JP2012144766A - 被覆部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被覆層の耐チッピング性に優れて、耐欠損性に優れる切削工具等の被覆部材を提供する。
【解決手段】 基体の表面を被覆層で被覆した被覆部材であって、前記被覆層はTiCN層とAl2O3層が順に積層されており、100μm2領域で観察した際に、前記TiCN層は、平均粒子幅が3〜6μmで、各粒子の粒径分布が標準偏差σで前記平均粒子幅の0.3倍以下のTiCN粒子からなり、前記Al2O3層は、粒径3〜6μmのAl2O3巨大粒子が10−30面積%と、粒径0.3〜1.5μmのAl2O3微細粒子が70−90面積%とからなる切削工具1等の被覆部材である。
【選択図】 図2
【解決手段】 基体の表面を被覆層で被覆した被覆部材であって、前記被覆層はTiCN層とAl2O3層が順に積層されており、100μm2領域で観察した際に、前記TiCN層は、平均粒子幅が3〜6μmで、各粒子の粒径分布が標準偏差σで前記平均粒子幅の0.3倍以下のTiCN粒子からなり、前記Al2O3層は、粒径3〜6μmのAl2O3巨大粒子が10−30面積%と、粒径0.3〜1.5μmのAl2O3微細粒子が70−90面積%とからなる切削工具1等の被覆部材である。
【選択図】 図2
Description
本発明は基体の表面に被覆層が形成されている被覆部材に関する。
現在、切削工具や耐摩部材、摺動部材といった耐摩耗性や摺動性、耐欠損性を必要とする部材では、超硬合金やサーメット等の基体の表面に被覆層を成膜して、耐摩耗性、摺動性、耐欠損性を向上させる手法が使われている。
例えば、特許文献1では、超硬合金やサーメット等の基体の表面に、TiN層、TiCN層、Al2O3層を順に積層した切削工具が開示されている。また、特許文献2では、TiCN等の柱状結晶層において水平方向の結晶粒径が粗い粒子と細かい粒子が混在した組織とすることが開示されている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2の構成では、高速切削加工のように切刃が高温になるとAl2O3層が部分的に剥離しやすくなり、耐摩耗性が低下するということがわかった。
そこで、本発明では、高速切削加工のように接触部が高温になってもAl2O3層の剥離を抑制できる切削工具等の被覆部材を提供することを目的とする。
本発明の被覆部材は、基体の表面を被覆層で被覆した被覆部材であって、前記被覆層はTiCN層とAl2O3層が順に積層されており、被覆層を幅20μmの領域で観察した際に、TiCN層は、平均粒子幅が0.3〜1.5μmで、各粒子の粒径分布が標準偏差σで前記平均粒子幅の0.3倍以下のTiCN粒子からなり、Al2O3層は、粒径2〜10μmのAl2O3巨大粒子が10〜30面積%と、粒径0.3〜1.5μmのAl2O3微細粒子が70〜90面積%とからなる。
ここで、前記被覆層の断面視で、前記Al2O3巨大粒子は前記基体側を起点として前記被覆層が成長する方向に拡がる三角形からなるものであってもよい。
また、前記Al2O3巨大粒子は、該Al2O3巨大粒子以外が存在する前記被覆層の表面から平均0.5〜2μmの高さで突出しているものであってもよい。
本発明の被覆部材によれば、TiCN層とAl2O3層の組織を上記範囲に制御することによって、Al2O3層の耐剥離性を高めることができて、被覆部材の耐欠損性が向上する。
本発明の被覆部材の好適例である切削工具の一例について、図1の(a)概略斜視図、(b)被覆層の構成を説明するための概略断面図、および図2の被覆層の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を基に説明する。
図1のように、本発明の切削工具1は、すくい面2と逃げ面3との交差稜線部が切刃4を構成しているとともに、基体5の表面に被覆層6が形成されている。被覆層6はTiCN層7とAl2O3層8が順に積層されており、図1によれば、基体5とTiCN層7との間にはTiNからなる下地層9が、TiCN層7とAl2O3層8との間にはTi(CxNyOz)(ただし、x+y+z=1)からなる中間層10が、Al2O3層8の表面にはTi(CxNyOz)(ただし、x+y+z=1)からなる表面層11が形成されている。
そして、図2に示すように、被覆層6を幅20μmの領域で観察した際に、TiCN層7は、平均粒子幅が0.3〜1.5μmで、各粒子の粒径分布が標準偏差σで前記平均粒子幅の0.3倍以下のTiCN粒子7aからなり、Al2O3層8は、粒径2〜10μmのAl2O3巨大粒子8aが10〜30面積%と、粒径0.3〜1.5μmのAl2O3微細粒子8bが70〜90面積%とからなる。これによって、Al2O3層8の耐剥離性を高めることができて、切削工具1の耐欠損性が向上する。なお、Al2O3巨大粒子8aの望ましい粒径の範囲は2〜6μmであり、Al2O3微細粒子8bの望ましい粒径の範囲は0.5〜1.0μmである。また、Al2O3巨大粒子8aおよびAl2O3微細粒子8bはα型結晶構造からなることが、被覆層6の耐摩耗性を高める点で望ましく、そのためには、上述の中間層10が酸素を含有する(z>0である)ことが望ましい。
ここで、各層の厚みおよび各層を構成する結晶の性状は、切削工具1の断面における電子顕微鏡写真(走査型電子顕微鏡(SEM)写真または透過電子顕微鏡(TEM)写真)を観察することにより、測定することが可能である。
ここで、図2に示すように、被覆層6の断面視で、Al2O3巨大粒子8aは基体5側を起点として被覆層6が成長する方向に拡がる三角形からなるものであることが、被覆層6に内在する引っ張り応力を緩和してAl2O3層8の耐チッピング性を高めることができる点で望ましい。
また、Al2O3巨大粒子8aは、Al2O3巨大粒子8a以外が存在する被覆層6の表面(Al2O3微小粒子8bの上部)から平均0.5〜2μmの高さで突出しているものであることが、厚み1μm以下と薄い表面層11が早期に消滅することを抑制できる点で望ましい。なお、表面層11の耐溶着性を向上するためには、酸素を含有する(z>0である)ことが望ましい。
ここで、TiCN層7は、耐摩耗性および耐欠損性の向上を目的として形成される。TiCN層7は、アセトニトリル(CH3CN)ガスを原料として含み成膜温度が780〜900℃と比較的低温で成膜した柱状結晶からなる、いわゆるMT−TiCN層と、成膜温度が950〜1100℃と高温で成膜した、いわゆるHT−TiCN層とが順に成膜された構成であることが望ましい。さらに、MT−TiCN層は、平均結晶幅が0.5μm未満と微細な微細柱状結晶からなる微細MT−TiCN層と、平均結晶幅が0.5〜2μ
mと比較的大きい粗大柱状結晶からなる粗大MT−TiCN層(7a)との積層からなることが望ましい。これによって、Al2O3層8との密着力が高まり、被覆層6の剥離やチッピングを抑えることができる。
mと比較的大きい粗大柱状結晶からなる粗大MT−TiCN層(7a)との積層からなることが望ましい。これによって、Al2O3層8との密着力が高まり、被覆層6の剥離やチッピングを抑えることができる。
なお、TiCN粒子7aの粒子幅の測定は各粒子の高さの中間位置における結晶幅としてそれぞれ測定する。上記のようにTiCN層7が多層で構成される場合には、Al2O3層8に最も近いTiCN層7の各粒子の結晶幅をそれぞれ測定する。
また、HT−TiCN層は、成膜工程で酸化されて、Ti原子を40〜55原子%と、酸素(O)を15〜25原子%と、炭素(C)を25〜40原子%と、残部が窒素(N)とのTiCNO層に変化して、厚み0.05〜0.5μmの中間層10を形成していることが望ましい。これによって、Al2O3微小粒子8bが粒径0.3〜1.5μmのα型結晶構造のAl2O3結晶からなるα型Al2O3層8をより容易に作製することができる。
さらに、Al2O3層8の上層に、表面層11としてTiN層、TiC層、TiCNO層、TiCO層、TiNO層の群から選ばれる少なくとも1層(他のTi系被覆層)を形成することによって、切削工具1の摺動性の向上や外観等の調整が可能となる。表面層11としてTiN層やTiCN層を用いた場合には、切削工具1の表面が有色となり、切削工具1を使用したときに表面層11が摩耗して使用済みかどうかの判別がつきやすく、また、摩耗の進行を容易に確認できる。なお、表面層11は、摺動性を高めるためにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)層やCrN層を表面層11として形成しても良い。TiCNO等の酸素を含有するTi化合物ならば切削加工時に表面層11の表面にベラーグが形成されて被削材の付着を抑制できる効果が期待できる。
一方、切削工具1の基体5は、炭化タングステン(WC)と、所望により周期表第4、5、6族金属の炭化物、窒化物、炭窒化物の群から選ばれる少なくとも1種と、からなる硬質相を、コバルト(Co)やニッケル(Ni)等の鉄属金属からなる結合相にて結合させた超硬合金やTi基サーメット、またはSi3N4、Al2O3、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素(cBN)等のセラミックスのいずれかが好適に使用できる。中でも、切削工具1として用いる場合には、基体5は、超硬合金またはサーメットからなることが耐欠損性および耐摩耗性の点で望ましい。また、用途によっては、基体5は炭素鋼、高速度鋼、合金鋼等の金属からなるものであっても良い。
さらに、上記記載では切削工具1について説明したが、摺動部品や金型等の耐摩部品、掘削工具、刃物等の工具、耐衝撃部品等の各種の用途への応用も可能である。特に、切削工具1を高速切削条件で加工した場合に優れた切削性能を示す。つまり、α型Al2O3層8が高温になっても、本実施形態によれば、α型Al2O3層8がTiCN層7bと強固に結合しているので、α型Al2O3層8がチッピングしたり欠損したりすることを抑制することができる。もちろん、鋼の切削加工においても、従来の工具に対して優れた耐欠損性および耐摩耗性を示すことができる。
(製造方法)
また、本実施形態の切削工具1の一例である上述した表面被覆切削工具の製造方法の一実施形態について説明する。
また、本実施形態の切削工具1の一例である上述した表面被覆切削工具の製造方法の一実施形態について説明する。
まず、上述した硬質合金を焼成によって形成しうる金属炭化物、窒化物、炭窒化物、酸化物等の無機物粉末に、金属粉末、カーボン粉末等を適宜添加、混合し、プレス成形、鋳込成形、押出成形、冷間静水圧プレス成形等の公知の成形方法によって所定の工具形状に成形する。その後、得られた成形体を真空中または非酸化性雰囲気中にて焼成することに
よって上述した硬質合金からなる基体5を作製する。そして、上記基体5の表面に所望によって研磨加工や切刃部のホーニング加工を施す。
よって上述した硬質合金からなる基体5を作製する。そして、上記基体5の表面に所望によって研磨加工や切刃部のホーニング加工を施す。
次に、得られた基体5の表面に化学気相蒸着(CVD)法によって被覆層を形成する。まず、基体5の直上に第1層としてTiN層を形成する。TiN層の成膜条件としては、混合ガス組成として四塩化チタン(TiCl4)ガスを0.5〜10体積%、窒素(N2)ガスを10〜60体積%の割合で含み、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを用い、成膜温度を800〜940℃(チャンバ内)、圧力を8〜50kPaにて成膜される。
次に、第2層としてTiCN層7bを形成する。ここでは、TiCN層7bが、平均結晶幅が小さい微細柱状結晶層と、この層よりも平均結晶幅が大きい粗柱状結晶層とのMT−TiCN層と、HT−TiCN層との3層にて構成する場合の成膜条件について説明する。
MT−TiCN層のうちの微細柱状結晶層の成膜条件は、四塩化チタン(TiCl4)ガスを0.5〜10体積%、窒素(N2)ガスを10〜60体積%、アセトニトリル(CH3CN)ガスを0.1〜0.4体積%の割合で含み、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを用い、成膜温度を780〜900℃、圧力を5〜25kPaとする。MT−TiCN層のうちの粗柱状結晶層の成膜条件は、四塩化チタン(TiCl4)ガスを0.5〜4.0体積%、窒素(N2)ガスを0〜40体積%、アセトニトリル(CH3CN)ガスを0.4〜2.0体積%の割合で含み、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを用い、成膜温度を780〜900℃、圧力を5〜25kPaとする。
HT−TiCN層の成膜条件は、四塩化チタン(TiCl4)ガスを0.1〜3体積%、メタン(CH4)ガスを0.1〜10体積%、窒素(N2)ガスを0〜15体積%の割合で含み、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを用い、成膜温度を950〜1100℃、圧力を5〜40kPaとして成膜する。そして、チャンバ内を950〜1100℃、5〜40kPaとし、四塩化チタン(TiCl4)ガスを1〜5体積%、メタン(CH4)ガスを4〜10体積%、窒素(N2)ガスを10〜30体積%、一酸化炭素(CO)ガスを4〜8体積%、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを調整して反応チャンバ内に10〜60分導入して成膜した後、続いて体積%で二酸化炭素(CO2)ガスを0.5〜4.0体積%、残りが窒素(N2)ガスからなる混合ガスを調整して反応チャンバ内に導入し、成膜温度を950〜1100℃、5〜40kPaにて、二酸化炭素(CO2)ガスを0.5〜10体積%、残りが窒素(N2)ガスからなる混合ガスを反応チャンバ内に10〜60分導入することによって、HT−TiCN層を酸化させてTiCNO層に変化させながら中間層を成膜する。なお、このCOガスを含む混合ガスを流す工程を経ることなく中間層を形成することもできるが、α型Al2O3層8を構成する結晶を微細なものとするためには、COガスを含む混合ガスを流す工程を経ることが望ましい。
そして、引き続き、α型Al2O3層8を形成する。α型Al2O3層8の成膜条件としては、三塩化アルミニウム(AlCl3)ガスを0.5〜5.0体積%、塩化水素(HCl)ガスを0.5〜3.5体積%、二酸化炭素(CO2)ガスを0.5〜5.0体積%、硫化水素(H2S)ガスを0.05〜0.5体積%、塩化クロム(CrCl2)ガスを0.005〜0.025体積%、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスをチャンバ内に導入し、成膜温度を950〜1100℃、圧力を5〜10kPaとして成膜することが望ましい。
本発明によれば、α型Al2O3層8の成膜初期には、硫化水素(H2S)ガスを流さず、キャリアガスである水素(H2)ガスの流量をその後の定常状態における水素(H2
)ガスの流量に比べて2〜5倍と増して20〜40分間保持することにより、所定のAl2O3粗大粒子を含有するAl2O3層を形成することができる。
)ガスの流量に比べて2〜5倍と増して20〜40分間保持することにより、所定のAl2O3粗大粒子を含有するAl2O3層を形成することができる。
さらに、α型Al2O3層8の上層に表面層11としてTiCNO層を形成する。四塩化チタン(TiCl4)ガスを0.1〜10体積%、窒素(N2)ガスを5〜60体積%、メタン(CH4)ガスを0.1〜10体積%、、二酸化炭素(CO2)ガスを0.1〜10体積%の割合で含み、残りが水素(H2)ガスからなる混合ガスを反応チャンバ内に導入し、チャンバの温度を960〜1100℃、圧力を10〜85kPaとして成膜する。
そして、所望により、形成した被覆層の表面の少なくとも切刃部を研磨加工する。この研磨加工により、切刃部が平滑に加工され、被削材の溶着を抑制して、さらに耐欠損性に優れた切削工具となる。
平均粒径1.5μmの炭化タングステン(WC)粉末に対して、平均粒径1.2μmの金属コバルト(Co)粉末を6質量%の割合で添加、混合して、プレス成形により切削工具形状(CNMA120412)に成形した。得られた成形体について、脱バインダ処理を施し、0.5〜100Paの真空中、1400℃で1時間焼成して超硬合金を作製した。さらに、作製した超硬合金に対して、ブラシ加工にてすくい面側について刃先処理(Rホーニング)を施した。
次に、上記超硬合金に対して、CVD法により表1に示す条件で下地層としてTiN層を0.5μm成膜し、続いて表1の成膜条件で表2に示す各種の被覆層を成膜し、最後に表1の条件で表面層としてTiCNO層を0.5μm成膜した。なお、試料No.7、8についてはAl2O3初期条件の成膜を省略して成膜した。そして、被覆層3の表面をすくい面側から30秒間ブラシ加工して試料No.1〜8の表面被覆切削工具を作製した。
得られた工具について、被覆層の断面の走査型電子顕微鏡観察を行い、各層を構成する粒子の形状、各粒子の高さの中間位置に基体の表面と平行な直線を引いてこの直線の粒子の一端から他端までの長さを粒径(粒子幅)としてそれぞれ粒径(または結晶幅)および平均粒径(平均結晶幅)、厚みを見積もった。結果は表2に示した。
次に、このスローアウェイチップを用いて以下の切削条件にて切削試験を行った。結果は表3に示した。
切削方法:外周加工
被削材 :FCD700
切削速度:300m/分
送り :0.35mm/rev
切り込み:2.0mm
切削状態:湿式
評価方法:チップが欠損するまでの衝撃回数と各衝撃回数における切刃の状態
切削方法:外周加工
被削材 :FCD700
切削速度:300m/分
送り :0.35mm/rev
切り込み:2.0mm
切削状態:湿式
評価方法:チップが欠損するまでの衝撃回数と各衝撃回数における切刃の状態
表1〜3に示される結果から、成膜条件が合わずに、TiCN層を構成するTiCN粒子の平均粒子幅が1.5μmを超える試料No.11、TiCN層を構成するTiCN粒子の標準偏差が0.3倍を超える試料No.6、Al2O3層の粗大粒子が存在しないか、存在比率が10面積%より少ない試料No.7、8、巨大粒子の存在割合が30面積%を超える試料No.9、巨大粒子の最大径が10μmを超える試料No.10では、いずれもAl2O3層の剥離によるチッピングが発生しやすく、工具寿命が短いものであった。
これに対し、TiCN層とAl2O3層の粒子構成が本発明の範囲内である試料No.1〜5では、チッピングが発生しにくく、その結果、工具寿命が長いものであった。
1 切削工具
2 すくい面
3 逃げ面
4 切刃
5 基体
6 被覆層
7 TiCN層
7a TiCN粒子
8 Al2O3層
8a 粗大Al2O3粒子
8b 微細Al2O3粒子
9 下地層
10 中間層
11 表面層
2 すくい面
3 逃げ面
4 切刃
5 基体
6 被覆層
7 TiCN層
7a TiCN粒子
8 Al2O3層
8a 粗大Al2O3粒子
8b 微細Al2O3粒子
9 下地層
10 中間層
11 表面層
Claims (3)
- 基体の表面を被覆層で被覆した被覆部材であって、前記被覆層はTiCN層とAl2O3層が順に積層されており、被覆層を幅20μmの領域で観察した際に、
TiCN層は、平均粒子幅が0.3〜1.5μmで、各粒子の粒径分布が標準偏差σで前記平均粒子幅の0.3倍以下のTiCN粒子からなり、
Al2O3層は、粒径2〜10μmのAl2O3巨大粒子が10〜30面積%と、粒径0.3〜1.5μmのAl2O3微細粒子が70〜90面積%とからなる被覆部材。 - 前記被覆層の断面視で、前記Al2O3巨大粒子は前記基体側を起点として前記被覆層が成長する方向に拡がる三角形からなる請求項1記載の被覆部材。
- 前記Al2O3巨大粒子は、該Al2O3巨大粒子以外が存在する前記被覆層の表面から平均0.5〜2μmの高さで突出している請求項1または2記載の被覆部材。
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