JP2012140868A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝縮水によるエンジンの損傷やドライバビリティの悪化を抑制しつつインタークーラ内から凝縮水を吸気通路に良好に排出させることができるエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】吸気調整弁の開度を調整して凝縮水除去通路の一端側と他端側とに差圧を生じさせることで凝縮水を凝縮水除去通路から吸気調整弁よりも下流側の吸気通路に流出させる凝縮水除去制御を実行する凝縮水除去手段41と、エンジンがアイドル運転状態にあるか否かを判定する判定手段43と、判定手段43によりエンジンがアイドル運転状態にあると判定された場合、凝縮水除去手段41による凝縮水除去制御の実行を禁止する禁止手段44と、を備える構成とする。
【選択図】図2

Description

本願発明は、過給機によって加圧された吸気を冷却するためのインタークーラを備えたエンジンの制御装置に関する。
過給機(ターボチャージャ等)を備えたエンジンは、一般的に、過給機によって加圧された吸気を冷却するためのインタークーラを吸気通路に備えている。また過給機を備えたエンジンには、排ガスの一部を吸気通路に環流させて新気と共に再燃焼させる排気再循環(EGR)装置を備えたものがある。
このような構成のエンジンでは、インタークーラ内において吸気を冷却する際に水分が凝縮されて凝縮水が生成される。そしてインタークーラ内に凝縮水が溜まると、インタークーラが腐食してしまう虞がある。
排気再循環により吸気通路に供給されるEGRガスは温度が比較的高いこともあり水分が水蒸気として比較的多く含まれている。またEGRガスには硫黄成分等が含まれているため、凝縮水中にもこれらの成分が含まれる。このため、EGRガスを含む吸気の場合、特に、凝縮水によるインタークーラの腐食が起こり易い。
このような問題を解消するため、凝縮水を所定のタイミングでインタークーラの外部に排出するようにしたものが様々提案されている。例えば、インタークーラと、第2のスロットル下流の吸気通路とを繋ぐ排出路を設けるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。エンジン(内燃機関)のアイドル時、第2のスロットル下流の吸気通路の圧力は、インタークーラ内の圧力よりも低くなる。特許文献1に係る発明では、この圧力差を利用し、エンジンのアイドル時に排出路を介してインタークーラ内の凝縮水を吸気通路に排出させている。これにより、凝縮水によるインタークーラの腐食を抑制することはできる。
特開2009−108761号公報
しかしながら、多量の凝縮水が吸気通路に排出されて燃焼室内に一気に流れ込むと、いわゆるウォータハンマ現象等の発生によってエンジンが損傷してしまう虞がある。例えば、特許文献1に係る発明では、内燃機関のアイドル運転時(アクセルオフ時)に凝縮水が吸気通路に排出されており、吸気通路に流れ込む凝縮水の流量はコントロールされていない。したがって特許文献1に係る発明においても、凝縮水によってエンジンが損傷してしまう虞がある。またエンジンのアイドル運転時に凝縮水の除去制御を実行すると、エンジンの回転数に変動が生じ易く、ドライバビリティの悪化を招く虞もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、凝縮水によるエンジンの損傷やドライバビリティの悪化を抑制しつつインタークーラ内から凝縮水を吸気通路に良好に排出させることができるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両のエンジンの吸気を過給する過給機よりも下流側の吸気通路に設けられるインタークーラと、前記インタークーラよりも下流側の吸気通路に設けられる吸気調整弁と、一端側が前記吸気調整弁よりも下流側の吸気通路に接続され他端側が前記吸気調整弁よりも上流側の吸気通路に接続されて前記インタークーラで生成された凝縮水を通過させる凝縮水除去通路と、前記吸気調整弁の開度を調整して前記凝縮水除去通路の一端側と他端側とに差圧を生じさせることで前記凝縮水を前記凝縮水除去通路から前記吸気調整弁よりも下流側の前記吸気通路に流出させる凝縮水除去制御を実行する凝縮水除去手段と、前記エンジンがアイドル運転状態にあるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記エンジンがアイドル運転状態にあると判定された場合、前記凝縮水除去手段による前記凝縮水除去制御の実行を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴とするエンジンの制御装置にある。
かかる第1の態様では、インタークーラから多量の凝縮水が吸気通路に排出されることを抑制することができ、凝縮水によるエンジンの破損を抑制することができる。またアイドル運転時(アクセルオフ時)におけるエンジンの回転数の変動が抑制されることで、凝縮水除去制御の実施に伴うドライバビリティの悪化も抑制される。
本発明の第2の態様は、前記エンジンの運転領域がエンジン回転数と負荷とに応じて設定された設定部を備え、該設定部には、前記車両のアクセルを全開にしたときの負荷に相関するパラメータに応じた全負荷ラインが設定されており、該全負荷ラインから下側の所定範囲内に、前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域が設定されており、前記判定手段は、前記設定部の情報に基づいて前記エンジンの運転状態が前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かをさらに判定し、前記禁止手段は、前記判定手段により前記エンジンの運転状態が前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあると判定された場合にも、前記凝縮水除去手段による前記凝縮水除去制御の実行を禁止することを特徴とする第1の態様のエンジンの制御装置にある。
かかる第2の態様では、全負荷ラインから下側の所定範囲内では凝縮水除去制御の実行が禁止されるため、スモークの発生を抑制できる。凝縮水除去制御の実行時には吸気調整弁の開度が閉じ側に調整して差圧を発生させている。このため凝縮水除去制御の実行時には吸気量が減少して空燃比がリッチ側に変化し、これに伴いスモークが発生し易くなる。そして、特にスモークが発生し易い全負荷ラインから下側の所定範囲内では、凝縮水除去制御の実行を禁止することで、スモークの発生を大幅に抑制することができる。なお、「負荷に相関するパラメータ」としては、例えば、車両のトルクやアクセル開度、燃料噴射量、吸気量等が挙げられる。
本発明の第3の態様は、前記所定範囲は、前記凝縮水除去制御を実行時の空燃比が、前記エンジンの通常運転時の前記全負荷ライン上での空燃比を下回らない範囲に設定されていることを特徴とする第2の態様のエンジンの制御装置にある。
かかる第3の態様では、空燃比に基づいて所定範囲を設定することで、凝縮水除去制御の実行に伴ってスモークが発生し易い範囲を、上記所定範囲として適切に設定できる。
本発明の第4の態様は、前記排気通路と前記吸気通路とを接続するEGR流路と、該EGR流路から前記吸気通路に流れ込むEGRガスの量を調整するEGR弁と、をさらに備え、前記所定範囲は、前記EGR弁が閉じられて前記EGR流路から前記吸気通路へのEGRガスの流れが遮断される範囲に設定されていることを特徴とする第2の態様のエンジンの制御装置にある。
かかる第4の態様では、エンジンの通常運転への悪影響を回避できる。EGR流路が共に遮断されている運転領域は、凝縮水除去制御の実行時、エンジンの運転に必要な吸気量を確保することが難しい領域である。したがって、このような領域で凝縮水除去制御を禁止することで、エンジンの通常運転への悪影響を回避できる。
本発明の第5の態様は、前記エンジンの吸気の状態を検出するためのセンサが、前記凝縮水除去通路の前記一端側と前記吸気通路との接続部よりも上流側の前記吸気通路に設けられていることを特徴とする第1〜4の何れか一つの態様のエンジンの制御装置にある。
かかる第5の態様では、吸気の状態を検出するためのセンサへの水の付着によって、被水割れや感度の低下等を抑制できる。なお、吸気の状態を検出するためのセンサとしては、例えば、リニア空燃比センサや温度センサ、湿度センサ等が挙げられるが、これに限定されず、上記センサには吸気の状態を検出し得る種々のセンサが含まれる。
本発明の第6の態様は、前記凝縮水の量を検出する検出手段と、該検出手段の検出結果に基づいて前記凝縮水が所定量以上となると前記凝縮水除去制御の実行を要求する要求手段と、をさらに備え、前記凝縮水除去手段は、前記要求手段により前記凝縮水除去制御の実行の要求があった場合に、前記凝縮水除去制御を実行することを特徴とする第1〜5の何れか一つの態様のエンジンの制御装置にある。
かかる第6の態様では、凝縮水除去制御の実行頻度が適切になる。
かかる本発明では、凝縮水除去制御がエンジンの運転状態に応じた適切なタイミングで実施される。したがって、凝縮水によるエンジンの損傷やドライバビリティの悪化を抑制しつつインタークーラ内から凝縮水を吸気通路に良好に排出させることができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンシステムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る凝縮水除去管の配置を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る設定部が備えるマップの一例を示す図である。 エンジンの負荷と吸入空気量との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る凝縮水除去制御の一例を示すフローチャートである。 エンジンの負荷と排気空燃比との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る設定部が備えるマップの一例を示す図である。 エンジンの運転領域と各種バルブの調整状態との関係を示す表である。 本発明の一実施形態に係る凝縮水除去管の配置の変形例を説明する概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るエンジンシステム10は、直列に配置された4つの気筒(燃焼室)11を備える直列4気筒のディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」という)12を備える。各気筒11の吸気ポート(図示なし)には、吸気マニホールド(吸気通路)13が接続され、吸気マニホールド13には吸気管(吸気通路)14が接続されている。一方、各気筒11の排気ポート(図示なし)には、排気マニホールド15が接続され、排気マニホールド15には排気管(排気通路)16が接続されている。
また各気筒11に対応して燃料を噴射するためのインジェクタ(燃料噴射弁)17が設けられており、各インジェクタ17はそれぞれコモンレール18に接続されている。なおコモンレール18には、図示しないがサプライポンプ(高圧ポンプ)を介して燃料タンクに接続されている。このサプライポンプによって燃料タンクから燃料が圧送され、コモンレール18内の高圧の燃料がインジェクタ17から各気筒11内に噴射されるようになっている。
吸気管14及び排気管16の途中には、ターボチャージャ(過給機)19が設けられている。ターボチャージャ19は、エンジン12から排ガスが流れ込むと、排ガスの流れによってタービンが回転し、このタービンの回転に伴ってコンプレッサが回転して吸気管14からターボチャージャ19内に空気が吸い込まれて加圧されるようになっている。
ターボチャージャ19よりも上流側の吸気管14には、エアクリーナ20と、低圧用吸気調整弁である第1のスロットルバルブ21と、が設けられている。エアクリーナ20には吸気の湿度を検出する湿度センサ22が設けられている。なお第1のスロットルバルブ21は、エアクリーナ20を通過した新気の量(新気量)を調整すると共に、この調整によって、後述する低圧EGR管を介して吸気管14に導入される排ガス量(低圧EGRガス量)を間接的に調整する。またエアクリーナ20の下流側には、吸気流量を検出するエアフローセンサ23が設けられている。このエアフローセンサ23は、本実施形態では温度検出機能を備えており、吸気流量と共に吸気温度を検出する。
ターボチャージャ19よりも下流側の吸気管14には、ターボチャージャ19での加圧により温度が上昇した吸気を冷却するインタークーラ24が配されている。なおインタークーラ24は、吸気管14と共に吸気通路を構成する。インタークーラ24よりも下流側の吸気管14には、電動アクチュエータの駆動により吸気管14を開閉する吸気調整弁である第2のスロットルバルブ26が設けられている。
第2のスロットルバルブ26は、インタークーラ24を通過した吸気量(新気量+低圧EGRガス量)を調整するとともに、この調整によって、後述するEGR管を介して吸気管14に導入される排ガス量(EGRガス量)を間接的に調整する。
吸気管14の第2のスロットルバルブ26よりも下流側には、高圧の排ガス(EGRガス)が環流するEGR管(EGR流路)27の一端が接続されている。EGR管27の他端は、排気管16のターボチャージャ19よりも上流側に接続されている。EGR管27にはEGRクーラ28が設けられ、EGR管27の吸気管14との接続部分にはEGR弁29が設けられている。このEGR弁29が開弁することで、排気管16のターボチャージャ19よりも上流側を流れる高圧の排ガスの一部がEGR管27に流れ込み、EGRクーラ28によって冷却された後、吸気管14に供給されるようになっている。なお、EGR弁29は、EGR管27から吸気管14に流れ込むEGRガスの量を調整することができるように設けられていればよい。
なお吸気管14のEGR管27よりも下流側には、吸気の空燃比を検出する空燃比検出手段であるリニア空燃比センサ30が設けられている。吸気マニホールド13には、その内部の圧力を検出する圧力検出手段であるブースト圧センサ31が設けられている。なお空燃比検出手段は、吸気の空燃比を検出することができるものであればよく、リニア空燃比センサの他、例えば、酸素(O)センサ等であってもよい。
また排気管16のターボチャージャ19よりも下流側には、排気浄化用触媒であるディーゼル酸化触媒32と、排気浄化用フィルタであるディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter:以下、「DPF」と称する)33とが上流側から順に配されている。
排気管16のターボチャージャ19よりも下流側、本実施形態ではDPF33の下流側には、低圧の排ガスの一部(低圧EGRガス)が環流する低圧用EGR管(低圧EGR流路)34の一端が接続されている。低圧用EGR管34の他端は、ターボチャージャ19とスロットルバルブ21との間で、吸気管14に接続されている。この低圧用EGR管34には、EGR管27の場合と同様に、低圧用EGRクーラ35及び低圧用EGR弁36が設けられている。そして低圧用EGR弁36が開弁することで、排気管16のターボチャージャ19よりも下流側を流れる低圧EGRガスが低圧用EGRクーラ35によって冷却されて吸気管14に供給されるようになっている。なお特許請求の範囲に記載の「EGR流路」には、EGR管(EGR流路)27及び低圧EGR管(低圧EGR流路)34が含まれ、「EGR弁」には、EGR弁29及び低圧EGR弁36が含まれる。
また低圧用EGR管34の両端部には、差圧検出手段である差圧センサ37が設けられている。この差圧センサ37は、吸気管14のターボチャージャ19よりも上流側の圧力と、排気管16のターボチャージャ19よりも下流側の圧力との差圧を検出する。すなわち差圧センサ37の検出結果から低圧用EGR管34を流れる低圧EGRガスの流速や流量等が求められる。
ところで、このような構成のエンジンシステム10においては、インタークーラ24内において吸気を冷却する際に水分が凝縮されて凝縮水が生成される。生成された凝縮水は、インタークーラ24内或いはインタークーラ24付近の吸気管14内に溜まり、インタークーラ24や吸気管14を腐食させるといった問題を生じさせる虞がある。このため、インタークーラ24等に溜まった凝縮水を適宜排出させる必要がある。本発明では、このようにインタークーラ24等に溜まった凝縮水を、凝縮水除去管(凝縮水除去通路)38を介して排出させている。この凝縮水除去管38の一端側は、第2のスロットルバルブ26よりも下流側の吸気通路、本実施形態では、吸気マニホールド13に接続されている。すなわち、エンジン12の吸気の状態を検出するためのセンサ、例えば、リニア空燃比センサ30等は、凝縮水除去管38の一端側と吸気マニホールド13との接続部よりも上流側の吸気管14に設けられている。このため、凝縮水除去管38から凝縮水を流出させた際に、リニア空燃比センサ30等の凝縮水による被水割れの発生を防止することができる。
また凝縮水除去管38の他端側は、第2のスロットルバルブ26よりも上流側の吸気通路、本実施形態ではインタークーラ24に接続されている。ここでインタークーラ24は、図2に示すように、本実施形態では、吸気の流れる方向が略水平方向(図中左右方向)となるように配されている。またインタークーラ24は、その入口24aの路面からの高さh1と、出口24bの路面からの高さh2とが略同一となるように、且つ入口24a及び出口24bの路面からの高さh1,h2がインタークーラ24の底面部24cの路面からの高さh3よりも高くなるように、設けられている。このような構成では、インタークーラ24で生成された凝縮水はインタークーラ24の内部、特に、出口24b付近に溜まり易い。このため本実施形態では、凝縮水除去管38の他端側は、インタークーラ24に接続されている。またインタークーラ24の出口24b付近には、図1に示すように、インタークーラ24内に溜まった凝縮水の量を検出する検出手段である液面センサ39が設けられている。
そしてエンジン12の制御装置は、所定のタイミングで凝縮水除去制御を実施することで、インタークーラ24に溜まった凝縮水を凝縮水除去管38から吸気マニホールド13に流出させている。
以下、エンジン12の制御装置による凝縮水除去制御について詳細に説明する。
エンジン12の制御装置は、ECU(電子コントロールユニット)40と各種センサ類とによって構成されている。ECU40は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等で構成され、上記の各種センサからの信号に基づいてエンジン12の総合的な制御を行う。ECU40の入力側には、上述したエアフローセンサ23、リニア空燃比センサ30、ブースト圧センサ31、湿度センサ22、差圧センサ37の他、エンジン12のクランク角を検出するクランク角センサ等の各種センサ類が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力される。一方、ECU40の出力側には、インジェクタ17、第1及び第2のスロットルバルブ21,26、EGR弁29及び低圧用EGR弁36等の各種出力デバイスが接続されている。これら各種出力デバイスには、上記のような各種センサ類によって検出された検出情報に基づきECU40で演算された燃料噴射量、バルブ開度等の各種情報がそれぞれ出力される。
ECU40は、図3に示すように、凝縮水除去手段41と、要求手段42と、判定手段43と、禁止手段44と、設定部45とを備えている。
凝縮水除去手段41は、第2のスロットルバルブ26の開度を調整して凝縮水除去管38の一端側と他端側とに差圧を生じさせることで、凝縮水を凝縮水除去管38から第2のスロットルバルブ26よりも下流側の吸気通路に流出させる凝縮水除去制御を所定のタイミングで実行する。本実施形態では、凝縮水除去手段41は、第2のスロットルバルブ26を閉じる方向に調整することによって吸気マニホールド13とインタークーラ24とに差圧を生じさせ、これにより凝縮水を凝縮水除去管38から吸気マニホールド13に流出させている。
要求手段42は、凝縮水量検出手段である液面センサ39の検出結果に基づいて凝縮水が所定量以上となると凝縮水除去制御の実行を凝縮水除去手段41に要求する。そして本実施形態では、凝縮水除去手段41は、この要求手段42からの要求があった際に凝縮水除去制御を実行する。
判定手段43は、エンジン12が備える各種センサからの信号に基づいて、エンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かを判定する。
禁止手段44は、判定手段43によってエンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあると判定された場合に、凝縮水除去手段41による凝縮水除去制御の実行を禁止する。禁止手段44による禁止の指示は、要求手段42の要求よりも優先される。したがって、凝縮水除去制御の実行中であっても、禁止手段44によって凝縮水除去制御の実行が禁止された場合には、凝縮水除去手段41は、凝縮水除去制御の実行を中止する。
ここで、判定手段43によるエンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かの判定についてさらに説明する。
判定手段43は、具体的には、まずエンジン12の運転状態がアイドル運転か否かを判定する。後述するようにエンジン12の運転状態がアイドル運転の場合は、凝縮水除去制御の実行を禁止するように設定されている。したがって判定手段43によってエンジン12の運転状態がアイドル運転にあると判定されると、禁止手段44が凝縮水除去手段41による凝縮水除去制御の実行を禁止する。
ここで、エンジン12がアイドル運転状態であるか否かは、例えば現在のエンジン回転数が所定回転数(一例で1000[rpm]程度)を下回っているか否かに応じて判定される。なお、この所定回転数は、車両の状態(例えばエアコン使用時等の電気負荷が高い場合か否か等)に応じて可変設定することが可能である。
さらに判定手段43は、設定部45の情報に基づいてエンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かを判定する。
設定部45には、エンジン12の運転領域がエンジン回転数と負荷とに応じて設定されている。すなわち設定部45は、例えば、エンジン回転数と負荷とに応じてエンジン12の運転領域が設定されたマップを備えている(図4参照)。この設定部45のマップには、車両のアクセルを全開にしたときの負荷に相関するパラメータに応じた全負荷ラインが設定されている。例えば、吸入空気量に応じた全負荷ラインL1が設定部45のマップに設定されている。また設定部45のマップには車両のアクセルを全閉(アクセルオフ)にしたときの吸入空気量に応じた減速時負荷ラインL2が設定されている。
さらに設定部45のマップには、全負荷ラインL1から下側の所定範囲に、凝縮水除去制御の実行を禁止する運転領域Aが設定されている。すなわち全負荷ラインL1の下側に所定間隔で禁止ライン(図中点線で示す)L3が設定されており、この禁止ラインL3が、アクセルオンの状態において凝縮水除去制御の実行が禁止される運転領域Aと凝縮水除去制御の実行が許可される運転領域Bとの境界となっている。
ここで、禁止ラインL3は、例えば、所定のエンジン回転数としたときのエンジン12の負荷と吸入空気量との関係に基づいて設定される。図5は、所定のエンジン回転数Ne1(図4参照)におけるエンジン12の負荷と吸入空気量との関係を示すグラフである。図5に示すように、通常運転時の吸入空気量は、エンジン12の運転に必要な最低空気量(図5中太線)を常に上回る。しかしながら、凝縮水除去制御を実行する場合、第2のスロットルバルブ26を閉じる方向に調整するため、凝縮水除去制御実行時の吸入空気量は、通常運転時の吸入空気量に比べて低くなる。このため、エンジン12の負荷が所定値T1を超えると、凝縮水除去制御実行時の吸入空気量はエンジン12の運転に必要な最低空気量を下回ってしまう。すなわちエンジン12の負荷が所定値T1を超えている状態で凝縮水除去制御を実行すると、エンジン12の運転に必要な最低空気量が得られなくなる。
禁止ラインL3は、このような結果に基づいて設定されている。つまり禁止ラインL3は、凝縮水除去制御実行時の吸入空気量がエンジン12の運転に必要な最低空気量を確保できる負荷の限界値を規定している。
本発明では、上述のようにエンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を許可する領域(運転領域B)にある場合のみ、凝縮水除去制御が実行されるようにしている。例えば、エンジン12の運転状態がアイドル運転の領域にある場合や、高負荷が要求されている場合、つまりエンジン12の運転状態が運転領域Aにある場合には、凝縮水除去制御が実行されることはない。
これにより、インタークーラ24内の凝縮水を良好に排出させつつ、車両の走行に必要な負荷を確保できる。またエンジン12の運転状態が運転領域Bにある場合にのみ凝縮水除去制御を実行することで、凝縮水の流出量を適切に制御することができる。したがってインタークーラ24から多量の凝縮水が吸気マニホールド(吸気通路)13に排出されることを抑制することができ、凝縮水によるエンジン12の破損を抑制することもできる。
またアイドル運転の領域Aでは凝縮水除去制御の実行が禁止されているため、アイドル運転時のエンジン回転数の変動が抑制される。したがって、凝縮水除去制御の実行に伴うドライバビリティの悪化も抑制される。さらに全負荷ラインから下側の運転領域Aにおいて凝縮水除去制御の実行が禁止されていることで、燃料過多(空気希薄)によるスモークの増加等も抑制することもできる。
以下、図6のフローチャートを参照して本実施形態に係る凝縮水除去制御の一例について説明する。
図6に示すように、まず液面センサ39によってインタークーラ24内に所定量以上の凝縮水が溜まっていることが検出され、要求手段42が凝縮水除去手段41に対して凝縮水除去制御の実行を要求すると(ステップS1:YES)、ステップS2に進み、判定手段43によってエンジン12の運転状態がアイドル運転の状態であるか否かが判定される。すなわちステップS2では、現在のエンジン回転数が所定回転数(一例で1000[rpm]程度)を下回っているか否かが判定される。そしてエンジン12の運転状態がアイドル運転ではない場合には(ステップS2:NO)、ステップS3に進む。
なお要求手段42による凝縮水除去制御の実行の要求がない場合(ステップS1:NO)、エンジン12の運転状態がアイドル運転の領域にある場合には(ステップS2:YES)、凝縮水除去制御が実行されることなくエンジン12の通常運転制御が実行される(ステップS7)。
ステップS3では、判定手段43によってエンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かの判定がさらに行われる。本実施形態では、上述のように設定部45のマップ(図4参照)において、エンジン12の運転状態が全負荷ラインL1と禁止ラインL3との間の運転領域Aにあるか、禁止ラインL3よりも下側の運転領域Bにあるか、が判定される。ここで、エンジン12の運転状態が運転領域Bにある場合には(ステップS3:YES)、ステップS4に進み、凝縮水除去手段41によって凝縮水除去制御が実行される。一方、エンジン12の運転状態が運転領域Aにある場合には(ステップS3:NO)、凝縮水除去制御が実行されることなく、エンジン12の通常運転制御が実行される(ステップS7)。
ステップS4で凝縮水除去制御が実行されると、次いでステップS5で凝縮水の除去が完了したか否かが判定される。具体的には、インタークーラ24内の凝縮水が所定量よりも少なくなったか否かが判定される。この判定は、例えば、液面センサ39の検出結果に基づいて行われる。ここで、凝縮水の量が所定量よりも少なくなっていない場合、つまり凝縮水の除去が完了していない場合には(ステップS5:NO)、ステップS2に戻る。
ステップS2では、エンジン12の運転状態がアイドル運転の領域にあるか否かが再び判定される。エンジン12の運転状態がアイドル運転の領域にない場合(ステップS2:NO)、ステップS3に進む。一方、エンジン12の運転状態がアイドル運転の領域にある場合、凝縮水除去制御が中止されて、エンジン12の通常運転制御が実行される(ステップS7)。
ステップS3では、エンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かの判定が再度行われる。エンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行が許可される領域(運転領域B)にある場合には、ステップS4に進み、凝縮水除去制御が継続される。一方、エンジン12の運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域(運転領域A)にある場合には、凝縮水除去制御が中止されて、エンジン12の通常運転制御が実行される(ステップS7)。
その後、ステップS5で凝縮水の除去が完了、つまりインタークーラ24内の凝縮水が所定量よりも少なくなったと判定されると(ステップS5:YES)、ステップS6に進み凝縮水除去要求がリセットされ、エンジン12の通常運転制御が実行される(ステップS7)。これにより、一連の凝縮水除去制御が終了する。
なお本実施形態では、設定部45のマップが、エンジン回転数と負荷とにより決定される吸入空気量に応じて設定された例を説明したが、設定部45のマップは、エンジン回転数と負荷とにより決定される他のパラメータ、例えば、空燃比(排気A/F)に基づいて設定されていてもよい。また空燃比に基づいて設定部45のマップが設定される場合、凝縮水除去制御を実行時の空燃比がエンジン12の通常運転時の全負荷ライン上での空燃比(空燃比の最低値)を下回らないように、禁止ラインL3が設定されていることが好ましい。
図7は、所定のエンジン回転数Ne1(図4参照)におけるエンジン12の負荷と排気A/Fとの関係を示すグラフである。図7に示すように、通常運転時の排気A/Fと凝縮水除去制御実行時の排気A/Fとは、何れも、エンジン12の負荷の増加に伴って徐々に減少する傾向にある。ただし、凝縮水除去制御を実行する場合、第2のスロットルバルブ26を閉じる方向に調整するため、凝縮水除去制御実行時の排気A/Fは、通常運転時の排気A/Fに比べて低くなる。このため、エンジン12の負荷が所定値T1を超えると、凝縮水除去制御実行時の排気A/Fは、通常運転時の排気A/Fの最低値(全負荷時の値)E1を下回ってしまう。排気A/Fが最低値E1を下回ると燃料過多によってスモークが大幅に増加してしまう虞がある。このため、設定部45のマップが、エンジン回転数と負荷とにより決定される排気A/Fに基づいて設定される場合、上述のように凝縮水除去制御を実行時の空燃比が、通常運転時の全負荷ライン上での空燃比E1を下回らないように、禁止ラインL3が設定されていることが好ましい。これにより、燃料過多によるスモークの増加を抑制しつつ、インタークーラ24内の凝縮水を除去することができる。
また上述の実施形態では、凝縮水除去制御を実行する際に、第2のスロットルバルブ26の開度を調整して凝縮水除去管38の一端側と他端側とに差圧を生じさるようにしたが、その際、EGRガスや低圧EGRガスが使用されている場合には、第2のスロットルバルブ26と共に、第1のスロットルバルブ21、EGR弁29、低圧用EGR弁36を適宜調整するようにしてもよい。これにより空燃比をより適正な値に調整することができ、ドライバビリティを向上させることができる。
例えば、図8に示すように、EGRガス及び低圧EGRガスの使用状態は、エンジン12の運転領域に応じて決まる。図8の例では、低負荷領域である運転領域Cでは、EGRガスのみを使用し、運転領域Cよりも高負荷である運転領域Dでは、EGRガス及び低圧EGRガスを併用している。さらに運転領域Dよりも高負荷である運転領域Eでは、低圧EGRガスのみを使用し、最も高負荷領域である運転領域FではEGRガス及び低圧EGRガスは使用されない。そして、通常運転時には、例えば、図9(a)の表に示すように、これらの各運転領域に応じて第1及び第2のスロットルバルブ21,26、EGR弁29、低圧用EGR弁36のそれぞれの開度が適宜調整される。また、凝縮水除去制御実行時には、例えば、図9(b)の表に示すように、第1及び第2のスロットルバルブ21,26、EGR弁29、低圧用EGR弁36のそれぞれの開度が適宜調整される。例えば、EGRガスが使用されている運転領域Cにおいては、EGR弁29を閉じる方向に調整することで空燃比をリーン側に調整することができ、EGR弁29を開く方向に調整することで空燃比をリッチ側に調整することができる。このように空燃比を適切に調整することで、凝縮水除去制御実行時のドライバビリティのさらなる向上を図ることができる。
またこのように第2のスロットルバルブ26と共に、第1のスロットルバルブ21、EGR弁29、低圧用EGR弁36のそれぞれの開度が調整される場合には、EGRガス及び低圧EGRガスは使用されない運転領域Fを、凝縮水除去制御の実行を禁止する領域に設定することが好ましい。これにより、凝縮水除去制御実行時のドライバビリティをより確実に向上することができる。
以上本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、吸気の流れる方向が略水平方向となるようにインタークーラ24が配された構成を例示したが(図2参照)、インタークーラ24を含む吸気通路の構造は特に限定されるものではない。例えば、図10(a)に示すように、インタークーラ24の入口24aの路面からの高さh1がインタークーラ24の底面部24cの路面からの高さh3よりも高く、且つ出口24bの路面からの高さh2がインタークーラ24の底面部24cの路面からの高さh3よりも低くなっていてもよい。このような構成では、インタークーラ24で生成された凝縮水はインタークーラ24の出口24b付近の吸気管14内に溜まり易くなる。したがって、この例の場合、凝縮水除去管38の他端側は、インタークーラ24よりも下流側の吸気管14に接続されていることが好ましい。
また例えば、図10(b)に示すように、インタークーラ24は、吸気の流れる方向が略鉛直方向(図中上下方向)となるように配されていてもよい。このような構成では、インタークーラ24で生成された凝縮水はインタークーラ24の入口24a付近の吸気管14内に溜まり易くなる。したがって、この例の場合、凝縮水除去管38の他端側は、インタークーラ24よりも上流側の吸気管14に接続されていることが好ましい。
勿論、これらの構成としても、インタークーラ24で生成された凝縮水を凝縮水除去管38を介して吸気マニホールド13に良好に流出させることができる。
また例えば、上述の実施形態では、インタークーラ24内に溜まった凝縮水の量を液面センサ39により検出するようにしたが、液面センサ39による直接的なセンシングに限定されるものではなく、凝縮水生成量を推定等により求めても良い。例えば、液面センサ39を温度センサに置き換えて、温度センサの検出結果に基づいて凝縮水生成量を推定により求めてもよい。この場合、エアフローセンサ23、湿度センサ22の情報から吸入空気中の水蒸気量が算出され、温度センサとブースト圧センサ31の情報からインタークーラ24出口通過ガス量の飽和水蒸気量が算出され、インタークーラ24出口通過ガス中の水蒸気量が飽和水蒸気量を超える量が凝縮水として生成される量(凝縮水生成量)として推定される。
あるいは、EGRガスおよび低圧EGRガスが使用されている場合においては、低圧EGRガス量を差圧センサ37の情報を用いて算出し、燃焼ガス成分割合から低圧EGRガス中の水蒸気量を算出することにより、インタークーラ24出口通過ガス(吸入空気+EGRガス)中の水蒸気量が算出され、その結果に基づいて凝縮水生成量を推定する事ができる。
また例えば、上述の実施形態では、エンジンの制御装置が、インタークーラ内に溜まった凝縮水の量を検出する検出手段を備えると共に、検出手段の検出結果に基づいて凝縮水除去制御の実行を要求する要求手段を備えた構成を説明したが、これら検出手段及び要求手段は、必ずしも設けられていなくてもよい。その場合には、例えば、凝縮水の量に拘わらず、一定の期間が経過する毎に凝縮水除去制御が実行されるようにすればよい。
さらに上述の実施形態では、判定手段が、エンジンがアイドル運転状態にあるか否かを判定すると共に、設定部の情報に基づいてエンジンの運転状態が凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かをさらに判定するようにした。しかしながら、判定手段は、少なくともエンジンがアイドル運転状態にあるか否かを判定するものであればよい。
10 エンジンシステム
11 気筒
12 エンジン
13 吸気マニホールド
14 吸気管
15 排気マニホールド
16 排気管
17 インジェクタ
18 コモンレール
19 ターボチャージャ
20 エアクリーナ
21 第1のスロットルバルブ
22 湿度センサ
23 エアフローセンサ
24 インタークーラ
26 第2のスロットルバルブ
27 EGR管
28 EGRクーラ
29 EGR弁
30 リニア空燃比センサ
31 ブースト圧センサ
34 低圧用EGR管
35 低圧用EGRクーラ
36 低圧用EGR弁
37 差圧センサ
38 凝縮水除去管
39 液面センサ
41 凝縮水除去手段
42 要求手段
43 判定手段
44 禁止手段
45 設定部

Claims (6)

  1. 車両のエンジンの吸気を過給する過給機よりも下流側の吸気通路に設けられるインタークーラと、
    前記インタークーラよりも下流側の吸気通路に設けられる吸気調整弁と、
    一端側が前記吸気調整弁よりも下流側の吸気通路に接続され他端側が前記吸気調整弁よりも上流側の吸気通路に接続されて前記インタークーラで生成された凝縮水を通過させる凝縮水除去通路と、
    前記吸気調整弁の開度を調整して前記凝縮水除去通路の一端側と他端側とに差圧を生じさせることで前記凝縮水を前記凝縮水除去通路から前記吸気調整弁よりも下流側の前記吸気通路に流出させる凝縮水除去制御を実行する凝縮水除去手段と、
    前記エンジンがアイドル運転状態にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記エンジンがアイドル運転状態にあると判定された場合、前記凝縮水除去手段による前記凝縮水除去制御の実行を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記エンジンの運転領域がエンジン回転数と負荷とに応じて設定された設定部を備え、
    該設定部には、前記車両のアクセルを全開にしたときの負荷に相関するパラメータに応じた全負荷ラインが設定されており、該全負荷ラインから下側の所定範囲内に、前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域が設定されており、
    前記判定手段は、前記設定部の情報に基づいて前記エンジンの運転状態が前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあるか否かをさらに判定し、
    前記禁止手段は、前記判定手段により前記エンジンの運転状態が前記凝縮水除去制御の実行を禁止する領域にあると判定された場合にも、前記凝縮水除去手段による前記凝縮水除去制御の実行を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記所定範囲は、前記凝縮水除去制御を実行時の空燃比が、前記エンジンの通常運転時の前記全負荷ライン上での空燃比を下回らない範囲に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記排気通路と前記吸気通路とを接続するEGR流路と、
    該EGR流路から前記吸気通路に流れ込むEGRガスの量を調整するEGR弁と、
    をさらに備え、
    前記所定範囲は、前記EGR弁が閉じられて前記EGR流路から前記吸気通路へのEGRガスの流れが遮断される範囲に設定されていることを特徴とする請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記エンジンの吸気の状態を検出するためのセンサが、前記凝縮水除去通路の前記一端側と前記吸気通路との接続部よりも上流側の前記吸気通路に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記凝縮水の量を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に基づいて前記凝縮水が所定量以上となると前記凝縮水除去制御の実行を要求する要求手段と、
    をさらに備え、
    前記凝縮水除去手段は、前記要求手段により前記凝縮水除去制御の実行の要求があった場合に、前記凝縮水除去制御を実行することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のエンジンの制御装置。
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