド片26bと操作部30の両端30aを含む膨出部は、ガイド壁32を挟むように配置されている。
上記構成によれば、通常は図3及び図4に示されるように、トリガ15はバネ付勢によりスイッチボックス16から離間する位置、つまりスイッチの接点から遠い位置にある。また、第1のオフロックレバー20のロック部22は圧縮バネ24によりトリガ15とスイッチボックス16との間の隙間に入り込むように付勢されているから、上記隙間に挿入されている。これにより、トリガ15が何らかの原因によってスイッチボックス16側に移動するような外力を受けても、第1のオフロックレバー20によりロックされているから、作動することはない。
これに対し、初めに第2のオフロックレバー21の操作部30を操作して揺動させると、図6及び図7に示されるように、回動軸26を中心に作動片28が揺動して第1のオフロックレバー20の開口枠部18を持ち上げるので、第1のオフロックレバー20は上方に直進運動し、ロック部22はトリガ15とスイッチボックス16との間の隙間から引き抜かれる。これにより、トリガ15に干渉するものはなくなるから、この状態でトリガ15の突軸17を押し込み、スイッチボックス16のスイッチ19を押圧して電動モータ2作動させ、のこ刃を回転させることができる。
上述のように、スイッチボックス16とトリガ15との間に第1のオフロックレバー20が直進運動により挿脱可能に配置されているので、スイッチボックス16とトリガ15との間には第1のオフロックレバー20の厚さとほぼ同じ程度の隙間があればよい。したがって、トリガ15とスイッチボックス16との間の距離を短くすることができるので、トリガ15の操作とスイッチオン作動との間にほとんどタイムラグがなくなるから、操作性がよい。
また、第2のオフロックレバー21の作動軌跡はスイッチボックス16とトリガ15との間の隙間には全く関係しない。つまり、第2のオフロックレバー21の作動部は、第1のオフロックレバー20を作動させるだけなので、十分に短くてもよい。したがって、第2のオフロックレバー21を収納するスペースも小さくて済み、全体をよりコンパクトにすることができる。
1 のこ刃
2 電動モータ
15 トリガ
16 スイッチボックス
20 第1のオフロックレバー
21第2のオフロックレバー
25 ガイド片

Claims (2)

  1. 電動モータとのこ刃を回転自在に支持した切断機本体の下部に被切断材上に載置される定盤を設け、上記のこ刃の下部を上記定盤に形成した開口部から下方に突出させ、上記電動モータの出力軸の回転を減速機構を介してのこ刃の回転軸に伝達させる携帯用切断機において、
    上記電動モータの作動回路のスイッチを設けたスイッチボックスと上記スイッチを押し離し可能に設けたトリガとの間に直進運動により挿脱可能に配置された第1のオフロックレバーと、一端が第1のオフロックレバーに係合し、切断機本体に揺動可能に設けられた第2のオフロックレバーとを設け、第2のオフロックレバーを揺動させることによって第1のオフロックレバーを上記スイッチボックスとトリガとの間から引き抜き作動させる
    ことを特徴とする携帯用切断機。
  2. 上記第1のオフロックレバーには、トリガとスイッチボックスとの間の隙間に挿脱可能なロック部の上部に開口枠部を形成し、第2のオフロックレバーは一端が上記開口枠部に係合し、他端に操作部を有するとともに、中間部が切断機本体側に回動自在に支持されていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用切断機。
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