JP2012148473A - 熱転写受容シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
熱転写受容シートの製造工程で発生するブロッキングに起因する印画欠陥がなく、染料熱転写シートとの融着トラブルも発生しない優れた熱転写受容シートを提供する。
【解決手段】
セルロースパルプを主成分とするシート状支持体と、このシート状支持体の一面上に、画像受容層を有する熱転写受容シートの製造方法において、水分散性又は水溶性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
【選択図】 なし
熱転写受容シートの製造工程で発生するブロッキングに起因する印画欠陥がなく、染料熱転写シートとの融着トラブルも発生しない優れた熱転写受容シートを提供する。
【解決手段】
セルロースパルプを主成分とするシート状支持体と、このシート状支持体の一面上に、画像受容層を有する熱転写受容シートの製造方法において、水分散性又は水溶性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
【選択図】 なし
Description
本発明の熱転写受容シートの製造方法は、画像受容層と裏面層のブロッキングの発生がない製造方法であり、染料熱転写シートとの融着トラブルがなく、高画質の熱転写受容シートが得られる製造方法である。
染料熱転写方式は、染料層を有する染料熱転写シート(以下単に、「インクリボン」ともいう)と、この染料を受容する画像受容層を有する熱転写受容シート(以下単に、「受容シート」ともいう)を用い、染料層と画像受容層を重ね合わせ、加熱により染料を画像受容層上に転写して画像を形成する方式である。加熱はサーマルヘッドで行われ、多色の色ドットによりフルカラー画像を形成する。染料を用いているため画像は鮮明で透明性が高く、写真用途に利用可能な高品質画像が得られる。
受容シートの画像受容層には、染料染着性の良好な熱可塑性樹脂が使用される。受容層塗液の溶媒は、有機溶剤でも水でも使用は可能であるが、最近は環境への配慮といった理由から、画像受容層の塗工液に水分散性又は水溶性樹脂を用い、溶媒として水を主成分とすることが望まれている。
熱転写印画は、サーマルヘッドから供給される熱により、インクリボンの染料を画像受容層に転写させる接触型の印画方式である。画像受容層の主成分である熱可塑性樹脂は、サーマルヘッドからの熱により軟化して、分子同士に隙間が生じ、その隙間に染料が染着すると考えられる。一般に画像受容層がサーマルヘッドからの熱により軟化しやすいほど、染料が染着しやすくなり、印画濃度を高くすることができる。
但し、熱可塑性樹脂の耐熱性が不足した場合、印画条件によっては、インクリボンと画像受容層がプリンター内で融着し、印画が停止してしまう問題があるため、画像受容層に熱可塑性樹脂と架橋反応する架橋剤を用い、画像受容層の耐熱性を上げる方法が知られている。
架橋剤は、熱可塑性樹脂の水酸基やカルボキシル基などの官能基と反応して架橋構造を形成するが、製造工程で画像受容層塗工後、熱転写受容シートが巻き取られた状態において画像受容層が熱転写受容シートの裏面と接触すると、画像受容層表面に存在する架橋剤は、熱転写受容シートの裏面、或いは裏面上に設けられた裏面層表面、の官能基とも結合するため、ブロッキングが発生し易い。
ブロッキングにより貼り付いた画像受容層と裏面を引き剥がすと、画像受容層の一部が剥がれる、或いは裏面の一部が画像受容層に貼り付くことにより、印画した場合に深刻な画像欠陥が発生する。
ブロッキングにより貼り付いた画像受容層と裏面を引き剥がすと、画像受容層の一部が剥がれる、或いは裏面の一部が画像受容層に貼り付くことにより、印画した場合に深刻な画像欠陥が発生する。
ブロッキングを回避するため、画像受容層の染料染着性樹脂として特定のポリエステル樹脂を使用した昇華熱転写受容シートが開示されている(特許文献1)。しかし、染料染着性樹脂が特定構造のポリエステル樹脂に限定されてしまうと、染料熱転写シートで使用する染料の種類によっては、印画濃度の低下や保存性の低下等の問題が発生するため、新規に開発される多種多様な熱転写プリンターに対応することが困難であった。
本発明の製造方法によれば、熱転写受容シートの製造工程で発生するブロッキングに起因する印画欠陥がなく、染料熱転写シートとの融着トラブルも発生しない優れた熱転写受容シートが得られる。
本発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意研究を行った結果、下記の技術的事項を基礎として構成される本発明に至ったのである。
(1)セルロースパルプを主成分とするシート状支持体と、このシート状支持体の一面上に、画像受容層を有する熱転写受容シートの製造方法において、水分散性又は水溶性の染着性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、熱風又は近赤外線を用いた乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、熱転写受容シートが前記乾燥機を通過後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
(2)前記画像受容層に用いる架橋剤が、カルボジイミド系架橋剤である(1)に記載の熱転写受容シート。
(3)前記画像受容層塗液中の架橋剤の比率が、水分散性又は水溶性樹脂100質量部に対し、0.5〜30質量部である(1)又は(2)に記載の熱転写受容シート。
(4)前記画像受容シートの画像受容層を設けていない面の平滑度が120秒以上4200秒以下である(1)〜(3)に記載の熱転写受容シートの製造方法。
(2)前記画像受容層に用いる架橋剤が、カルボジイミド系架橋剤である(1)に記載の熱転写受容シート。
(3)前記画像受容層塗液中の架橋剤の比率が、水分散性又は水溶性樹脂100質量部に対し、0.5〜30質量部である(1)又は(2)に記載の熱転写受容シート。
(4)前記画像受容シートの画像受容層を設けていない面の平滑度が120秒以上4200秒以下である(1)〜(3)に記載の熱転写受容シートの製造方法。
本発明により、ブロッキングによる画像欠陥がなく、印画走行性が良好な熱転写受容シートが得られる。
本発明の熱転写受容シートは、シート状支持体の少なくとも一面に、画像受容層等が積層された構成であるが、更に他の層を設けて性能を向上させることも勿論可能である。以下これらの層について詳細に説明する。
(シート状支持体)
本発明の熱転写受容シートに用いるシート状支持体としては、セルロースパルプを主成分とする紙類が使用される。例えば、紙類としては上質紙(酸性紙、中性紙)、中質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙、樹脂ラミネート紙などが挙げられる。
(シート状支持体)
本発明の熱転写受容シートに用いるシート状支持体としては、セルロースパルプを主成分とする紙類が使用される。例えば、紙類としては上質紙(酸性紙、中性紙)、中質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙、樹脂ラミネート紙などが挙げられる。
(画像受容層)
画像受容層を形成する樹脂としては、インクリボンから移行する染料に対する親和性が高く、従って染料染着性の良好な樹脂(以下、染着性樹脂と称する。)が使用される。このような染着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体系樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、活性エネルギー線硬化樹脂等が好ましい。
画像受容層を形成する樹脂としては、インクリボンから移行する染料に対する親和性が高く、従って染料染着性の良好な樹脂(以下、染着性樹脂と称する。)が使用される。このような染着性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−アクリル共重合体樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、セルロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体系樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、活性エネルギー線硬化樹脂等が好ましい。
本発明の画像受容層を形成する樹脂は、水分散性又は水溶性である。水溶化の方法としては、前記染着性樹脂に水酸基、カルボキシル基、スルホン基等の親水基を導入する方法がある。親水基の導入により水溶化できない場合、或いは親水基の導入によっても水溶性に至らない場合には、乳化剤を用いたエマルジョン製法により水分散性とすることができる。
(架橋剤)
本発明の画像受容層に使用し、前記染着性樹脂と架橋反応物を形成する架橋剤としては、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、メラミン系架橋剤などが挙げられる。親水化のためカルボキシル基が導入されている樹脂を受容層に使用する場合には、カルボジイミド系架橋剤及びオキサゾリン系架橋剤は、カルボキシル基との架橋反応速度が速く好ましく、カルボジイミド系架橋剤は、架橋反応物の耐熱性が高く、プリンタ走行性の良い熱転写受容シートが得られるため特に好ましい。
本発明の画像受容層に使用し、前記染着性樹脂と架橋反応物を形成する架橋剤としては、カルボジイミド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、メラミン系架橋剤などが挙げられる。親水化のためカルボキシル基が導入されている樹脂を受容層に使用する場合には、カルボジイミド系架橋剤及びオキサゾリン系架橋剤は、カルボキシル基との架橋反応速度が速く好ましく、カルボジイミド系架橋剤は、架橋反応物の耐熱性が高く、プリンタ走行性の良い熱転写受容シートが得られるため特に好ましい。
市販の架橋剤としては、ルプラネート(BASF社製)、スタバクゾール(バイエル社製)、カルボジライト(日清紡社製)等のカルボジイミド系架橋剤、エポクロスK−2040E(日本触媒社製)等のオキサゾリン系架橋剤、NKアシストIS-70N(日華化学社製)等のイソシアネート系架橋剤が挙げられる。
本発明の画像受容層に含有する水溶性又は水分散性樹脂と架橋剤の質量比は、水溶性又は水分散性樹脂100質量部に対して架橋剤1〜30質量部が好ましい。架橋剤が、1質量部未満では架橋反応が不足して画像受容層の耐熱性が不足し、印画時の走行性が劣る場合がある。30質量部を超えると、未反応の架橋剤が画像受容層の強度や耐熱性を損ない、印画走行性が劣る場合がある。
本発明の画像受容層に含有する水溶性又は水分散性樹脂と架橋剤の質量比は、水溶性又は水分散性樹脂100質量部に対して架橋剤1〜30質量部が好ましい。架橋剤が、1質量部未満では架橋反応が不足して画像受容層の耐熱性が不足し、印画時の走行性が劣る場合がある。30質量部を超えると、未反応の架橋剤が画像受容層の強度や耐熱性を損ない、印画走行性が劣る場合がある。
(離型剤)
印画の際に、インクリボンが画像受容層に融着するのを防止し、インクリボンが画像受容層から剥離しやすくするために、本発明の画像受容層には離型剤を含有することが好ましい。本発明の画像受容層に使用される離型剤としては、ワックス類、シリコーン系化合物などが挙げられる。
印画の際に、インクリボンが画像受容層に融着するのを防止し、インクリボンが画像受容層から剥離しやすくするために、本発明の画像受容層には離型剤を含有することが好ましい。本発明の画像受容層に使用される離型剤としては、ワックス類、シリコーン系化合物などが挙げられる。
ワックス類としては、カルナウバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、モンタンワックス、脂肪酸アミドワックス、脂肪酸金属塩などが挙げられる。
シリコーン系化合物としては、シリコーンオイル、シリコーンオイルエマルジョン、ポリシロキサンセグメント含有ポリマーなどが挙げられる。これらの中でも、ポリシロキサンセグメント含有水系樹脂が、特に好ましい。ポリシロキサンセグメント含有水系樹脂は、ポリシロキサンセグメントが他の樹脂とブロック共重合、又はグラフト共重合した樹脂であり、 ポリシロキサンセグメントと共重合した樹脂が隣接する層や基材との接着性に寄与するため、熱転写受容シートとして十分な層間強度が得られる。
さらに必要に応じて、上記の画像受容層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤等の1種以上を添加してもよい。これらの添加剤は塗工前に画像受容層の形成成分と混合されてもよいし、また画像受容層とは別の塗工層として画像受容層の上及び/又は下に塗工されていてもよい。
受容層の固形分塗工量は0.1〜12g/m2、より好ましくは1〜10g/m2の範囲である。因みに受容層の固形分塗工量が0.1g/m2以上とすることにより、画像受容層が不連続となることを防ぎ、画質低下を防止することができる。一方、固形分塗工量が12g/m2以内とすることにより、画像受容層の塗膜強度を維持し、印画時に剥がれて画質不良を招くことを防止できる。
(加熱ロール処理)
本発明の熱転写受容シートの製造方法では、シート状支持体の一面上に、水分散性又は水溶性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、熱風又は近赤外線を用いた乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、熱転写受容シートが前記乾燥機を通過後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有する。
本発明の熱転写受容シートの製造方法では、シート状支持体の一面上に、水分散性又は水溶性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、熱風又は近赤外線を用いた乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、熱転写受容シートが前記乾燥機を通過後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有する。
画像受容層表面を加温されたロールと接触させることは、熱風又は近赤外線を用いた乾燥とは異なり、画像受容層を圧力により変形させる。一旦乾燥固定化した画像受容層を変形させることにより、未反応の架橋剤の反応基と樹脂の官能基が接触反応する機会を与え、画像受容層の架橋反応を進ませることができ、巻き取り工程でのブロッキングを防止するとともに、インクリボンとの融着防止効果を高めることができる。
画像受容層が冷却固化されてしまうと未反応の架橋剤の反応基と樹脂の官能基が接触反応することが困難となるため、分子構造が固定化されてしまうため、熱転写受容シートが熱風又は近赤外線を用いた乾燥機を通過後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を加温されたロールと接触させる必要がある。
前記乾燥機と加温されたロール間の熱転写受容シートの保持温度は、高い程架橋反応促進効果が上がり、40℃以上とすることが、より好ましい。但し、保持温度は、高過ぎると受容層が加温されたロールに貼り付き、受容層が破壊される場合があるため、80℃以下とすることが好ましい。
画像受容層表面と接触させる加温されたロールは、接触後ロールの表面形状が画像受容層表面に転写されるため、金属性の鏡面を有するロールであることが好ましい。
前記加温されたロールと画像受容層表面を接触させる際に、圧力を加えることは、画像受容層をより変形させ画像受容層の架橋反応を進ませることができるため好ましい。
前記加温されたロールと画像受容層表面を接触させる際に、加える圧力は、5〜20kg/cmに調整することが好ましい。圧力が5kg/cm以上とすることにより、画像受容層の架橋反応をより進ませることができる。圧力20kg/cm以下とすることでシート状基材や中間層の空隙の潰れを抑え、断熱効果を保ち易くなる。
また、前記加温されたロールと画像受容層表面を接触させた後の画像受容層表面の平滑度(JIS )は、2000秒以上となるように加える圧力を調整することが好ましい。 必要に応じて、後工程で平滑化処理を施し、更に平滑性を上げることも可能である。
前記加温されたロールと画像受容層表面を接触させる際に、圧力を加える方法としては、熱転写受容シートの裏面側から別のロールを押し当てる方法が好ましい。熱転写受容シートの裏面側から押し当てるロールは、表面が金属又は樹脂のロールが好ましい。表面が樹脂のロールは圧力により変形し、熱転写受容シートに均一な圧力を掛け易いため好ましい。
(裏面層)
本発明の製造方法においては、シート状支持体の裏面(受容層が設けられる側とは反対側の面)に裏面層を設けることができる。裏面層は、熱転写受容シートのカール防止、静電気による熱転写受容シートの貼り付き防止、熱転写受容シート表裏面のブロッキング防止等の目的で使用される。
本発明の製造方法においては、シート状支持体の裏面(受容層が設けられる側とは反対側の面)に裏面層を設けることができる。裏面層は、熱転写受容シートのカール防止、静電気による熱転写受容シートの貼り付き防止、熱転写受容シート表裏面のブロッキング防止等の目的で使用される。
また、製造工程において熱転写受容シートがロール状に巻き取られた時に画像受容層が裏面と接触すると、シート状支持体表面の凹凸を画像受容層表面が写しとり、画質が低下する場合がある。このような場合には、裏面層によってシート状支持体表面の凹凸を埋め、画質の低下を防止することができる。
具体的には、熱転写受容シート裏面の最表層の平滑度(測定法:JIS P 8119に準拠)を120秒以上に調整すると画質の低下がなく好ましい。また、熱転写受容シート裏面の最表層の平滑度を4200秒以下に調整するとプリンタ内の紙送りロールとの摩擦力が適性値となり、受容シートの搬送速度ムラによる画像のムラを防ぐことができるため好ましい。
裏面層は、樹脂、無機顔料、有機顔料、導電剤、界面活性剤等を必要に応じ、単独又は組み合わせて形成することができる。
裏面層は、樹脂、無機顔料、有機顔料、導電剤、界面活性剤等を必要に応じ、単独又は組み合わせて形成することができる。
(中間層)
シート状支持体と画像受容層の間に1層以上の中間層を設けてもよい。中間層は、画像受容層の塗工性改善、画像の保存性向上、平滑化効果、断熱効果、クッション効果による画質向上を目的として設けられる。
シート状支持体と画像受容層の間に1層以上の中間層を設けてもよい。中間層は、画像受容層の塗工性改善、画像の保存性向上、平滑化効果、断熱効果、クッション効果による画質向上を目的として設けられる。
本発明は、シート状支持体として、セルロースパルプを主成分とする紙類を使用する為、中空粒子を含有する中間層を設けることにより、平滑性、断熱性、クッション性を高め、画質や印画濃度を高めることが好ましい。中間層が含有する中空粒子としては、樹脂粒子中に気化性材料を封入し加熱発泡させた発泡性中空粒子が、断熱効果及びクッション効果が高いため、好ましい。
実施例
(受容層塗工用基材A−1の作製)
シート状支持体として、厚さ150μm、平滑度80秒の上質紙を使用し、その片面に下記組成の中間層用塗工液B−1を、固形分塗工量が18g/m2になるように塗工、乾燥して中間層を形成し受容層塗工用基材A−1を作製した。
中間層塗工液B−1
アクリロニトリル及びメタクリロニトリルを主成分とする共重合体からなる既発泡中空粒子(平均粒子径3.2μm、体積中空率85%) 35部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA205、クラレ製) 10部
ポリブタジエン樹脂(商品名:LX111、Tg=−80℃、日本ゼオン製) 35部
水 200部
(受容層塗工用基材A−1の作製)
シート状支持体として、厚さ150μm、平滑度80秒の上質紙を使用し、その片面に下記組成の中間層用塗工液B−1を、固形分塗工量が18g/m2になるように塗工、乾燥して中間層を形成し受容層塗工用基材A−1を作製した。
中間層塗工液B−1
アクリロニトリル及びメタクリロニトリルを主成分とする共重合体からなる既発泡中空粒子(平均粒子径3.2μm、体積中空率85%) 35部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA205、クラレ製) 10部
ポリブタジエン樹脂(商品名:LX111、Tg=−80℃、日本ゼオン製) 35部
水 200部
(受容層塗工用基材A−2の作製)
受容層塗工用基材A−1の中間層を形成していない面に下記組成の裏面層用塗工液C−1を、固形分塗工量が3g/m2になるように塗工、乾燥して裏面層を形成し受容層塗工用基材A−2を作製した。尚、裏面層の平滑度は、420秒であった。
裏面層塗工液C−1
アクリル系樹脂(商品名:リカボンドFK−462S、中央理化製) 70部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA105 クラレ製) 30部
水 300部
受容層塗工用基材A−1の中間層を形成していない面に下記組成の裏面層用塗工液C−1を、固形分塗工量が3g/m2になるように塗工、乾燥して裏面層を形成し受容層塗工用基材A−2を作製した。尚、裏面層の平滑度は、420秒であった。
裏面層塗工液C−1
アクリル系樹脂(商品名:リカボンドFK−462S、中央理化製) 70部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA105 クラレ製) 30部
水 300部
(受容層塗工用基材A−3の作製)
受容層塗工用基材A−1の中間層を形成していない面に下記組成の裏面層用塗工液C−2を、固形分塗工量が3g/m2になるように塗工、乾燥して裏面層を形成し受容層塗工用基材A−3を作製した。尚、裏面層の平滑度は、130秒であった。
裏面層塗工液C−2
水酸化アルミニウム顔料(商品名:ハイジライトH−42、昭和電工社製) 70部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA105 クラレ製) 30部
水 300部
受容層塗工用基材A−1の中間層を形成していない面に下記組成の裏面層用塗工液C−2を、固形分塗工量が3g/m2になるように塗工、乾燥して裏面層を形成し受容層塗工用基材A−3を作製した。尚、裏面層の平滑度は、130秒であった。
裏面層塗工液C−2
水酸化アルミニウム顔料(商品名:ハイジライトH−42、昭和電工社製) 70部
ポリビニルアルコール(商品名:PVA105 クラレ製) 30部
水 300部
(画像受容層の形成)
(画像受容層用塗工乾燥機)
グラビアコーターと、それに続く熱風乾燥機と、更に熱風乾燥機に続く加温ロールとを備えたカレンダーと、カレンダーに続く巻取り装置を有する塗工乾燥機を用い下記実施例1〜14及び比較例1〜3を実施した。
前記熱風乾燥機直後の観測点で測定した画像受容層表面温度をE−1、前記カレンダーの加温ロールに接触する直前の観測点で測定した画像受容層表面温度をE−2、加温ロールの表面温度をE−3とした。尚、受容層表面温度はテックジャム社製放射温度計IT−540Nを用い、加温ロールの表面温度は安立計器社製接触型温度計HA−100Eを用いて測定した。
(画像受容層用塗工乾燥機)
グラビアコーターと、それに続く熱風乾燥機と、更に熱風乾燥機に続く加温ロールとを備えたカレンダーと、カレンダーに続く巻取り装置を有する塗工乾燥機を用い下記実施例1〜14及び比較例1〜3を実施した。
前記熱風乾燥機直後の観測点で測定した画像受容層表面温度をE−1、前記カレンダーの加温ロールに接触する直前の観測点で測定した画像受容層表面温度をE−2、加温ロールの表面温度をE−3とした。尚、受容層表面温度はテックジャム社製放射温度計IT−540Nを用い、加温ロールの表面温度は安立計器社製接触型温度計HA−100Eを用いて測定した。
実施例1
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−1を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の線圧は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5500秒であった。
画像受容層塗工液D−1
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学社製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 1.5部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−1を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の線圧は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5500秒であった。
画像受容層塗工液D−1
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学社製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 1.5部
水 300部
実施例2
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−2を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5300秒であった。
画像受容層塗工液D−1
塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン 100部
(商品名:ビニブラン603、日信化学製)
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 1.5部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−2を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5300秒であった。
画像受容層塗工液D−1
塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン 100部
(商品名:ビニブラン603、日信化学製)
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 1.5部
水 300部
実施例3
実施例1において受容層塗工用基材A−2の代わりに受容層塗工用基材A−1を用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4900秒であった。
実施例1において受容層塗工用基材A−2の代わりに受容層塗工用基材A−1を用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4900秒であった。
実施例4
実施例1において受容層塗工用基材A−2の代わりに受容層塗工用基材A−3を用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5200秒であった。
実施例1において受容層塗工用基材A−2の代わりに受容層塗工用基材A−3を用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5200秒であった。
実施例5
実施例1において、温度条件を、E−1:33℃、E−2:32℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4300秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:33℃、E−2:32℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4300秒であった。
実施例6
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:190℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6000秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:190℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6000秒であった。
実施例7
実施例1において、温度条件を、E−1:72℃、E−2:69℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6300秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:72℃、E−2:69℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6300秒であった。
実施例8
実施例1において、温度条件を、E−1:85℃、E−2:82℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、3500秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:85℃、E−2:82℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、3500秒であった。
実施例9
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、5kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4000秒であった。
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、5kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4000秒であった。
実施例10
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、20kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6200秒であった。
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、20kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6200秒であった。
実施例11
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、3kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、2300秒であった。
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、3kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、2300秒であった。
実施例12
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、23kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6300秒であった。
実施例1において、カレンダーのニップ部の圧力を、23kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、6300秒であった。
実施例13
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−3を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4800秒であった。
画像受容層塗工液D−3
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
イソシアネート架橋剤(商品名:IS−100N、日華化学社製) 1.5部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−3を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、4800秒であった。
画像受容層塗工液D−3
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
イソシアネート架橋剤(商品名:IS−100N、日華化学社製) 1.5部
水 300部
実施例14
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−4を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5600秒であった。
画像受容層塗工液D−4
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 0.5部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−4を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5600秒であった。
画像受容層塗工液D−4
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 0.5部
水 300部
実施例15
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−5を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5300秒であった。
画像受容層塗工液D−5
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 28部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−5を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5300秒であった。
画像受容層塗工液D−5
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 28部
水 300部
実施例16
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−5を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5000秒であった。
画像受容層塗工液D−5
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 33部
水 300部
前記受容層塗工用基材A−2の中間層上に、下記組成の画像受容層塗工液D−5を、固形分塗工量が2g/m2となるように前記画像受容層用塗工乾燥機を用いて塗工乾燥し、熱転写受容シートを得た。このときの温度条件は、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:100℃であった。また、カレンダーのニップ部の圧力は、10kg/cmに調整し、得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、5000秒であった。
画像受容層塗工液D−5
水溶性ウレタン系樹脂(商品名:ネオステッカー#1700、日華化学製) 100部
カルボジイミド架橋剤(商品名:Eー04、日清紡製) 33部
水 300部
比較例1
実施例1において、温度条件を、E−1:28℃、E−2:27℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、1500秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:28℃、E−2:27℃、E−3:100℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、1500秒であった。
比較例2
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:44℃、E−3:46℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、800秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:44℃、E−3:46℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、800秒であった。
比較例3
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:210℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、1800秒であった。
実施例1において、温度条件を、E−1:45℃、E−2:43℃、E−3:210℃に変更した以外は、実施例1と同様にして熱転写受容シートを得た。得られた熱転写受容シートの受容層表面の平滑度は、1800秒であった。
評価
上記各実施例および比較例で得られた受容シートについて、下記試験を行った。得られた結果を表1に示す。
上記各実施例および比較例で得られた受容シートについて、下記試験を行った。得られた結果を表1に示す。
「ブロッキング」
前記画像受容層用塗工乾燥機の巻取り装置で巻き取った受容シートロールの状態を下記評価基準に従って評価した。
◎:受容シート表裏面の貼り付きが全く見られず極めて良好。
○:受容シート表裏面を離す時に剥離音がするが、受容シート表裏面に異常は見られず良好。
△:受容シート表裏面を離す時に剥離音がし、受容シート表裏面に貼り付き跡がみられるが、実用上問題はない。
×:受容シート表裏面を離すときに抵抗があり、受容シート表裏面の一部に損傷が見られ、実用とならない。
前記画像受容層用塗工乾燥機の巻取り装置で巻き取った受容シートロールの状態を下記評価基準に従って評価した。
◎:受容シート表裏面の貼り付きが全く見られず極めて良好。
○:受容シート表裏面を離す時に剥離音がするが、受容シート表裏面に異常は見られず良好。
△:受容シート表裏面を離す時に剥離音がし、受容シート表裏面に貼り付き跡がみられるが、実用上問題はない。
×:受容シート表裏面を離すときに抵抗があり、受容シート表裏面の一部に損傷が見られ、実用とならない。
「走行性」
40℃環境下で、市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:DPP−SV55、ソニー社製)および専用染料熱転写シートカートリッジを用い、所定の大きさに断裁した受容シートを給紙トレイにセットし、黒ベタ画像を連続で20枚の印画を行った。印画時の状態及び印画物を下記評価基準に基づいて評価した。
◎:染料熱転写シートの剥離音が小さく、印画物に欠陥は見られず、極めて良好。
○:染料熱転写シートの剥離音が大きいが、印画物に欠陥は見られず良好。
△:染料熱転写シートの剥離音が大きく、印画物に剥離跡が見られるが実用上問題はない。×:20枚の印画が終わらないうちにリボン融着が発生し、実用とならない。
40℃環境下で、市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:DPP−SV55、ソニー社製)および専用染料熱転写シートカートリッジを用い、所定の大きさに断裁した受容シートを給紙トレイにセットし、黒ベタ画像を連続で20枚の印画を行った。印画時の状態及び印画物を下記評価基準に基づいて評価した。
◎:染料熱転写シートの剥離音が小さく、印画物に欠陥は見られず、極めて良好。
○:染料熱転写シートの剥離音が大きいが、印画物に欠陥は見られず良好。
△:染料熱転写シートの剥離音が大きく、印画物に剥離跡が見られるが実用上問題はない。×:20枚の印画が終わらないうちにリボン融着が発生し、実用とならない。
「印画濃度」
23℃環境下で、市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:DPP−SV55、ソニー社製)および専用染料熱転写シートカートリッジを用い、所定の大きさに断裁した受容シートを給紙トレイにセットし、階調パターン画像を印画した。印画物を下記評価基準に基づいて評価した。
◎:すべての階調で良好な画質が得られ、極めて高画質である。
○:低階調部のみ白抜けが見られるが、高画質である。
△:白抜けが、所々に見られるが実用上問題はない画質である。
×:白抜けが多く見られ、実用とならない。
23℃環境下で、市販の熱転写ビデオプリンター(商品名:DPP−SV55、ソニー社製)および専用染料熱転写シートカートリッジを用い、所定の大きさに断裁した受容シートを給紙トレイにセットし、階調パターン画像を印画した。印画物を下記評価基準に基づいて評価した。
◎:すべての階調で良好な画質が得られ、極めて高画質である。
○:低階調部のみ白抜けが見られるが、高画質である。
△:白抜けが、所々に見られるが実用上問題はない画質である。
×:白抜けが多く見られ、実用とならない。
表1から明らかなように、本発明の熱転写受容シートの製造方法は、ブロッキングが発生しない優れた製造方法である。また、本発明の製造方法により得られた熱転写受容シートは、高画質で、印画走行性に優れた熱転写受容シートである。
本発明により、高画質で、印画走行性に優れた熱転写受容シートを提供することができ、実用上極めて有用である。
Claims (4)
- セルロースパルプを主成分とするシート状支持体と、このシート状支持体の一面上に、画像受容層を有する熱転写受容シートの製造方法において、水分散性又は水溶性の染着性樹脂及び架橋剤を含有する画像受容層塗液を塗工し、熱風又は近赤外線を用いた乾燥機により乾燥させて画像受容層を形成した後、熱転写受容シートが前記乾燥機を通過後、画像受容層表面温度が30℃以上を保持した状態で、画像受容層表面を50〜200℃に加温されたロールと接触させる工程を有することを特徴とする熱転写受容シートの製造方法。
- 前記画像受容層に用いる架橋剤が、カルボジイミド系架橋剤である請求項1に記載の熱転写受容シート。
- 前記画像受容層塗液中の架橋剤の比率が、水分散性又は水溶性樹脂100質量部に対し、0.5〜30質量部である請求項1又は2に記載の熱転写受容シート。
- 前記画像受容シートの画像受容層を設けていない面の平滑度が120秒以上4200秒以下である請求項1〜3に記載の熱転写受容シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011008656A JP2012148473A (ja) | 2011-01-19 | 2011-01-19 | 熱転写受容シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011008656A JP2012148473A (ja) | 2011-01-19 | 2011-01-19 | 熱転写受容シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2012148473A true JP2012148473A (ja) | 2012-08-09 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011008656A Pending JP2012148473A (ja) | 2011-01-19 | 2011-01-19 | 熱転写受容シートの製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2012148473A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014198418A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートの製造方法 |
| JP2014198419A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
| CN105223102A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-01-06 | 中国林业科学研究院林产化学工业研究所 | 一种利用近红外光谱技术快速测定制浆材基本密度的方法 |
-
2011
- 2011-01-19 JP JP2011008656A patent/JP2012148473A/ja active Pending
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2014198418A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートの製造方法 |
| JP2014198419A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写受像シートおよびその製造方法 |
| CN105223102A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-01-06 | 中国林业科学研究院林产化学工业研究所 | 一种利用近红外光谱技术快速测定制浆材基本密度的方法 |
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