JP2012120738A - ミスト殺菌装置 - Google Patents

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【課題】 本発明は噴霧されたミストに触れたり、吸引しても安全で、周囲の空気を殺菌したり、果樹園、農作物の殺菌をしたり、温度を低下させ、かつ粉塵の飛散を効率よく阻止することができるミスト殺菌装置を得るにある。
【解決手段】水が収納されるタンクと、このタンク内に収納された水を人体に悪影響を与えない状態で殺菌できる銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンを溶出させることができる、該タンクに設けられた金属イオンの溶出装置と、前記タンク内の金属イオンが溶出された水を霧状に噴霧する噴霧ノズルを備えた噴霧装置とでミスト殺菌装置を構成している。
【選択図】 図3

Description

本発明は鳥、牛、豚等の飼育舎内の殺菌のために設置されたり、果樹園、農作物の殺菌のために設置されたり、病院や工場、駅構内や建物のエントランスや屋内の等の、殺菌や暑さ対策および粉塵の飛散を効率よく阻止するために設置されるミスト殺菌装置に関する。
最近、駅や建物のエントランスなどの暑さ対策として水を噴霧することが考えられ行われている。
しかしながら、この噴霧に使用されている水は水道水を直接使用したり、タンクに収納して使用している。
このため、噴霧による温度の低下しか得られなかったり、タンクを用いるものにおいてはタンク内の水道水を十分に管理しなければ雑菌が繁殖して、雑菌を噴霧してしまうという欠点があった。
また、病院内に殺菌消毒剤を噴霧するものも考えられているが、患者、医師、看護師等がいるところで使用することができないという欠点があった。
特開平5−176977号公報
金、銀、銅、亜鉛などの金属には、「微量金属作用」と呼ばれる不思議な、微量で効果の高い殺菌力があることが知られている。
日本の水道法では、人間に対する安全基準として、水道水の中に銅イオン、亜鉛イオンは1,000ppbまで含有できるという許可基準がある。細菌類は200ppbまでの濃度で殺菌されることが知られている。本ミスト殺菌装置は人のいる場所で用いるときは300ppbまでの濃度で使用する。また、果樹園、農作物の殺菌のときは1,000ppmまでの濃度で使用する。このため、本ミスト殺菌装置より噴霧するミスト中の銅、亜鉛イオン水または銅イオン水は安全で安心して使用することができる。本発明はこのようにして、鳥、牛、豚等の飼育舎内の殺菌、粉塵対策と飼育舎内の夏場の酷暑対策に、また果樹園、農作物の殺菌や、病院の院内感染防止、工場、駅構内や建物のエントランスおよび室内等の殺菌と暑さ対策および粉塵の飛散を効率よく阻止するために使用する、ミスト殺菌装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は水が収納されるタンクと、このタンク内に収納された水を人体に悪影響を与えないで、しかも細菌類を殺菌できる濃度の状態で銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンを溶出させることができる、該タンクに設けられた金属イオンの溶出装置と、前記タンク内の金属イオンが溶出された水を霧状に噴霧する噴霧ノズルを備えた噴霧装置とでミスト殺菌装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、噴霧装置の噴霧ノズルより噴霧されるミストは、人体に悪影響を与えないで、しかも細菌類を殺菌できる濃度の状態で銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンを溶出させた金属イオン水を使用している。
銅、亜鉛、鉄、カルシウムなどの、生体に必要な必須ミネラルは、生体内に過剰に吸収されても、必要以上のものは生体外に排出する生理機能が人間はじめ動物にあるので、動物の体内に取り入れられても安全である。
金や銀にも銅、亜鉛のような殺菌作用があるが、必須ミネラルではないので、吸引等で摂取し続けた場合、鉛、水銀のように生体内に蓄積されて公害病を引き起こす可能性があるので使用できない。
銅、亜鉛イオンを利用する本装置は鳥、牛、豚等の飼育舎内、果樹園、農作物の殺菌や、病院の院内感染防止、工場、駅構内や建物のエントランスおよび室内等の空気の殺菌や暑さ対策および粉塵の飛散を効率よく阻止するために、安全に使用できる。
(2)前記(1)により、タンクに銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンの溶出装置を設けているので、装置全体を小型コンパクトにできる。
(3)前記(1)により、噴霧されたミストは人が触れても、吸引しても安全な殺菌ができる濃度の銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンが低濃度含有なので、安全で、安心して使用することができる装置にできる。
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、銅イオン、亜鉛イオンの金属イオンの溶出装置が簡単で、安価に製造することができる。
(5)請求項3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
(6)請求項4も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、ファンによって噴霧ノズルより噴霧されるミストを広範囲に飛散させることができる。
本発明を実施するための第1の形態の側面図。 本発明を実施するための第1の形態の正面図。 図1の3−3線に沿う断面図。 本発明を実施するための第1の形態の金属イオン溶出装置の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の側面図。 本発明を実施するための第2の形態の正面図。 図5の7−7線に沿う概略断面説明図。 本発明を実施するための第3の形態の側面図。 本発明を実施するための第3の形態の正面図。 図8の10−10線に沿う概略断面説明図。 本発明を実施するための第4の形態の側面図。 本発明を実施するための第4の形態の正面図。 図11の13−13線に沿う概略断面説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図4に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は病院内、工場、室内等に従来の空気清浄機と同様に設置して使用することができる本発明のミスト殺菌装置である。このミスト殺菌装置1には水道水等の水2が収納され、キャップ3が設けられた注入口4を有するタンク5と、このタンク5内に収納された水2に、殺菌できる金属イオンを溶出させることができる、該タンク5に設けられた銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンの溶出装置6と、前記タンク5内の金属イオンが溶出された水を霧状に噴霧する噴霧装置7と、前記タンク5内の水の量が一定値以下または一定値以上になった場合に知らせる水量検出センサー8とで構成されている。
前記金属イオンの溶出装置6には前記タンク5の上部の開閉蓋9が設けられた開口部10より、内部に投入された絶縁材製の長方体枠形状の保持具11と、この保持具11に所定間隔で、該保持具11より外方へ突出しないように取付けられた銅、亜鉛、真鍮のいずれか、あるいは銅、亜鉛の合金で形成された少なくとも一対以上、本発明の実施の形態では5対の電極12、12、12、12、12がある。
前記タンク5外に位置する直流電流を供給する電源がある。この電源は正電流と負電流を任意に切り替えて供給することができる切り替え機構13および電流量調整機構(図示せず)を備えた商用電源に接続される直流電流供給装置14および前記5対の電極12,12,12,12,12、への直流電流をそれぞれON,OFF出来るように介装されたスイッチ15,15,15,15,15とで構成されている。この電源を用いれば、5対の電極12、12、12、12、12の、12a、12a、12a、12a、12aに正電流が流れるときは、他方の12b、12b、12b、12b、12bには負電流が流れるようにすることが出来る。逆に12b、12b、12b、12b、12bに正電流が流れるときは、他方の12a、12a、12a、12a、12aに負電流が流れるようにすることが出来る。このスイッチング作用によって、各電極に付着して電解効率を下げる塩化物を無くし、各電極表面には常に付着物がない状態を維持することが出来るので、一定濃度の銅イオンの溶出が保持できる。
前記噴霧装置7は前記タンク5の上部に取付けられたファン16と、このファン16の前枠17に取付けられた複数個、本実施の形態では6個の100μm以下の霧状のミストを噴射する噴射ノズル18、18、18、18、18、18と、この噴射ノズル18、18、18、18、18、18へ金属イオンが溶出された、前記タンク5内の水を供給するパイプ19にポンプ20が介装された水供給装置21とで構成されている。
上記構成のミスト殺菌装置1はタンク5内に水道水2を入れ、金属イオンの溶出装置6のスイッチ15、15、15、15、15をON状態にして、例えば6ボルト〜12ボルトで10ミリアンペア〜2アンペアの低電流を流すと、5対の電極12、12、12、12、12の正電流が流れる電極より、1ppm以下の濃度の銅イオン、亜鉛イオンのいずれかが溶出される。
この時、スイッチ15、15、15、15、15のうちの全部および一部をON状態にするとともに電流量を調整することにより、タンク5内の水2に溶出される金属イオンの量や質を調整することができる。
タンク5内の水2に銅イオン、亜鉛イオンの金属イオンが溶出したところで、噴霧装置7のポンプ20とファン16を駆動させることにより、噴射ノズル18、18、18、18、18、18より霧状のミストを噴射させる。
鳥、牛、豚等の飼育舎内や病院内で、この銅イオン、亜鉛イオンを含む霧状のミストを定常的に噴射させ殺菌することで、鳥インフルエンザ、家畜の口蹄疫、人間のMRSA(ウイルス感染)や院内感染など、対策の難しい病気の予防にも資する。また、工場、駅構内、建物のエントランスなどでは室内等の殺菌や暑さ対策および粉塵の飛散を効率よく阻止する事が出来る。この場合の水滴の粒径は300μm以下の銅イオン、亜鉛イオンを含む霧状のミストを噴射させる。
また果樹園、農作物の殺菌および暑さ対策のためには、銅イオン、亜鉛イオンを含む1000μm以下の霧状のミストを噴射させるとともに、ファン16によって広範囲に銅イオン、亜鉛イオンを含むミストを飛散させることができ、さらに、銅イオン、亜鉛イオンを含むミストが飛散した場所の、温度低下を図ることができるとともに、粉塵の飛散を防止し、銅イオン、亜鉛イオンで空気の殺菌を図ることができる。
なお、少なくとも一対以上の電極12、12の材質を銅に設定することにより、銅イオンだけを溶出できるものにでき、亜鉛に設定することにより、亜鉛イオンだけを溶出できるものにでき、真鍮あるいは銅、亜鉛の合金で形成されたものに設定することにより、銅イオンと亜鉛イオンを溶出できるものにできる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図5ないし図13に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図5ないし図7に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、タンク5を水道水2が自動供給できるように水道管22を接続するとともに、タンク5内にフロート23を用いた水量調整装置24を配置したため、このような設置型のミスト殺菌装置1A の場合も本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図8ないし図10に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、鳥、牛、豚の飼育舎、病院、工場、駅構内や建物のエントランス等に配置したパイプ19Aに所定間隔で、並列状態で複数個の噴射ノズル18を配置した噴霧装置7Aを用いた点で、このような噴霧装置7Aを用いて構成したミスト殺菌装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第2の形態と同様な作用効果が得られるとともに、、鳥インフルエンザ、牛、豚の口蹄疫などの被害の大きい伝染病の予防、病院でのクリプトストリジウムやMRSAなどの院内感染防止、工場、駅構内や建物のエントランスおよび室内等の殺菌と暑さ対策および粉塵の飛散を効率よく阻止するために使用することができる。
図11ないし図13に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、タンク5内に銅、亜鉛、のいずれかで形成した極細繊維あるいは、これら銅、亜鉛の合金で、形成した極細繊維を金属イオン溶出材25として投入する金属イオンの溶出装置6Aを用いた点で、このような金属イオンの溶出装置6Aを用いて構成したミスト殺菌装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記第2の実施の形態や第3の形態でも金属イオンの溶出材25を用いた金属イオンの溶出装置6Aを使用しても、同様な作用効果が得られる。
また、殺菌力をもつ銅、亜鉛をイオン水にすることで汎用性を高め、1/1億(10ppb)の微量単位のイオン濃度をコントロールすることで生物に被害がなく、病原菌やウイルスなどを不活性にさせる状態で使用することも可能である。
本発明は人が吸引したり、人に触れても安全に周囲を殺菌したり、温度の低下や粉塵の飛散を防止することができるミスト殺菌装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:ミスト殺菌装置、
2:水、 3:キャップ、
4:注入口、 5:タンク、
6、6A:金属イオンの溶出装置、
7、7A:噴霧装置、 8:水量検出センサー、
9:開閉蓋、 10:開口部、
11:保持具、 12:電極、
12a:一方の電極、 12b:他方の電極、
13:切り替え機構、 14:直流電流供給装置、
15:スイッチ、 16:ファン、
17:前枠、 18:噴射ノズル、
19、19A:パイプ、 20:ポンプ、
21:水供給装置、 22:水道管、
23:フロート、 24:水量調整装置、
25:金属イオン溶出材。

Claims (4)

  1. 水が収納されるタンクと、このタンク内に収納された水を人体に悪影響を与えない状態で殺菌できる銅イオン、亜鉛イオンの両方あるいは一方の金属イオンを溶出させることができる、該タンクに設けられた金属イオンの溶出装置と、前記タンク内の金属イオンが溶出された水を霧状に噴霧する噴霧ノズルを備えた噴霧装置とからなることを特徴とするミスト殺菌装置。
  2. 金属イオンの溶出装置は銅、亜鉛、真鍮のいずれか、あるいは銅、亜鉛の合金から形成される極細繊維で構成されていることを特徴とする請求項1記載のミスト殺菌装置。
  3. 金属イオンの溶出装置は銅、亜鉛、真鍮のいずれか、あるいはこれら銅、亜鉛の合金で形成された一対以上の電極を備えた電気分解で金属イオンを溶出させるものであることを特徴とする請求項1記載のミスト殺菌装置。
  4. 噴霧装置は噴霧ノズルから噴霧されるミストを拡散させるファンが設けられていることを特徴とする請求項1記載のミスト殺菌装置。
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