JP2012161122A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MGコネクタの配置箇所や固定手段を改良する。
【解決手段】MGコネクタ30が備えるバスバー32の一方端に二重ボルト20の外側ボルトが挿入される。二重ボルト20は、内側ボルトと外側ボルトで構成されている。内側ボルトは、IPM10の冷却水路構成部材14に設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられる。外側ボルトは、内側ボルトに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられる。その際に、外側ボルトと内側ボルトの間にMGコネクタ30のバスバー32を挟んで、外側ボルトが内側ボルトに締め付けられる。こうして、二重ボルト20を用いて、IPM10にMGコネクタ30が物理的に固定され、また、二重ボルト20とバスバー32が電気的に接続され、さらに二重ボルト20とバスバー16が電気的に接続されているため、二重ボルト20を介して、IPM10とMGコネクタ30が電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置に関し、特に、回転電機に電気的に接続されるコネクタを備えた電力変換装置に関する。
例えばエンジンとモータジェネレータを動力源とするハイブリッド自動車は、PCU(パワーコントロールユニット)を備えており、このPCUが、バッテリから得られる直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータを駆動し、また、モータジェネレータにおいて発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリを充電する。
特許文献1には、PCUとモータジェネレータ(MG)との間をMGコネクタで電気的に接続する技術が記載されている。この特許文献1に記載された技術では、PCUのケースに設けられた端子台にMGコネクタが固定される。また、特許文献2には、電力変換装置が有する電流センサについて、端子台を兼ねる電流センサが示されている。
ちなみに、特許文献3には、二重ボルトに関する技術が記載されているものの、電力変換装置においてどの部分にどのような機能で利用するのかについて何らの記載もなければ示唆もない。
特開2009−142038号公報 特開2006−194650号公報 特開平8−277825号公報
上述した背景技術に鑑み、本願の発明者は、例えば車両に搭載される電力変換装置を構成する部品の配置箇所や固定手段などについて研究開発を重ねてきた。特に、回転電機に電気的に接続されるコネクタ(MGコネクタ)に注目した。
本発明は、その研究開発の過程において成されたものであり、その目的は、MGコネクタの配置箇所や固定手段を改良することにある。
上記目的にかなう好適な電力変換装置は、直流電力と交流電力を互いに変換する電力変換モジュールと、回転電機に電気的に接続されるコネクタと、を有し、前記コネクタは、内側ボルトと外側ボルトで構成された二重ボルトを用いて、前記電力変換モジュールに物理的に固定され且つ電気的に接続される、ことを特徴とする。
上記構成によれば、回転電機に電気的に接続されるコネクタが二重ボルトを介して電力変換モジュールに固定されるため、例えば当該コネクタを固定するための端子台を省略することなどが可能になる。これにより、端子台を設ける構成に比べて、例えば、電力変換装置を小型化することができ、部品点数やコストの削減も期待される。また、二重ボルトが物理的な固定機能と電気的な接続機能を兼ね備えているため、これらの機能を別々の部品で実現する場合に比べて、部品点数やコストなどの面において有利である。
望ましい具体例において、前記電力変換モジュールと前記コネクタの間に設けらる電流センサをさらに有し、前記電流センサは、前記二重ボルトを貫通させる貫通孔を備え、前記貫通孔内に設けられた突起と、前記貫通孔に挿入された二重ボルトの内側ボルトに形成された溝が、互いに嵌め合わされる、ことを特徴とする。
上記構成によれば、貫通孔の突起と内側ボルトの溝とが嵌め合わされるため、内側ボルトの回転が抑制される。そのため、例えば外側ボルトのみを取り外す場合において、外側ボルトの回転に追従して内側ボルトも回転してしまう共回りが抑制される。
望ましい具体例において、前記内側ボルトは、前記電力変換モジュールに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられ、これにより前記電力変換モジュールに前記内側ボルトが固定され、前記外側ボルトは、前記内側ボルトに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられ、これにより前記内側ボルトと前記外側ボルトの間に前記コネクタが固定される、ことを特徴とする。
本発明により、MGコネクタの配置箇所や固定手段が改良される。例えば、本発明の好適な態様によれば、回転電機に電気的に接続されるコネクタ(MGコネクタ)が二重ボルトを介して電力変換モジュールに固定されるため、当該コネクタを固定するための端子台を省略することなどが可能になる。また、本発明の別の好適な態様によれば、貫通孔の突起と内側ボルトの溝とが嵌め合わされるため、外側ボルトの回転に追従して内側ボルトも回転してしまう共回りが抑制される。
本発明の実施において好適な電力変換装置を示す図である。 内側ボルト22と電流センサ40の取り付け方法を示す図である。 IPM(インテリジェントパワーモジュール)10を示す図である。 MGコネクタ30が取り付けられたIPM10を示す図である。 2つのMGコネクタ30a,30bを示す図である。 電流センサ40を示す図である。 二重ボルトを構成する内側ボルト22と外側ボルト24を示す図である。
以下に本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施において好適な電力変換装置を示す図であり、図1には、電力変換装置の好適な一例であるPCU(パワーコントロールユニット)100内の構成が図示されている。PCU100は、例えばハイブリッド自動車に搭載され、そのハイブリッド自動車は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充電可能なバッテリとの間で電力を遣り取りするモータジェネレータ(MG)を動力源とする。
図1(A)には、PCU100が備えるIPM(インテリジェントパワーモジュール)10とその周辺部が示されている。IPM10は、バッテリから得られる直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータへ出力する。これにより、モータジェネレータが駆動される。また、IPM10は、モータジェネレータにおいて発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリへ出力する。これによりバッテリが充電される。
図1には、IPM10を構成するパワーモジュール12と冷却水路構成部材14が図示されている。パワー素子をモールドしたパワーモジュール12内には、電力変換等の機能に必要な公知の回路構成、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ)のICなどが設けられている。また、パワーモジュール12内の交流電力の端子とバスバー16が電気的に接続されており、パワーモジュール12から伸長された導電性のバスバー16を介して、パワーモジュール12の外部との間で交流電力が遣り取りされる。このパワーモジュール12は、例えば樹脂などで形成された冷却水路構成部材14によって支えられている。さらに、その冷却水路構成部材14が、部分的に図示されたセンターケース50に固定される。
MGコネクタ30は、モータジェネレータに電気的に接続されコネクタであり、その内部に導電性のバスバー32を備えている。そのバスバー32の一方端に二重ボルト20の外側ボルトが挿入される。また、バスバー32の他方端の接続端子34に、例えばハーネスが接続され、そのハーネスを介してMGコネクタ30とモータジェネレータが電気的に接続される。
二重ボルト20は、共に導電性を備えた内側ボルトと外側ボルトで構成されている。内側ボルトは、IPM10の冷却水路構成部材14に設けられた螺子孔、つまりナット18が挿入された螺子孔に挿入されて締め付けられる。これによりIPM10に内側ボルトが固定される。なお、冷却水路構成部材14に設けられた螺子孔の開口部分までバスバー16が伸長されており、内側ボルトの締め付けにより、導電性を備えた内側ボルトとバスバー16が電気的に接続される。
一方、外側ボルトは、内側ボルトに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられる。その際に、外側ボルトと内側ボルトの間にMGコネクタ30のバスバー32を挟んで、外側ボルトが内側ボルトに締め付けられる。こうして、二重ボルト20を用いて、IPM10にMGコネクタ30が物理的に固定される。また、二重ボルト20とバスバー32が電気的に接続され、さらに二重ボルト20とバスバー16が電気的に接続されているため、二重ボルト20を介して、IPM10とMGコネクタ30が電気的に接続される。
電流センサ40は、IPM10とMGコネクタ30の間に配置され、二重ボルト20を貫通させる貫通孔を備えている。その貫通孔内には突起が設けられている。また、その貫通孔に挿入される二重ボルト20の内側ボルトには溝が設けられている。
図1(A)内において円Bで示される領域内の拡大図が図1(B)に示されている。図1(B)には、電流センサ40の貫通孔に設けられた突起42と、内側ボルト22に設けられた溝23が図示されている。貫通孔に設けられた突起42と、その貫通孔に挿入された内側ボルト22の溝23が、互いに嵌め合わされる。
溝23に嵌め合わされる突起42が内側ボルト22を押さえつけることにより、内側ボルト22の回転が抑制され、例えばIPM10に固定された内側ボルト22の緩みなどが防止される。また、例えば装置のメンテナンス時などに、外側ボルト24のみを取り外す場合において、外側ボルト24の回転に追従して内側ボルト22が回転してしまう共回りを防止することなども可能になる。
図2は、内側ボルト22と電流センサ40の取り付け方法を示す図である。まず(I)に示すように、IPM10の冷却水路構成部材14に設けられた螺子孔、つまりナット18が挿入された螺子孔に、内側ボルト22が挿入されて締め付けられる。
次に(II)に示すように、電流センサ40を矢印の方向に沿って移動させて、電流センサ40の貫通孔に内側ボルト22を挿入する。そして、電流センサ40の貫通孔に内側ボルト22を挿入した状態で、(III)に示すように、電流センサ40を矢印の方向に落とすことにより、電流センサ40の突起42と内側ボルト22の溝23が互いに嵌め合わされる(図1参照)。
さらに、図1に示すように、外側ボルトと内側ボルトの間にMGコネクタ30のバスバー32を挟んで、外側ボルトが内側ボルトに締め付けられる。
次に、図1に示した各部分の形状について説明する。図3から図7には、図1に示した各部分の具体的な形状例が図示されている。
図3は、IPM(インテリジェントパワーモジュール)10を示す図である。図3には二重ボルトの内側ボルトが挿入される螺子孔側から見たIPM10の斜視図が示されている。図3において、IPM10には6個の螺子孔が設けられており、各螺子孔の開口部分までバスバー16が伸長されている。つまり、6個の螺子孔に対応した6個のバスバー16が設けられている。
各バスバー16は、3相交流電力の各相に対応している。つまり、3つのバスバー16がU相、V相、W相の各々に対応している。図3に示すIPM10は、2つのモータジェネレータを制御する機能を備えており、UVW相に対応した3つのバスバー16を2組だけ備えている。なお、バスバー16を備えた各螺子孔に対して1本の内側ボルトが挿入される。
図4は、MGコネクタ30が取り付けられたIPM10を示す図である。つまり、図3に示すIPM10に、2つのMGコネクタ30a,30bを取り付けた状態の斜視図が、図4に示されている。IPM10が2つのモータジェネレータを制御する機能を備えているため、2つのモータジェネレータに対応した2つのMGコネクタ30a,30bが取り付けらている。なお、2つのMGコネクタ30a,30bとIPM10の間には電流センサ40が取り付けられている。
図5は、2つのMGコネクタ30a,30bを示す図である。MGコネクタ30aは、1つのモータジェネレータに対応しており、UVW相に対応した3つのバスバー32を備えている。そして、各バスバー32に設けられた孔を貫通するように1本の外側ボルトが挿入される。また、3つのバスバー32に対応した3つの接続端子34を備えている。なお、MGコネクタ30bもMGコネクタ30aと同じ構造である。
図6は、電流センサ40を示す図であり、図6(A)は電流センサ40の斜視図であり図6(B)は電流センサ40の正面図である。電流センサ40には、6つの貫通孔41が設けられている。1つの貫通孔41がIPM10の1つの螺子孔(図3参照)に対応しており、1つの貫通孔41に1本の内側ボルトが挿入される。図6(B)には、貫通孔41内に設けられる突起42が図示されている。この突起42が内側ボルトに形成された溝に嵌め合わされる。なお、複数のピン44を介して、電流センサ40における電流の測定結果つまり二重ボルト内を流れる電流の測定結果を示す信号が、例えばIPM10などへ出力される。
図7は、二重ボルトを構成する内側ボルト22と外側ボルト24を示す図である。図7には、3本の内側ボルト22と3本の外側ボルト24が図示されている。各内側ボルト22には溝23が設けられており、この溝23に、電流センサ40の突起42(図6参照)が嵌め合わされる。また、各内側ボルト22に設けられた螺子孔Hに、1本の外側ボルト24が挿入されて締め付けられる。
なお、内側ボルト22の軸の先端側には雄螺子が形成されており、内側ボルト22を回転させつつ、その軸の先端側をナット18(図1)に挿入することにより、内側ボルト22が締め付けられる。また、外側ボルト24の軸の先端側にも雄螺子が形成されており、内側ボルト22の螺子孔H内には雌螺子が形成されている。そして、外側ボルト24を回転させつつ、その軸の先端側を内側ボルト22の螺子孔Hに挿入することにより、外側ボルト24が締め付けられる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上述した実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、その本質を逸脱しない範囲で各種の変形形態を包含する。例えば、本発明に係る電力変換装置は、燃料電池とバッテリを電力源とする燃料電池ハイブリッド自動車や、バッテリを電力源とする電気自動車等に搭載されてもよい。
10 IPM、20 二重ボルト、22 内側ボルト、23 溝、24 外側ボルト、30 MGコネクタ、40 電流センサ 42 突起、100 PCU。

Claims (3)

  1. 直流電力と交流電力を互いに変換する電力変換モジュールと、
    回転電機に電気的に接続されるコネクタと、
    を有し、
    前記コネクタは、内側ボルトと外側ボルトで構成された二重ボルトを用いて、前記電力変換モジュールに物理的に固定され且つ電気的に接続される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、
    前記電力変換モジュールと前記コネクタの間に設けらる電流センサをさらに有し、
    前記電流センサは、前記二重ボルトを貫通させる貫通孔を備え、
    前記貫通孔内に設けられた突起と、前記貫通孔に挿入された二重ボルトの内側ボルトに形成された溝が、互いに嵌め合わされる、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または2に記載の電力変換装置において、
    前記内側ボルトは、前記電力変換モジュールに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられ、これにより前記電力変換モジュールに前記内側ボルトが固定され、
    前記外側ボルトは、前記内側ボルトに設けられた螺子孔に挿入されて締め付けられ、これにより前記内側ボルトと前記外側ボルトの間に前記コネクタが固定される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
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