JP2010203151A - 組立個室 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パネル間に段差・隙間等を生じるような歪みを生じ難く、組立個室を形成するパネルの成形型種類を少なく抑えられるとともに、パネルの積み重ね等がし易い組立個室を提供する。
【解決手段】 複数枚の樹脂製の分割パネルを縁部同士で相互に結合して横断面略矩形状に形成される筒形で、その両端に全面的に形成される開口を有するシェル構造と、
前記開口を閉鎖するように、その内周縁に形成される溝部に倹飩式に嵌め込まれると共に、溝部内で移動しないように固定具で固定される壁面パネルと、を備え、建物内の床面上に設置され、シェル構造及び壁面パネルにより室内と周囲を仕切る側壁を形成する組立を個室を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内に設置する組立個室に関する。
従来、FRP(繊維強化プラスチック)製の成形パネルを接合することにより、概ね直方体形状の室内を有する箱型で、建物内の床面に設置される組立個室を構築する構造が提案されている(特許文献1参照)。この組立個室(休憩室)10を形成するパネル(外壁構成部材)30は、単なる平板ではなく、天井と前後左右側壁の上部、あるいは床と前後左右側壁の下部が直交する交差部分が含まれるように、断面L字形あるいはチリ取り形に一体成形された樹脂製パネルである。また、各パネルの側端部には、締結ボルトの貫通孔を有する接合リブが、相互に組み合わされるパネルとの間において形状及び孔位置を予め合わせされた状態で一体的に形成される。
上記構造によれば、各構成部位に対応する形状のパネル30を選択し、相隣接するパネル30について予め形状を合わせた接合リブ同士を突き合わせ、さらに予め位置合わせされている貫通孔に締結ボルトを挿通して相互に締結するだけで、天井、前後左右側壁及び床からなる概ね直方体形状の組立個室10を構築することができるものである。したがって、柱や梁等の骨組みを大掛かりに組み上げた後で、それを覆うパネルを取り付けてゆくものに比べて施工の手間を大きく省くことができる。
また、各パネル30は、天井面・床面と側壁面、あるいは側壁面同士の二面又は三面が相互に直交する交差部又は隅角部を含むL字形やチリ取り形を成しており、特に、これを樹脂で一体成形している。そのため、交差部や隅角部には、予め高強度が付与されており、綺麗に施工するための熟練技術も特に要しないので、短時間で頑丈に、かつ見栄え良く組み立てることができる。したがって、ある程度の作業スペースがあれば、設置場所となる建物内にパネルを搬入して、比較的容易に組立個室を設置することができる。
特開平11−36633号公報
しかしながら、上記従来構造には、以下のような問題点がある。
第一に、上記従来構造におけるパネルは、概ね直方体形状において三面が交差する隅角部を含む剛性の高い形状である一方、これらのパネルは、出入口20に相当する切欠等のごく一部分を除き、すべての周縁同士を接合及び締結させて、閉じた箱型形状を形成するため、パネルの寸法誤差等を吸収しにくく、構築される組立個室において、パネル接合部のズレや室内形状の歪みを生じ易いという問題がある。それによって、例えば出入口20の開口が予定どおりの形状にならずに、ドア閉まり不良や隙間を生じたりする等、使用性や見栄えの不具合の原因となることが生じ得る。
第二に、上記のようなズレや歪み等を修正するためには、締結具を仮締結した状態で、パネル位置の位置関係をずらして建付調整する方法が一般的であるが、それだけでは十分な修正を加えられない場合があり、逆に、或る部分で生じたズレや歪みを修正するための建付調整が、他の箇所で新たなズレや歪みを生じさせることがある。また、パネル接合面を削って、パネル寸法自体を詰めることにより調整することも考えられるが、仮組みした大型パネルを分解し、グラインダーで削って、再組立てすることになり、一回で調整できない場合には、何度も繰り返すことになり、作業負担が大きい。特にFRPの場合、ガラス繊維等を含んだ細かな切削カスがグラインダーによる切削で周囲に飛散するため、他の作業への影響が大きく、後始末も面倒である。
第三に、上記のような修正作業時は勿論、組立作業時にもパネル接合部分のズレや歪み等を生じないようにするため、パネルの接合状況について室内外から同一部位を交互に確認して的確に把握したうえで作業を進めることが好ましいが、組立個室10は、閉じた箱型形状に形成されるため、接合状況を室内外から交互に確認するためには、作業者がその都度、出入口20からの出入りを繰り返して、室内側と室内側を往復する必要があり、この点において作業者にかかる負担が大きく、効率的な作業ができないという問題が生じ得る。
第四に、上記従来構造の組立個室10を形成するパネルは、基本形状が相互に大きく異なるものが多く、したがってプラスチック成形型の種類が増えて、パネル製造設備がコスト高になり、生産管理や在庫管理も煩雑化・高コスト化するという問題が生じ得る。なお、上記組立個室10は、前後左右対称の輪郭形状を有しており、当該輪郭を成すパネルのうち、組立個室10において相互に対称位置にあるパネルは、相互に基本形状が同一となっているが、これらも出入口20に対応する切欠き有無という比較的大きな違いがあるため、やはり成形型を別個に設ける必要がある。
第五に、現場では、組立作業スペースを広く確保するため、パネル同士をコンパクトにまとめて仮置きしたいが、各パネルは、平板ではなく立体的な形状を有しており、嵩が大きいことに加えて、上述したように基本形状の異なるパネルが多く、積み重ねることも難しいため、結果として、作業スペースが狭くなるという問題が生じ得る。また、輸送時においてもコスト・時間が増大する要因となるものである。また、一部のパネルは、構成面が直交するチリ取り型であるため、同一形状であっても重ね置きすることができないため、作業現場へまとめて搬入したり、仮置きしたりする対応をできないことがあり、スムーズな作業を阻害されるという問題がある。
本発明は、上記のような実情に鑑み、パネル間に段差・隙間等を生じるような歪みを生じ難く、組立個室を形成するパネルの成形型種類を少なく抑えられるとともに、パネルの積み重ね等がし易い組立個室を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数枚の樹脂製の分割パネルを、それらの縁部同士で突き合わせて、締結具で相互に結合することにより、横断面略矩形状に形成される筒形で、その筒軸方向の両端に全面的に形成される開口を有するシェル構造と、
前記両端に形成される開口の少なくとも一方を閉鎖するように、前記開口の内周縁に形成される溝部に倹飩式に嵌め込まれると共に、前記溝部内で移動しないように固定具で固定される壁面パネルと、を備え、
建物内の床面上に設置され、前記シェル構造及び前記壁面パネルにより室内と周囲を仕切る側壁を形成することを特徴とする組立個室を提供する。
請求項2の発明は、前記複数枚の分割パネルが、前記シェル構造を、前記筒軸方向と略平行に延びる切断面で分割した形状を有することを特徴とする請求項1記載の組立個室を提供する。
請求項3の発明は、前記シェル構造の隅角部分が、相互に直交する二面を有してなる断面略L字形のL形分割パネルで形成されることを特徴とする請求項2記載の組立個室を提供する。
請求項4の発明は、前記シェル構造において対角線方向で対向するL形分割パネルが、同一形状又は概ね同一形状となるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の組立個室を提供する。
請求項5の発明は、前記シェル構造が、その天井及び床にそれぞれ上下方向に貫通する貫通穴を有してなり、
前記L形パネルには、前記貫通穴の周縁の一部となる切欠部が形成されており、
前記床側に形成される床貫通穴は、該床貫通穴と略同形状に形成される床面パネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
前記床面パネルは、前記シェル構造が設置される建物内の床面によって直接的に支持されることを特徴とする請求項3又は4記載の組立個室を提供する。
請求項6の発明は、前記天井側に形成される天井貫通穴が、天井パネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
前記天井パネルは、その周縁部に備えられる掛止部によって前記天井貫通穴の周縁部に吊り下げられることを特徴とする請求項5記載の組立個室を提供する。
請求項7の発明は、前記天井パネルが、二枚の分割天井パネルからなり、
前記二枚の分割天井パネルは、前記天井貫通穴に嵌め込まれた状態で、これらのパネルの間に前記天井貫通穴を横断するスリット状貫通穴を形成し、
該スリット状貫通穴は、照明器具、消防器具及び/又は換気口が取り付けられる天井スリットパネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
前記天井スリットパネルは、その周縁部に備えられる掛止部によって前記スリット状貫通穴の周縁部に吊り下げられることを特徴とする請求項6記載の組立個室を提供する。
請求項8の発明は、前記シェル構造の側壁における前記分割パネルの継ぎ目は、前記筒軸方向に延びる側壁スリットパネルで覆われて、
前記側壁スリットパネルには、電装機器、操作スイッチ類及び/又はコンセントパネルが備えられていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の組立個室を提供する。
請求項9の発明は、前記シェル構造の開口内周縁に、前記天井及び床の間に嵌め込まれた状態で固定されるパイプを有する支柱を備えてなり、
該支柱は、薄型テレビモニターを固定支持すると共に、内部に薄型テレビモニターに接続される配線を配索させることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の組立個室を提供する。
請求項1記載の組立個室によれば、以下の優れた効果を奏し得る。まず、縁部同士を突き合わせて、締結具で相互に結合される樹脂製パネルで、筒形状のシェル構造を形成するため、比較的強度の高い構築物を得ることができる。しかも、縁部同士を突き合せるパネルのみで周囲から仕切られる個室全体を形成するのでなく、両端が開口した筒形のシェル構造を形成するにとどめ、開口を閉鎖する前後側壁パネルは、シェル構造の開口内周縁に形成される溝部に倹飩式に嵌め込まれて外れない程度に固定されるだけであるから、組立時にパネル寸法誤差による歪みが生じ難い。
また、シェル構造は、両端が全面開口されているため、作業者は、シェル構造の組立作業中、上記従来の組立個室のように室内側と室外側の間を往復移動しなくても、上体を少し動かすだけで、シェル構造における全ての箇所を内外から交互に目視確認することができる。その結果、突き合わせ部分のズレを的確に把握できるため、作業者にかかる負担が少なく、高い作業効率を確保することができる。
請求項2記載の組立個室によれば、請求項1記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。シェル構造がその筒軸方向と略平行に延びる切断面で分割した形状のパネルで形成され、シェル構造を組み立てる際に発生する歪み応力の方向が主に筒軸方向と直交する方向に限られるため、パネルの寸法誤差等を吸収し易く、パネル突き合わせ部のズレも比較的容易に修正することができる。
請求項3記載の組立個室によれば、請求項2記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。シェル構造において天井又は床と側壁を直交させる隅角部分を、相互に直交する二面からなる断面L字形のL形分割パネルの隅角部分で形成するようにしたので、高い施工技術が要求される直角構造を、熟練した作業者を要することなく、簡単に形成することができる。
請求項4記載の組立個室によれば、請求項3記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。シェル構造において対角線方向で対向する位置にあるL形分割パネルが、相互に同一形状又は概ね同一形状となるように形成されているので、これらのL型分割パネル同士をまとまりよくコンパクトに積み重ねることができ、輸送や保管に必要なコスト及びスペースを抑えることができる。また、成形型を全部又は一部共用することにより、設備コストを少なく抑えることができる。
請求項5記載の組立個室によれば、請求項3又は4記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。シェル構造の天井及び床に貫通穴を形成するとともに、その周縁の一部をなす切欠部をL形パネルに形成して、天井及び床において分割パネル同士の接合幅寸法を小さくしたので、分割パネルの組み立て時に生じる歪みが抑えられ、パネル間のズレを逃がし易くすることができる。一方、天井及び床では、分割パネル同士の結合を引き離す方向に大きな負荷が生じることはないため、特に強度上の問題はない。
また、設置場所の天井高が低く、シェル構造の天井との隙間が狭い場合でも、シェル構造の天井部分における分割パネル同士の結合部位が、天井周縁部付近の手が届き易い位置に限定されることになり、作業性が確保される。さらに、床貫通穴を閉鎖する床面パネルが、シェル構造を設置する床面に直接的に支持されるので、室内床面を剛性高く構成することができ、軋み音対策等に費やすコストが抑えられる。
請求項6記載の組立個室によれば、請求項5記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。天井貫通穴を閉鎖する天井パネルを、天井貫通穴の周縁部に掛止部で引っ掛けて吊り下げるだけであるから、シェル構造に締結具等で連結する場合に比べて、シェル構造に余計な歪みを生じさせるような負荷をかけることがなく、施工も容易である。また、取り外しも簡単にできるので、天井の上面側に対する点検や補修を行い易い。
請求項7記載の組立個室によれば、請求項6記載の組立個室が奏する効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。天井スリットパネルに照明器具等をまとめて取り付けるので、パネルに対する事前の取り付け工事を作業台等で行ってから天井に取り付けることができて作業負担が少なく済む。また、二枚の分割天井パネルの片方を取り外すことで、外部との配線・配管接続等についても手元で円滑に作業することができる。
請求項8記載の組立個室によれば、請求項2乃至7記載の組立個室が奏し得る効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。シェル構造の側壁に形成されて、人目につき易い分割パネルの継ぎ目に多少の隙間が生じても、側壁スリットパネルで覆われて見えなくなるので、パネル継目の修正作業に時間を費やす必要が無くなる。また、側壁スリットパネルに、電装機器等をまとめて取り付けるので、パネルに対する事前の取り付け工事を作業台等で行ってから側壁に取り付けることができて作業負担が少なく済む。
請求項9記載の組立個室によれば、請求項2乃至8記載の組立個室が奏し得る効果に加えて、以下の優れた効果を奏し得る。天井及び床に当接する、パイプ部を有する支柱を設けるとともに、これを薄型テレビモニターの固定スタンド及び配線経路として利用するので、室内を整然と構成することができる。
本実施形態に係る組立個室の斜視図。 組立個室の分解斜視図。 組立個室を形成するシェル構造の斜視図。 シェル構造を分割パネルに分割する切断面を示す図。 シェル構造の分解斜視図。 シェル構造と壁面パネルの関係を示す断面図。 シェル構造と天井パネルの関係を示す断面図。 シェル構造と床面パネルの関係を示す断面図。 天井パネルと天井スリットパネルの関係を示す断面図。 本実施形態の変形例に係る組立個室のシェル構造を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(組立個室1)
組立個室1は、一人用の宿泊・休憩室として使用される組立式の個室で、防水・防塵・耐候処理等を必要としない建物内の床面F上への設置を前提としており、図1に示されるように、全体として概ね直方体形状に形成される。
組立個室1は、図2に示されるように、主として、筒形でその筒軸方向の両端に全面的な開口2a,2bを有するシェル構造2と、その両端開口2a,2bの一方の開口2a(図2における手前側)を仕切るアコーディオンカーテン3と、他方の開口2bを閉鎖する壁面パネル4と、シェル構造2の天井側に形成される天井貫通穴2cを閉鎖する天井パネル5と、シェル構造2の床側に形成される床貫通穴を閉鎖する床面パネル6と、を備えてなり、シェル構造2、アコーディオンカーテン3及び壁面パネル4により室内と周囲(外部)を仕切る側壁を形成する。
組立個室1は、上記のほか、照明器具等が取り付けられていると共に、天井パネル5を構成する二枚の分割天井パネル51,52の間に形成されるスリット状貫通穴を閉鎖する天井スリットパネル7と、電装機器やそのスイッチ類が取り付けられていると共に、シェル構造2の側壁における分割パネルの継ぎ目を室内側から覆う側壁スリットパネル81,82と、薄型テレビモニターを支持すると共に、開口2bの天井側及び床側に当接した状態で固定される支柱9と、を備えている。
(シェル構造2)
シェル構造2は、図3に示されるように、横断面略矩形状の筒形で、その筒軸方向の両端に全面的に形成される開口2a,2bと、外周面の天井側と床側にそれぞれ上下方向に貫通形成される天井貫通穴2cと床貫通穴2dと、を有してなる組立個室形成用構造体であり、図4に示されるように、その筒軸方向(X方向)と略平行に延びる切断面(仮想分割面)A,B,Cで分割した形状を有する八枚のFRP(樹脂)製の分割パネル21〜28によって形成される。より具体的には、図5に示されるように、四枚のL形分割パネル21〜24及び四枚のI形分割パネル25〜28を、それらの縁部同士で突き合わせて相互に結合することにより形成される。シェル構造2には、その側面にリーンフォース291,292が取り付けられるほか、下面を支持するライナー293も取り付けられる。
シェル構造2の外周面(室外側)には、図3に示されるように、上記分割パネル21〜28の縁部同士を結合させるためのフランジ状の突き合わせ片(後述する)が突出しているほか、天井貫通穴2cと床貫通穴2dのそれぞれの周縁部全体に沿って延びる位置決めフランジ2eと2f、出入口となる開口2aの外周縁に沿って延びる額縁形状の化粧フランジ2gが形成されている。また、開口2aと2bには、各内周縁全体に沿って延びる溝部2hと2iが一体成形されている。化粧フランジ2gと溝部2hは、開口2aを形成するL形分割パネル21〜24とI形分割パネル25,27の各々に分割された状態で、各パネルに一体成形されており、溝部2iは、開口2bを形成するL形分割パネル21〜24とI形分割パネル26,28の各々に分割された状態で、各パネルに一体成形されている。以下、L形分割パネルとI形分割パネルの詳細について説明するが、他部位に隠れて表示されていない部位については、図面上の符号指示が省略されている。
(L形分割パネル21〜24)
各L形分割パネル21(22,23,24)は、図5に示されるように、それぞれ相互に直交する二つの平面部211(221,231,241)と、212(222,232,242)を、四分円弧状の湾曲面部213(223,233,243)で連結するように一体成形してなる断面略L字形のパネルで、シェル構造2の筒軸方向の全長に亘って延びる。上記二つの平面部のうち、一方の各平面部211(221,231,241)は、シェル構造2において上下方向に延びる側壁を形成し、他方の各平面部212(222,232,242)は、水平方向に延びる天井又は床の一部を形成し、これらの平面部を湾曲面部213(223,233,243)で連結してなる隅角部分が、そのままシェル構造2の四つの隅角部分を形成する。
ここで、L形分割パネル21と24は、24にカーペットを敷き込むための僅かな段差状の凹みが設けられている以外に異なる点はなく、L形分割パネル22と23は、完全に同一形状とされている。すなわち、シェル構造2において対角線方向で対向するL形分割パネルは、相互に同一形状又は概ね同一形状となるように形成されており、これらの成形型は全部又は部分的に共用されており、相互に沿うように積み重ねることができる。
平面部211(221,231,241)は、その中央から表面沿いに放射状に延びる補強リブ211a(221a,231a,241a)を備える矩形面で、自由端の縁部211c(221c,231c,241c)には、上下方向で突き合わされたときに相互に重ね合わされてリベット等の締結具で結合されるフランジ状の突き合わせ片211d(221d,231d,241d)が一体成形されている。リベット等の締結具を挿通させる締結穴は、突き合わせ片に予め形成しても良いし、シェル構造を組み立てる際、突き合わせ片の位置合わせが済んだ時点でドリル等によって形成しても良い。これは、他の突き合わせ片の締結においても同様である。
平面部212(222,232,242)は、自由端の中央に天井貫通穴2c又は床貫通穴2dの周縁の一部となる切欠部212a(222a,232a,242a)が形成される概ねU字形の平面で、切欠部沿いには、上記位置決めフランジ2e又は2fの一部となる位置決めフランジ片212b(222b,232b,242b)が一体成形されている。上記切欠部以外のU字形の両端に位置する縁部212c(222c,232c,242c)には、後述するI形分割パネルと相互に重ね合わされるリベット等の締結具で結合されるフランジ状の突き合わせ片212d(222d,232d,242d)が一体成形されている。
(I形分割パネル25〜28)
各I形分割パネル25(26,27,28)は、図5に示されるように、L形パネルの水平方向に延びる平面部と突き合わされ結合される平面パネルであり、天井貫通穴2c又は床貫通穴2dの周縁の一部となる縁部25a(26a,27a,28a)に沿って、上記位置決めフランジ2e又は2fの一部となる位置決めフランジ片25b(26b,27b,28b)が形成されている。また、L形パネルと突き合わされる二つの縁部25c(26c,27c,28c)には、L形パネルの縁部と重ね合わされてリベット等の締結具で結合されるフランジ状の突き合わせ片25d(26d,27d,28d)が一体成形されている。
(アコーディオンカーテン3)
アコーディオンカーテン3は、図1及び2に示されるように、シェル構造2の両端開口の一方2aの内部上方を水平方向に横断するレール31と、レール31をスライド移動するランナー(不図示)に吊り下げられるカーテン本体32と、を備えてなり、開口2aを開閉可能とする。レール31は、その両端がシェル構造の左右側壁に当接した状態で締結具によって固定されており、後述する支柱9とともにシェル構造2の開口の変形を防止する補強部材としても機能する。カーテン本体32は、把持部321をもって開口2aの内周縁の溝部2hに沿って伸縮開閉することができる。
(壁面パネル4)
壁面パネル4は、シェル構造2の開口2bを閉鎖する木質系材料(例えば合板等)製パネルであって、図2に示されるように、ほぼ同じ大きさの上部パネル41と下部パネル42の二枚の矩形状パネルで構成される。上部パネル41には、室外側に突出しており室内側が化粧仕上げされた意匠面としての凹部411を備えるが、凹部411の周囲の額縁部412は、下部パネル42と同じ厚みに形成されている。これらのパネル41,42は、シェル構造2の開口2bの内周縁に形成されて、パネル41,42の周縁部の厚みよりも幅広の溝部2iに倹飩式で嵌め込まれる。
パネル41,42は、これらの当接辺に跨って取り付けられる連結片43を介して連結され、更に溝部2iで移動しないようにするため、図6(a)で示されるように、パネルと溝部の隙間に挿し込まれた状態でパネルと固着される固定具44によって外れたり、がたついたりしない程度に固定される。なお、固定具44は、シェル構造2に対する穴開けを要しないものであるが、これに代えて、図6(b)に示されるようなL形アングルを採用しても良い。
(天井パネル5)
天井パネル5は、図1及び2に示されるように、シェル構造2の天井貫通穴2cを閉鎖するように嵌め込まれる木質系材料製パネルであって、相互に対称となる二枚の分割天井パネル51,52からなる。各分割天井パネル51,52は、天井貫通穴2c側の周縁部に対向する周縁部の複数個所にフック状の掛止部511,521を備えており、図7に示されるように、掛止部511,521が天井貫通穴2cの周縁部に沿って延びる位置決めフランジ2eに引っ掛けられることにより、天井貫通穴2c内に吊り下げられる。なお、分割天井パネル51,52は、天井貫通穴2cに嵌め込まれた状態で吊り下げられた状態で、これらのパネル間に、天井貫通穴2cを横断するスリット状貫通穴2cxを形成し、これに後述する天井スリットパネル7が嵌め込まれる。
(床面パネル6)
床面パネル6は、図2に示されるように、シェル構造2の床貫通穴2dと略同形状に形成され、これを閉鎖するように嵌め込まれる木質系材料製パネルであって、相互に対称となる二枚の分割床面パネル61,62からなる。分割床面パネル61,62は、その下面側にクロス形状を成す金属製の支持部材63が締結具で固定されることにより補強されており、床貫通穴2d内でその周縁部に沿って延びる位置決めフランジ2fに位置決めされた状態で、床面F上に直接的に設置される。支持部材63は、分割床面パネル61,62の接合辺に跨って配置される角パイプ631と、そのパイプ中央から両側に延びるように配置される角パイプ632,633とで形成され、全体としてクロス形状に構成される。なお、床面パネル6の上面側を人が移動することによる床面の傾きを防止するため、図8に示されるように、位置決めフランジ2fの上部には、床面パネル6の周縁部を支持する段差が形成されている。
(天井スリットパネル7)
天井スリットパネル7は、図1及び2に示されるように、天井貫通穴2c内で分割天井パネル51,52の間に形成されるスリット状貫通穴2cxを閉鎖するように嵌め込まれる金属製パネルである。天井スリットパネル7は、その周縁部の複数個所に断面ト字形の掛止部71を備えており、図9に示されるように、掛止部71がスリット状貫通穴2cxの周縁部に引っ掛けられることにより、スリット状貫通穴2cx内に吊り下げられる。天井スリットパネル7には、組立個室1において天井に備えられるべき器具類がまとめて取り付けられている。具体的には、照明器具72、煙感知器73やスプリンクラー74などの消防器具、及び換気口75が予め取り付けられており、シェル構造2の天井への組付け時に、外部から導入される配線や配管への接続が行われる。
(側壁スリットパネル81,82)
側壁スリットパネル81,82は、図2に示されるように、シェル構造2の側壁における分割パネル21と22の間、及び分割パネル23と24の間にそれぞれ形成され、筒軸方向に延びる継ぎ目2j、2kを覆うように延びる金属製パネルであり、分割パネルの表面に形成される僅かな凹みに収容されるようにして締結具等で取り付けられる。側壁スリットパネル81、82には、電装機器(例えば、ルームライト、アラーム時計)、操作スイッチ類(照明スイッチ、時計アラーム操作パネル、オーディオ音量操作ツマミ)、コンセントパネル(電源コンセント、LANケーブルコンセント)等がまとめて取り付けられており、シェル構造2への組付け時に外部から導入される配線への接続が行われる。なお、分割パネルには、組立個室1の仕様に応じて、側壁スリットパネル81,82の裏面側に突出する電装機器やケーブル端子類を貫通させるための穴が予め形成されている。
(支柱9)
支柱9は、図2に示されるように、シェル構造2の天井及び床に当接するように嵌め込まれた状態で、アコーディオンカーテン3の内側に固定されて、シェル構造2の開口2aを補強する金属製の強度部材である。支柱9は、天井と床の間を上下方向に延びる二本のパイプ91と、パイプ91の上下両端に固定されてシェル構造2に対する取付け部となるプレート92と、パイプ91の上下方向の中間部に固定されて薄型テレビモニターTを支持固定するブラケット93と、を備えてなる。パイプ91には、薄型テレビモニターT付近において、パイプ内部にモニターに接続される配線類を導入する配線穴が形成されており、パイプ内に配線類を配索させるように構成されている。
(上記実施形態に係る組立個室1の特徴)
上記実施形態に係る組立個室1は、上記のように構成されている結果として、下記のような特徴を有する。
第一に、組立個室1は、天井、床及び二枚の側壁を成す筒形のシェル構造2を、FRP製の分割パネル21〜28の縁部同士を結合することにより形成し、シェル構造2の両端開口2a,2bを、アコーディオンカーテン3と倹飩方式で嵌められる壁面パネル4により閉鎖して、全体として概ね直方体形状の室内を形成するという特徴を有する。
本特徴によれば、FRP製パネルを接合してなる筒形のシェル構造2で、組立個室1に必要な強度を確保する一方、その両端が全面的に開口されており、しかも開口2aはアコーディオンカーテン,開口2bは倹飩式で嵌め込まれる壁面パネル4で閉鎖されるため、すべての壁面を縁部同士が結合されるパネルのみで形成する従来の組立個室に比べて、組立・寸法誤差による応力や歪みを生じ難いという利点がある。また、シェル構造2は、その両端が全面的に開口されているため、シェル構造2組立の際に、作業者が上体(視線)を少し動かすだけで、筒形の状況(接合部のズレや歪み)を内外両面から目視確認可能で、効率的に作業できる利点がある。
第二に、シェル構造2の開口2bを閉鎖する壁面パネル4は、その周縁がシェル構造2に対して締結具等で直接結合されるのではなく、パネルと溝部の隙間に挿し込まれた状態でパネルに固着される固定具44で溝部2iから外れないように抜け止め処理されるという特徴を有する。本特徴によれば、シェル構造2と、壁面パネル4の間に、別部材を介しているために、組立・寸法誤差を容易に吸収可能であるという利点がある。
第三に、組立個室1を形成するシェル構造2の開口2b、天井貫通穴2c、及び床貫通穴2dを閉鎖する壁面パネル4、天井パネル5、及び床面パネル6は、合板等の木質系材料で形成されているという特徴を有する。本特徴によれば、パネル4,5,6は、パネルの反りやシェル構造の歪み変形等で上手く嵌め込めない場合でも、パネル周縁部を鉋等で削ることにより、容易に補正することができる利点がある。
第四に、組立個室1を形成するシェル構造2の開口2bに形成されて、壁面パネル4を保持する溝部2iが、分割パネル21〜24,26,28のそれぞれに分割された状態でパネルと一体成形されるという特徴を有する。本特徴によれば、分割パネルを接合するだけで、開口2bの内周縁に別部材のアングル等を取り付けなくても、分割された溝が相互に接続されて一連の溝部2iを形成するため、部品点数が少なく済み、組立作業時間も短縮可能となる利点がある。
第五に、組立個室1の出入口となる開口2aの外周縁沿いに形成される額縁形状の化粧フランジ2gが、分割パネル21〜24,25,27のそれぞれに分割された状態でパネルと一体成形されるという特徴を有する。本特徴によれば、分割パネルを接合するだけで、開口2aの外周縁に別部材のアングル等を取り付けなくても、分割されたフランジが相互に接続されて一連の化粧フランジ2gを形成するため、開口周りの化粧処理のために、別部材を取り付ける手間を省くことができる。
第六に、シェル構造2を構成する分割パネル21〜28は、筒形(シェル構造2)をその筒軸方向と略平行に延びる切断面A,B.Cで分割した形状を有してなるという特徴を有する。本特徴によれば、シェル構造2を組み立てる際に発生する歪み応力の方向が主に筒軸方向と直交する方向に限られるため、各分割パネル21〜28の寸法誤差や組付けに伴う誤差を吸収し易く、パネル突き合わせ部のズレも比較的容易に修正することができる。
第七に、シェル構造2における四つの隅角部分が、相互に直交する二つの平面部を有してなる断面略L字形のL形分割パネル21〜24で形成されるという特徴を有する。本特徴によれば、一般に高い施工技術が要求される直角構造を、熟練した作業者を要することなく簡単に、かつ高い強度を確保しつつ形成することができるという利点がある。
第八に、シェル構造において対角線方向で対向するL形分割パネル21と24、及びL形分割パネル22と23は、それぞれ相互に同一形状又は概ね同一形状となるように形成されているという特徴を有する。本特徴によれば、シェル構造2を構成する分割パネル21〜28のうち交差する二面で立体的に構成されるL形分割パネルをまとまりよくコンパクトに積み重ねることができるので、輸送や保管に必要なコスト及びスペースを抑えることができる。
第九に、シェル構造2に天井貫通穴2c及び床貫通穴2dを形成し、その周縁の一部をなす切欠部212a(222a,232a,242a)がL形パネル21(22,23,24)に形成されているという特徴を有する。本特徴によれば、天井及び床における分割パネル21と23、22と24の縁部同士の接合幅寸法が小さくなり、その結果として、パネル組立て時にシェル構造に生じる歪みが抑えられ、パネル間のズレを逃がし易くすることができる。また、設置場所の天井高が低く、シェル構造2の天井との隙間が狭い場合でも、シェル構造2の天井部分における分割パネル21と23の結合部位は、天井周縁部付近の手が届き易い位置に限定され、天井貫通穴2c側からも手が届きやすいため、パネル結合の作業性が良い。
第十に、シェル構造2の天井貫通穴2cを閉鎖する天井パネル5が、天井貫通穴2cの周縁部に掛止部511,521で引っ掛けて吊り下げられているという特徴を有する。本特徴によれば、シェル構造2に天井パネル5を締結具等で連結する場合に比べて、シェル構造2に余計な歪みを生じさせることがなく、容易に施工可能となる。取り外しも簡単にできるので、天井の上面側に対する点検や補修が行い易い。
第十一に、シェル構造2の床貫通穴2dを閉鎖する床面パネル6が、シェル構造2を設置する床面Fに直接的に支持されるという特徴を有する。本特徴によれば、床面パネルの剛性を高く構成することができ、また、樹脂製の分割パネルで構成されるシェル構造に大きな負荷がかかることもないため、樹脂パネル製の構造物でよく懸念される軋み音対策のコストを少なく抑えることができる。
第十二に、天井パネル5を構成する二枚の分割天井パネル51,52の間にスリット状貫通穴2cxが形成されており、これに照明器具72、消防器具73,74、換気口75が取り付けられる天井スリットパネル7を嵌め込んで吊り下げることにより閉鎖するという特徴を有する。本特徴によれば、天井スリットパネル7に照明器具72等をまとめて取り付けるので、パネルに対する前工事を作業台等で済ませてから天井に取付けできるので作業負担が少ない。また、二枚の分割天井パネル51,52の片方を取り外すことで、外部との配線・配管接続等について手元で円滑に作業できる。
第十三に、シェル構造2の側壁に形成される継ぎ目2j、2kを覆うように、電装機器等をまとめて取り付けられる側壁スリットパネル81,82が取り付けられるという特徴を有する。本特徴によれば、人目につき易く割線部が直視される分割パネル21と22、あるいは23と24の継ぎ目に多少の隙間が生じても、側壁スリットパネルで覆われて見えなくなるので、パネル継ぎ目の修正作業に時間を費やさなくて済む。また、側壁スリットパネル81,82に、電装機器等をまとめて取り付けるので、パネルに対する前工事を作業台等で行ってからシェル構造2に取り付けられて作業負担が少なく済む。
第十四に、薄型テレビモニターTを支持するとともにその内部を配線経路として使用される支柱9が、シェル構造2の開口2aの天井と床の間に嵌め込まれた状態で固定されるという特徴を有する。本特徴によれば、支柱9が強度部材として開口2aの変形を防止しながら、薄型テレビモニターTの支持部及び配線経路となるので、室内を整然と構成することができる。
(上記実施形態の変形例)
上記実施形態では、シェル構造2を八枚の分割パネル21〜28で形成することとしたが、分割パネル25〜28を省いて、四枚のL形分割パネル21〜24のみで、図10に示されるような開口幅の異なるシェル構造2′を形成することとしても良い。これにより、シェル構造の開口に取り付けられるアコーディオンカーテンや木質系材料で形成される壁面パネル、天井パネル、床面パネルを変更するだけで床面積(設置面積)の異なる組立個室を容易に形成することができる。このほか、L形分割パネル21と23の間、あるいは22と24の間に介在させるI形パネルの長さを変更して、様々な大きさのシェル構造を形成することができる。
上記実施形態では、シェル構造2の両端開口のうち開口2bにのみ壁面パネル4を取り付けることにしたが、これに限らず、他の開口2aも倹飩式に嵌め込まれる壁面パネルで閉鎖することとしても良い。かかる場合には、何れかの壁面パネルに出入口を設けておく等の処理が必要となる。その他、本発明の組立個室は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る。
1 組立個室
2 シェル構造
2a 開口
2b 開口
2c 天井貫通穴
2cx スリット状貫通穴
2d 床貫通穴
2i 溝部
21 L形分割パネル
22 L形分割パネル
23 L形分割パネル
24 L形分割パネル
212a切欠部
222a切欠部
232a切欠部
242a切欠部
25 I形分割パネル
26 I形分割パネル
27 I形分割パネル
28 I形分割パネル
4 壁面パネル
44 固定具
5 天井パネル
51 分割天井パネル
52 分割天井パネル
511 掛止部
521 掛止部
6 床面パネル
63 支持部材
7 天井スリットパネル
71 掛止部
81 側壁スリットパネル
82 側壁スリットパネル
9 支柱
72 照明器具
73 煙感知器
74 スプリンクラー
75 換気口
F 床面(組立個室が設置される床面)

Claims (9)

  1. 複数枚の樹脂製の分割パネルを、それらの縁部同士で突き合わせて、締結具で相互に結合することにより、横断面略矩形状に形成される筒形で、その筒軸方向の両端に全面的に形成される開口を有するシェル構造と、
    前記両端に形成される開口の少なくとも一方を閉鎖するように、前記開口の内周縁に形成される溝部に倹飩式に嵌め込まれると共に、前記溝部内で移動しないように固定具で固定される壁面パネルと、を備え、
    建物内の床面上に設置され、前記シェル構造及び前記壁面パネルにより室内と周囲を仕切る側壁を形成することを特徴とする組立個室。
  2. 前記複数枚の分割パネルが、前記シェル構造を、前記筒軸方向と略平行に延びる切断面で分割した形状を有することを特徴とする請求項1記載の組立個室。
  3. 前記シェル構造の隅角部分が、相互に直交する二面を有してなる断面略L字形のL形分割パネルで形成されることを特徴とする請求項2記載の組立個室。
  4. 前記シェル構造において対角線方向で対向するL形分割パネルが、同一形状又は概ね同一形状となるように形成されていることを特徴とする請求項3記載の組立個室。
  5. 前記シェル構造が、その天井及び床にそれぞれ上下方向に貫通する貫通穴を有してなり、
    前記L形パネルには、前記貫通穴の周縁の一部となる切欠部が形成されており、
    前記床側に形成される床貫通穴は、該床貫通穴と略同形状に形成される床面パネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
    前記床面パネルは、前記シェル構造が設置される建物内の床面によって直接的に支持されることを特徴とする請求項3又は4記載の組立個室。
  6. 前記天井側に形成される天井貫通穴が、天井パネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
    前記天井パネルは、その周縁部に備えられる掛止部によって前記天井貫通穴の周縁部に吊り下げられることを特徴とする請求項5記載の組立個室。
  7. 前記天井パネルが、二枚の分割天井パネルからなり、
    前記二枚の分割天井パネルは、前記天井貫通穴に嵌め込まれた状態で、これらのパネルの間に前記天井貫通穴を横断するスリット状貫通穴を形成し、
    該スリット状貫通穴は、照明器具、消防器具及び/又は換気口が取り付けられる天井スリットパネルが嵌め込まれることにより閉鎖されており、
    前記天井スリットパネルは、その周縁部に備えられる掛止部によって前記スリット状貫通穴の周縁部に吊り下げられることを特徴とする請求項6記載の組立個室。
  8. 前記シェル構造の側壁における前記分割パネルの継ぎ目は、前記筒軸方向に延びる側壁スリットパネルで覆われて、
    前記側壁スリットパネルには、電装機器、操作スイッチ類及び/又はコンセントパネルが備えられていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の組立個室。
  9. 前記シェル構造の開口内周縁に、前記天井及び床の間に嵌め込まれた状態で固定されるパイプを有する支柱を備えてなり、
    該支柱は、薄型テレビモニターを固定支持すると共に内部に薄型テレビモニターに接続される配線を配索させることを特徴とする請求項2乃至7のいずれかに記載の組立個室。
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