JP2012144074A - 建設機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 建設機械は、車体フレーム11と、車体フレーム11に搭載されたマウント装置110と、マウント装置110上に連結ピン150を介して回動自在に連結されたキャブとを備え、車体フレーム11には、連結ピン150が挿通される挿通孔143を有したストッパ140が設けられ、ストッパ140の挿通孔143と連結ピン150との間には、連結ピン150の径方向への所定以上の変位量を規制する隙間144が形成され、連結ピン150は、軸線方向に沿って移動自在に設けられ、連結ピン150の外周には、該連結ピン150の移動に伴って隙間144に対して挿抜される隙間埋め部材200が一体に設けられている。
【選択図】図4
Description
マウント装置は、車体フレーム側に取り付けられて内部に粘性流体が封入されたカップと、カップの上部側を塞ぐクッションラバーおよび可動軸とを備えた液体封入式の構成であり、キャブが該可動軸の上部のブラケットに対して連結ピンを介して連結されることで、この連結ピンが水平な回動軸として機能する。
一方、特許文献1には、そのような隙間埋め部材の他に、ストッパ片にスライド自在に取り付けられた隙間埋め部材が開示されている。このような構造では、チルト操作時に隙間埋め部材をスライドさせながら連結ピンに挿通するとともに、最終的に挿通孔との隙間に押し込むのであるが、構造が複雑である。
さらに、キャブのチルト操作時には、隙間埋め部材を連結ピンの一端側から隙間に挿入し、キャブを取り外す等のように連結ピンを抜く際には、連結ピンの他端側から連結ピンを抜く作業を行うことになる。つまり、マウント装置の両側に作業スペースが必要となる。しかし、マウント装置周辺には、燃料タンクや配管など各種機器を配置するため、十分な作業スペースを確保することは困難である。
図1に示す建設機械としてのダンプトラック1は、前方(図1中左方向)に位置する前部車体10と、後方(図1中右方向)に位置する後部車体20とを備えている。
前部車体10は車体フレームとしてのフロントフレーム11によって支持されており、フロントフレーム11の最も前方にはボンネット12が開閉可能に取り付けられている。
後部車体20はリアフレーム21によって支持されている。リアフレーム21はフロントフレーム11に対して屈折及び揺動自在に連結されている。
リアフレーム21の上方には、例えば、土砂等の積載物を積載するベッセル22が設けられている。ベッセル22の前部の左右両側(図1中紙面手前側と奥側)とリアフレーム21との間には、一対のリフトシリンダ23,23が設けられている。ベッセル22はその後部下側を回動中心として、リアフレーム21に対して回動可能に取り付けられている。ベッセル22はリフトシリンダ23,23が伸縮することにより回動する。
フロントフレーム11の下部側方には左右一対の前輪41が、リアフレーム21の下部側方には左右一対の中輪42および後輪43が、それぞれ取り付けられている。
オペレータは、ボンネット12を開け、さらに、フロント側支持構造100Aから連結ピンを外して支持状態を解除し、例えば油圧シリンダやクレーン等の操作用動力を用いることにより、キャブ30を矢印TU方向に回動させて各種装置14の点検や整備を行う。
リア側支持構造100Bは、マウント装置110と、マウント側ブラケット120と、キャブ側ブラケット130と、ストッパ140と、連結ピン150と、支持レバー160とを備えている。
可動軸111は円柱状とされ、鉛直に立設されている。可動軸111の外周には、クッションラバー113が一体に形成されている。カップ112は可動軸111およびクッションラバー113によって液密状態に塞がれている。
キャブ30に振動が発生した場合、可動軸111の変位によりシリコンオイルが攪拌され、この際の粘性抵抗により振動が減衰される。
底部121は、ボルト114によってマウント装置110の可動軸111に固定される。
側部122は、底部121の左右(図4中左右方向)両端からそれぞれ上方に突出して一体形成されており、一方の側部122Aは、他方の側部122Bよりも長く突出して形成されている。側部122の互いに対向する位置には、連結ピン150が取り付けられる取付孔123が設けられ、取付孔123の外周には、内側に突出したボス部124が設けられている。
取付部132の取付孔133には、その両端から挿入された金属製のブッシュ134を介して連結ピン150が取り付けられており、ブッシュ134回りでキャブ側ブラケット130を回動させることにより、キャブ30をチルトアップ、チルトダウンさせることが可能である。なお、図5(B)では、ベース部131および取付部132については図示されていない。
また、取付部132の所定位置には、内部にグリース等の潤滑油を供給するための給脂ニップル300が設けられている(図3参照)。そして、図4に示すように、ブッシュ134とボス部124との間には、シム170が挿入されている。
大径部150Aの左右両端は、それぞれストッパ140の側部142の外側に突出している。大径部150Aの外周面と挿通孔143の内周面との間には、径方向の寸法がtである環状の隙間144が形成されている。この隙間144が存在することにより、連結ピン150は、径方向(図4中の上下方向)にそれぞれ寸法tだけ変位可能であり、換言すれば、ストッパ140により所定の変位量であるt以上の変位量が規制されている。
連結ピン150において、大径部150Aの外周であって小径部150B側の端部には、略円筒形状の隙間埋め部材200が溶接等により小径部150B及び支持レバー160に固定されている。よって、連結ピン150と支持レバー160と隙間埋め部材200とは一体となって1つの部品を構成する。隙間埋め部材200の外径寸法は、ストッパ140の側部142に設けられた挿通孔143の内径寸法に略等しい。このような隙間埋め部材200は、側部142の外方に位置している。
他方、マウント側ブラケット120の側部122Aにおいて、支持レバー160の先端側と対向する面には、支持レバー160側に向けて水平に突出したボス部162が設けられている。ボス部162としては、長さの長いボス部162A、および長さの短いボス部162Bの2種類が存在し、これらが並設されている(図5参照)。
図1に示すように、キャブ30がチルトダウンしている状態では、支持レバー160は図4に示す位置にあり、連結ピン150に取り付けられた隙間埋め部材200は挿通孔143から所定距離離れている。
なお、キャブ30をチルトアップ状態からチルトダウン状態になるように回動させるときも、チルトアップさせる場合と同様に、隙間埋め部材200を隙間144内に挿入した状態で行う。
そして、連結ピン150を元の位置に戻す場合には、固定ボルト163を抜きタップ165に螺入して支持レバー160および隙間埋め部材200ごと戻し、隙間144から隙間埋め部材200を抜く。元の位置に戻った支持レバー160を固定ボルト163にてボス部162Aに固定する。
前記実施形態では、建設機械として、フロントフレーム11とリアフレーム21とで車体フレームが構成されるアーティキュレート型のダンプトラック1について説明したが、単一の車体フレームを備えたリジット型のダンプトラックや、油圧ショベル、ブルドーザ等の他の建設機械であってもよい。
さらに、液体封入式のマウント装置であっても、可動軸の下端に円板状のダンピングプレートを設け、ダンピングプレートとカップの底面との間に前記可動軸を上方に付勢するコイルバネを設けた構造のマウント装置を採用してもよい。このマウント装置では、ダンピングプレートの外周にフランジ部が形成されており、振動発生時にはフランジ部とこれに対向するカップの内壁との隙間空間を粘性流体が移動するのであるが、この時の流体の抵抗により振動を効率的に減衰できる。また、該マウント装置では、クッションラバーについても、可動軸回りにゴム筒体および金属筒体を径方向に交互に積層させた構造が採用されており、可動軸が傾く方向への振動を確実に吸収・減衰可能である。
Claims (3)
- 車体フレームと、
車体フレームに搭載されたマウント装置と、
前記マウント装置上に連結ピンを介して回動自在に連結されたキャブとを備え、
前記車体フレームには、前記連結ピンが挿通される挿通孔を有したストッパが設けられ、
前記ストッパの挿通孔と前記連結ピンとの間には、前記連結ピンの径方向への所定以上の変位量を規制する隙間が形成され、
前記連結ピンは、軸線方向に沿って移動自在に設けられ、
前記連結ピンの外周には、該連結ピンの移動に伴って前記隙間に対して挿抜される隙間埋め部材が一体に設けられている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項1に記載の建設機械において、
前記連結ピンは、前記マウント装置に設けられたマウント側ブラケットに回動自在に取り付けられ、
前記連結ピンには、該連結ピンの軸線方向に対して直交する方向に延出した支持レバーが固定され、
前記マウント側ブラケットには、前記支持レバーとの対向面間に位置し、かつ前記支持レバーの先端側が固定されるボス部が設けられ、
前記ボス部としては、前記マウント側ブラケットからの距離が異なる2種類が並設されている
ことを特徴とする建設機械。 - 請求項2に記載の建設機械において、
前記支持レバーには、厚さ方向に貫通する抜きタップが設けられ、
前記2種類のボス部のうちの一方のボス部には、前記支持レバーが、前記抜きタップに螺入可能な固定ボルトによって固定される
ことを特徴とする建設機械。
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2011
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