JP2012125852A - 組立ロボットとその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】単一のワーク1を複数の動作で対象物2に組み付ける組立ロボット10であって、外力を計測する力センサ14を有しワークを把持するロボットハンド12と、ロボットハンドを3次元空間内で位置と姿勢を移動可能なロボットアーム16と、各動作におけるワークの動作条件を記憶しロボットアームを制御するロボット制御装置20とを備える。ロボット制御装置20により、各動作において、ワーク1の位置と計測された外力を動作条件と照合し、各動作の成功又は失敗を判断する。
【選択図】図3
Description
力制御は、例えば精密部品の嵌め合い作業などに用いられる。力制御における調整パラメータは、仮想ばね、仮想ダンパ、仮想マスなどである。
特許文献2は、挿入位置がある閾値を超える前に挿入方向に力がかかったら異常と判断し、閾値を超えて力がかかったら押し当てが正常終了と判断するものである。
特許文献3は、バルブを回す一連の動作を、分割した作業ごと(接近・接触、挿入穴探索、押し付け、など)に選択したパラメータで力制御を行なうものである。
特許文献5は、内力管理制御により、強度が弱い部材であっても把持力を最適化して破損や変形を防ぎ、他の部材に組付けするものである。
特許文献6は、ワークをそのワーク座標の原点が目標粗位置まで移動するように各アクチュエータを位置制御した後、作業座標系をもとに組み付け位置にワークをローリング、ピッチング、ヨーイング方向に位置・力制御しながらワークを組み立てるものである。
また、動作切り替えの条件も多種多様考えられる。
さらに、一般的に力制御中のロボットの動作は遅く低速であるが、嵌め合いが失敗している場合に力制御を継続するとワークや対象物に損傷を与えるおそれがある。従って、嵌め合い工程などの成功又は失敗の判定はできるだけ早い段階で行なうことが望ましい。
これらのことを考慮すると、特許文献1〜6には以下のよう問題点があった。
特許文献2では、挿入方向の力が設定値を超え、力制御が完了した時点でのみ成否判定が行なわれることになるので、挿入途中で作用力が変わるような形状の部品の場合には対応が困難である。
また、従来手法を繰り返すだけでは、力制御開始時の初期化動作によって力覚センサが計測していた値がリセットされるので、力を継続的かつ連続的に計測できない(通常は、力制御開始時の力の計測値を初期値=0とし、重力や外力の影響をオフセットとみなすため)。
外力を計測する力センサを有しワークを把持するロボットハンドと、
該ロボットハンドを3次元空間内で位置と姿勢を移動可能なロボットアームと、
前記各動作におけるワークの動作条件を記憶し前記ロボットアームを制御するロボット制御装置とを備え、
該ロボット制御装置により、前記各動作において、ワークの位置と計測された外力を前記動作条件と照合し、前記各動作の成功又は失敗を判断する、ことを特徴とする組立ロボットが提供される。
外力を計測する力センサを有しワークを把持するロボットハンドと、
該ロボットハンドを3次元空間内で位置と姿勢を移動可能なロボットアームと、を備え、
(A)前記各動作におけるワークの動作条件を記憶し、
(B)前記ロボットアームを制御して前記各動作を順次実行し、
(C)前記各動作において、ワークの位置と計測された外力を前記動作条件と照合し、前記各動作の成功又は失敗を判断する、ことを特徴とする組立ロボットの制御方法が提供される。
この図において、組立ロボット10は、単一のワーク1を複数の動作で対象物2に組み付ける自動装置であり、ロボットハンド12、ロボットアーム16、及びロボット制御装置20を備える。
この例において、力センサ14は直交3軸方向の力(Fx,Fy,Fz)と各軸まわりのトルク(Tx,Ty,Tz)を計測可能な6軸センサであり、3次元的に移動可能なロボットアーム16に取り付けられ、これに作用する6自由度の外力(3方向の力Fx,Fy,Fzと、3軸まわりのトルクTx,Ty,Tz)を検出するようになっている。
なお、本発明はこれに限定されず、ワーク1に作用する外力が検出できる限りで、その他の力センサであってもよい。
ロボットアーム16は、この例では、多関節ロボットのロボットアームであるが、本発明はこれに限定されず、その他のロボットであってもよい。
ロボット制御装置20は、例えば数値制御装置であり、指令信号によりロボットアーム16を6自由度(3次元位置と3軸まわりの回転)に制御するようになっている。
また、記憶装置21は、各動作にそれぞれ対応する動作条件と制御方法を記憶する。
制御方法は、位置制御、速度制御、又は力制御であり、力制御は、インピーダンス制御又はダンピング制御であるが、本発明はこれに限定されず、その他の力制御方法であってもよい。
この図において、ワーク1は円筒形部材である。また、対象物2はワーク1が嵌合する円筒形孔2aを有し、作業台4(図1参照)に移動しないように固定されている。
円筒形孔2aの内径は、ワーク1の直径よりわずかに大きく、ワーク1の下端が円筒形孔2aの底面に達するまで、同心を維持したまま挿入できるようになっている。
円筒形孔2aの内径とワーク1の直径の差は、例えば、0.01mmである。
動作(1)は、図で(A)から(B)までであり、ワーク1の下端を円筒形孔2aの上部に挿入するはめあいまでの近接動作である。
動作(2)は、図で(B)から(C)までであり、はめあい開始直後の動作である。この動作では、位置と姿勢のずれを修正する必要がある。
動作(3)は、図で(C)から(D)までであり、はめあい・挿入動作である。この動作(3)では、位置のずれを修正しつつワーク1を挿入する必要がある。
この表において、条件コード[1]〜[3]は、動作(1)〜(3)にそれぞれ対応し、条件コード[4]は、動作(1)〜(3)のすべてに対応する。
この表において、条件コード[1]〜[3]は、動作(1)〜(3)にそれぞれ対応し、条件コード[4]は、動作(1)〜(3)のすべてに対応する。
またこの表において、動作パラメータとは、ワークの移動方向、移動速度、目標力、又は粘性係数を含む制御方法である。
制御方法は、位置制御、速度制御、又は力制御である。また、力制御は、インピーダンス制御又はダンピング制御である。
本発明による制御方法は、上述した組立ロボット10を用い、以下の(A)〜(C)を実行する。
(B)ロボット制御装置20により、ロボットアーム16を制御して各動作(1)〜(3)を順次実行する。各動作(1)〜(3)において、条件コード[1]〜[3]に対応して動作パラメータを切り替える。
(C)各動作(1)〜(3)において、ワーク1の位置と力センサ14で計測された外力を記憶した動作条件と照合し、各動作(1)〜(3)の成功又は失敗を判断する。
各成功条件[k](k=1,2、・・・)が不成立(No)の場合、動作を継続し、リアルタイム制御ループ(S3〜S11)を再度実行する。ここで成功条件[k](k=1,2、・・・)は条件コード[1]〜[k]に対応する。
(C1)前提条件が成立し、失敗条件が成立するとき、失敗と判断し、
(C2)前提条件が成立し、成功条件が成立するとき、成功と判断し、
(C3)前提条件が成立しないとき、前記各動作を継続する。
すなわち、成功条件又は失敗条件が満足するか否かを組立などの各動作中に逐次(リアルタイムで)判断し、成功又は失敗の判定が行なわれた時点で成功又は失敗時の動作を行なう。
従って、図3のフローチャートでは、成功時動作で動作パラメータの変更がなされることになる。
2 対象物、2a 円筒形孔、4 作業台、
10 組立ロボット、12 ロボットハンド、
14 力センサ、16 ロボットアーム、
20 ロボット制御装置、21記憶装置
Claims (5)
- 単一のワークを複数の動作で対象物に組み付ける組立ロボットであって、
外力を計測する力センサを有しワークを把持するロボットハンドと、
該ロボットハンドを3次元空間内で位置と姿勢を移動可能なロボットアームと、
前記各動作におけるワークの動作条件を記憶し前記ロボットアームを制御するロボット制御装置とを備え、
該ロボット制御装置により、前記各動作において、ワークの位置と計測された外力を前記動作条件と照合し、前記各動作の成功又は失敗を判断する、ことを特徴とする組立ロボット。 - 単一のワークを複数の動作で対象物に組み付ける組立ロボットの制御方法であって、
外力を計測する力センサを有しワークを把持するロボットハンドと、
該ロボットハンドを3次元空間内で位置と姿勢を移動可能なロボットアームと、を備え、
(A)前記各動作におけるワークの動作条件を記憶し、
(B)前記ロボットアームを制御して前記各動作を順次実行し、
(C)前記各動作において、ワークの位置と計測された外力を前記動作条件と照合し、前記各動作の成功又は失敗を判断する、ことを特徴とする組立ロボットの制御方法。 - 前記動作条件は、前提条件、成功条件及び失敗条件からなり、
前提条件が成立し、失敗条件が成立するとき、失敗と判断し、
前提条件が成立し、成功条件が成立するとき、成功と判断し、
前提条件が成立しないとき、前記各動作を継続する、ことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。 - 前記各動作にそれぞれ対応する制御方法を記憶し、
各動作に対応する制御方法に順次切り替える、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御方法。 - 前記制御方法は、位置制御、速度制御、又は力制御であり、
前記力制御は、インピーダンス制御又はダンピング制御である、ことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
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