JP2012251380A - 開き戸の蝶番構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】開き戸を固定する蝶番の構造を工夫するだけの簡単な構造で自動的に開き戸を閉めることができる開き戸の蝶番構造を提供する。
【解決手段】枠体3の一面に開き戸4の一面を2組の蝶番1、2で固定し、下側蝶番1の支持軸11および上側蝶番2の支持軸21の周りに開き戸4を回転させる構造になっており、2組の蝶番1、2のうち、開き戸4の上側で固定する上側蝶番2は、開き戸4が閉まった状態で、その支持軸21の位置が、開き戸4の平面と平行なy軸方向で、開き戸4の取付け側の端部4aからの距離y2が、下側蝶番1の支持軸11の端部4aからの距離y1(図1の例では、y1=0)よりも大きくなるように形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱などを含む枠体の一面に蝶番により開き戸が固定され、蝶番の回転軸(支持軸)の周りに開き戸を開閉する開き戸の蝶番構造に関する。さらに詳しくは、蝶番の簡易な構造だけで開けた開き戸が自動的に閉まる構造の開き戸の蝶番構造に関する。
従来の開き戸は、1個または複数個の蝶番で枠体に固定して、蝶番の回転軸の周りに開き戸を回転させることにより開閉する構造に形成されている。このような開き戸は、一般の家屋、事務所、工場、公衆トイレなど幅広い分野で用いられている。
このような開き戸を開けた後に、自動的に閉まるようにするためには、たとえば図10に示されるように、枠体51の上部に駆動装置52を取り付け、駆動装置52に設けられている回転軸53に、たとえば伸縮式または折畳み式としたアーム54の一端を固定し、他端を開き戸55に固定して、回転軸53のトルクにより、開き戸55を自動的に閉める装置などが知られている(たとえば特許文献1参照)。56は通常の蝶番で、一定の長さを有する支持軸の周りに開き戸55が回転するため、上下の蝶番56の支持軸は一直線上にある。
特開2008−208645号公報
前述のように、事務所や工場などの厳密に開き戸の閉鎖を必要とする場所であれば、駆動装置を取り付けて必ず閉鎖することができるようにする必要があるが、この場合扉を開ける動作には弱者(お年寄り、子供)の力では困難な場合が多々ある。また、家庭の洗面所とか、公衆トイレで不使用時に扉が閉まっていることが美観的に好ましいという程度の場合には、ある程度力を要する駆動装置を取り付ける値打ちはなく、弱者でも容易に開けられる簡単な構造で開き戸を閉鎖することができることが好ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、開き戸を固定する蝶番の構造を工夫するだけの簡単な構造で自動的に開き戸を閉めることができ、かつ、小さな力で容易に開けることができる開き戸の蝶番構造を提供することを目的とする。
本発明による開き戸の蝶番構造は、枠体の一面に開き戸の一面を2組の蝶番で固定し、該蝶番の支持軸の周りに開き戸を回転させることにより該開き戸を開閉する開き戸の蝶番構造であって、前記2組の蝶番のうち、開き戸の上側で固定する上側蝶番の支持軸の位置の、前記開き戸の取付け側の端部からの距離が、該開き戸の平面と平行な方向で、前記2組の蝶番のうち下側で固定する下側蝶番の支持軸の前記端部からの距離よりも大きくなるように、前記2組の蝶番が形成されている。
ここに枠体とは、開き戸を固定するものを意味し、柱や他のドアなど開き戸の取付けを可能にする全てのものを含む意味である。また、開き戸の平面とは、開き戸の側面とは異なる平面で、幅広面を意味している。
前記2組の蝶番のそれぞれは、2枚の羽根の一方の羽根に形成される支持軸が突棒で形成され、他方の羽根に形成される該支持軸に対向する部分が、該突棒を受け入れる凹部で形成され、該支持軸の先端部と前記凹部の底部との突き当てで前記開き戸を支持する構造に形成され、かつ、少なくとも前記支持軸の先端部が凸状曲面に形成されていることが、上下の蝶番構造で支持軸が一致しないことにより開き戸が傾いた状態になっても、点接触になって開き戸の回転を自由に行うことができるため好ましい。
また、前記2組の蝶番のうち、前記下側蝶番の支持軸の前記開き戸の平面からの距離が、前記上側蝶番の支持軸の前記開き戸の平面からの距離よりも大きくなるように前記2組の蝶番が形成されていることにより、開き戸を自動的に閉める力がさらに大きくなるため好ましい。
前記2組の蝶番のそれぞれが、支持軸を有する支持部材と、該支持軸を受ける円筒部が形成された受け部材とからなり、該支持部材および受け部材が前記開き戸の内部に設けられるグレビティ型の蝶番構造であり、前記下側蝶番の支持部材は、先端部が凸状曲面に形成された支持軸を有し、該支持軸の先端と前記受け部材の円筒部頂部との突き当てで前記開き戸が支持され、前記上側蝶番は、前記支持軸と前記円筒部とが前記開き戸の傾きを許容できる隙間を有するように形成される構造にすることもできる。すなわち、グレビティ型構造の蝶番構造でも、上下の蝶番で支持軸の位置をオフセットさせることにより、自動的に開き戸を閉めることができる。
本発明の開き戸の蝶番構造によれば、開き戸を枠体などに固定する2組の蝶番構造のうち、開き戸の上側で固定する上側蝶番は、その支持軸の位置が、開き戸の平面と平行な方向で、開き戸の取付け側の端部からの距離が、2組の蝶番のうち下側で固定する下側蝶番の支持軸の開き戸の取付け側の端部からの距離よりも大きくなるように形成されているため、開き戸が開かれると、開き戸の底面側が枠体に近い側で支持され、上部側は枠体から離れた位置で支持されているため、開けられた開き戸は閉まろうとする力が働く。その結果、開き戸を開けると必ずその開き戸の重力の一部により開き戸を閉めようとする力が作用し、自動的に閉鎖する。その結果、公衆トイレのように、公衆が使用してトイレから出るときに、きちんとドアを閉めなくても、自動的にドアが閉まり、美観の面からも非常に好ましい。
この自動的に閉鎖する力は、下側蝶番の支持軸の開き戸の平面からの距離が、上側蝶番の支持軸の開き戸の平面からの距離よりも大きくなるように前記2組の蝶番を形成することにより、より一層ドアが閉まる側に傾き、容易に開き戸を自動的に閉めることができる。下側蝶番および上側蝶番の両方をオフセットすることにより、速いスピードで開き戸を確実に閉鎖することができるのみならず、開き戸を90°より大きく開いた場合(たとえば150°程度)でも、自動的に閉鎖することができる。
さらに、蝶番の支持軸で開き戸を支持しながら、その接点を凸状の曲面に形成することにより、開き戸を支える支持部が殆ど点接触になり、開き戸に傾きが生じてもスムースに開き戸を回転させることができる。
(a)は本発明の開き戸の蝶番構造の一実施形態を示す正面説明図、(b)はそのB−B断面説明図である。 図1の下側蝶番の分解説明図である。 図2の蝶番を図1の枠体3および開き戸4に取り付けて90°開いたとき(a)および180°開いたとき(b)の蝶番取付け側から見た説明図である。 図1の上側蝶番の分解説明図、上面説明図および(a)のC−C断面説明図である。 図4の蝶番を図1の枠体3および開き戸4に取り付けて90°開いたとき(a)および180°開いたとき(b)の蝶番取付け側から見た説明図である。 図1の状態で、開き戸を90°開いたときの正面図(a)およびそのB−B断面説明図(b)である。 図6(a)の状態で開き戸が自動的に閉まる理由を説明するための、図6(a)の開き戸の傾きを誇張して力の関係を示した説明図である。 本発明の開き戸の蝶番構造の他の実施形態を示す正面説明図(a)および上面説明図(b)である。 図8の上側蝶番および下側蝶番の全体斜視図である。 従来の開き戸を自動的に閉める構造例の説明図である。
つぎに、図面を参照しながら本発明の開き戸の蝶番構造について説明をする。本発明による開き戸の蝶番構造は、図1に開き戸を閉めた状態の正面説明図およびそのB−B断面説明図が、図6に開き戸を90°開いたときの同様の正面説明図および断面説明図が示されるように、枠体3の一面に開き戸4の一面を2組の蝶番1、2で固定し、下側蝶番1の支持軸11および上側蝶番2の支持軸21の周りに開き戸4を回転させる構造になっている。そして、2組の蝶番1、2のうち、開き戸4の上側で固定する上側蝶番2は、開き戸4が閉まった状態(図1の状態)で、その支持軸21の位置が、開き戸4の平面と平行なy軸方向で、開き戸4の取付け側の端部4aからの距離y2が、下側蝶番1の支持軸11の端部4aからの距離y1(図1の例では、y1=0)よりも大きくなるように(図1(a)参照)形成されている。なお、図1で5は、開き戸4を開閉するための取っ手であるが、簡易な構造にする場合には、無くてもよいし、設ける場合には、通常の簡単なロック機構を有していても良いが、とくに制限されない。また、図1に示されるように、開き戸4を閉めた状態で開き戸4の平面と垂直な方向をx軸、開き戸4の平面と平行な方向をy軸、開き戸4の高さ方向をz軸として以下の説明をする。
図1に示される例では、上側蝶番1の支持軸21のy軸方向への距離y2が、下側蝶番1のy軸方向へのオフセットy1より大きいだけではなく、下側蝶番2は、その支持軸11の位置が、開き戸4の平面と垂直なx軸方向への突出距離x1が、上側蝶番2のx軸方向への突出距離x2より大きくなる(図1(b)参照)ように2組の蝶番1、2が形成されている。しかし、後述するように、この下側蝶番1の支持軸11の突出距離x1を大きくすることと、上側蝶番2の開き戸4と平行方向へのずれ(オフセット)y2を大きくすることの両方を具備する必要はなく、y軸方向へのオフセットy2をy1よりも大きくするだけで、開き戸4を自動的に閉めることができる。
下側蝶番1は、たとえば図2(a)に分解正面説明図、図2(b)にその上面説明図が示されるような構造になっている。すなわち、第1羽根部材12は、枠体3などに取り付ける取付け部12aと、その高さの半分程度の長さ部分だけ延長する延出部12bと、その先端部分が円筒状に丸められて形成される円筒部12cとを有し、その円筒部12cの内部に支持軸11が固定されている。この延出部12bは、支持軸11を開き戸4の平面から突出させるために、たとえば支持軸の中心までの距離が所望の長さxになるように形成されている。球面でも良いが、球面に限定されず、点接触のように小さい面積で相手方と接触できる構造であればよい。支持軸11は図2(a)に示されるように、先端部が凸状曲面11aに形成されている。第2羽根部材13も同様の構造に形成され、たとえば開き戸4の側面に固定する取付け部13aと、延出部13bと、その先端部に形成される円筒部13cとにより形成され、その円筒部13c内にストッパ部11bが形成されている。その円筒部13cとストッパ部11bとにより形成される凹部が支持軸11に嵌め合されることにより、第2羽根部材13に固定された開き戸4を、枠体3に固定された第1羽根部材12の支持軸11で回転自在に支持し得る構造になっている。すなわち、支持軸11の外径と凹部の内径とは、開き戸4が傾き得るスペースが形成されている。なお、12d、13dは、ネジ12e、13eで第1羽根部材12などを枠体3などに固定するための取付け孔である。
この第1羽根部材12や第2羽根部材13を、たとえば枠体3と開き戸4とが対向する面にそれぞれ取り付けるのではなく、枠体3および開き戸4の正面に取り付ける構造であれば、延出部12b、13bは取付け部12a、22aと同一面ではなく、90°曲げる構造にして延出部を形成することもできる。図1に示される例では、支持軸11の中心位置が、開き戸4の平面から距離x1だけオフセットして形成されている。なお、蝶番1、2をいずれの面に取り付ける場合でも、その取付け面には、蝶番1、2の形状に合せた窪みを形成し、枠体3や開き戸4などの表面に蝶番1、2の羽根部材12、22が出っ張らないようにすることができる。
この第1羽根部材12の支持軸11に、第2羽根部材13の円筒部13cを嵌め合せることにより、支持軸11の凸状曲面11aで第2羽根部材13、すなわち開き戸4をほぼ点接触で支持しながら、開き戸4の開閉を自由に行うことができる。なお、第2羽根部材13の円筒部13c内に形成されるストッパ部11bは、図2に示される例では平面状であるが、凸曲面、凹曲面など他の形状でも構わない。この円筒部13cの内径と、支持軸11の凸部の最大径の部分とでは、前述のように、0.5〜1mm程度の隙間が形成されているため、第1羽根部材12の筒状部12cと第2羽部材13の筒状部13cとの芯が傾いても確実に支持しながら相互に自由に回転することができる。
この第1羽根部材12を枠体3の内壁(開き戸と対向する面)に取付け孔12dを介して、ネジ12eにより固定し、第2羽根部材13を開き戸4の側面(枠体3と対向する面)に、取付け孔13を介して、ネジ13eにより固定して第1羽根部材12の支持軸11に第2羽根部材13の筒状部13cを嵌め合せ、開き戸4を90°回転させた状態の図が図3(a)に、また、180°回転させた状態の図が図3(b)に、それぞれ示されているように、枠体3の表面(開き戸4の表面と同じ)から、一定の距離x1の位置を軸として開き戸4が回転するように形成されている。すなわち、開き戸4の平面部から前方にx1の距離だけ突出する位置の支持軸11との接合点を軸として回転するように形成されている。そのため、たとえば図3(a)に示されるように、90°開き戸4を回転したとき、枠体3の面と開き戸4の端部(支持軸11の凸状曲面11aの支持点の高さにおける端部)との距離がx3になる。
上側蝶番2は、図4〜5に図2〜3と同様の図が示されるように、第3羽根部材22と、第4羽根部材23とからなっており、第3羽根部材22は、第1羽部材12と同様に、取付け部22a、延出部22b、円筒部22c、取付け孔22dとで構成され、この筒状部22c内に支持軸21が固定されている。この支持軸21も、前述の支持軸11と同様に、表面が凸状の曲面21aに形成されている。第1羽根部材12と異なるのは、延出部22bが、取付け部22aの面に対して90°折り曲げられた方向に延出していると共に、図4(c)に(a)のC−C断面説明図が示されるように、円筒部22cより上側の延出部22bがテーパ状に形成されている点である。これは、この蝶番2が、枠体3の開き戸4と対向する面に取り付けられる構造に形成され、しかも、支持軸21を開き戸4の端部から中心部側にオフセットさせる構造にしているためである。また、延出部22bがテーパ状に形成されているのは、通常の開き戸4が自動的に閉まる程度の開け方ならテーパ状にする必要はないが、180°近くまで開けると、開き戸4の傾きが閉まる方向ではなく、逆方向に傾くため、その傾きを許容できるスペースとするためである。この第3羽根部材22や第4羽部材23を、たとえば枠体3と開き戸4とが対向する面にそれぞれ取り付けるのではなく、枠体3および開き戸4の正面に取り付ける構造であれば、延出部22b、23bは90°曲げる必要はなく、平面のまま延出部を形成することもできる。図4に示される例では、支持軸21の中心位置が、開き戸4の端部から距離y2だけオフセットされている。
前述の下側蝶番1の構造と同様に、第3羽根部材22の支持軸21に、第4羽根部材23の円筒部23cを嵌め合せることにより、支持軸21の凸状曲面21aで第4羽根部材23、すなわち開き戸4をほぼ点接触で支持しながら、開き戸4の開閉を自由に行うことができる。なお、第4羽根部材23の円筒部23c内に形成されるストッパ部21bは、図4に示される例では平面状であるが、下側蝶番1と同様に、凸曲面、凹曲面など他の形状でも構わない。この円筒部23cの内径と、支持軸21の凸部の最大径の部分には、下側蝶番1と同様の隙間を有し、開き戸4が傾いても点接触をして回転することができることは同じである。
この第3羽根部材22を枠体3の内壁(開き戸と対向する面)に取付け孔22dを介して、ネジ22eにより固定し、第4羽根部材23を開き戸4の側面(枠体3と対向する面)にネジ23eにより固定して第3羽根部材22の支持軸21に第4羽根部材23の筒状部23cを嵌め合せた状態で、開き戸4を90°回転させた状態の図を図5(a)に、また、180°回転させた状態の図を図5(b)に、それぞれ示されているように、開き戸4を90°開いたときは、x軸方向の開き戸4の端部(支持軸21の凸状曲面21aの支点となる位置での端部)は、枠体3の内壁から−x4(前述のx3に対して、開き戸4の端部のx座標が枠体3の面に対して逆方向になっていることを示すため、マイナス符号を付してある)の距離の位置になっている。
図1に示される開き戸4の下側蝶番1および上側蝶番2は、それぞれ上述の構造に形成されている。この状態で、開き戸4を90°開いたときの正面図およびそのB−B断面図が図6に示されている。すなわち、この状態では、下側蝶番1は、図6(b)に示されるように、開き戸4を90°回転したときの、枠体3と開き戸4の端部とのx軸方向の距離x3は、開き戸4を閉めた状態のx=0よりも大きくなる。また、上側蝶番2のx軸方向の距離は−x4で、開き戸4の下側はx軸の正側にオフセットし、開き戸4の上側は、x軸の負側にオフセットしているため、開き戸4としては、x軸の負側に倒れようとする力が働きながら、支持軸11および21の凸状曲面11a、21aで支持されている。また、y軸方向の枠体3と開き戸4の端部との距離y4は、図6(a)に示されるように、y3より大きくなり、開き戸4が閉まる方向の傾きを生じる。
その結果、図6(a)の状態の開き戸4の部分だけの傾きが、誇張して図7に示されるように、開き戸4の重心Wが、開き戸4の面に平行な成分F1と、面と垂直な方向の成分F2に分解され、開き戸4の面と垂直な方向の力F2が常に働いている。そのため、開き戸4が開いていると、常に開き戸4が閉まろうとする力F2が開き戸4に働き、開き戸4を自動的に閉めることができる。
具体例として、たとえば図1に示される開き戸4の縦方向の長さを1420mm、横方向の幅を634mmに形成して、下側蝶番1のx1=21mm、x2=14mm、y1=0、上側蝶番2のy2=20mmで形成した。この寸法で、開き戸4を90°開いたとき(図4の状態のとき)、x3=24mm、−x4=−6mm、y3=22mm、y4=33mmであった。
上記実施形態では、上側蝶番2の支持点をy軸方向にオフセットさせると共に、下側蝶番1の支持点をx軸方向にもオフセットする例で示されているが、必ずしもこの両方を具備する必要はない。すなわち、たとえば上側蝶番2のy軸方向へのオフセットだけで、下側蝶番1は、通常のオフセットしない蝶番にした場合(この場合でも、支持軸11による支点は、先端部の点接触にする)でも、上側蝶番2の支点が、y軸方向にオフセットしているため、開き戸4としては、y軸の正側に傾こうとする力が働き、一方で、開き戸4の端部側は蝶番1、2で固定されているため、y軸方向の力が回転力となって自動的に閉まろうとする作用をする。
たとえば、図1に示されるように、下側蝶番1および上側蝶番2の両方をオフセットさせることにより、その回転力は大きく、上述の寸法で、90°以上に開き戸4を開いて、130°〜150°程度開いた状態でも、自動的に閉まった。
前述の例では、蝶番の構造として、2枚の羽根部材を支持軸で結合する構造の例であったが、たとえば開き戸4の上端部または下端部から開き戸の内部に支持軸を有する支持部材とその支持部材を保持する受け部材とで構成し、開き戸などの内部に同心状に設けるグレビティ型の蝶番を用いる場合でも、同様に上側蝶番の支持軸を下側蝶番の支持軸の位置よりもy軸方向にオフセットさせることにより、同様に開き戸を自動的に閉めることができる。その例が、図8〜9に示されている。
図8(a)は、図1(a)と同様の正面説明図であるが、枠体を省略し、しかも蝶番部分では一部断面図とした図であり、図8(b)はその上面説明図である。下側蝶番6は、その斜視説明図が図9の下側に示されるように、下部支持部材62と下部受け部材63とからなっており、下部支持部材62に取り付けられた支持軸61が、下部受け部材63の円筒部63cのストッパ部63bで支持する構造になっており、開き戸4の底面に形成された孔部に取り付けられる下部受け部材63を介して支持軸61により開き戸を支持する構造になっている。また、上側蝶番7は、同様に、上部支持部材72の支持軸71と、その支持軸71を受け入れる円筒状に形成された上部受け部材73とにより構成され、開き戸4に固定された上部受け部材73の円筒部73c内に上部支持部材72の支持軸71が抜け出ないように保持することにより、開き戸4が取り付けられ、開き戸4の回転により開閉できる構造になっている。
下側蝶番6は、たとえば図9にその全体斜視図が示されるような構造になっている。すなわち、下部支持部材62は、図示しない枠体などに固定する取付け部62aと、そこから90°曲げられて延伸する延出部62bと、その先端部分に形成される支持軸61(図8参照)とから形成され、その支持軸61は、たとえば図2(a)に示される支持軸11と同様に、先端部が凸状曲面に形成されている。一方、下部受け部材63は、開き戸4に固定する取付け部63aと、その先端部に形成される円筒部63cとから形成され、その円筒部63c内には、たとえば図8(a)に示されるように、ストッパ部63bが形成されている。そのストッパ部63bは、平面状に限られず、凸曲面、凹曲面など他の形状でも構わない。円筒部63cとストッパ部63bにより形成される凹部が支持軸に嵌め合されることにより、下部受け部材63に固定された開き戸4を、枠体などに固定された下部支持部材62の支持軸61で回転自在に支持し得る構造になっている。なお、62d、63dは、ネジで下部支持部材62や下部受け部材63などを枠体や開き戸4などに固定するための取付け孔である。この円筒部63cの内径と、下部支持部材62に形成される支持軸61の凸部の最大径の部分には、図1に示される例と同様に隙間を有し、開き戸4が傾いても点接触をして回転できる構造になっている。
また、上側蝶番7は、たとえば図9の上部にその全体斜視図が示されるように、上部支持部材72と、上部受け部材73とから形成され、上部支持部材72は、図示しない枠体などに取り付ける取付け部72aと、そこから90°曲げる構造にして延伸する延出部72bと、その先端部分に形成される支持軸71(図8参照)とから形成され、取付け部72aには取付け孔72dが形成されている。一方、上部受け部材73は、開き戸4に固定する取付け部73aと、その先端部に形成される円筒部73cとにより形成され、取付け部73aには、取付け孔73dが形成されている。この円筒部73cの内径と、上部支持部材72に形成される支持軸71は、受け部材73が固定される開き戸4などが外れないように保持するためのものであるため、先端の形状もとくに制約されず、また、開き戸4の傾きを許容できる程度の隙間、たとえば1mm程度の隙間を有するように形成されている。なお、図8に示される例では、上部支持部材72と上部受け部材73との間にギャップが形成されているが、たとえばトイレの開き戸のように、開き戸4が枠体にはめ込まれる構造ではなく、開き戸4の上部と枠体との間に隙間がある場合の例を示しているもので、開き戸4を枠体にはめ込むように設ける場合には、このギャップはなくなる。
このような下側蝶番6と上側蝶番7の下側受け部材63と上側受け部材73が開き戸4の底面および上面から、開き戸4の厚さ方向の中心部で、しかも、開き戸4の端部からの下部受け部材63の位置y5より、上部受け部材73の位置y6が大きくなるように、両蝶番6、7が取り付けられている。その結果、図4〜5に示される例と同様に、開き戸4を開いたとき、y軸の正の方向に倒れようとする力が働き、自動的に開き戸4が閉まる。
具体例では、下側蝶番6の支持軸61の位置が、枠体からy5=34mmの位置で、下側蝶番6の受け部材63の外径が21mmで、その高さが43mmであり、上側蝶番7の支持軸71の位置が、枠体からの距離がy6=65mmまたは115mmの位置で、上側蝶番7の受け部材73の外形が12mmで形成した結果、上述のように容易に自動的に開き戸が閉まった。なお、y6=115mmのときは、y6=65mmのときよりも閉まる力が強く早く閉まった。
本発明の蝶番構造は、前述の図2〜5に示されるように、2枚の羽根12、13が支持軸部分で結合され、一方の羽根12の支持軸11が突棒で形成され、他方の羽根13が支持軸11の突棒を受け入れる凹部で形成され、支持軸11の先端部(凸状曲面11a)との底部との突き当てで前記他方の羽根に固定される開き戸を支持する構造に形成され、かつ、少なくとも前記支持軸の先端部が凸状曲面に形成されている。この構造にすることにより、ドアが傾いた状態で支持しても、点接触で支持することができるため、その回転を自由に行うことができる。
1 下側蝶番
2 上側蝶番
3 枠体
4 開き戸
6 下側蝶番
7 上側蝶番
11 支持軸
11a 凸状曲面
12 第1羽根部材
12b 延出部
13 第2羽根部材
13b 延出部
21 支持軸
21a 凸状曲面
22 第3羽根部材
22b 延出部
23 第4羽根部材
23b 延出部
62 下部支持部材
63 下部受け部材
72 上部支持部材
73 上部受け部材

Claims (4)

  1. 枠体の一面に開き戸の一面を2組の蝶番で固定し、該蝶番の支持軸の周りに開き戸を回転させることにより該開き戸を開閉する開き戸の蝶番構造であって、前記2組の蝶番のうち、開き戸の上側で固定する上側蝶番の支持軸の位置の、前記開き戸の取付け側の端部からの距離が、該開き戸の平面と平行な方向で、前記2組の蝶番のうち下側で固定する下側蝶番の支持軸の前記端部からの距離よりも大きくなるように、前記2組の蝶番が形成されてなる開き戸の蝶番構造。
  2. 前記2組の蝶番のそれぞれは、2枚の羽根の一方の羽根に形成される支持軸が突棒で形成され、他方の羽根に形成される該支持軸に対向する部分が、該突棒を受け入れる凹部で形成され、該支持軸の先端部と前記凹部の底部との突き当てで前記開き戸を支持する構造に形成され、かつ、少なくとも前記支持軸の先端部が凸状曲面に形成されてなる請求項1記載の開き戸の蝶番構造。
  3. 前記2組の蝶番のうち、前記下側蝶番の支持軸の前記開き戸の平面からの距離が、前記上側蝶番の支持軸の前記開き戸の平面からの距離よりも大きくなるように前記2組の蝶番が形成されてなる請求項1または2記載の開き戸の蝶番構造。
  4. 前記2組の蝶番のそれぞれが、支持軸を有する支持部材と、該支持軸を受ける円筒部が形成された受け部材とからなり、該支持部材および受け部材が前記開き戸の内部に設けられるグレビティ型の蝶番構造であり、前記下側蝶番の支持部材は、先端部が凸状曲面に形成された支持軸を有し、該支持軸の先端と前記受け部材の円筒部頂部との突き当てで前記開き戸が支持され、前記上側蝶番は、前記支持軸と前記円筒部とが前記開き戸の傾きを許容できる隙間を有するように形成されてなる請求項1記載の開き戸の蝶番構造。
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