JP2012115972A - 指ユニット及び把持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】把持装置を構成する指ユニットは、ベース部材22の表面に指腹機構部24を設けた構成とされている。指腹機構部24は、把持対象物に対して面接触可能な表層部26と、表層部26に追従して変形可能な中間部材28と、表層部に対して裏面側から押圧可能な支持部材30とを有し、ベース部材22と表層部26との間に中間部材28及び支持部材30が配された構造とされている。指腹機構部24は、把持対象物との接触に伴って表層部26に対して圧力が作用すると、支持部材30を支点として表層部26の姿勢が把持対象物の表面に沿うように変化し、把持対象物側に作用する圧力の局所的上昇が防止される。
【選択図】図3
Description
本実施形態では、中間部材28を、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム等のゴム素材、高減衰性ゴム組成物等の粘弾性又は弾性を有する素材により形成されたオープンセル構造のスポンジのような柔らかいものによって構成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図6に示す指腹機構部241のようなものとすることが可能である。以下、指腹機構部241について説明する。なお、表層部261、支持部材301、ベース部材221の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、支持部材30、ベース部材22と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上述した指腹機構部24は、支持部材30を樹脂又は金属などによって構成したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、支持部材30に代えて粘性及び/又は弾性を有するもの等を採用し、緩衝手段としての機能、並進自由度を向上させる機能、バネ要素及びダンパ要素としての機能等を備えたものとすることも可能である。具体的には、図7(a)に示す指腹機構部242のようなものとすることが可能である。以下、指腹機構部242について、詳細に説明する。なお、表層部262、ベース部材222、緩衝手段402、この緩衝手段402を構成するバネ422,ダンパ442の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、ベース部材22、緩衝手段40、緩衝手段40を構成するバネ42、ダンパ44と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上述した第二変形例と同様の知見から、支持部材を、上述した第二変形例の支持部材302に代えて、図7(b)に示す指腹機構部243における支持部材303のような構成とすることができる。以下、この支持部材303を有する第三変形例の指腹機構部243について説明する。なお、表層部263、ベース部材223、緩衝手段403、緩衝手段403を構成するバネ423,ダンパ443の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、ベース部材22、緩衝手段40、緩衝手段40を構成するバネ42、ダンパ44と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記実施形態では、中間部材28及び支持部材30を別々の部材で構成した例を示したが、上述したように中間部材28及び支持部材30の双方とも粘弾性又は弾性を有する性質を備えたものとする場合は、中間部材28及び支持部材30の双方の機能を兼ね備えた単一の部材(以下、「中間・支持部材464」とも称す)によって置換することも可能である。具体的には、図7(c)に示す指腹機構部244のような構成とすることが可能である。以下、指腹機構部244の構成、機能、効果について詳細に説明する。なお、指腹機構部244が有する表層部264及びベース部材224は、それぞれ、上述した表層部26及びベース部材22と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記第四実施例の指腹機構部244では、中間・支持部材464を長手方向に所定の間隔毎に設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図7(d)の指腹機構部245のような構成とすることも可能である。なお、指腹機構部245が有する表層部265、ベース部材225は、順に、上述した第四実施例の表層部264、ベース部材224と同様の構成、機能、及び効果を有するものであるため、詳細な説明については省略する。
上記実施形態の指腹機構部24が有する表層部26及び第一変形例〜第五変形例に係る指腹機構部241〜245の表層部261〜265は、いずれも一体的に形成されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の領域に分かれていても良い。以下、このような構成を有する指腹機構部246について説明する。なお、中間部材286、支持部材306、ベース部材226の構成、機能及び効果については、上述した中間部材28、支持部材30、ベース部材22と順に同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記第六変形例の表層部266と同様に、表層部が複数の領域に分かれている場合は、指腹機構部を、図9(b)に示す指腹機構部247のような構成とすることが可能である。この指腹機構部247は、上述した第二変形例の支持部材302と同様の構成及び機能を備えた支持部材307を、表層部267の各領域の下方(すなわち、中間部材287の内部)に有している。中間部材287は、上述した中間部材28と同様に粘弾性又は弾性を有する素材によって構成されている。ベース部材227は、上述したベース部材22と同様のものである。このような構成とすることにより、表層部267の各領域に作用した圧力を、これに対応して設けられた各支持部材307において受け止めることが可能となる。図9(b)に示すように支持部材307の両脇に等間隔で圧力センサ327を配置することにより、両圧力センサ327の出力から表層部267の位置姿勢の推定が可能となる。なお、圧力センサ327の配置は、必ずしも等間隔である必要はなく、圧力センサ327の間隔が既知であれば表層部267の位置姿勢を推定することが可能である。
第八変形例に係る指腹機構部248は、図9(c)に示すように、上記第六変形例及び第七変形例の表層部266,267と同様に複数の領域に分割された表層部268を有している。指腹機構部248の中間・支持部材468、ベース部材228の構成及び効果は、順に、上述した第四変形例に係る指腹機構部244の中間・支持部材464、ベース部材224と同様である。なお、中間・支持部材468は、表層部268とベース部材228との間の空間288に配置されている。このような構成とすることにより、表層部268の傾斜を柔軟に変化させることが可能となり、比較的小さな凸凹がある把持対象物Wを把持する際に特に有効である。
図9(d)に示すように、第九変形例に係る指腹機構部249は、上記第六変形例〜第八変形例の表層部266〜268と同様に複数の領域に分割された表層部269を備えている。指腹機構部249の中間・支持部材469、ベース部材229の構成及び効果は、それぞれ、上述した第五変形例に係る中間・支持部材465、ベース部材225と同様である。なお、中間・支持部材469は、表層部269とベース部材229との間の空間289に配置されている。このような構成とすることによっても、上述した指腹機構部24及び指腹機構部241〜248と同様に、人が指で掴むが如く把持対象物Wを包むように掴むこと、言い換えれば把持対象物Wに傷を付けたり永久変形させたりしないような面圧の範囲で把持することが可能となる。また、このような構成とすることにより、把持対象物Wの表面の形状に表層部269を均一に変形させることが可能となるため、比較的穏やかな凹凸を有する把持対象物Wを把持する際に特に有効である。
上述した指腹機構部24は、図3に示すように、圧力センサ32を支持部材30の基端部30a側の位置に配置しているが、本発明はこれに限定される訳ではなく、例えば図10(a)に示す指腹機構部250のような構成としてもよい。以下、この指腹機構部250について説明する。なお、表層部270、ベース部材230、中間部材290、支持部材500、圧力センサ330の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、ベース部材22、中間部材28、支持部材30、圧力センサ32と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上述した第一変形例の指腹機構部241が有する緩衝手段40と同様の緩衝手段411を備えた変形例として、図10(b)に示す指腹機構部251のような構成とすることも可能である。以下、指腹機構部251について説明する。なお、表層部271、ベース部材231、支持部材501、圧力センサ331の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、ベース部材22、支持部材30、圧力センサ32と同様であるため、詳細な説明については省略する。ここで、支持部材501、緩衝部材411及び圧力センサ331は、いずれも、表層部271とベース部材231との間の空間291に配置されている。
上述した実施形態及び変形例において示した圧力センサ32,330,331に代えて、直動ポテンショメータ又は非接触測距センサなどによって構成されたセンサ321を用いることも可能である。以下、直動ポテンショメータによって構成されたセンサ321を適用した指腹機構部252について説明する。なお、指腹機構部252において、表層部272、ベース部材232、支持部材502、緩衝手段412の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、ベース部材22、支持部材30、緩衝手段40と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記実施形態に示した指腹機構部24等は、いずれも芯材となるベース部材22等の全周に亘って表層部26を設けた構成とされているが、本発明はこれに限定される訳ではない。例えば、図11(a)に示す指ユニット201に採用されている指腹機構部253のように、ベース部材233の全周を包囲するように中間部材293と支持部材503とが設けられる一方で、ベース部材233の周方向の一部にのみ表層部273が設けられる構成にしてもよい。
上述した指ユニット20及び指ユニット201は、いずれも、ベース部材22,233の外周全体を取り巻くように指腹機構部24、253を取り付けた柱状体であったが、図12に示す指ユニット202のような構成としてもよい。以下、指腹機構部254及び指ユニット202について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、表層部274、中間部材294、支持部材504、ベース部材234の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、中間部材28、支持部材30、ベース部材22と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記実施形態では、筒体あるいは柱状体によってベース部材22等を構成し、この外周側に指腹機構部24等を設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図12(b)に示す指腹機構部255のような構成としてもよい。以下、指腹機構部255について説明するが、表層部275、中間部材295、支持部材505、ベース部材235の構成、機能及び効果については、順に、上述した表層部26、中間部材28、支持部材30、ベース部材22と同様であるため、詳細な説明については省略する。
上記実施形態では、図8(a)に示すように、断面形状が略円形の凸部34aと谷状の凹部34bとによって形成された凹凸34を、表層部26の表面26bに設けた例を示したが、本発明はこれに限定される訳ではなく、表層部が凹凸34を有していないものであってもよい。この場合、凹部において把持対象物Wの角部(エッジ)が吸収されることはないものの、把持対象物Wを包むように掴むことはできる。
20,201,202 指ユニット
22,221〜234 ベース部材
24,241〜255 指腹機構部
26,261〜275 表層部
28,281〜296 中間部材
30,301〜303,306,307,500〜505 支持部材
34,341〜347 凹凸
464,465,468,469 中間・支持部材
W 把持対象物
Claims (9)
- 把持対象物を把持可能な把持装置に用いられ、指腹機構部と、この指腹機構部を支持するベース部材とを備える指ユニットであって、
前記指腹機構部が、
前記把持対象物に対して面接触可能な表層部と、
前記表層部に追従して変形可能な中間部材と、
前記表層部に対して裏面側から押圧可能な支持部材と、を有し、
前記ベース部材と前記表層部との間には、前記中間部材及び前記支持部材が配されており、
前記把持対象物との接触に伴って前記表層部に対して圧力が作用することにより、前記支持部材を支点として前記表層部の姿勢が変化しうるようにした
ことを特徴とする指ユニット。 - 前記中間部材が、表層部に作用する圧力を緩和する緩衝手段を有する
請求項1に記載の指ユニット。 - 前記緩衝手段が、弾性又は粘弾性を有する素材により構成されている
請求項2に記載のユニット。 - 前記支持部材が前記表層部に沿う方向に移動可能であり、
前記表層部の表面に対して作用する圧力の分布に応じて、前記支持部材の位置を移動させうる
請求項1〜3のいずれかに記載の指ユニット。 - 前記支持部材が、粘性又は/及び弾性を有するものである
請求項1〜4のいずれかに記載の指ユニット。 - 前記表層部が、同一方向に向けて筋状に延びる凹凸を複数、表面に備えており、
前記凹凸が、前記指ユニットの長手方向に向けて延びるように設けられている
請求項1〜5のいずれかに記載の指ユニット。 - 前記表層部が、弾性又は粘弾性を有するものである
請求項1〜6のいずれかに記載の指ユニット。 - 前記指腹機構部が、前記指ユニットの長手方向に沿って複数設けられている
請求項1〜7のいずれかに記載の指ユニット。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の指ユニットを複数備え、これら複数の指ユニットによって前記把持対象物を把持可能な把持装置であって、
前記複数の指ユニットが、
相互に近接離反する方向に移動可能に構成されているとともに、当該複数の指ユニットの間に形成される空間に配された把持対象物を、相互に近接する方向に移動することによって把持可能とされている
ことを特徴とする把持装置。
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