JP2012207114A - 車両用粘着積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着シートを容易に剥がすことができる車両用粘着積層体を提供する。
【解決手段】フロントガラス2と車検証シート3との間に配置する車両用粘着積層体であって、ベース層21と、ベース層21の裏側面に粘着される車検証シート3より粘着力が低く、ベース層21の表側面に設けた粘着層22と、を備え、ベース層21及び貼着層22が透光性を有すると共にベース層21が車検証シート3又は点検シート4以上の大きさを有する。このようにフロントガラス2と車検証シート3の間に粘着積層体1を配置することにより、フロントガラス1から車検証シート3と共に粘着積層体1を容易に剥がすことができる。また、ベース層21及び粘着層22が透光性を有するから、ベース層21側から車検証シート3を視認することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用粘着積層体に係り、特に被貼着面から粘着テープを剥がし易くした車両用粘着積層体に関する。
この種の車両に用いる粘着積層体として、基材フィルムの片面に低粘着性剤から成る再剥離性及び低粘着性を有する貼着層を形成してなる自動車用再剥離型ウインドウフィルム(例えば特許文献1)が提案されている。
上記特許文献1には、従来のファッション性、意匠性、プライバシー保護などの目的に合わせた基材フィルムに、建材用ガラス飛散防止フィルムと同様の粘着剤を塗布し、これにシリコーン系ポリエステル離型フィルムを貼着したものでは、一度自動車用ウインドウフィルムを窓に貼着すると、強力な粘着剤により貼着されているため、剥す際、自動車用ウインドウフィルムに損傷が起こったり、窓に粘着剤残りが発生し、自動車用ウインドウフィルムを容易に張り替えることができないという欠点に対し、上記構成を採用することにより、平滑面を有する自動車の窓ガラスに対して貼着が可能であり、貼着後には自動車の窓ガラス上に十分に保持され、かつ窓ガラスを損傷、汚染することなく、容易に剥離することができ、さらに用途に応じて紫外線、可視光線をカットすることができる、と記載されている。
ところで、その他にも自動車のウインドガラスの内面には、車検証シールや点検シールなどが貼り付けられる(例えば特許文献2)。そして、これら車検証シールや点検シールは張り替え時期まで剥れることがないように高い粘着力で貼り付けられているため、張り替え時には、例えばシール剥がし材を噴霧した後、乾燥防止のためにビニールシートで覆い、数分間放置した後、金属製スクレパー等を用いて削ぎ落とす等の作業が必要となる。また、中央に貼った車検証シールの場合、フロントガラスとリアビューミラーとの間の狭い空間での作業となり、そのためフロントガラスに傷を付けないためには慎重な作業を要し、作業に手間が掛かる問題がある。
特開平10−130596号公報 特開2003−163524号公報
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、粘着シートを容易に剥がすことができる車両用粘着積層体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に関わる発明は、被貼着面と粘着シートとの間に配置する車両用粘着積層体であって、ベース層と、前記ベース層の裏側面に粘着される前記粘着シートより粘着力が低く、前記ベース層の表側面に設けた粘着層と、を備え、前記ベース層及び貼着層が透光性を有すると共に前記ベース層が前記粘着シート以上の大きさを有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記貼着層の表面側に剥離層を設けたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記被貼着面がウインドガラスであることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記粘着シートが車検証シール又は点検シールであることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車両用粘着積層体によれば、被貼着面と粘着シートとの間に粘着積層体を配置することにより、被粘着面から粘着シートと共に粘着積層体を容易に剥がすことができる。また、ベース層及び粘着層が透光性を有するから、ベース層側から粘着シートを視認することができる。
また、本発明の請求項2に記載の車両用粘着積層体によれば、使用時に剥離層を剥がして被貼着面にベース層を貼り付けることができる。
また、本発明の請求項3に記載の車両用粘着積層体によれば、車両のウインドウガラスに貼る粘着シート類を容易に剥がすことができる。
また、本発明の請求項4に記載の車両用粘着積層体によれば、車両のウインドウガラスの所定位置に貼る車検証シール又は点検シールを容易に剥がすことができる。
本発明の実施例1を示す貼り付け前の断面図である。 同上、貼り付け状態の断面図である。 同上、貼り付け状態の粘着積層体及び粘着シートの正面図である。 同上、貼り付け状態の粘着積層体及び他の粘着シートの正面図である。 本発明の実施例2を示す貼り付け状態の粘着積層体及び粘着シートの正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の車両用粘着積層体の実施例1について説明する。
図1〜図4に示すように、透明な車両用粘着積層体1は、自走式車両の被貼着面であるウインドガラスの内面に用いられ、このウインドガラスとしてはフロントガラス2を例示している。また、前記フロントガラス2の内面2Aには、粘着シートである車検証シート3及び点検シート4が前記粘着積層体1を介して貼り付けられる。尚、フロントガラス2は透光性を有し、透明である。
まず、車検証シート3を例に説明すると、この車検証シート3は、次回の車検の月を示す数字などからなる表示部11を表面側に有すると共に、該表面側に透光性を有する粘着層12が設けられ、前記粘着積層体1の裏面側に前記車検証シート3の表面側を重ねて両者が接着される。
前記粘着積層体1は、透明なポリエステル樹脂製シートなどからなるベース層21と、このベース層21の表面側に積層して設けた粘着層22とから構成され、さらに、前記粘着層22に積層して設ける剥離層たる剥離シート23を備えることが好ましい。
前記粘着層22は、前記ベース層21の表面側に粘着剤を塗布して形成され、前記車検証シート3の粘着層12の粘着力Nに比べて粘着層22の粘着力nは小さい(N>n)。この場合、粘着力nを粘着力Nの60%〜80%(60%以上、80%以下)値とすることが剥がし易さと貼り付け状態を保つ面から好ましく、前記粘着力の測定には、試験体同士を180度の角度で剥がすピール試験を用いている。
また、前記粘着層12,22は透明であって、透光性を有する。したがって、粘着層22を設けたベース層21の表面側から裏面側を視認することができる。
また、図3に示すように、方形の車検証シート3に対して、剥離シート23を含まない粘着積層体1も方形であって、この粘着積層体1は前記車検証シート3より大きく形成されており、車検証シート3の縦寸法h及び横寸法wよりに対して、粘着積層体1はその縦寸法H及び横寸法Wを同じかそれより大きく(H>=h,W>=w)形成している。この場合、縦寸法h及び横寸法wの1.15倍以上の寸法に縦寸法H及び横寸法Wを設定する(H>=1.15h,W>=1.15w)ことが好ましく、このように粘着積層体1を車検証シート3より大きくすることにより、車検証シート3の粘着層12がフロントガラス2に付くことを防止できる。尚、ベース層21の大きさに対して前記粘着層22は同じ大きさに設けられているが、ベース層21より小さくてもよいし、部分的に設けて合計した面積がベース層21の面積より小さくてもよい。
また、図1に示すように、前記剥離シート23は、粘着層22と同じ大きさであるが、粘着積層体1の使用時には剥がすものであるから、粘着層22の大きさ以上であればよい。
次に、前記粘着積層体1の使用方法につき説明すると、表面に剥離シート23を付けた粘着積層体1の裏面に車検証シート3を重ね、車検証シート3の粘着層12により、粘着積層体1に車検証シート3を貼り付ける。この後、剥離シート23を剥がし、表面側の粘着層22によりフロントガラス2の内面2Aに粘着積層体1を貼り付ける。この状態で、粘着積層体1は透明であるから、フロントガラス2の外側から車検証シート3の表示部11を視認することができる。
そして、貼り変え時期になったら、粘着積層体1をフロントガラス2から剥がし、車検証シート3を交換することができ、この場合、粘着積層体1は車検証シート3の粘着力Nより小さい粘着力nで貼り付けられているから、従来に比べて容易に剥がすことができる。
また、図4はフロントガラス2に貼り付けた点検シート4の正面図を示し、円形の点検シート4に対して、粘着積層体1は円形に形成され、点検シート4の直径dに対して粘着積層体1の直径Dを同じかそれより大きく(D>=d)形成している。尚、この例でも、直径Dを直径dの1.15倍以上(D>=1.15d)とすることが好ましい。また、図4では、点検シート4の表面側の表示部を図示省略しているが、車検証シート4と同様に粘着積層体1を通して点検シート4の表示部が視認可能であり、この表示部は次回の点検時期などを数字などにより表示するものである。
このように本実施例では、請求項1に対応して、被貼着面たるフロントガラス2と粘着シートたる車検証シート3又は点検シート4との間に配置する車両用粘着積層体1であって、ベース層21と、ベース層21の裏側面に粘着される車検証シート3又は点検シート4より粘着力nが低く、ベース層21の表側面に設けた粘着層22と、を備え、ベース層21及び貼着層22が透光性を有すると共に前記ベース層21が車検証シート3又は点検シート4以上の大きさを有するから、フロントガラス2と車検証シート3又は点検シート4との間に粘着積層体1を配置することにより、フロントガラス2から車検証シート3又は点検シート4と共に粘着積層体1を容易に剥がすことができる。また、ベース層21及び粘着層22が透光性を有するから、ベース層21側から車検証シート3又は点検シート4を視認することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、貼着層22の表面側に剥離層たる剥離シート23を設けたから、使用時に剥離シート23を剥がしてフロントガラス2にベース層21を貼り付けることができる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、被貼着面がウインドガラスであるフロントガラス2であるから、車両のフロントガラス2に貼る粘着シート類を容易に剥がすことができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、粘着シートが車検証シール3又は点検シール4であるから、車両のフロントガラス2の所定位置に貼る車検証シール3又は点検シール4を容易に剥がすことができ、特に、作業スペースの狭い車検証シール3には有効である。
また、実施例上の効果として、ベース層21を、粘着シートである車検証シート3又は点検シート4より大きくすることにより、ベース層21に車検証シート3を貼り易くなる。
以下、本発明の実施例2を添付図面を参照して説明する。尚、上記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、円形の粘着シートである点検シート4に、この点検シート4より大きな方形の粘着積層体1を用いており、この粘着積層体1は前記車検証シート3と同じ大きさかこれよりは大きく形成されている(H>=d,W>=d)。
このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏し、また、この例では、一種類の大きさの粘着積層体1を、形状の異なる車検証シート3及び点検シート4に用いることができる利便性を有する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、ベース層の全面に粘着層を設けたが、ベース層の一部に粘着層を設けない部分を設けてもよく、この粘着層を設けない部分をベース層の縁部に設ければ、更にその部分から剥がし易くなる。また、粘着積層体は表示部が視認可能な透光性を有していればよい。さらに、請求項1〜3においては、車検証シール及び点検シール以外の粘着シートを用いることができ、この場合も粘着シートは表面側に表示部を有するものを用いる。また、ウインドウガラスはフロントガラスに限らず、車両に装備したウインドガラスであればよい。さらに、被粘着面を構成するウインドガラスは、少なくとも外側から表示部が視認可能な透光性を備えていればよい。また、剥離シートは透光性のものを用いる必要はない。
1 車両用粘着積層体
2 フロントガラス(被貼着面、ウインドガラス)
2A 内面
3 車検証シート(粘着シート)
4 点検シート(粘着シート)
N 粘着力(粘着シートの粘着力)
21 ベース層
22 粘着層
n 粘着力(粘着積層体の粘着力)
23 剥離シート(剥離層)

Claims (4)

  1. 被貼着面と粘着シートとの間に配置する車両用粘着積層体であって、
    ベース層と、
    前記ベース層の裏側面に粘着される前記粘着シートより粘着力が低く、前記ベース層の表側面に設けた粘着層と、
    を備え、
    前記ベース層及び貼着層が透光性を有すると共に前記ベース層が前記粘着シート以上の大きさを有することを特徴とする車両用粘着積層体。
  2. 前記貼着層の表面側に剥離層を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用粘着積層体。
  3. 前記被貼着面がウインドガラスであることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用粘着積層体。
  4. 前記粘着シートが車検証シール又は点検シールであることを特徴とする請求項3記載の車両用粘着積層体。
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