JP2012187981A - シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の文献は、シートバックの背凭れと、このシートバックのサイドフレームとを、連動して制御するか、又はそれぞれ個別に制御する構造である。乗員がシートセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突用の安全対策としては、十分でない。また、単にシートに着座した位置における安全対策であって、静置状態を想定したものであり、理論的に問題がある。
【解決手段】 本発明は、シートのシートバックに設けたスプリングと、シートのサイドフレームとを連繋し、スプリングの動向を、サイドフレームに反映可能とする構成とした車輌のシートである。乗員がシートセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突において、乗員を確実に保護できる特徴がある。
【選択図】 図3−2

Description

本発明は、乗員(運転手・同乗者等の乗車者、人)が、シートセンターよりオフセット位置に着座していた時の衝突(主として、後突)時、その他衝撃時(衝突とする)に、乗員を保護するシートに関する。
従来、衝突時に、乗員を保護する装置としては、アクティブヘッドレスト(ヘッドレストの前傾・昇降装置等)、移動式のシート(シートの前進後退、昇降装置等)があり、急激な衝突では、エアバック等が知られている。
しかし、文献(1)に示されている、衝突時の前に(予知段階)で、乗員(乗員)の胴部を保持し、この乗員の所期の移動を拘束することと、事故回避後には、初期の所定の状態に復帰する、所謂、乗員拘束装置が提案されている。この発明は、特開2008−302804の「乗車拘束装置」である。その要旨は、シートバックの両側部に設けたボルスターとエアーバックアクチュエータとを介して、乗員を拘束する構造であり、このボルスターとエアーバックアクチュエータを、衝突の予知を検知するセンサと駆動機構とを介して、制御することを特徴とする。
また、文献(2)と、文献(3)に示されている、シートバックの両側面に、サイドバックを出没自在に設け、衝突時に、このサイドバックにより、乗員の両・片側面を、保護する構造がある。例えば、実開昭61−37053号の「産業車輌の乗員保護装置」と、特開2005−335458の「車輌用シート」である。その要旨は、サイドバックが、衝突時に、駆動機構で、突出し、乗員の両・片側面を、保護することを特徴とする。
さらに、文献(4)に示されている、シートバックが衝突時に陥没し、乗員を保護する構造がある。例えば、特開2009−202757の「自動車のシート構造」である。その要旨は、シートバックフレームの両側部に突出片を設けることで、このシートバックに沈み込み空間部を付与する構造である。
続いて、関連がある文献(5)と、分野が異なるシートバックフレームとサイドフレームの動きに、幾分、共通性がある文献(6)を示すと、この文献(5)は、特開2005−296266の「車輌用シート」である。その要旨は、後突時に、センサと複数のアクチュエータとを介して、シートのサイドフレームを拡大する構造を採用し、乗員肩部の後方変位を確保し、乗員肩部・頭部の変位量の軽減化と、その首部負荷の軽減化を図ること等を意図する。また、文献(6)は、特開2005−124832の「椅子」である。その要旨は、背凭れ部の中心部を、物理的な構造を利用し、陥没状態に変形するとともに、そのサイドサポート部を、前方に移動することで、着座者の体格と好みの姿勢・執務状況に対応して、かつ着座者の背中を優しく包込むことを意図する。
特開2008−302804 実開昭61−37053号 特開2005−335458 特開2009−202757 特開2005−296266 特開2005−124832
文献(1)〜文献(4)は、シートバックの背凭れと、このシートバックのサイドフレームとを、連動して制御するか、又はこれらをそれぞれ個別に制御する構造である。従って、乗員がシートセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突用の安全対策としては、十分でない。また、単にシートに着座した位置における安全対策であって、静置状態を想定したものであり、理論的に問題がある。
上記に鑑み、本発明は、乗員がシートセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突、即ち、現実の運転時において、乗員を確実に保護することであり、例えば、乗員が、後突の衝撃荷重で、サイドフレームを直接外側に広げる荷重と、弾性部材でなるスプリング、又はランバーサポート(スプリングとする)を、膨出形状から、順次、変形し、最終的には、後方に押すことにより陥没形状に至る経過となる。これを、サイドフレームに反映させると、当初はサイドフレームを外側に広げ、乗員をシートに誘導し(入り易くし)、その後、陥没状態になることで、乗員を抱持かつ保護する。そして、同時に、この陥没状態は、内側に反発するとともに、サイドフレームを戻そうとする荷重が働くことになり、結果として、スプリングは元に戻され、サイドフレームは、外側より内側に戻り、かつ最初の位置に、サイドフレームとシートバックフレームは戻るとともに、乗員は、オフセット位置に戻る。
また、本発明は、スプリングは、外側(シートバックの幅方向)に任意のバネ定数をもって広がり、サイドフレームを広げ、乗員の入りをガイド、又は衝撃を吸収するに必要とする数値を備えている。
請求項1の発明は、乗員が、シートのセンターの所定位置、又はセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突(前突、側突等の衝撃)において、乗員を確実に保護することを意図する。例えば、乗員が、後突の衝撃荷重で、サイドフレームを直接外側に広げる荷重と、スプリング、又はランバーサポートを、膨出形状から、順次、変形し、最終的には、後方に押すことにより陥没形状に至る経過となる構造を提案する。また、請求項1の発明は、スプリング、又はランバーサポートは、外側に任意のバネ定数をもって広がり、サイドフレームを広げ、乗員の入りをガイド、又は衝撃を吸収するに必要とする数値を備えていることを意図する。
請求項1は、シートのシートバックに設けた弾性部材でなるスプリング、又はランバーサポートと、このスプリング、又はランバーサポートに連繋し、かつ前記シートのサイドフレームとで構成した車輌のシートにおいて、
前記シートに対する荷重(乗員に対する衝撃「前突、後突、側突等の衝撃」)を、このスプリング、又はランバーサポートの撓み機能と、及び/又は、前記サイドフレームの拡縮機能と、で確保可能とする構成とした車輌のシートである。
請求項2の発明は、請求項1の意図を達成すること、この意図を達成するに最適な、スプリング・サイドフレームの形状と構造を提案する。
請求項2は、請求項1に記載の車輌のシートにおいて、
前記スプリング、又はランバーサポートは、乗員の背中が接触する、平常時は、平面視して走行方向に膨出する膨出板部と、この膨出板部の両端部を基点として、かつ走行方向に曲った前記左右折曲げ板部とで構成し、このスプリング、又はランバーサポートは、前記シートのシートバックフレームに、複数枚設けるとともに、前記左右折曲げ板部の両自由端は、平面視して三角形状のスプリング板で形成した前記サイドフレームの内側に連設する構成とした車輌のシートである。
請求項3の発明は、請求項1の意図を達成すること、この意図を達成するに最適な、シートバックフレームの形状と構造を提案する。
請求項3は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
前記シートのシートバックフレームを、アッパーフレームとサイドフレームで構成し、このアッパーフレームは、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、このサイドフレームは、前記アッパーフレームに可動自在とする構成とした車輌のシートである。
請求項4の発明は、請求項1の意図を達成すること、この意図を達成するに最適な、スプリング、又はランバーサポートと、サイドフレームの構造を提案する。
請求項4は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
前記スプリング、又はランバーサポートの前記左右折曲げ板部に連繋係止片を設け、また、前記サイドフレームの内側となる内側辺に、前記連繋係止片が係止される被連繋係止孔を設ける構成とした車輌のシートである。
請求項5の発明は、請求項1の意図を達成すること、この意図を達成するに最適な、サイドフレームの構造を提案する。
請求項5は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
前記サイドフレームの拡縮機能は、前記スプリング、又はランバーサポートの膨出板部の両端部の左右移動、及び/又は、このスプリング、又はランバーサポートの左右折曲げ板部の拡縮変化でなる構成とした車輌のシートである。
請求項6の発明は、乗員が、シートのセンターの所定位置、又はセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突において、乗員を確実に保護することを意図する。例えば、乗員が、後突の衝撃荷重で、サイドフレームを直接外側に広げる荷重と、スプリングを、膨出形状から、順次、変形し、最終的には、後方に押すことにより陥没形状に至る経過となる構造を提案する。また、請求項6の発明は、スプリングは、外側に任意のバネ定数をもって広がり、サイドフレームを広げ、乗員の入りをガイド、又は衝撃を吸収するに必要とする数値を備えていることを意図する。
請求項6は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
前記サイドフレームの拡縮機能は、このサイドフレームの先部の変化、及び/又は、内側の窪みとする構成とした車輌のシートである。
請求項7の発明は、請求項1の意図を達成すること、シートバックフレームの動作を利用して、アクティブヘッドレストとしての特徴を発揮できる車輌のシートを提案する。
請求項7は、請求項3に記載の車輌のシートにおいて、
前記アッパーフレームを、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、このアッパーフレームを、サイドフレームに可動自在とする構成において、前記シートバックフレーム、及び/又は、前記スプリング、又はランバーサポートとの間に設けた衝撃板で動作可能とする構成とした車輌のシートである。
請求項1の発明は、シートのシートバックに設けた弾性部材でなるスプリング、又はランバーサポートと、スプリング、又はランバーサポートに連繋し、かつシートのサイドフレームとで構成した車輌のシートにおいて、
シートに対する荷重を、スプリング、又はランバーサポートの撓み機能と、及び/又は、サイドフレームの拡縮機能と、で確保可能とする構成とした車輌のシートである。
従って、請求項1は、乗員が、シートのセンターの所定位置、又はセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突において、乗員を確実に保護できる特徴がある。例えば、乗員が、後突の衝撃荷重で、サイドフレームを直接外側に広げる荷重と、スプリング、又はランバーサポートを、膨出形状から、順次、変形し、最終的には、後方に押すことにより陥没形状に至る経過となる構造を提案できる。また、請求項1は、スプリング、又はランバーサポートは、外側に任意のバネ定数をもって広がり、サイドフレームを広げ、乗員の入りをガイド、又は衝撃を吸収するに必要とする数値を備えていること特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車輌のシートにおいて、
スプリング、又はランバーサポートは、乗員の背中が接触する、平常時は、平面視して走行方向に膨出する膨出板部と、膨出板部の両端部を基点として、かつ走行方向に曲った前記左右折曲げ板部とで構成し、スプリング、又はランバーサポートは、シートのシートバックフレームに、複数枚設けるとともに、左右折曲げ板部の両自由端は、平面視して三角形状のスプリング板で形成したサイドフレームの内側に連設する構成とした車輌のシートである。
従って、請求項2は、請求項1の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、スプリング・サイドフレームの形状と構造を提案できること、等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
シートのシートバックフレームを、アッパーフレームとサイドフレームで構成し、アッパーフレームは、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、サイドフレームは、アッパーフレームに可動自在とする構成とした車輌のシートである。
従って、請求項3は、請求項1の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、シートバックフレームの形状と構造を提案できること、等の特徴を有する。
請求項4は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
スプリング、又はランバーサポートの左右折曲げ板部に連繋係止片を設け、また、サイドフレームの内側となる内側辺に、繋係止片が係止される被連繋係止孔を設ける構成とした車輌のシートである。
従って、請求項4は、請求項1の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、スプリング、又はランバーサポートと、サイドフレームの構造を提案できること、等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
サイドフレームの拡縮機能は、スプリング、又はランバーサポートの膨出板部の両端部の左右移動、及び/又は、スプリング、又はランバーサポートの左右折曲げ板部の拡縮変化でなる構成とした車輌のシートである。
従って、請求項5は、請求項1の意図を達成できること、この意図を達成するに最適な、サイドフレームの構造を提案できること、等の特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
サイドフレームの拡縮機能は、サイドフレームの先部の変化、及び/又は、内側の窪みとする構成とした車輌のシートである。
従って、請求項6は、乗員が、シートのセンターの所定位置、又はセンターよりオフセット位置に着座していた時の後突において、乗員を確実に保護できる特徴がある。例えば、乗員が、後突の衝撃荷重で、サイドフレームを直接外側に広げる荷重と、スプリングを、膨出形状から、順次、変形し、最終的には、後方に押すことにより陥没形状に至る経過となる構造を提案できる。また、請求項6は、スプリングは、外側に任意のバネ定数をもって広がり、サイドフレームを広げ、乗員の入りをガイド、又は衝撃を吸収するに必要とする数値を備えていること特徴とする。
請求項7の発明は、請求項3に記載の車輌のシートにおいて、
アッパーフレームを、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、アッパーフレームを、サイドフレームに可動自在とする構成において、シートバックフレーム、及び/又は、スプリング、又はランバーサポートとの間に設けた衝撃板で動作可能とする構成とした車輌のシートである。
従って、請求項7は、請求項1の意図を達成できること、シートバックフレームの動作を利用して、アクティブヘッドレストとしての特徴を発揮できる車輌のシートを提案できる実益がある。
シートの全体を示した縮尺図 従来の通常時のシートと乗員の関係を説明する模式図 従来の前突時のシートと乗員の関係を説明する模式図 従来の後突時のシートと乗員の関係を説明する模式図 シートのセンターに着座する乗員(乗員)を、略示した平面模式図 スプリング(ランバーサポート)とサイドフレーム(サイドバック)とが、シートのセンターに着座する乗員が、衝撃荷重で、例えば、第一〜第六の六段階で変化する状態を、それぞれ略示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第一段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第二段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第三段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第四段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第五段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図3−2における第六段階で変化する状態を示した平面模式図 シートのセンターよりオフセットして着座する乗員(乗員)を、略示した平面模式図 スプリング(ランバーサポート)とサイドフレーム(サイドバック)とが、シートのセンターよりオフセットして着座する乗員が、衝撃荷重で、例えば、第一〜第六の六段階で変化する状態を、それぞれ略示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第一段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第二段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第三段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第四段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第五段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングとサイドフレームとが、衝撃荷重で、例えば、図5−2における第六段階で変化する状態を示した平面模式図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第一例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第一例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第一例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第二例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第二例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第二例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 図7−2−3の平面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第三例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第三例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第三例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 図7−3−3の平面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第四例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第四例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第四例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第五例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第五例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第五例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第六例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第六例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第六例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 図7−6−3の平面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第七例で、連繋前の状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第七例で、連繋状態を示した拡大断面図 スプリングの自由端とサイドフレームの内側辺との連繋関係の第七例で、連繋完了の状態を示した拡大断面図 アッパーフレームとサイドフレームと、並びにランバーサポートとの関係を示した要部拡大断面模式図 図8−1−1のA−A断面図 図8−1−1のB−B断面図 図8−1−1のC−C断面図 図8−1−1のD−D断面図 図8−1−1のE−E断面図 図8−1−1のF視した断面模式図 図8−1−1の例を左右に対称に設け、かつその一部を省略した要部拡大断面模式図 サイドフレームとランバーサポートとの連繋関係の他の一例を示した断面模式図 図8−1−1の実施例における上下側のランバーサポートの形状の組合せと、合わせて、このランバーサポートと衝撃板との組合せ等の好ましい関係の一例を示した図表 図8−1−1の実施例における第二連結フレームとランバーサポートを連繋する止め具と長孔との好ましい関係の一例を示した図表 図8−1−1の実施例をさらに進化し、アッパーフレームとサイドフレームと、並びにランバーサポートと衝撃板との関係を示した要部拡大断面模式図 図13−1の例を左右に対称に設け、かつその一部を省略した要部拡大断面模式図 図13−1の別の実施例を示した要部拡大断面模式図 図13−1のさらに別の実施例を示した要部拡大断面模式図 図13−3の動作状態を示した要部拡大断面模式図 図13−1のさらに他の実施例を示した要部拡大断面模式図 図13−1〜図13−4における衝撃板の状態を示し、かつ衝撃板の各位置関係を示した側面模式図 図13−5−1の動作状態を示した側面模式図 図13−1〜図13−4における他の衝撃板の状態を示し、かつこの他の衝撃板の各位置関係を示した側面模式図 図13−5−3の動作状態を示した側面模式図 図13−1の実施例において、ヘッドレストが上昇した状態の縮尺模式図 図13−1の実施例において、ヘッドレストが上昇、かつ前傾した状態の縮尺模式図 図13−1〜図14−2で説明した実施例を、纏めて、図表としたものであり、サイドスプリング(アッパーフレームのサイド側)と、上部スプリング(衝撃板の戻り、又はアッパーフレーム・ヘッドレストの上昇等を司るバネ、ダンパーと、その組合せ弾性体)との関係で、その機構の組合せと、その効果の好ましい一例を示した図表
図1〜図7−7−3に示した第一実施例においては、1はシートで、このシート1は、シートバック2の正面視して、門形形状のシートバックフレーム3に設けた弾性部材でなる、俯瞰(平面視)して略コ字形でなるスプリング5、又はランバーサポート500と、このスプリング5(一本、又は二本、或いは複数本)、又はランバーサポート500(一枚、又は二枚、或いは複数枚)の左右折曲げ板部5b、5b(折曲げ辺)・500a、500aが取付けられるシート1のアッパーフレーム10、サイドフレーム8等とで構成する。そして、このスプリング5、又はランバーサポート500は、乗員I(乗員)の背中が接触する、平常時は、平面視して走行方向に膨出する膨出板部5a(撓み辺)と、この膨出板部5aの両端部5a1、5a2で、かつ走行方向に曲った前記左右折曲げ板部5b、5bとで構成する。
この左右折曲げ板部5bには、後述するサイドフレーム8が係止される連繋係止片6、6(6とする)を有する。この連繋係止片6は、例えば、図7−1−1から図7−7−3に示した第一例から第七例が挙げられる。以下具体的に説明する。先ず、図7−1−1〜図7−1−3の構造は、二重V形形状で、V形600の先端部600a、600aを矢印方向から縮め、その後、回復することで(拡縮し、以下同じ)、V形600の基端部600b、600bが、後述する被連繋係止孔7、7(7とする)に係止することが特徴である。図7−2−1〜図7−2−4の構造は、突起部601形状で、この突起部601、601の折曲げ部601a、601aが、く字形で、この折曲げ部601a、601aが拡縮し、突起部の基端部601b、601bが被連繋係止孔7に係止することが特徴である。また、図7−3−1〜図7−3−4の構造は、図7−2−1〜図7−2−4の構造の他の一例であり、く字形が設けられた突起部601の基端部601bが繋がるスプリング5の折曲げ板部5bに凹凸、鋸形状の拡縮部位を設け、二重の拡縮し、く字形の基端部601bが被連繋係止孔7に係止することが特徴である。そして、図7−4−1〜図7−4−3の構造は、三角山形602で、この三角基端の折曲げ部602a、602aが拡縮し、三角山形602の基端部602b、602bが被連繋係止孔7に係止することが特徴である。図7−5−1〜図7−5−3の構造は、基端曲面部601c、601c付の突起部601、601で、この突起部601、601に折曲り形成した拡開折曲げ部601d、601dを形成した構造で、この曲面部601c、601と拡開折曲げ部601d、601dとが拡縮し、この拡開折曲げ部601d、601dの折曲げ基端部601d1、601d1が被連繋係止孔7に係止することが特徴である。また、図7−6−1〜図7−6−4の構造は、前記図7−2−1〜図7−2−4の構造の別の一例であり、く字形が設けられた突起部601、601の基端部601b、601bが繋がるスプリング5の折曲げ板部5b、5bに凹部601b1、601b1を設け、二重の拡縮し、く字形の基端部601b、601bが被連繋係止孔7に係止することが特徴である。さらに、図7−7−1〜図7−7−3の構造は、基端部603b、基端部603bより自由端側に、折曲げ片603a、603a付き突起部603、603を設け、この突起部603、603が拡縮し、折曲げ片603a、603aが被連繋係止孔7のリブ片7a、7aに係止することが特徴である。
8は平面視して三角形状のスプリング板800で形成したサイドフレームで、このサイドフレーム8は、前記スプリング5の左右折曲げ板部5b、5bに連繋係止される。この連繋係止は、前記スプリング5の連繋係止片6と、このサイドフレーム8の被連繋係止孔7とで達成される(図7−1−1から図7−7−3に示した第一例から第七例が挙げられる)。
尚、スプリング5とサイドフレーム8、並びにアッパーフレーム10(全体を指してシートフレーム)は、ウレタン樹脂、表皮でなるクッション材11で被覆され、シート1が構成される。
続いて、図8−1−1〜図12に示した第二実施例においては、第一実施例との相違点を述べる。この第二実施例では、アッパーフレーム10を、三分割し、アッパーフレーム100と、第一連結フレーム12・第二連結フレーム13とすることと、このアッパーフレーム100に対して、第一連結フレーム12が後述するように動作Aを可能とし、また、第一連結フレーム12に対して、第二連結フレーム13が後述するように動作Bを可能とすること、さらにはサイドアレーム80に対して、このアッパーフレーム100を含めて、第一連結フレーム12・第二連結フレーム13が動作Cを可能とすることに特徴がある。そして、この動作A〜Cは、衝撃により、連動して行うが、それぞれ個別に行うこともあり得る。以下、この第二実施例の好ましい、例を説明する。
このアッパーフレーム100に第一連結フレーム12・第二連結フレーム13を介して、サイドフレーム80と、並びにスプリング5(ランバーサポート500)を取付けた構造を説明すると、アッパーフレーム100の水平方向(車幅方向)の両端には、ジョイント部100a、100a(対の構造では、以下、一方側で説明する。凹凸条を備えた強度と、スプリング15の係止を図る)を設け、このジョイント部100aには、鉛直方向(車高方向)を向く直管1200と、曲り管1201でなる第一連結フレーム12の曲り管先側1201aが挿脱される。この曲り管先側1201aは、前記ジョイント部100aに引出し、かつ差込み自在に設けられる。そして、このジョイント部100aと曲り管先側1201aとの間の嵌合部には、この曲り管先側1201aの復帰を図るスプリング15が挿設されている。従って、この第一連結フレーム12は、アッパーフレーム100に対して、水平方向に拡縮する構造である。この第一連結フレーム12の動きは、図において動作Aとして示す。
また、この第一連結フレーム12のジョイント部1202(凹凸条を備えた強度と、スプリング16の係止を図る)には、鉛直方向(車高方向)を向く第二連結フレーム13のジョイント部1300が挿脱される。このジョイント部1300は、前記ジョイント部1202に引出し、かつ差込み自在に設けられる。そして、このジョイント部1300と、ジョイント部1202との間の嵌合部には、この第二連結フレーム13、及び/又は、第一連結フレーム12の復帰を図るスプリング16が挿設されている。従って、この第二連結フレーム13、及び/又は、第一連結フレーム12は、相互に鉛直方向に拡縮する構造である。また、第一連結フレーム12間には、ランバーサポート500(スプリング5)が設けられている。この一例では、ランバーサポート500(上のランバーサポート500b)は、第一連結フレーム12に設けたブラケット18に差込み、止め具19を利用して取付けるが、一例であり、その他溶接29、嵌合、差込み等の方法も可能である(他の例も同じ)。この第二連結フレーム13の動きは、図において動作Bとして示す。また、ランバーサポート500を対で設ける構造では、図8−1−1等に示すように、乗員Iの背中をキャッチすることを考慮し、上のランバーサポート500bをフラットとし、下のランバーサポート500cを凸とする一例であるが、図11に示すように、上のランバーサポート500bと下のランバーサポート500cとは別の組合せもできる。
そして、前記第二連結フレーム13は、下側13aを絞込み、かつ下側に向って扁平形状(車輌の走行・後退方向で、車長方向において)に膨出する。この下側13aには、平面視して、略長方形状・内側を一部開放した長方形状で、下に向ってスカート状に広がった形態のサイドフレーム80の上側80aが差込まれるとともに、この差込み箇所には、三方向に空間部Hが形成される。この空間部Hには、第一スプリング20(板バネ)を設け、第二連結フレーム13をシート1の内方に付勢するとともに、この第二連結フレーム13、及び/又は、サイドフレーム80の水平方向の戻りと緩衝(衝撃吸収と、ランバーサポート500の撓みを担持する。以下同じ)を図る。また、車長方向の戻りと緩衝を図る第二・第三スプリング21、22(板バネ)を設け、総合的なスプリング力で、この第二連結フレーム13をシート1の前後方向(車長方向)に付勢するとともに、この第二連結フレーム13、及び/又は、サイドフレーム80の車長方向の戻りと緩衝を図る。尚、この第二連結フレーム13とサイドフレーム80とは、止め具24、25で連繋されるが、前記第二連結フレーム13、及び/又は、サイドフレーム80の動き(第二・第三スプリング21、22の反力の働き)を保障するために、第二連結フレーム13に固止した止め具25は、サイドフレーム80に設けた長孔26に挿嵌されている(図示しないが、止め具25の固定方法で、長孔26を第二連結フレーム13に設けることもあり得る)。この止め具25と長孔26の関係は一例であるが、サイドフレーム80の動きを確保する上では理想である。しかし、図示しないが、前記止め具24の方で、この動きを確保する例と、止め具24、25の双方で確保する場合もあり得る。前記この止め具24、25と長孔26との関係と組合せの一例は、図12に示してある。また、下のランバーサポート500cは、サイドフレーム80に開設した開口80bから突出した第二連結フレーム13のブラケット27に差込み、止め具28を利用して固定する。尚、このサイドフレーム80の動きは、図において動作Cとして示す。この動作Cは、主として、ランバーサポート500に対する、乗員Iの衝撃に起因する。
前記した動作A〜Cは、シート1に着座した乗員Iの衝撃を起因として行われることと、この動作A〜Cは、乗員Iを保護しつつ、緩衝効果と、乗車者の事故回避を図る。又は乗り心地の向上等に有効である。また、障害者、病弱者、疾病者等にも有意義である。
尚、図10の如く、第一・第二連結フレーム12、13とランバーサポート500との連繋は、溶接29による例もあり得る。
続いて、図3−2に略示した如く、スプリング5とサイドフレーム8(サイドバック)が、シート1のセンターに着座する乗員Iに対する衝撃荷重で、例えば、第一〜第六の六段階で変化する状態を平面模式図にした。この図3−2の平面模式図を個別に説明すると、先ず、図4−1では、第一段階であり、僅かに、後方(車長の後側)に向って後退したものであり、乗員Iは、スプリング5、又はサイドフレーム8に接触しないことから、このスプリング5とサイドフレーム8は変化がない状態である。そして、図4−2では、第二段階であり、さらに、後方に向って後退したものであり、前記と同様に接触がなく、スプリング5とサイドフレーム8は変化がない状態である。続いて、図4−3では、第三段階であり、さらに、後方に向って後退し、この段階で、乗員Iがスプリング5の膨出板部5aに衝止した状態である。しかし、この膨出板部5aに対して、衝撃荷重が少なく、もって、サイドフレーム8は変化がない状態である。次に、図4−4では、スプリング5の膨出板部5aが窪むことで、このスプリング5の両端部5a1、5a2(5a1とする)に動きがあり、この両端部5a1と折曲げ板部5bの繋ぎ箇所(撓み支点5c)に変化が発生する。この撓み支点5cの動きにより(基点として)、折曲げ板部5bの先部が外方に移動し、この折曲げ板部5bに係止したサイドフレーム8の先部8aが、僅かに、逆ハ字形に開くとともに、その内側8bが窪む状態となる。この開いた状態と窪み状態は、乗員Iをシート1の後側への誘導に有効であり、シート1からの離脱防止と、衝撃緩和に役立つことが考えられる。その後、さらに進んで、図4−5では、スプリング5の膨出板部5aの窪みがさらに進むことで、このスプリング5の膨出板部5aは、逆パターン(図4−1の状態の逆)となり、撓み支点5cを基点に、その折曲げ板部5bの先部と窪み部分が、内方に戻ることで、サイドフレーム8の先部8aの開きと内側8bの窪みが戻り、略平行となる状態である。この略平行となった状態で、乗員Iの全体をガードする構造である。そして、図4−5の状態を得て、図4−6となると、前記衝撃を、シート1とスプリング5等で吸収した状態であり、例えば、スプリング5の膨出板部5aが、順次、基に戻るとともに、乗員Iがシート1のセンターに戻る(シート1の窪みに向かって戻る)。この膨出板部5aと、乗員Iの戻りで、この膨出板部5aと、サイドフレーム8の先部8a等が、図4−1(図3−1)の最初の状態に戻り、通常の着座状態となる。この図4−1から図4−6の一例が、順次、繰返される。また、このような図4−1から図4−6は一例であり、衝突荷重の程度、及び/又は、シート1への着座姿勢、体格等により、種々変化することはあり得る。
また、図5−2に略示した如く、スプリング5とサイドフレーム8(サイドバック)が、シート1のセンターにオフセットして着座する乗員Iに対する衝撃荷重で、例えば、第一〜第六の六段階で変化する状態を平面模式図にした。この図3−2の平面模式図を個別に説明すると、先ず、図6−1では、第一段階であり、一方のサイドフレーム8(図面で向って左側で、所謂、オフセット側)に接触し、この一方のサイドフレーム8の先端8aは僅かに変化し、かつ一方のサイドフレーム8に乗員Iが衝突すると、この内側8bが窪む。しかし、この窪みが発生しても、この一方のサイドフレーム8は、乗員Iの誘導に役立つことから、乗員Iを、シート1のセンターに向って移動する。また、乗員Iは、スプリング5と他方のサイドフレーム8には、接触しないことから、変化がない状態である。そして、図6−2では、第二段階であり、さらに、センターに向って後退するが、依然として、前記と同様に接触がなく、スプリング5と他方のサイドフレーム8は変化がなく、かつこの一方のサイドフレーム8の先端8aは基に戻り、この一方のサイドフレーム8が誘導する図6−1と同様な状態である。続いて、図6−3では、第三段階であり、さらに、後方に向って後退し、この段階で、乗員Iがスプリング5の膨出板部5aに衝止した状態である。しかし、この膨出板部5aに対して、衝撃荷重が少なく、もって、スプリング5と一方・他方のサイドフレーム8は変化がない状態である。次に、図6−4では、スプリング5の膨出板部5aが窪むことで、このスプリング5の両端部5a1に動きがあり、この両端部5a1と折曲げ板部5bの繋ぎ箇所(撓み支点5c)に変化が発生する。この撓み支点5cの動きにより(基点として)、一方(オフセット側)の折曲げ板部5bの先部が内方に戻り、かつこの折曲げ板部5bに係止した一方のサイドフレーム8の先部8a・内側8bの変化と窪みは、それぞれ戻る。また、この一方のサイドフレーム8は、乗員Iをシート1の後側への誘導に有効であり、シート1からの離脱防止と、衝撃緩和に役立つことが考えられる。尚、他方のサイドフレーム8の先部は、幾分、一方のサイドフレーム8に近づくように変化することが考えられる。その後、さらに進んで、図6−5では、スプリング5の膨出板部5aの窪みがさらに進むことで、このスプリング5の膨出板部5aは、逆パターン(図6−1の状態の逆)となり、撓み支点5cを基点に、その折曲げ板部5bの先部が、内方に戻ることで、一方のサイドフレーム8の先部8aと内側8bの窪みが、それぞれ戻り、略々平行となった状態である。この略々平行となった状態で、乗員Iの全体をガードする構造である。そして、図6−5の状態を得て、図6−6となると、前記衝撃を、シート1とスプリング5等で吸収した状態であり、例えば、スプリング5の膨出板部5aが、順次、基に戻るとともに、一方のサイドフレーム8の先部8aの変化と内側8bの窪みが、最初の状態に戻ることで、乗員Iがシート1のセンターに戻る(シート1の窪みに向かって戻る)。この膨出板部5aと、乗員Iの戻りで、この膨出板部5aと、一方のサイドフレーム8の先部8a等が、前述と同様に、図4−1の最初の状態に戻り、通常の正しい着座状態となる。この図6−1から図6−6と図4−1の一例が、順次、繰返される。また、このような図6−1から図6−6等は一例であり、衝突荷重の程度、及び/又は、シート1への着座姿勢、体格等により、種々変化することはあり得る。
さらに、他の実施例を説明すると、図13−1〜図14−2は、前記図8−1−1の実施例をさらに進化した構造(アクティブヘッドレストの構造)である。図13−1〜図13−4に示した如く、湾曲した一枚、又は二枚、或いは複数枚の衝撃板30(動作板)をシートバックフレーム3間に設ける構造である。この衝撃板30の幅、及び/又は、厚み等を考慮し、前記本数を調整する(前述した他の例も同じ)。具体的には、図13−1では、衝撃板30の上端を、左右のアッパーフレーム100(一方で説明する)の基端に設け(軸着、取付け等)、かつこの衝撃板30の上端に長孔30aを開設し、この長孔30aにピン31を設けるとともに、この長孔30aとピン31との間に、ピン31の戻りと、ヘッドレスト35の上昇を司るスプリング32を設ける構造である。尚、ピン31は、アッパーフレーム100の下端に設けたブラケット34に設ける。そして、その下端をロアーフレーム36に設ける構造と、図13−2では、衝撃板30の上端(前記の例と同じ)を、第一連結フレーム12に設けたランバーサポート5(上のランバーサポート500b)に設け、その下端をロアーフレーム36に設ける構造と、又は、図13−3、図13−3−1では、衝撃板30の上端(前記の例と同じ)を、第一連結フレーム12に設けたランバーサポート5(上のランバーサポート500b)に設け、その下端をサイドフレーム80に設けたランバーサポート5(下のランバーサポート500c)に設ける構造と、また、図13−4では、衝撃板30の上端(前記の例と同じ)を、第一連結フレーム12の上部に設けたランバーサポート5(上のランバーサポート500b)に設け、その下端をサイドフレーム80に設けたランバーサポート5(下のランバーサポート500c)に設ける構造が考えられる。そして、何れの場合も、この衝撃板30と、ランバーサポート5とのそれぞれの機能に障害とならない位置を設ける構造、又は同時作動を意図して、ランバーサポート5と衝撃板30を同じ位置に設ける構造と、がある(図13−5−1〜13−5−4参照)。また、この衝撃板30は、アッパーフレーム100・サイドフレーム80(シートバックフレーム3)間に差渡した、図示しない支持棒(又はランバーサポート5)に取付ける構造とする。そして、図示しないが、衝撃板30の上端を前記各部材に固止する構造もあり得る。
そして、この衝撃板30を設ける特徴は、ヘッドレスト35のアクティブヘッドレスト機能を重視する場合に有効である。この目的を達成する一例、即ち、衝撃板30の機能を重視する場合には、例えば、後述するように、この衝撃板30は、ランバーサポート5に間隔をおいて、かつランバーサポート5の前(車輌の走行側)に設ける構造が好ましい(図13−5−1と、図13−5−2の「イ」を例参照)。そして、また、ランバーサポート5の機能を重視する場合には、ランバーサポート5は、衝撃板30に間隔をおいて、かつ衝撃板30の前(車輌の走行側)に設ける構造が好ましい(図13−1−1と、図13−1−2の「ロ」を例参照)。尚、図13−5−3と、図13−5−4の例でも、略同様に考えられる。
この衝撃板30の動作と特徴を説明すると、図13−1−1〜図14−2において、衝撃板30が乗員Iの衝撃で押圧され、略フラットの状態(図13−3−1、図13−5−2、図13−5−4等参照)となった際に、第一連結フレーム12、及び/又は、アッパーフレーム100とが上昇する構造である。この上昇で、図14−1の如く、ヘッドレスト35が上昇し、乗員Iの頭部IIを保護し、ムチ打ち解消に有益な構造である。また、図8−1−7の如く、サイドフレーム80に対して、第二連結フレーム13と第一連結フレーム12、及び/又は、アッパーフレーム100が可動する構造では(動作C)、図14−2の如く、ヘッドレスト35の前傾状態が確保できるので、ムチ打ち解消に十分な効果が期待できる有益性がある。
尚、図13−5―1〜図13−5−4は、衝撃板30と、ランバーサポート5との構造(シート1を側面視した状態での位置関係と、伸縮関係)を示したものであり、図13−5−1と、図13−5−2は、ランバーサポート5の前か、又は後ろ(車輌の後退側)に、間隔をおいて設けた一例を示した。図示しないが、ランバーサポート5の上下方向で、前後が交互も可能である。この例の如く、間隔をおいて設けた構造では、ランバーサポート5と、衝撃板30とによる前述した、それぞれの特徴が、個別に確実に発揮できる。また、図13−5−3と、図13−5−4は、ランバーサポート5の前(車輌の走行側)か、又は後ろ(車輌の後退側)に接触して設けた一例を示した。この例の如く、接触して設けた構造では、ランバーサポート5と、衝撃板30とによるそれぞれの特徴が、同時に発揮できる。図示しないが、ランバーサポート5の上下方向で、前後の接触が交互も可能である。
前述したスプリング5、ランバーサポート500と、衝撃板30が、シート1の緩衝部材(図示しない、従来のスプリング、ランバーサポート)の代替部材となり得るが、このスプリング5、ランバーサポート500等と、従来のスプリング、ランバーサポート等との併用もあり得る。
また、図15は、図13−1〜図14−2で説明した実施例を、纏めて、図表としたものであり、スプリング16(サイドスプリング)と、上部スプリング32(衝撃板30の戻り、又はアッパーフレーム100・ヘッドレスト35の上昇等を司るバネ、ダンパー(図示せず)と、その組合せ弾性体(スプリング32とダンパー)との関係で、その機構の組合せと、その効果の好ましい一例を示した図表である。その詳細を説明すると、バネAは、スプリング16を示しており、バネBはスプリング32を示している。また、ダンパーCは図示しない。そして、図表の横軸には、順次、バネA・Bと、ダンパーCは、それぞれ大小(強弱)がある。続いて、この横軸には、これの各種の組合せと、シートバック2に対する荷重の程度と、アッパーフレーム100の上昇と、その時間(上昇のスピード)の程度を、さらに、ヘッドレスト35の上昇と、その時間の程度を示している。この横軸の各パターンを基に、その結果が如何になるかを、縦軸に示してあり、原則として、12通りが考えられる。この縦軸と横軸とを、それぞれ選択した結果(組合せ効果)が、その交差箇所に示されている。また、縦軸の「1」−「4」は、ダンパーを採用しないことの特徴と、また、「5」−「12」は、逆に、ダンパーの特性が発揮されることの特性を、備考欄に示したが、本発明の効果である。
1 シート
2 シートバック
3 シートバックフレーム
5 スプリング
5a 膨出板部
5a1 端部
5a2 端部
5b 折曲げ板部
5c 撓み支点
500 ランバーサポート
500a 折曲げ板部
500b 上のランバーサポート
500c 下のランバーサポート
6 連繋係止片
600 V形
600a 先端部
600b 基端部
601 突起部
601a 折曲げ部
601b 基端部
601b1 凹部
601c 曲面部
601d 拡開折曲げ部
601d1 折曲げ基端部
602 三角山形
602a 折曲げ部
602b 基端部
603 突起部
603a 折曲げ片
603b 基端部
7 被連繋係止孔
7a リブ片
8 サイドフレーム
8a 先部
8b 内側
800 スプリング板
80 サイドフレーム
80a 上側
80b 開口
10 アッパーフレーム
100 アッパーフレーム
100a ジョイント部
11 クッション材
12 第一連結フレーム
1200 直管
1201 曲り管
1201a 曲り管先側
1202 ジョイント部
13 第二連結フレーム
1300 ジョイント部
13a 下側
15 スプリング
16 スプリング
18 ブラケット
19 止め具
20 第一スプリング
21 第二スプリング
22 第三スプリング
24 止め具
25 止め具
26 長孔
27 ブラケット
28 止め具
29 溶接
30 衝撃板
30a 長孔
31 ピン
32 スプリング
34 ブラケット
35 ヘッドレスト
36 ロアーフレーム
H 空間
I 乗員(乗員)
II 頭部

Claims (7)

  1. シートのシートバックに設けた弾性部材でなるスプリング、又はランバーサポートと、このスプリング、又はランバーサポートに連繋し、かつ前記シートのサイドフレームとで構成した車輌のシートにおいて、
    前記シートに対する荷重を、このスプリング、又はランバーサポートの撓み機能と、及び/又は、前記サイドフレームの拡縮機能と、で確保可能とする構成とした車輌のシート。
  2. 請求項1に記載の車輌のシートにおいて、
    前記スプリング、又はランバーサポートは、乗員の背中が接触する、平常時は、平面視して走行方向に膨出する膨出板部と、この膨出板部の両端部を基点として、かつ走行方向に曲った前記左右折曲げ板部とで構成し、このスプリング、又はランバーサポートは、前記シートのシートバックフレームに、複数枚設けるとともに、前記左右折曲げ板部の両自由端は、平面視して三角形状のスプリング板で形成した前記サイドフレームの内側に連設する構成とした車輌のシート。
  3. 請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
    前記シートのシートバックフレームを、アッパーフレームとサイドフレームで構成し、このアッパーフレームは、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、このサイドフレームは、前記アッパーフレームに可動自在とする構成とした車輌のシート。
  4. 請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
    前記スプリング、又はランバーサポートの前記左右折曲げ板部に連繋係止片を設け、また、前記サイドフレームの内側となる内側辺に、前記連繋係止片が係止される被連繋係止孔を設ける構成とした車輌のシート。
  5. 請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
    前記サイドフレームの拡縮機能は、前記スプリング、又はランバーサポートの膨出板部の両端部の左右移動、及び/又は、このスプリング、又はランバーサポートの左右折曲げ板部の拡縮変化でなる構成とした車輌のシート。
  6. 請求項1、又は請求項2に記載の車輌のシートにおいて、
    前記サイドフレームの拡縮機能は、このサイドフレームの先部の変化、及び/又は、内側の窪みとする構成とした車輌のシート。
  7. 請求項3に記載の車輌のシートにおいて、
    前記アッパーフレームを、車幅方向と車高方向に拡縮可能とするとともに、このアッパーフレームを、サイドフレームに可動自在とする構成において、前記シートバックフレーム、及び/又は、前記スプリング、又はランバーサポートとの間に設けた衝撃板で動作可能とする構成とした車輌のシート。
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