JP2012201987A - ポリエステルショートカット繊維 - Google Patents
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Abstract
水中での分散性に優れ、風合いが良好な湿式不織布を得るのに好適なポリエステルショートカット繊維を提供する。
【解決手段】
ポリエステルを主成分とし、下記(A)及び(B)成分を計0.3〜20.0質量%含有することを特徴とするポリエステルショートカット繊維。
(A)スルホン酸基含有芳香族ジカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体、スルホン酸基を含有しないポリカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体、及びポリアルキレングリコールからなるエステル化反応物。
(B)ポリアルキレングリコール。
【選択図】なし
Description
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)ポリエステルを主成分とし、下記(A)及び(B)成分を計0.3〜20.0質
量%含有することを特徴とするポリエステルショートカット繊維。
(A)スルホン酸基含有芳香族ジカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導 体、スルホン酸基を含有しないポリカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘 導体、及びポリアルキレングリコールからなるエステル化反応物。
(B)ポリアルキレングリコール。
(2)(A)と(B)の質量比が5:95〜95:5である(1)記載のポリエステル ショートカット繊維。
(3)繊維長が3〜10mmである(1)又は(2)記載のポリエステルショートカット繊維。
成分(A)は、スルホン酸基含有芳香族ジカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体(A−1)、スルホン酸基を含有しないポリカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体(A−2)、ポリアルキレングリコール(A−3)の(A−1)〜(A−3)の3成分を構成成分とするエステル化反応物である。
また、成分(B)は、ポリアルキレングリコールである。
1.主成分ポリエステルと混合物(C)を予めドライブレンドして単一の溶融紡糸機に供給する方法。
2. 主成分ポリエステルと混合物(C)を溶融混練機でブレンドして目的とする濃度のチップを作製し、引き続いて通常の溶融紡糸機に該チップを供給する方法。
3.主成分ポリエステルと混合物(C)を、混合物(C)が高濃度となるようにマスターチップを作成した後、単一の溶融紡糸機にマスターチップとポリエステル成分をドライブレンドし供給する方法。
4.前記マスターチップ(混合物(C)が高濃度含有)と主成分を別々の溶融紡糸機に供給し、溶融後にポリマーライン又はノズルパック内でブレンドする方法。
5.主成分と混合物(C)を別々の溶融紡糸機に供給し、溶融後にポリマーライン又はノズルパック内でブレンドする方法。
示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製DSC7)を用い、昇温速度20℃/分で測定した融解吸収曲線の極値を与える温度を融点とした。
フェノール/四塩化エタンの等質量混合溶液を溶媒とし、ウベローデ粘度計を使用して、温度20℃で測定した。
テトラヒドロフランを溶媒として、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定した。充填剤としてwaters社製のStyragelHR 54460及び44225、Ultrastyragel 10571の3種類を使用し、屈折率計を使用してポリスチレン換算の数平均分子量を測定した。
JIS L−1015−7−5−1Aの方法により測定した。
JIS L−1015−7−4−1Cの方法により測定した。
8錘にて24時間連続して紡糸を行った際の糸切れ件数の合計を未延伸糸採取量1t当たりの糸切れ件数に換算し、下記の評価基準で評価した。
評価 糸切れ件数
○ : 1.0回以下
× : 1.0を超える
2000cm3のビーカーに30℃の水1kgを秤取し、そこへポリエステルショートカット繊維1.0gを投入し、DCスターラー(攪拌ペラは3枚スクリュー型で直径は約50mm)で回転数3000rpm、攪拌時間1分間の条件で攪拌し、攪拌1回後、5回後、10回後の分散状態を下記の評価基準で、目視にて判断した。なお、○〜△であれば合格とした。
評価 結束繊維の数
○: 0個
△: 1〜5個
×: 6個以上
30℃の水の代わりに、50℃の温水を用いた以外は(7)と同様にして、分散性を評価した。
(7)と同様にして、3000rpmで1分間攪拌後、30℃で3日間放置した後、再び3000rpmで1分間攪拌し、分散性を評価した。
[混合物(C)の製造]
重縮合反応容器に、成分(A−1)として、5―スルホイソフタル酸ナトリウムポリエチレングリコールジエステル(SIPG)(ポリエチレングリコール部分の平均分子量:356)の40%エチレングリコール溶液(PIPE−40L 三洋化成工業社製)108部(26モル%)、成分(A−2)として、アジピン酸29部及びイソフタル酸10部(74モル%)、成分(A−3)として、数平均分子量8300のPEG(PEG−6000S 三洋化成工業社製)830部(29モル%)、酸化防止剤として「イルガノックス245」(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、ヒンダードフェノール系抗酸化剤)を9部、重合触媒としてテトラブチルチタネートを0.2部添加し、5mmHg減圧下で190℃に昇温した。この条件で、過剰なエチレングリコール、水を除去しながら12時間エステル交換反応を行い、エステル化反応物(成分(A))を得た。
次に成分(B)として、数平均分子量20000のPEG(PEG−20000 三洋化成工業社製)を226部添加し、100℃で2時間溶融混合した後、混合物(C)を得た。
[ポリエステルショートカット繊維の製造]
主成分となるポリエステルとして、融点255℃、極限粘度0.68のポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、上記方法で得られた混合物(C)を常法により乾燥した後、繊維中の混合物(C)の割合が3.0質量%となるようにドライブレンドして溶融押出機に供給し、285℃で溶融混練した。続いて285℃に加熱された口金からポリマーを吐出させ、紡糸速度700m/minで溶融紡糸し、繊維の未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を延伸温度65℃、延伸倍率3.70倍で延伸し、延伸糸を得、繊維長5mmに切断し、繊度が2.2dtexであるポリエステルショートカット繊維を得た。
混合物(C)の割合を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして行い、ポリエステルショートカット繊維を得た。
主成分となるポリエステルとして、ポリブチレンテレフタレート(融点;225℃)を用い、実施例1で得られた混合物(C)を常法により乾燥した後、繊維中の混合物(C)の割合が3.0質量%となるようにポリブチレンテレフタレートにドライブレンドして溶融押出機に供給し、285℃で溶融混練した。続いて285℃に加熱された口金からポリマーを吐出させ、紡糸速度700m/minで溶融紡糸し、未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を延伸温度65℃、延伸倍率3.20倍で延伸し、延伸糸を得、繊維長5mmに切断し、繊度が2.2dtexであるポリエステルショートカット繊維を得た。
混合物(C)の割合を表1に示すように変更した以外は、実施例4と同様にして行い、ポリエステルショートカット繊維を得た。
主成分となるポリエステルとして、ポリ乳酸(融点;170℃)を用い、実施例1で得られた混合物(C)を常法により乾燥した後、繊維中の混合物(C)の割合が3.0質量%となるようにポリ乳酸にドライブレンドして溶融押出機に供給し、230℃で溶融混練した。続いて230℃に加熱された口金からポリマーを吐出させ、紡糸速度700m/minで溶融紡糸し、未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を延伸温度65℃、延伸倍率3.20倍で延伸し、延伸糸を得、繊維長5mmに切断し、繊度が2.2dtexであるポリエステルショートカット繊維を得た。
混合物(C)の割合を表1に示すように変更した以外は、実施例7と同様にして行い、ポリエステルショートカット繊維を得た。
ポリエチレンテレフタレート(融点;255℃)を芯部とし、実施例1で得られた混合物(C)及びポリエチレンテレフタレート(融点;255℃)を鞘部とした。実施例1で得られた混合物(C)を常法により乾燥した後、繊維中の混合物(C)の割合が3.0質量%となるように鞘部ポリマーにドライブレンドし(鞘部中の混合物(C)の割合が6.0質量%)、溶融押出機に供給し、孔数1014、円形断面同心芯鞘複合紡糸口金を用い、芯:鞘=50:50となるように計量し、紡糸温度290℃、紡糸速度700m/minで溶融紡糸し、複合繊維の未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を延伸温度65℃、延伸倍率3.20倍で延伸し、延伸糸を得、繊維長5mmに切断し、繊度が2.2dtexである芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
混合物(C)の割合を表1に示すように変更した以外は、実施例10と同様にして行い、芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
繊維断面の芯鞘比率を表1に示すように変更した以外は、実施例10と同様にして行い、芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
繊維断面の芯鞘比率を表1に示すように変更した以外は、比較例10と同様にして行い、芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
ポリエチレンテレフタレート(融点;255℃)を芯部とし、実施例1で得られた混合物(C)及びイソフタル酸を40モル%共重合させてなるポリエチレンテレフタレート(軟化点;130℃)を鞘部とした。実施例1で得られた混合物(C)を常法により乾燥した後、繊維中の混合物(C)の割合が3.0質量%となるように鞘部ポリマーにドライブレンドし(鞘部中の混合物(C)の割合が6.0質量%)、溶融押出機に供給し、孔数1014、円形断面同心芯鞘複合紡糸口金を用い、芯:鞘=50:50となるように計量し、紡糸温度290℃、紡糸速度700m/minで溶融紡糸し、複合繊維の未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を延伸温度65℃、延伸倍率3.20倍で延伸し、延伸糸を得、繊維長5mmに切断し、繊度が2.2dtexである芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
混合物(C)の割合を表1に示すように変更した以外は、実施例14と同様にして行い、芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
繊維断面の芯鞘比率を表1に示すように変更した以外は、実施例14と同様にして行い、芯鞘型ポリエステルショートカット繊維を得た。
繊維断面の芯鞘比率を表1に示すように変更した以外は、比較例14と同様にして行い、ポリエステルショートカット繊維を得た。
成分(A−1)、成分(A−2)、成分(A−3)のモル比を表1に示すように変更して混合物(C)を作成した以外は、実施例3と同様にして行い、ポリエステルショートカット繊維を得た。
Claims (3)
- ポリエステルを主成分とし、下記(A)及び(B)成分を計0.3〜20.0質量%含有することを特徴とするポリエステルショートカット繊維。
(A)スルホン酸基含有芳香族ジカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体、スルホン酸基を含有しないポリカルボン酸及び/またはそのエステル形成性誘導体、及びポリアルキレングリコールからなるエステル化反応物。
(B)ポリアルキレングリコール。 - (A)と(B)の質量比が5:95〜95:5である請求項1記載のポリエステルショートカット繊維。
- 繊維長が3〜10mmである請求項1又は2記載のポリエステルショートカット繊維。
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