JP2012201077A - サーマルヘッド - Google Patents

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智弘 笹川
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Abstract

【課題】プリンタへのサーマルヘッドの組付調整を容易化する。
【解決手段】サーマルヘッド31は、搬送路18を搬送される印刷媒体20にインクリボン21を介して当接されるとともに発熱するヘッド基板13の発熱部13Aと、発熱部13Aが固定されその熱を放熱させる放熱体12に対し、インクリボン21の走行経路を定めるリボンガイド33,34を取り付ける。このときリボンガイド33,34は、発熱部13Aを基点とした印刷媒体20に対するインクリボン21の俯角を所定角度に合わせるよう、ガイド部41の位置を取付調整部42により調整された上で、取付ねじ35,36により放熱体12に固定される。これにより、サーマルヘッド31をプリンタに取り付ける際、リボンガイド33,34の取付位置調整を行う必要が無い。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーマルヘッドに関する。
サーマルヘッドは、発熱部に配列された複数の発熱体を発熱させ、その熱により感熱記録紙などの印刷媒体に文字や図形などの画像を形成する出力用デバイスである。このサーマルヘッドは、バーコードプリンタ、デジタル製版機、ビデオプリンタ、イメージャ、シールプリンタなどの記録機器に広く利用されている。
またサーマルヘッドは、印刷媒体が感熱性でない場合、印刷媒体との間にインクリボンを挟んだ状態で発熱することにより、インクを印刷媒体に熱転写する(例えば、特許文献1参照)。
図6に示されるように、プリンタにおいて、サーマルヘッド11は、放熱体12に発熱部を有するヘッド基板13およびプリント回路基板14が固定され、駆動IC(Integrated Circuit)15がヘッド基板13およびプリント回路基板14とワイヤ等により電気的に接続され封止樹脂16により封止される。
プリンタは、搬送路18に沿って印刷媒体20を搬送するとともに、使用前のインクリボン21が巻回されたリボンローラ22からインクリボン21を引き出し、使用済みのインクリボン21をリボンローラ23により巻き取る。またプリンタは、リボンガイド24,25により、インクリボン21が印刷媒体20およびサーマルヘッド11に対応する箇所を走行するようガイドする。
特開2010−23396号公報
サーマルヘッド11は、複数の部品の組み合わせでなることから、部品同士の位置や角度に個体差が生じやすい。しかしながらプリンタでは、サーマルヘッド11のヘッド基板13とインクリボン21との相対的な位置関係が印画品質に大きく影響する。
このためプリンタの組付時には、サーマルヘッド11の個体差に合わせてリボンガイド24,25の位置調整が必要となり、その調整工程である程度の時間を要してしまう。しかしながらコスト低減や製造時間の短縮などの観点から、このような調整工程の削減や作業時間の短縮が求められていた。
そこで、本発明は、プリンタへのサーマルヘッドの組付調整を容易化することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、サーマルヘッドにおいて、所定の搬送路を搬送される印刷媒体にインクリボンを介して当接されるとともに発熱する発熱部と、前記発熱部が固定され前記発熱部の熱を放熱させる放熱体と、前記インクリボンの走行経路を定めるガイド部と、前記発熱部を基点とした前記印刷媒体に対する前記インクリボンの俯角を所定角度に合わせるよう前記ガイド部を調整する調整部と、前記調整部により調整された前記ガイド部を前記放熱体に固定する固定部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、プリンタへのサーマルヘッドの組付調整を容易化することができる。
本発明に係るサーマルヘッドの第1の実施の形態における平面図である。 第1の実施の形態に係るリボンガイドの側面図である。 第1の実施の形態に係るサーマルヘッドの一部を拡大した平面図である。 本発明に係るサーマルヘッドの第2の実施の形態における平面図である。 本発明に係るサーマルヘッドの第3の実施の形態における平面図である。 従来のプリンタの平面図である。
本発明に係るサーマルヘッドの実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態のプリンタは、図6で説明したサーマルヘッド11に代えてサーマルヘッド31を有している。図1に示すように、サーマルヘッド31は、発熱部13Aを有するヘッド基板13、ヘッド基板13が固定され発熱部13Aの熱を放熱する放熱体12、およびプリント回路基板14などを有している点で、サーマルヘッド11と同様に構成されている。
サーマルヘッド31は、搬送路18上を搬送される印刷媒体20に対し、インクリボン21からインクを熱転写することにより文字や画像等を印画する。図1中の破線の矢印は、インクリボン21の走行方向を表している。
またサーマルヘッド31は、ヘッド基板13の上流側(未使用のインクリボン21が供給される側)および下流側(使用済みのインクリボン21が排出される側)の両側面に、リボンガイド24,25に代わるリボンガイド33,34がそれぞれ取り付けられている。すなわちサーマルヘッド31は、サーマルヘッド11にリボンガイド33,34が一体化されたような構成となっている。このリボンガイド33,34は同様に構成されているため、以下ではリボンガイド34を中心に説明する。
リボンガイド34は、樹脂材料で構成されており、インクリボン21に当接してその走行経路を定めるガイド部41と、放熱体12に取り付けるための取付調整部42とを有している。
ガイド部41は、インクリボン21と当接する当接面43がヘッド基板13側へ湾曲しており、また当接面43の表面が円滑に仕上げられている。調整部としての取付調整部42は、図2に示すように、全体として長方形の平板状に形成されると共に、垂直方向(搬送路18を搬送される印刷媒体20の印刷面に垂直な方向)を長径とする長穴45が穿設されている。
またガイド部41および取付調整部42は、いずれもある程度の強度を有しており、インクリボン21が所定の張力でガイド部41に押し付けられた際に、ガイド部41自体が変形することなく、また取付調整部42に対しガイド部41が折れ曲がることも無いようになされている。
サーマルヘッド31は、その組立工程において、放熱体12にヘッド基板13およびプリント回路基板14などが組み付けられた後、リボンガイド34が取付調整部42の長穴45を介して取付ねじ36によりねじ止めされる。このときリボンガイド34は、固定部としての取付ねじ36により一度仮止めされた後、所定の表面粗さ測定機や測長機等を用い、実際にインクリボン21を走行させながら、ヘッド基板13に対するガイド部41の位置を調整された上で、最終的に固定される。リボンガイド33についても、固定部としての取付ねじ35を用いて同様に位置調整された上で固定される。
ここで図3に示すように、例えば下流側のリボンガイド34は、当接面43の頂点43Aがヘッド基板13の発熱部13Aから搬送路18に沿って距離Wだけ離隔し、且つ垂直方向に関し頂点43Aよりも高さHだけ低くなるように取り付けられる。例えば距離Wが4.5[mm]である場合、高さHは0.03〜0.20[mm]に調整される。このことは、頂点43Aを基点として、搬送路18からインクリボン21の走行経路を見下ろしたときの俯角αを約0.38〜2.54[°]に合わせることを意味する。
因みに上流側のリボンガイド33についても、下流側のリボンガイド34と同様に、搬送路18からインクリボン21の走行経路を見下ろしたときの俯角を所定角度に合わせるよう調整される。
このようにサーマルヘッド31は、従来のサーマルヘッド11の場合と異なり、ヘッド基板13に対するリボンガイド33,34の位置調整を単体で、すなわちプリンタに組み付けることなく完了することができる。これによりプリンタでは、サーマルヘッド31を組み付ける際に、リボンガイド33,34について改めて取付位置を調整する必要が無い。
サーマルヘッド31が組み付けられたプリンタは、印刷する際、印刷媒体20に重ねたインクリボン21をサーマルヘッド31のヘッド基板13に当接させながら、搬送路18に沿って印刷媒体20を搬送するとともにインクリボン21をその走行経路に沿って走行させる。
このときインクリボン21は、リボンローラ22から引き出された後、リボンガイド33の当接面43、ヘッド基板13の発熱部13Aおよびリボンガイド34の当接面43に順次当接しながら走行した後、リボンローラ23に巻き取られる。
リボンガイド33,34は、当接面43によりインクリボン21を滑らかに摺動させながら、ヘッド基板13の発熱部13Aに対するインクリボン21の最適な走行経路を定める。これによりプリンタでは、インクリボン21がヘッド基板13の発熱部13Aに当接する直前および直後において、当該インクリボン21と印刷媒体20との間でなす角度を最適化でき、これにより印刷媒体20に対するインクリボン21の融着を防止しつつ高い印画品質を実現することができる。
このように、サーマルヘッド31を組み立てる際、ヘッド基板13が固定された放熱体12にリボンガイド33,34を組み付ける。このときリボンガイド33,34は、搬送路18に対するインクリボン21の走行経路の俯角を所望の角度に合わせるよう取付位置が調整された状態で、取付ねじ35,36により取り付けられる。
したがって、サーマルヘッド31をプリンタに組み付ける際にヘッド基板13に対するリボンガイド33,34の位置調整を改めて行う必要が無いため、組付作業を簡素化でき作業時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態のプリンタは、第1の実施の形態によるサーマルヘッド31に代えてサーマルヘッド51を有している。サーマルヘッド51は、図4に示すように、サーマルヘッド31におけるリボンガイド34が省略され、従来のサーマルヘッド11にリボンガイド33のみが取り付けられた構成となっている。
すなわちサーマルヘッド51は、その組立時に、第1の実施の形態と同様、ヘッド基板13が固定された放熱体12に、リボンガイド33が取付調整部42の長穴45を介して取付ねじ35によりねじ止めされる。このときリボンガイド33は、ヘッド基板13に対するガイド部41の位置を調整された上で、すなわち搬送路18に対するインクリボン21の走行経路の俯角を所望の角度に合わせるよう取付位置が調整された状態で取り付けられる。
したがって、第2の実施の形態においても、サーマルヘッド51をプリンタに組み付ける際に、ヘッド基板13に対するリボンガイド33の位置調整を改めて行う必要が無いため、組付作業を簡素化でき作業時間を短縮することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態のプリンタは、第1の実施の形態によるサーマルヘッド31に代えてサーマルヘッド61を有している。サーマルヘッド61は、図5に示すように、サーマルヘッド31におけるリボンガイド33が省略され、従来のサーマルヘッド11にリボンガイド34のみが取り付けられた構成となっている。
すなわちサーマルヘッド61は、その組立時に、第1の実施の形態と同様にヘッド基板13が固定された放熱体12に、リボンガイド34が取付調整部42の長穴45を介して取付ねじ36によりねじ止めされる。このときリボンガイド34は、ヘッド基板13に対するガイド部41の位置を調整された上で、すなわち搬送路18に対するインクリボン21の走行経路の俯角を所望の角度に合わせるよう取付位置が調整された状態で取り付けられる。
したがって、第3の実施の形態においても、サーマルヘッド61をプリンタに組み付ける際に、ヘッド基板13に対するリボンガイド34の位置調整を改めて行う必要が無いため、組付作業を簡素化でき作業時間を短縮することができる。
[他の実施の形態]
なお、以上の説明は単なる例示であり、本発明は上述の各実施の形態に限定されず、様々な形態で実施することができる。また、各実施の形態の特徴を組み合わせて実施することもできる。
たとえば、上述の実施の形態ではリボンガイド33,34を樹脂材料で構成する場合について説明しているが、リボンガイド33,34を金属材料などの他の材料により構成しても良い。たとえば金属材料でリボンガイド33,34を構成する場合、長方形の金属板における一辺の近傍を円筒状に湾曲させることにより、ガイド部41の当接面43を形成することができる。この場合、当接面43がインクリボン21の走行経路を定め、且つインクリボン21を滑らかに摺動させることができれば良い。
また、上述の実施の形態ではサーマルヘッド31に対しリボンガイド33,34を取付ねじ35,36により組み付ける場合について説明しているが、周知の係合機構や接着剤などの種々の固定手法を用いて組み付けるようにしてもよい。この場合、組み付ける位置を調整した状態で固定することができればよい。
さらに上述の実施の形態ではリボンガイド33,34を放熱体12に固定する場合について説明しているが、サーマルヘッド31を構成する他の部品にリボンガイド33,34を固定するようにしても良い。この場合、ヘッド基板13の発熱部13Aに対するガイド部41の相対的な位置を固定できればよい。
11,31,51,61……サーマルヘッド、12……放熱体、13……ヘッド基板、13A……発熱部、18……搬送路、20……印刷媒体、21……インクリボン、22,23……リボンローラ、33,34……リボンガイド、35,36……取付ねじ、41……ガイド部、42……取付調整部、43……当接面

Claims (4)

  1. 所定の搬送路を搬送される印刷媒体にインクリボンを介して当接されるとともに発熱する発熱部と、
    前記発熱部が固定され前記発熱部の熱を放熱させる放熱体と、
    前記インクリボンの走行経路を定めるガイド部と、
    前記発熱部を基点とした前記印刷媒体に対する前記インクリボンの俯角を所定角度に合わせるよう前記ガイド部を調整する調整部と、
    前記調整部により調整された前記ガイド部を前記放熱体に固定する固定部と、
    を具備することを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記ガイド部は、
    前記発熱部よりも下流側で前記インクリボンの俯角を所定角度に合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記発熱部よりも上流側で前記発熱部を基点とした前記印刷媒体に対する前記インクリボンの俯角を所定の上流側角度に合わせる上流側ガイド部
    をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載のサーマルヘッド。
  4. 前記ガイド部は、
    前記発熱部よりも上流側で前記インクリボンの俯角を所定角度に合わせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05301355A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Tokyo Electric Co Ltd サーマルプリンタ
JP2007283645A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Sony Corp サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法およびプリンタ装置

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