JP2012253992A - ディジタルリレー - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送方式をシングル方式から二重化方式に容易に変更可能なディジタルリレーを提供する。
【解決手段】電力系統4から電気量を取得して演算処理を行う計測回路9と、主CPU基板23に搭載され、計測回路9の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPU11と、シングル系伝送基板15に搭載され、主CPU11からの伝送データをインターフェース12を介して伝送バス14に送る伝送CPU10とをケース21に収容して構成したディジタルリレーにおいて、該ディジタルリレーに、シングル系伝送基板15に対して冗長系の機能を持つ冗長系伝送基板24を増設するとき、冗長系伝送基板24の増設を主CPU11が検知する検知手段25を備え、主CPU11は、冗長系伝送基板24の増設を認識することにより冗長系伝送CPU10を動作させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、ディジタルリレー、特に伝送機能を変更または追加することのできるディジタルリレーに関するものである。
先ず、従来のディジタルリレーを図8により説明する。図8において、ディジタルリレー13は電流入力コネクタ18を通して電力系統の主回路電流母線二次側4の電流センサ5に接続されている。また、ディジタルリレー13は、トランス3を介して主回路電流母線二次側4に接続された電源コネクタ17を通して電源供給を受けている。主回路電流母線二次側4の一端は配線用遮断器2を通して主回路電流母線一次側1に接続され、他端は電磁接触器6を通して例えばモータ7に接続される。ディジタルリレー13の保護指令出力は伝送コネクタ19を通して伝送バス14に供給される。
ディジタルリレー13は、電流センサ5からの実電流を受けて演算を行なう計測回路9と、この計測回路9の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPU11と、該主CPU11で生成した伝送データを受けてその伝送データを伝送インターフェース12及び伝送コネクタ19を通して伝送バス14に送出する伝送CPU10とを備えている。さらに、トランス3及び電源コネクタ17を通して主回路電流母線二次側4から電力を受け、主CPU11や伝送CPU10に電力を供給する電源入力部8を備えている。ディジタルリレー13の前記各構成要素は後述するケース21に収容されている。
主CPU11は主CPU基板23に、また、伝送CPU10及び伝送インターフェース12はシングル系伝送基板15にそれぞれ搭載されている。主CPU基板23とシングル系伝送基板15とは、図11(a)に示すように、面が対向するように配置されている。すなわち、ディジタルリレーのケース21に基板交換用の開口21aが設けられ、この開口21aに対向してシングル系伝送基板15が配置され、開口21aを着脱可能な伝送基板交換用ケース外蓋22が塞いでいる。従って、シングル系伝送基板15は伝送基板交換用ケース外蓋22と主CPU基板23との狭い間隔dに収容されることになる。シングル系伝送基板15を別仕様のシングル系伝送基板15’と交換するときには、図10及び図11の(a)(b)(c)の手順により、伝送基板交換用ケース外蓋22を外し、伝送基板を交換し、伝送基板交換用ケース外蓋22で開口21aを塞ぐことで交換が完了する。
以上の構成を有するディジタルリレーの伝送方式には、シングル方式と二重化方式の二通りがある。図9は、伝送方式としてのシングル方式(a)と、二重化方式(b)のシステム構成図である。(a)のシングル方式とは、ディジタルリレー13が接続される伝送系統が1系統の伝送バス14のみの方式を指す。(b)の二重化方式とは、ディジタルリレー13が接続される伝送系統が2系統の伝送バスからなる方式であり、伝送バス14の他に、冗長系伝送バス16を有している。シングル方式のディジタルリレーを二重化方式に変更したい場合には、図8のディジタルリレー13に冗長系伝送基板を増設すればよいが、既設の伝送基板15に冗長系伝送基板を単に接続するだけでは二重化方式として動作しない。二重化方式として動作させるためには、冗長系伝送基板が増設されたことを主CPU11に認識させなければならない。しかし、図8に示す従来のディジタルリレーは認識の手段を有していない。
また、図10、図11に示すように、従来のディジタルリレーにおいて、ディジタルリレーのケース21には、シングル系伝送基板15を交換するための開口21aが設けられ、それを伝送基板交換用ケース外蓋22で塞いでおり、伝送基板交換用ケース外蓋22を取り外すことによりシングル系伝送基板15を別仕様のシングル系伝送基板15’に交換することができるようになっているが、図11に示すように、主CPU基板23と伝送基板交換用ケース外蓋22との間隔dは、シングル系伝送基板15から別仕様のシングル系伝送基板15’への交換を想定して設計されているため、伝送方式を、2枚の基板を必要とする二重化方式に変更しようとした場合、基板を収容しきれない。
このため、従来のディジタルリレーをシングル系から二重化方式に変更することは難しく、二重化が必要なときには、ディジタルリレー全体を交換する必要があるだけでなく、ディジタルリレー13の交換には、ディジタルリレー本体と外線、例えば、トランス3から取り込まれる電源線を接続する電源コネクタ17、電流センサ5から実電流を入力するための電流入力線を接続する電流入力コネクタ18、伝送バス14に伝送用データを送出するための伝送線を接続する伝送コネクタ19の脱着作業など、煩雑な作業を伴う。
一方、図12には、元々伝送機能を持たない従来のディジタルリレー20を示しているが、伝送機能のないディジタルリレー20に、二重化方式の伝送機能を付加しようとした場合、主CPU11には、図8の例と同じく、付加された伝送基板が二重化方式に対応したものであるかどうかを認識する手段が設けられていないため、二重化方式として正常な動作を行なわせることができなかった。なお、図12は図8と略同一の構成なので、図8の各要素に相当する箇所に同一符号を付すことにより説明は省略する。
また、図13及び図14に示すように、伝送機能のないディジタルリレーは、通常、シングル系伝送基板1枚のみの増設が可能なように設計されており、主CPU基板23とケース21との間隔は、1枚の基板が挿入可能な間隔dに設定されている。ケース21には開口21aが設けられ、この開口21aに、着脱可能な平板の伝送基板交換用ケース外蓋22が設けられている。シングル系伝送基板15の増設は、図14の(a)(b)(c)に示すような手順で、行なうことが可能である。
しかし、伝送機能のないディジタルリレー20を二重化方式の伝送機能を有するものに変更したい場合、伝送基板15と冗長系伝送基板24の2枚の基板を前記間隔dに納めなければならなくなり、図14の構造では納まりきれないという問題があった。従って、二重化方式への変更が必要な場合には、ディジタルリレーそのものを二重化方式の伝送機能を有するディジタルリレーに交換する必要があった。この交換には、ディジタルリレー本体と外線、例えば、トランス3から取り込まれる電源線を接続する電源コネクタ17、電流センサ5から実電流を入力するための電流入力線を接続する電流入力コネクタ18、伝送バス14に伝送用データを送出するための伝送線を接続する伝送コネクタ19の脱着作業が必要であった。
なお、ディジタルリレーについては下記の先行技術文献に開示されている。
特開2008−211891号公報 特開平10−66244号公報
前述のような従来のディジタルリレーでは、伝送方式をシングル方式から二重化方式に変更しようとした場合、あるいは伝送機能のない状態から二重化方式の伝送機能を付加しようとした場合、伝送基板を追加したとしても、それだけでは、主CPU側で伝送基板が二重化方式であることを認識することができるハードウェア構成となっていなかったため、適切な動作が行なわれないという問題があった。
また、従来のディジタルリレーのケースは、伝送基板の設置位置に対向して、ディジタルリレーの伝送基板交換用ケース外蓋が設けられており、この伝送基板交換用ケース外蓋を外すことで、ディジタルリレーを分解することなく伝送基板の交換が可能となっているが、この伝送基板交換用ケース外蓋は、伝送方式がシングル方式の場合のみを想定した平板形状の外蓋であるため、シングル方式の伝送基板に限りディジタルリレーのケース内に伝送基板を収納することができるものである。そのため、主CPU側で伝送基板が二重化方式であることを認識することができるハードウェア構成とすることができたとしても、シングル系伝送基板に冗長系伝送基板を組み込む二重化方式を採った場合には、ディジタルリレーの開口から伝送基板が突き出してしまう構造となるため、やはりディジタルリレー全体を交換しなければならないという問題があった。
この発明によるディジタルリレーは、電力系統から電気量を取得して演算処理を行う計測回路と、主CPU基板に搭載され、前記計測回路の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPUと、シングル系伝送基板に搭載され、前記主CPUからの伝送データをインターフェースを介して伝送バスに送る伝送CPUとをケースに収容して構成したディジタルリレーにおいて、該ディジタルリレーに、前記シングル系伝送基板に対して冗長系の機能を持つ伝送CPU及び伝送インターフェースを搭載した冗長系伝送基板を増設するとき、前記冗長系伝送基板の増設を前記主CPUが検知する検知手段を備え、前記主CPUは、前記冗長系伝送基板の増設を認識することにより前記冗長系伝送CPUを動作させるものである。
また、この発明によるディジタルリレーは、電力系統から電気量を取得して演算処理を行う計測回路と、主CPU基板に搭載され、前記計測回路の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPUとをケースに収容して構成したディジタルリレーにおいて、該ディジタルリレーに、前記主CPUからの伝送データをインターフェースを介して伝送バスに送る伝送CPUを搭載したシングル系伝送基板と、前記シングル系伝送基板に対して冗長系の機能を持つ伝送CPU及び伝送インターフェースを搭載した冗長系伝送基板とを増設するとき、前記シングル系伝送基板及び前記冗長系伝送基板の増設を前記主CPUが検知する検知手段を備え、前記主CPUは、前記シングル系伝送基板及び前記冗長系伝送基板を認識することにより前記シングル系伝送CPU及び前記冗長系伝送CPUを動作させるものである。
この発明によれば、ディジタルリレーの伝送方式をシングル方式から二重化方式に変更する場合、または、伝送機能を持たないディジタルリレーに二重化方式の伝送機能を持たせる場合、ディジタルリレー本体の交換をすることなく、必要部品の追加だけで簡単に変更が可能となる。
この発明の実施の形態1に係るディジタルリレーを示すブロック図である。 この発明の実施の形態1における二重化方式への変更時の各基板を模式的に示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における二重化方式への変更時のケース及びケース外蓋の関係を説明する図である。 この発明の実施の形態1におけるケース外蓋の断面図である。 この発明の実施の形態1におけるシングル方式から二重化方式への変更手順を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係るディジタルリレーを示すブロック図である。 この発明の実施の形態2における伝送機能のないディジタルリレーを二重化方式への変更手順を説明する図である。 従来のディジタルリレーを示すブロック図である。 伝送方式としてのシングル方式と二重化方式の違いを説明する図である。 従来のシングル系伝送基板の交換時のケース及びケース外蓋の関係を説明する図である。 従来のシングル系伝送基板の交換手順を説明する図である。 従来の別のディジタルリレーを示すブロック図である。 従来の伝送機能のないディジタルリレーにシングル系伝送基板を追加する時のケース及びケース外蓋の関係を示す図である。 従来の伝送機能のないディジタルリレーにシングル系伝送基板を追加する手順を説明する図である。
実施の形態1.
図1において、この発明の実施の形態1に係るディジタルリレー13は、電流入力コネクタ18を通して電力系統の主回路電流母線二次側4の電流センサ5に接続されると共に、トランス3により主回路電流母線二次側4に接続された電源コネクタ17を通して電源供給を受けている。ディジタルリレー13の保護指令出力は伝送コネクタ19を通して伝送バス14に送出される。なお、前記主回路電流母線二次側4の一端は配線用遮断器2を介して主回路電流母線一次側1に接続され、他端は電磁接触器6を介して例えばモータ7に接続されている。
ディジタルリレー13は、電流入力コネクタ18を通して接続された電流センサ5で検出した実電流を受けて演算を行なう計測回路9と、この計測回路9の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPU11と、主CPU11で生成した伝送データを受けてその伝送データを伝送インターフェース12及び伝送コネクタ19を通して伝送バス14に送出する伝送CPU10と、トランス3を通して主回路電流母線二次側4から電力を受けて、主CPU11や伝送CPU10に電力を供給する電源入力部8を備えている。ディジタルリレー13の前記各構成要素は図3、図5に示すケース21に収容されている。
前記主CPU11は、図2に示す主CPU基板23に搭載され、一方、前記伝送CPU10及び伝送インターフェース12はシングル系伝送基板15に搭載されている。主CPU11とシングル系伝送基板15間には、基板の接続を検出する検出手段であるハードウェア信号入力線25が設けられている。ハードウェア信号入力線25には、電源入力部8から供給される例えば5Vのプルアップ電源26とプルアップ抵抗27が接続されている。
以上の説明はシングル系伝送方式の構成であるが、これを二重系伝送方式に変更する場合には、図1に破線で示した冗長系伝送基板24が付加される。冗長系伝送基板24は、シングル系伝送基板15と同様な伝送CPU10と伝送インターフェース12を搭載しており、伝送インターフェース12は冗長系用伝送コネクタ29を介して冗長系伝送バス16に接続される。また、この冗長系伝送基板24は、シングル系伝送基板15のハードウェア信号入力線25と接続されるハードウェア信号入力線25を備え、このハードウェア信号入力線25は、接地点28でアースされていて、後述するように、冗長系伝送基板24の増設を検出する検出手段となる。
前記主CPU基板23、シングル系伝送基板15、及び冗長系伝送基板24の配置並びに接続態様を図2に示している。なお、図2では、基板に搭載される主CPU11や伝送CPU10や伝送インターフェース12等は図示を省略している。図2において、主CPUを搭載している主CPU基板23は、シングル系伝送基板15と接続するシングル系伝送基板接続用コネクタ32を有している。伝送CPU10を搭載しているシングル系伝送基板15は、その一面にシングル系伝送基板側コネクタ33を、他面に冗長系伝送基板接続用コネクタ30を備えている。また、伝送CPU10を搭載している冗長系伝送基板24は、冗長系伝送基板側コネクタ31を備えている。これら3枚の基板は、主CPU基板23、シングル系伝送基板15、及び冗長系伝送基板24の順に配置され、コネクタ32とコネクタ33が、コネクタ30とコネクタ31がそれぞれ接続されてCPU同士の電気的接続が行なわれる。このとき、コネクタを通して、ハードウェア信号入力線25の接続も行なわれる。
冗長系伝送基板増設前の主CPU基板23とシングル系伝送基板15とは、図5(a)に示すように配置されている。すなわち、ケース21に設けられた開口21aに着脱可能に取り付けられた基板交換用ケース外蓋22と主CPU基板23との間隔dにシングル系伝送基板15が伝送基板交換用ケース外蓋22に対向して設けられている。伝送基板交換用ケース外蓋22は、図4(a)に断面を示す平板状であり、伝送基板交換用ケース外蓋22と主CPU基板23との間隔dは、装置の小型化の観点から、シングル系伝送基板15が1枚入るだけの間隔に設定されている。
伝送方式を二重化方式に変更する場合は、ディジタルリレー13のケース21内に冗長系伝送基板24を増設しなければならないが、図5(b)はその様子を示している。先ず、ケース21から伝送基板交換用ケース外蓋22を取り外す。その後、シングル系伝送基板15の冗長系伝送基板接続用コネクタ30に冗長系伝送基板24の冗長系伝送基板側コネクタ31を接続する。最後に、伝送基板交換用ケース外蓋で塞ぐが、このときはみ出した基板を納めるように、平板状の外蓋22の代わりに、図4(b)に断面を示す略枡形の伝送基板交換用ケース外蓋34を用いる。二重化への変更完了状態を図5(c)に示す。なお、図5では、コネクタ32と33は図示を省略している。
図3はケース21と伝送基板交換用ケース外蓋22及び34の寸法関係を示している。伝送基板交換用ケース外蓋22に対して、伝送基板交換用ケース外蓋34は縦横同一寸法であり(上面視(a)参照)、厚さのみ厚くなる(側面視(b)参照)いわゆる枡形で、その凹部が冗長系伝送基板24を収容するスペースとなる。
上述のように、ディジタルリレー13には、現在の伝送方式がシングル系伝送方式か二重化伝送方式かを区別する検出手段であるハードウェア信号入力線25が設けられているため、主CPU基板23にシングル系伝送基板15またはシングル系伝送基板15と冗長系伝送基板24の両方がコネクタ接続されると、ハードウェア信号入力線25が接続される。このため、シングル系伝送基板15のみをディジタルリレー13の中に組み込むと、ハードウェア信号入力線25はディジタルリレー用5V電源26及びプルアップ抵抗27によりプルアップされて電圧がハイ(High)レベルとなるため、主CPU11のソフトウ
ェアがこれを認識し、伝送方式はシングル方式と判断する。
一方、シングル系伝送基板15に冗長系伝送基板24がコネクタ接続されると、ハードウェア信号入力線25は、シングル系伝送基板15からコネクタを通して冗長系伝送基板24にも接続される。ハードウェア信号入力線25は冗長系伝送基板24において接地点28においてアースされているから、冗長系伝送基板24をディジタルリレー13の中に組み込むと、ハードウェア入力信号25はロウ(Low)レベルとなるため、主CPU11
がこれを検出し、冗長系伝送基板24が接続されていることを自動的に認識する。この場合、シングル系伝送基板15と冗長系伝送基板24の両方が接続されていることになるため、伝送方式は二重系と判断する。なお、本構成の代替として、XORゲートを用いた回路
構成で実現してもよく、HIGH/LOWのレベルの関係を逆にした構成としても構わない。
シングル系伝送基板15には、冗長系伝送基板24を接続することを想定し、接続インターフェースとしての冗長系伝送基板接続用コネクタ30を予め設けておく。この冗長系伝送基板接続用コネクタ30は、伝送方式がシングル方式と二重化方式の何れの場合においても、シングル系伝送基板15に常時搭載されており、二重化方式の場合においてのみ、冗長系伝送基板24に搭載された冗長系基板側コネクタ31と接続される。また、伝送方式がシングル方式と二重化方式の何れの場合においても、シングル系伝送基板15は、主CPU基板23上に設けられたシングル系伝送基板接続用コネクタ32に、シングル系伝送基板側コネクタ33を介して接続されている。
伝送方式を二重化方式としたい場合には、このコネクタによる接続方法により、シングル系伝送基板15に冗長系伝送基板24を付設することで、冗長系伝送基板24を主CPU11に接続することができるため、伝送方式をハードウェア的に変更することができる。上記、ソフトウェアを用いた自動認識と、ハードウェア上の変更を併用することで、伝送機能を有するディジタルリレーの伝送方式を、シングル方式から二重化方式に変更することができる。
これと同時に、シングル方式から二重化方式への変更の際には、図3〜図5で説明したとおり、ケース21の伝送基板交換用ケース外蓋22の代わりに二重化方式用の伝送基板交換用ケース外蓋34を使用する。伝送基板交換用ケース外蓋34は、伝送基板交換用の平板状ケース外蓋22とは高さ寸法のみが異なり、縦と横の外形寸法は同一である略枡形であるため、伝送基板交換用ケース外蓋22を一旦外した後、伝送基板交換用ケース外蓋22と同様に、二重化方式用の伝送基板交換用ケース外蓋34をディジタルリレー13のケース21にはめ込み、ディジタルリレーのケース21と一体化して使用することができる。
その手順を図5において説明する。先ず、伝送基板交換用ケース外蓋22を開口21aから一旦取り外し、シングル系伝送基板15を取り出す。次に、シングル系伝送基板15に冗長系伝送基板24をコネクタ30、31で接続してシングル系伝送基板15を再び主CPU基板23に接続する。このとき、シングル系伝送基板15と冗長系伝送基板24を組み合わせたものは間隔dに納まらず、冗長系伝送基板24がケース21より外側にはみ出すので、伝送基板交換用ケース外蓋22の代わりに伝送基板交換用ケース外蓋34で開口21aを塞ぐことにより伝送方式の変更を完了する。ケース外蓋34の凹部の寸法は、冗長系伝送基板24のはみ出しを収容できるスペースにしておく。
これにより、伝送機能を有したディジタルリレーにおいて、伝送方式をシングル方式
から二重化方式に変更する場合に、基板追加と伝送基板交換用ケース外蓋の交換のみで、電気的にも物理的にも変更が可能であり、ディジタルリレー本体の交換が不要となる。また、ディジタルリレー本体の交換が不要となったことにより、 ディジタルリレー本体と
外線、例えば、トランスから取り込まれる電源線を接続する電源コネクタ、電流センサから実電流を入力するための電流入力線を接続する電流入力コネクタ、伝送バスに伝送用データを送出するための伝送線を接続する伝送コネクタの脱着作業が不要となる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係るディジタルリレーを示すもので、伝送機能のないディジタルリレーに二重化方式の伝送機能を付加した状態を示している。図6は図1と略同一の構成なので、図1の各要素に相当する部分に同一符号を付している。図6において、太破線で囲んだシングル系伝送基板15及び冗長系伝送基板24部分が、二重化方式のために、伝送機能のないディジタルリレー20に追加された部分である。
図6に示す伝送機能のないディジタルリレー20において、現在の伝送方式を区別する検出手段である、ハードウェア信号入力線25が新たに設けられる。追加部分の内、シングル系伝送基板15には、ハードウェア信号入力線25が設けられており、予め、電源入力部8を介して供給されたディジタルリレー用5V電源26にプルアップ抵抗27を経由してプルアップ接続される回路構成としてある。その他の構成は図1と同様である。
次に、伝送基板の追加構造について図7により説明する。図7(a)に示すように、伝送機能をもたないディジタルリレー20においても、通常はシングル系伝送基板を挿入できるだけのスペースdが、主CPU基板23とケース21との間に設けられ、ケースの開口21aには、平板からなる伝送基板交換用ケース外蓋22が設けられている。二重化方式を実現するためには、図7(b)に示すように、伝送基板交換用ケース外蓋22を外し、シングル系伝送基板15に、冗長系伝送基板24を冗長形伝送基板接続用コネクタ30及び冗長系伝送基板側コネクタ31で接続したものを、伝送基板が全く実装されていない主CPU基板23に実装し、伝送基板交換用ケース外蓋22の代替として、二重化方式用の伝送基板交換用ケース外蓋34を使用する。なお、図7では、図2に示すシングル系基板接続用コネクタ32及びシングル系伝送基板側コネクタ33は図示を省略している。
二重化方式への変更は、ディジタルリレー20にシングル系伝送基板15と冗長系伝送基板24を付設すればよく、その動作は実施の形態1で説明したとおりである。これにより、伝送機能のないディジタルリレーにおいて、伝送方式を有しかつ伝送方式を二重化方式に変更する場合に、基板追加とケース外蓋の交換のみで、二重化方式の伝送機能を付加することができるため、ディジタルリレー本体の交換が不要となる。また、ディジタルリレー本体の交換が不要となったことにより、 ディジタルリレー本体と外線、例えば、ト
ランスから取り込まれる電源線を接続する電源コネクタ、電流センサから実電流を入力するための電流入力線を接続する電流入力コネクタ、伝送バスに伝送用データを送出するための伝送線を接続する伝送コネクタの脱着作業が不要となる。
1 主回路電流母線一次側、 2 配線用遮断器、
3 トランス、 4 主回路電流母線二次側、
5 電流センサ、 6 電磁接触器、
7 モータ、 8 電源入力部、
9 計測回路、 10 伝送CPU、
11 主CPU、 12 伝送インターフェース回路、
13 ディジタルリレー、 14 伝送バス、
15 シングル系伝送基板、 15’ 別仕様のシングル系伝送基板、
16 冗長系伝送バス、 17 電源コネクタ、
18 電流入力コネクタ、 19 伝送コネクタ、
20 ディジタルリレー、 21 ディジタルリレーのケース、
21a ケースの開口、 22 伝送基板交換用ケース外蓋、
23 主CPU基板、 24 冗長系伝送基板、
25 ハードウェア信号入力線、 26 ディジタルリレー用5V電源、
27 プルアップ抵抗、 28 接地点、
29 冗長系用伝送コネクタ、 30 冗長系伝送基板接続用コネクタ、
31 冗長系伝送基板側コネクタ、 32 シングル系伝送基板接続用コネクタ、
33 シングル系伝送基板側コネクタ、 34 二重化方式用ケース外蓋。

Claims (7)

  1. 電力系統から電気量を取得して演算処理を行う計測回路と、主CPU基板に搭載され、前記計測回路の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPUと、シングル系伝送基板に搭載され、前記主CPUからの伝送データをインターフェースを介して伝送バスに送る伝送CPUとをケースに収容して構成したディジタルリレーにおいて、該ディジタルリレーに、前記シングル系伝送基板に対して冗長系の機能を持つ伝送CPU及び伝送インターフェースを搭載した冗長系伝送基板を増設するとき、前記冗長系伝送基板の増設を前記主CPUが検知する検知手段を備え、前記主CPUは、前記冗長系伝送基板の増設を認識することにより前記冗長系伝送CPUを動作させることを特徴とするディジタルリレー。
  2. 電力系統から電気量を取得して演算処理を行う計測回路と、主CPU基板に搭載され、前記計測回路の演算結果を受けて伝送データを作成する主CPUとをケースに収容して構成したディジタルリレーにおいて、該ディジタルリレーに、前記主CPUからの伝送データをインターフェースを介して伝送バスに送る伝送CPUを搭載したシングル系伝送基板と、前記シングル系伝送基板に対して冗長系の機能を持つ伝送CPU及び伝送インターフェースを搭載した冗長系伝送基板とを増設するとき、前記シングル系伝送基板及び前記冗長系伝送基板の増設を前記主CPUが検知する検知手段を備え、前記主CPUは、前記シングル系伝送基板及び前記冗長系伝送基板を認識することにより前記シングル系伝送CPU及び前記冗長系伝送CPUを動作させることを特徴とするディジタルリレー。
  3. 前記検知手段は、伝送基板増設時に、前記主CPUに状態変化を伝える、プルアップ電源に接続されたハードウエア信号入力線であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディジタルリレー。
  4. 前記主CPU基板と、前記シングル系伝送基板と、前記冗長系伝送基板とはコネクタにより結合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のディジタルリレー。
  5. 増設される前記冗長系伝送基板あるいは前記シングル系伝送基板及び冗長系伝送基板は、前記ケースの壁面に設けられた伝送基板交換用の開口部に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のディジタルリレー。
  6. 前記ケースには、前記開口を塞ぐ着脱可能なケース外蓋が設けられていることを特徴とする請求項5に記載のディジタルリレー。
  7. 前記ケース外蓋は、前記冗長系伝送基板の収容を許す凹部を有する略枡形であることを特徴とする請求項6に記載のディジタルリレー。
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