JP2012117338A - 躯体構築方法および後行躯体用型枠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】先行躯体2の下端面2aに密着するように後行躯体4を形成する躯体構築方法とこれに使用する後行躯体用型枠であって、先行躯体2の下端面2aを水平あるいは一方の下辺が他方の下辺よりも高くなるように傾斜させた状態に形成しておき、前記後行躯体4の型枠10には、下端面2aの一方の下辺に対応する位置に排出口13を形成しておくとともに、当該排出口13を開閉するスライドゲート14を設けておき、型枠10の内部へのコンクリート打設時に、排出口13から余剰水を排出させ、打設コンクリートの打設面の上昇に応じてスライドゲート14を上昇させる。
【選択図】図1
Description
例えば、地下構造物を構築する場合には、上部の躯体(先行躯体)を先に構築して下方に施工スペースを確保し、地盤を掘り下げた後、下部の躯体(後行躯体)を構築する。
また、充填性を確認するために手間を要していた。
また、単純に密封された型枠構造であればコンクリートの打設は容易であるものの、余剰水の排出は不可能となり、圧力上昇に対する型枠構造の増強やエア抜き不良に伴う充填不良対策を講じる必要があった。
ここで、型枠内へのコンクリートの打設は、1ヶ所の打設口に接続されるコンクリート輸送管を利用して順次接続する打設口を移動させて打設する方法と、枝分けされたコンクリート輸送管を複数の打設口に接続した状態で複数個所から同時に打設する方法等がある。また、打設口は、スライドゲート等により閉塞可能な構造が望ましい。
さらに、この排出シュートの下端に、排出口から排出された余剰コンクリートを受ける容器が配設されていれば、余剰コンクリートの処理を簡易に行うことができる。
地下構造物1は、頂版2と底版3と壁部材4,4,4とを備えたボックスカルバートであって、先行して形成された頂版(先行躯体)2の下側に壁部材(後行躯体)4を形成することにより構築する。
壁本体4bは、頂版2の下方に、頂版2の下端面2aから隙間をあけた状態で形成する。上端部4aは、この隙間に形成されることで、頂版2と壁部材4とを接続する。
一対の型枠部材11,12は、頂版2の下端と壁本体4bの上端との間に形成された隙間を挟むように配設される。
なお、固定部材20の構成は限定されるものではないが、本実施形態の固定部材20は、アンカー21と係止部材22と横材23,23とを備えている。
アンカー21は、先端部分が上部部材2または壁本体4bに埋設された状態で固定されており、頭部が係止部材22を介して横材23に係止されている。係止部材22は、アンカー21の上下に配設された横材23,23に係止可能に構成された部材である。
横材23,23は、型枠部材11,12の表面において軸方向(図2(b)において左右方向)沿って配設された支保材であって、係止部材22を介してアンカー21により締め付けられることで、型枠部材11,12を保持している。横材23は、例えば、単管パイプや型鋼材などにより構成されている。本実施形態では横材23を2本配設するが、横材23の本数は限定されるものではない。
排出口13は、横方向に所定の間隔をあけて複数(本実施形態では5つ)形成されている。
スライドゲート14は、図3(b)に示すように、縦板部14aと横板部14bとを備えてなる、断面視L字状の板材により構成されている。
スライドゲート14は、牽引ロープRを引き上げることにより上昇し、排出口13を閉塞する。
抑え板18と第一型枠部材11との間には所定の隙間が形成されており、この隙間に縦板部14aの側端部が挿入されている。すなわち、抑え板18と第一型枠部材11は縦板部14aを上下動可能に保持している。
なお、スライドゲート14の設置方法はこれに限定されるものではない。
排出シュート15は、図3(b)に示すように、固定部材15aを介して固定されていることで、下に行くほど第一型枠部材11から離れるように傾斜している。
また、排出シュート15の下端には、容器16が配設されている。容器16には、排出口13から排出された余剰コンクリートや余剰水が貯留される。
なお、容器16は、余剰コンクリートや余剰水等を取り込むことが可能であれば限定されるものではなく、バケツや箱型の容器等であってもよい。また、容器16の開口縁部を排出シュート15の下端に密着させても良い。
打設口17は、横方向に所定の間隔をあけて複数(本実施形態では5つ)形成されている。
打設口17の形状や数は限定されるものではなく、適宜設定すればよい。なお、打設口17は、スライドゲート等により閉塞可能に構成されている。
また、コンクリートの打設時に排出口13から排出された余剰コンクリート等は、排出シュート15を介して容器16により回収する。
本実施形態では、頂版2を構築し、頂版2の下に施工スペースを確保した後、底版3を構築し、その後、頂版2と底版3との間に壁部材4を構築する。
壁本体4bは、頂版2の下端面2aとの間に所定の隙間をあけた状態で形成する。
型枠30内へのコンクリートの打設にともない、型枠30の上部からバイブレータ40を挿入し、コンクリートを締め固める。
このとき、スライドゲート14は排出口13が開口するように排出口13の下側に配設しておく。
コンクリートの打設面が排出口13の下縁高さまで上昇したら、当該打設面の上昇に応じてスライドゲート14を上昇させる。このとき、必要に応じて、スライドゲート14の上端をコンクリートの打設面よりも低くして、コンクリート打設時の余剰水やノロ分等を排出させてもよい。
排出口13から排出された余剰水等は、排出シュート15により誘導されて、容器16に取り込まれる。
そのため、頂版2と壁部材4との打ち継ぎ部にジャンカや隙間が形成され難く、高品質に施工を行うことができる。
そのため、後行躯体を先行躯体に密着させて、隙間を埋めるなどの補修作業等を要しない。
また、ポンプ圧送圧および流量を漸少させつつ排出口13を閉塞することができるので、コンクリートを型枠の崩壊を防止しつつ加圧することができ、ひいては、コンクリートを頂版2の下端面2aに密着させることができる。
ここで、後行躯体用型枠10の内部に圧力センサーを設置し、内部圧力を確認しつつポンプ圧送圧および流量を漸少させながら排出口13を閉塞させれば、より確実に型枠の崩壊を防止し、かつ、下端面2aへのコンクリートの密着性をより向上させることができる。
また、下端面2aが傾斜しているので、頂版2の下辺側にコンクリートの打設面が達した後であっても余剰水等を排出口13から排出させることができる。
また、先行躯体の下端面は必ずしも傾斜している必要はなく、水平に形成されていてもよい。
また、後行躯体は、壁に限定されるものではなく、例えば柱であってもよい。
また、コンクリートの打設は、複数の打設口から同時に行ってもよいし、順次打設箇所(打設口)を移動しながら1つの打設口から行ってもよい。
また、モルタルやグラウトなどを採用することも可能である。
また、打設口は、必ずしもスライドゲートにより閉塞可能に構成されている必要はなく、その構成は限定されるものではない。
2 頂版(先行躯体)
3 底版
4 壁部材(後行躯体)
4a 上端部
4b 壁本体
10 後行躯体用型枠
11 第一型枠部材(型枠部材)
12 第二型枠部材(型枠部材)
13 排出口
14 スライドゲート
15 排出シュート
16 容器
17 打設口
Claims (3)
- 先行躯体の下端面に密着するように後行躯体を形成する躯体構築方法であって、
前記先行躯体の下端面を水平あるいは一方の下辺が他方の下辺よりも高くなるように傾斜させた状態に形成しておき、
前記後行躯体の型枠には、前記先行躯体の下端面の一方の下辺に対応する位置に排出口を形成しておくとともに、当該排出口を開閉するスライドゲートを設けておき、
前記型枠の内部へのコンクリート打設時に、前記排出口から余剰水を排出させ、打設コンクリートの打設面の上昇に応じて前記スライドゲートを上昇させることを特徴とする、躯体構築方法。 - 前記スライドゲートで排出口を閉塞した状態で、前記コンクリートを加圧することを特徴とする、請求項1に記載の躯体構築方法。
- 先行躯体の下端面に密着する後行躯体を形成するための後行躯体用型枠であって、
前記後行躯体の上端に沿って形成された排出口と、
前記排出口よりも低い位置に形成された打設口と、
前記排出口の下側に配置されたスライドゲートと、を備え、
前記スライドゲートを上昇させると前記排出口が閉塞されることを特徴とする、後行躯体用型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2010270130A JP5608060B2 (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | 躯体構築方法および後行躯体用型枠 |
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| JP2012117338A true JP2012117338A (ja) | 2012-06-21 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111827350A (zh) * | 2020-07-24 | 2020-10-27 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 预制微型管廊填方段施工方法 |
| CN112554628A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-26 | 中国水利水电第七工程局有限公司 | 一种大型防裂薄壁水池及其施工方法 |
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| JPS61176763A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | 鹿島建設株式会社 | 先行コンクリ−トとの密着性を高めるセメントペ−ストまたはモルタルの充填法 |
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-
2010
- 2010-12-03 JP JP2010270130A patent/JP5608060B2/ja not_active Expired - Fee Related
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