JP2012123202A - 掃引発振回路及び粉体センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に動作することを容易に検査することができる掃引発振回路、及び粉体センサを提供する。
【解決手段】一定の間隔で基準信号を出力する基準クロック7と、基準クロック7からの基準信号の入力に基づいて0〜15の範囲の値を周期的に出力するアップ/ダウンカウンタ8と、アップ/ダウンカウンタ8から出力される値に基づいて周波数が掃引された駆動信号を出力する発振器10と、を備え、アップ/ダウンカウンタ8は、駆動信号の最大周波数fmaxに対応する値を出力する第1モードと、駆動信号の最小周波数fminに対応する値を出力する第2モードと、駆動信号を生成するための周期的な値を出力する第3モードと、を外部信号によって選択可能に設定されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば複写機のトナーといった粉体の有無の検出に用いられる粉体センサ、及び当該粉体センサのための掃引発振回路に関する。
この種の分野に関連する技術として、例えば特許文献1に記載の粉体センサがある。この従来の粉体センサは、2端子の圧電素子からなる粉体センサ素子と、粉体センサ素子の共振周波数を含む範囲で周波数が掃引された駆動信号を粉体センサ素子に付与する発振回路と、駆動信号の周波数及び粉体負荷量に応じて変化する粉体センサからの出力信号の位相と駆動信号の位相とを共振点において比較する位相比較手段と、位相比較手段による比較結果に基づいて粉体の有無を判定する判定手段とを備えている。
特許第2928273号公報
粉体センサの動作の検査項目としては、例えば粉体の有無の判定時間が所定の時間内に行われるか否か、或いは掃引発振回路における駆動信号の周波数掃引の範囲に共振周波数が正しく含まれているか否かといったものが挙げられる。しかしながら、従来の粉体センサでは、掃引発振回路における駆動信号の周波数掃引の範囲に共振周波数が正しく含まれるか否かを検査するためには、実際の粉体センサの使用時と同じく、駆動信号を出力して周波数を解析し、周波数掃引の範囲に共振周波数が含まれるかどうかを確認しなければならなかった。このような従来の検査よりも、容易、且つ、確実な検査が求められていた。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、確実に動作することを容易に検査することができる掃引発振回路、及び粉体センサを提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る掃引発振回路は、一定の間隔で基準信号を出力する基準クロックと、基準クロックからの基準信号の入力に基づいて所定の範囲の値を周期的に出力する周期カウンタと、周期カウンタから出力される値に基づいて周波数が掃引された駆動信号を出力する発振器と、を備え、周期カウンタは、駆動信号の最大周波数に対応する値を出力する第1モードと、駆動信号の最小周波数に対応する値を出力する第2モードと、駆動信号を生成するための周期的な値を出力する第3モードと、を外部信号によって選択可能に設定されていることを特徴とする。
この掃引発振回路では、周期カウンタが、外部信号によって、第1モード、第2モード、第3モードの三つのモードに選択可能に設定されている。このうち、第3モードでは周期カウンタは、駆動信号を生成するための周期的な値を出力するため、粉体センサの通常の使用時においては第3モードが選択される。一方、掃引発振回路における駆動信号の周波数掃引の範囲に共振周波数が正しく含まれているか否かを検査する時は、第1モード及び第2モードが選択される。周期カウンタを第1モードで固定しておけば発振器から出力される信号の周波数は、駆動信号の最大周波数に固定されるので、当該最大周波数が共振周波数よりも大きいか否かを判定することができる。周期カウンタを第2モードで固定しておけば発振器から出力される信号の周波数は、駆動信号の最小周波数に固定されるので、当該最小周波数が共振周波数より小さいか否かを判定することができる。最大周波数が共振周波数よりも大きく、最小周波数が共振周波数よりも小さければ合格品と判定できる。このように、周波数を比較するだけで検査可能であり、周期カウンタのモードを外部信号で選択するだけで最大周波数・最小周波数を変動させることなく固定した状態で比較できるため、容易且つ確実に検査を行うことができる。以上によって、本発明に係る掃引発振回路によれば、確実に動作することを容易に検査することができる。
また、本発明に係る粉体センサは、2端子の圧電素子からなり、粉体負荷量に対応した検出信号を出力する粉体センサ素子と、上述の掃引発振回路と、駆動信号の周波数及び粉体負荷量に応じて変化する粉体センサ素子からの出力信号の位相と、駆動信号の位相とを共振点において比較する位相比較手段と、位相比較手段による比較結果に基づいて粉体の有無を判定する判定手段と、を備える。
この粉体センサでは、上述の掃引発振回路を備えているため、掃引発振回路が確実に動作することを容易に検査することができる。
本発明によれば、掃引発振回路が確実に動作することを容易に検査することができる。
本発明に係る粉体センサの一実施形態を示すブロック図である。 粉体センサ素子のインピーダンス特性を示す図である。 粉体センサ素子の位相特性を示す図である。 粉体センサ素子の位相特性と粉体負荷との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る掃引発振回路の構成の一例を示すブロック図である。 掃引発振回路の各構成要素から出力される出力信号の波形の一例を示す図である。 本発明の係る掃引発振回路の検査フローの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る掃引発振回路のアップ/ダウンカウンタのモードと外部信号とのパターンを示す表である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る粉体センサの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る粉体センサの一実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、粉体センサ1は、粉体センサ素子2と、位相検出回路3と、掃引発振回路4とを備えて構成されている。この粉体センサ1は、例えば複写機等に設置され、複写枚数に応じて減少するトナーの有無の検出に用いられるセンサである。
粉体センサ素子2は、具体的には2端子の圧電素子からなり、複写機等のトナー等の粉体容器に取り付けられている。粉体センサ1の表面には端子T1が設けられ、裏面には端子T2が設けられている。端子T1の入力側は掃引発振回路4に接続され、掃引発振回路4からの駆動信号が抵抗Rを介して入力される。また、端子T2側は接地された状態となっている。
粉体センサ素子2は、例えば図2及び図3に示すようなインピーダンス特性及び位相特性を有している。粉体センサ素子2では、図2に示すように、掃引発振回路4からの駆動信号が加わると、共振点においてインピーダンスが大きく変化し、これに伴って駆動信号に対する端子電圧の位相も大きく変化する。そして、図3に示すように、粉体センサ素子2の位相特性は、粉体の負荷が大きい場合は非共振状態であり、粉体の負荷が少なくなるに従って徐々に共振状態となる。
図4は、粉体センサ素子2の位相特性と粉体負荷との関係を示す図である。同図に示すように、粉体センサ素子2は、粉体負荷が大きい場合には無負荷状態(位相ゼロ)からの位相差が大きく、粉体負荷が小さい場合には位相差が小さくなる。粉体センサ素子2は、位相差が大きくなった場合は非共振状態となり、これに応じた信号を出力する。
位相検出回路3は、位相比較部5と、位相弁別部6とを有している。位相検出回路3は、粉体センサ素子2の出力側に接続され、粉体センサ素子2が粉体負荷に応じた圧力変化を検知したときに、これに応じた位相変化を検知して出力する。
位相比較部5は、基準となる駆動信号との間で位相比較を行う部分である。位相比較部5は、駆動信号の周波数及び粉体負荷量に応じて変化する粉体センサ素子2からの出力信号の位相と、駆動信号の位相とを共振点において比較する。また、位相弁別部6は、位相比較部5の比較結果の位相を弁別して粉体の有無を検出する部分である。粉体センサ素子2は、共振点では純抵抗となるので位相差は0°近くになり、非共振点では容量分になるので位相差は大きくなる。したがって、例えば位相弁別部6における位相の閾値を−45°に設定することにより、粉体の有無の検出が可能となる。
次に、掃引発振回路4について説明する。掃引発振回路4は、図5に示すように、基準クロック7と、アップ/ダウンカウンタ(周期カウンタ)8と、デジタル/アナログコンバータ9と、発振器10とを有している。基準クロック7は、一定の間隔で基準信号をアップ/ダウンカウンタ8に出力する部分である。
アップ/ダウンカウンタ8は、基準クロック7からの基準信号の入力に基づいて、例えば0〜15の範囲の値を周期的にデジタル/アナログコンバータ9に出力する。デジタル/アナログコンバータ9は、アップ/ダウンカウンタ8から入力される値を電流値に変換し、発振器10に出力する部分である。発振器10は、この電流値に応じて周波数の異なる駆動信号を粉体センサ素子2側に出力する。
アップ/ダウンカウンタ8は、第1モード、第2モード、第3モードの三つのモードを外部信号によって選択可能に設定されている(図6参照)。第1モードに設定された場合、アップ/ダウンカウンタ8は、駆動信号の最大周波数fmaxに対応する値を出力し続ける。これによって、発振器10は、最大周波数fmaxの信号を出力し続ける(図6において、fmaxの位置で一点鎖線で示される波形となる)。本実施形態では、最大周波数fmaxに対応する値として、15が設定されている。第2モードに設定された場合、アップ/ダウンカウンタ8は、駆動信号の最小周波数fminに対応する値を出力し続ける。これによって、発振器10は、最小周波数fminの信号を出力し続ける(図6において、fminの位置で二点鎖線で示される波形となる)。本実施形態では、最小周波数fminに対応する値として、0が設定されている。第3モードに設定された場合、アップ/ダウンカウンタ8は、駆動信号を生成するための、0〜15の範囲の値を周期的に出力する。これによって、発振器10は、駆動信号を出力する(図6において、実線で示される波形となる)。掃引発振回路4の検査時においては、第1モード及び第2モードに設定され、粉体センサ1の通常の使用状態においては、第3モードに設定される。
図5に示すように、掃引発振回路4は、モード選択機構11を備えることによって、外部信号によるアップ/ダウンカウンタ8のモードの選択を可能としている。モード選択機構11は、アップ/ダウンカウンタ8のPRESET端子8aと、アップ/ダウンカウンタ8のCLEAR端子8bと、PRESET端子8aへ信号を出力するNAND回路素子12と、CLEAR端子8bへ信号を出力するNAND回路素子13と、外部信号をNAND回路素子12,13へ入力するSL端子14と、外部信号をNAND回路素子12,13へ入力するTEST端子15と、外部信号をNAND回路素子12,13へ入力するIN端子16と、を備えている。
図5に示す例においては、PRESET端子8aにLOW信号が入力されてCLEAR端子8bにHIGH信号が入力される状態が第1モードに該当し、このとき、アップ/ダウンカウンタ8は予め設定された値を出力する。本実施形態では、最大周波数fmaxに対応する値である15に設定されている。第1モードを選択する場合、外部信号として、SL端子14にはHIGH信号が入力され、TEST端子15にはLOW信号が入力され、IN端子16にはOPEN信号が入力される(図8参照)。これによって、NAND回路素子12は、PRESET端子8aへLOW信号を出力し、NAND回路素子13は、CLEAR端子8bへHIGH信号を出力する。
PRESET端子8aにHIGH信号が入力されてCLEAR端子8bにLOW信号が入力される状態が第2モードに該当し、このとき、アップ/ダウンカウンタ8は最小周波数fminに対応する値である0を出力する。第2モードを選択する場合、外部信号として、SL端子14にはLOW信号が入力され、TEST端子15にはLOW信号が入力され、IN端子16にはOPEN信号が入力される(図8参照)。これによって、NAND回路素子12は、PRESET端子8aへHIGH信号を出力し、NAND回路素子13は、CLEAR端子8bへLOW信号を出力する。
PRESET端子8aにHIGH信号が入力されてCLEAR端子8bにHIGH信号が入力される状態が第3モードに該当し、このとき、アップ/ダウンカウンタ8は駆動信号が生成されるように0〜15の範囲の値を周期的に出力する。第3モードを選択する場合、外部信号として、TEST端子15にはHIGH信号が入力される。これによって、NAND回路素子12は、PRESET端子8aへHIGH信号を出力し、NAND回路素子13は、CLEAR端子8bへHIGH信号を出力する。なお、粉体センサ1を使用するときの通常動作時においては、SL端子14、TEST端子15、IN端子16に入力される外部信号は、切り換わることなく、一定の信号に固定される。このように、モード選択に用いる端子として、通常動作時に外部信号の切り換わりが行われないSL端子14、TEST端子15及びIN端子16を用いることで、他の部分の回路構成を変更することなく、モード選択機構11を構成することができる。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る掃引発振回路4の検査フローについて説明する。この検査では、掃引発振回路4における駆動信号の周波数掃引の範囲に共振周波数fが正しく含まれるか否かの検査が行われる。図3に示すように、駆動信号の最大周波数fmaxと最小周波数fminの間に共振周波数fが含まれるものが合格品となる。図7の処理は、検査対象となる掃引発振回路4がセットされた検査装置によって実行される。
図7に示すように、検査装置は、外部信号として、SL端子14にHIGH信号を入力し、TEST端子15にLOW信号を入力し、IN端子16にOPEN信号を入力することで、アップ/ダウンカウンタ8の第1モードを選択する(ステップS01)。第1モードに設定されることにより、アップ/ダウンカウンタ8の出力値は15で固定される(ステップS02)。これにより、発振器10は、最大周波数fmaxの信号を出力し続ける(ステップS03)。検査装置は、最大周波数fmaxが共振周波数fよりも高いか否かを判定する(ステップS04)。このとき、発振器10からの信号周波数は、最大周波数fmaxで固定されているため、確実、且つ容易に判定を行うことができる。S04において、最大周波数fmaxが共振周波数f以下であると判定すると、検査装置は、検査対象に係る掃引発振回路4を不合格品であると評価する(ステップS10)。
一方、S04において、最大周波数fmaxが共振周波数fよりも高いと判定すると、検査装置は、外部信号として、SL端子14にLOW信号を入力し、TEST端子15にLOW信号を入力し、IN端子16にOPEN信号を入力することで、アップ/ダウンカウンタ8の第2モードを選択する(ステップS05)。第2モードに設定されることにより、アップ/ダウンカウンタ8の出力値は0で固定される(ステップS06)。これにより、発振器10は、最小周波数fminの信号を出力し続ける(ステップS07)。検査装置は、最小周波数fminが共振周波数fよりも低いか否かを判定する(ステップS08)。このとき、発振器10からの信号周波数は、最小周波数fminで固定されているため、確実、且つ容易に判定を行うことができる。S08において、最小周波数fminが共振周波数f以上であると判定すると、検査装置は、検査対象に係る掃引発振回路4を不合格品であると評価する(ステップS10)。一方、S08において、最小周波数fminが共振周波数fより低いと判定すると、検査装置は、検査対象に係る掃引発振回路4を合格品であると評価する(ステップS09)。以上によって、図7に示す検査が終了する。
以上によって、本実施形態に係る掃引発振回路4では、アップ/ダウンカウンタ8が、外部信号によって、第1モード、第2モード、第3モードの三つのモードに選択可能に設定されている。このうち、第3モードではアップ/ダウンカウンタ8は、駆動信号を生成するための周期的な値を出力するため、粉体センサ1の通常の使用時においては第3モードが選択される。一方、掃引発振回路4における駆動信号の周波数掃引の範囲に共振周波数fが正しく含まれているか否かを検査する時は、第1モード及び第2モードが選択される。アップ/ダウンカウンタ8を第1モードで固定しておけば発振器10から出力される信号の周波数は、駆動信号の最大周波数fmaxに固定されるので、当該最大周波数fmaxが共振周波数fよりも高いか否かを判定することができる。周期カウンタを第2モードで固定しておけば発振器10から出力される信号の周波数は、駆動信号の最小周波数fminに固定されるので、当該最小周波数fminが共振周波数fより低いか否かを判定することができる。最大周波数fmaxが共振周波数fよりも高く、最小周波数fminが共振周波数fよりも低ければ合格品と判定できる。このように、周波数を比較するだけで検査可能であり、アップ/ダウンカウンタ8のモードによって最大周波数・最小周波数を変動させることなく固定した状態で比較できるため、容易且つ確実に検査を行うことができる。以上によって、本実施形態に係る掃引発振回路4によれば、確実に動作することを容易に検査することができる。また、本実施形態に係る粉体センサ1は、このような掃引発振回路4を備えているため、掃引発振回路4が確実に動作することを容易に検査することができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されない。例えば、図5に示すモード選択機構11の構成は一例に過ぎず、アップ/ダウンカウンタ8が外部信号によって三つのモードを選択することができるものであれば、どのような構成を採用してもよい。また、駆動信号の最大周波数に対応する値として15が設定され、駆動信号の最小周波数に対応する値として0が設定されていたが、どの値を設定してもよい。
1…粉体センサ、2…粉体センサ素子、3…位相検出回路、4…掃引発振回路、5…位相比較部(位相比較手段)、6…位相弁別部(判定手段)、7…基準クロック、8…アップ/ダウンカウンタ(周期カウンタ)、10…発振器、11…モード選択機構。

Claims (2)

  1. 一定の間隔で基準信号を出力する基準クロックと、
    前記基準クロックからの前記基準信号の入力に基づいて所定の範囲の値を周期的に出力する周期カウンタと、
    前記周期カウンタから出力される値に基づいて周波数が掃引された駆動信号を出力する発振器と、を備え、
    前記周期カウンタは、
    前記駆動信号の最大周波数に対応する値を出力する第1モードと、
    前記駆動信号の最小周波数に対応する値を出力する第2モードと、
    前記駆動信号を生成するための周期的な値を出力する第3モードと、を外部信号によって選択可能に設定されていることを特徴とする掃引発振回路。
  2. 2端子の圧電素子からなり、粉体負荷量に対応した検出信号を出力する粉体センサ素子と、
    請求項1記載の掃引発振回路と、
    前記駆動信号の周波数及び粉体負荷量に応じて変化する前記粉体センサ素子からの出力信号の位相と、前記駆動信号の位相とを共振点において比較する位相比較手段と、
    前記位相比較手段による比較結果に基づいて粉体の有無を判定する判定手段と、を備える粉体センサ。
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