JP2011102738A - 電流検出回路 - Google Patents

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康徳 箱田
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Abstract

【課題】カレントトランスを備えた電流検出回路において、電流検出信号の位相を進めること。
【解決手段】電流検出回路1は、カレントトランスCTと、ダイオードD1、D2と、抵抗Ra、Rrと、インダクタL1と、検出部11と、を備える。ダイオードD1と抵抗Raとは、直列に接続され、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端に電流が流れるように、カレントトランスCTの2次巻線CT2と直列に接続される。ダイオードD2と抵抗Rrとは、直列に接続され、カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端から他端に電流が流れるように、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列に接続される。インダクタL1は、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列に接続される。検出部11は、抵抗Raと並列に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電流検出回路に関する。
従来より、被検出部に流れる電流を検出する手段として、カレントトランスを備えた電流検出回路がある(例えば、特許文献1参照)。
[電流検出回路100の構成]
図6は、従来例に係る電流検出回路100の回路図である。電流検出回路100は、カレントトランスCTと、ダイオードD1、D2と、抵抗Ra、Rrと、検出部11と、を備える。
カレントトランスCTの1次巻線CT1の一端には、入力端子IN1が接続され、カレントトランスCTの1次巻線CT1の他端には、入力端子IN2が接続される。このカレントトランスCTの1次巻線CT1は、被検出部と直列に接続される。
カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端には、ダイオードD1のアノードと、ダイオードD2のカソードと、が接続される。ダイオードD1のカソードには、抵抗Raを介して、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端と、基準電位源GNDと、が接続される。ダイオードD2のアノードには、抵抗Rrを介して、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端と、基準電位源GNDと、が接続される。検出部11は、抵抗Raと並列に接続される。
[電流検出回路100の動作]
以上の構成を備える電流検出回路100では、カレントトランスCTの1次巻線CT1に電流が流れると、カレントトランスCTの1次巻線CT1と2次巻線CT2との巻数比に応じた電流が、カレントトランスCTの2次巻線CT2に流れる。
具体的には、カレントトランスCTの1次巻線CT1の一端から他端に電流が流れると、カレントトランスCTの2次巻線CT2には、他端から一端に向かって電流を流そうとする電力が生じる。すると、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端、ダイオードD1、抵抗Raの順に、電流が流れることとなる。
上述のように抵抗Raに電流が流れると、抵抗Raの両端には電位差が生じる。電流検出回路100は、まず、検出部11により、抵抗Raの両端の電位差を測定し、測定した電位差と、抵抗Raの抵抗値と、に基づいて、抵抗Raに流れる電流を検出する。ここで、抵抗Raに流れる電流は、カレントトランスCTの2次巻線CT2に流れる電流に等しいので、抵抗Raに流れる電流を検出することで、カレントトランスCTの2次巻線CT2に流れる電流を検出することとなる。
次に、検出部11により、カレントトランスCTの2次巻線CT2に流れる電流と、カレントトランスCTの1次巻線CT1と2次巻線CT2との巻数比と、に基づいて、カレントトランスCTの1次巻線CT1に流れる電流を算出して、カレントトランスCTの1次巻線CT1に流れる電流、すなわちカレントトランスCTの1次巻線CT1が直列に接続された被検出部に流れる電流を検出する。そして、被検出部に流れる電流の検出結果を電流検出信号として出力する。
一方、カレントトランスCTの1次巻線CT1の他端から一端に電流が流れると、カレントトランスCTの2次巻線CT2には、一端から他端に向かって電流を流そうとする電力が生じる。すると、カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端から他端、抵抗Rr、ダイオードD2の順に、電流が流れることとなる。これによれば、カレントトランスCTがリセットされる。
特開2008−113509号公報
上述のような電流検出回路の検出結果は、例えばスイッチング電源では、スイッチ素子をオンオフさせるタイミングを設定するために用いられる。ところが、電流検出回路で検出されてから、この検出結果に基づいて駆動対象を駆動させるまでの間に、時間が掛かってしまい、駆動対象を駆動させる実際のタイミングが理想的なタイミングから遅れてしまう場合があった。
上述の課題を鑑み、本発明は、カレントトランスを備えた電流検出回路において、電流検出信号の位相を進めることを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、カレントトランスを備える電流検出回路であって、前記カレントトランスの1次巻線または2次巻線のうち少なくともいずれかと並列に接続されたインダクタと、前記カレントトランスの2次側に流れる電流を検出する電流検出手段と、を備えることを特徴とする電流検出回路を提案している。
この発明によれば、カレントトランスを備える電流検出回路において、インダクタおよび電流検出手段を設けた。そして、インダクタを、カレントトランスの1次巻線または2次巻線のうち少なくともいずれかと並列に接続することとした。これによれば、カレントトランスの1次巻線および2次巻線のいずれにもインダクタが接続されていない場合と比べて、カレントトランスの2次側に流れる電流の位相が進むこととなる。このため、電流検出手段によりカレントトランスの2次側に流れる電流を検出すると、カレントトランスの1次巻線および2次巻線のいずれにもインダクタが接続されていない場合と比べて、電流検出信号の位相が進むこととなる。以上によれば、カレントトランスを備えた電流検出回路において、電流検出信号の位相を、インダクタをカレントトランスの1次巻線または2次巻線のうち少なくともいずれかと並列に接続するという簡易な構成で進めることができる。
(2)本発明は、カレントトランスを備える電流検出回路であって、前記カレントトランスの2次側に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記カレントトランスのコアには、ギャップが設けられることを特徴とする電流検出回路を提案している。
この発明によれば、カレントトランスを備える電流検出回路に、カレントトランスの2次側に流れる電流を検出する電流検出手段を設け、カレントトランスのコアには、ギャップを設けた。これによれば、カレントトランスのコアにギャップを設けなかった場合と比べて、カレントトランスの2次側に流れる電流の位相が進むこととなる。このため、電流検出手段によりカレントトランスの2次側に流れる電流を検出すると、カレントトランスのコアにギャップを設けなかった場合と比べて、電流検出信号の位相が進むこととなる。以上によれば、カレントトランスを備えた電流検出回路において、電流検出信号の位相を、カレントトランスのコアにギャップを設けるという簡易な構成で進めることができる。
本発明によれば、カレントトランスを備えた電流検出回路において、電流検出信号の位相を簡易な構成で進めることができる。
本発明の第1実施形態に係る電流検出回路の回路図である。 前記電流検出回路に流れる電流の波形を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電流検出回路の回路図である。 前記電流検出回路に流れる電流の波形を示す図である。 本発明の変形例に係る電流検出回路の回路図である。 従来例に係る電流検出回路の回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[電流検出回路1の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係る電流検出回路1の回路図である。電流検出回路1は、図6に示した従来例に係る電流検出回路100とは、インダクタL1を備える点が異なる。なお、電流検出回路1において、電流検出回路100と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
インダクタL1は、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列に接続される。
[電流検出回路1の動作]
図2は、電流検出回路1に流れる電流の波形を示す図である。ICT2は、カレントトランスCTの2次巻線CT2に流れる電流を示し、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端に流れる場合に正の値をとるものとする。IRa0は、図6に示した従来例に係る電流検出回路100において抵抗Raに流れる電流を示し、IRa1は、電流検出回路1において抵抗Raに流れる電流を示す。なお、抵抗Raの両端うち、ダイオードD1のカソードと接続される端部を一端とし、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端に接続される端部を他端とすると、電流IRa0および電流IRa1は、抵抗Raの一端から他端に流れる場合に正の値をとるものとする。
図2に示すように、電流検出回路1において抵抗Raに流れる電流IRa1の位相は、電流検出回路100において抵抗Raに流れる電流IRa0の位相より、進んでいる。
以上の電流検出回路1によれば、以下の効果を奏することができる。
カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列にインダクタL1が接続されており、インダクタL1が接続されていない場合と比べて、カレントトランスCTの2次側に流れる電流の位相、すなわち抵抗Raに流れる電流の位相が進んでいる。電流検出回路1は、電流検出手段としての検出部11により、位相の進んだ抵抗Raに流れる電流IRa1を検出する。このため、電流検出信号の位相を、インダクタL1をカレントトランスCTの2次巻線CT2と並列に接続するという簡易な構成で進めることができる。
<第2実施形態>
[電流検出回路1Aの構成]
図3は、本発明の第2実施形態に係る電流検出回路1Aの回路図である。電流検出回路1Aは、図1に示した本発明の第1実施形態に係る電流検出回路1と比べて、インダクタL1の代わりにインダクタL2が設けられる点と、カレントトランスCTの2次側の構成と、が異なる。なお、電流検出回路1Aにおいて、電流検出回路1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
インダクタL2は、カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列に接続される。
カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端には、ダイオードD3のアノードと、ダイオードD4のカソードと、が接続される。ダイオードD3のカソードには、抵抗Rbを介して、基準電位源GNDが接続される。ダイオードD4のアノードには、基準電位源GNDが接続される。抵抗Rbには、検出部11Aが並列に接続される。
カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端には、ダイオードD5のアノードと、ダイオードD6のカソードと、が接続される。ダイオードD5のカソードには、抵抗Rcを介して、基準電位源GNDが接続される。ダイオードD6のアノードには、基準電位源GNDが接続される。抵抗Rcには、検出部11Bが並列に接続される。
[電流検出回路1Aの動作]
カレントトランスCTの1次巻線CT1の一端から他端に電流が流れると、カレントトランスCTの2次巻線CT2には、他端から一端に向かって電流を流そうとする電力が生じる。すると、ダイオードD6、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端、ダイオードD3、抵抗Rbの順に、電流が流れることとなる。電流検出回路1Aは、検出部11Aにより、抵抗Rbに流れる電流を検出する。
また、カレントトランスCTの1次巻線CT1の他端から一端に電流が流れると、カレントトランスCTの2次巻線CT2には、一端から他端に向かって電流を流そうとする電力が生じる。すると、ダイオードD4、カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端から他端、ダイオードD5、抵抗Rcの順に、電流が流れることとなる。電流検出回路1Aは、検出部11Bにより、抵抗Rcに流れる電流を検出する。
図4は、電流検出回路1Aに流れる電流の波形を示す図である。IIN1は、入力端子IN1に流れる電流を示し、カレントトランスCTの1次巻線CT1の一端から他端に流れる場合に正の値をとるものとする。IRb11は、電流検出回路1Aにおいて抵抗Rbに流れる電流を示し、IRc11は、電流検出回路1Aにおいて抵抗Rcに流れる電流を示す。電流検出回路1AからインダクタL2を取り除いたものを電流検出回路200とすると、IRb10は、電流検出回路200において抵抗Rbに流れる電流を示し、IRc10は、電流検出回路200において抵抗Rcに流れる電流を示す。なお、抵抗Rbの両端うち、ダイオードD3のカソードと接続される端部を一端とし、基準電位源GNDと接続される端部を他端とすると、電流IRb10および電流IRb11は、抵抗Rbの一端から他端に流れる場合に正の値をとるものとする。また、抵抗Rcの両端うち、ダイオードD5のカソードと接続される端部を一端とし、基準電位源GNDと接続される端部を他端とすると、電流IRc10および電流IRc11は、抵抗Rcの一端から他端に流れる場合に正の値をとるものとする。
図4に示すように、電流検出回路1Aにおいて抵抗Rbに流れる電流IRb11の位相は、電流検出回路200において抵抗Rbに流れる電流IRb10の位相より、進んでいる。また、電流検出回路1Aにおいて抵抗Rcに流れる電流IRc11の位相は、電流検出回路200において抵抗Rcに流れる電流IRc10の位相より、進んでいる。
以上の電流検出回路1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列にインダクタL2が接続されており、インダクタL2が接続されていない場合と比べて、カレントトランスCTの2次側に流れる電流の位相、すなわち、抵抗Rbに流れる電流の位相と、抵抗Rcに流れる電流の位相と、が進んでいる。電流検出回路1Aは、電流検出手段としての検出部11Aにより、位相の進んだ抵抗Rbに流れる電流IRb11を検出するとともに、電流検出手段としての検出部11Bにより、位相の進んだ抵抗Rcに流れる電流IRc11を検出する。このため、電流検出信号の位相を、インダクタL2をカレントトランスCTの1次巻線CT1と並列に接続するという簡易な構成で進めることができる。
また、抵抗Rbに流れる電流IRb11は、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端に流れる電流に等しく、抵抗Rcに流れる電流IRc11は、カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端から他端に流れる電流に等しい。このため、カレントトランスCTの2次巻線CT2の他端から一端に流れる電流と、カレントトランスCTの2次巻線CT2の一端から他端に流れる電流と、をそれぞれ個別に検出できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の第1実施形態では、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列にインダクタL1を接続したが、これに限らず、例えば、図5に示す電流検出回路1Bのように、カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列にインダクタL3を接続してもよい。また、例えば、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列にインダクタL1を接続するとともに、カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列にインダクタL3を接続してもよい。
また、例えば、上述の第2実施形態では、カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列にインダクタL2を接続したが、これに限らず、例えば、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列にインダクタを接続してもよい。また、例えば、カレントトランスCTの1次巻線CT1と並列にインダクタL2を接続するとともに、カレントトランスCTの2次巻線CT2と並列にインダクタを接続してもよい。
また、例えば、カレントトランスCTのコアに、ギャップを設けてもよい。
1、1A、1B、100、200;電流検出回路
11、11A、11B;検出部
CT;カレントトランス
D1、D2、D3、D4、D5、D6;ダイオード
L1、L2、L3;インダクタ
Ra、Rb、Rc、Rr;抵抗

Claims (2)

  1. カレントトランスを備える電流検出回路であって、
    前記カレントトランスの1次巻線または2次巻線のうち少なくともいずれかと並列に接続されたインダクタと、
    前記カレントトランスの2次側に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    を備えることを特徴とする電流検出回路。
  2. カレントトランスを備える電流検出回路であって、
    前記カレントトランスの2次側に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記カレントトランスのコアには、ギャップが設けられることを特徴とする電流検出回路。
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