JP2012128127A - トナー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、結着樹脂、着色剤及びワックス成分Aを含有するトナーであり、該ワックス成分Aは、エステル基、カルボキシル基、水酸基から選ばれる一種以上の官能基を有するワックス成分であり、
結着樹脂はポリエステル系樹脂成分を主成分とし、該ワックス成分Aの存在下で重合したものであり、重合後に冷却固化して、固化物を溶融混練して溶融状態で薄膜蒸発機に導入し、揮発成分を留去する工程を経て得られたものであることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
該ワックス成分Aは、エステル基、カルボキシル基、水酸基から選ばれる一種以上の官能基を有するワックス成分Aであり、
該結着樹脂はポリエステル系樹脂成分を主成分とし、該ワックス成分Aの存在下で重合したものであり、重合後に冷却固化して、固化物を溶融混練して溶融状態で薄膜蒸発機に導入し、揮発成分を留去する工程を経て得られたものであることを特徴とするトナーに関する。
で表わされるテトラカルボン酸等、及びこれらの無水物、低級アルキルエステル等の多価カルボン酸類及びその誘導体が挙げられる。なかでも、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸およびこれらの無水物、低級アルキルエステルが好ましい。
(a)ポリエステル系樹脂成分と他の樹脂成分を別々に重合した後に混合して、結着樹脂を作成する。
(b)ポリエステル系樹脂成分を先に重合して、ポリエステル系樹脂成分の存在下で他の樹脂成分を重合して、結着樹脂を作成する。
(c)他の樹脂成分を先に重合して、他の樹脂成分の存在下でポリエステル系樹脂成分を重合して結着樹脂を作成する。
(d)ポリエステル系樹脂成分と他の樹脂成分を同時に重合して、結着樹脂を作成する。
(1)ハイブリッド樹脂成分は、ビニル系樹脂成分とポリエステル系樹脂成分を別々に製造後、少量の有機溶剤に溶解・膨潤させ、エステル化触媒及びアルコールを添加し、加熱することによりエステル交換反応を行って、ポリエステル系樹脂成分とビニル系樹脂成分を有するハイブリッド樹脂を得ることが出来る。
(2)ビニル系樹脂成分製造後に、この存在下にポリエステル系樹脂成分を反応させ、ポリエステル系樹脂成分とビニル系樹脂成分を有するハイブリッド樹脂を製造する方法である。ハイブリッド樹脂はビニル系樹脂成分(必要に応じてビニル系モノマーも添加できる)とポリエステルモノマー(アルコール、カルボン酸)及び/またはポリエステル系樹脂成分との反応により製造される。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
(3)ポリエステル系樹脂成分製造後に、この存在下にビニル系樹脂成分を生成し、反応させポリエステル系樹脂成分とビニル系樹脂成分を有するハイブリッド樹脂を製造する方法である。ハイブリッド樹脂はポリエステル系樹脂成分(必要に応じてポリエステルモノマーも添加できる)とビニル系モノマー及び/またはビニル系樹脂成分との反応により製造される。
(4)ビニル系樹脂成分及びポリエステル系樹脂成分製造後に、これらの重合体成分存在下にビニル系モノマー及び/またはポリエステルモノマー(アルコール、カルボン酸)を添加することによりハイブリッド樹脂が製造される。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
(5)ビニル系モノマー及びポリエステルモノマー(アルコール、カルボン酸等)を混合して付加重合及び縮重合反応を連続して行うことによりビニル系樹脂成分、ポリエステル系樹脂成分及びポリエステル系樹脂成分とビニル系樹脂成分を有するハイブリッド樹脂が製造される。さらに、適宜、有機溶剤を使用することができる。
負帯電用として好ましい制御剤として、以下のものが挙げられる。Spilon Black TRH、T−77、T−95(保土谷化学工業(株))、BONTRON(登録商標)S−34、S−44、S−54、E−84、E−88、E−89(オリエント化学工業(株))。
SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl
結着樹脂中の樹脂成分のTHF不溶分は、以下のようにして測定する。
THF不溶分(質量%)={(W2−W3)/(W1−W3)}×100・・・(1)
W3’=W1×(Wb/Wa)・・・(2)
THF不溶分(質量%)={(W2−W3’)/(W1−W3’)}
×100・・(3)
ワックスの最大吸熱ピークのピーク温度は、示差走査熱量分析装置「Q1000」(TA Instruments社製)を用いてASTM D3418−82に準じて測定する。
トナーの重量平均粒径(D4)は、以下のようにして算出する。測定装置としては、100μmのアパーチャーチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer 3」(登録商標、ベックマン・コールター社製)を用いる。測定条件の設定及び測定データの解析は、付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター社製)を用いる。尚、測定は実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで行なう。
(1)Multisizer 3専用のガラス製250ml丸底ビーカーに前記電解水溶液約200mlを入れ、サンプルスタンドにセットし、スターラーロッドの撹拌を反時計回りで24回転/秒にて行なう。そして、専用ソフトの「アパーチャーのフラッシュ」機能により、アパーチャーチューブ内の汚れと気泡を除去しておく。
(2)ガラス製の100ml平底ビーカーに前記電解水溶液約30mlを入れる。この中に分散剤として「コンタミノンN」(非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業社製)をイオン交換水で約3質量倍に希釈した希釈液を約0.3ml加える。
(3)発振周波数50kHzの発振器2個を位相を180度ずらした状態で内蔵し、電気的出力120Wの超音波分散器「Ultrasonic Dispension System Tetora150」(日科機バイオス社製)を準備する。超音波分散器の水槽内に約3.3lのイオン交換水を入れ、この水槽中にコンタミノンNを約2ml添加する。
(4)前記(2)のビーカーを前記超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(5)前記(4)のビーカー内の電解水溶液に超音波を照射した状態で、トナー約10mgを少量ずつ前記電解水溶液に添加し、分散させる。そして、さらに60秒間超音波分散処理を継続する。尚、超音波分散にあたっては、水槽の水温が10℃以上40℃以下となる様に適宜調節する。
(6)サンプルスタンド内に設置した前記(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてトナーを分散した前記(5)の電解質水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行なう。
(7)測定データを装置付属の前記専用ソフトにて解析を行ない、重量平均粒径(D4)を算出する。尚、前記専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、「分析/体積統計値(算術平均)」画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)である。
ポリエステルモノマーを下記比率で混合する。
・前記式(A)で表されるビスフェノール誘導体(R・プロピレン基,x+yの平均値・ 2.2) 1.150mol
・テレフタル酸 0.430mol
・イソフタル酸 0.390mol
・フマル酸 0.010mol
・ドデセニル無水琥珀酸 0.170mol
不飽和ポリエステル樹脂P−1・74.0質量部と、ビニル系モノマーとして、スチレン・18.0質量部、アクリル酸ブチル・6.5質量部、マレイン酸モノブチル・1.5質量部、開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(10時間半減期温度128.4℃)・0.08質量部と、ワックス成分Aとしてワックス成分1を1.0質量部と、ワックス成分Bとしてフィッシャートロプシュワックス(融点105℃)・2.0質量部とを混合した。このビニル系モノマー/ポリエステル樹脂/ワックス成分A/ワックス成分B混合物を120℃で10時間かけて重合後、さらに150℃に温度を上げて3時間保持して未反応のビニル系モノマーを重合させたのち、さらに180℃に温度を上げて、5時間減圧することによって、架橋反応とアルコール除去を実施し、ハイブリッド樹脂を得た。
結着樹脂の製造例1において、減圧度を0.9Torrとした以外は、結着樹脂の製造例1と同様にして、結着樹脂2を得た。
結着樹脂の製造例2において、ジャケット温度設定を175℃とした以外は、結着樹脂の製造例2と同様にして、結着樹脂3を得た。
結着樹脂の製造例3において、ワックス成分1の添加量を2.0質量部とした以外は、結着樹脂の製造例3と同様にして、結着樹脂4を得た。
結着樹脂の製造例4において、ビニル系モノマーに用いるマレイン酸モノブチルをマレイン酸モノエチル(1.5質量部)に変更した以外は、結着樹脂の製造例4と同様にして、結着樹脂5を得た。
結着樹脂の製造例5において、ビニル系モノマーに用いるマレイン酸モノエチルの量を0.2質量部に変更した以外は、結着樹脂の製造例5と同様にして、結着樹脂6を得た。
結着樹脂の製造例5において、ビニル系モノマーに用いるマレイン酸モノエチルの量を16.0質量部に変更した以外は、結着樹脂の製造例5と同様にして、結着樹脂7を得た。
結着樹脂の製造例4において、ビニル系モノマーに用いるマレイン酸モノブチルをマレイン酸ジブチル(16.0質量部)に変更した以外は、結着樹脂の製造例4と同様にして、結着樹脂8を得た。
結着樹脂の製造例4において、ビニル系モノマーを、スチレン・18.0質量部、アクリル酸ブチル・6.5質量部、アクリル酸・1.5質量部、開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(10時間半減期温度128.4℃)・0.08質量部とした以外は、結着樹脂の製造例4と同様にして、結着樹脂9を得た。
結着樹脂の製造例9において、ワックス成分1をワックス成分2にした以外は、結着樹脂の製造例9と同様にして、結着樹脂10を得た。
結着樹脂の製造例9において、ワックス成分1をワックス成分3にした以外は、結着樹脂の製造例9と同様にして、結着樹脂11を得た。
ポリエステル系モノマーとして、ビスフェノールAプロピレンオキシド2モル付加物20.0質量部、ビスフェノールAプロピレンオキシド3モル付加物13.0質量部、テレフタル酸6.0質量部、イソフタル酸6.0質量部及び縮合触媒としてテトラブチルチタネート0.1質量部を入れ、220℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら10時間反応させた。反応容器に無水トリメリット酸5.0質量部とワックス成分Aとしてワックス成分3を2.0質量部、ワックス成分Bとしてフィッシャートロプシュワックス(融点105℃)2.0質量部を加えた後、ビニル系モノマーとして、スチレン・18.0質量部、アクリル酸ブチル・6.5質量部、アクリル酸・1.5質量部、開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(10時間半減期温度128.4℃)・0.08質量部の混合物を160℃で攪拌しながら2時間かけて滴下し、ビニル系樹脂の反応を行った。その後210℃でポリエステル系樹脂の反応を行ない、結着樹脂を冷却固化して粉砕した後に、固化物を溶融混練して、さらに、この樹脂を、溶融状態のまま、薄膜蒸発機(EXEVA EX−02型)に導入した。EXEVAの条件は表2に示す通りである。EXEVA通過後、樹脂を取り出し、粉砕し、結着樹脂12を得た。
ビスフェノールAプロピレンオキシド2モル付加物40.0質量部、ビスフェノールAプロピレンオキシド3モル付加物26.0質量部、テレフタル酸12.0質量部、イソフタル酸12.0質量部及び縮合触媒としてテトラブチルチタネート0.2質量部を入れ、220℃で窒素気流下に生成する水を留去しながら10時間反応させた。次いで無水トリメリット酸10.0質量部とワックス成分3を2.0質量部とワックス成分Bとしてフィッシャートロプシュワックス(融点105℃)2.0質量部を加え、常圧密閉下2時間反応を行い、結着樹脂を冷却固化して粉砕した後に、固化物を溶融混練した。さらに、この樹脂を、溶融状態のまま、薄膜蒸発機(EXEVA EX−02型)に導入した。EXEVAの条件は表2に示す通りである。EXEVA通過後、樹脂を取り出し、粉砕し、結着樹脂13を得た。
結着樹脂の製造例13において、ワックス成分3をワックス成分4にした以外は、結着樹脂の製造例13と同様にして、結着樹脂14を得た。
結着樹脂の製造例13において、ワックス成分3をワックス成分5にした以外は、結着樹脂の製造例13と同様にして、結着樹脂15を得た。
結着樹脂の製造例13において、ワックス成分3をワックス成分6にした以外は、結着樹脂の製造例13と同様にして、結着樹脂16を得た。
結着樹脂の製造例13において、ワックス成分3をワックス成分7にした以外は、結着樹脂の製造例13と同様にして、結着樹脂17を得た。
結着樹脂の製造例17において、ワックス成分7を添加しなかった以外は、結着樹脂の製造例17と同様にして、比較用結着樹脂1を得た。
結着樹脂の製造例17において、結着樹脂を冷却固化後に粉砕して、溶融混練をせずに、粉砕した固化物を単純に溶融させて溶融状態のまま薄膜蒸発機(EXEVA EX−02型)に導入した以外は、結着樹脂の製造例17と同様にして、比較用結着樹脂2を得た。
結着樹脂の製造例17において、重合後に冷却固化せずに溶融混練をして、溶融状態のまま薄膜蒸発機(EXEVA EX−02型)に導入した以外は、結着樹脂の製造例17と同様にして、比較用結着樹脂3を得た。
スチレン70.0質量部、アクリル酸n−ブチル24.0質量部、マレイン酸モノブチル6.0質量部、ジ−t−ブチルパーオキサイド1.0質量部、ワックス成分Aとしてワックス成分7を2.0質量部、ワックス成分Bとしてフィッシャートロプシュワックス(融点105℃)2.0質量部をキシレン200.0質量部中に4時間かけて滴下し、キシレン還流下で重合を完了した。結着樹脂を冷却固化して粉砕した後に、固化物を溶融混練した。さらに、この樹脂を、溶融状態のまま、薄膜蒸発機(EXEVA EX−02型)に導入した。EXEVAの条件は表2に示す通りである。EXEVA通過後、樹脂を取り出し、粉砕し、比較用結着樹脂4を得た。
結着樹脂の製造例17において、結着樹脂を冷却固化、溶融混練後した後に、薄膜蒸発機に導入しなかった以外は、結着樹脂の製造例17と同様にして、比較用結着樹脂5を得た。なお溶融混練後は冷却固化して粉砕した。
不飽和ポリエステル樹脂P−1・40.0質量部と、ビニル系モノマーとして、スチレン・42.0質量部、アクリル酸ブチル・15.0質量部、マレイン酸モノブチル・3.0質量部、開始剤として2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(10時間半減期温度128.4℃)・0.18質量部と、ワックス成分Aとしてワックス成分7を2.0質量部と、ワックス成分Bとしてフィッシャートロプシュワックス(融点105℃)・2.0質量部とを混合した。このビニル系モノマー/ポリエステル樹脂/ワックス成分A/ワックス成分Bの混合物を120℃で10時間かけて重合後、さらに150℃に温度を上げて3時間保持して未反応のビニル系モノマーを重合させたのち、さらに180℃に温度を上げて、5時間減圧することによって、架橋反応とアルコール除去を実施し、ハイブリッド樹脂を得た。
結着樹脂の製造例17において、ワックス成分7を添加しなかった以外は、結着樹脂の製造例17と同様にして、比較用結着樹脂7を得た。
・結着樹脂1 100質量部
・ワックス成分1 3.0質量部
・磁性体 95質量部
(粒径0.21μm、抗磁力4.8kA/m、飽和磁化83.6Am2/kg、残留磁化 5.1Am2/kg)
・荷電制御剤(T−77 保土谷化学社製) 2.0質量部
上記原材料を450rpmに設定したヘンシェルミキサーで3分間予備混合した後、130rpmに設定した二軸混練押し出し機により、混練物の出口付近における直接温度が150℃以上160℃以下となるように設定温度を調節し、溶融混練した。得られた混練物を冷却し、カッターミルで粗粉砕した後、得られた粗粉砕物を、ターボミル(ターボ工業社製)を用いて微粉砕し、コアンダ効果を利用した多分割分級機を用いて分級し、トナー粒子1を得た。
トナーの製造例1で、用いる結着樹脂、ワックス成分Aを表3のようにした以外は、トナーの製造例1と同様にしてトナー2乃至17及び比較トナー1乃至7を得た。
次に、上記のように調製されたトナー1乃至17及び比較トナー1乃至7を用いて評価を行った。評価機は磁性一成分方式のプリンターLaserJet P4515n(ヒューレットパッカード社製)を用いた。評価結果を表3に示す。
トナーを45℃/95%の環境で30日間放置をする。その後トナーを所定のプロセスカートリッジに充填した。印字率2%となる横線パターンを2枚/1ジョブとして、ジョブとジョブの間にマシンがいったん停止してから次のジョブが始まるように設定したモードで、計15000枚の画出し試験を実施し、1枚目及び15000枚目での画像濃度を測定した。評価はトナー帯電性への影響がより厳しい高温高湿下(32.5℃,85%RH)と常温常湿下(25.0℃,60%RH)で行った。
上記(1)で実施した計15000枚の画出し試験後のスリーブ表面を目視で観察し、トナー汚染の程度を下記の基準で評価した。評価はスリーブ融着には厳しい条件である高温高湿下(32.5℃,85%RH)での画出しで行った。
A:汚染は観察されない。
B:軽微な汚染が観察される。
C:部分的に汚染が観察されるが、画像への影響はない。
D:部分的に汚染が観察され、画像への影響が見られる。
E:著しい汚染が観察される。
(C以上であれば実使用上は全く問題無いレベルである。)
10gのトナーを100mlのポリカップに入れ、50℃で3日放置した後、目視で評価する。
A:凝集物は見られない。
B:凝集物はわずかに見られるが容易に崩れる。
C:凝集物は見られるが容易に崩れる。
D:凝集物は見られるが振れば崩れる。
E:凝集物をつかむことができ容易に崩れない。
(C以上であれば実使用上は全く問題無いレベルである。)
トナーのヒートサイクル試験は以下に示す通りである。
<1>25℃で1時間保持
<2>11時間かけて45℃まで直線的に温度を上げる
<3>45℃で1時間保持
<4>11時間かけて25℃まで直線的に温度を下げる
上記<1>乃至<4>までを1サイクルとして、計20サイクル行った。湿度は95%で一定とした。その後トナーを所定のプロセスカートリッジに充填した。印字率2%となる横線パターンを2枚/1ジョブとして、ジョブとジョブの間にマシンがいったん停止してから次のジョブが始まるように設定したモードで、計15000枚の画出し試験を実施し、1枚目及び15000枚目での画像濃度を測定した。評価はトナー帯電性への影響がより厳しい高温高湿下(32.5℃,85%RH)と常温常湿下(25.0℃,60%RH)で行った。
上記(4)で準備したヒートサイクル試験後のトナーを所定のプロセスカートリッジに充填した。トナーの凝集性への影響がより厳しい高温高湿下(32.5℃,85%RH)で評価を行った。評価は1枚目から30枚目まで印字率25%のハーフトーンパターンを連続で通紙し、白モヤの発生状況を確認した。
A:発生なし。
B:1枚あたり1個の白モヤが発生するが、5枚以内の通紙で消失する。
C:1枚あたり2乃至5個の白モヤが発生するが、10枚以内の通紙で消失する。
D:1枚あたり6乃至10個の白モヤが発生するが、30枚以内の通紙で消失する。
E:1枚あたり11個以上の白モヤが発生し、30枚の通紙でも消失しない。
(C以上であれば実使用上は全く問題無いレベルである。)
定着こすり試験として、A4の複写機用普通紙(105g/m2)に単位面積あたりのトナー質量が0.5mg/cm2になるように調整し、濃度測定用の10mm×10mmの3ドット3スペース(600dpi)画像を多数有する画像を出力し、得られた定着画像を、50g/cm2の加重をかけたシルボン紙で5回摺擦し、摺擦後の画像濃度の低下率から以下に基づいて評価した。なお画像濃度の測定には、(マクベス反射濃度計(マクベス社製)を用い、原稿濃度が0.00の白地部分のプリントアウト画像に対する相対濃度を測定し、摺擦後の画像濃度の低下率を算出した。定着こすり試験による定着性は、A〜Bならば実用上問題は無い。評価は常温常湿下(25.0℃,60%RH)で行った。
A:5%未満
B:5%以上10%未満
C:10%以上20%未満
D:20%以上
Claims (5)
- 少なくとも、結着樹脂、着色剤及びワックス成分Aを含有するトナーであり、
該ワックス成分Aは、エステル基、カルボキシル基、水酸基から選ばれる一種以上の官能基を有するワックス成分Aであり、
該結着樹脂はポリエステル系樹脂成分を主成分とし、該ワックス成分Aの存在下で重合したものであり、重合後に冷却固化して、固化物を溶融混練して溶融状態で薄膜蒸発機に導入し、揮発成分を留去する工程を経て得られたものであることを特徴とするトナー。 - 該ワックス成分AのDSCによる融点が60℃以上100℃以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 該結着樹脂は、ポリエステル系樹脂成分とビニル系樹脂成分とが化学的に結合したハイブリッド樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- 該ビニル系樹脂成分は、少なくとも、不飽和多価カルボン酸エステルモノマーを共重合して得られ、該ビニル系樹脂成分中の該不飽和多価カルボン酸エステルモノマーの含有量が、0.1質量%以上20.0質量%以下であることを特徴とする請求項3に記載のトナー。
- 該不飽和多価カルボン酸エステルモノマーが、不飽和ジカルボン酸モノエステルであることを特徴とする請求項4に記載のトナー。
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