JP2012240094A - 金属板ロール成型機 - Google Patents

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Abstract

【課題】成型品の大きな板幅の変更や加工幅の変更にも対処可能な金属板ロール成型機を提供する。
【解決手段】金属薄板を折り曲げ加工する成型機であって、基台1上に固定された固定フレーム2と、基台1上で金属板の短手方向に移動自在に取付けられた移動フレーム3と、固定フレーム2と移動フレーム3との間に、軸支された加工工程に応じた段数のロール軸とを備えており、ロール軸は、上軸6および下軸7とからなり、各上軸6および各下軸7に、取付位置を固定して取付けられた固定側ロールおよび軸方向移動自在に取付けられた移動側ロールを装着しており、移動フレーム3を幅方向に移動させる幅移動機構10とを具備する。幅移動機構10が基台1上に設けられたスライドガイド11と、スライドガイド11に沿って移動するスライダ12と、スライダ12を移動させるボールネジ機構と、ボールネジ機構のネジ棒14を回転させるハンドル16とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属板ロール成型機に関する。さらに詳しくは、屋根材や壁材に用いられる鋼板、アルミニウム板その他の長尺金属板の成形に用いる金属板ロール成型機に関する。
屋根材や壁材に用いられる金属板の加工は、図5に示すように、平たい金属平板M1を折り曲げて、符号Mcに示すような数ヵ所の折り曲げ個所のある折曲げ板に仕上げていく。
上記の折り曲げ加工は、少しづつ複数段階で曲げ加工して行われる。なぜなら、一度に大きく変形させると、金属板に無理な力が加わって歪や変形が大きくなったり、加工機にも無理な力をかけることになるからである。
図6は、そのような多段曲げ加工の手順を概略的に示している。
まず、金属平板M1の端曲げに6工程用い、フォーミングロールはNo.1〜No.6の6段が用いられる。
中曲げにも6工程を用いフォーミングロールはNo.7〜No.12の6段が用いられる。全体の曲げにも6工程が用いられ、フォーミングロールはNo.13〜No.18の6段が用いられる。全部で18工程の加工を経て最終製品Mcが得られる。
なお、各工程のフォーミングロールは6段に限らず、5段以下のものもあれば、7段以上のものもある。
ところで、上記の板曲げ加工に用いられる金属板ロール成型機としては、特許文献1や特許文献2の従来技術がある。
この従来例1は、図7に示すように、上部ローラ101と下部ローラ102からなるフォーミングローラ100を約10組から約20組用いて、成形素材の送り方向に連続的に配列し、これらフォーミングローラ100で平板状の素材を順次変形させ最終的に種々の端面形状の成形品に折曲げ成型できるようにした装置である。
これらの従来例1におけるフォーミングローラ100は、上下部ローラ101,102の支軸103、104の両端が左右一対のフレーム105,106に軸支され、左右のフレーム105,106は合107の上に固定された機械的構成となっている。
そして、左右一対のフレーム105,106は固定されたものであるため、成形品の幅変更には限度がある。すなわち、多少の板幅の違いは幅寸法の異なる上下部ローラ101,102に交換することで対処可能であるが、大きな板幅変更に対しては左右フレーム105,106間の寸法が固定であるため対処することができなかった。
この場合、板幅が大きく異なる金属平板に対しては、幅寸法の異なる別の金属板ロール成型機を用いざるを得ない。しかし、そうすることは設備費が高くなるし、そのことが製品価格にもはね返ってくる。
そこで、図8に示すように、フレーム間寸法を可変に調整できる従来例2のフォーミングローラ200が提案された。
この従来例2では、上部ロール201は左右のロール201a、201bに分離され、下部ロール202も左右のロール202a、202bに分離されている。
左側の上下ロール201a、202aは、それぞれ支軸203、204を介して2枚のフレーム205、206で片持ち支持されている。右側の上下ロール201b、202bは、それぞれ支軸203、204を介して2枚のフレーム207、208で片持ち支持されている。
左側の2枚のフレーム205、206は固定台211を介して共通のベース210上に固定されている。右側の2枚のフレーム207、208は幅変更台212を介して共通のベース210上に設置されている。
幅変更台212は、ネジ棒やスライダを用いて幅方向への移動を可能にするもので、右側のフレーム207、208を図中左右方向に移動させることで、左右のロール間間隔dを長短に変更することができる。このため、成形すべき金属板の加工幅の変更に対処することができる。
しかるに、図8の従来例2では、つぎのような問題がある。
(1)左右のロール(201a、202aと201b、202b)が共に片持ちであるので、金属板を挟んで加工しているときの反力で、上下ロールの間隔(201aと202aの間、201bと202bの間)が開き気味になり、金属板への加工精度が劣る。
(2)加工時の反力で上下ロール間の間隔が開くと上下の支軸203、204も互いに開く方向の力を受け、支軸をフレーム(205と206、207と208)に対して支持する軸受に無理な力が作用し、軸受が損傷しやすい。
(3)支持203、204を片持ち状態で強固に保持するため、幅方向に離間した2枚のフレーム(205と206、207と208)を採用したが、このため、機械幅w2が大きくなっている。たとえば、図7の従来例1の機械幅w1が630mmとすると、同性能を与えるのに、図8の従来例2における機械幅w2は1350mmとなり、約2倍幅の設置スペースを必要とする。
特開平7−32048号公報 特開平9−267131号公報
本発明は上記事情に鑑み、成型品の大きな板幅の変更や加工幅の変更にも対処可能であり、機械強度も加工精度も高く、設置スペースは小さくて済む金属板ロール成型機を提供することを目的とする。
第1発明の金属板ロール成型機は、長尺の金属薄板を長手方向に送りながら折り曲げ加工を加える金属板ロール成型機であって、基台上に固定された固定フレームと、該基台上で前記金属板の短手方向に移動自在に取付けられた移動フレームと、前記固定フレームと前記移動フレームとの間に、軸支された加工工程に応じた段数のロール軸とを備えており、該ロール軸は、上軸および下軸とからなり、前記各上軸および各下軸に、取付位置を固定して取付けられた固定側ロールおよび軸方向移動自在に取付けられた移動側ロールを装着しており、前記移動フレームを幅方向に移動させる幅移動機構とを具備することを特徴とする。
第2発明の金属板ロール成型機は、第1発明において、前記幅移動機構が前記基台上に設けられたスライドガイドと、該スライドガイドに沿って移動するスライダと、該スライダを移動させるボールネジ機構と、該ボールネジ機構のネジ棒を回転させる回転手段とからなり、前記スライダに前記移動フレームが連結されていることを特徴とする。
第3発明の金属板ロール成型機は、第2発明において、前記移動側ロールが前記移動フレームに連結され、かつ前記上軸および下軸に対して軸方向に沿って移動するが軸まわりには回転不能に拘束されていることを特徴とする。
第4発明の金属板ロール成型機は、第3発明において、前記回転手段が手動ハンドルであることを特徴とする。
第1発明によれば、幅移動機構により移動フレームを基台上で金属薄板の短手方向に移動させると、移動側ロールを固定側ロールに対して遠近両方に移動させて、ロール間間隔を変更でき、加工対象の材料幅や加工幅の変動に対処できる。また、加工用の移動側ロールと固定側ロールが装着されるロール軸は固定フレームと移動フレームで両持ちされているので機械強度が高く、加工反力が作用しても、上下のロール間隔が開くことはないので、高い加工精度が得られる。
第2発明によれば、回転手段でボールネジ機構のネジ棒を回転させるとスライダが移動するので、それに連結されている移動フレームも移動する。このため、移動フレームの幅移動を容易に行える。
第3発明によれば、移動フレームを移動させると、それに連結されている移動側ロールが、上軸および下軸上で同一方向に動くので、移動側ロールの位置変更が迅速に行え、加工幅の変更が容易に行える。
第4発明によれば、手動ハンドルによって移動側ロールを動かせるので、低コストな装置となる。
本発明の一実施形態に係る金属板ロール成型機Aの要部断面図である。 図1の金属板ロール成型機における広幅加工位置の説明図である。 図1の金属板ロール成型機における加工幅変更作用の説明図である。 図1の金属板ロール成型機を用いた成形設備の全体説明図である。 加工対象である金属平板の説明図である。 従来の金属板ロール成型機の全体説明図である。 従来例1に係るフォーミングローラ100の要部断面図である。 従来例2に係るフォーミングローラ200の要部断面図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、本発明を適用した成形設備の全体構成を図4に基づき説明する。
同図の成形設備は、図5に示す金属平板M1を曲げ板成形品MCに折り曲げ加工するもので、No.1〜No.6のフォーミングローラをもつ第1成型部A1と、No.7〜No.12のフォーミング第2成型部A2と、No.13〜No.18のフォーミングローラをもつ第3成型部A3とから構成されている。
第1成型部A1から第3成型部A3は一方(図中左側)のフレームが固定側であり、他方(図中右側)のフレームが移動側である。なお、フォーミングローラは全体で18組より少なくてもよく、多くてもよい。
図1は、図4におけるNo.12ロールを用いた部分の断面図であるが、他のロール部分との違いはロール形状のみであり、その余の構成は実質同一であるので、図1で代表させて本発明の成型機Aを説明する。
図1において、1は基台であり鋼製の公知の構造である。基台1の左側には固定フレーム2が立設され、基台1の右側には移動フレーム3が幅移動機構10を介して立設されている。この幅移動機構10の詳細は後述する。
固定フレーム2と移動フレーム3には、共通のロール軸5が通されている。ロール軸5は上軸6と下軸7からなり、互いに平行を保って上下に位置している。
ロール軸5の左側部分は、動力伝達部分である。すなわち、下軸7の左端にはチェーンスプロケット8が取付けられ、回転動力を受け取るようになっている。また、上軸6と下軸7は一対の歯車9で回転動力が伝達されるようになっており、下軸7の回転と共に上軸6も回転するようになっている。
ロール軸5の右側部分は、移動フレーム3の右側に長く突出しており、移動フレーム3の幅移動を許容するにようになっている。
つぎに幅移動機構10を説明する。
基台1の上面にはスライドガイド11が設置されており、このスライドガイド11はロール軸5と同方向に延びている。この方向は換言すれば、加工対象である長尺金属薄板Mの短手方向である。
スライドガイド11にはスライダ12が摺動自在に取付けられている。このスライダ12は、下部の摺動部12aとその上部のナット保持部12bと最上部の取付座12cとからなる。移動フレーム3は、この取付座12cにボルト等で固定されている。
スライダ12のナット保持部12bにはナット13が回転不能に拘束されて取付けられており、このナット13にネジ棒14が通されている。
ネジ棒14の一端(図中左側)は軸受15で支持され、他端(図中右側)には回転操作用のハンドル16が取付けられている。
このハンドル16を人手により正逆両方向に回転させると、ネジ棒14が正逆両方向に回転し、スライダ12が右方向または左方向に移動する。このため、移動フレーム3も右方向または左方向に移動する。
つぎに、図2に基づき、ロール軸5とロールの取付構造を詳述する。
上軸6は図中左側の太径部6aと図中右側のやや径の小さい中径部6bとからなる。太径部6aの左端はベアリング21を介して固定フレーム2に回転自在かつ軸方向移動不能に取付けられている。
下軸7は図中左側の太径部7aと図中右側のやや径の小さい中径部7bとからなる。太径部7aの左端はベアリング31を介して固定フレーム2に回転自在かつ軸方向移動不能に取付けられている。
上軸6の太径部6aには上側の固定ロール22が固定カラー23,24で取付けられ、軸方向移動不能に取付けられている。なお、キー25で、上軸6と共に固定ロール22が回転するようになっている。
下軸7の太径部7aには下側の固定ロール32が固定カラー33,34で取付けられ、軸方向移動不能に取付けられている。なお、キー35で、下軸7と共に固定ロール32が回転するようになっている。
上軸6の中径部6bには、スリーブ26が軸方向移動自在に挿入されている。ただし、キー27により、上軸6と共にスリーブ26が回転するようになっている。
スリーブ26の図中左端には鍔26aが形成され、図中右端には雄ネジが切られ軸受ナット28が螺合されている。
このスリーブ26の図中右端はベアリング41を介して移動フレーム3に取付けられている。また、ベアリング41より内側において、上側の移動ロール42とカラー43がスリーブ26の外周に挿入されている。移動ロール42はキー45によって、スリーブ26と共に回転するようになっている。
下軸7の中径部7bには、スリーブ36が軸方向移動自在に挿入されている。ただし、キー37により、下軸7と共にスリーブ36が回転するようになっている。
スリーブ36の図中左端には鍔36aが形成され、図中右端には雄ネジが切られ軸受ナット38が螺合されている。
このスリーブ36の図中右端はベアリング51を介して移動フレーム3に取付けられている。また、ベアリング51より内側において、下側の移動ロール52とカラー53がスリーブ36の外周に挿入されている。移動ロール52はキー55によって、スリーブ36と共に回転するようになっている。
以上の構成により移動フレーム3が左右に移動すると、上下の移動ロールも同様に移動する。
すなわち、図3に示すように、移動フレーム3が図中左側に動くと、ベアリング41,51、カラー43,53を介して、移動ロール42,52とスリーブ26,36が図中左側に移動する。その移動端はスリーブ26,36が中径部6b、7bと大径部6a,7aとの間の肩に当る位置である。このように移動ロール42,52を内側に移動させると、狭い幅の金属板Mを加工できる。
逆に移動フレーム3が図中右側に動くと、軸受けナット28,38を介してスリーブ26,36を右側に移動させる。このように移動ロール42,52を外側に移動させると、広い幅の金属板Mを加工できる。
上記の移動動作は幅移動機構10のハンドル16を回すだけでよいので、操作は簡単である。
そして、幅移動機構10により移動フレーム3を基台上で金属薄板Mの短手方向に移動させると、移動側ロール42,52を固定側ロール22,32に対して遠近両方に移動させて、ロール間間隔を変更できるので、加工対象の材料幅や加工幅の変動に容易に対処することができる。
また、本発明の成型機は機械幅が狭くてすみ、たとえば図7の従来技術の機械幅(630mm)よりやや広い位である。したがって、設置スペースを大きくとらないので、実用性が高い。
本実施形態の成型機Aでは、固定側ロール22,32と移動側ロール42、52が装着された上軸6と下軸7からなるロール軸は、固定フレーム2と移動フレーム3で両持ちされている。このため、ロール軸(上軸6と下軸7)の支持力が高く、平行度も垂直度も損なわれることがない。このため、加工時の反力を受けてもロール軸6,7を支持するベアリング21,31,41,51が損傷することはない。また上軸6と下軸7の間の間隔が開かないので、上ロール22、42と下ロール32、52との間も開かないので、金属薄板への加工精度が高くなる。
1 基台
2 固定フレーム
3 移動フレーム
6 上軸
7 下軸
10 幅移動機構
12 スライダ
13 ナット
14 ネジ棒
22 固定ロール
32 固定ロール
42 移動ロール
52 移動ロール

Claims (4)

  1. 長尺の金属薄板を長手方向に送りながら折り曲げ加工を加える金属板ロール成型機であって、
    基台上に固定された固定フレームと、
    該基台上で前記金属板の短手方向に移動自在に取付けられた移動フレームと、
    前記固定フレームと前記移動フレームとの間に軸支された、加工工程に応じた段数のロール軸とを備えており、
    該ロール軸は、上軸および下軸とからなり、
    前記各上軸および各下軸に、取付位置を固定して取付けられた固定側ロールおよび軸方向移動自在に取付けられた移動側ロールを装着しており、
    前記移動フレームを幅方向に移動させる幅移動機構とを具備する
    ことを特徴とする金属板ロール成型機。
  2. 前記幅移動機構が
    前記基台上に設けられたスライドガイドと、
    該スライドガイドに沿って移動するスライダと、
    該スライダを移動させるボールネジ機構と、
    該ボールネジ機構のネジ棒を回転させる回転手段とからなり、
    前記スライダに前記移動フレームが連結されている
    ことを特徴とする請求項1記載の金属板ロール成型機。
  3. 前記移動側ロールが
    前記移動フレームに連結され、かつ前記上軸および下軸に対して軸方向に沿って移動するが軸まわりには回転不能に拘束されている
    ことを特徴とする請求項2記載の金属板ロール成型機。
  4. 前記回転手段が手動ハンドルである
    ことを特徴とする請求項3記載の金属板ロール成型機。
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