JP2012116383A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンダートレイ20のトレイ本体20aの左右の側部に、タオルバーのサイドアーム16aに上から係合されてサイドアーム上を摺動可能なスライドガイド部20bが設けられ、スライドガイド部はタオルバーのサイドアームに側方から弾性係合する2つの係合突起20b’を持つ。トレイ本体の前半部下面20a3はタオルバーのフロントバー上を摺動する平坦な面とされ、把持部20cがフロントバーを前方側から把持可能にトレイ本体の前半部下面に連続して形成され、フロントバー下面に弾性係合可能な係合片20c’が把持部に設けられる。把持部がフロントバーを把持していればトレイ本体の取手片とともにフロントバーが引き上げられ、把持していなければアンダートレイを引き出すことができる。
【選択図】図6
Description
タオルバーをフロントバー側で上方に折曲成形させてフロントバーをアンダートレイの引き出し軌跡より上方に配置すれば、アンダートレイの引き出し軌跡との干渉が避けられるが、上方に折曲成形したフロントバーに着座者の脚部が触れて着座者に不快感を与えるおそれがある。
すなわち、ロックオフのための操作片となるタオルバーのフロントバーは、シートクッション前端の直下に位置し、フロントバーの背後にアンダートレイが配置されるが、フロントバーとアンダートレイとの間に隙間を設けてフロントバーを掴みやすくしている。
このように、アンダートレイは、フロントバーの背後に配置されるだけでなく、フロントバーとの間に隙間が設けられるため、前後方向におけるアンダートレイの長さが過剰に制限され、十分な有効長を確保し難い。
そして、アンダートレイの有効長、有効幅が過剰に制限されると、物を収納するための受け皿部を広く設定できず、アンダートレイに長いものや幅の広いものが収納できない。また、多くのものがアンダートレイに収納できない。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、アンダートレイをシートクッションの下方に引き出し可能に配するとともに、フロントバー、左右のサイドアームを持つ平面略コ字形状のタオルバーをシートスライド装置のロック解除のための操作レバーとしたシートスライド装置付の車両用シートにおいて、アンダートレイは、その上面を受け皿部とし、かつその前端に取手片を持つトレイ本体と、トレイ本体の左右の側部に位置してタオルバーの対応するサイドアームに上から係合されてサイドアーム上を摺動可能なスライドガイド部とを有してなり、トレイ本体の前半部下面は、タオルバーのフロントバー上を摺動可能な平坦な面とされ、アンダートレイのスライドガイド部は、タオルバーのサイドアームに側方から弾性係合可能な係合突起を持ち、フロントバーを前方側から把持可能な把持部が、タオルバーのフロントバー下面に弾性係合可能な係合片を持ってトレイ本体の前半部下面に連続して設けられている。
また、トレイ本体の取手片がタオルバーの操作片として機能するため、タオルバーのフロントバーを把持するための隙間の確保が不要となる。そして、タオルバーのフロントバーをトレイ本体の前端下部の把持部で一体的に把持すれば足りるため、アンダートレイの有効長が過剰な制限を受けることなく十分に拡張できる。
したがって、アンダートレイの有効長、有効幅が過剰な制限を受けることなく、アンダートレイ、タオルバーが簡単な構成のもとで互いに干渉することなく配置できる。
また、フロントバーはアンダートレイに把持されてその下に位置するため、アンダートレイの前にフロントバーの把持のための隙間が不要となることから、アンダートレイの有効長が十分に拡張できる。
したがって、アンダートレイの有効長、有効幅が過剰な制限を受けることなく、アンダートレイ、タオルバーが簡単な構成のもとで互いに干渉することなく配置できる。
図1は本発明の一実施例に係る車両用シートの概略側面図、図2(A)(B)は本発明の一実施例に係る車両用シートに設けられたタオルバー、アンダートレイの上方および下方からの斜視図をそれぞれ示す。
なお、サイドカバー19がシートクッション18Cの左右の側面にそれぞれ取り付けられて、側面における美観を確保している。
なお、前後左右はドライバーシートに着座したドライバーから見た方向をいい、Fr、Rr、L、Rで示す。
図2に加えて図3を見るとよくわかるように、アンダートレイ20は、タオルバーのサイドアーム16aに摺動自在に載置されるスライドガイド部20bと、タオルバーのフロントバー16bに摺動自在に載置される平坦な前半部下面20a3とをさらに有している。そして、フロントバー16bを前方側から把持可能とする把持部20cが、トレイ本体の前端下部で前半部下面20a3に連続して設けられている。
スライドガイド部、把持部の詳細について図4(A)(B)、図5(A)を参照しながら説明する。
スライドガイド部20bは、タオルバーの対応する左右のサイドアーム16aの上から係合されてサイドアーム上を前後方向に摺動可能に、トレイ本体20aの左右側部のうちの、トレイ本体の前半部と前後方向で整列しない後半部にそれぞれ設けられている。実施例では、図2(A)(B)、図4(A)に示すように、スライドガイド部20bは、トレイ本体20aの側部でトレイ本体と一体に成形されて側方に延びる天井部20b2の外端を下方に折曲させた正面略L形状の片持ち梁とされ、その天井部がサイドアーム16a上に載せられるとともに、外方への撓みの可能な外端の折曲部20b1がサイドアームを側方から抱持している。スライドガイド部の折曲部20b1がサイドアーム16aを左右両側から抱持することによってトレイ本体の側方のずれが防止される。
前後方向に離反して位置する2つ係合突起20b’の前後方向での位置関係については後述する。
ここで、図3、図5(A)に示すように、把持部20cはトレイ本体の前半部下面20a3の前端に連続して形成され、タオルバー16に対するアンダートレイ20の後方押し込み位置(格納位置)でタオルバーのフロントバー16bを一体的に把持するように構成されている。実施例では、把持部20cが左右2ヶ所に分割規定されているが、左右に分割することなく左右一体に形成してもよい。
引き出し前の初期位置においては、図6(A)に加えて図5(A)からわかるように、トレイ本体の前端下部の把持部20cが係合片20c’による弾性係合のもとでフロントバー16bを一体的に把持している。また、スライドガイド部の折曲部20b1がサイドアーム16aを左右両側から抱持し、折曲部に設けた係合突起20b’がサイドアーム16に弾性的に係合している。このように、トレイ本体前端下部の係合片20c’付の把持部20cがフロントバー16bを把持し、トレイ本体の左右の側部で係合突起20b’付のスライドガイド部20bがサイドアーム16に係合されているため、その初期位置でアンダートレイ20はタオルバー上にガタなく支持され、車両の走行時での振動に起因するアンダートレイのガタの発生が防止される。
なお、アンダートレイの取手片20a2によるタオルバー16の引き上げ操作のもとでシートスライド装置のロック機構をロックオフすれば、前後方向へのシート10のスライドが可能になる。そして、シート10の任意の位置において、アンダートレイの取手片20a2に対する操作力(引き上げ力)を除けば、初期位置へのアンダートレイ20の下降、ひいては初期位置へのタオルバー16の下降に伴うロック機構のロックにより、シートは当該位置に保持(ロック)される。
また、フロントバー16bをトレイ本体の前端下部の把持部20cで一体的に把持することにより、トレイ本体前端の取手片20a2をフロントバーに代わる操作片として機能させるため、アンダートレイをフロントバーの後方側に隙間を介して配置する必要がなく、アンダートレイの有効長がフロントバーの後方で過剰な制限を受けることがない。
このように、アンダートレイの有効幅、有効長の双方が過剰な制限を受けないため、受け皿部20a1を広く設定でき、アンダートレイに多くのものが収納できるとともに、長いものや幅の広いものも収納可能となる。
ここで、図6(A)(B)を見るとわかるように、実施例においては、タオルバーのサイドアーム16aがフロントバー側で下がった側面折曲形状とされている。そして、段差部(ストッパ)20a4がフロントバー16bに当接される位置で、スライドガイド部の2つの係合突起20b’のうちの前の係合突起20b’fが、遅くとも、サイドアームのフロントバー側の折曲部16a−2の軸線16a1を越えてその上に移動するような前後の位置関係に、2つの係合突起は設けられている。すなわち、前後方向に離反して位置する2つの係合突起20b’は、アンダートレイ20がその引き出しの前限位置に至ったときに、遅くとも、前の係合突起20b’fの係合が外れ、引き出しの前限位置では後の係合突起20b‘rのみがサイドアーム16aに係合するような位置関係に設けられている(図6(B)参照)。
すなわち、タオルバーのサイドアーム16aに対する係合突起20b’の係合を伴いながら、トレイ本体左右側部のスライドガイド部20bを対応するサイドアーム上にそれぞれ載せるとともに、トレイ本体の前半部の平坦な下面20a3をフロントバー16bの上に載せてアンダートレイ20をタオルバー16に対してスライドさせながら後方に押し込むと、トレイ本体の前端下部の把持部の係合片20c’がその前方からフロントバー16bに押し付けられ、把持部が下方に撓んで外に逃げる。さらに押し込んで、係合片20c’がフロントバー16bを越えてその背面に至れば、把持片20cはほぼ原形に復帰して係合片でフロントバーを背面(後方)から係合、把持してタオルバーと一体化された初期位置にアンダートレイ20が格納、配置される。
もちろん、タオルバーを第1、第2の位置に切り替える特開2007−050829号公報のような構成でないため、タオルバーの切り替え機構や第1、第2の位置にタオルバーを保持する構成は不要であり、さらに、サイドアームがアンダートレイの支持レールを兼ねることで独立した支持レールが省略されるため、構成が簡単化される。
また、実施例では、スライドガイド部および把持片を撓み変形の可能な片持ち梁として具体化しているが、スライドガイド部の係合突起および把持片の係合片をスライドガイド部あるいは把持片に対して出没可能に設ければ、スライドガイド部および把持片の撓み変形は要求されない。しかし、スライドガイド部および把持片を撓み変形の可能な片持ち梁とすれば、タオルバーに対する係合および脱着が構成の複雑化を伴うことなく容易に確保可能となる。
16 タオルバー(操作レバー)
16a サイドアーム
16b フロントバー
20 アンダートレイ
20a トレイ本体
20a1 受け皿部
20a2 取手片
20a3 トレイ本体前半部の平坦な下面
20a4 段差部(ストッパ)
20b スライドガイド部
20b’ 係合突起
20c 把持部
20c’ 係合片
Claims (6)
- アンダートレイをシートクッションの下方に引き出し可能に配するとともに、フロントバー、左右のサイドアームを持つ平面略コ字形状のタオルバーをシートスライド装置のロック解除のための操作レバーとしたシートスライド装置付の車両用シートにおいて、
アンダートレイは、その上面を受け皿部とし、かつその前端に取手片を持つトレイ本体と、トレイ本体の左右の側部に位置してタオルバーの対応するサイドアームに上から係合されてサイドアーム上を摺動可能なスライドガイド部とを有してなり、
トレイ本体の前半部下面は、タオルバーのフロントバー上を摺動可能な平坦な面とされ、
アンダートレイのスライドガイド部は、タオルバーのサイドアームに側方から弾性係合可能な係合突起を持ち、
フロントバーを前方側から把持可能な把持部が、タオルバーのフロントバー下面に弾性係合可能な係合片を持ってトレイ本体の前端下面に連続して形成されていることを特徴とする車両用シート。 - 前半部より後半部を深くした段差形状にトレイ本体上面の受け皿部を形成して、トレイ本体の前半部下面と後半部下面との境に、トレイ本体前半部の平坦な下面の末端に連続する段差部を設け、この段差部がアンダートレイを引き出すときにフロントバーに当接されてアンダートレイの引き出しの前限位置を規定するストッパとなる請求項1記載の車両用シート。
- タオルバーのサイドアームがフロントバー側で下がった側面折曲形状とされるとともに、アンダートレイのトレイ本体の前半部がこのフロントバー上に載置可能な深さに形成され、
アンダートレイのスライドガイド部はトレイ本体の側部のうちの、トレイ本体の前半部と前後方向で整列しない後半部に設けられ、
スライドガイド部の係合突起は前後に離間して2つ設けられ、前後の係合突起は、アンダートレイの引き出しの前限位置で、サイドアームのフロントバー側の折曲部に対し前の係合突起の係合が外れて後の係合突起のみが係合する位置関係に設けられている請求項1または2記載の車両用シート。 - 把持部はトレイ本体の前端下部と一体に成形されて後方に延びた下方への撓みの可能な片持ち梁を有して形成され、係合片は片持ち梁の先端に設けられたフック片とされ、
スライドガイド部は、トレイ本体の側部でトレイ本体と一体に成形されて側方に延びてその先端が下方に折曲された正面略L形状の片持ち梁形状に形成され、係合突起は外方への撓みの可能な下方折曲部の内面に設けられている請求項1〜3のいずれか記載の車両用シート。 - アンダートレイをシートクッションの下方に引き出し可能に配するとともに、フロントバー、左右のサイドアームを持つ平面略コ字形状のタオルバーをシートスライド装置のロック解除のための操作レバーとしたシートスライド装置付の車両用シートにおいて、
アンダートレイは、その上面を受け皿部とし、かつその前端に取手片を持つトレイ本体を有してなり、
タオルバーの対応するサイドアームを側方から抱持するとともに上から係合されてサイドアーム上を摺動可能なスライドガイド部をトレイ本体の左右の側部に、フロントバーを前方側から把持する把持部をトレイ本体の前半部下面に連続してそれぞれ設けるとともに、トレイ本体の前半部下面をタオルバーのフロントバー上を摺動可能な平坦な面としたことを特徴とする車両用シート。 - スライドガイド部は、タオルバーのサイドアームに側方から弾性係合可能な係合突起を持ち、
把持部は、タオルバーのフロントバー下面に弾性係合可能な係合片を持つ請求項5記載の車両用シート。
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