JP2012125491A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機側に何ら大当たり時間と大当たり演出の演出時間とを一致させる機能を設けなくとも、大当たり時間と大当たり演出の演出時間との不一致により遊技者に不快感を与えないような遊技場用システムを低供する。
【解決手段】遊技場用システムは、遊技機側から出力される各種の遊技信号に基づいて遊技機毎の遊技情報の履歴となる遊技履歴を集計し、その遊技情報と予め設定されている時間設定とを比較可能に集計すると共に、遊技情報と時間設定との比較結果も集計し、遊技機毎或いは遊技機種毎の調整が適切なものであるか否かを判断するための指標を出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は、大当たり中に大当たり演出が再生実行される遊技機を備えた遊技場用システムに関する。
現状、市場の多数を占めるパチンコ遊技機(以下、単に遊技機と称する)では、大当たり演出として例えば大当たり中にBGM(background music)となる楽曲を再生演奏(再生実行)している。ところが、この楽曲の演奏時間が一定であるにも拘らず、大当り時間は大当たり中における大入賞口への入賞率等により変動し得る。この場合、大当たり時間が短ければBGMが始めから再生された後大当たりの終了と共に中断され、長ければBGMの終盤にて中断される。このようにBGMが途切れると、折角、大当たりが発生し、気分良くしている遊技者に不快感を与えてしまう。そのため、大入賞口を閉鎖してから開放するまでの所謂インターバル時間を調整することで、大当たり時間を常に演奏時間と一致させるようにし、演出効果を高めることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−36179号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような遊技機は実際には市場にはなく、仮に導入されたとしても、インターバル時間が長くなることで大当たり中の遊技が間延びすることや、インターバル時間に玉の打込を止める様な所謂止打等を行うような新たな攻略要素が増えることや、時間当たりの打込玉数が減少する等の問題が発生し得ること等から、遊技者に不快感を与える虞や、その他の問題が生ずる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技機側に何ら大当たり時間と大当たり演出の演出時間とを一致させる機能を設けなくとも、大当たり時間と大当たり演出の演出時間との不一致により遊技者に不快感を与えないような遊技場用システムを低供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技機側から出力される大当たり時間を示す遊技情報である大当たり時間情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、前記受信手段による遊技信号の受信により前記大当たり時間情報を大当たり毎に特定する時間情報特定手段と、前記時間情報特定手段により特定された前記大当たり時間情報を管理する管理手段と、遊技機における大当たり中に再生実行される大当たり演出の演出時間の区切りとなる期間を示す最適時間に対応する適正な前記大当たり時間情報に対応した適正時間情報を特定可能な適正時間設定情報を設定する設定手段と、前記管理手段により管理される前記大当たり時間情報と、前記適正時間設定情報により特定される前記適正時間情報とを比較可能に出力する第1出力処理、及び前記管理手段により管理される大当たり時間情報と、前記適正時間情報とが比較された比較結果を出力する第2出力処理の内、少なくとも一方の出力処理を行う出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記適正時間設定情報は、遊技者が大当たりの終了により前記大当たり演出が中断され、不快であると感じないことが想定される前記大当たり時間情報についての許容範囲を示す設定情報であり、前記管理手段は、前記時間情報特定手段により大当たり毎に特定された大当たり時間情報が、前記適正時間設定情報により示される許容範囲にあるか否かを大当たり毎に判定することで、前記大当たり時間情報と、前記適正時間情報とを比較し、前記出力手段は、前記管理手段による判定結果を発生した大当たり毎に特定可能に出力すること、発生した大当たりの内で対応する前記大当たり時間情報が前記適正時間設定情報により示される許容範囲にある大当たりの割合を特定可能な適正率を出力すること、及び発生した大当たりの内で対応する前記大当たり時間情報が前記適正時間設定情報により示される許容範囲にない大当たりの割合を特定可能な非適正率を出力することの少なくとも一つを行うことで前記第2出力処理を行うことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記受信手段は、遊技機側から出力される大当たり期間を特定可能な大当たり信号と、遊技機にて使用された使用媒体数であるアウトを特定可能なアウト信号とを、前記大当たり時間情報を特定可能な遊技信号として受信し、前記時間情報特定手段は、前記大当たり期間を計時することで特定される大当時間と、前記大当たり期間における前記アウトであるT1Oとを前記大当たり時間情報として特定し、前記適正時間設定情報は、前記最適時間の秒数を特定可能な設定情報であり、前記管理手段は、前記大当たり時間情報として前記時間情報特定手段により特定される大当時間と前記T1Oとを管理する一方、その管理する大当時間と前記T1Oとから特定される大当時間1秒当たりの前記T1Oである基準T1Oに、前記適正時間設定情報により特定される秒数を乗じた値を示し、前記最適時間に対応した前記T1Oである最適T1Oを前記適正時間情報として管理すること、及び当該最適T1Oと前記管理するT1Oとの差を示す誤差T1Oを前記比較結果として管理することの内、少なくとも一方を実行し、前記出力手段は、前記第1出力処理を行う場合には前記管理手段により管理される前記T1Oと前記最適T1Oとを比較可能に出力する一方、前記第2出力処理を行う場合には前記誤差T1Oを出力することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記設定手段は、管理対象となる遊技機を遊技機種別に区分けする機種設定を行い、前記適正時間設定情報は、前記最適時間を示す前記大当たり時間情報である最適時間情報を前記適正時間情報として遊技機種別に特定可能な設定情報であり、前記管理手段は、管理対象となる前記大当たり時間情報の内、大当たり期間が最長となる大当たりに対応した最長大当たり時間情報と、最短となる大当たりに対応した最短大当たり時間情報との内、少なくとも一方を管理対象として遊技機種別に抽出する一方、その最長大当たり時間情報と前記最適時間情報との差を示す最長差、前記最短大当たり時間情報と前記最適時間情報との差を示す最短差、及び最長大当たり時間情報と前記最短大当たり時間情報との差を示す時間幅の内、少なくとも一つを管理し、前記出力手段は、前記管理手段により管理される前記最長差、前記最短差、及び前記時間幅の内、少なくとも一つを遊技機種別に比較可能に出力する出力処理を行うことを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、最適時間と大当たり時間とを比較するので、実際の大当たり時間が大当たり演出に対応した最適時間とどれだけ相違しているのかを把握出来るようになり、比較結果が離れたものであれば調整が必要であると判断し、近ければその調整を手本として他の調整が必要である遊技機を調整する等して、大当たり時間を大当たり演出の演出時間に対応させるような釘調整が可能となる。したがって、大当たり時間と大当たり演出の演出時間との不一致により遊技者に不快感を与える虞を低減出来る。
請求項2に記載した発明によれば、出力手段により第2出力処理により、どの程度の大当たりが遊技者に不快感を与えているのか、或いは与えていないのかを把握出来、遊技機の調整が必要であるか、或いは手本にすべきか等を把握出来るようになる。
請求項3に記載した発明によれば、実際のT1Oを大当たり演出に対応した最適T1Oに近づけることを目標とした調整する際の具体的な指標を提示することが出来るようになる。
請求項4に記載した発明によれば、時間幅により大当たり時間が収束しやすい機種なのか、最長差や最短差により大当たり演出が途切れる場合にどれだけの誤差が発生する可能性がある機種なのか等の傾向を把握出来、調整候補とする際の指標を提示出来るようになる。
本発明の一実施形態による遊技場用システムの構成を概略的に示す図 管理装置が設定する機種別の適正時間設定を示す図 管理装置が集計する遊技履歴を示す図 管理装置による遊技履歴作成処理を示すフローチャート 図3の遊技履歴を遊技機別に集計した遊技機別集計を示す図 図5の遊技機別集計を遊技機種別に集計した機種別集計を示す図
以下、本発明の一実施形態による遊技場用システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、遊技場用システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場内には、複数台の遊技機2が設置されており、各遊技機2に対応して貸出機3が設置されている。これら遊技機2及び貸出機3は、2台づつ中継装置4に接続され、遊技機2及び貸出機3から出力される遊技情報は中継装置4によって管理装置5に送信される。管理装置5は、遊技場内の例えば事務所等に設置され、LAN6を介して各中継装置4と接続されており、遊技機2及び貸出機3等から出力される各種の遊技情報を管理している。また、図示しないが遊技場内には例えば数百台の遊技機2が設置され、管理対象となっている。尚、遊技場内には、図示しないスロットマシンや計数装置等も設置されている。
遊技機2は、所謂パチンコ遊技機として周知の構成のものであり、パチンコ玉(遊技媒体)を盤面に発射するためのハンドル2a、パチンコ玉を入賞させるための普図入賞口2b、第1始動口2c及び第2始動口2d、パチンコ玉の入賞に応じて表示図柄が変動する表示部2e、大当たり時に開放する大入賞口2f、及び受皿2g等が設けられている。遊技機2は、第1始動口2c或いは第2始動口2dへのパチンコ玉の入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、この抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示部2eにて実行し、表示部2eに停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たりを発生させる。
第1始動口2cは、入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口2dは、普図入賞口2bへの入賞に伴って行われる普図抽選の抽選結果により入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。遊技機2における所謂保留玉の上限は各4個ずつで、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。尚、保留玉は、第2始動口2dへの入賞に対応するものから優先して図柄変動を行うようになっている。
遊技機2の大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300で、その大当たりの内、大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。この確変は、次回の大当たりが発生するまで継続するため、大当たりが発生した後に通常状態(通常)となる大当たりが発生するまで継続する。尚、遊技機2は、通常大当たりが発生した場合は、大当たりの終了後に通常状態へと戻る。遊技機2は、大当たりが発生すると、対応するラウンド数(R)に応じた回数分だけ大入賞口2fを開放する。本実施形態の場合、1Rで大入賞口2fにパチンコ玉が入賞する上限入賞数(上限数)は8個で、大入賞口2fを開放する上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間のいずれかが満たされた場合(大当たり終了条件が成立した場合)に、1Rが終了する。また、大当たりに対応するRは5Rと16Rとが設けられており、その振り分け割合は5Rが25%(1/4)で、16Rが75%(3/4)である。確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口2dへの入賞率が向上する時短状態(時短)になる。
このような構成の遊技機2からは、遊技者による遊技の進行に伴って以下に示すような遊技信号が出力され、中継装置4を介して管理装置5等に送信される。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号(「大当たり時間情報を特定可能な遊技信号」に相当する)。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルス出力されるため、アウト信号数×10を使用媒体数(アウト)として特定する。尚、遊技機2から直接出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機2から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出玉数10玉に対して1パルス出力されるため、セーフ信号×10を払出媒体数(セーフ)として特定する。尚、補給装置(図示せず)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機2から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号。第1始動口2c或いは第2始動口2dへの入賞により変動(作動)する表示部2e(役物)等における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルス出力されるため、スタート信号×1をスタート(S)として特定する。尚、第1始動口2c及び第2始動口2dへの入賞数を特定可能な信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機2から出力される大当たりを特定可能な信号(「大当たり時間情報を特定可能な遊技信号」に相当する)。大当たり中にレベル出力される状態信号であるため、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
確変信号=遊技機2から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、第2始動口2dの入賞率が向上する時短中にレベル出力される状態信号(時短信号)であっても良い。また、大当たり信号と確変信号のいずれも受信していない期間を通常状態として特定する。
貸出機3は、遊技情報等を表示するタッチパネル式の液晶表示部3a、パチンコ玉が払出される玉払出口3b、貨幣投入口3c等から構成されている。遊技者が貨幣投入口3cに貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数のパチンコ玉が玉払出口3bから遊技機2の受皿2gに払出される。液晶表示部3aには、遊技機2の遊技データや遊技者個人の遊技データ等が表示される。貸出機3からは、例えば以下のような遊技信号が出力される。
売上信号=遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルス出力されるため、売上信号×25を貸出玉として特定し、その貸出玉に貸出単価(例えば4円)を乗じた値を売上額として特定する。
管理装置5(受信手段、時間情報特定手段、管理手段、設定手段に相当する)は、図示しないCPUからなる制御部、図示しないROMやRAM或いはHDD等からなる記憶部、及びデータの送受信を行う図示しない送受信部等を有するコンピュータで構成されており、記憶部に記憶されている制御プログラムに従って作動する。管理装置5は、図示しない送受信部で受信する遊技機2側からの遊技信号により特定される遊技情報を集計及び管理する。管理装置5には、例えばモニタ7(出力手段に相当する)やプリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置5は、稼動情報、出玉率、売上などの周知の遊技情報の集計を行っている。
このような構成の管理装置5は、本発明に関連して、図2に示すような適正時間設定(以下、適正情報と称する。適正時間設定情報に相当する)を、遊技機2の機種別に設定及び記憶する。この適正情報の各項目の意味は、以下の通りである。
R=ラウンド数を特定した場合の名称(ラウンド数)。
T1Y範囲=Rを特定する際に参照する後述するT1Yの範囲。
最適時間=大当たり中のBGMの想定時間(想定されるBGMの再生時間)に対応する最適な大当たり時間(適正時間情報に相当する)。即ち、大当たり時間が最適時間に一致すれば、大当たりの終了と共にBGMの再生演奏が終了する。
時間許容範囲=BGMの再生時間を考慮した大当たり時間の許容範囲で、後述する「適正」(図3参照)を特定する際に参照する。即ち、本発明でいう「遊技者が大当たりの終了により前記大当たり演出が中断され、不快であると感じないことが想定される前記大当たり時間情報についての許容範囲」に相当する。
誤差T1O標準範囲=後述する誤差T1Oの標準範囲。後述する誤差T1Oがこの誤差T1O標準範囲を越えた場合或いは未満の場合に、いずれであるのかを特定可能に後述のように識別表示する(図5参照)。
この適正情報は、実際の遊技機2における大当たり時間がBGMの再生時間に適しているかを判定するための情報を示しており、機種別に遊技機2のスペック(仕様)を参照して設定される。大当たり中にはBGMが繰り返し再生演奏されるため、最適時間としては、BGM一曲分の時間或いは複数曲分の区切りとなる時間の内、大当たり時間に対応した時間を設定することが望ましい。尚、図2は大当たりとして5Rと16Rとを発生する機種A(遊技機2)を対象としているため5Rと16Rとの2つのラウンド(第1R、第2R)を設定しているが、遊技機のスペックにより1つ或いは3つ以上のラウンドを設定しても良い。
図3は、後述する遊技履歴作成処理により、管理装置5が集計及び記憶する遊技機2別の遊技履歴を示している。この遊技履歴には、以下に示す各項目が大当たり毎の遊技履歴として記憶される。
S=スタート信号により特定される大当りが発生するまでのスタート(図柄変動数)。
T1O=大当たり中のアウト(使用玉数)。
大当時間=大当たり時間(大当たり信号受信時間)。
T1Y=大当たり中の出玉(セーフ−アウト)。尚、セーフは払出玉数を示す。
R=特定したR(ラウンド数)。T1YとT1Y範囲(図2参照)とを比較して特定する。
適正=大当時間が時間許容範囲(図2参照)内であるか否かを示し、範囲内であれば「○」を、範囲外であれば「×」を記憶する(「管理手段による判定結果を発生した大当り毎に特定可能に出力する」に相当する)。
基準T1O=大当時間1秒当たりのT1O。T1O÷大当時間として算出する。
最適T1O=基準T1Oから想定されるBGMに最適なT1O。R毎の最適時間×基準T1Oとして算出する。
誤差T1O=最適T1Oと実際のT1Oとの誤差。T1O−最適T1Oとして算出する。
図3の遊技履歴として記憶される項目の内、「5R集計」及び「16R集計」は、R毎の集計で、「S」、「T1O」、「大当時間」及び「T1Y」は1回当たりの平均値、「R」は対応する(発生した)大当たり数、「適正」は対応する大当たりの内「○」であった大当たりの割合(「○」の大当たり数÷対象となる全大当たり数として算出。図3の場合、2/3=66.7%)を示している。尚、「適正」は、「×」であった大当たりの割合を示すようにしても良い。
また、「合計」は、対象となる全ての大当たりの平均値や集計値であるが、「最適T1O」は、最適時間をR毎の発生割合による加重平均により求めている。つまり、最適時間は、5Rが70秒(1分10秒)、16Rが210秒(3分30秒)であり、Rは5Rが3で、16Rが8であることから、最適時間=(3×70+8×210)÷11≒172秒として算出している。
次に上記した構成の遊技場用システム1の作用について説明する。
遊技場用システム1の管理装置5は、上記した周知の遊技情報の集計処理に加えて、図4に示す遊技履歴作成処理を実行している。
管理装置5は、遊技履歴作成処理において、遊技者による遊技の進行に伴って大当たり信号の受信を開始したかを判定しており(A1)、受信開始していない場合には(A1:NO)、受信するまで待機している。一方、管理装置5は、大当たり信号の受信を開始した場合には(A1:YES)、大当時間の計測(計時)を開始した後(A2)、アウト信号を受信したか(A3)、セーフ信号を受信したか(A13)、大当たり信号の受信を終了したか(A6)を繰り返し判定する。ここで、アウト信号を受信した場合には(A3:YES)、図3に示すT1Oを加算し(A4)、T1Yを減算する(A5)。また、セーフ信号を受信した場合には(A13:YES)、図3に示すT1Yを加算する(A14)。このように、管理装置5は、大当たり信号の受信を終了するまで、アウト信号の受信及びセーフ信号の受信に応じて、大当たり中のアウト及びセーフを特定し、更にT1Yの特定を繰り返し行っている。
さて、遊技の進行に伴って上記した大当たり終了条件が成立すると、遊技機2は、大当たり信号の出力を停止する。管理装置5は、大当たり信号の受信が終了した場合には(A6:YES)、大当時間を特定する(A7)。つまり、ステップA2からステップA7までに計時された時間(大当たり時間情報に相当する)を特定する。続いて、大当たり中のT1Yと図2のT1Y範囲とを照合してR即ち発生した大当たりが5Rであるのか15Rであるのかを特定し(A8)、ステップA7で特定した大当時間と、ステップA8で特定したRに対応するBGM許容範囲(=図2の時間許容範囲)とを照合する(A9)。そして、大当時間がBGM許容範囲内であれば(A10:YES)、図3の「適正」を「○」として(A11)、新規レコードを作成する(A12)。この場合、例えばNO2のようなレコードが記憶され、大当時間と共に管理される。一方、管理装置5は、大当時間がBGM許容範囲内で無ければ(A10:NO)、図3の「適正」を「×」として(A15)、新規レコードを作成する(A12)。この場合には、例えばNO3のようなレコードが記憶され、大当時間と共に管理される。つまり、管理装置5は、大当時間が許容範囲内にあるか否かを、大当時間が特定された大当たり毎に判定している。尚、新規レコードを作成すると、ステップA1に移行して、次の大当たり信号の受信(次の大当たりの発生)を待機する。
このように、管理装置5は、遊技者による遊技の進行に応じて、各遊技機2の遊技情報の集計及び図3に示す遊技履歴の記憶及び管理を行っている。そして、管理装置5は、集計及び記憶した遊技履歴に基づいて、図5に示す遊技機別集計を集計する。この遊技機別集計は、図3に示す遊技履歴の機種別の集計結果に相当するものである。また管理装置5は、図3の遊技履歴に基づく遊技機2毎(台番毎)の遊技情報である時間情報(大当たり時間情報)と図2のように設定された適正情報(適正時間設定情報)により特定される適正時間(適正時間情報)との比較結果をモニタ7に出力する(第2出力処理に相当する)。尚、第2出力処理の代わり、或いは第2出力処理に加えて、図示しないが例えばT1Oや平均大当時間や最短大当時間等の時間情報の平均欄の下段に時間設定欄を設け、Rに対応付けて適正情報(最適時間)を表示し、時間情報と適正情報とを比較可能に出力してもよい(第1出力処理に相当する)。勿論、図3にて履歴毎に特定したRに対応する適正情報を出力しても良い。また、出力先は、モニタ7だけでなく、図示しないプリンタ等であっても良い。
ここで、遊技情報と適正情報との比較結果とは、例えば図5の遊技機別集計の場合には、「適正=○」や「適正率」や、「最適T1O」等を示している。尚、「適正=○」は、図3の適正が「○」である大当たり数を示しており、「適正率」は、図3の集計欄又は合計欄の数値を示している。また、最短大当時間は、発生した大当たりの内、最も大当時間が短かった大当たりに対応する大当時間であり、最長大当時間は最も大当時間が長かった大当たりに対応する大当時間である。図5では、それらをR毎に区分けして抽出及び集計している。尚、「最適T1O」や「誤差T1O」は、図3における「5R集計」等の集計欄の値を示している。また、図3に示す遊技履歴においては、「適正=○」が比較結果に相当する。つまり、遊技情報と適正情報との比較結果とは、図5や後述する図6のような「遊技情報の集計結果と適正時間との比較結果」だけでなく、図3に示す「集計前の遊技情報と適正時間との比較結果」をも含むものである。
遊技場の管理者は、図5に示す遊技機別集計における「適正率」を参照することにより、遊技者を不快にさせなかった大当たり数を把握可能となる。尚、「適正=×」、即ち、非適正率を表示することにより、遊技者を不快にさせてしまった虞のある大当たり数を把握出来るようにしても良い。
また、管理装置5は、図5の遊技機別集計を出力する際、誤差T1Oを識別表示する。具体的には、1番台、2番台、3番台の遊技機2の内、1番台の16R時の誤差T1Oが標準範囲(図2の誤差T1O標準範囲)を越えているとして例えば黄色で識別表示する一方、2番台の誤差T1Oが標準範囲未満であるとして例えば青色で識別表示する。尚、図5では、色の違いをハッチングの種類により示している。
この場合、管理者は、上記した識別表示により2番台に着目し、2番台の適正率が高く、誤差T1Oも少ないことを把握出来る。換言すると、2番台の調整状態(釘調整など)は、他の台番の遊技機2を調整するときの手本になるといえる。一方、同じく識別表示されている1番台の場合、適正率が低く、且つ、誤差T1Oも多いことが把握出来る。また、1番台は、平均大当時間が長いことから、大当たりが適正な時間に終了せず、BGMが繰り返されて遊技者を不快にさせてしまった虞のあることが把握出来る。そして、この場合、2番台の釘調整などを参考にして1番台の調整を行えば良いことも把握出来る。尚、標準範囲に代えて、或いは加えて許容範囲を設定し(例えば−10〜15等)、誤差T1Oがこの許容範囲を超過した、或いは未満である場合に、同様に識別表示しても良い。この場合、超過した場合には上記した標準範囲と同様の効果が見込め、未満である場合にはT1Oが必要以上に少なく利益調整出来ていない、或いはBGMが早い段階にて打ち切られていること等を把握出来るようになる。
また、管理装置5は、図6に示す機種別集計を集計及び管理している。この機種別集計は、図5に示す遊技機別集計を機種別に集計した集計結果を示すものである。管理装置5は、この集計結果を、上記した図5の遊技機別集計と同様に後述するとおり第2出力処理を行う。尚、各時間情報と比べて図2の適正情報を出力することで第1出力処理を行っても良い。図6の機種別集計の場合、遊技情報と適正情報との比較結果とは、例えば「適正率」や、「時間幅」、「最短差」、「最長差」などを示している。ここで、「時間幅」とは最長大当時間と最短大当時間との差であり、大当たり時間の収束度合いを示している。そのため「時間幅」が短い機種ほど、最適時間と平均大当時間とを適合させる必要性が高いことが分かると共に、大当時間(実際の大当たり時間)を調整し易い機種であることが把握出来る。また、「最短差」は最短大当時間と最適時間との差であり、「最長差」は、最長大当時間と最適時間との差である。これにより、大当時間が最短である場合にはどれだけの時間をショートしたのかを把握出来ると共に、大当時間が最長である場合にはどれだけの時間をオーバーしたのかを把握出来る。また、「対応R」とはその機種における最大のRであり、機種Aでは大当たり時の最大のRが16Rで、機種Bでは最大のRが15Rであることを示している。尚、「対応R」は最大としなくても適宜選択出来るようにしても良く、その場合、機種毎に選択出来るようにすることが望ましい。勿論、図5同様に全てのRを対象とする等、複数のRを対応Rとしても良い。
管理装置5は、図6に示す機種別集計を集計するにあたって、図5に示す遊技機別集計を複数日分(例えば1年間分)記憶部に記憶しており、遊技情報を抽出する抽出期間を設定し、その抽出期間における遊技情報を集計する。この図6に示す機種別集計からは、機種Aと機種Bとを比較すると、機種Bは時間幅が短く適正率も高いため、大当時間を調整し易い機種であり、BGMが途中で途切れることによって遊技者に不快感を与える可能性が低い調整となっていることがわかる。一方、機種Aは時間幅が長いことから、調整が難しい機種であることが分かるので、機種Aについては、機種Bと比較して平均大当時間が最適時間よりも大幅に短くなるように調整することにより、遊技者の不快感を軽減すべき機種であると判断出来る。尚、この図6は、図5にて示した例えば「最適=○」などの他の項目を追加して集計及び出力対象としても良い。
このように、遊技場用システム1は、遊技履歴を集計及び記憶すると共に、第1出力処理及び第2出力処理により、台番毎或いは機種毎の遊技情報と時間情報とを比較可能に出力する。これにより、各遊技機2の現在の調整が適切であるか否か、及び、適切でない場合にはどの遊技機2の調整を参考にすれば良いのかなどを把握することが可能となる。
以上説明した本実施形態の遊技場用システム1によれば次のような効果を奏する。
遊技場用システム1では、最適時間(適正時間情報)と大当たり時間情報との比較結果を出力する、或いは比較可能に出力するので、実際の大当たり時間が大当たり演出に対応した最適時間とどれだけ相違しているのかを把握出来るようになる。この場合、遊技機2の台番毎に集計して出力するので、実際の大当たり時間と最適時間との差が大きければその遊技機2の調整が必要であると判断出来る一方、差が少なければその遊技機2の調整状態が適正な物であると判断出来る。換言すると、大当たり時間と最適時間とを一致させるような調整を、調整すべき遊技機2を容易に把握可能に、且つ、いずれの遊技機2を手本とすれば良いかを容易に把握可能になる。これにより、大当たり時間が最適時間からずれることによる不一致により遊技者に不快感を与える虞を低減することが出来る。
実際のT1Oを大当たり演出に対応した最適T1Oに近づけることを目標とした調整する際の具体的な指標を提示することが出来るようになる。
遊技機2の機種毎に遊技情報を集計して出力するので、例えば時間幅を参照することにより大当たり時間が収束しやすい機種なのか否か、或いは最長差や最短差を参照することにより大当たり演出が途切れる場合にどれだけの誤差が発生する可能性がある機種なのか等の傾向を把握出来、調整候補とする際の指標を提示出来るようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にて例示したものに限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。
図2にて最適時間や時間許容範囲について時間を設定したが、T1Oを対象とした最適玉数や玉数許容範囲等で設定しても良い。また、大当たり時間情報として大当時間とT1Oの双方を管理対象としたが、一方のみを管理対象としても良い。
Rを特定する際にT1Yを参照したが、大当時間やT1Oを同様に参照して特定しても良いし、Rを直接特定可能な信号が遊技機2側から出力されれば、その遊技信号により特定しても良い。
T1Yをアウト信号とセーフ信号とから直接的に特定したが、アウトとセーフとを各々集計してその差により間接的に特定する等、例示した全ての遊技情報について、遊技信号から直接的に特定しても、間接的に特定しても、どのように特定しても良い。
図2に示す適正時間設定の設定対象となる許容範囲に上限と下限の双方を設定したが、一方のみの設定であっても良い。尚、一実施形態で説明した誤差T1Oに対する標準範囲を設定した場合についても同様である。
実施例上の数値や項目等は全て例示であり、どのような数値や項目等を採用しても良い。また、対象となる遊技機としては例示した遊技機2以外のパチンコ遊技機等も採用できる。
管理装置5が行う情報処理の一部を中継装置4等にて行う構成としても良い。また、出力先をモニタ7ではなく貸出機3とする等、その設置場所や構成等は特に限定されない。例えば、調整が必要となった遊技機2に対応して設けられている貸出機3の液晶表示部3aに比較結果を出力することにより、遊技機2の調整が容易になるなどのメリットがある。
大当たり演出としてBGMを例示したが、映像や効果音等による大当たり演出にも対応することが出来る。
また、図4に示す遊技履歴作成処理に基づき図5に示す遊技機別集計を特定したが、遊技履歴を参照せず直接的に遊技情報を集計することで図5の遊技機別集計を特定しても勿論良い。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技機、5は管理装置(受信手段、時間情報特定手段、管理手段、設定手段)、7はモニタ(出力手段)を示す。

Claims (4)

  1. 遊技機側から出力される大当たり時間を示す遊技情報である大当たり時間情報を特定可能な遊技信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段による遊技信号の受信により前記大当たり時間情報を大当たり毎に特定する時間情報特定手段と、
    前記時間情報特定手段により特定された前記大当たり時間情報を管理する管理手段と、
    遊技機における大当たり中に再生実行される大当たり演出の演出時間の区切りとなる期間を示す最適時間に対応する適正な前記大当たり時間情報に対応した適正時間情報を特定可能な適正時間設定情報を設定する設定手段と、
    前記管理手段により管理される前記大当たり時間情報と、前記適正時間設定情報により特定される前記適正時間情報とを比較可能に出力する第1出力処理、及び前記管理手段により管理される大当たり時間情報と、前記適正時間情報とが比較された比較結果を出力する第2出力処理の内、少なくとも一方の出力処理を行う出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記適正時間設定情報は、遊技者が大当たりの終了により前記大当たり演出が中断され、不快であると感じないことが想定される前記大当たり時間情報についての許容範囲を示す設定情報であり、
    前記管理手段は、前記時間情報特定手段により大当たり毎に特定された大当たり時間情報が、前記適正時間設定情報により示される許容範囲にあるか否かを大当たり毎に判定することで、前記大当たり時間情報と、前記適正時間情報とを比較し、
    前記出力手段は、前記管理手段による判定結果を発生した大当たり毎に特定可能に出力すること、発生した大当たりの内で対応する前記大当たり時間情報が前記適正時間設定情報により示される許容範囲にある大当たりの割合を特定可能な適正率を出力すること、及び発生した大当たりの内で対応する前記大当たり時間情報が前記適正時間設定情報により示される許容範囲にない大当たりの割合を特定可能な非適正率を出力することの少なくとも一つを行うことで前記第2出力処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記受信手段は、遊技機側から出力される大当たり期間を特定可能な大当たり信号と、遊技機にて使用された使用媒体数であるアウトを特定可能なアウト信号とを、前記大当たり時間情報を特定可能な遊技信号として受信し、
    前記時間情報特定手段は、前記大当たり期間を計時することで特定される大当時間と、前記大当たり期間における前記アウトであるT1Oとを前記大当たり時間情報として特定し、
    前記適正時間設定情報は、前記最適時間の秒数を特定可能な設定情報であり、
    前記管理手段は、前記大当たり時間情報として前記時間情報特定手段により特定される大当時間と前記T1Oとを管理する一方、その管理する大当時間と前記T1Oとから特定される大当時間1秒当たりの前記T1Oである基準T1Oに、前記適正時間設定情報により特定される秒数を乗じた値を示し、前記最適時間に対応した前記T1Oである最適T1Oを前記適正時間情報として管理すること、及び当該最適T1Oと前記管理するT1Oとの差を示す誤差T1Oを前記比較結果として管理することの内、少なくとも一方を実行し、
    前記出力手段は、前記第1出力処理を行う場合には前記管理手段により管理される前記T1Oと前記最適T1Oとを比較可能に出力する一方、前記第2出力処理を行う場合には前記誤差T1Oを出力することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記設定手段は、管理対象となる遊技機を遊技機種別に区分けする機種設定を行い、
    前記適正時間設定情報は、前記最適時間を示す前記大当たり時間情報である最適時間情報を前記適正時間情報として遊技機種別に特定可能な設定情報であり、
    前記管理手段は、管理対象となる前記大当たり時間情報の内、大当たり期間が最長となる大当たりに対応した最長大当たり時間情報と、最短となる大当たりに対応した最短大当たり時間情報との内、少なくとも一方を管理対象として遊技機種別に抽出する一方、その最長大当たり時間情報と前記最適時間情報との差を示す最長差、前記最短大当たり時間情報と前記最適時間情報との差を示す最短差、及び最長大当たり時間情報と前記最短大当たり時間情報との差を示す時間幅の内、少なくとも一つを管理し、
    前記出力手段は、前記管理手段により管理される前記最長差、前記最短差、及び前記時間幅の内、少なくとも一つを遊技機種別に比較可能に出力する出力処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技場用システム。
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