JP2012134234A - リニアソレノイド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアソレノイド1は、コイル19を樹脂モールドする2次成形樹脂の一部によって、ヨーク14の切欠きを外周側から覆うカバー部44が形成されている。
これによれば、異物混入オイルがリニアソレノイド1に降りかかった場合に、異物混入オイルがヨーク14内へ侵入するのをカバー部44により防ぐことができる。
また、カバー部44は2次成形樹脂の一部によって形成されるため、部品点数を増加させずに端子用開口部(切欠き)を覆うことができる。
【選択図】図1
Description
リニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、このコイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークと、コイルアッセンブリの内周側で摺動自在に配されるプランジャと、コイルへの通電により発生する磁力によってプランジャを吸引するステータとを備える。
このため、端子用開口部からヨーク内に異物混入オイルが侵入し、ヨーク内に異物混入オイルが溜まる虞がある。異物混入オイルがヨーク内に溜まると、オイル内に混入する異物がプランジャまで達し、プランジャの摺動性能に影響を与える虞がある。このため、端子用開口部からヨーク内への異物混入オイルの侵入を防ぐことが求められている。
請求項1に記載のリニアソレノイドは、通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、コイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークとを備える。
そして、ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有している。コネクタ部は、コイルがヨーク内に配された状態で、切欠きからヨークの外側に露出する。
そして、2次成形部は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠きを外周側から覆うカバー部を有する。
これによれば、部品点数を増加することなく、異物混入オイルのヨーク内への侵入を抑制することができる。
請求項2に記載のリニアソレノイドによれば、2次成形部は、コイルの外周を覆う2次成形樹脂によるモールド部の外周から外周側に突出して、切欠きの外周側にカバー部を保持する保持部を有している。
そして、保持部に、切欠きから溢れるオイルを切欠きの軸方向開口側へ排出する排出通路が設けられている。
請求項3に記載のリニアソレノイドによれば、保持部は、切欠きの軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚からなっている。
そして、2本の脚の内、リニアソレノイドの搭載方向における地側の脚に、排出通路が設けられている。
請求項4に記載のリニアソレノイドによれば、カバー部は、切欠きの軸方向全体及び周方向全体を覆う。
これによれば、切欠きの全体がカバー部により覆われるため、どこから異物混入オイルが降りかかっても、切欠きからヨーク内への異物混入オイルの侵入を防ぐことができる。
そして、ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有している。コネクタ部は、コイルがヨーク内に配された状態で、切欠きからヨークの外側に露出する。
そして、2次成形部は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠きを外周側から覆うカバー部を有する。
すなわち、コイルをモールドする2次成形樹脂の一部によってカバー部を形成する。
実施例のリニアソレノイド1を、図1〜図5を用いて説明する。
本実施例のリニアソレノイド1は、例えば自動変速機の油圧制御装置に搭載される電磁油圧制御弁2に適用されるものである。
スプール弁3は、オイルポート(図示せず)を有する筒状のスリーブ5と、スリーブ5内に摺動可能に配置されてオイルポートの開閉を行うスプール6とを備える周知構造のものである。スプール6は、後述するリニアソレノイド1のプランジャ15に当接するシャフト6aを有し、リニアソレノイド1でのプランジャ15の駆動によってシャフト6aを介してスプール6が軸方向に摺動する。
まず、リニアソレノイド1の基本構成について説明する。
リニアソレノイド1は、コイルアッセンブリ13、ヨーク14、プランジャ15、ステータ16を備える(図1参照)。
コイルアッセンブリ13は、コイル19と、コネクタ部20と、コイル19をモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部21とを有する(図1及び図2を参照)。
延設部27はコイル19の軸方向一端側でコイルモールド部26から突出しており、コネクタ部20をコイル19の軸方向一端側に保持している(図1参照)。
そして、ヨーク14のカップ開口部31には、薄肉部32が形成されており、薄肉部32をかしめることでスリーブ5の軸方向一端部に固定される。
すなわち、図3に示すように、切欠き33の位置とコネクタ部20の位置を合わせて、ヨーク14のカップ開口部31側からコイル19をヨーク14内に挿入し、切欠き33からコネクタ部20が突出し、コネクタ部20がヨーク14の外側に露出するように組み付けられる。そして、コネクタ部20の一部は、切欠き33の軸方向一端側のヨーク14の外周面上に配される。つまり、切欠き33がヨーク14内のコイル19から端子を取り出すための端子用開口部となっている。
プランジャ15は、ステータ16の内周面を直接摺動するものである。
そして、上述のように、プランジャ15の軸方向他端面は、スプール6のシャフト6aに当接しており、プランジャ15は図示しないバネの付勢力によってシャフト6aとともに軸方向一端側に付勢されている。
なお、フランジ部38aは、ヨーク14のカップ開口部31に形成された薄肉部32の内側にスリーブ5の軸方向一端部とともに、かしめ固定される。
なお、この摺動ステータ39とヨーク14との磁気的結合を補強するために、例えば鉄等の強磁性材料よりなるリング状の補助コア41が設けられている。
次に、本実施例の特徴を説明する。
本実施例のリニアソレノイド1によれば、2次成形部21は、2次成形樹脂によって形成されるとともに、切欠き33を外周側から覆うカバー部44を有する。
すなわち、コイル19を樹脂モールドする2次成形樹脂の一部によってカバー部44が形成されている。
また、カバー部44の軸方向他端は、切欠き33の軸方向他端付近まで延びており、カバー部44は切欠き33の軸方向他端部(軸方向開口35側部)の一部を除く全てを覆っている(図4(a)参照)。なお、本実施例では、切欠き33の軸方向他端部の一部は、他の構造品との干渉によって、異物混入オイルが振りかかることがないため、カバー部44で覆う必要がなく、覆ってはいない。
保持部49は、切欠き33の軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚51、52からなっている。
そして、脚51、52は、コイルモールド部26の外周面から外周側に突出してカバー部44の内周面に連結し、切欠き33の外周側にカバー部44を保持する(図4(b)、(c)参照)。
当然、切欠き33の周方向の幅は、保持部49の周方向長さ(脚51の周方向一方側の面と脚52の周方向他方側の面との距離)よりも長くなっている。
このため、切欠き33の一方の縁53は他方の縁54よりも地側に位置することになる。そして、脚51は脚52よりも地側に位置することになる(図4、図5参照)。
そして、地側にある脚51は、脚52よりも軸方向に短くなっている(図4(a)、図5(a)参照)。すなわち、脚52はカバー部44の軸方向他端にまで達しているのに対して、脚51は軸方向他端側が短くなっており、脚51の軸方向開口35側に異物混入オイルの排出通路57となる空間が形成される。
本実施例のリニアソレノイド1は、コイル19を樹脂モールドする2次成形樹脂の一部によって、ヨーク14の切欠き33を外周側から覆うカバー部44が形成されている。
これによれば、異物混入オイルがリニアソレノイド1に降りかかった場合に、異物混入オイルがヨーク14内へ侵入するのをカバー部44により防ぐことができる。
また、カバー部44は2次成形樹脂の一部によって形成されるため、部品点数を増加させずに端子用開口部(切欠き33)を覆うことができる。
これによれば、切欠き33から異物混入オイルがヨーク14内に侵入した場合でも、切欠き33→排出通路57→軸方向開口35を経て、ヨーク14の外側へ異物混入オイルを排出することができる(図5(a)太線矢印参照)。
なお、本実施例では、リニアソレノイド1は、切欠き33の周方向への開口が水平方向を向くように搭載されており、異物混入オイルがヨーク14内に侵入したとしても、排出通路57により積極的に異物混入オイルが排出されるため、地側にある切欠き33の一方の縁53よりも油位が上昇することはない。
実施例では、脚51の軸方向他端側が短くされることで排出通路57が形成されていたが、脚51の軸方向の少なくとも1箇所に周方向に延びるスリットを設けることによって、排出通路57を形成してもよい。
13 コイルアッセンブリ
14 ヨーク
19 コイル
20 コネクタ部
21 2次成形部
24 ターミナル
26 コイルモールド部(モールド部)
33 切欠き
35 切欠きの軸方向開口
44 カバー部
49 保持部
51 脚(地側の脚)
52 脚
57 排出通路
Claims (4)
- 通電により磁力を発生するコイルを有するコイルアッセンブリと、
前記コイルの外周に配されて磁束を通すカップ状のヨークとを備え、
前記ヨークは、周方向の少なくとも1箇所に軸方向に延びる切欠きを有し、
前記コイルアッセンブリは、外部接続用のターミナルを有するコネクタ部を有し、
前記コネクタ部を前記切欠きから前記ヨークの外側に露出させるリニアソレノイドであって、
前記コイルアッセンブリは、前記コイルをモールドする2次成形樹脂により形成される2次成形部を有し、
前記2次成形部は、前記2次成形樹脂によって形成されるとともに、前記切欠きを外周側から覆うカバー部を有することを特徴とするリニアソレノイド。 - 請求項1に記載のリニアソレノイドにおいて、
前記2次成形部は、前記コイルの外周を覆う前記2次成形樹脂によるモールド部の外周から外周側に突出して、前記切欠きの外周側に前記カバー部を保持する保持部を有しており、
前記保持部に、前記切欠きから溢れるオイルを前記切欠きの軸方向開口側へ排出する排出通路が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド。 - 請求項2に記載のリニアソレノイドにおいて、
前記保持部は、前記切欠きの軸方向に延びるとともに、周方向に並ぶ2本の脚からなっており、
前記2本の脚の内、搭載方向における地側の脚に、前記排出通路が設けられていることを特徴とするリニアソレノイド。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のリニアソレノイドにおいて、
前記カバー部は、前記切欠きの軸方向全体及び周方向全体を覆うことを特徴とするリニアソレノイド。
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