JP2010237109A - X線検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で、X線漏洩を最小限に抑制することができるX線検査装置を提供することである。
【解決手段】X線検査装置100においては、ベルトコンベア800により商品900が搬送され、X線照射装置200から照射されるX線210によって、商品900が検査される。商品900を搬送するベルトコンベア800に一対の案内ガイド700が設けられ、商品900がベルトコンベア800上で誘導される。また、ベルトコンベア800の搬送上流側および搬送下流側の一対の案内ガイド700間にX線漏洩防止カーテン500が配設される。X線漏洩防止カーテン500は、ベルトコンベア800の幅方向に異なる複数種の幅を有する一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aおよび他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bからなる。
【選択図】図4
【解決手段】X線検査装置100においては、ベルトコンベア800により商品900が搬送され、X線照射装置200から照射されるX線210によって、商品900が検査される。商品900を搬送するベルトコンベア800に一対の案内ガイド700が設けられ、商品900がベルトコンベア800上で誘導される。また、ベルトコンベア800の搬送上流側および搬送下流側の一対の案内ガイド700間にX線漏洩防止カーテン500が配設される。X線漏洩防止カーテン500は、ベルトコンベア800の幅方向に異なる複数種の幅を有する一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aおよび他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bからなる。
【選択図】図4
Description
本発明は、物品にX線を照射し、物品内の異物を検出するX線検査装置に関する。
従来、物品内の異物を検出するためにX線検査装置等が使用されている。これらのX線検査装置に関して、日々研究開発が行われている。
特許文献1には、被検査物の大小長短にかかわらず広範囲に利用できる安価なX線異物検査装置について開示されている。
特許文献1記載のX線異物検査装置においては、透過X線によって、被検査物に含まれる異物の検出を行うX線異物検査装置において、被検査物を搬送する水平のコンベアと、該コンベアの始端部近傍および終端部近傍に配置され、被検査物の搬送により押し上げられて、該被検査物のサイズに従って該被検査物の通過空間が形成されるX線漏洩防護のれんであって、該X線漏洩防護のれんは上記通過空間が容易に形成されるように、垂直方向に分割されており、更に水平方向に多段階に屈折可能な構造のX線漏洩防護のれんを備えたことを特徴とするものである。
しかしながら、例えば、特許文献1記載のX線異物検査装置においては、水平方向に多段階に屈折可能な構造を有している。そのため、当該構造においては、多段階に屈折させるための回転軸が多数必要となり、数個では問題とならない回転軸の摩擦力も、個数が増大するに伴って、大きな力が必要となる。
また、特許文献1記載の従来のX線異物検査装置におけるX線漏洩防護のれん(特許文献1の図9参照)では、鉛直方向に分割されたのれん(以下、短冊状のれんと呼ぶ。)の個々の揺れ戻しが大きくなり、X線漏洩が大きく発生することとなる。また、多段階に屈折させるため、当該多数の屈折部が屈折した際に生じる隙間を遮蔽する必要があり、構造が複雑化し、メンテナンスに不適である。また、X線は、不可視であるため、多数の屈折部に対する遮蔽を、特に留意必要がある。
さらに、被検査物を特許文献1記載のX線異物検査装置に搬入させるために、コンベア上に被検査物を誘導するガイドが必要となるが、X線漏洩防護のれん(特許文献1の図9参照)に当該ガイドの幅をあわせる必要があり、被検査物の検査を効率よく行うためにガイドの幅を調整することができない。
すなわち、被検査物の流量は、生産予定数に応じて変更され、X線異物検査装置の上流側または下流側に設けられるコンベアの幅が変更される場合がある。これらに、特許文献1記載のX線漏洩防護のれんを備えたX線異物検査装置を適用した場合、ガイドにX線漏洩防護のれんを適用することができないので、ガイドとX線漏洩防護のれんとの間に隙間が生じて、X線が漏洩するおそれがある。
すなわち、被検査物の流量は、生産予定数に応じて変更され、X線異物検査装置の上流側または下流側に設けられるコンベアの幅が変更される場合がある。これらに、特許文献1記載のX線漏洩防護のれんを備えたX線異物検査装置を適用した場合、ガイドにX線漏洩防護のれんを適用することができないので、ガイドとX線漏洩防護のれんとの間に隙間が生じて、X線が漏洩するおそれがある。
また、一般に、X線異物検査装置においては、被検査物が食品等の場合があり、この場合、特にメンテナンスを実施することが必要であり、容易にメンテナンスできることも望まれている。
本発明の目的は、簡易な構造で、X線漏洩を最小限に抑制することができるX線検査装置を提供することである。
本発明の目的は、簡易な構造で、X線漏洩を最小限に抑制しつつ、メンテナンスも容易なX線検査装置を提供することである。
本発明の目的は、簡易な構造で、X線漏洩を最小限に抑制しつつ、メンテナンスも容易なX線検査装置を提供することである。
(1)
本発明に係るX線検査装置は、X線源から照射される透過X線によって、被検査物を検査するX線検査装置であって、被検査物を搬送する搬送手段と、搬送手段に設けられ、被検査物を誘導する一対の案内部材と、搬送手段の搬送上流側および搬送下流側の一対の案内部材間に配設されたX線漏洩防止手段と、を含み、X線漏洩防止手段は、搬送手段の幅方向に異なる複数種の幅を有するX線漏洩防止部材からなるものである。
本発明に係るX線検査装置は、X線源から照射される透過X線によって、被検査物を検査するX線検査装置であって、被検査物を搬送する搬送手段と、搬送手段に設けられ、被検査物を誘導する一対の案内部材と、搬送手段の搬送上流側および搬送下流側の一対の案内部材間に配設されたX線漏洩防止手段と、を含み、X線漏洩防止手段は、搬送手段の幅方向に異なる複数種の幅を有するX線漏洩防止部材からなるものである。
本発明に係るX線検査装置においては、被検査物を搬送する搬送手段に一対の案内部材が設けられ、被検査物が搬送手段上で誘導される。また、搬送手段の搬送上流側および搬送下流側の一対の案内部材間にX線漏洩防止手段が配設される。X線漏洩防止手段は、搬送手段の幅方向に異なる複数種の幅を有するX線漏洩防止部材からなる。
このように、一対の案内部材の幅が変更された場合であっても、X線漏洩防止手段が、複数種の幅を有するX線漏洩防止部材からなるので、X線漏洩防止部材の組合せを変えることにより、X線漏洩防止手段を最適の幅に調整することができる。
その結果、一対の案内部材の間にX線漏洩防止手段を設けることができるので、確実にX線の漏洩を防止することができる。例えば、X線漏洩防止手段は、組合せを変えることにより5mmピッチで調整を行うことができる。
その結果、一対の案内部材の間にX線漏洩防止手段を設けることができるので、確実にX線の漏洩を防止することができる。例えば、X線漏洩防止手段は、組合せを変えることにより5mmピッチで調整を行うことができる。
(2)
被検査物は、複数の同一物からなる包装前の商品であってもよい。
被検査物は、複数の同一物からなる包装前の商品であってもよい。
この場合、被検査物は、複数の同一物からなる包装前の商品である。したがって、被検査物の検査を最適に行えるように、被検査物の搬送量を調整すべく一対の案内部材の幅を変化させた場合でも、X線漏洩防止手段の幅を調整することができるので、X線の漏洩を確実に防止することができる。その結果、被検査物に対するX線の透過影響を低減せず、被検査物に対する検査精度を高めることができる。
(3)
X線漏洩防止手段は、案内部材の近傍に幅の広いX線漏洩防止部材が1または複数配設され、幅の広いX線漏洩防止部材の間に1または複数の幅の狭いX線漏洩防止部材が配設されてもよい。
X線漏洩防止手段は、案内部材の近傍に幅の広いX線漏洩防止部材が1または複数配設され、幅の広いX線漏洩防止部材の間に1または複数の幅の狭いX線漏洩防止部材が配設されてもよい。
この場合、一対の案内部材の間で、かつ案内部材近傍側に、幅の広いX線漏洩防止部材が1または複数配設され、搬送手段の中央部に幅の狭いX線漏洩防止部材が1または複数配設されている。したがって、X線の漏洩を最低限にすることができる。すなわち、一般的に搬送手段の中央部に多量の被検査物が搬送され、案内部材近傍側に少量の被検査物が搬送される。
この場合、搬送手段の中央部に幅の狭いX線漏洩防止部材が設けられているので、中央部のX線漏洩防止部材が回動して、被検査物を搬送した場合でも、搬送手段とX線漏洩防止部材との隙間、または商品により移動されるX線漏洩防止部材の数を最低限にすることができる。
この場合、搬送手段の中央部に幅の狭いX線漏洩防止部材が設けられているので、中央部のX線漏洩防止部材が回動して、被検査物を搬送した場合でも、搬送手段とX線漏洩防止部材との隙間、または商品により移動されるX線漏洩防止部材の数を最低限にすることができる。
(4)
X線漏洩防止手段は、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材と、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材の1.3倍から1.5倍の幅を有する他のX線漏洩防止部材とからなってもよい。
X線漏洩防止手段は、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材と、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材の1.3倍から1.5倍の幅を有する他のX線漏洩防止部材とからなってもよい。
この場合、X線漏洩防止手段は、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材と、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材の1.5倍の幅を有する他のX線漏洩防止部材とからなる。例えば、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材が10mm幅からなる場合、他のX線漏洩防止部材は、15mm幅からなる。その結果、X線漏洩防止手段の幅を、5mmピッチで調整することができる。また、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材が15mm幅からなる場合、他のX線漏洩防止部材は、20mm幅としてもよい。その結果、ほぼX線漏洩防止手段の幅を、5mmピッチで調整することができる。
(5)
案内部材は、搬送手段の搬送面から水平方向に移動する案内部材移動機構を有し、X線漏洩防止部材は、搬送手段の搬送面から水平方向に移動するX線漏洩防止部材移動機構を有してもよい。
案内部材は、搬送手段の搬送面から水平方向に移動する案内部材移動機構を有し、X線漏洩防止部材は、搬送手段の搬送面から水平方向に移動するX線漏洩防止部材移動機構を有してもよい。
この場合、案内部材は、案内部材移動機構により搬送手段の搬送面から水平方向に移動され、X線漏洩防止部材は、X線漏洩防止部材移動機構により搬送手段の搬送面から水平方向に移動される。その結果、X線検査装置のメンテナンス時に、一対の案内部材の片方を取り外し、X線漏洩防止部材を取り外し、一対の案内部材の他方を取り外すことができる。また、一対の案内部材の幅を変更する場合に、一対の案内部材の片方を取り外し、X線漏洩防止部材を取替え、または取り外し、一対の案内部材の片方を取り付けることにより、容易に一対の案内部材の幅を変更することができる。
以下、本発明に係る実施の形態において図面を用いて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係るX線検査装置100の一例を示す模式的外観図であり、図2は、本発明に係るX線検査装置100の内部構造の一例を示す模式図である。
(一実施の形態)
図1は、本発明に係るX線検査装置100の一例を示す模式的外観図であり、図2は、本発明に係るX線検査装置100の内部構造の一例を示す模式図である。
図1に示すように、X線検査装置100には、内部にX線検査室300が形成されている。また、X線検査室300内には、X線照射装置200が内蔵されており、図1に示すように、X線検査装置100のX線検査室300を貫通するように、ベルトコンベア800が設けられている。
また、図1のX線検査室300の開口部からX線の漏洩を防止するX線漏洩防止カーテン500が設けられている。このX線漏洩防止カーテン500の詳細構造については、後述する。
作業者は、図1に示すX線検査装置100のタッチパネル画面MTを操作することによりX線検査装置100を駆動させる。作業者は、ベルトコンベア800に被検査物である商品900を載置させて搬送させ、X線検査装置100のX線検査室300内において異物混入等がないか否かの検査を行う。以下、X線検査装置100のX線検査室300の内部構造について説明を行う。
図2に示すように、本発明に係るX線検査室300には、主に、X線照射装置200、ラインセンサ220、X線漏洩防止カーテン500、案内ガイド700およびベルトコンベア800からなる。
X線漏洩防止カーテン500は、X線検査室300の入口側のX線漏洩防止カーテン510および出口側のX線漏洩防止カーテン520からなる。入口側のX線漏洩防止カーテン510は、複数の回転板501,502からなり、出口側のX線漏洩防止カーテン520は、複数の回転板503,504からなる。
なお、本実施の形態においては、ベルトコンベア800における商品900が搬送され始め、入口側のX線漏洩防止カーテン510に接触するまで、少なくとも500mm以上の距離を搬送されることが好ましい。これにより、商品900の姿勢が安定し、X線検査室300における検査効率を高めることができる。
なお、本実施の形態においては、ベルトコンベア800における商品900が搬送され始め、入口側のX線漏洩防止カーテン510に接触するまで、少なくとも500mm以上の距離を搬送されることが好ましい。これにより、商品900の姿勢が安定し、X線検査室300における検査効率を高めることができる。
また、ベルトコンベア800は、無端状のベルトが一対のローラに巻回されて設けられ、ベルトコンベア800の内部に、シンチレータおよびフォトダイオード素子からなるX線を検出するラインセンサ220が設けられている。
さらに、ベルトコンベア800の上面には、案内ガイド700が設けられる。この案内ガイド700は、一対の部材から構成され、ベルトコンベア800上を搬送される商品900のX線検査を適切に行うように整理するためのものである。
図2に示すように、ベルトコンベア800上に被検査物の商品900が載せられる。そして、ベルトコンベア800が駆動され、商品900が矢印X1の方向に移動する。矢印X1の方向に移動された商品900は、ベルトコンベア800上に配設された案内ガイド700によりベルトコンベア800の中央部に集められる。そして、商品900は、複数の回転板501の一部の回転板501を押し上げ、X線検査室300内に移動し、回転板501を通過した後、複数の回転板502の一部の回転板502を押し上げ、さらに移動する。
次いで、商品900に対して、X線照射装置200からX線210が照射され、商品900を透過したX線210がラインセンサ220に入射される。
次いで、商品900に対して、X線照射装置200からX線210が照射され、商品900を透過したX線210がラインセンサ220に入射される。
続いて、X線検査が行われた商品900は、複数の回転板503の一部の回転板503を押し上げ矢印X1の方向に移動し、回転板503を通過した後、回転板504の一部の回転板504を押し上げ、X線検査室300外に移動する。そして、商品900は、案内ガイド700に沿って移動され、次工程のベルトコンベア800に対して、最適となる幅で搬送される。
なお、図2に示すように、複数の回転板501,502は、相対的に矢印X1の方向と垂直な水平方向にずらして設けられる。それにより、X線照射装置200からのX線210が、複数の回転板501の隙間および複数の回転板502の隙間を通過して漏洩することを防止することができる。
続いて、図3は、X線漏洩防止カーテン510,520の一例を示す模式的平面図であり、図4はX線漏洩防止カーテン510,520の複数の回転板を説明するための模式的斜視図であり、図5は図4のX線漏洩防止カーテン510,520の他の複数の回転板を説明するための模式的斜視図である。
図3に示すように、X線漏洩防止カーテン510は、複数の回転板501,502、台座511および水平軸512,513からなる。台座511に水平軸512および水平軸513が所定の間隔Lで設けられており、水平軸512に回転可能に複数の回転板501が部材514を介して併設され、水平軸513に回転可能に複数の回転板502が部材515を介して併設される。ここで、水平軸512および水平軸513の所定の間隔Lは、商品900の大きさよりも大きい間隔で設けられる。なお、部材514,515は、略ハ字状の屈曲部より下方へずらして形成されている。
同様に、X線漏洩防止カーテン520は、複数の回転板503,504、台座521および水平軸522,523からなる。台座521に水平軸522および水平軸523が所定の間隔Lで設けられており、水平軸522に回転可能に複数の回転板503が部材524を介して併設され、水平軸523に回転可能に複数の回転板504が部材525を介して併設される。ここで、水平軸522および水平軸523の所定の間隔Lは、商品900の大きさよりも大きい間隔で設けられる。なお、部材524,525は、略ハ字状の屈曲部より下方へずらして形成されている。
また、部材514,515,524,525には、長孔が形成されており、当該長孔は、複数の回転板501,〜,504の位置を微調整できるように形成されている。
図3および図4に示すように、複数の回転板501,〜,504は、互いに拘束されることなく、水平軸512,513,522,523の軸周りに回転自在に設けられている。また、図4に示すように、複数の回転板501,〜,504は、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aおよび他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bからなる。他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bは、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aの1.3倍から1.5倍の幅を有する。図4においては、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aが中央部に3枚設けられ、他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bが当該一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aの両側に3枚ずつ設けている。
また、図5に示すように、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aと、他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bと、を交互に配設させてもよい。
例えば、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aの幅H1が10mmである場合、他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bの幅H2が15mmである。また、例えば、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aの幅H1が15mmである場合、他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bの幅H2が20mmである。それにより、一の幅を有する回転板501a,502a,503a,504aと、他の幅を有する回転板501b,502b,503b,504bとを入れ替えることにより、全体の幅が5mmピッチで変更することができる複数の回転板501,〜,504を形成することができる。
また、図3、図4および図5に示すように複数の回転板501,〜,504は、略ハ字状に屈曲して設けられている。図4に示すように、略ハ字状の一端側は、遮蔽領域AR1を形成し、他端側は、バランスウェイト領域AR2を形成する。
また、図3に示すように、複数の回転板501,〜,504の略ハ字状を形成する遮蔽領域AR1およびバランスウェイト領域AR2は、角度θ1で形成される。なお、遮蔽領域AR1の長さは、バランスウェイト領域AR2よりも大きな長さで形成される。それにより、複数の回転板501,〜,504がベルトコンベア800の搬送方向X1の方向に沿って下方傾斜した状態で配設される。また、本実施の形態において遮蔽領域AR1およびバランスウェイト領域AR2を角度θ1で設けることとしたが、これに限定されず、他の任意の角度で設けてもよい。
図3に示すように、複数の回転板501,〜,504は、ベルトコンベア800の面に対して隙間Kを設けて形成され、商品900が複数の回転板501,〜,504に当接した場合、水平軸512,513,522,523を中心として回転方向の矢印R1の方向に回動可能に設けられる。商品900が搬送される状態の詳細については、後述する。
図3に示す複数の回転板501,〜,504は、金属板からなる。なお、本実施の形態においては、複数の回転板501,〜,504は、金属板からなることとしたが、これに限定されず、鉛を練り込んだ樹脂、その他、X線を遮蔽する部材からなってもよい。それによりX線の漏洩を防止することができる。さらに、複数の回転板501,〜,504の表面は、エンボス加工が施されている。
次に、図6から図10は、X線漏洩防止カーテン510を商品900が通過する状態を説明する模式図である。
まず、図6に示すように、商品900がベルトコンベア800上を矢印X1の方向に搬送される。そして、商品900がX線漏洩防止カーテン510の複数の回転板501の一部の回転板501に当接する。すなわち、商品900の幅に対応した回転板501に当接する。
そして、図7に示すように、複数の回転板501の一部の回転板501が矢印X1の方向に回転し、商品900が通過する。この場合、全ての複数の回転板501が矢印R1の方向に回転するのではなく、商品900の幅に応じた回転板501のみが矢印R1の方向に回転する。
続いて、図8に示すように、商品900が複数の回転板501を通過し、矢印R1の方向に回転した複数の回転板501の一部の回転板501が、矢印R1と逆方向の矢印−R1の方向に回転し、X線検査室300からX線検査室300の入口側へのX線の漏洩が防止される。そして、商品900が複数の回転板502に当接する。
そして、図9に示すように、複数の回転板502の一部の回転板502が矢印R1の方向に回転し、商品900が通過する。
最後に、図10に示すように、商品900が複数の回転板502を通過し、矢印R1の方向に回転した複数の回転板502の一部の回転板502が、矢印R1と逆方向の矢印−R1の方向に回転し、X線の漏洩が防止されつつ、X線検査室300内に商品900を搬送することができる。
このように、複数の回転板501,502が下方傾斜した状態で配設されているので、商品900がX線漏洩防止カーテン510を通過した場合のX線漏洩防止カーテン510の揺れ量を低減することができ、さらにバランスウェイト領域AR2を設けているので、複数の回転板501,502を最低限の力で矢印R1の方向に回転させることができる。
なお、本実施の形態においては、複数の回転板501,〜,504を複数個併設することとしているが、これに限定されず、他の任意の個数併設させることとしてもよい。
続いて、図2の案内ガイド700の幅を変更した場合の複数の回転板501,〜,504について説明を行う。図11および図12は、従来のX線検査装置の状態を示す模式図であり、図13から図16は、本発明に係るX線検査装置100の状態を示す模式図である。
図11(a)および図12(a)は、従来のX線検査装置の上面矢視図を示し、図11(b)および図12(b)は、従来のX線検査装置の側面矢視図を示す。
図11(a),(b)に示すように、従来のX線検査装置においては、ベルトコンベア800上に案内ガイド700が配設されており、案内ガイド700を跨いで複数の回転板501z,502z,503z,504zが設けられる。
ここで、一般に製造ラインでは、商品900の搬送量の変更、X線の透過影響を低減するための調整、商品900の商品の種類変更、上流または下流におけるコンベアの変更等が生じる。そして、案内ガイドの調整が行われる。例えば、図12(a),(b)に示すように、案内ガイド700が案内ガイド710に変更された場合について考える。
この場合、図12(a),(b)に示すように、複数の回転板501z,502z,503z,504zの一部である、回転板501y,502y,503y,504yが、案内ガイド710の上に載置される状態となる。その結果、回転板501y,502y,503y,504yの幅分だけ、ベルトコンベア800と回転板501y,502y,503y,504yとの間隙が生じるので、X線の漏洩が生じることとなる。
続いて、本発明に係るX線検査装置100においては、図13に示すように、案内ガイド700の間に、複数の回転板501z,502z,503z,504zが配設されている。次いで、案内ガイド700が変更された場合について説明する。
例えば、図14に示すように、案内ガイド700は、矢印Y1の方向に取り外すことができる。ここで、鉛直上方向には、X線照射装置200が配設されているため、当該方向に案内ガイド700を移動させることができない。本発明に係るX線検査装置100においては、回転板が案内ガイド700を跨がないため、案内ガイド700のみを矢印Y1の方向に取り外すことができる。それにより、入口側のX線漏洩防止カーテン510および出口側のX線漏洩防止カーテン520も矢印Y1の方向に取り外すことができる。
メンテナンスを行う場合には、さらに案内ガイド700の他方を外すことにより、ベルトコンベア800上を洗浄またはメンテナンスすることができる。
また、図15に示すように、案内ガイド700を案内ガイド720に変更させた場合、複数の回転板501a,501b,502a,502bの組合せを変更し、案内ガイド720に応じた幅の入口側のX線漏洩防止カーテン510および出口側のX線漏洩防止カーテン520を形成する。
そして、図15に示すように、矢印−Y1の方向に案内ガイド720を取付け、複数の回転板501a,501b,502a,502bを組替えた入口側のX線漏洩防止カーテン510および出口側のX線漏洩防止カーテン520を矢印−Y1の方向に取付け、案内ガイド720の一方を取り付ける。
それにより、図16に示すように、案内ガイド720に応じた幅の入口側のX線漏洩防止カーテン510および出口側のX線漏洩防止カーテン520を形成することができる。
以上のように、X線検査装置100においては、案内ガイド700,720の幅が変更された場合であっても、X線漏洩防止カーテン500が、複数種の幅を有する複数の回転板501a,501b,502a,502bからなるので、複数の回転板501a,501b,502a,502bの組合せを変えることにより、X線漏洩防止カーテン500を最適の幅に調整することができる。その結果、案内ガイド700,720の間にX線漏洩防止カーテン500を設けることができるので、確実にX線の漏洩を防止することができる。
また、案内ガイド700を自由に調整できるので、商品900に対するX線の透過影響を低減せず、商品900に対する検査精度を高めることができる。
さらに、一般的にベルトコンベア800の中央部に多量の商品900が搬送され、案内ガイド700近傍側に少量の商品900が搬送される場合、搬送ベルトコンベア800の中央部に幅の狭い回転板501a,501bが設けられているので、中央部の回転板501a,501bが回動して、商品900を搬送した場合でも、ベルトコンベア800と複数の回転板501a,501b,502a,502bとの隙間を最低限にすることができる。
一の幅を有する回転板501a,501bと、他の幅を有する回転板502a,502bとからなるので、ほぼX線漏洩防止カーテン500の幅を、5mmピッチで調整することができる。
本実施の形態においては、X線照射装置200がX線源に相当し、X線210が透過X線に相当し、商品900が被検査物および複数の同一物からなる包装前の商品に相当し、X線検査装置100がX線検査装置に相当し、ベルトコンベア800が搬送手段に相当し、X線漏洩防止カーテン500がX線漏洩防止手段に相当し、一対の案内部材が案内ガイド700,720に相当し、複数の回転板501a,501b,502a,502bが搬送手段の幅方向に異なる複数種の幅を有するX線漏洩防止部材に相当し、矢印X1の方向が搬送方向に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
100 X線検査装置
200 X線照射装置
220 ラインセンサ
300 X線検査室
500 X線漏洩防止カーテン
501a,502a,503a,504a 一の幅を有する回転板
501b,502b,503b,504b 他の幅を有する回転板
510 入口側のX線漏洩防止カーテン
520 出口側のX線漏洩防止カーテン
511,521 台座
512,513,522,523 水平軸
524,525 部材
551,552 遮蔽板
700,710,720 案内ガイド
800 ベルトコンベア
900 商品
200 X線照射装置
220 ラインセンサ
300 X線検査室
500 X線漏洩防止カーテン
501a,502a,503a,504a 一の幅を有する回転板
501b,502b,503b,504b 他の幅を有する回転板
510 入口側のX線漏洩防止カーテン
520 出口側のX線漏洩防止カーテン
511,521 台座
512,513,522,523 水平軸
524,525 部材
551,552 遮蔽板
700,710,720 案内ガイド
800 ベルトコンベア
900 商品
Claims (5)
- X線源から照射される透過X線によって、被検査物を検査するX線検査装置であって、
前記被検査物を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段に設けられ、前記被検査物を誘導する一対の案内部材と、
前記搬送手段の搬送上流側および搬送下流側の前記一対の案内部材間に配設されたX線漏洩防止手段と、を含み、
前記X線漏洩防止手段は、
前記搬送手段の幅方向に異なる複数種の幅を有するX線漏洩防止部材からなることを特徴とするX線検査装置。 - 前記被検査物は、複数の同一物からなる包装前の商品であることを特徴とする請求項1記載のX線検査装置。
- 前記X線漏洩防止手段は、前記案内部材の近傍に幅の広いX線漏洩防止部材が1または複数配設され、前記幅の広いX線漏洩防止部材の間に1または複数の幅の狭いX線漏洩防止部材が配設されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のX線検査装置。
- 前記X線漏洩防止手段は、一の幅を有する一のX線漏洩防止部材と、前記一の幅を有する一のX線漏洩防止部材の1.3倍から1.5倍の幅を有する他のX線漏洩防止部材とからなることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のX線検査装置。
- 前記一対の案内部材は、前記搬送手段の搬送面から水平方向に移動する案内部材移動機構を有し、
前記X線漏洩防止部材は、前記搬送手段の搬送面から水平方向に移動するX線漏洩防止部材移動機構を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のX線検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009086893A JP2010237109A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | X線検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009086893A JP2010237109A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | X線検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010237109A true JP2010237109A (ja) | 2010-10-21 |
Family
ID=43091552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009086893A Pending JP2010237109A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | X線検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010237109A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011191165A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
| JP2014020793A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 搬送装置およびx線検査装置 |
| JP2014109510A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
| JP7157500B1 (ja) | 2022-04-21 | 2022-10-20 | 株式会社日本選別化工 | X線検査装置 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009086893A patent/JP2010237109A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011191165A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
| JP2014020793A (ja) * | 2012-07-12 | 2014-02-03 | Anritsu Sanki System Co Ltd | 搬送装置およびx線検査装置 |
| JP2014109510A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Ishida Co Ltd | X線検査装置 |
| JP7157500B1 (ja) | 2022-04-21 | 2022-10-20 | 株式会社日本選別化工 | X線検査装置 |
| JP2023159953A (ja) * | 2022-04-21 | 2023-11-02 | 株式会社日本選別化工 | X線検査装置 |
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