JP2010524331A - 偏波依存ビーム幅調整器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、第1及び第2偏波を有する第1及び第2の放射パターンを持つデュアル偏波アンテナ又はアンテナアレイ、そのアンテナ又はアンテナアレイを調整する方法、及びそのアンテナ又はアンテナアレイを備える無線通信システムを提供する。前記アンテナ又はアンテナアレイは、導電性フレームの上方に配列された、メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイを備える。さらに、本発明は、第1及び第2の放射パターンのビーム幅を個々に制御するための手段を達成するために、前記メイン放射アンテナエレメントと関連して配置される導電性パラサイトストリップ及びチョークの組み合わせのアンテナ及びアンテナアレイ、第1及び第2の放射パターンに対する前記ビーム幅の調整が互いに個々になされた、各偏波に対して所望のビーム幅を達成するための調整方法、本発明に従ったデュアル偏波アンテナ又はアンテナアレイを装備した基地局を含む無線通信システム、を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信システムで使用されるアンテナの技術分野に関する。
グランド面の近傍に位置されたアンテナエレメントのビーム幅は、伝統的には、アンテナエレメントの寸法及びグランド面の延長を変えることにより調整される。
基地局アンテナは、頻繁に、ダイバーシティ(偏波ダイバーシティ)に対する2つの直交する直線状の偏波を用いて操作する。GSM(Global System for Mobile Communication)やWCDMA((Wideband Code Division Multiple Access)では、垂直面に対して+又は−45°に方向付けられた、傾斜した直線状の偏波を使用するのが一般的である。魅力のあるアンテナでは、垂直及び水平の偏波、すなわち、0°と90°の角度の偏波を用いている。同じ機械構造上にデュアルな偏波(たとえば、垂直及び水平の偏波)を用いたアンテナを使用するとき、同時に双方の偏波に対して所望の水平ビーム幅を与えるように設計することはとても複雑になる可能性がある。よって、各偏波に対する水平ビーム幅を個々に制御する設計パラメータを含む設計は有益である。
本発明の目的は、第1及び第2偏波を有する第1及び第2の放射パターンを用いたデュアル偏波アンテナ又はアンテナアレイ、前記アンテナ又はアンテナアレイの調整するための方法、そして、第1偏波での第1放射パターン及び第2偏波での第2放射パターンに対して同時に所望の水平ビーム幅を得るために課題を解決することが可能な、前記アンテナ又はアンテナアレイを備える無線通信システムを提供することにある。前記アンテナ又はアンテナアレイは、延長面内のメイン延長と長手方向の延長とを持つ、メイン放射アンテナエレメント(main radiating antenna element)又はメイン放射アンテナエレメントのアレイを備える。メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイには、導電性フレーム上にて、フレーム面に向けられ、フレーム面の領域内に収まるメイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイの鉛直突出が配置される。
本目的は、
・アンテナまたはアンテナアレイの長手方向の延長に実質的に垂直な面で第1及び第2の放射パターンのビーム幅を個々に制御するための手段を達成するために、導電性パラサイトストリップ(conductive parasitic strip)及びチョーク(choke)の組み合わせが、導電性パラサイトストリップ及びチョークが前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに関連して配置されたアンテナまたはアンテナアレイ、
・各偏波に対して前記長手方向の延長に実質的に垂直な面で所望のビーム幅を達成するための調整方法であって、第1及び第2の放射パターンに対する前記ビーム幅の調整は互いに個々になされ、
導電性パラサイトストリップをメイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに関連して配置し、前記第1偏波の前記ビーム幅を制御するステップと、
少なくとも二つのチョークをメイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに関連して配置し、前記第2偏波の前記ビーム幅を制御するステップと、を含む方法、
・本発明に従いデュアル偏波光アンテナ又はアンテナアレイを装備する基地局を含む無線通信システム、
により達成される。
前記アンテナ又はアンテナアレイの前記長手方向の延長に実質的に垂直な面内の放射パターンは、これ以降、明細書中では水平放射パターンと呼ばれる。
実質的に延長面及びアンテナ又はアンテナアレイの長手方向の延長に平行な偏波は、これ以降、明細書中では垂直偏波と呼ばれる。
実質的に延長面に平行かつアンテナ又はアンテナアレイの長手方向の延長に垂直な偏波は、これ以降、明細書中では水平偏波と呼ばれる。
本発明は、垂直及び平行偏波に対するビーム幅を個別に調整することが可能であり、望まれる場合には、両方の偏波に対して等しいビーム幅を得るような調整が可能である。本発明は、また、一つの垂直偏波成分と一つの水平偏波成分とに分離され得、それゆえ、垂直及び水平偏波に対して等しい放射パターンをもつことは、他のいかなる一対の偏波に対しても等しいパターンを与えるであろうから、他のいかなるデュアル偏波(たとえば、+/− 45°)に対する等しい水平ビーム幅及び水平ビームを得ることができる。調整の実行は簡単に遂行され、一実施形態によれば、導電性パラサイトストリップがアンテナを持つ通常の基板上でエッチングされ得る。チョークの機械的実装は簡単であり、伝統的なダイキャスティング又は成型で完成させることができる。
導電性パラサイトストリップ及びチョークは、例えばパッチアンテナのような、メイン放射アンテナエレメントを基準として位置づけられる。メイン放射アンテナエレメントは、また、例えばデュアル偏波ダイポール、スロット、積層されたパッチ等の他のタイプからなることも可能である。メイン放射アンテナエレメントは、これ以降、明細書中ではパッチエレメントで例示する。
垂直偏波(通常は図1の面)でパッチを励起するとき、場は、導電性寄生ストラップに平行である、すなわち、導電性寄生ストラップがグランド面の広がりとして作用するだろうから、場は導電性寄生ストラップにより短絡するであろう。それ故、導電性寄生ストラップの位置及び幅を選ぶことにより、垂直偏波に対するビーム幅は調整され得る。各サイドには、また、二つ又はそれ以上の導電性寄生ストラップが存在し得る。この場合の場はチョークに平行に向けられているので、チョークは、波長に対してその幅が小さい限りにおいては、場上では無視できるほどの影響しか与えないであろう(すなわち、チョークは、チョークに平行な電界にはほとんど見えない)。
水平偏波でパッチを励起するとき、場は、導電性寄生ストラップに対して鉛直方向に導電性寄生ストラップと交差するであろう。そして、波長に対して導電性寄生ストラップの幅が小さい限りにおいては、場はほとんど影響されない(すなわち、導電性寄生ストラップは、導電性寄生ストラップに垂直な電界にはほとんど見えない)。しかしながら、チョークの位置及び深さを選ぶことは、チョークの入り口での電流が、チョークのインピーダンスにより影響されるだろうから、水平偏波のビーム幅に作用するであろう。それゆえ、チョークの位置、寸法及び方向は、垂直偏波に対する放射パターンに小さな影響を与えながら、水平偏波に対する水平放射パターンを制御するために用いられ得る。
さらなる利点は、メイン放射アンテナエレメントに対する導電性パラサイトストリップの位置、導電性パラサイトストリップの数及び形状、フレーム面に対する導電性パラサイトストリップの角度、及び導電性パラサイトストリップ間の相対位置に関する変形を用いて、アンテナ又はアンテナアレイの異なる実施形態をカバーする従属項の特徴を実行することにより得られることができる。導電性パラサイトストリップは、また、ワイヤ、ロッド又はチューブとして認識され得る。メイン放射アンテナエレメントに関連するチョークの位置、チョークの数に関する変形は、また、フレーム面に対するチョークの位置決めと同様に本発明の範囲内であり従属項にてカバーされる。
チョークは、アンテナ又はアンテナアレイの延長面に平行に整列され得、アンテナ又はアンテナアレイの長手方向の延長内で延長され得る。これは、これ以降、明細書中では、延長面アライメントと呼ばれる。
チョークは、また、アンテナまたはアンテナアレイの延長面に垂直な、通常面内で配列され得、アンテナ又はアンテナアレイの長手方向の延長内で延長され得る。これは、これ以降、明細書中では、通常面アライメントと呼ばれる。
もし調整方法に対する従属項の特徴が実行されるならば、追加の利点が得られる。第1偏波の調整方法は、例えば、メイン放射アンテナエレメントに対するストリップの位置、導電性パラサイトストリップの数、及びフレーム面に対する導電性パラサイトストリップの角度のように、導電性パラサイトストリップに関するあるパラメータを最適化することにより遂行され得る。そのほかの最適化パラメータは、導電性パラサイトストリップの幅であることもできる。導電性パラサイトストリップは、また、例えばワイヤとして認識され得る。
第2偏波の調整方法は、実質上第1偏波の調整パラメータと独立して、チョークのパラメータの数を最適化することにより遂行され得る。それらチョークのパラメータは、メイン放射アンテナエレメントに対するチョークの位置、チョークの数、フレーム面に対するチョークのアライメントを具備する。
図1は、導電性パラサイトストリップが基板と同じ面に位置付けられ、かつチョークが延長面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図2は、パッチのアレイの斜視図を概略的に示す。
図3は、導電性パラサイトストリップが基板面を基準として角度をなし、かつチョークが延長面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図4は、導電性パラサイトストリップがワイヤ、ロッド又はチューブとして認識され、かつチョークが延長面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図5は、導電性パラサイトストリップが幾つかのワイヤ、ロッド又はチューブとして認識として認識され、かつチョークが延長面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図6は、導電性パラサイトストリップが基板と一体となって整列され、かつチョークが通常面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図7は、導電性パラサイトストリップが二つのワイヤ、ロッド又はチューブとして認識され、かつ延長面アライメントを持つ二つのチョークのアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図8は、導電性パラサイトストリップが平面的でなく、かつチョークが延長面アライメントを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図9は、平面的でないことが可能な幾つかの導電性パラサイトストリップと延長面アライメントを有するチョークを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図10は、支持構造により導電性フレームに装着された導電性パラサイトストリップを持つアンテナ構造の断面図を概略的に示す。
図11a及び図11bは、チョークなしの本発明に従ったアンテナ構造のための垂直及び水平偏波に対する周波数の関数としてのビーム幅の図表を示す。
図12a及び図12bは、本発明に従ったアンテナ構造のための垂直及び水平偏波に対する周波数の関数としてのビーム幅の図表を示す。
図13は、二つの偏波のビーム幅を調整するための方法を図示したブロック図である。
図14は、ワイヤレス通信システムを概略的に示す。
これから、図面と本発明がどのように実施されるかについての幾つかの例を参照しながら本発明について詳細に説明するが、他の実施形態も本発明の範囲内とされ得る。
座標記号112により定義されるように、x/z面に平行な面内にメイン延長を有するアンテナ及びアンテナアレイの第1の実施形態は、図1に示される。これは、これ以降、明細書中でアンテナ及びアンテナアレイの延長面と呼ばれる。y/z面に平行な面は、アンテナ及びアンテナアレイの通常面として定義される。アンテナ及びアンテナアレイは、また、長手方向の延長として定義されるz方向内に延長方向を有し、これ以降は、明細書中で長手方向の延長と呼ばれる。図1では、導電性パラサイトストリップは基板と同じ面に位置づけられ、チョークは延長面に平行に整列される。すなわち。それらは延長面アライメントを有する。アンテナ構造は、グラウンド面として機能し、かつメイン放射アンテナエレメント102に対向するフレーム面111を持つ導電性フレーム101上に取り付けられた基板103備える。基板は、距離106により二つの向かい合うサイドにてフレームの外側に延在する。幅107を持つ導電性パラサイトストリップ104は、フレームの外側に延在する基板部分の表面上に与えられる。導電性パラサイトストリップ及びフレーム間のギャップ108は、距離106及び107間の差として定義される。ここではパッチを持つ例であるが、導電性メイン放射アンテナエレメント102は、フレームの長手方向のサイド端部からの距離109で、かつフレームの表面領域内にあるフレーム面111に向けて直交する突出をもち、基板の上方に実質的に基板に平行して配列される。ノッチとして認識されるチョーク105は、延長面アライメントを有し、深さ110を持ち、フレームの二つの向かい合う長手方向のサイドに沿って、導電性パラサイトストリップと同じ方向に延在する。垂直偏波に対して、すなわち、電場が形状面に垂直であるとき、電場が導電性寄生ストラップに平行であるから、場は導電性パラサイトストリップによって短絡するであろう。これは、導電性寄生ストラップがグランド面の広がりとして作用するであろうという効果を持つ。それゆえ、導電性寄生ストラップの位置及び幅を選ぶことにより、垂直偏波に対するビーム幅は調整され得る。図1の例では、フレームの各反対の長手方向側にて一つの導電性パラサイトストリップがある。また、各側には二つまたはそれ以上の導電性パラサイトストリップが存在することも可能である。チョークは、波長に対してノッチが小さい限りにおいては、場上では無視できるほどの影響しか与えないであろう。この場合の場は、チョークに平行に方向づけられているからである(すなわち、チョークは、チョークに平行な電界にはほとんど見えない)。幅広い効果を有する導電性パラサイトストリップのために、上記で定義されたギャップ108は、概ね1/4〜1/2の波長より小さくなければならない。
パッチは、例えば、パッチの各コーナーに設けられた(図示しない)プラスチック支持部により、基板及びフレーム上に配置され得、基板に装着され得る。更なる実施形態では、パッチは、直接基板に装着され得、すなわち、パッチ及び導電性パラサイトストリップの双方が基板に装着され得る。
水平偏波を用いてパッチを励起するとき、すなわち、形状面内において、場が導電性パラサイトストリップに垂直に導電性パラサイトストリップと直交するであろうとき、導電性パラサイトストリップの幅が波長に対して小さい限りにおいては、場はほとんど影響されない(すなわち、導電性寄生ストラップは、導電性寄生ストラップに垂直な電界にはほとんど見えない)。しかしながら、チョークの深さと位置を選択することは、チョーク入り口での電流が、チョークのインピーダンスにより影響されるであろうから、水平偏波のビーム幅に影響を与えるであろう。それゆえ、チョークの位置、寸法及び方向は、垂直偏波に対する放射パターンに小さな影響を与えながら、水平偏波に対する水平放射パターン、すなわち、アンテナ及びアンテナアレイの長手方向の延長に実質的に垂直な面での放射を制御するために用いられ得る。最も反応する調整パラメータは、チョークノッチの深さである。
パッチのデュアル偏波の給電は、当業者によく知られた従来の方法でアレンジすることができる。一般的な給電方法は、マルチレイヤプリント回路基板(Printed Circuit Board:PCB)を基板として使い、PCBのメタライズされたボトムレイヤ中の交差スロット、第2レイヤ中の各スロットの給電及び第3トップレイヤ中の導電性パラサイトストリップを一体化することである。パッチは、また、この第3トップレイヤ中、又はパッチの各コーナー及び基板に装着されたプラスチックの支持部上で基板の上方に配置されることも可能である。
アンテナ構造は、一つのパッチ又は直線上にアレイ状に配置されたパッチ数を含むことができる。長手方向の延長207を持つ直線上のアレイは、通常はグランド面として参照されるフレーム201上に装着された基板202とともに、図2に示されている。延長面アライメントを持つチョーク204は、フレームの反対の長手方向側に配列される。導電性パラサイトストリップ203は、基板の反対の長手方向側に設けられていて、パッチ205の一列208は、基板及びパッチの各コーナーに装着された支持部206上に取り付けられている。パッチの数は、実際のアプリケーションによるが、通常、基地局の適用に対して4〜20程度である。しかし、他の数が本発明の範囲内となることも可能である。あるアプリケーションに対しては、また、平行に取り付けられた、二つ又はそれ以上のパッチの列208の使用に適合することもできる。上記で定義したように、アンテナアレイの延長面は、x/z面である。通常面は、y/z面に平行な面である。
第2の実施形態は図3に示されている。図3では、導電性パラサイトストリップ301は基板面と図1のように延長面アライメントを持つチョークとを基準として角度が付けられている。図3による例示は、導電性パラサイトストリップ301が導電性パラサイトストリップと基板との間にて角度302を持って、二つの対向する側の端部にてここに配置されていることを除き図1の例と同じ構造を有する。導電性パラサイトストリップの配置は、いずれかの適正な機械的手段によりなされ得る。この例は、追加のパラメータである角度302を付加し、角度302が垂直偏波に対するビーム幅を良好に調整しかつ適正化するために使われるようにしている。
第3の実施形態は図4に示されている。図4では、導電性パラサイトストリップ301はワイヤ、ロッド又はチューブ401として認識され、チョークは延長面アライメントを持つ。これ以降、明細書中ではワイヤ、ロッド又はチューブ401としてのストリップの認識は、ワイヤにより例示される。アンテナ構造は、ここでの基板402がフレームと同じ寸法を有し、それ故、図1に関連して記載されたフレームを外側に延長していないこと、及び導電性パラサイトストリップがここではワイヤ401として認識されることを除き図1の例と同じ構造を有する。ワイヤは、チョークと同じ方向に延長して基板から固定距離403で基板の二つに対向するサイドに沿って配置されている。距離403は、垂直偏波に対するグラウンド面の広がりとして機能する効果を得るために、1/4〜1/2の波長より小さくなければならない。
第4の実施形態は図5に示されている。図5では、導電性パラサイトストリップはいくつかのワイヤとして認識され、チョークは延長面アライメントを持つ。本実施形態は、フレームの各サイド上で更なるワイヤ501の追加によることのみ、図4における代替物と異なる。三つ又はそれ以上のワイヤがまた、各サイドにて使われ得る。本実施形態は、追加のパラメータであるワイヤの数及びワイヤ間の距離を付加し、垂直偏波に対するビーム幅を良好に調整しかつ適正化するために使われる。
第5の実施形態は図6に示されている。図6では、導電性パラサイトストリップは基板と一体となって整列され、チョークは通常面アライメントを持つ。これは、延長面とチョークのノッチのアライメントとの間の角度602が90°であることを意味する。本実施形態は、延長面アライメントをもつチョークを置換し、チョーク601が通常面アライメントをもつことが、図1における代替物と異なる。角度602は、また、0〜180°間のいずれの値もとることができる。これは、チョークの方向が水平方向偏波に対するビーム幅の適正化のために重要でないことを示している図1の実施形態に対する代替メカニズムの実施形態である。チョークは、また、y/z面に対して0〜90°の間の角度を持つことができる。90°は、チョークの延長面アライメントである。チョークの方向は、水平偏波に対するビーム幅を調整するために付加の実現性があるだけ付加される。
第6の実施形態は図7に示されている。図7では、導電性パラサイトストリップはいくつかのワイヤとして認識され、いくつかのチョークは延長面アライメントを持つ。本実施形態は、フレームの各サイドで延長面アライメントをもつ追加チョーク701を追加したことが図5の実施形態と異なる。これは、追加のパラメータであるチョークの数及びチョーク間の距離を付加し、水平偏波に対するビーム幅を良好に調整しかつ適正化するために使われる。更なるチョークが、フレームの各サイドで付加されることが可能である。
第7の実施形態は図8に示されている。図8では、導電性パラサイトストリップは平面的でなく、チョークは延長面を持つ。本実施形態は、フランジ801を導電性パラサイトストリップ802に付加したことが図1の実施形態と異なる。フランジと導電性パラサイトストリップとの間は角度803をなす。図8の実施形態では、角度803は90°である。しかしながら、角度は、0〜360°の間のいずれかの値が想定できる。フランジの高さ及び角度は、垂直偏波に対するビーム幅を調整するために付加の実現性があるだけ付加する。
第8の実施形態は図9に示されている。図9では、いくつかの平面でない導電性パラサイトストリップ及び延長面アライメントをもつチョークが用いられる。本実施形態は、導電性基板に装着された導電性パラサイトストリップ902が、誘電体基板の長手方向サイドに距離904を有し、かつ追加の導電性パラサイトストリップ901が加えられ、誘電体基板と導電性パラサイトストリップとの間にて角度903で誘電体基板の反対の長手方向サイドの端部に装着されていること、が図1の実施形態と異なる。しかしながら、角度は、0〜360°の間のいずれかの値が想定できる。導電性パラサイトストリップ901は、平面状か曲がっている可能性がある。追加の平面状導電性パラサイトストリップ及び追加の湾曲状導電性パラサイトストリップが加えられ得る。
記載された実施形態では、フレーム面111は平面状である。また、他の実施形態では、フレーム面は湾曲とすることも可能である。
図10は、誘電体基板がない実施形態を示す。ここでは、導電性パラサイトストリップは、ここでは支持ピンとして認識される支持構造1001によって導電性フレームに装着される。
遠距離場の放射測定が、同じメカニズム構成上で異なる偏波(例えば、垂直及び水平偏波)を持つアンテナで遂行されている。構造上、チョークあり及びチョークなしの実施例が実験されている。導電性パラサイトストリップの位置及び構成、チョークの位置及び深さが、二つの偏波に対する最適なビーム幅を得るために調整されている。図11及び図12は、垂直及び水平偏波に対する周波数対ビーム幅を示す。図11は、チョークなしのときのビーム幅を示し、図12は、チョークありの実施で同じものを示す。
図11及び図12は、水平軸上ではMHzの周波数、垂直軸上では対応する3デシベル(dB)のビーム幅の値を持つ。図11a及び図12aは、垂直偏波に対するビーム幅を示し、図11b及び図12bは、水平偏波に対するビーム幅を示す。図11bは、チョークが用いられないときのビーム幅で非常に大きな変化を示す。図12bは、チョークが組み入れられたときの結果を示し、水平ビーム幅は、その周波数帯域内で非常に安定的になる。図12aは、導電性パラサイトストリップの構成及び位置が垂直偏波に対してビーム幅を適正化するために調整されているときの垂直偏波に対する結果を示す。概要としては、垂直偏波が、チョークの深さ及び位置を調整することにより導電性パラサイトストリップパラメータ及び水平偏波を可変にすることで調整される。偏波のビーム幅に対する調整手続は、互いにほとんど独立している。すなわち、導電性パラサイトストリップパラメータを変化することにより垂直偏波のビーム幅を調整するとき、それは、水平偏波のビーム幅に影響しない。
ビーム幅を調整するための基本方法は、図13に描かれている。第1及び第2放射パターンに対するビーム幅の調整は、第1偏波1301のビーム幅を制御するために、メイン放射エレメントに関連するパラサイトエレメントを配置すること、及び第2偏波1302のビーム幅を制御するために、メイン放射エレメントに関連するチョークを設計すること、によりなされる。図13では、第1偏波は垂直偏波(V)で例示され、第2偏波は水平偏波(H)で例示される。
次に、垂直偏波のビーム幅は、
・メイン放射エレメントに対してある位置に導電性パラサイトストリップを位置づける、
・導電性パラサイトストリップの数及び/又は形状を変更する、
・導電性パラサイトストリップ間の相対位置を変える、
ことにより、更に調整及び最適化され得る。
ついで、水平偏波のビーム幅は、また、
・メイン放射エレメントに対してある位置に少なくとも二つのチョークを位置づける、
・チョークの数及び/又は形状を変更する、
・チョーク間の相対位置を変える、
ことにより、更に調整及び最適化され得る。
無線通信システムは、図14に示された空気インターフェイス1404を介してモバイルユニット1403及び通信ネットワーク1402に接続された基地局1401を備える。そのようなシステム例は、モバイル通信のためのGSM(Global System for Mobile Communication)及び種々の3G(第3世代)システムためのネットワークである。本発明は、また、本発明の装置クレームに従ったアンテナ又はアンテナアレイを装備した基地局を含む、そのような無線通信システムをカバーする。
本発明は、上記実施形態に限られず、添付したクレームの範囲内で自由な変更が可能である。

Claims (30)

  1. 第1及び第2偏波を有する第1及び第2の放射パターンを持つデュアル偏波アンテナ又はアンテナアレイであって、メインメイン放射アンテナエレメント(102、205)又はメイン放射アンテナエレメントのアレイを備え、前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイは、延長面内にメイン延長と長手方向の延長(207)とを有し、導電性フレーム(101,201)の上方にて、フレーム面(111)に向けて、前記フレーム面の領域内に収まる鉛直突出を配置し、
    導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)及びチョーク(105,204,601)の組み合わせは、前記アンテナまたはアンテナアレイの長手方向の延長(207)に実質的に垂直な面で第1及び第2の放射パターンのビーム幅を個々に制御するための手段を達成するために、前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイと関連して配置されることを特徴とするアンテナまたはアンテナアレイ。
  2. 前記導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)は、支持構造(103,202,1001)により前記導電性フレーム(101,201)に装着されることを特徴とする請求項1のアンテナ構造。
  3. 前記延長面に実質的に平行している少なくとも一つの導電性パラサイトストリップは、支持構造(1001)により前記導電性フレーム(101,201)の各反対側の長手方向サイドに沿って、前記フレーム面(111)に向けて前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイの鉛直突出の領域の外側に装着され、
    深さ(110)をもつ少なくとも一つのチョーク(105,204,601)は、前記フレームの長手方向側及び反対のそれぞれに配置されることを特徴とする請求項2のアンテナ構造。
  4. 前記支持構造(103,202,1001)は、前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに対向し、少なくとも前記フレーム面(111)をカバーする前記フレーム面(111)に取り付けられた誘電体基板(103,202)であり、
    少なくとも一つの導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)は、前記誘電体基板の各反対の長手方向サイドに沿って、かつ前記メイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイの鉛直突出の領域の外側に、前記フレーム面(111)に向けて、前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに対向する前記誘電体基板(103,202)の前記表面に与えられ、又は、少なくとも一つの導電性パラサイトストリップは、前記誘電体基板から前記導電性パラサイトストリップまで延在する支持手段により前記誘電体基板の各反対の長手方向側サイドに沿って装着され、
    深さ(110)をもつ少なくとも一つのチョーク(105,204,601)は、前記フレームの各反対及び長手方向サイドに配置されることを特徴とする請求項2のアンテナ構造。
  5. 前記長手方向の延長に実質的に平行である導電性パラサイトストリップ(301)は、前記導電性パラサイトストリップ及び前記延長面間にて角度(302)を持って前記導電性フレーム(101、201)の前記反対の長手方向サイドの端部に装着されることを特徴とする請求項3のアンテナ構造。
  6. 前記延長面に実質的に平行である導電性パラサイトストリップ(902)は、支持構造(1001)により前記導電性フレーム(101、201)の前記反対の長手方向サイドの端部に装着され、導電性パラサイトストリップ(901)及び前記延長面間の角度(903)を持って前記導電性フレームの前記反対の長手方向サイドの端部に装着されて付加されている付加導電性パラサイトストリップ(901)の長手方向側に距離(904)を有することを特徴とする請求項3のアンテナ構造。
  7. 前記長手方向の延長に実質的に平行である導電性パラサイトストリップ(301)は、前記導電性パラサイトストリップ及び前記延長面間にて角度(302)を持って前記誘電体基板(103,202)の前記反対の長手方向サイドの端部に装着されることを特徴とする請求項4のアンテナ構造。
  8. 前記延長面に実質的に平行である導電性パラサイトストリップ(902)は、前記誘電体基板(103,202)の前記反対の長手方向サイドの端部に装着され、前記誘電体基板の長手方向側に距離(904)を有し、付加導電性パラサイトストリップ(901)は前記導電性パラサイトストリップ(901)及び前記長手方向の延長間にて角度(903)を持って前記誘電体基板(103,202)の前記反対の長手方向サイドの端部に装着されて付加されていることを特徴とする請求項4のアンテナ構造。
  9. 前記少なくとも一つのチョーク(105,204,601)は、前記アンテナ構造の前記延長面に実質的に平行であり、前記アンテナ構造の前記長手方向の延長(207)内で延長していることを特徴とする請求項3又は4のアンテナ構造。
  10. 前記少なくとも一つのチョーク(105,204,601)は、前記アンテナ構造の前記延長面及び前記チョーク(601)のアライメント軸(604)間にて、90°の角度(620)か、又は0〜180°の間の値を持つ角度(602)を有することを特徴とする請求項3又は4のアンテナ構造。
  11. 前記導電性パラサイトストリップは、ワイヤ、ロッド又はチューブ(401,501)として認識されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかのアンテナ構造。
  12. フランジ(801)は、前記フランジ(801)及び前記導電性パラサイトストリップ(802)間にて角度(803)をもって前記導電性パラサイトストリップ(802)に付けられていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかのアンテナ構造。
  13. 前記角度(803)は、90°であることを特徴とする請求項12のアンテナ構造。
  14. 前記導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)は、曲がっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかのアンテナ構造。
  15. 前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)は、パッチ(Patch)であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかのアンテナ構造。
  16. 前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)は、デュアル偏波ダイポールであることを特徴とする請求項1〜14のいずれかのアンテナ構造。
  17. 前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)及び前記導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)は、金属性であることを特徴とする請求項1〜16のいずれかのアンテナ構造。
  18. 前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)は、少なくとも二つの列に配置されていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかのアンテナ構造。
  19. 前記フレーム面(111)は、曲がっていることを特徴とする請求項1〜18のいずれかのアンテナ構造。
  20. 前記第1偏波は、実質的に、前記アンテナまたはアンテナアレイの前記長手方向の延長(207)及び前記延長面に平行であり、前記第2偏波は、実質的に、前記アンテナまたはアンテナアレイの前記長手方向の延長(207)に垂直かつ前記延長面に平行であることを特徴とする請求項1〜19のいずれかのアンテナ構造。
  21. 第1及び第2の放射パターン及び第1及び第2偏波を有するデュアル偏波アンテナ又はアンテナアレイを調整する方法であって、
    各偏波に対して前記長手方向の延長(207)に実質的に垂直な面にて所望のビーム幅を達成するために、第1及び第2の放射パターンに対する前記ビーム幅の調整は互いに個々になされ、
    導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)をメイン放射アンテナエレメント(102,205)又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに関連して配置し、前記第1偏波(1301)の前記ビーム幅を制御するステップと、
    少なくとも二つのチョーク(105,204,601)をメイン放射アンテナエレメント又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに関連して配置し、前記第2偏波(1302)の前記ビーム幅を制御するステップと、を含む方法。
  22. 前記第1偏波の前記ビーム幅の制御は、少なくとも二つの導電性パラサイトストリップ(104,203,301,401,501,801,802,901,902)を前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)に対してある位置に位置づけることによりなされることを特徴とする請求項21の方法。
  23. 前記第1偏波の前記ビーム幅の制御は、前記導電性パラサイトストリップの形状及び/又は数を変えることによってなされることを特徴とする請求項21または22の方法。
  24. 前記第1偏波の前記ビーム幅の制御は、前記導電性パラサイトストリップ間の前記相対位置を変えることによってなされることを特徴とする請求項21〜23のいずれかの方法。
  25. 前記第2偏波の前記ビーム幅の制御は、少なくとも二つのチョーク(105,204,601)を前記メイン放射アンテナエレメント(102,205)又はメイン放射アンテナエレメントのアレイに対するある位置に位置づけることによりなされることを特徴とする請求項21の方法。
  26. 前記第2偏波の前記ビーム幅の制御は、前記チョーク(105,204,601)の形状、深さ(110)、及び/又は数を変えることによってなされることを特徴とする請求項21または25の方法。
  27. 前記第2偏波の前記ビーム幅の制御は、前記少なくとも一つのチョーク(105,204,601)が、前記アンテナ構造の前記延長面及び前記チョーク(601)のアライメント軸(604)間の角度(602)であって90°であるか又は0〜180°の間の値を持つ角度(602)を与えられることによりなされることを特徴とする請求項21、25または26のいずれかの方法。
  28. 前記第2偏波のビーム幅の制御は、前記チョーク(105,204,601)間の前記相対位置を変えることによりなされることを特徴とする請求項21、25〜27のいずれかの方法。
  29. 前記第1偏波は、実質的に、前記延長面及び前記アンテナ又は前記アンテナアレイの前記長手方向の延長(207)に平行であり、
    前記第2偏波は、実質的に、前記アンテナ又は前記アンテナアレイの前記長手方向の延長(207)に垂直であって前記延長面に平行であることを特徴とする請求項21〜28のいずれかの方法。
  30. 通信ネットワーク(1402)に順に接続される基地局(1401)に、エアインターフェイス(1404)を介して接続されたモバイルユニット(1403)を備え、
    前記基地局は、前記請求項1〜20のいずれかのデュアル偏波光アンテナ又はアンテナアレイを具備する無線通信システム。
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