JP2010201714A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録媒体上にインクを打滴し、画像を形成するインク吐出手段と、記録媒体上に付与されたインクを乾燥する第1の乾燥手段80と、を備え、第1の乾燥手段80は、乾燥風を記録媒体上に送風する送風手段81と、乾燥風を加熱する加熱手段82、83と、乾燥風に水蒸気を供給する水蒸気供給手段85と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法である。
【選択図】図2
Description
まず、本発明が適用されるインクジェット記録装置の全体構成を説明する。
給紙部10は、記録媒体22を描画部14に供給する機構である。給紙部10には、給紙トレイ50が設けられ、この給紙トレイ50から記録媒体22が一枚ずつ処理液付与部12に給紙される。
処理液付与部12は、記録媒体22の記録面に処理液を付与する機構であり、処理液は、後述のインク中の色材(顔料もしくは染料)を凝集または増粘させる成分を含有している。色材を凝集若しくは増粘させる方法としては具体的に、インクと反応してインク中の色材を析出あるいは不溶化させる処理液、インク中の色材を含む半固体状の物質(ゲル)を生成する処理液等が挙げられる。そして、インクと処理液との反応を引き起こす手段は、インク中のアニオン性の色材と処理液中のカチオン性の化合物を反応させる方法、互いにpHの異なるインクと処理液を混合させることでインクのpHを変化させてインク中の顔料の分散破壊を起こし顔料を凝集させる方法、処理液中の多価金属塩との反応によりインク中の顔料の分散破壊を起こし顔料を凝集させる方法、などがある。
描画部14は、インクジェット方式でインクを打滴することによって入力画像に対応した画像を描画する機構であり、描画ドラム70と、この描画ドラム70の外周面に対向する位置に近接配置されたインクジェットヘッド72C,72M,72Y,72Kで構成される。インクジェットヘッド72C,72M,72Y,72Kはそれぞれ、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のインクに対応しており、描画ドラム70の回転方向に上流側から順に配置される。
乾燥部16は、色材凝集作用により分離された溶媒(水)を乾燥させる工程であり、乾燥ドラム76と、この乾燥ドラム76の外周面に対向する位置に配置された第1の乾燥手段である第1の温風噴出しノズル80と、第2の乾燥手段である第2の温風噴出しノズル95で構成される。第2の温風噴出しノズル95は、第1の温風噴出しノズル80に対して、乾燥ドラム76の回転方向(図1において反時計周り方向)の上流側に設けられる。
平均インク量m=V/N
で算出することができる。
定着部18は、定着ドラム84、第1の定着ローラ86、第2の定着ローラ88及びインラインセンサ90で構成される。第1の定着ローラ86、第2の定着ローラ88及びインラインセンサ90は、定着ドラム84の周面に対向する位置に配置され、定着ドラム84の回転方向の上流側から順に配置される。
図1に示すように、定着部18に続いて排出部20が設けられている。排出部20は、排出トレイ92を備えており、この排出トレイ92と定着部18の定着ドラム84との間に、これらに対接するように渡し胴94、搬送ベルト96、張架ローラ98が設けられている。記録媒体22は、渡し胴94により搬送ベルト96に送られ、排出トレイ92に排出される。
次に、第1の中間搬送部24の構造について説明する。なお、第2の中間搬送部26、第3の中間搬送部28は、第1の中間搬送部24と同様の構成であり、その説明を省略する。
次に、各インクジェットヘッドの構造について説明する。色別のインクジェットヘッド72C,72M,72Y,72Kの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号100によってインクジェットヘッドを示すものとする。
(制御系の説明)
図7は、インクジェット記録装置1のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置1は、通信インターフェース120、システムコントローラ122、プリント制御部124、処理液付与制御部126、第1中間搬送制御部128、ヘッドドライバ130、第2中間搬送制御部132、乾燥制御部134、第3中間搬送制御部136、定着制御部138、インラインセンサ90、エンコーダ91、モータドライバ142、メモリ144、ヒータドライバ146、画像バッファメモリ148、吸引制御部149等を備えている。
本発明においては、乾燥風の湿度を高くすることにより乾燥を行い、記録媒体中に含まれる水分量を平衡状態としているため、液体浸透性を有する記録媒体であれば、特に限定せず、用いることができ、普通紙、コート紙などを使用することができる。
用いられるインクとしては、液体の溶媒に色材が分子の状態(イオンの状態でもよい)で溶解している染料インク、液体の溶媒に色材が微小な塊の状態で分散している顔料インクなどが挙げられる。
前記樹脂分散剤(A)は、水性液媒体(D)中での顔料(B)の分散剤として用いるものであり、顔料Bを分散しうる樹脂であれば如何なる樹脂でもかまわないが、樹脂分散剤(A)の構造は、疎水性構造単位(a)と、親水性構造単位(b)とを有することが好ましい。必要に応じて、樹脂分散剤(A)は、前記疎水性構造単位(a)及び前記親水性構造単位(b)とは異なる構造単位(c)を含むことができる。
顔料(B)とは化学大辞典第3版1994年4月1日発行(編集 大木道則他)の518頁に記載のように、水、有機溶剤にほとんど不溶の有色物質(無機顔料では白色も含む)の総称であり、本発明では有機顔料と無機顔料とを用いることができる。
顔料(B)と樹脂分散剤(A)の比率は、重量比で100:25〜100:140が好ましく、さらに好ましくは100:25〜100:50である。樹脂分散剤が100:25以上の場合は分散安定性と耐擦性が良化する傾向となる。樹脂分散剤が100:140以下の場合も、分散安定性が良化する傾向となる。
水性インクは、自己分散性ポリマー微粒子の少なくとも1種を含有する。本発明における自己分散性ポリマー微粒子とは、他の界面活性剤の不存在下に、pr樹脂自身が有する官能基(特に、酸性基またはその塩)によって、水性媒体中で分散状態となりうる水不溶性ポリマーであって、遊離の乳化剤を含有しない水不溶性ポリマーの微粒子を意味する。
インクジェット記録方式の水性インクにおいて、水性液媒体(D)とは、水及び水溶性有機溶媒の混合物を表す。水溶性有機溶媒(以下、「水溶性有機溶剤」ともいう。)は乾燥防止剤、湿潤剤あるいは浸透促進剤の目的で使用される。
水性インクには、界面活性剤を添加することが好ましい。界面活性剤としては、分子内に親水部と疎水部を合わせ持つ構造を有する化合物等が有効に使用することができ、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤のいずれも使用することができる。更には、上記高分子物質(高分子分散剤)を界面活性剤としても使用することもできる。
本発明に使用される水性インクはその他の添加剤を含有してもよい。その他の添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤、褪色防止剤、防黴剤、pH調整剤、防錆剤、酸化防止剤、乳化安定剤、防腐剤、消泡剤、粘度調整剤、分散安定剤、キレート剤等の公知の添加剤が挙げられる。
水性処理液は、水性インク中の成分を固定化させる固定化剤の少なくとも1種を含有する。固定化剤は、紙上においてインクと接触することにより、インクを固定化(凝集)可能なものである。例えば、処理液を付与することにより紙上に固定化剤が存在している状態でインクが着滴して接触することにより、インク中の成分を凝集させて紙上に固定化することができる。
Claims (15)
- 記録媒体上にインクを打滴し、画像を形成するインク吐出手段と、
前記記録媒体上に付与された前記インクを乾燥する第1の乾燥手段と、を備え、
前記第1の乾燥手段は、乾燥風を前記記録媒体上に送風する送風手段と、該乾燥風を加熱する加熱手段と、該乾燥風に水蒸気を供給する水蒸気供給手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 装置周囲の空気の温度および相対湿度を測定する温湿度測定手段を備え、
前記乾燥風の相対湿度と前記装置周囲の空気の相対湿度との差が略同等となるように、前記水蒸気供給手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記水蒸気供給手段は、水を蓄える貯水部と、該水を加熱し水蒸気とする発熱体と、からなり、
前記乾燥風が通過する流路部と前記水蒸気供給手段とは、開閉自在なシャッターにより隔てられており、
前記制御手段は、前記シャッターの開口割合および前記発熱体に通電する電流の少なくともいずれか1つを制御することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記乾燥風の温湿度を測定する乾燥風温湿度測定手段を備え、
前記制御手段は、前記乾燥風の温湿度に基づきフィードバック制御して、前記シャッターおよび前記発熱体の少なくともいずれか1つを作動させることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。 - 前記乾燥風は、装置周囲の空気を用いることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インク中の成分を凝集または増粘させる機能を有する処理液を前記記録媒体上に付与する処理液付与手段と、
前記処理液を乾燥する処理液乾燥手段と、を備え、
前記処理液乾燥手段は、乾燥風を前記記録媒体上に送風する処理液用送風手段と、該乾燥風を加熱する処理液用加熱手段と、該乾燥風に水蒸気を供給する処理液用水蒸気供給手段と、を備え、
前記乾燥風の相対湿度と、前記装置周囲の空気の相対湿度の差が略同等となるように、前記処理液用水蒸気供給手段を制御する処理液乾燥制御手段を備えることを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記インク吐出手段と前記第1の乾燥手段との間に、第2の乾燥手段を備え、
前記第2の乾燥手段は、乾燥風を供給する第2の送風手段と、該乾燥風を加熱する第2の加熱手段と、を備えることを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体に付与された前記インクの単位面積あたりのインク量を計測するインク量計測手段をさらに備え、
前記インク量に従って、前記第1の乾燥手段と前記第2の乾燥手段の強度を調整する乾燥制御手段を備えることを特徴とする請求項1から7いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記乾燥制御手段は、前記インク量が基準値より低い場合は、前記第1の乾燥手段のみを使用するように制御することを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
- 前記基準値は、前記温湿度測定手段で測定した装置周囲の空気の温度および相対湿度から決定されることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
- 記録媒体上にインクを打滴し、画像を形成するインク吐出工程と、
前記記録媒体上に付与された前記インクを乾燥する第1の乾燥工程と、を有し、
前記第1の乾燥工程は、乾燥風を加熱するとともに水蒸気を供給し、前記記録媒体上に送風することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 装置周囲の空気の温度および相対湿度を測定する温湿度測定工程と、
前記第1の乾燥工程で送風される前記乾燥風の相対湿度と前記装置周囲の空気の相対湿度との差が略同等となるように制御する制御工程と、を有することを特徴とする請求項11に記載インクジェット記録方法。 - 前記インク中の成分を凝集または増粘させる機能を有する処理液を前記記録媒体上に付与する処理液付与工程と、
前記処理液を乾燥する処理液乾燥工程と、を有し、
前記処理液乾燥工程は、乾燥風を加熱するとともに水蒸気を供給し、
前記乾燥風の相対湿度と前記装置周囲の空気の相対湿度との差が略同等となるように制御する処理液乾燥制御工程を有することを特徴とする請求項11または12に記載のインクジェット記録方法。 - 前記第1の乾燥工程の前に、
前記記録媒体に付与された前記インクの単位面積あたりのインク量を計測するインク量計測工程を有し、
前記インク量に従って、加熱された乾燥風を供給する第2の乾燥工程を有することを特徴とする請求項11から13いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。 - 前記装置周囲の空気の相対湿度によって決定される基準値により、前記第2の乾燥工程を行なうか決定することを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録方法。
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