JP2012148700A - 油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油圧式パワーステアリング装置は、ラック軸のハウジング内に設けられる油圧シリンダと、作動油の貯留タンク60と、貯留タンク60から油圧シリンダに作動油を供給する電動ポンプ50と、油圧シリンダの第1油室23及び第2油室24に対する作動油の給排を切換可能な切換弁30とを備える。切換弁30の排出ポート33には永久磁石45が設けられている。
【選択図】図2
Description
上記発明によれば、排出ポートは、油圧シリンダから貯留タンクに至る油路において、作動油が通過する最後のポートとなっている。このため、例えば、切換弁から磁性体異物が発生しても、排出ポートを通過する際に異物除去部材で作動油から除去することができ、ポンプへの磁性体異物の流入を効果的に防止することができる。
磁石は、フィルタのように目詰りがない。このため、磁性体異物の除去のために、磁石を切換弁のポートに設けたとしても目詰りを原因とした流量損失が発生しない。
まず、油圧式パワーステアリング装置11の概略構成について説明する。図1に示すように、油圧式パワーステアリング装置11において、ハウジングHには、転舵シャフトとしてのラック軸15が軸方向に沿って移動可能に挿通支持されている。このラック軸15の両端には、ラックエンド16を介してタイロッド17が連結されている。なお、本実施形態のラックエンド16には、周知のボールジョイントが用いられている。そして、タイロッド17の先端は、転舵輪18を支承するナックル(図示略)に連結されている。
油圧シリンダSの駆動に伴い油圧シリンダSから排出された作動油は、第1給排油路39又は第2給排油路40を介して切換弁30に排出され、さらに、切換弁30から排出ポート33に排出される。そして、作動油は、排出ポート33を介して排出油路38に排出される。このとき、作動油が差込口33bを流れる際、作動油に含まれる磁性体異物は永久磁石45に吸着され、作動油から除去される。
(1)油圧式パワーステアリング装置11において、切換弁30の複数のポートのうちの排出ポート33に永久磁石45を設置した。このため、作動油中の磁性体異物を、切換弁30を通過する際に永久磁石45で吸着し、作動油から除去することができる。よって、油圧シリンダSから排出された作動油に磁性体異物が混入していても、切換弁30の排出ポート33で磁性体異物を作動油から除去することができる。その結果、切換弁30から貯留タンク60への磁性体異物の流出が切換弁30で阻止され、磁性体異物が電動ポンプ50内に流入するのを防止することができる。
○ 実施形態では、永久磁石45を円環状に形成したが、永久磁石45の形状は適宜変更してもよい。例えば、図3(a)に示すように、永久磁石45を、差込口33bに圧入される筒部46と、この筒部46における差込口33b側の内周縁から径方向に立設された円環状の捕集部47とから形成してもよい。捕集部47の内周縁における内径N3は、連通路33cの通路径N2と略同一に設定されている。このように構成すると、作動油に混入する磁性体異物は、永久磁石45に吸着されると共に、捕集部47に引っ掛かって捕集され、磁性体異物を効率よく除去することができる。
○ 実施形態では、切換弁30のポートのうち排出ポート33に異物除去手段としての永久磁石45を設けたが、それに加え第1給排ポート34、及び第2給排ポート35にも異物除去部材(永久磁石45)を設けてもよい。また、排出ポート33ではなく、第1給排ポート34又は第2給排ポート35のみに異物除去部材(永久磁石45)を設けてもよい。さらには、排出ポート33、第1給排ポート34、及び第2給排ポート35のうちの2つのポートに異物除去部材(永久磁石45)を設けてもよい。
○ 実施形態では、永久磁石45を排出ポート33における差込口33bに圧入して設けたが、差込口33bの内周面に溝を形成し、その溝に永久磁石45を嵌め込んで排出ポート33に設けてもよい。この場合、永久磁石45の内径N1が、差込口33bの口径と略同一に設定されるのが好ましい。
○ 一般に、エンジンで駆動されるポンプよりも電動ポンプ50の方が高回転で使用されるため、電動ポンプ50の方が磁性体異物に対する条件が厳しい。したがって、本発明を電動ポンプ50に適用した場合がより効果的であるが、もちろん、本発明が適用されるポンプは電動ポンプ50に限定されない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(ロ)前記磁石は円環状に形成されている請求項3又は技術的思想(イ)に記載の油圧式パワーステアリング装置。
Claims (3)
- 転舵シャフトと一体移動するピストンにより内部が第1油室及び第2油室に区画されるとともに、前記転舵シャフトのハウジング内に設けられる油圧シリンダと、
作動油の貯留タンクと、
前記貯留タンクから前記油圧シリンダに前記作動油を供給するポンプと、
前記貯留タンクと前記油圧シリンダとを接続する油路に設けられ、前記第1油室及び第2油室に対する前記作動油の給排を切換可能な切換弁と、
を備え、前記第1油室及び前記第2油室の間の油圧差に基づいて生じる力により前記ピストンとともに前記転舵シャフトを変位させることでステアリング操作をアシストする油圧式パワーステアリング装置であって、
前記切換弁は、前記第1油室に接続される第1給排ポート、前記第2油室に接続される第2給排ポート、及び前記貯留タンクと接続される排出ポートを備えており、これらポートの少なくとも1つに、異物除去部材を設けたことを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。 - 前記異物除去部材は、前記排出ポートに設けられる請求項1に記載の油圧式パワーステアリング装置。
- 前記異物除去部材は、磁石である請求項1又は請求項2に記載の油圧式パワーステアリング装置。
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2011
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