JP2010265105A - エレベータ乗場ドアの連動ロープ点検装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗場ドアと、乗場ドア連動ロープ返し車と、乗場ドアを開閉する乗場ドア連動ロープ9と、乗場ドア連動ロープの一端部をテンション用ばね17を介して基準位置に固定する上部連動ロープ取付部11と、乗場ドア連動ロープの他端部をテンション用ばね23を介して基準位置に固定する下部連動ロープ取付部12と、乗場ドア連動ロープのテンションの異常状態を検出する乗場ドア連動ロープ異常検出手段とを備える。
【選択図】図3
Description
28は乗場ドア連動ロープ9の異常(伸び)を検出するために設けられたマイクロスイッチからなる乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチで、乗場ドア連動ロープ9が伸びると、乗場ドア連動ロープテンション用ばね17が伸びて、ワッシャ18が右に移動して、検出スイッチ28が作動する。また、乗場ドア連動ロープ9の伸びは均等であるので、もう一方の乗場ドア連動ロープテンション用ばね23が伸びて、ワッシャ24が左に移動して、乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチ28が作動するようにしても良いし、両方共に設けても良い。29はドアクローザーロープ14の異常(断線)を検出するために設けられたマイクロスイッチからなる乗場ドアクローザーおもり異常検出スイッチで、万一ドアクローザーロープ14が断線すると、ドアクローザーロープテンション用ばね20が伸びて、ワッシャ21が右に移動して、乗場ドアクローザーおもり異常検出スイッチ29が作動する。なお、30、31は基準位置であり、通常は位置が変動しない。
図5において、乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチ28が動作して、乗場ドア連動ロープ9の異常が検出されると、エレベータ制御回路32に異常信号が送られ、かご内に設けられた異常灯33を点灯させ、乗客への注意喚起を行う。同様に、乗場ドアクローザーおもり異常検出スイッチ29が動作して、ドアクローザーロープ14の異常(断線)が検出されると、エレベータ制御回路32に異常信号が送られ、かご内に設けられた異常灯33を点灯させ、乗客への注意喚起を行う。エレベータ制御回路32は、乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチ28等の異常動作情報を通信装置34、通信回線35等を介してエレベータ保守会社の受信システム36に異常発報として通知する。エレベータ保守会社の受信システム36は、通信装置37を介して受信端末38にて乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチ28等の異常動作情報を受信し、受信端末38により保守技術者39を復旧出動させる等の対応が可能となる。
40はかご、41は主ロープ、42は巻上機、43はつり合いおもり、44はかご40の上部でかごドア45側に設けられた第1の監視カメラで、撮影用ライト(図示せず)を付属している。46はかご40の下部でかごドア45側に設けられた第2の監視カメラで、撮影用ライト(図示せず)を付属している。監視カメラ44、46は撮影用のライトを付属しているが、赤外線LED付きのカメラであっても良い。また、監視カメラは、かご40の乗場ドア連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部に対応する部分に1個取り付けて撮影することも可能である。47、48、49は各階に設けられた乗場ドア、50、51、52は各乗場ドアに設けられた乗場ドア連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部で、乗場ドア診断運転時に監視カメラ44、46が撮影する部分である。また、つり合いおもり43に監視カメラを取り付けて、全乗場ドアの乗場ドア連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部を撮影する方法も考えられる。この場合、監視カメラへの給電、画像データの取り出しは、かご40を終端階へ移動させて行う。34は撮影画像データを蓄積する画像蓄積部を内蔵した通信装置である。この通信装置34は、監視カメラ44、46で撮影された乗場ドアの乗場ドア連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部の画像データを制御ケーブル53、制御盤等を介して受信する。なお、かごドア45のドア連動ロープ取付部(図示せず)を撮影する場合には、昇降路側に第3の監視カメラ54を設置すれば良い。
エレベータの閑散時又は夜間等に開始され(ステップS1)、乗場ドア診断運転を開始し、かご40を1階に走行させる(ステップS2)。先ず、かごドア連動ロープ取付部を昇降路側の第3の監視カメラ54の位置に移動し、かごドア連動ロープ取付部の画像撮影を行う(ステップS3)。次に、1階乗場ドア連動ロープ取付部にかごを移動し、かご40の下部監視カメラ46にて乗場ドア連動ロープ取付部の画像撮影を行う(ステップS4)。そして、最上階になるまで(ステップS5)、次階の乗場ドア連動ロープ取付部までかご40を移動し、かご40の上部監視カメラ44にて各階の乗場ドア連動ロープ取付部の画像撮影を行う(ステップS6)。なお、監視カメラ54、44、46には、撮影用のライトが付属しているので、撮影時に点灯させる。最上階の乗場ドア連動ロープ取付部の画像撮影が終了したら(ステップS5)、撮影された画像を通信装置34の録画装置の画像蓄積部に保存し(ステップS7)、ドア連動ロープ取付部の画像取得運転を終了する(ステップS8)。なお、各階の乗場ドア連動ロープ取付部を撮影した時、ドアクローザーロープ取付部も一緒に撮影される。
監視カメラ44、46、54で撮影された乗場ドア連動ロープ取付部の画像データ55等は、制御盤56を介して、通信装置34の画像蓄積部に一時的に保存され、通信回線35を介してエレベータ保守会社の受信システム36の通信装置37に送信される。画像データ55には、撮影したかご、乗場階床の識別記号、例えば3階等のラベル55aを貼り付ける。エレベータ保守会社36は受信端末38、遠隔点検端末57、画像蓄積部58、画像判定結果部59を備えている。なお、39は遠隔操作によりエレベータ保守会社36の遠隔点検端末57を介して画像蓄積部58又は画像判定結果部59から異常判定を確認して、異常対応出動する保守技術者である。
監視カメラ44、46、54で撮影された画像データ55は、通信装置34の画像蓄積部に一時的に保存され、画像にかご、乗場階床の識別が可能な識別ラベル55aが貼り付けられ、定期的にエレベータ保守会社の受信システム36からデータ収集が行われる。収集された階毎のデータを画像確認して、良否判定を行う。良否判定の結果、異常と判定された場合には保守技術者39を異常対応出動させる。これにより、現場での直接点検が不要になるため、エレベータ停止時間の大幅な削減ができる。また、点検の機械化により夜間のエレベータの不使用時に画像撮影が可能となる。また、遠隔点検により、3ヶ月に一度の点検が毎月詳細に点検することが可能となる。また、ロープ交換時には、遠隔から画像データを確認可能であり、無駄に現場に出向く必要がなくなる。
図9は現場から抽出した画像データ55であり、図10は画像処理にて差分を抽出するのに用いる基準位置から正しい位置の基準画像データ60であり、図11は差分抽出画像データ61である。図中、30、31は基準位置であり、通常は位置が変動しない。この基準位置30、31を元に、撮影画像から抽出した現時点での一点を比較してその値の差を求める。すると、基準位置30、31を元に変化分62、63、64が抽出される。ここで、乗場ドア連動ロープ9が伸びると、変化分62、64が増大する。また、ドアクローザーおもり用ロープ14が断線すると、基準位置30、31との差が大きくなり、変化分63が増加する。そして、基準値を超えると異常判定となる。
画像解析による異常判定が開始され(ステップS11)、先ず、かごドア連動ロープ取付部の差分抽出画像61を取り出して、変化分62、64を見てかごドア連動ロープテンションが異常か否か判定し(ステップS12)、異常があれば、異常判定となる(ステップS13)。ステップS12で異常がなければ、1階の乗場ドア連動ロープ取付部の差分抽出画像61を取り出し(ステップS14)、変化分62、64を見て乗場ドア連動ロープテンションが異常か否か判定する(ステップS15)。次に、1階のドアクローザーおもり用ロープ取付部の差分抽出画像61から変化分63を見てドアクローザーおもり用ロープ14のテンションが異常か否か判定する(ステップS16)。そして、ステップS15及びステップS16でいずれも正常であれば、最上階画像になるまで(ステップS17)、+1階の乗場ドア連動ロープ取付部の差分抽出画像61を取り出し(ステップS18)、以降ステップS15〜ステップS18の動作を繰り返す。最上階画像でも異常が検出されなければ、正常判定となり(ステップS19)、画像解析による異常判定が終了する(ステップS20)。
上記実施例1では、乗場ドア診断運転で採取した画像データを保守技術者が遠隔で操作して異常を判定するシステム構成について説明したが、この実施例2においては、図13に示すように、遠隔で画像データを採取して、エレベータ保守会社の受信システム36の画像解析部65により自動解析して、異常を判定する。そして、エレベータ保守会社の受信システム36の受信端末38から保守技術者39に通知され、異常対応出動させるようにしたものである。
3、4 乗場ハンガーローラー
5、6 ロープ取付体
7、8 乗場ドア連動ロープ返し車
9 乗場ドア連動ロープ
10 乗場ドア1側の連動ロープ取付部
11 乗場ドア2側の上部連動ロープ取付部
12 乗場ドア2側の下部連動ロープ取付部
13 ドアクローザーおもり
14 ドアクローザーロープ
15 ドアクローザーロープ返し車
16 ドアクローザーロープ取付部
17、23 乗場ドア連動ロープテンション用ばね
18、21、24 ワッシャ
19、22、25 テンション調整用ナット
20 ドアクローザーロープテンション用ばね
26 テンション調整基準ライン
27 階床数字
28 乗場ドア連動ロープ異常検出スイッチ
29 乗場ドアクローザーおもり異常検出スイッチ
30、31 基準位置
32 エレベータ制御回路
33 異常灯
34、37 通信装置
35 通信回線
36 エレベータ保守会社の受信システム
38 受信端末
39 保守技術者
40 かご
41 主ロープ
42 巻上機
43 つり合いおもり
44、46、54 監視カメラ
45 かごドア
47〜49 各階の乗場ドア
50〜52 乗場ドア連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部
53 制御ケーブル
55 画像データ
56 制御盤
57 遠隔点検端末
58 画像蓄積部
59 画像判定結果部
60 基準画像データ
61 差分抽出画像データ
62〜64 変化分
65 画像解析部
Claims (11)
- 乗場ドアと、
前記乗場ドアの上方に離れて設置された左右一対の乗場ドア連動ロープ返し車と、
前記乗場ドア連動ロープ返し車間に巻き掛けられ、前記乗場ドアを開閉する乗場ドア連動ロープと、
前記乗場ドアの上部に設けられ、前記乗場ドア連動ロープ返し車の一方側で反転された前記乗場ドア連動ロープの一端部をテンション用ばねを介して基準位置に固定する上部連動ロープ取付部と、
前記乗場ドアの上部に設けられ、前記乗場ドア連動ロープ返し車の他方側で反転された前記乗場ドア連動ロープの他端部をテンション用ばねを介して基準位置に固定する下部連動ロープ取付部と、
前記乗場ドア連動ロープのテンションの異常状態を検出する乗場ドア連動ロープ異常検出手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。 - 乗場ドア連動ロープ異常検出手段は、乗場ドア連動ロープが基準位置より所定値以上伸びた時に作動する検出スイッチであることを特徴とする請求項1記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 乗場ドア連動ロープ異常検出手段は、かごに設けられ、上部連動ロープ取付部及び下部連動ロープ取付部を撮影して乗場ドア連動ロープのテンションの異常状態を検出する監視カメラであり、前記監視カメラにより撮影された画像データを取得して、前記上部連動ロープ取付部及び前記下部連動ロープ取付部の基準位置とのずれを確認することにより、前記乗場ドア連動ロープのテンション点検を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 乗場ドアと、
前記乗場ドアの上方に離れて設置された左右一対の乗場ドア連動ロープ返し車と、
前記乗場ドア連動ロープ返し車間に巻き掛けられ、前記乗場ドアを開閉する乗場ドア連動ロープと、
前記乗場ドアの上部に設けられ、前記乗場ドア連動ロープ返し車の一方側で反転された前記乗場ドア連動ロープの一端部をテンション用ばねを介して基準位置に固定する上部連動ロープ取付部と、
前記乗場ドアの上部に設けられ、前記乗場ドア連動ロープ返し車の他方側で反転された前記乗場ドア連動ロープの他端部をテンション用ばねを介して基準位置に固定する下部連動ロープ取付部と、
前記乗場ドアが開放状態にならないようにするためのドアクローザーおもりが一端に設けられたドアクローザーロープと、
前記乗場ドアの上部に設けられ、前記ドアクローザーロープの他端部をテンション用ばねを介して基準位置に固定するドアクローザーロープ取付部と、
前記乗場ドア連動ロープのテンションの異常状態を検出する乗場ドア連動ロープ異常検出手段と、
前記ドアクローザーロープのテンションの異常状態を検出するドアクローザーロープ異常検出手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。 - 乗場ドア連動ロープ異常検出手段は、乗場ドア連動ロープが基準位置より所定値以上伸びた時に作動する検出スイッチであり、ドアクローザーロープ異常検出手段は、ドアクローザーロープが断線すると作動する検出スイッチであることを特徴とする請求項4記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 乗場ドア連動ロープ異常検出手段及びドアクローザーロープ異常検出手段は、かごに設けられ、上部連動ロープ取付部、下部連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部を撮影して乗場ドア連動ロープのテンションの異常状態及びドアクローザーロープの断線を検出する監視カメラであり、前記監視カメラにより撮影された画像データを取得して、前記上部連動ロープ取付部、前記下部連動ロープ取付部及びドアクローザーロープ取付部の基準位置とのずれを確認することにより、前記乗場ドア連動ロープのテンション点検及びドアクローザーロープの断線点検を行うことを特徴とする請求項4記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 監視カメラは撮影用ライト又は赤外線LEDを付属していることを特徴とする請求項3又は請求項6記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 監視カメラは、かごの上部及び下部に設けたことを特徴とする請求項7記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 監視カメラによる乗場ドア連動ロープの画像取得運転は、エレベータの閑散時又は夜間に開始することを特徴とする請求項3又は請求項6記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検装置。
- 監視カメラによる乗場ドア連動ロープの画像取得運転で採取した画像データを保守技術者が遠隔操作することにより、異常を判定できるようにしたことを特徴とする請求項3又は請求項6記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検方法。
- 監視カメラによる乗場ドア連動ロープの画像取得運転で採取した画像データをエレベータ保守会社で自動解析し、異常が判定された場合、エレベータ保守会社から保守技術者に異常対応出動させることを特徴とする請求項3又は請求項6記載のエレベータの乗場ドア連動ロープ点検方法。
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