JP2012143805A - 加熱ヘッド、及びこれを用いた太陽電池素子の接続装置、太陽電池ストリングの接続装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】太陽電池素子Pの電極列Peに対応した、それぞれ独立したスポット状誘導加熱コイル2が直線状に配置されていることを特徴とする加熱ヘッド1A、及びこれを用いた太陽電池素子の接続装置1B、太陽電池ストリングの接続装置1Cである。
【選択図】図1
Description
これらの課題を解決できる方法としては、例えば特許文献1に記載されているような、誘導加熱による接続装置を用いる方法が挙げられる。
また、タブリード線の近辺を集中的に加熱できるため、熱ストレスによる太陽電池素子の割れ、欠け、ひび割れ(クラック)の発生を抑制できるとともに、エネルギーの利用効率を高めてエネルギーコストを下げることができる。
なお、タブリード線やバスバーを接着する場合におけるスポット状誘導加熱コイルの周波数は150〜400kHzが適当である。
また、加熱ヘッドを太陽電池素子に対して相対的に移動させながら太陽電池素子を接続するように構成すれば、加熱ヘッドを比較的小さくすることができ、装置を小型化、軽量化できる。
さらに、タブリード線の一部だけが熱せられた状態になるので、熱膨張によるタブリード線のたるみが生じにくく、従って接着不良が生じにくい。
また、太陽電池素子上のタブリード線と支持台内の金属部分との間隔を1mm以上とすれば、タブリード線以外の部分が発熱しにくくなるので、エネルギー効率が向上する。
或いは、タブリード線Tとして半田等が塗布されていない銅箔テープを用い、太陽電池素子Pの電極列Pe上に導電性接着剤を塗布してから、その上に銅箔テープからなるタブリード線Tを配置し、接着してもよい。この場合、接着剤を塗布する手段は定法でよいが、例えばテープ状の剥離紙に接着剤を塗布してから、この接着剤付き剥離紙を電極列Peの上に貼り付け、その後に剥離紙のみを取り除く方法が例示できる。
本発明に使用されるバスバーBも通常のものでよく、また、半田の代わりに導電性接着剤を使用してもいい点もタブリード線Tの場合と同様である。
この加熱ヘッド1Aには、太陽電池素子の電極列Peに対応した、それぞれ独立したスポット状誘導加熱コイル2が直線状に配置されていることを特徴とする。ここで、太陽電池素子の電極列Peに対応したとは、太陽電池素子に設けられた電極列Peの数をNとすれば、Nの自然数倍のスポット状誘導加熱コイル2が同時に電極列Peの上に配置可能であることを指す。即ち、スポット状誘導加熱コイル2の数が電極列Peの数N(図1の場合はN=3)と同数(1倍)である場合には、1つの加熱ヘッド1Aで1枚の太陽電池素子Pに一度に全てのタブリード線Tを接着することができ、又は1本の太陽電池ストリングPsから突出するタブTとバスバーBを一度に接着することができる。2倍以上である場合には、2枚以上の太陽電池素子P又は2列以上の太陽電池ストリングPsを同時に処理できる。
このスポット状誘導加熱コイル2は図示しない高周波電源と接続されており、この高周波電源で発生する高周波電流を導線に流すことにより急速な磁束の変化を起こし、これにより電磁誘導の原理でタブリード線を加熱する。
なお、高周波電流をスポット状誘導加熱コイル2に流すことにより、スポット状誘導加熱コイル2は自己発熱するが、スポット状誘導加熱コイル2を形成する導線を中空管状にして、導線の中に冷却水を通すことにより、自己発熱による熱を冷却するように構成してもよい。
上記の加熱ヘッド1Aを用いた本発明の太陽電池素子の接続装置1Bとしては、図2又は図3に示したような、上記の加熱ヘッド1Aと、太陽電池素子Pを載置する支持台3と、太陽電池素子供給手段4と、タブリード線供給手段5を含むものが例示できる。また、本発明では、従来の接続装置で使用されているような、急激な温度変化を防ぎ熱ストレスを緩和して太陽電池素子の割れや欠けを防ぐための恒温手段、太陽電池素子の反りを矯正するための矯正手段などを付加することができる。
図2に示した例では、太陽電池素子Pを移動できる機能を有する支持台3の上に太陽電池素子Pとタブリード線Tを供給し、支持台3の機能により太陽電池素子Pとタブリード線Tを動かしながら、支持台3の上方に固定された加熱ヘッド1Aで太陽電池素子Pとタブリード線Tを接着するように構成されている。
また、図3に示した例では、太陽電池素子Pとタブリード線Tを支持台3の上に静置してから、支持台3の上方に設けられたレール上で動く加熱ヘッド1Aにより太陽電池素子Pとタブリード線Tを接着するように構成されている。
この間隔を設ける手段は特に限定されないが、ガラス、非導電性プラスチック、非導電性セラミックなどの非導電性の構造物からなる所定の厚さのシートを支持台3の上に敷設する方法が例示できる。
即ち、近年の太陽電池素子Pは非常に薄くなっているため、高温や急激な温度変化、熱勾配等により、割れ、欠け、ひび割れ(クラック)が生じやすくなっている。一方、誘導加熱コイルを用いた場合、タブリード線Tのみが加熱され、太陽電池素子Pは直接的には加熱されないが、タブリード線Tと太陽電池素子Pは接触しているため、太陽電池素子Pは間接的に加熱されることになる。しかも、誘導加熱コイルによる加熱は温度の立ち上がりが急であるという特徴があるので、この温度変化が太陽電池素子Pの割れ、欠け、ひび割れ(クラック)の原因になる場合がある。そこで、予熱用熱源2aにより予めタブリード線Tと太陽電池素子Pを暖めておけばスポット状誘導加熱コイル2による加熱を弱くすることができ、これにより温度変化を緩和することができる。
より好ましくは、図4に記載した通り、予熱用熱源2aを加熱ヘッド1Aの移動方向に長いライン状誘導加熱コイル2aとし、このライン状誘導加熱コイル2aから発生させる磁力線をスポット状誘導加熱コイル2の磁力線よりも弱くする。このようにすれば、太陽電池素子Pに熱ストレスが発生しない範囲で緩やかにタブリード線の温度を上昇させることができ、これに対応して、スポット状誘導加熱コイル2による加熱温度を小さくすることにより、急激な温度変化による割れ、欠け、ひび割れ(クラック)を一層抑制することができる。
上記の加熱ヘッド1Aを用いた本発明の太陽電池ストリングの接続装置1Cとしては、図5に示したような、上記の加熱ヘッド1Aと、太陽電池ストリングを載置する支持台3と、太陽電池ストリング供給手段4sと、バスバー供給手段6を含むものが例示できる。
1B 太陽電池素子の接続装置
1C 太陽電池ストリングの接続装置
2 スポット状誘導加熱コイル
2a 予熱用熱源(ライン状誘導加熱コイル)
2b 徐冷用熱源(温風供給手段)
3 支持台
4 太陽電池素子供給手段
4s 太陽電池ストリング供給手段
5 タブリード線供給手段
6 バスバー供給手段
6a リール
6b 切断台
6c 仮置き台
P 太陽電池素子
Pe 電極列
Ps 太陽電池ストリング
Pm 太陽電池マトリックス
T タブリード線(タブ)
B バスバー
X タブとバスバーが重なった部分
Claims (12)
- タブリード線及び/又はバスバーを加熱して太陽電池素子及び/又は太陽電池ストリングに接着するための加熱ヘッドであって、
太陽電池素子の電極列に対応した、それぞれ独立したスポット状誘導加熱コイルが直線状に配置されていることを特徴とする加熱ヘッド。 - スポット状誘導加熱コイルに流れる電流の周波数が150〜400kHzであることを特徴とする請求項1に記載の加熱ヘッド。
- スポット状誘導加熱コイルの数及び配置間隔が、太陽電池素子の電極列の数及び間隔に応じて調節可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱ヘッド。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の加熱ヘッドと、太陽電池素子を載置する支持台と、太陽電池素子供給手段と、タブリード線供給手段を含む太陽電池素子の接続装置であって、
加熱ヘッドを太陽電池素子に対して相対的に移動させながら太陽電池素子上にタブリード線が接着されることにより、太陽電池素子が接続されるように構成されていることを特徴とする太陽電池素子の接続装置。 - 太陽電池素子上のタブリード線と加熱ヘッドの間隔が5mm以下であることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池素子の接続装置。
- 太陽電池素子上のタブリード線と支持台内の導電体部分との間隔が1mm以上であることを特徴とする請求項4又は5に記載の太陽電池素子の接続装置。
- スポット状誘導加熱コイルの前方側に予熱用熱源が配置されるとともに、後方側に徐冷用熱源が配置され、予熱用熱源及び徐冷用熱源の少なくとも一方が誘導加熱コイルであることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の太陽電池素子の接続装置。
- 予熱用熱源が加熱ヘッドの移動方向に長いライン状誘導加熱コイルであり、徐冷用熱源が温風供給手段であることを特徴とする請求項7に記載の太陽電池素子の接続装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の加熱ヘッドと、太陽電池ストリングを載置する支持台と、太陽電池ストリング供給手段と、バスバー供給手段を含む太陽電池ストリングの接続装置であって、
隣接する二つの太陽電池ストリングの一端から突出する複数のタブの上又は下に一本のバスバーが供給され、タブとバスバーが重なった部分が加熱ヘッドにより加熱溶融されることにより太陽電池ストリングが接続されるように構成されていることを特徴とする太陽電池ストリングの接続装置。 - 太陽電池ストリング端部のタブとバスバーが重なった部分と、加熱ヘッドの間隔が5mm以下であることを特徴とする請求項9に記載の太陽電池ストリングの接続装置。
- 太陽電池ストリング端部のタブとバスバーが重なった部分と、支持台内の導電体部分との間隔が、1mm以上であることを特徴とする請求項9又は10に記載の太陽電池ストリングの接続装置。
- 加熱ヘッドがX軸サーボモーターとY軸サーボモーターにより平面的に移動可能であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の太陽電池ストリングの接続装置。
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