JP2012204330A - 燃料電池発電装置及びその停止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 停止後に改質装置の触媒に好適な改質ガスを改質装置内に保持しつつ水分を除去できるようにすることが可能な、燃料電池発電装置及びその停止方法を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、制御部100は、燃料電池発電装置1を停止する際に、少なくとも燃料電池アノード入口遮断弁35と燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37とを閉じた状態で改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開いて改質水蒸発器11の改質水の水抜きを行い、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じた後、一定量の改質水を改質装置2に供給し、少なくとも改質装置入口遮断弁32、燃料電池アノード入口遮断弁35、もしくは燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37を操作することによりプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力の値が一定の範囲内に収まるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、燃料電池発電装置及びその停止方法に関する。
燃料電池発電装置は、改質装置で生成した水素を、燃料電池本体において直接電気エネルギーに変換するシステムである。このシステムは化学反応による発電であるために発電効率が高く、汚染物質の排出及び騒音が少なく、環境性に優れた発電装置として評価されている。
改質装置内には改質触媒層を配した改質部を有し、炭化水素燃料などと改質水蒸発器で発生させた水蒸気との改質反応により水素を含む改質ガスを生成する。改質反応は高温での吸熱反応であるため、起動時には改質触媒層を運転温度まで昇温させる必要があり、また運転中は改質触媒層を加熱し続ける必要がある。そのため一般に改質装置はバーナとバーナ燃焼空間を備えており、可燃ガスを燃焼させることで起動時及び運転時に改質触媒に熱を供給する。
また、改質部から導出される改質ガスは、高濃度の一酸化炭素を含んでいるため、シフト反応器で一酸化炭素濃度を低下させる。シフト反応器の下流では、PROX(CO選択酸化反応器)にてPROX空気と選択酸化反応させる、あるいはメタネーション反応器で一酸化炭素と水素からメタンを発生させる、などの方法で、更に一酸化炭素濃度を低減することもできる。
また、改質部に導入する炭化水素燃料に硫黄分があると改質触媒が劣化するため、改質部入口に脱硫器を設けるが、これに水素の存在が好適である触媒が適用されている場合、PROX空気が導入される位置よりも上流の位置から改質ガスを脱硫器よりも上流の位置へリサイクルし、また、リサイクル流路が凝縮水で閉塞しないようプロセスライン凝縮熱交換器をリサイクルライン上流に備えるようにしている。
改質装置から導出された改質ガスは、燃料電池アノードを通過する間に発電により水素が消費され、残余の水素などを含むアノードオフガスは前記バーナで燃焼される。アノードオフガス中の水蒸気が過多だとバーナで燃焼しにくいので、アノードオフガスライン凝縮熱交換器を備えて水蒸気及び水ミストを除去するようにしている。
特許第4130603号公報 特許第4175432号公報 特許第4098258号公報
上述したような改質装置においては、停止後は水蒸気パージを行い、起動時も水蒸気パージを行って、バーナ燃焼空間から空気が逆流することを防ぐことが行われている。しかし改質装置に適用される反応器の触媒、特にシフト反応器に広く使用されている銅亜鉛系触媒は、水蒸気に暴露されると酸化により劣化してしまう。また改質触媒層に用いられる触媒にも水蒸気により劣化するリスクがあるものがある。このため、起動停止操作を繰り返すにつれ、該装置の性能が低下する可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、停止後に改質装置の触媒に好適な改質ガスを改質装置内に保持しつつ水分を除去する、燃料電池発電装置及びその停止方法を提供することである。
実施形態の燃料電池発電装置は、改質水から水蒸気を発生させる改質水蒸発器と、燃料に含まれる炭化水素と前記改質水蒸発器により発生される水蒸気とから水素を含む改質ガスを発生させる改質装置と、前記改質装置の入口へ供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う改質装置入口遮断弁と、前記改質装置で発生する改質ガスに含まれる水蒸気を凝縮するプロセスライン凝縮熱交換器と、前記プロセスライン凝縮熱交換器を通過する改質ガスに含まれる水素を消費する燃料電池アノードと、前記燃料電池アノードの入口へ供給される改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノード入口遮断弁と、前記燃料電池アノードを上流から下流にバイパスする燃料電池アノードバイパスラインと、前記燃料電池アノードバイパスラインを通る改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノードバイパスライン遮断弁と、前記改質水蒸発器の改質水上流の分岐からの改質水の排出及びその解除を開閉操作により行う改質水蒸発器水抜き遮断弁とを備えた燃料電池発電装置であって、前記プロセスライン凝縮熱交換器近傍の改質ガスの圧力を測定するプロセスライン凝縮熱交換器圧力計と、前記燃料電池発電装置を停止する際に、少なくとも前記燃料電池アノード入口遮断弁と前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁とを閉じた状態で前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を開いて前記改質水蒸発器から改質水を排出し、前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を閉じた後、一定量の改質水を前記改質装置に供給し、少なくとも前記改質装置入口遮断弁、前記燃料電池アノード入口遮断弁、もしくは前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁を操作することにより前記プロセスライン凝縮熱交換器圧力計により測定される圧力の値が一定の範囲内に収まるように制御する制御手段とを更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、停止後に改質装置の触媒に好適な改質ガスを改質装置内に保持しつつ水分を除去することが可能となる。
第1の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図。 同実施形態に係る燃料電池発電装置の停止手順の一例を示すフローチャート。 同実施形態に係る燃料電池発電装置の停止手順の一例を示すタイミングチャート。 第2の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図。 第3の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図である。
図1に示される燃料電池発電装置1は、改質装置2、燃料電池3、改質部4、脱硫器5、燃料予熱器6、シフト反応器一段目7、シフト反応器二段目8、プロセスライン凝縮熱交換器9、PROX(CO選択酸化反応器)10、改質水蒸発器11、水蒸発器出口圧力損失要素12、起動燃料圧力損失要素13、排熱回収装置14、換気ファン15、燃料入口圧力計16、改質装置圧力計17、燃料流量計18、バーナ空気流量計19、燃料ブロア21、バーナ空気ブロア22、カソード空気ブロア23、PROX空気ブロア24、改質水ポンプ25、アノードオフガスライン凝縮熱交換器27、アノードオフガスライン凝縮水排出装置28、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29、燃料入口遮断弁30、改質装置入口遮断弁32、バーナ燃料遮断弁33、PROX空気遮断弁34、燃料電池アノード入口遮断弁35、燃料電池アノード出口遮断弁36、燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37、燃料電池アノードバイパスライン37A、リサイクルライン遮断弁38、リサイクルライン38A、改質水蒸発器水抜き遮断弁39、プロセスライン凝縮水排出装置40、プロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41、制御部100などを有する。
改質装置2は、燃料に含まれる炭化水素と改質水蒸発器11により発生される水蒸気とから、水素を含む改質ガスを発生させるものであり、改質部4、脱硫器5、燃料予熱器6、シフト反応器一段目7、シフト反応器二段目8、PROX10、改質水蒸発器11、及び水蒸発器出口圧力損失要素12を含む。
燃料電池3は、燃料電池アノード3aと燃料電池カソード3bとを備えている。
改質部4は、改質触媒層4a、改質部バーナ4b、及びバーナ燃焼空間4cを備え、改質燃料が改質触媒層4aを通過する間、バーナ燃焼空間4cからの伝熱により、改質反応を促進させ、主成分が水素である改質ガスを生成する。なお、改質触媒層4a及びバーナ燃焼空間4cには、それらの温度を検出する温度検出器(図示せず)がそれぞれ備えられており、温度検出結果が制御部100に伝えられる。
脱硫器5は、起動時の加熱などの温度調節に用いる脱硫器温度調節部5aを備え、燃料ブロア21から供給される燃料から附臭剤などの硫黄を含む有機物を分解除去する。
燃料予熱器6は、改質部4内に導入する前の燃料に予熱を与えるとともに、改質部4から生成される改質ガスにも熱を与える。
シフト反応器一段目7は、起動時の加熱などの温度調節に用いるシフト反応器一段目温度調節部7aを備え、改質部4から供給される改質ガスに対し、シフト反応を促進させる。
シフト反応器二段目8は、起動時の加熱などの温度調節に用いるシフト反応器二段目温度調節部8aを備え、シフト反応器一段目7から供給される改質ガスに対し、さらにシフト反応を促進させる。
プロセスライン凝縮熱交換器9は、シフト反応器二段目8から供給される改質ガスに対し、冷却水との熱交換により水蒸気を凝縮させる。
PROX10は、冷却ファンなどのPROX温度調節部10aを備え、供給される改質ガスに対し、選択酸化反応により一酸化炭素を燃焼除去し、一酸化炭素の濃度を低下させる。
改質水蒸発器11は、改質水ポンプ25から供給される改質水を二相流もしくは過熱蒸気にする。
水蒸発器出口圧力損失要素12は、改質水蒸発器11から供給される水蒸気を通過させる際に一定の圧力損失を生じさせる。
起動燃料圧力損失要素13は、燃料ブロア21から供給される燃料を通過させる際に一定の圧力損失を生じさせる。
排熱回収装置14は、バーナ燃焼空間4cから改質水蒸発器11の高温側を通過して改質水の蒸発に利用された燃焼排ガスを、燃料電池カソード3bの排出ガスとともに熱回収する。
換気ファン15は、排熱回収装置14により熱回収された排ガスを燃料電池発電装置1全体の換気と混合して外部に排出する。
燃料入口圧力計16は、燃料入口遮断弁30を通じて燃料ブロア21により引き込まれる燃料の圧力を計測する。
改質装置圧力計17は、改質装置入口遮断弁32を通じて改質部4に導入される燃料の圧力を計測する。
燃料流量計18は、燃料ブロア21により燃料入口遮断弁30を通じて引き込まれる燃料の流量を計測する。
バーナ空気流量計19は、バーナ空気ブロア22により引き込まれる空気の流量を計測する。
燃料ブロア21は、燃料を改質部4に通じる第一の系統及び第二の系統に引き込む。
バーナ空気ブロア22は、外部の空気を改質部バーナ4bに引き込む。
カソード空気ブロア23は、外部の空気を燃料電池カソード3bに引き込む。
PROX空気ブロア24は、PROX10へ供給する改質ガスと混合させるための空気を外部から引き込む。
改質水ポンプ25は、改質装置2の外側に設置された純水タンクからの改質水を改質装置2内の改質水蒸発器11に供給する。
アノードオフガスライン凝縮熱交換器27は、燃料電池アノード3aからの水素が消費された改質ガス、または燃料電池アノードバイパスライン37Aを通じて供給される改質ガスに対し、冷却水との熱交換により水蒸気を凝縮させ、これにより露点が調整された改質ガスを改質部バーナ4bに供給する。
アノードオフガスライン凝縮水排出装置28は、アノードオフガスライン凝縮熱交換器27により生成された凝縮水を排出する。
プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29は、プロセスライン凝縮熱交換器9近傍(例えば、プロセスライン凝縮熱交換器9の下流側)の改質ガスの圧力を計測する。
燃料入口遮断弁30は、燃料入口から燃料ブロア21により供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
改質装置入口遮断弁32は、燃料ブロア21により第二の経路を通じて改質装置2内の脱硫器5へ供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
バーナ燃料遮断弁33は、燃料ブロア21により第一の経路を通じて改質装置2内の改質部バーナ4bへ供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
PROX空気遮断弁34は、PROX空気ブロア24により供給される空気の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
燃料電池アノード入口遮断弁35は、燃料電池アノード3aの入口に供給される改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
燃料電池アノード出口遮断弁36は、燃料電池アノード3aの出口から排出される改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
燃料電池アノードバイパスライン37Aは、燃料電池アノード3aを上流から下流にバイパスする配管であり、燃料電池アノード入口遮断弁35の上流と燃料電池アニード出口遮断弁36の下流とを繋ぐ。
燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37は、燃料電池アノードバイパスライン37Aを通じる改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
リサイクルライン38Aは、プロセスライン凝縮熱交換器9の下流から一部の改質ガスを燃料ブロア21の上流へとリサイクルさせる配管であり、プロセスライン凝縮熱交換器9の下流と燃料ブロア21の上流とを繋ぐ。
リサイクルライン遮断弁38は、リサイクルライン38Aを通じてリサイクルされる改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
改質水蒸発器水抜き遮断弁39は、改質水蒸発器11からの排出される改質水の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
プロセスライン凝縮水排出装置40は、プロセスライン凝縮熱交換器9が水蒸気を凝縮して生成した凝縮水を排出する。
プロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41は、プロセスライン凝縮水排出装置40出口から排出される凝縮水の遮断及びその解除を開閉操作により行う開閉弁である。
制御部100は、燃料電池発電装置1全体の動作を司るものであり、各部に設置される燃料入口圧力計16、改質装置圧力計17、燃料流量計18、バーナ空気流量計19、パージ燃料流量計20、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29などの各種センサの検出結果を取り込み、それらの値に応じて、プロセスライン凝縮熱交換器9、燃料ブロア21、バーナ空気ブロア22、カソード空気ブロア23、PROX空気ブロア24、改質水ポンプ25、各種の遮断弁30,32,33,34,35,36,37,38,39,41などの補機類の動作を制御する。
例えば、制御部100は、燃料電池発電装置1を停止する際に、少なくとも燃料電池アノード入口遮断弁35と燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37とを閉じた状態で改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開いて改質水蒸発器11の改質水の水抜きを行い、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じた後、一定量の改質水を改質装置2に供給し、少なくとも改質装置入口遮断弁32、燃料電池アノード入口遮断弁35、もしくは燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37を開閉操作することによりプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力の値が一定の範囲内に収まるように制御する機能を有する。
より具体的には、制御部100は、一定量の改質水を改質装置2に供給した後、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力を監視し、その圧力が第1の値以上となった場合には改質装置入口遮断弁32を閉じて燃料の供給を停止するとともに改質水の供給を停止し、プロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通を開始し、その圧力が第1の値よりも高い第2の値以上となった場合にはプロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通量を増加させ、一方、その圧力が第3の値以下となった場合にはプロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通を停止し、その圧力が第3の値よりも低い第4の値以下となった場合には改質装置入口遮断弁32を開いて燃料を供給するとともに改質水を供給し、その圧力が第4の値よりも低い第5の値以下となった場合には燃料及び改質水の供給量を増加させる制御を行う機能を有する。
更に、制御部100は、改質装置2の改質部4の温度が所定値(予め定められた値)以下となった場合には、少なくとも改質装置入口遮断弁32を開くとともに改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開いて改質水蒸発器11の改質水の水抜きを行い、改質装置入口遮断弁32及び改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じた後、少なくとも燃料電池アノード入口遮断弁35と燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37とを閉じた状態で改質装置2へ供給される燃料の圧力(改質装置圧力計17により測定される圧力)もしくはプロセスライン凝縮熱交換器9近傍の改質ガスの圧力(プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力)を監視し、その圧力が所定値以下となった場合には改質装置入口遮断弁32を開き、その圧力が所定値以上となった場合には改質装置入口遮断弁32を閉じる制御を行う機能を有する。
上記構成において、燃料電池発電装置1の運転中は、燃料が燃料入口遮断弁30を通じて燃料ブロア21により引き込まれ、そのときの圧力が燃料入口圧力計16、流量が燃料流量計18により計測される。燃料ブロア21上流にはリサイクルライン38Aの出口があり、リサイクルライン遮断弁38を通じて少量の改質ガスがリサイクルされる。燃料ブロア21下流は二系統に別れ、第一の系統は燃料が起動燃料圧力損失要素13とバーナ燃料遮断弁33とを通じて、改質装置2内の改質部バーナ4bに補助的な燃料として供給される。第二の系統は燃料が改質装置入口遮断弁32を通じて、改質装置2内の脱硫器5に供給され、附臭剤などの硫黄を含む有機物が分解除去される。
一方、改質装置2の外側に設置された純水タンクからは、改質水ポンプ25により改質水が改質装置2に供給され、改質水蒸発器11で二相流もしくは過熱蒸気となった後、水蒸発器出口圧力損失要素12を通過し、脱硫器5から導出された改質燃料と合流して燃料予熱器6で予熱され、改質触媒層4aに導入される。改質触媒層4aを通過する間に、改質部4内でバーナ燃焼空間4cからの伝熱により、改質反応が進み、主成分が水素である改質ガスとして燃料予熱器6の高温側を通過し、シフト反応器一段目7へ、続けてシフト反応器二段目8に導入される。
シフト反応器から導出された改質ガスは、燃料電池発電装置1の雰囲気温度より高い露点で水蒸気を含み、特にリサイクルライン38Aで流通する過程で凝縮し流通を阻害するおそれがある。このため、プロセスライン凝縮熱交換器9により水蒸気を凝縮させ、プロセスライン凝縮水排出装置40により排出させる。図1では、このようなプロセスライン凝縮水排出装置40の一例として、フロート式の自力式液面調整弁を例示しているが、水位センサを用いて出口弁を開閉する形式など、水が排出できるものであれば他の種類のものを採用してもよい。また、プロセスライン凝縮水排出装置40出口に設けられるプロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41は、自力式液面調整弁を用いる限り本来不要ではあるが、後述する停止操作の際に使用できるように設置することが望ましい。プロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41の例としては、電磁弁のほか、内外の圧力差が期待できるなら逆止弁を採用してもよい。また、プロセスライン凝縮熱交換器9近傍に設けられるプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29は、図1の例では、低温かつ凝縮の恐れが低い方が好適であることから下流に設置しているが、上流に設置しても構わない。
一方、PROX空気ブロア24により送気されたPROX空気は、PROX空気遮断弁34を通じて、プロセスライン凝縮熱交換器9から導出された改質ガスと混合され、PROX(CO選択酸化反応器)10に導入される。PROX10では選択酸化反応により一酸化炭素が燃焼除去され、濃度10ppm以下となって導出される。PROX10から導出された改質ガスは、燃料電池アノード入口遮断弁35を通じて燃料電池アノード3aに導入され、カソード空気ブロア3を通じて燃料電池カソード3bに供給された空気中の酸素との反応により水素を消費されて燃料電池アノード出口遮断弁36を通じて導出される。
燃料電池アノード入口遮断弁35の上流と燃料電池アニード出口遮断弁36の下流を繋ぐ燃料電池アノードバイパスライン37Aには、燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37が配置される。この燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37は、起動または停止中に改質装置2の内圧が過度に上昇した際に開かれる。
燃料電池アノード出口遮断弁36から導出された改質ガスは、水素消費により流量が減るため、露点が上昇している。そのためアノードオフガスライン凝縮熱交換器27で水蒸気を凝縮させ、アノードオフガスライン凝縮水排出装置28を通じて排出する。このように露点を調整した改質ガスを改質部バーナ4bに導入し、バーナ空気ブロア22によりバーナ空気流量計19を通じて導入された空気とともに燃焼させる。燃焼排ガスは、バーナ燃焼空間4cから改質水蒸発器11の高温側を通過して改質水の蒸発に利用された後、改質装置2の外側に導出され、燃料電池カソード3bの排出ガスとともに排熱回収装置14にて熱回収した後、換気ファン15による燃料電池発電装置1全体の換気と混合されて外部に排出される。
次に、図2のフローチャート及び図3のタイミングチャートを参照して、同実施形態に係る燃料電池発電装置を停止する際の制御部100による動作について説明する。なお、図2,図3の中では、各構成要素をその参照符号のみで簡略的に表すことにより、記載の簡潔化を図っている。
燃料電池発電装置1において発電停止の指示があった場合(ステップS1)、以下の処理(ステップS2)を行う。
カソード空気ブロア23の運転を停止して、発電を停止する。また、燃料ブロア21を停止し、燃料入口遮断弁30、改質装置入口遮断弁32を閉じ、改質水ポンプ25の運転を停止することで改質装置への原料の供給を停止するとともに、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じ、バーナ燃料遮断弁33を閉じて改質部バーナ4bへの燃料の供給を止め、火炎を消火して降温させる。なお、改質部4及び改質装置2全体の温度を下げるため、バーナ空気ブロア22の運転は継続させる。また、PROX空気ブロア24を停止し、PROX空気遮断弁34を閉じて、PROX空気流通を停止させる。また、リサイクルライン遮断弁38を閉じて改質ガスのリサイクルを停止する。また、降温のため脱硫器温度調節部5a、燃料予熱器温度調節部6a、シフト反応器一段目温度調節部7a、シフト反応器二段目温度調節部8a、PROX温度調節部10aを停止する。この上で、燃料電池アノード入口遮断弁35、燃料電池アノード出口遮断弁36、燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37、及びプロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41を閉じ、改質装置2とプロセスライン凝縮熱交換器9を含む区画を締め切る。この段階では一時的にプロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通を停止することが望ましい。なぜなら、次の操作で区画内に減圧する機器があると望ましい結果が得られない可能性がある上、プロセスライン凝縮水排出装置40から排水ができない状態だからである。
上記の条件を満たした段階で、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開き、改質水蒸発器11から改質水を排水する(ステップS3)。
改質水蒸発器水抜き遮断弁39以外の遮断弁は全て閉じているため、改質水蒸発器11から排水された分、改質装置2内の気相が増え、改質装置圧力計17の計測値が低下する。この増分をΔPとすると、
ΔP>(停止前の改質装置圧力計17の絶対圧、もしくは設計上の改質装置圧力計17の絶対圧)×{(改質水蒸発器水抜き遮断弁39から改質水蒸発器11入口までの配管容積)}+(改質水蒸発器11内の容積)}÷(改質装置2内の容積)
となったときに改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じる、もしくは、排水に要する時間を予め計測しておき、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開いてから該時間経過後に閉じる(ステップS4,S5)。
これにより、気相の改質ガスを無駄に漏出することなく改質水を抜くことができる。また、このように水抜きを行うことにより、この後の締切り運転で改質装置2の内圧が上昇するリスクを低減することができる。
改質水蒸発器11の水抜きを行い、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じた後、改質水ポンプ25を運転し(ステップS5)、改質水蒸発器11の入口までの配管を満たしながら改質水蒸発器11までは入らない程度の一定量の改質水、例えば、改質水蒸発器水抜き遮断弁39から改質水蒸発器11入口までの配管容積分の改質水を供給して再水張りを行い(ステップS6)、改質水ポンプ25を停止させる(ステップS7)。
このようにして改質ガスパージの準備が整った段階で、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29の値が所定値bb以上であるかを確認する(ステップS8)。
負圧の状態から再開すると水を吸い込むので、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29の値が所定値bbよりも低い場合は、燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37を開いて、バーナ燃焼空間4cの残熱による気相圧力上昇を一定時間待ち、その後に燃料電池アノードバイパスライン遮断弁37を閉じる(ステップS9)。所定値bb以上になれば、プロセスライン凝縮水排出装置出口遮断弁41を開く(ステップS10)。
この後、改質触媒層4aの温度及びバーナ燃焼空間4cの温度が所定値以下となるまでは(ステップS11のNo)、以下のように各種の補機類を操作することにより、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力が一定の範囲内に収まるように制御する。
当該制御の中では、適宜、燃料ブロア21による改質原料の導入やプロセスライン凝縮熱交換器9による冷媒流通などを行うが、改質原料の導入は、改質装置2の圧力を増加させる要因となる一方で、プロセスライン凝縮熱交換器9での凝縮による水蒸気の除去と改質装置2全体の温度低下は、圧力が低下する要因となる。そこで、最も圧力が低下する箇所にプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29を設置し、このプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29の圧力を監視しながら、以下に示す保圧制御を実施する。
例えば、プロセスライン凝縮熱交換器圧力計29の圧力が所定値a以上となった場合には(ステップS12のYes)、燃料入口遮断弁30及び改質装置入口遮断弁32を閉じるとともに燃料ブロア21及び改質水ポンプ25の運転を停止することにより、燃料の供給を停止するとともに改質水の供給を停止し(ステップS13)、プロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通を開始する(ステップS14)。このとき、締切り状態で凝縮を行うため、プロセスライン凝縮熱交換器9は減圧され、改質部4からの流れができる。それでもなお圧力上昇が続き、その圧力が所定値aよりも高い所定値aa以上となった場合には(ステップS15のYes)、プロセスライン凝縮熱交換器9での冷媒流通量を増加させる(ステップS16)。
一方、その圧力が所定値c以下となった場合には(ステップS17のYes)、プロセスライン凝縮熱交換器9の冷媒流通を停止する(ステップS18)。それでもなお圧力低下が続き、その圧力が所定値cよりも低い所定値b以下となった場合には(ステップS19のYes)、燃料入口遮断弁30及び改質装置入口遮断弁32を開くとともに燃料ブロア21及び改質水ポンプ25の運転を実施することにより、燃料を供給するとともに改質水を供給する(ステップS20)。改質燃料と改質水との供給比(S/C)は、2.5〜3.5の範囲になるよう選定し、微量もしくは間欠的に供給することが望ましい。それでもなお圧力低下が続き、その圧力が所定値bよりも低い所定値bb以下となった場合には(ステップS21のYes)、燃料ブロア21からの燃料供給量及び改質水ポンプ25からの改質水供給量を増加させる。
このような制御を継続している間に、改質触媒層4aの温度及びバーナ燃焼空間4cの温度が所定値以下になり、降温が完了したら(ステップS11のYes)、燃料入口遮断弁30及び改質装置入口遮断弁32を閉じ、燃料ブロア21及び改質水ポンプ25の運転を停止することにより、燃料の供給を停止するとともに改質水の供給を停止する(ステップS23)。なお、ステップS11に示される所定値以下とは、水蒸気がない状態で燃料を改質触媒に供給してもカーボン発生などの不適合が起こらない温度であり、燃料や改質触媒の種別にもよるが、280〜350℃であることが望ましい。
次に、燃料入口遮断弁30及び改質装置入口遮断弁32を開くとともに、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を開き、改質装置2の入口から脱硫器5を経由し改質水蒸発器11に至るまでを燃料でパージさせる(ステップS24)。改質装置2の入口から導入された燃料は、脱硫器5を経由し、脱硫された燃料で改質水蒸発器11がパージされるので、この後に改質装置2を締め切っても、水蒸気発生による圧力上昇の可能性が低減される。また、改質部4から下流側はパージされないので、この区間の水素を含む改質ガスは保持される。また、次回起動時に硫黄を含むガスが改質部4に流入する可能性を防止することができる。
そして、一定時間経過後(ステップS25のYes)、燃料入口遮断弁30及び改質装置入口遮断弁32を閉じるとともに、改質水蒸発器水抜き遮断弁39を閉じる(ステップS26)。この状態で、改質装置圧力計17もしくはプロセスライン凝縮熱交換器圧力計29により測定される圧力を監視し、その圧力が所定値以下となったら改質装置入口遮断弁32を開き、その圧力が所定値以上となったら改質装置入口遮断弁32を閉じ、主に温度低下により圧力が低下する分だけ燃料を供給するような保圧制御を行う(ステップS27)。この場合、燃料供給により改質ガス濃度中の水素濃度が低下することはあっても、改質ガスは燃料によって完全に置換されることはないので、触媒周囲に水素がある雰囲気を保ったまま徐々に水蒸気を除去することができる。
第1の実施形態によれば、簡便な構成により、改質装置2の触媒に好適な改質ガスを改質装置2内に保持しながら、停止操作中に水分を除去し、改質装置2の温度低下が完了した時点でも内部が凝縮水で濡れないよう保つことができる。また、停止操作中に圧力が過大となったり、圧力が低下してプロセスライン凝縮水排出装置9から水を吸い込んだりすることがないようにすることができる。また、停止操作中、改質ガスが他のガスに置換されることを防ぐことができ、改質装置4の出口から可燃性ガスが排出される心配がない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
なお、第2の実施形態においては、図1に示した第1の実施形態の構成と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図4は、第2の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図である。
図4に示される燃料電池発電装置1では、PROX10はプロセスライン凝縮熱交換器9の下流側ではなく上流側に存在する。また、PROX空気ブロア24により送気されたPROX空気は、PROX空気遮断弁34を通じて、プロセスライン凝縮熱交換器9から導出された改質ガスと混合されるのではなく、シフト反応器8から導出された改質ガスと混合され、PROX(CO選択酸化反応器)10に導入される。この場合、プロセスライン凝縮熱交換器9で露点を低下されたガスは、窒素を含み、これをリサイクルするとなると改質部4でアンモニアが発生するリスクがある。そのため、本実施形態ではリサイクルライン38Aは設けられていない。
その他の構成や動作は、前述の第1の実施形態の場合と同様となる。
第2の実施形態によれば、基本的な構成や動作が前述の第1の実施形態と共通しており、前述の第1の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
なお、第3の実施形態においては、図1に示した第1の実施形態の構成と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図5は、第3の実施形態に係る燃料電池発電装置の構成の一例を示す構成図である。
図5に示される燃料電池発電装置1では、PROX10は設けられないが、プロセスライン凝縮熱交換器9の上流側にはメタネーション反応器26が設けられる。このメタネーション反応器26は、温度調節に用いるメタネーション反応器温度調節部26aを備え、一酸化炭素と水素からメタンを発生させることにより一酸化炭素濃度を低減させる。なお、PROX空気は、改質ガスとの混合には使用されない。メタネーション反応器26はPROX空気なしで動作するため、プロセスライン凝縮熱交換器9で露点を低下されたガスには窒素が含まれず、脱硫器5に供給するガスとしては好適である。そのため、本実施形態ではリサイクルライン38Aが設けられる。
その他の構成や動作は、前述の第1の実施形態の場合と同様となる。
第3の実施形態によれば、基本的な構成や動作が前述の第1の実施形態と共通しており、前述の第1の実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…燃料電池発電装置、2…改質装置、3…燃料電池、3a…燃料電池アノード、3b…燃料電池カソード、4…改質部、4a…改質触媒層、4b…改質部バーナ、4c…バーナ燃焼空間、5…脱硫器、5a…脱硫器温度調節部、6…燃料予熱器、6a…燃料予熱器温度調節部、7…シフト反応器一段目、7a…シフト反応器一段目温度調節部、8…シフト反応器二段目、8a…シフト反応器二段目温度調節部、9…プロセスライン凝縮熱交換器、10…PROX、10a…PROX温度調節部、11…改質水蒸発器、12…水蒸発器出口圧力損失要素、13…起動燃料圧力損失要素、14…排熱回収装置、15…換気ファン、16…燃料入口圧力計、17…改質装置圧力計、18…燃料流量計、19…バーナ空気流量計、20…パージ燃料流量計、21…燃料ブロア、22…バーナ空気ブロア、23…カソード空気ブロア、24…PROX空気ブロア、25…改質水ポンプ、26…メタネーション反応器、26a…メタネーション反応器温度調節部、27…アノードオフガスライン凝縮熱交換器、28…アノードオフガスライン凝縮水排出装置、29…プロセスライン凝縮熱交換器圧力計、30…燃料入口遮断弁、32…改質装置入口遮断弁、33…バーナ燃料遮断弁、34…PROX空気遮断弁、35…燃料電池アノード入口遮断弁、36…燃料電池アノード出口遮断弁、37…燃料電池アノードバイパスライン遮断弁、37A…燃料電池アノードバイパスライン、38…リサイクルライン遮断弁、38A…リサイクルライン、39…改質水蒸発器水抜き遮断弁、40…プロセスライン凝縮水排出装置、41…凝縮水排出装置出口遮断弁、100…制御部。

Claims (5)

  1. 改質水から水蒸気を発生させる改質水蒸発器と、燃料に含まれる炭化水素と前記改質水蒸発器により発生される水蒸気とから水素を含む改質ガスを発生させる改質装置と、前記改質装置の入口へ供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う改質装置入口遮断弁と、前記改質装置で発生する改質ガスに含まれる水蒸気を凝縮するプロセスライン凝縮熱交換器と、前記プロセスライン凝縮熱交換器を通過する改質ガスに含まれる水素を消費する燃料電池アノードと、前記燃料電池アノードの入口へ供給される改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノード入口遮断弁と、前記燃料電池アノードを上流から下流にバイパスする燃料電池アノードバイパスラインと、前記燃料電池アノードバイパスラインを通る改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノードバイパスライン遮断弁と、前記改質水蒸発器の改質水上流の分岐からの改質水の排出及びその解除を開閉操作により行う改質水蒸発器水抜き遮断弁とを備えた燃料電池発電装置であって、
    前記プロセスライン凝縮熱交換器近傍の改質ガスの圧力を測定するプロセスライン凝縮熱交換器圧力計と、
    前記燃料電池発電装置を停止する際に、少なくとも前記燃料電池アノード入口遮断弁と前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁とを閉じた状態で前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を開いて前記改質水蒸発器から改質水を排出し、前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を閉じた後、一定量の改質水を前記改質装置に供給し、少なくとも前記改質装置入口遮断弁、前記燃料電池アノード入口遮断弁、もしくは前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁を操作することにより前記プロセスライン凝縮熱交換器圧力計により測定される圧力の値が一定の範囲内に収まるように制御する制御手段とを更に備えたことを特徴とする燃料電池発電装置。
  2. 請求項1に記載の燃料電池発電装置において、前記制御手段は、前記一定量の改質水を前記改質装置に供給した後、前記プロセスライン凝縮熱交換器圧力計により測定される圧力を監視し、その圧力がある値以上となった場合には前記改質装置入口遮断弁を閉じて燃料の供給を停止するとともに改質水の供給を停止する、もしくは前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通を開始する、もしくは前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通量を増加させる制御を行い、一方、その圧力がある値以下となった場合には前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通を停止する、もしくは前記改質装置入口遮断弁を開いて燃料を供給するとともに改質水を供給する、もしくは燃料及び改質水の供給量を増加させる制御を行うことを特徴とする燃料電池発電装置。
  3. 請求項1に記載の燃料電池発電装置において、前記制御手段は、前記一定量の改質水を前記改質装置に供給した後、前記プロセスライン凝縮熱交換器圧力計により測定される圧力を監視し、その圧力が第1の値以上となった場合には前記改質装置入口遮断弁を閉じて燃料の供給を停止するとともに改質水の供給を停止し、前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通を開始し、その圧力が前記第1の値よりも高い第2の値以上となった場合には前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通量を増加させ、一方、その圧力が第3の値以下となった場合には前記プロセスライン凝縮熱交換器の冷媒流通を停止し、その圧力が前記第3の値よりも低い第4の値以下となった場合には前記改質装置入口遮断弁を開いて燃料を供給するとともに改質水を供給し、その圧力が前記第4の値よりも低い第5の値以下となった場合には燃料及び改質水の供給量を増加させる制御を行うことを特徴とする燃料電池発電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池発電装置において、前記制御手段は、前記改質装置の改質部の温度が所定値以下となった場合には、少なくとも前記改質装置入口遮断弁を開くとともに前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を開いて前記改質水蒸発器から改質水を排出し、前記改質装置入口遮断弁及び前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を閉じた後、少なくとも前記燃料電池アノード入口遮断弁と前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁とを閉じた状態で前記改質装置へ供給される燃料の圧力もしくは前記プロセスライン凝縮熱交換器圧力計により測定される圧力を監視し、その圧力が所定値以下となった場合には前記改質装置入口遮断弁を開き、その圧力が所定値以上となった場合には前記改質装置入口遮断弁を閉じる制御を行うことを特徴とする燃料電池発電装置の停止方法。
  5. 改質水から水蒸気を発生させる改質水蒸発器と、燃料に含まれる炭化水素と前記改質水蒸発器により発生される水蒸気とから水素を含む改質ガスを発生させる改質装置と、前記改質装置の入口へ供給される燃料の遮断及びその解除を開閉操作により行う改質装置入口遮断弁と、前記改質装置で発生する改質ガスに含まれる水蒸気を凝縮するプロセスライン凝縮熱交換器と、前記プロセスライン凝縮熱交換器を通過する改質ガスに含まれる水素を消費する燃料電池アノードと、前記燃料電池アノードの入口へ供給される改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノード入口遮断弁と、前記燃料電池アノードを上流から下流にバイパスする燃料電池アノードバイパスラインと、前記燃料電池アノードバイパスラインを通る改質ガスの遮断及びその解除を開閉操作により行う燃料電池アノードバイパスライン遮断弁と、前記改質水蒸発器の改質水上流の分岐からの改質水の排出及びその解除を開閉操作により行う改質水蒸発器水抜き遮断弁とを備えた燃料電池発電装置の停止方法であって、
    制御手段により、前記燃料電池発電装置を停止する際に、少なくとも前記燃料電池アノード入口遮断弁と前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁とを閉じた状態で前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を開いて前記改質水蒸発器から改質水を排出し、前記改質水蒸発器水抜き遮断弁を閉じた後、一定量の改質水を前記改質装置に供給し、少なくとも前記改質装置入口遮断弁、前記燃料電池アノード入口遮断弁、もしくは前記燃料電池アノードバイパスライン遮断弁を操作することにより前記プロセスライン凝縮熱交換器近傍の改質ガスの圧力の値が一定の範囲内に収まるように制御することを特徴とする燃料電池発電装置の停止方法。
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